説明

視聴状態に応じたテレビ番組の記録のための表示優先度の確認

推奨スコアに基づき、推奨された番組に対し圧縮を実行する推奨システム。番組が強く推奨される場合、当該番組は圧縮されない。しかしながら、番組があまり推奨されない場合、当該番組の格納前にそれは圧縮される。これは、より大きな記憶容量を提供する。圧縮レートは、推奨スコアに応じて可変とすることができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ番組の推奨及び記録を行う方法及び装置に関し、より詳細には、推奨スコアに基づき記録された番組に圧縮処理を行う方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ視聴者に利用可能なチャネル数が増加すると共に、当該チャネル出利用可能な番組コンテンツの多様化に従って、テレビ視聴者が興味を持つテレビ番組を特定及び記録することが大きな課題となってきている。さらに、記憶容量には限りがあるため、視聴者が興味を持ちうるすべての番組を格納することは困難となっている。従来、テレビ視聴者は、印刷されたテレビ番組ガイドを解析することにより、興味を持つテレビ番組を特定していた。典型的には、このような印刷されたテレビ番組ガイドは、日時、チャネル及びタイトルにより利用可能なテレビ番組を列挙したリストを含むものであった。
【0003】
より最近では、テレビ番組を推奨するための多数のツールが、提案され、利用可能となっている。例えば、カリフォルニア州のサニーベイルのTivo,Inc.から購入できるTivo(登録商標)システムは、視聴者が「サムアップ及びサムダウン」を用いて番組をレーティングし、これにより、当該視聴者が好む、または好まない番組を示すことを可能にするものである。その後、Tivo(登録商標)受信機は、各視聴者にオーダーメイドされた推奨を行うため、記録された視聴者選好と電子番組ガイド(EPG)などの受信番組データとを適合させる。そしとTivo(登録商標)は、ユーザによる以降の視聴のため、推奨された番組をハードディスクに記録する。
【0004】
典型的に、推奨装置にはインプリシット(implicit)とイクスプリシット(explicit)の2つのタイプがある。インプリシットなテレビ番組推奨装置は、目立たない方法により視聴者の視聴履歴から導かれる情報に基づき、テレビ番組の推奨を生成する。図1は、従来のインプリシットなテレビ番組推奨装置60を用いた視聴者プロファイル40の生成を示す。インプリシット視聴者プロファイル40は、視聴履歴25から導かれ、視聴者が各番組を好んでいたか、そうでなかったかを示す。図1に示されるように、インプリシットテレビ番組推奨装置60は、視聴者の選好を特徴付ける推論規則群を含むインプリシット視聴者プロファイル40を導くため、既知の手法により視聴履歴25を処理する。このため、インプリシットテレビ番組推奨装置60は、視聴者が好んでいたか、あるいはそうでなかった番組群に基づき、当該視聴者の視聴習性を導こうとするものである。
【0005】
他方、イクスプリシットテレビ番組推奨装置は、タイトル、ジャンル、出演者、チャネル、日時などの番組属性に対する自らの選好について視聴者に明示的に質問し、視聴者プロファイルを導出し、推奨を生成する。Kaushal Kurapati、David J.Schaffer及びSrinivas Guttaによる米国特許出願第09/666,401号「METHOD AND APPARATUS FOR GENERATING RECOMMENDATION SCORES USING IMPLICIT AND EXPLICIT VIEWING PREFERENCES」(参照することによりここに含まれる)は、合成されたインプリシット/イクスプリシット番組推奨スコアに基づき、テレビ番組の推奨を生成するテレビ番組推奨装置を記載している。開示されたテレビ番組推奨装置は、視聴者の明示的な視聴選好とテレビ視聴行動を合成し、イクスプリシット推奨スコアとインプリシット推奨スコアに基づき、番組推奨を生成する。上記システムでは、当該発明は、イクスプリシット及びインプリシットスコアに基づき、合成された推奨を計算する。これらインプリシット及びイクスプリシットスコアは、イクスプリシットスコアに対しバイアス可能であり、合成された推奨スコアは、加重線形マッピングを用いて計算可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
開示されている現在の推奨装置のすべてが有する問題は、推奨された番組を記録するための格納スペースが限られているということである。しばしば、新たに推奨された番組を格納するのに十分な格納スペースがなく、視聴されていない記録を削除するか、あるいは新たに推奨された番組を記録しないか決定がなされる。このため、効率的に格納スペースを利用する方法及び装置を実現する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一般に、推奨された番組を記録すべき圧縮レベルを推奨装置のスコアから判断するテレビ推奨装置及び/または記録方法及び装置が説明される。これは、一部の番組はより少ない格納スペースを用いて圧縮形式により格納されるため、追加的な記憶容量を追加する。
【0008】
一般に、本システムは、ある番組の推奨スコアを確認する。推奨スコアが例えば、99%〜100%の一致度の範囲内にある場合、当該番組は通常モードにより記録される。ある番組の推奨スコアが90%〜99%の範囲内にある場合、当該番組に対し時間圧縮が行われる。
【0009】
また、この圧縮は、番組がユーザにより以前に視聴され場合、番組がユーザにより視聴された時期及びどれくらい以前であるか、番組が誰と一緒に視聴されたかなどの推奨プロファイルの他の変数に応じて実行される。
【0010】
本発明はまた、ウェブからの音楽コンテンツのダウンロードなどの音楽分野に関する。本システムは、音楽の推奨スコアを決定し、この推奨スコアに基づき当該音楽を圧縮して記録するか、あるいは圧縮せずに記録することができる。
【0011】
本発明と共に、本発明のさらなる特徴及び効果をより完全な理解は、以下の詳細な説明及び図面を参照することにより得られるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図2は、本発明によるテレビ番組推奨装置/格納システム50を示す。図2に示されるように、テレビ番組推奨装置100は、電子番組ガイド(EPG)110の各番組を評価し、周知の画面表示技術を用いてセットトップ端末/テレビ(図示せず)を利用するなどにより、視聴者が興味を持つ番組を特定する。
【0013】
本発明により利用可能な推奨システムには多数のタイプのものがあるが、本発明は、米国特許出願第09/666,401号に記載されるようなイクスプリシット/インプリシット推奨装置に関して説明される。テレビ番組推奨装置100は、合成されたイクスプリシット/インプリシット番組推奨スコアに基づき、テレビ番組推奨を生成する。この推奨装置は、視聴者の明示的な視聴選好と視聴者のテレビ視聴行動(インプリシット情報)を合成し、番組推奨を生成する。一般に、各視聴者はまず、テレビ番組の視聴日時、チャネル、出演者、カテゴリ(ジャンル)などを含む各種番組属性に対し自らの選好をレーティングする。400においてイクスプリシットな視聴者プロファイルが生成される。インプリシットプロファイル500がまた生成され、各番組に適用される。米国特許出願第09/666,401号の発明を用いて、600において、合成された推奨スコアが各番組に対し生成される。推奨スコアがある閾値を上回る場合、130において、当該番組が推奨される。
【0014】
その後、番組推奨は閾値比較装置と圧縮装置140に送信され、記録される番組がどの程度で圧縮されるべきか判断される。この判定は、600において受け取られた番組の番組推奨スコアを確認し、当該スコアを圧縮閾値と比較することによりなされる。圧縮閾値は、どの番組がどの程度まで圧縮されるべきか判断するのに用いられる。当該閾値は、メーカーにより設定することもできるし、あるいは、ユーザによる変更も可能である。例えば、閾値Tは98%であってもよく、これは、番組がユーザプロファイルのコンテンツと98%の一致度を有する必要があることを意味する。例えば、推奨スコアが98%の一致どより大きい場合、当該番組は圧縮することなく記録される。他の閾値は、89%<T<99%であるかもしれない。例えば、推奨スコアが90%〜98%の範囲内にある場合、当該番組は10%だけ圧縮される。さらに、推奨スコアは常にパーセント表示ある必要はない。他の形式の推奨スコアも利用可能であり、適切な閾値と比較され、その後に適切な圧縮レートを選択することも可能であるということは理解されるであろう。テーブル1は、閾値サンプルと推奨された番組の圧縮レートを示す。
【0015】
【表1】

圧縮装置140は、任意の既知の圧縮アルゴリズムとすることができる。圧縮を行う1つのシンプルな方法は、記録中にフレームをスキップすることである。一般に、圧縮技術は、リニア圧縮と非リニア圧縮の2つのタイプがある。リニア圧縮は、ストリームに固有の情報に関係なく映像または音声ストリーム全体に圧縮を適用するものに関する。いくつかの例として、所定の時間間隔でリニアにフレームをスキップしたり、あるいは、可変的レートによりフレームをレンダリングしたりすることがあげられる。セグメント/フレームを破棄することによる1つの問題点は、不連続性が存在してしまうということである。kおの問題点は、窓関数(windowing function)やスムージングフィルタを適用することにより解消される。
【0016】
非リニア圧縮は、意味情報の有無を考慮して、映像コンテンツを圧縮することに関するものである。映像領域では、これはしばしば映像スキミングと呼ばれる。映像スキミングには多数の技術が存在し、一例としては、Michael A.SmithとTakeo Kanadeによる「Video Skimming and Characterization through the combination of Image and Language Understanding Techniques」(Technical Report CMU−CS−97−111,CMU,Pittsburgh、1997)などがあげられる。同様のレポートが、M.A.Smith and T.Kanadeらによる「Video Skimming and Characterization through the combination of Image and Language Understanding」(Proc.IEEE International Workshop on Content−Based Access of Image and Video Database,1998,pp.61−70)により刊行されている。
【0017】
映像スキミングでは、シーンあるいはセグメントは、画像及び言語理解における技術に基づき特徴付けされる。重要なシーンが検出され、キーフレームと対応する重要な音声が映像サマリを生成するのに選択される。ほとんど任意の圧縮形式が本発明により利用可能であるということが理解される。
【0018】
番組の推奨スコアのみを確認するのに加え、番組が以前に視聴されていたか否かを考慮して、圧縮を実行することも可能である。推奨装置がある番組を推奨されたが、当該番組はユーザにより既に視聴されたものである場合、本システムは、所定の量だけこのように推奨された番組を圧縮するようにしてもよい。これは、図2の閾値比較装置140または図3の閾値比較装置660において行われてもよい。好適な実施例におけるこのようなシステムは、ユーザにより規定可能なものである。ユーザは、例えばどのタイプの番組が圧縮されるか判断し、例えば、その月にある番組が以前に視聴されていれば、視聴者は6ヶ月前に視聴された場合より大きく圧縮することを所望するかもしれない。また、番組が以前に視聴されたものであるか否かを考慮して、推奨スコアを導くことも可能である。他の選択肢として、当該番組を以前に視聴した者を記憶するようにしてもよい。この推奨が当該番組を以前に視聴した視聴者と同じ視聴者のプロファイルに対して行われている場合、当該番組は圧縮されてもよい。しかしながら、当該推奨が異なる視聴者に対し行われている場合、圧縮は行われなくてもよい。番組の視聴者を追跡するシステムは、2000年10月10日に出願されたNos.Miroslav Trajkovic、Yong Yan、Antonio Colmenarez及びSrinivas Guttaらによる米国特許出願第09/685,683号「Device Control via Image based Recognition」に記載されている。
【0019】
以前に視聴された番組を追跡するシステムは、参照することによりここに含まれる、同時に出願され、同時係属中のSrinivas Guttaによる米国特許出願「TRANSFORMATION OF RECOMMENDER SCORES DEPENDING UPON THE VIEWED STATUS OF TV SHOW」(代理人整理番号US030153(ID#703018)に記載されている。
【0020】
図2のテレビ番組推奨装置100は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ115、RAMやROMなどのメモリ120を有するパーソナルコンピュータやワークステーションアドの任意の計算装置として実現されてもよい。さらに、テレビ番組推奨装置100は、Tivo(登録商標)システム、1999年12月17日に出願された米国特許出願第09/466,406号「METHOD AND APPARATUS FOR RECOMMENDING TELEVISON PROGRAMMING USING DECISION TREES」、2000年2月4日に出願された米国特許出願第09/498,271号「BAYESIAN TV SHOW RECOMMENDER」、あるいはこれらの任意の組み合わせなど、本発明の特徴及び機能を実行するよう変更された任意の利用可能なテレビ番組推奨装置として実現されてもよい。
【0021】
図3は、本発明の一実施例による推奨圧縮システムのフローチャートを示す。610において、興味のある時間帯のEPGが取得される。その後ステップ615において、視聴者に適切なイクスプリシット及びインプリシットな視聴者プロファイル400及び500が取得される。その後、番組推奨生成プロセスは、必要に応じてステップ620において、イクスプリシットまたはインプリシットな視聴者プロファイル400及び500からの各属性に対する数値的なレーティングを同じ数値スケールに変換する。
【0022】
番組推奨生成プロセスは、ステップ630において興味のある時間帯のEPG110において特定される各番組のイクスプリシット推奨スコア及びインプリシット推奨スコアを取得(または計算)する。その後、番組推奨生成プロセスは、ステップ640において、各番組の合成された推奨スコアを計算する。この合成された推奨スコアは、様々な形式によるものとすることが可能である。それは、−1〜1までの数値とすることも可能であり、あるいは、パーセント値とすることも可能である。650において推奨スコアが与えられ、660において、どの番組が記録され、どの番組が記録されないか判断するため、推奨スコアと比較する閾値が設定される(または設定された)。推奨スコアが75%以上である場合に、当該スコアを有する番組が記録されるように閾値が設定されると仮定する。その後、推奨スコアは当該閾値と比較される。それが番組を記録するのに示される閾値を上回る場合、圧縮率に関して当該番組を格納する際に用いられる値が決定される必要がある。閾値比較装置660が推奨スコアと各種閾値とを比較することにより使用される圧縮率を決定することができるか、あるいは、圧縮装置140が異なる圧縮スキームに対し推奨閾値を関連付けることも可能である。その後140において、推奨スコアに基づき映像が圧縮される。推奨装置が当該番組を強く推奨した場合、圧縮はされないか、あるいはわずかな圧縮が行われるだけである。当該番組が強くは推奨されていない場合、高い圧縮レートが利用される。これにより、ユーザがあまり興味を持たないような番組に対しては、スペースを浪費しないことにより記録スペースを節約することができる。
【0023】
これと同様の技術が、音声分野において利用可能である。推奨装置は、あるリスナーに対し各音楽番組または楽曲が所望されるか判断するのに利用可能である。このような推奨装置の推奨結果が当該音楽の記録をさせるのに十分高いものであるが、それが圧縮を回避する閾値を上回るのに十分高いものではない場合、当該音楽は格納前にある形式により圧縮される。音楽に利用可能な圧縮形式は、Livei HeとAnoop Gupterらによる「Exploring Benefits of Non−Linear Time Compression」(Proceedings of the 9th ACM International Conference on Multimedia 2001、September 30−October 5,2001,Ottawa、Ontario,Canada.ACM,2001,pages382−391)に記載されるような非リニア時間圧縮である。リニア時間圧縮では、発話は一様に時間圧縮される(例えば、100msの発話が75msに圧縮される)。非リニア時間圧縮の一形式では、発話の一時停止が取り除かれ、リニア時間圧縮が実行される。他の形式の非リニア時間圧縮は、当該技術分野において知られている。
【0024】
図4は、テレビ700に接続されたTivo(登録商標)などのパーソナルビデオレコーダ(PVR)720を示す。PVRは、推奨装置600と圧縮装置140とを有する。Tivo(登録商標)の「現在表示」画面は、ハードディスクに現在格納されているすべての番組を表示する。この場合、それらは番組A−Fである。これらの番組の多くは、視聴者により具体的に記録されるように選択されたものである(番組A−C)。その他の番組は、丸印を囲む視覚により示されるような推奨番組である。丸印の内部には、圧縮比に関連する推奨スコアがあるか、あるいは、それは特定の圧縮比とすることが可能である。例えば図3に示されるように、番組Dは10%だけ圧縮され、番組Eは15%だけ圧縮され、番組Fは全く圧縮されていない。
【0025】
他の実施例は、カラー符号化を用いて圧縮パーセントを示すかもしれないし、あるいは、番組は圧縮量に基づき順序付けすることが可能である。
【0026】
本発明の好適な実施例であると考えられる実施例が図示及び説明されたが、もちろん、本発明の趣旨から逸脱することなく、形態や詳細に様々な改良及び変更が容易に可能であるということは理解されるであろう。従って、本発明は、説明及び図示されたものと同一の形態に限定されるものでなく、添付された請求項の範囲内に属するすべての改良をカバーするものと解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1は、従来技術によるインプリシット推奨システムを示す。
【図2】図2は、本発明の一実施例による推奨/記録システムを示す。
【図3】図3は、本発明の好適な実施例による必要に応じた番組の圧縮と共に、番組推奨の番組推奨生成プロセスを示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明によるパーソナルビデオレコーダを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
推奨された音楽及び/または映像番組を記録する記録装置であって、
記録対象となる番組を推奨し、推奨スコアを提供する推奨装置と、
格納前に前記番組に用いられる圧縮量を決定するため、前記推奨スコアと少なくとも1つの閾値とを比較する比較装置と、
前記推奨スコアを受け取り、前記比較装置の出力に基づき前記番組を圧縮する圧縮装置と、
前記番組を格納する記憶媒体と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
請求項1記載の記録装置であって、
前記圧縮は、時間ベース圧縮であることを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項1記載の記録装置であって、
前記圧縮は、前記番組のフレームをスキップすることにより映像番組に対し実行されることを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項1記載の記録装置であって、
前記圧縮は、リニア圧縮であることを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項1記載の記録装置であって、
前記圧縮は、非リニア圧縮であることを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項1記載の記録装置であって、さらに、
番組が以前に視聴されたか判断する視聴者履歴装置を有し、
前記圧縮装置は、記録するよう推奨された以前に視聴された番組を圧縮する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項6記載の記録装置であって、
前記視聴者履歴装置は、番組が以前に視聴された日付を記憶し、
前記視聴者による最後の視聴からの経過時間に基づき、番組に圧縮が行われる、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項7記載の記録装置であって、
前記圧縮量は、ユーザにより規定可能であることを特徴とする記録装置。
【請求項9】
請求項7記載の推奨装置であって、
前記視聴者履歴は、以前の番組を視聴した視聴者の身元を記憶し、
前記圧縮装置は、前記推奨された番組が該番組を以前に視聴した同一の視聴者のためのものであるか否かに基づき前記番組を圧縮する、
ことを特徴とする推奨装置。
【請求項10】
請求項1記載の推奨装置であって、
推奨閾値が設定され、
前記推奨スコアが前記閾値の何れの近傍にあるかに応じて、異なる圧縮レベルが使用される、
ことを特徴とする推奨装置。
【請求項11】
推奨された音楽及び/または映像番組を記録する推奨システムであって、
記録対象となる番組を推奨し、前記番組が記録するよう推奨されていることを示す推奨スコアを提供する推奨装置と、
格納前に前記番組に用いられる圧縮量を決定するため、前記推奨スコアと少なくとも1つの閾値とを比較する比較装置と、
前記推奨スコアを受け取り、前記比較装置の出力に基づき前記番組を圧縮する圧縮装置と、
を有することを特徴とする推奨システム。
【請求項12】
請求項11記載の推奨システムであって、
前記圧縮は、時間ベース圧縮であることを特徴とする推奨システム。
【請求項13】
請求項11記載の推奨システムであって、
前記圧縮は、前記番組のフレームをスキップすることにより映像番組に対し実行されることを特徴とする推奨システム。
【請求項14】
請求項11記載の推奨システムであって、
前記圧縮は、リニア圧縮であることを特徴とする推奨システム。
【請求項15】
請求項11記載の推奨システムであって、
番組が以前に視聴されたか判断する視聴者履歴装置を有し、
前記圧縮装置は、記録するよう推奨された以前に視聴された番組を圧縮する、
ことを特徴とする推奨システム。
【請求項16】
請求項11記載の推奨システムであって、
前記視聴者履歴装置は、番組が以前に視聴された日付を記憶し、
前記視聴者による最後の視聴からの経過時間に基づき、番組に圧縮が行われる、
ことを特徴とする推奨システム。
【請求項17】
請求項16記載の推奨システムであって、
前記圧縮量は、ユーザにより規定可能であることを特徴とする推奨システム。
【請求項18】
請求項16記載の推奨装置であって、
前記推奨された番組が以前に視聴された日付は、前記圧縮量を決定するのに利用されることを特徴とする推奨装置。
【請求項19】
請求項15記載の推奨装置であって、
前記視聴者履歴装置は、以前の番組を視聴した視聴者の身元を記憶し、
前記圧縮装置は、前記推奨された番組が該番組を以前に視聴した同一の視聴者のためのものであるか否かに基づき前記番組を圧縮する、
ことを特徴とする推奨装置。
【請求項20】
請求項11記載の推奨装置であって、
推奨閾値が設定され、
前記推奨スコアが前記閾値の何れの近傍にあるかに応じて、異なる圧縮レベルが使用される、
ことを特徴とする推奨装置。
【請求項21】
音楽及び/または映像番組を推奨する方法であって、
記録対象となる番組を推奨し、前記番組が記録するよう推奨されていることを示す推奨スコアを提供するステップと、
格納前に前記番組に用いられる圧縮量を決定するため、前記推奨スコアと少なくとも1つの閾値とを比較するステップと、
前記推奨スコアに基づき前記番組を圧縮するステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項22】
請求項21記載の方法であって、
前記圧縮するステップは、時間ベース圧縮を実行することを特徴とする方法。
【請求項23】
請求項21記載の方法であって、
前記圧縮するステップは、前記番組のフレームをスキップすることにより映像番組に対し圧縮を実行することを特徴とする方法。
【請求項24】
請求項21記載の方法であって、
前記圧縮するステップは、リニア圧縮を実行することを特徴とする方法。
【請求項25】
請求項21記載の方法であって、さらに、
番組が以前に視聴されたか否か格納する視聴者履歴を格納するステップを有し、
前記圧縮するステップは、記録するよう推奨された以前に視聴された番組を圧縮する、
ことを特徴とする方法。
【請求項26】
請求項21記載の方法であって、
前記視聴者履歴を格納するステップは、番組が以前に視聴された日付を記憶し、
前記圧縮するステップは、視聴者による最後の視聴からの経過時間に基づき番組を圧縮する、
ことを特徴とする方法。
【請求項27】
請求項26記載の方法であって、
前記圧縮するステップは、ユーザにより規定可能な量だけ圧縮することを特徴とする方法。
【請求項28】
請求項26記載の方法であって、
前記推奨された番組が以前に視聴された日付は、前記圧縮量を決定するのに利用されることを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項25記載の方法であって、
前記視聴者履歴を格納するステップは、以前の番組を視聴した視聴者の身元を記憶し、
前記圧縮するステップは、前記推奨された番組が該番組を以前に視聴した同一の視聴者のためのものであるか否かに基づき前記番組を圧縮する、
ことを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項21記載の方法であって、さらに、
各種圧縮レベルに対し推奨スコア閾値を設定し、前記推奨スコアが前記閾値の何れの近傍にあるかに応じて圧縮するステップを有することを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−513535(P2007−513535A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530705(P2006−530705)
【出願日】平成16年5月24日(2004.5.24)
【国際出願番号】PCT/IB2004/001775
【国際公開番号】WO2004/107756
【国際公開日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】