計量器用表示装置及び計量器並びに計量器検針用ユニット
【課題】検針員による計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる計量器用表示装置及び計量器並びに計量器検針用ユニットを提供する。
【解決手段】計量器に装着されて複数桁の数値で表される計量値を表示する計量器用表示装置、この計量器用表示装置を搭載した計量器、並びにこの計量器と情報取得装置とを備えた計量器検針用ユニットにおいて、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部１１２のそれぞれに、外部の情報取得装置で取得可能な情報である桁数値情報が記録されて外部に桁数値情報を送信可能であるＩＣタグ２００を設けた。
【解決手段】計量器に装着されて複数桁の数値で表される計量値を表示する計量器用表示装置、この計量器用表示装置を搭載した計量器、並びにこの計量器と情報取得装置とを備えた計量器検針用ユニットにおいて、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部１１２のそれぞれに、外部の情報取得装置で取得可能な情報である桁数値情報が記録されて外部に桁数値情報を送信可能であるＩＣタグ２００を設けた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、計量器で計量する各種数値の読取に適用可能である計量器用表示装置及び計量器並びに計量器検針用ユニットに関し、詳細には家庭や事業所等で使用される電気、ガス、水等の使用量を計量する計量器、又はＣＢ動作回数、ＬＲタップ切替回数、補機類の動作回数等を計量する計量器等に装着されて各種数値を表示するのに用いられる計量器用表示装置、及びこの計量器用表示装置を装着した計量器、並びにこの計量器と該計量器からの計量値の情報を取得可能な情報取得端末とを備えた計量器検針用ユニットに関する。
【背景技術】
【０００２】
計量器としては、例えば、電気、ガス及び水等の使用量を計量する計量器が知られている。このような計量器で計量する電気、ガス及び水等の使用量の検針については、電気、ガス及び水道の各事業者にそれぞれ所属する検針員が個別に行っている。このような検針業務では、実際に、検針員が計量器に表示された計量値を目視し、その計量値をハンディーターミナル等の専用端末に手入力することで行われている（例えば、特許文献１参照）。このような検針業務では、上述したように検針員が専用端末に計量値を手入力しているため、大変な労力が必要であり、また、作業専用端末に間違った計量値を入力する虞があるという問題がある。
【０００３】
なお、このような問題は、上述した電気、ガス及び水等の使用量を検針する検針業務だけでなく、例えば、ＣＢ動作回数、ＬＲタップ切替回数、補機類の動作回数等を調べる発変電所の巡視業務、その他、計量した各種数値を読み取る業務等においても同様に存在する。
【０００４】
【特許文献１】特開平５−７６０７５号公報（従来の技術）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は上述した事情に鑑み、検針員による計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる計量器用表示装置及び計量器並びに計量器検針用ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するための本発明の第１の態様は、計量器に装着されて複数桁の数値で表される計量値を表示する計量器用表示装置であって、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれに、外部の情報取得装置で取得可能な情報である桁数値情報が記録されて外部に前記桁数値情報を送信可能であるＩＣタグを設けたことを特徴とする計量器用表示装置にある。
【０００７】
かかる第１の態様では、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれにＩＣタグを個別に設けて各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信するので、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を外部の情報取得装置を用いて取得することにより、計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる。
【０００８】
本発明の第２の態様は、前記ＩＣタグが、パッシブタグであることを特徴とする第１の態様の計量器用表示装置にある。
【０００９】
かかる第２の態様では、電池を内蔵せず近距離での通信が可能なタイプのＩＣタグであるパッシブタグ（パッシブ型ＩＣタグ）を用いて桁数値情報の送信を行うようにしたので、既存の計量器に本発明の計量器用表示装置を低コストで導入することができる。
【００１０】
本発明の第３の態様は、装着する計量器に付けられる計器番号情報が前記ＩＣタグに記録され、前記計器番号情報が前記ＩＣタグから送信可能であることを特徴とする第１又は２の態様の計量器用表示装置にある。
【００１１】
かかる第３の態様では、ＩＣタグに計器番号情報をさらに記録することで、情報取得装置によって計器番号と計量値とを関連付けて取得することが可能となり、検針員による検針業務の作業効率をさらに向上させることができる。
【００１２】
本発明の第４の態様は、第１〜３の何れかの態様の計量器用表示装置と、前記計量器用表示装置が装着される計量器本体と、少なくとも前記計量器用表示装置が収容されるハウジングとを備え、前記ハウジングには前記計量器用表示装置の前記桁数値表示部によって計量値を表示する部分に対応して開口部が設けられ、前記開口部内に位置する前記桁数値表示部の前記ＩＣタグからは前記桁数値情報が外部に送信可能であることを特徴とする計量器にある。
【００１３】
かかる第４の態様では、開口部内に位置する桁数値表示部の各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信する一方、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を情報取得装置によって取得することで、開口部内で表示される計量値を正確に取得することができる。
【００１４】
本発明の第５の態様は、前記ハウジングの前記開口部以外の部分で且つ前記計量器用表示装置を覆う部分が電磁波シールド性を有することを特徴とする第４の態様の計量器にある。
【００１５】
かかる第５の態様では、同一桁の複数の桁数値表示部から複数の桁数値情報が送信されるのを有効に防止することができる。
【００１６】
本発明の第６の態様は、第４又は５の態様の計量器と、前記計量器用表示装置の前記ＩＣタグから送信される前記桁数値情報を取得可能な情報取得装置とを備えていることを特徴とする計量器検針用ユニットにある。
【００１７】
かかる第６の態様では、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれにＩＣタグを個別に設けて各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信する一方、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を情報取得装置によって取得することで、計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる。
【００１８】
本発明の第７の態様は、前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁以外の前記桁数値情報を複数受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする第６の態様の計量器検針用ユニットにある。
【００１９】
かかる第７の態様では、検針員による計量器の検針業務をより正確に行うことができる。
【００２０】
本発明の第８の態様は、前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁の前記桁数値情報を複数受信した場合に最大又は最小の桁数値情報を取得する機能を備えていることを特徴とする第６又は７の態様の計量器検針用ユニットにある。
【００２１】
かかる第８の態様では、計量器の検針業務を効率よく行うことができると共に、誤検針を有効に防止することができる。
【００２２】
本発明の第９の態様は、前記情報取得装置が、前記計量器から計量値の下一桁の前記桁数値情報を３つ以上受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする第６〜８の何れかの態様の計量器検針用ユニットにある。
【００２３】
かかる第９の態様では、検針員による計量器の検針業務をより正確に行うことができる。
【発明の効果】
【００２４】
本発明は、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれにＩＣタグを個別に設けて各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信するようにしたので、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を外部の情報取得装置を用いて取得することにより、計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員による計量器の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２５】
以下、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
【００２６】
（実施形態１）
図１は、本発明の実施形態１に係る計量器検針用ユニットの概略構成を示す斜視図である。図２は、図１の要部拡大平面図及びＡ−Ａ′断面図である。図示するように、本実施形態の計量器検針用ユニット１００は、電気使用量を自動計量して計量値（指示数）を表示すると共に計量値の情報を外部に送信可能な計量器１０と、この計量器１０から送信される計量値の情報を取得可能な情報取得装置２０とで構成されている。
【００２７】
本実施形態の計量器１０は、図１及び図２（ｂ）に示すように、建物の外壁等に設置される支持板３０に固定されている。また、計量器１０が固定された支持板３０の周縁部には、箱型形状の計器ボックス４０が固定されている。すなわち、支持板３０に固定された計量器１０は、支持板３０と計器ボックス４０とで画成された内部空間に収容されている。なお、計量器１０で表示する計量値は、計器ボックス４０に設けられた透明な窓部４１を通して外部から目視可能となっている。
【００２８】
また、計器ボックス４０内に収容された計量器１０は、本実施形態では、図２及び図３に示すように、複数桁の数値で表される計量値（指示数）を表示する計量器用表示装置１１と、計量器用表示装置１１を覆うハウジング１２と、計量器用表示装置１１に接続されて電気使用量を自動的に計量する計量器本体１３とを有する。また、ハウジング１２には、計量器用表示装置１１の計量値を表示する部分に対応して開口部１２１が設けられている。すなわち、計量器本体１３で計量した計量値は、詳細は後述するが、ハウジング１２の開口部１２１内で表示される。そして、このような計量器１０は、箱型の透明なガラスカバー１４で覆われている。
【００２９】
このような計量器１０の計量器用表示装置１１は、例えば、本実施形態では、図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、円盤形状の回転盤１１１が回動可能に６つ並設された構造を有している。また、これら各回転盤１１１は、０〜９の各桁数値（数値）が記された桁数値表示部１１２が回転方向に沿って並設された構造を有している。このような計量器用表示装置１１は、計量器本体１３が計量した計量値に基づいて、６つの回転盤１１１がそれぞれ一方向に回動することで、各回転盤１１１の並設方向に亘って６桁の数値からなる計量値が、ハウジング１２の開口部１２１内で一列に表示されるようになっている。
【００３０】
なお、この計量器用表示装置１１には、各回転盤１１１を回動させる駆動制御手段（図示なし）が設けられ、この駆動制御手段は、計量器本体１３に接続されている。そして、このような駆動制御手段は、計量器本体１３で計量した計量値の情報に基づいて、各桁の回転盤１１１に所定の回転駆動を伝達するように構成されている。
【００３１】
ここで、桁数値表示部１１２の桁数値とは、数値の中の数字の位置によって、その数字に与えられる数値のことであり、例えば、図２（ａ）に示すように計量値が「１２３４５６」の場合、１０万の位で表示される「１」の桁数値は「１０００００」であり、１万の位で表示される「２」の桁数値は「２００００」であり、千の位で表示される「３」の桁数値は「３０００」であり、百の位で表示される「４」の桁数値は「４００」であり、十の位で表示される「５」の桁数値は「５０」であり、一の位で表示される「６」の桁数値は「６」である。
【００３２】
また、図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、上述した計量器用表示装置１１を構成する回転盤１１１の各桁数値表示部１１２には、それぞれ、ＩＣタグ（ＲＦＩＤタグ）２００が埋設されている。このＩＣタグ２００には、本実施形態では、図示しない外部電源からの電源回路に接続されて駆動電力が供給されるようになっている。これら各ＩＣタグ２００には、外部の情報取得装置２０で取得可能な情報となる桁数値情報、すなわち、各桁数値表示部１１２で表示する桁数値に関する情報がそれぞれ記録されている。また、各ＩＣタグ２００からは、記録された桁数値情報が外部に送信可能となっている。
【００３３】
このような計量器用表示装置１１を覆うハウジング１２は、箱型形状を有し、計量器用表示装置１１の計量値を表示する部分、具体的には、各回転盤１１１の並設方向に亘って６桁の計量値を一列で表示した部分に対応して、略矩形の開口部１２１が設けられている。すなわち、各回転盤１１１は、開口部１２１内に位置する桁数値表示部１１２のみが開口部１２１を介して露出され、計量値は、この開口部１２１に位置する桁数値表示部１１２によって表示されるようになっている。
【００３４】
また、このようなハウジング１２は、電磁波シールド性を有する。ここで、「ハウジング１２が電磁波シールド性を有する」とは、ハウジング１２の表面又は内面に金属層を設けて電磁波をシールド（遮蔽）する、或いは、ハウジング１２全体を金属材料で形成して電磁波をシールドする等を含む意味である。例えば、本実施形態では、ハウジング１２全体を金属材料で形成した。
【００３５】
これにより、本実施形態の計量器用表示装置１１からは、上述したハウジング１２に覆われた状態において、ハウジング１２の開口部１２１内に位置する桁数値表示部１１２の各ＩＣタグ２００のみから、ガラスカバー１４及び計器ボックス４０の窓部４１を介して、その外部に桁数値情報がそれぞれ送信可能となっている。
【００３６】
一方、このようにハウジング１２の開口部１２１内に位置する各ＩＣタグ２００から送信される桁数値情報は、例えば、ハンディーターミナル等である情報取得装置２０によって取得可能となっている（図１参照）。すなわち、計量器１０の計量値は、情報取得装置２０によって受信した各桁数値情報に基づいて取得可能となっている。
【００３７】
以上説明したように、本実施形態の計量器検針用ユニット１００では、計量器１０の計量器用表示装置１１において計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部１１２のそれぞれにＩＣタグ２００が個別に設けられて各ＩＣタグ２００から桁数値情報が送信されるようにしたので、各ＩＣタグ２００から送信される桁数値情報を情報取得装置２０によって取得することにより、計量器１０の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員による計量器１０の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる。
【００３８】
（他の実施形態）
以上、本発明を実施形態１に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態１に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態１では、ＩＣタグ２００に外部電源からの電源回路を接続して駆動電力を供給するようにしたが、勿論これに限定されず、例えば、ＩＣタグとしてパッシブタグを用いてもよい。このパッシブタグ（パッシブ型ＩＣタグ）は、電池を内蔵せず近距離での通信が可能なタイプのＩＣタグであるため、このようなパッシブタグを用いて桁数値情報の送信を行うようにすることで、既存の計量器の計量値表示部分に本発明を低コストで適用することができる。
【００３９】
また、上述した実施形態１では、ＩＣタグ２００から桁数値情報を送信するようにしたが、勿論これに限定されず、例えば、計量器に管理目的のために付けられる計器番号情報をＩＣタグに予め記録しておき、桁数値情報と共に計器番号情報をＩＣタグから送信可能としてもよい。これにより、情報取得装置では、計器番号と計量値とを関連付けて取得することが可能となり、検針員による検針業務の作業効率をさらに向上させることができる。
【００４０】
さらに、上述した実施形態１の情報取得装置２０においては、ハウジング１２の開口部１２１内に、隣り合う桁数値表示部１１２が跨って位置している状態では、これら隣り合う各桁数値表示部１１２のＩＣタグ２００から桁数値情報が送信される虞がある。このような不具合を解消するため、情報取得装置に、計量器１０からの計量値の下一桁以外の桁数値情報を複数受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を設けるようにしてもよし、計量器１０から計量値の下一桁の桁数値情報を３つ以上受信した場合に計量値の読取エラーとしてもよい。これにより、検針員による計量器１０の検針業務を正確に行うことができる。また、計量値の下一桁に対応する回転盤１１１は特に回転速度が速いため、下一桁に対応する回転盤１１１からは、複数の桁数値情報を送信する可能性が高く、情報取得装置が下一桁の桁数値情報を複数受信する虞がある。このような不具合を解消するため、情報取得装置に、計量器１０からの計量値の下一桁の桁数値情報を複数受信した場合に、最大又は最小の桁数値情報を取得する機能を付与してもよい。ここで、このような情報取得装置においては、例えば、計量値の下一桁の「最大の桁数値情報」を取得するか、又は計量値の下一桁の「最小の桁数値情報」を取得するのかを予め設定しておき、その設定に基づいて、最大又は最小の桁数値情報の取得を行うようになっていればよい。これにより、計量器１０の検針業務を効率よく行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【００４１】
本発明は、電気以外のガス及び水等の使用量を検針する検針業務、あるいは、ＣＢ動作回数、ＬＲタップ切替回数、補機類の動作回数等を調べる発変電所の巡視業務、その他、計量した各種数値を読み取る業務等に幅広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【００４２】
【図１】本発明の実施形態１に係る計量器検針用ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図２】本発明の実施形態１に係る計量器の要部拡大平面図及びＡ−Ａ′断面図である。
【図３】本発明の実施形態１に係る計量器用表示装置の概略構成を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
【００４３】
１０ 計量器
１１ 計量器用表示装置
１２ ハウジング
１３ 計量器本体
１４ ガラスカバー
２０ 情報取得装置
３０ 支持板
４０ 計器ボックス
１００ 計量器検針用ユニット
１１１ 回転盤
１１２ 桁数値表示部
１２１ 開口部
２００ ＩＣタグ
【技術分野】
【０００１】
本発明は、計量器で計量する各種数値の読取に適用可能である計量器用表示装置及び計量器並びに計量器検針用ユニットに関し、詳細には家庭や事業所等で使用される電気、ガス、水等の使用量を計量する計量器、又はＣＢ動作回数、ＬＲタップ切替回数、補機類の動作回数等を計量する計量器等に装着されて各種数値を表示するのに用いられる計量器用表示装置、及びこの計量器用表示装置を装着した計量器、並びにこの計量器と該計量器からの計量値の情報を取得可能な情報取得端末とを備えた計量器検針用ユニットに関する。
【背景技術】
【０００２】
計量器としては、例えば、電気、ガス及び水等の使用量を計量する計量器が知られている。このような計量器で計量する電気、ガス及び水等の使用量の検針については、電気、ガス及び水道の各事業者にそれぞれ所属する検針員が個別に行っている。このような検針業務では、実際に、検針員が計量器に表示された計量値を目視し、その計量値をハンディーターミナル等の専用端末に手入力することで行われている（例えば、特許文献１参照）。このような検針業務では、上述したように検針員が専用端末に計量値を手入力しているため、大変な労力が必要であり、また、作業専用端末に間違った計量値を入力する虞があるという問題がある。
【０００３】
なお、このような問題は、上述した電気、ガス及び水等の使用量を検針する検針業務だけでなく、例えば、ＣＢ動作回数、ＬＲタップ切替回数、補機類の動作回数等を調べる発変電所の巡視業務、その他、計量した各種数値を読み取る業務等においても同様に存在する。
【０００４】
【特許文献１】特開平５−７６０７５号公報（従来の技術）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は上述した事情に鑑み、検針員による計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる計量器用表示装置及び計量器並びに計量器検針用ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するための本発明の第１の態様は、計量器に装着されて複数桁の数値で表される計量値を表示する計量器用表示装置であって、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれに、外部の情報取得装置で取得可能な情報である桁数値情報が記録されて外部に前記桁数値情報を送信可能であるＩＣタグを設けたことを特徴とする計量器用表示装置にある。
【０００７】
かかる第１の態様では、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれにＩＣタグを個別に設けて各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信するので、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を外部の情報取得装置を用いて取得することにより、計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる。
【０００８】
本発明の第２の態様は、前記ＩＣタグが、パッシブタグであることを特徴とする第１の態様の計量器用表示装置にある。
【０００９】
かかる第２の態様では、電池を内蔵せず近距離での通信が可能なタイプのＩＣタグであるパッシブタグ（パッシブ型ＩＣタグ）を用いて桁数値情報の送信を行うようにしたので、既存の計量器に本発明の計量器用表示装置を低コストで導入することができる。
【００１０】
本発明の第３の態様は、装着する計量器に付けられる計器番号情報が前記ＩＣタグに記録され、前記計器番号情報が前記ＩＣタグから送信可能であることを特徴とする第１又は２の態様の計量器用表示装置にある。
【００１１】
かかる第３の態様では、ＩＣタグに計器番号情報をさらに記録することで、情報取得装置によって計器番号と計量値とを関連付けて取得することが可能となり、検針員による検針業務の作業効率をさらに向上させることができる。
【００１２】
本発明の第４の態様は、第１〜３の何れかの態様の計量器用表示装置と、前記計量器用表示装置が装着される計量器本体と、少なくとも前記計量器用表示装置が収容されるハウジングとを備え、前記ハウジングには前記計量器用表示装置の前記桁数値表示部によって計量値を表示する部分に対応して開口部が設けられ、前記開口部内に位置する前記桁数値表示部の前記ＩＣタグからは前記桁数値情報が外部に送信可能であることを特徴とする計量器にある。
【００１３】
かかる第４の態様では、開口部内に位置する桁数値表示部の各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信する一方、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を情報取得装置によって取得することで、開口部内で表示される計量値を正確に取得することができる。
【００１４】
本発明の第５の態様は、前記ハウジングの前記開口部以外の部分で且つ前記計量器用表示装置を覆う部分が電磁波シールド性を有することを特徴とする第４の態様の計量器にある。
【００１５】
かかる第５の態様では、同一桁の複数の桁数値表示部から複数の桁数値情報が送信されるのを有効に防止することができる。
【００１６】
本発明の第６の態様は、第４又は５の態様の計量器と、前記計量器用表示装置の前記ＩＣタグから送信される前記桁数値情報を取得可能な情報取得装置とを備えていることを特徴とする計量器検針用ユニットにある。
【００１７】
かかる第６の態様では、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれにＩＣタグを個別に設けて各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信する一方、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を情報取得装置によって取得することで、計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる。
【００１８】
本発明の第７の態様は、前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁以外の前記桁数値情報を複数受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする第６の態様の計量器検針用ユニットにある。
【００１９】
かかる第７の態様では、検針員による計量器の検針業務をより正確に行うことができる。
【００２０】
本発明の第８の態様は、前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁の前記桁数値情報を複数受信した場合に最大又は最小の桁数値情報を取得する機能を備えていることを特徴とする第６又は７の態様の計量器検針用ユニットにある。
【００２１】
かかる第８の態様では、計量器の検針業務を効率よく行うことができると共に、誤検針を有効に防止することができる。
【００２２】
本発明の第９の態様は、前記情報取得装置が、前記計量器から計量値の下一桁の前記桁数値情報を３つ以上受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする第６〜８の何れかの態様の計量器検針用ユニットにある。
【００２３】
かかる第９の態様では、検針員による計量器の検針業務をより正確に行うことができる。
【発明の効果】
【００２４】
本発明は、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれにＩＣタグを個別に設けて各ＩＣタグから外部に桁数値情報を送信するようにしたので、各ＩＣタグから送信される桁数値情報を外部の情報取得装置を用いて取得することにより、計量器の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員による計量器の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２５】
以下、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
【００２６】
（実施形態１）
図１は、本発明の実施形態１に係る計量器検針用ユニットの概略構成を示す斜視図である。図２は、図１の要部拡大平面図及びＡ−Ａ′断面図である。図示するように、本実施形態の計量器検針用ユニット１００は、電気使用量を自動計量して計量値（指示数）を表示すると共に計量値の情報を外部に送信可能な計量器１０と、この計量器１０から送信される計量値の情報を取得可能な情報取得装置２０とで構成されている。
【００２７】
本実施形態の計量器１０は、図１及び図２（ｂ）に示すように、建物の外壁等に設置される支持板３０に固定されている。また、計量器１０が固定された支持板３０の周縁部には、箱型形状の計器ボックス４０が固定されている。すなわち、支持板３０に固定された計量器１０は、支持板３０と計器ボックス４０とで画成された内部空間に収容されている。なお、計量器１０で表示する計量値は、計器ボックス４０に設けられた透明な窓部４１を通して外部から目視可能となっている。
【００２８】
また、計器ボックス４０内に収容された計量器１０は、本実施形態では、図２及び図３に示すように、複数桁の数値で表される計量値（指示数）を表示する計量器用表示装置１１と、計量器用表示装置１１を覆うハウジング１２と、計量器用表示装置１１に接続されて電気使用量を自動的に計量する計量器本体１３とを有する。また、ハウジング１２には、計量器用表示装置１１の計量値を表示する部分に対応して開口部１２１が設けられている。すなわち、計量器本体１３で計量した計量値は、詳細は後述するが、ハウジング１２の開口部１２１内で表示される。そして、このような計量器１０は、箱型の透明なガラスカバー１４で覆われている。
【００２９】
このような計量器１０の計量器用表示装置１１は、例えば、本実施形態では、図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、円盤形状の回転盤１１１が回動可能に６つ並設された構造を有している。また、これら各回転盤１１１は、０〜９の各桁数値（数値）が記された桁数値表示部１１２が回転方向に沿って並設された構造を有している。このような計量器用表示装置１１は、計量器本体１３が計量した計量値に基づいて、６つの回転盤１１１がそれぞれ一方向に回動することで、各回転盤１１１の並設方向に亘って６桁の数値からなる計量値が、ハウジング１２の開口部１２１内で一列に表示されるようになっている。
【００３０】
なお、この計量器用表示装置１１には、各回転盤１１１を回動させる駆動制御手段（図示なし）が設けられ、この駆動制御手段は、計量器本体１３に接続されている。そして、このような駆動制御手段は、計量器本体１３で計量した計量値の情報に基づいて、各桁の回転盤１１１に所定の回転駆動を伝達するように構成されている。
【００３１】
ここで、桁数値表示部１１２の桁数値とは、数値の中の数字の位置によって、その数字に与えられる数値のことであり、例えば、図２（ａ）に示すように計量値が「１２３４５６」の場合、１０万の位で表示される「１」の桁数値は「１０００００」であり、１万の位で表示される「２」の桁数値は「２００００」であり、千の位で表示される「３」の桁数値は「３０００」であり、百の位で表示される「４」の桁数値は「４００」であり、十の位で表示される「５」の桁数値は「５０」であり、一の位で表示される「６」の桁数値は「６」である。
【００３２】
また、図３（ａ）及び図３（ｂ）に示すように、上述した計量器用表示装置１１を構成する回転盤１１１の各桁数値表示部１１２には、それぞれ、ＩＣタグ（ＲＦＩＤタグ）２００が埋設されている。このＩＣタグ２００には、本実施形態では、図示しない外部電源からの電源回路に接続されて駆動電力が供給されるようになっている。これら各ＩＣタグ２００には、外部の情報取得装置２０で取得可能な情報となる桁数値情報、すなわち、各桁数値表示部１１２で表示する桁数値に関する情報がそれぞれ記録されている。また、各ＩＣタグ２００からは、記録された桁数値情報が外部に送信可能となっている。
【００３３】
このような計量器用表示装置１１を覆うハウジング１２は、箱型形状を有し、計量器用表示装置１１の計量値を表示する部分、具体的には、各回転盤１１１の並設方向に亘って６桁の計量値を一列で表示した部分に対応して、略矩形の開口部１２１が設けられている。すなわち、各回転盤１１１は、開口部１２１内に位置する桁数値表示部１１２のみが開口部１２１を介して露出され、計量値は、この開口部１２１に位置する桁数値表示部１１２によって表示されるようになっている。
【００３４】
また、このようなハウジング１２は、電磁波シールド性を有する。ここで、「ハウジング１２が電磁波シールド性を有する」とは、ハウジング１２の表面又は内面に金属層を設けて電磁波をシールド（遮蔽）する、或いは、ハウジング１２全体を金属材料で形成して電磁波をシールドする等を含む意味である。例えば、本実施形態では、ハウジング１２全体を金属材料で形成した。
【００３５】
これにより、本実施形態の計量器用表示装置１１からは、上述したハウジング１２に覆われた状態において、ハウジング１２の開口部１２１内に位置する桁数値表示部１１２の各ＩＣタグ２００のみから、ガラスカバー１４及び計器ボックス４０の窓部４１を介して、その外部に桁数値情報がそれぞれ送信可能となっている。
【００３６】
一方、このようにハウジング１２の開口部１２１内に位置する各ＩＣタグ２００から送信される桁数値情報は、例えば、ハンディーターミナル等である情報取得装置２０によって取得可能となっている（図１参照）。すなわち、計量器１０の計量値は、情報取得装置２０によって受信した各桁数値情報に基づいて取得可能となっている。
【００３７】
以上説明したように、本実施形態の計量器検針用ユニット１００では、計量器１０の計量器用表示装置１１において計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部１１２のそれぞれにＩＣタグ２００が個別に設けられて各ＩＣタグ２００から桁数値情報が送信されるようにしたので、各ＩＣタグ２００から送信される桁数値情報を情報取得装置２０によって取得することにより、計量器１０の検針を効率よく正確に行うことができると共に、従来から検針員が行っている計量値の手入力作業が不要となるため、検針員による計量器１０の検針業務の作業負担を大幅に軽減することができる。
【００３８】
（他の実施形態）
以上、本発明を実施形態１に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態１に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態１では、ＩＣタグ２００に外部電源からの電源回路を接続して駆動電力を供給するようにしたが、勿論これに限定されず、例えば、ＩＣタグとしてパッシブタグを用いてもよい。このパッシブタグ（パッシブ型ＩＣタグ）は、電池を内蔵せず近距離での通信が可能なタイプのＩＣタグであるため、このようなパッシブタグを用いて桁数値情報の送信を行うようにすることで、既存の計量器の計量値表示部分に本発明を低コストで適用することができる。
【００３９】
また、上述した実施形態１では、ＩＣタグ２００から桁数値情報を送信するようにしたが、勿論これに限定されず、例えば、計量器に管理目的のために付けられる計器番号情報をＩＣタグに予め記録しておき、桁数値情報と共に計器番号情報をＩＣタグから送信可能としてもよい。これにより、情報取得装置では、計器番号と計量値とを関連付けて取得することが可能となり、検針員による検針業務の作業効率をさらに向上させることができる。
【００４０】
さらに、上述した実施形態１の情報取得装置２０においては、ハウジング１２の開口部１２１内に、隣り合う桁数値表示部１１２が跨って位置している状態では、これら隣り合う各桁数値表示部１１２のＩＣタグ２００から桁数値情報が送信される虞がある。このような不具合を解消するため、情報取得装置に、計量器１０からの計量値の下一桁以外の桁数値情報を複数受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を設けるようにしてもよし、計量器１０から計量値の下一桁の桁数値情報を３つ以上受信した場合に計量値の読取エラーとしてもよい。これにより、検針員による計量器１０の検針業務を正確に行うことができる。また、計量値の下一桁に対応する回転盤１１１は特に回転速度が速いため、下一桁に対応する回転盤１１１からは、複数の桁数値情報を送信する可能性が高く、情報取得装置が下一桁の桁数値情報を複数受信する虞がある。このような不具合を解消するため、情報取得装置に、計量器１０からの計量値の下一桁の桁数値情報を複数受信した場合に、最大又は最小の桁数値情報を取得する機能を付与してもよい。ここで、このような情報取得装置においては、例えば、計量値の下一桁の「最大の桁数値情報」を取得するか、又は計量値の下一桁の「最小の桁数値情報」を取得するのかを予め設定しておき、その設定に基づいて、最大又は最小の桁数値情報の取得を行うようになっていればよい。これにより、計量器１０の検針業務を効率よく行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【００４１】
本発明は、電気以外のガス及び水等の使用量を検針する検針業務、あるいは、ＣＢ動作回数、ＬＲタップ切替回数、補機類の動作回数等を調べる発変電所の巡視業務、その他、計量した各種数値を読み取る業務等に幅広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【００４２】
【図１】本発明の実施形態１に係る計量器検針用ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図２】本発明の実施形態１に係る計量器の要部拡大平面図及びＡ−Ａ′断面図である。
【図３】本発明の実施形態１に係る計量器用表示装置の概略構成を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
【００４３】
１０ 計量器
１１ 計量器用表示装置
１２ ハウジング
１３ 計量器本体
１４ ガラスカバー
２０ 情報取得装置
３０ 支持板
４０ 計器ボックス
１００ 計量器検針用ユニット
１１１ 回転盤
１１２ 桁数値表示部
１２１ 開口部
２００ ＩＣタグ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
計量器に装着されて複数桁の数値で表される計量値を表示する計量器用表示装置であって、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれに、外部の情報取得装置で取得可能な情報である桁数値情報が記録されて外部に前記桁数値情報を送信可能であるＩＣタグを設けたことを特徴とする計量器用表示装置。
【請求項２】
前記ＩＣタグが、パッシブタグであることを特徴とする請求項１記載の計量器用表示装置。
【請求項３】
装着する計量器に付けられる計器番号情報が前記ＩＣタグに記録され、前記計器番号情報が前記ＩＣタグから送信可能であることを特徴とする請求項１又は２記載の計量器用表示装置。
【請求項４】
請求項１〜３の何れかに記載の計量器用表示装置と、前記計量器用表示装置が装着される計量器本体と、少なくとも前記計量器用表示装置が収容されるハウジングとを備え、前記ハウジングには前記計量器用表示装置の前記桁数値表示部によって計量値を表示する部分に対応して開口部が設けられ、前記開口部内に位置する前記桁数値表示部の前記ＩＣタグからは前記桁数値情報が外部に送信可能であることを特徴とする計量器。
【請求項５】
前記ハウジングの前記開口部以外の部分で且つ前記計量器用表示装置を覆う部分が電磁波シールド性を有することを特徴とする請求項４記載の計量器。
【請求項６】
請求項４又は５記載の計量器と、前記計量器用表示装置の前記ＩＣタグから送信される前記桁数値情報を取得可能な情報取得装置とを備えていることを特徴とする計量器検針用ユニット。
【請求項７】
前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁以外の前記桁数値情報を複数受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする請求項６記載の計量器検針用ユニット。
【請求項８】
前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁の前記桁数値情報を複数受信した場合に最大又は最小の桁数値情報を取得する機能を備えていることを特徴とする請求項６又は７記載の計量器検針用ユニット。
【請求項９】
前記情報取得装置が、前記計量器から計量値の下一桁の前記桁数値情報を３つ以上受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする請求項６〜８の何れかに記載の計量器検針用ユニット。
【請求項１】
計量器に装着されて複数桁の数値で表される計量値を表示する計量器用表示装置であって、計量値の各桁数値を表示する桁数値表示部のそれぞれに、外部の情報取得装置で取得可能な情報である桁数値情報が記録されて外部に前記桁数値情報を送信可能であるＩＣタグを設けたことを特徴とする計量器用表示装置。
【請求項２】
前記ＩＣタグが、パッシブタグであることを特徴とする請求項１記載の計量器用表示装置。
【請求項３】
装着する計量器に付けられる計器番号情報が前記ＩＣタグに記録され、前記計器番号情報が前記ＩＣタグから送信可能であることを特徴とする請求項１又は２記載の計量器用表示装置。
【請求項４】
請求項１〜３の何れかに記載の計量器用表示装置と、前記計量器用表示装置が装着される計量器本体と、少なくとも前記計量器用表示装置が収容されるハウジングとを備え、前記ハウジングには前記計量器用表示装置の前記桁数値表示部によって計量値を表示する部分に対応して開口部が設けられ、前記開口部内に位置する前記桁数値表示部の前記ＩＣタグからは前記桁数値情報が外部に送信可能であることを特徴とする計量器。
【請求項５】
前記ハウジングの前記開口部以外の部分で且つ前記計量器用表示装置を覆う部分が電磁波シールド性を有することを特徴とする請求項４記載の計量器。
【請求項６】
請求項４又は５記載の計量器と、前記計量器用表示装置の前記ＩＣタグから送信される前記桁数値情報を取得可能な情報取得装置とを備えていることを特徴とする計量器検針用ユニット。
【請求項７】
前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁以外の前記桁数値情報を複数受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする請求項６記載の計量器検針用ユニット。
【請求項８】
前記情報取得装置が、前記計量器からの計量値の下一桁の前記桁数値情報を複数受信した場合に最大又は最小の桁数値情報を取得する機能を備えていることを特徴とする請求項６又は７記載の計量器検針用ユニット。
【請求項９】
前記情報取得装置が、前記計量器から計量値の下一桁の前記桁数値情報を３つ以上受信した場合に計量値の読取エラーとして処理する機能を備えていることを特徴とする請求項６〜８の何れかに記載の計量器検針用ユニット。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００７−２２６５７８（Ｐ２００７−２２６５７８Ａ）
【公開日】平成１９年９月６日（２００７．９．６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−４７５３１（Ｐ２００６−４７５３１）
【出願日】平成１８年２月２３日（２００６．２．２３）
【出願人】（０００２１１３０７）中国電力株式会社 (6,505)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年９月６日（２００７．９．６）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年２月２３日（２００６．２．２３）
【出願人】（０００２１１３０７）中国電力株式会社 (6,505)
【Ｆターム（参考）】
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