記録再生装置及びその制御方法
【課題】記録及び再生のためにユーザに必要とされる操作を簡易なものとすることができる記録再生装置及びその制御方法等を提供する。
【解決手段】ビデオカメラ本体にカードが装着されていない状態から、カードが装着された状態に移行すると、ステップS1002〜1004の処理に伴い、FLAGが1から0に変化することとなる。従って、このFLAGの変化によりカードが装着されたことを認識することができる。また、ステップS1007において、カード13内に画像データがない場合、動作モードが撮影動作モードに設定されているか否かの判断を行う(ステップS1008)。そして、撮影動作モードに設定されていない場合、例えば再生動作モードに設定されている場合、動作モードの切り替えスイッチの操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替える(ステップS1009)。
【解決手段】ビデオカメラ本体にカードが装着されていない状態から、カードが装着された状態に移行すると、ステップS1002〜1004の処理に伴い、FLAGが1から0に変化することとなる。従って、このFLAGの変化によりカードが装着されたことを認識することができる。また、ステップS1007において、カード13内に画像データがない場合、動作モードが撮影動作モードに設定されているか否かの判断を行う(ステップS1008)。そして、撮影動作モードに設定されていない場合、例えば再生動作モードに設定されている場合、動作モードの切り替えスイッチの操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替える(ステップS1009)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオカメラ及び電子カメラ等に好適な記録再生装置及びその制御方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、外部記録媒体としてテープ媒体を用いたビデオカメラ等の記録再生装置では、テープ媒体への記録及び再生が可能となっている。このような記録再生装置には、記録動作モード及び再生動作モードが設定されており、どちらのモードで動作させるかをユーザに選択させる切り替えキー等が設けられている。記録動作モードは、外部記録媒体への記録動作を主な動作とするモードであり、再生動作モードは、外部記録媒体からの再生動作を主な動作とするモードである。
【0003】
例えば、特許文献1には、撮影モード、再生モード、及びアルバム再生モードが設定された電子カメラにおいて、再生データがない場合は、モード切り替えボタンによる切り替えを不可とする制御方法が記載されている。
【0004】
また、近年では、テープ媒体だけではなく、メモリカード又は磁気ディスク等を記録媒体として用いることができるビデオカメラも製品化され始めている。更に、テープ媒体と、メモリカード又は磁気ディスク等との双方への静止画及び動画の記録を可能とし、また、これらからの再生を可能とした記録再生装置もある。このような記録再生装置には、複数の外部記録媒体のうちのどれを記録、再生の対象とするかをユーザに選択させる切り替えキー等が設けられている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−274500号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の複数の記録媒体の使用が可能な記録再生装置では、外部記録媒体の装着及び取り外しの度に切り替えキーの状態を確認し、必要に応じた操作を行わなければ、その後の記録及び再生を行うことができない。つまり、少なくとも、動作モード切り替え用の切り替えキー及び外部記録媒体用の切り替えキーの両者の確認及び操作が必要となっており、操作が煩雑である。
【0007】
本発明の目的は、記録及び再生のためにユーザに必要とされる操作を簡易なものとすることができる記録再生装置及びその制御方法等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る記録再生装置は、外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断手段と、を有し、前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置であって、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと前記装着判断手段が判断し、かつ、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと前記情報判断手段が判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替え手段を有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る記録再生装置の制御方法は、外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、を備え、前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置の制御を行う方法であって、前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断ステップと、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断ステップと、前記装着判断ステップにおいて、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと判断し、かつ、前記情報判断ステップにおいて、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替えステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、所定の条件が満たされていれば、動作モードが記録動作モードに設定されるため、ユーザは、所定の情報が記録されていない外部記録媒体を装着するだけで、動作モードを記録動作モードとすることができる。従って、従来の装置で必要とされていた煩雑な操作を省略することができ、操作を簡易なものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【0013】
このビデオカメラには、被写体の画像を取り込むレンズ1、このレンズ1で取り込んだ画像を電気信号に変換するCCD2、及びこのCCD2からの信号を処理するカメラ信号処理部3が設けられている。また、カメラ信号処理部3からの信号を処理するCPU5が設けられている。CPU5には、ユーザインタフェースとして機能する操作部6が接続されている。操作部6には、例えば、撮影開始スイッチ、撮影終了スイッチ、動作モードの切り替え用のモード切り替えキー、及び記録又は再生の対象とする記録媒体の切り替え用のメディア切り替えキー等が設けられている。また、操作部6には、図2Aに示す切り替えスイッチ501、LED503及びLED504、並びに図3Aに示す切り替えスイッチ502、LED505及びLED506も設けられている。また、このビデオカメラには、CVF8(Color View Finder)及びLCD(Liquid Crystal Display)9が設けられており、CPU5には、CVF8及びLCD9を制御するLCD/CVF制御部7も接続されている。更に、外部記録媒体であるカード13へのデータの記録及びカード13からのデータの再生を行う記録・再生制御部12がCPU5に接続されている。また、外部記録媒体であるテープ15へのデータの記録及びテープ15からのデータの再生を行う記録・再生制御部14もCPU5に接続されている。記録・再生制御部12及び14は、記録手段及び再生手段として機能すると共に、外部記録媒体の装着及び取り外しが可能なインタフェース(記録媒体装着手段)としても機能する。更に、外部機器への信号を出力する信号出力部11が設けられており、この信号出力部11とCPU5との間に、信号処理部10が接続されている。CPU5は、所定のプログラムに基づいて、カメラ信号処理部3、LCD/CVF制御部7、信号処理部10、記録・再生制御部12、及び記録・再生制御部14等の制御を行う。この際に、メモリ4が用いられる。メモリ4は、例えばROM及びRAMが含まれており、ROMには、CPU5が実行するプログラムが格納されており、RAMは、CPU5によるデータの書き込み/読み出しに用いられる。
【0014】
本実施形態では、CPU5が実行するプログラムとして、少なくとも2種類のプログラムが設けられている。そのうちの一つは、テープ15又はカード13へのデータの記録を主な動作とする撮影動作モード(記録動作モード)用のプログラムである。また、他の一つは、テープ15又はカード13に記録されているデータの再生を主な動作とする再生動作モード用のプログラムである。そして、これらの動作モードは排他的に設定される。
【0015】
そして、撮影動作モード及び再生動作モードは、切り替えスイッチ501の操作等に応じて切り替えられる。切り替えスイッチ501はトグルスイッチであり、撮影動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、動作モード切り替え手段として、動作モードを撮影動作モードから再生動作モードに切り替える。逆に、再生動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、同じく動作モード切り替え手段として、動作モードを再生動作モードから撮影動作モードに切り替える。また、LED503は、図2Bに示すように、動作モードが撮影動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Cに示すように、撮影動作モード以外に設定されている時には消灯している。また、LED504は、図2Cに示すように、動作モードが再生動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Bに示すように、再生動作モード以外に設定されている時には消灯している。LED503及び504の点灯/消灯の制御はCPU5により行われる。
【0016】
また、切り替えスイッチ502もトグルスイッチであり、この操作等に応じて記録及び再生の対象とする記録媒体(以下、対象記録媒体ともいう)が切り替えられる。例えば、対象記録媒体としてテープ15が選択されている状態で、切り替えスイッチ502が押されると、CPU5は、記録媒体選択手段として、対象記録媒体をカード13に切り替える。逆に、対象記録媒体としてカード13が選択されている状態で、切り替えスイッチ502が押されると、CPU5は、同じく記録媒体選択手段として、対象記録媒体をテープ15に切り替える。また、対象記録媒体としてテープ15が選択されている時には、図3Bに示すように、LED505が点灯し、LED506が消灯している。また、対象記録媒体としてカード13が選択されている時には、図3Cに示すように、LED505が消灯し、LED506が点灯している。LED505及び506の点灯/消灯の制御はCPU5により行われる。
【0017】
上述のように、動作モードは、例えば切り替えスイッチ501の操作に応じて切り替え可能であるが、本実施形態では、切り替えスイッチ501の操作がなくとも、カード13及びテープ15の装着状態等に応じた切り替えも可能となっている。次に、この切り替え処理の詳細について説明する。この切り替え処理は、所定のプログラムに基づいてCPU5により行われる。図4は、動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【0018】
先ず、CPU5が、記録・再生制御部12を介してカード13がビデオカメラ本体に装着されているか否かの判断を行う(ステップS1001)。
【0019】
カード13がビデオカメラ本体に装着されていない場合は、FLAGの値を1として、終了する(ステップS1002)。
【0020】
カード13がビデオカメラ本体に装着されている場合は、FLAGの値が1となっているか否かの判断を行い、FLAGの値が1となっていない場合、即ちFLAGの値が0の場合は、そのまま終了する(ステップS1003)。
【0021】
FLAGの値が1となっている場合は、FLAGの値を0とする(ステップS1004)。
【0022】
ビデオカメラ本体にカード13が装着されていない状態から、カード13が装着された状態に移行すると、これらのステップS1002〜1004の処理に伴い、FLAGが1から0に変化することとなる。従って、CPU5は、装着判断手段として、このFLAGの変化によりカード13が装着されたことを認識することができる。
【0023】
ステップS1004の後、CPU5は、選択されている対象記録媒体が、テープ15となっているか否かの判断を行う。そして、対象記録媒体がテープ15ではない場合、即ちカード13となっている場合には、ステップS1007へ移行する(ステップS1005)。
【0024】
一方、対象記録媒体がテープ15となっている場合、CPU5は、テープ15が停止している状態、又はテープ15がビデオカメラ本体に装着されていない状態のいずれかになっているか否かの判断を行う(ステップS1006)。つまり、CPU5は、動作状況把握手段として、テープ15が再生又は記録等の駆動状態になっていないか判断する。そして、テープ15が停止している状態、又はテープ15がビデオカメラ本体に装着されていない状態のいずれでもない場合、即ちテープ15に対する再生又は記録が行われ、テープ15が駆動状態になっている場合には、そのまま終了する。これに対し、テープ15が停止している状態、又はテープ15がビデオカメラ本体に装着されていない状態のいずれかになっている場合、即ちテープ15に対する再生及び記録が行われていない場合には、ステップS1007へ移行する。
【0025】
従って、CPU5がステップS1007に移行するのは、対象記録媒体がカード13となっている場合か、又は対象記録媒体がテープ15となっているものの、テープ15が駆動状態となっていない場合のいずれかである。
【0026】
ステップS1007において、CPU5は、情報判断手段として、記録・再生制御部12を介してカード13内に画像データがあるか否かの判断を行い、画像データがある場合は、そのまま終了する。
【0027】
一方、カード13内に画像データがない場合、CPU5は、動作モードが撮影動作モードに設定されているか否かの判断を行う(ステップS1008)。そして、撮影動作モードに設定されている場合には、ステップS1010へ移行する。
【0028】
これに対し、撮影動作モードに設定されていない場合、例えば再生動作モードに設定されている場合、CPU5は、切り替えスイッチ501の操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替える(ステップS1009)。つまり、CPU5が、動作モード切り替え手段として動作モードの切り替えを行う。また、CPU5は、図2Bに示すように、操作部6において、LED503を点灯し、LED504を消灯することにより、動作モードが撮影動作モードに設定されたことを示す。そして、CPU5はステップS1010へ移行する。
【0029】
ステップS1010において、CPU5は、対象記録媒体がテープ15となっているか否かの判断を行う。そして、対象記録媒体がテープ15ではない場合、即ちカード13となっている場合には、そのまま終了する。
【0030】
一方、対象記録媒体がテープ15となっている場合、CPU5は、切り替えスイッチ502の操作の有無に拘わらず、記録媒体選択手段として、対象記録媒体をカード13に切り替える(ステップS1011)。また、CPU5は、図3Cに示すように、操作部6において、LED506を点灯し、LED505を消灯することにより、対象記録媒体がカード13に切り替えられたことを示す。
【0031】
このようにして、本実施形態では、切り替えスイッチ501の操作を待たずに動作モードが切り替えられることがある。
【0032】
次に、各動作モードでのビデオカメラの動作について説明する。
【0033】
動作モードが撮影動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合の動作について説明する。この場合、先ず、ビデオカメラのレンズ1を通って入射した被写体からの光を、CCD2が電気信号に変換する。次いで、カメラ信号処理部3が、CCD2から出力された電気信号をサンプリングし、デジタルデータに変換する。その後、CPU5が、このデジタルデータをデジタル映像信号として取得し、このデジタル映像信号に対して、色分離、白バランス、ガンマ補正及びアパーチャ補正等の基本的な処理を行う。そして、CPU5による処理後のデジタル映像信号を、記録・再生制御部14がテープ15に記録する。
【0034】
次に、動作モードが撮影動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてカード13が選択されている場合の動作について説明する。この場合にも、対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合と同様に、CPU5による基本的な処理までが行われる。次いで、CPU5が、操作部6を介して設定された画像サイズ、画質調整及び位置調整等の付加処理を行う。更に、CPU5は、デジタル映像信号に対して、操作部6等を介して設定された圧縮方式及び圧縮パラメータに応じて、画像圧縮処理を行うことにより、画像圧縮データを作成する。画像圧縮処理の方式としては、例えば、動画であれば、MPEG(Moving Picture Experts Group)及びMJPEG(Motion Joint Photographic Experts Group)が挙げられ、静止画であれば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)及びJPEG2000が挙げられる。その後、CPU5は、画像圧縮データを記録データとして記録・再生制御部12へ受け渡す。そして、CPU5から受け渡された記録データを、記録・再生制御部12が、例えば、電子カメラ等で採用されているDCF(Design rule for Camera File System)規格に基づいてカード13に記録する。また、記録データは、撮影した画像をユーザが確認できるように、LCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9に表示される。なお、記録データの作成に当たり、記録・再生制御部12は、DCF規定に従ったディレクトリ及びファイルの作成を行う。図5に、DCF規格に従ったデータファイリングシステムにおけるディレクトリ及びデータファイルの例を示す。このように、記録・再生制御部12は、UDF(Universal Disc Format)又はFAT(File Allocation Table)等のファイルシステムの管理に基づいて、記録データをファイルとしてカード13に記録する。ここで、ファイルシステムとは、ファイルの管理を行うための管理情報及びファイルデータからなる構造体系を意味する。ファイルシステムを共通化することによって、互いに異なる記録媒体に対してもデータの記録再生が可能となり、また、互いに異なる記録再生装置においても、データの記録再生が可能となる。記録データは、必要に応じて信号処理部10を介して信号出力部11に送られる。
【0035】
次に、動作モードが再生動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合の動作について説明する。この場合、先ず、記録・再生制御部14が、テープ15を走行させて画像データを読み込み、読み込んだ画像データをCPU5に受け渡す。次いで、CPU5が、受け渡された画像データの解析及び分離を行う。この結果、受け渡された画像データから、画像データ部、及び制御信号データ部等が得られる。そして、CPU5は、画像データ部を、信号処理部10を介して画像信号として信号出力部11に受け渡すと共に、LCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9にも受け渡す。
【0036】
次に、動作モードが再生影動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてカード13が選択されている場合の動作について説明する。この場合、先ず、記録・再生制御部12がカード13から画像データを読み込み、読み込んだデータをCPU5に受け渡す。次いで、CPU5が、受け渡された画像データの解析及び分離を行う。この結果、受け渡された画像データから、画像データ部、及び制御信号データ部等が得られる。その後、CPU5は、画像データ部が圧縮されたデータである場合には、伸張処理を行う。そして、CPU5は、画像データ部を、信号処理部10を介して画像信号として信号出力部11に受け渡すと共に、LCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9にも受け渡す。
【0037】
このように、本実施形態では、ビデオカメラ本体にカード13が装着された時に、テープ15が駆動状態ではなく、かつ、カード13内に画像データがなければ、ユーザ等による切り替えスイッチ501及び502の操作を待たずに、動作モードが撮影動作モードに設定されると共に、対象記録媒体としてカード13が選択される。従って、動作モードが再生動作モードに設定され、かつ対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合であっても、所定の条件が満たされていれば、カード13をビデオカメラ本体に装着するだけで、速やかに記録を行うことが可能である。
【0038】
なお、ステップS1005及びS1006の判断を省略してもよい。この場合、テープ15を用いた記録又は再生が行われていれば、例えば強制的に終了させてもよい。
【0039】
また、外部記録媒体として3種類以上のものを使用してもよい。この場合、特定の種類の外部記録媒体が装着された場合に、当該特定の種類の外部記録媒体以外のものに対して、ステップS1005、S1006及びS1010の処理を行えばよい。即ち、第壱の実施形態は、2種類以上の外部記録媒体を使用することが可能な記録再生装置に応用することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【0041】
第2の実施形態では、図6に示すように、第1の実施形態における記録・再生制御部14が設けられておらず、これに代わって文字信号制御部21がCPU5に接続されている。文字信号制御部21は、CPUによる制御に基づいて、CPU5が、切り替えスイッチ501が操作されていないにも拘らず動作モードを切り替える場合に、所定の文字列を作成する。また、記録・再生制御部14が設けられていないため、テープ15を用いた記録及び再生を行うことはできず、対象記録媒体を切り替えるための切り替えスイッチ502、並びに対象記録媒体の種類を示すLED505及び506も設けられていない。
【0042】
他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0043】
従って、本実施形態でも、CPU5が実行するプログラムとして、少なくとも2種類のプログラムが設けられている。そのうちの一つは、カード13へのデータの記録を主な動作とする撮影動作モード用のプログラムである。また、他の一つは、カード13に記録されているデータの再生を主な動作とする再生動作モード用のプログラムである。
【0044】
そして、撮影動作モード及び再生動作モードは、切り替えスイッチ501の操作等に応じて切り替えられる。撮影動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、動作モードを撮影動作モードから再生動作モードに切り替える。逆に、再生動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、動作モードを再生動作モードから撮影動作モードに切り替える。また、LED503は、図2Bに示すように、動作モードが撮影動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Cに示すように、撮影動作モード以外に設定されている時には消灯している。また、LED504は、図2Cに示すように、動作モードが再生動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Bに示すように、再生動作モード以外に設定されている時には消灯している。LED503及び504の点灯/消灯の制御はCPU5により行われる。
【0045】
このように、動作モードは、例えば切り替えスイッチ501の操作に応じて切り替え可能であるが、本実施形態でも、切り替えスイッチ501の操作がなくとも、カード13の装着状態等に応じた切り替えも可能となっている。次に、この切り替え処理の詳細について説明する。この切り替え処理は、所定のプログラムに基づいてCPU5により行われる。図7は、動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【0046】
本実施形態におけるステップS1001〜S1004の処理は、第1の実施形態のものと同様である。但し、ステップS1004の後には、ステップS1005及びS1006の処理を行うことなく、ステップS1007の処理を行う。つまり、CPU5は、テープ15に関する処理を行わない。
【0047】
ステップS1007において、CPU5は、記録・再生制御部12を介してカード13内に画像データがあるか否かの判断を行い、画像データがある場合は、そのまま終了する。
【0048】
一方、ステップS1007において、カード13内に画像データがない場合、CPU5は、動作モードが撮影動作モードに設定されているか否かの判断を行う(ステップS1008)。そして、撮影動作モードに設定されている場合には、そのまま終了する。
【0049】
これに対し、撮影動作モードに設定されていない場合、例えば再生動作モードに設定されている場合、CPU5は、文字信号制御部21を制御して、所定の文字列を作成させる。そして、CPU5は、この文字列をLCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9に表示させる(ステップS1201)。このとき、CPU5、LCD/CVF制御部7、CVF8、LCD9及び文字信号制御部21が報知手段として機能する。ここで、所定の文字列には、これから、切り替えスイッチ501の操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替えること及びその理由を報知する内容が含まれる。図8に、表示される文字列の例を示す。
【0050】
ステップS1201の後、CPU5は、切り替えスイッチ501の操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替える(ステップS1009)。また、CPU5は、図2Bに示すように、操作部6において、LED503を点灯し、LED504を消灯することにより、動作モードが撮影動作モードに設定されたことを示し、処理を終了する。
【0051】
このようにして、本実施形態でも、切り替えスイッチ501の操作を待たずに動作モードが切り替えられることがある。
【0052】
他の動作は、テープ15に関する処理が行われないことを除き、第1の実施形態と同様である。
【0053】
このように、本実施形態では、ビデオカメラ本体にカード13が装着された時に、カード13内に画像データがなければ、ユーザ等による切り替えスイッチ501の操作を待たずに、動作モードが撮影動作モードに設定される。従って、動作モードが再生動作モードに設定されている場合であっても、所定の条件が満たされていれば、カード13をビデオカメラ本体に装着するだけで、速やかに記録を行うことが可能である。
【0054】
また、動作モードの切り替え及びその理由が表示されるため、意思に基づかない動作モードの切り替えに伴うユーザの困惑を抑制することもできる。なお、このような表示を第1の実施形態において行ってもよい。また、表示による報知に限定されず、音による報知を行ってもよい。
【0055】
なお、第1及び第2の実施形態では、記録及び再生の対象を画像情報としているが、記録及び再生の対象を音声情報としてもよい。
【0056】
また、カード13としては、MMC(Multi Media Card)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、CFカード、PCカード等を用いることができる。また、カード13の代わりに、CD−RW、フレキシブルディスク、MD、DVD−RAM等の着脱可能な磁気記録媒体、光磁気記録媒体等を用いてもよい。
【0057】
また、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図2A】操作部6の一部を示す図である。
【図2B】動作モードが撮影動作モードに設定されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図2C】動作モードが再生動作モードに設定されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図3A】操作部6の他の一部を示す図である。
【図3B】対象記録媒体としてテープ15が選択されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図3C】対象記録媒体としてカード13が選択されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】DCF規格に従ったデータファイリングシステムにおけるディレクトリ及びデータファイルの例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】表示される文字列の例を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
1:レンズ
2:CCD
3:カメラ信号制御部
4:メモリ
5:CPU
6:操作部
7:LCD/CVF制御部
8:CVF
9:LCD
10:信号処理部
11:信号出力部
12:記録・再生制御部
13:カード
14:記録・再生制御部
15:テープ
21:文字信号制御部
501、502:切り替えスイッチ
503〜506:LED
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオカメラ及び電子カメラ等に好適な記録再生装置及びその制御方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、外部記録媒体としてテープ媒体を用いたビデオカメラ等の記録再生装置では、テープ媒体への記録及び再生が可能となっている。このような記録再生装置には、記録動作モード及び再生動作モードが設定されており、どちらのモードで動作させるかをユーザに選択させる切り替えキー等が設けられている。記録動作モードは、外部記録媒体への記録動作を主な動作とするモードであり、再生動作モードは、外部記録媒体からの再生動作を主な動作とするモードである。
【0003】
例えば、特許文献1には、撮影モード、再生モード、及びアルバム再生モードが設定された電子カメラにおいて、再生データがない場合は、モード切り替えボタンによる切り替えを不可とする制御方法が記載されている。
【0004】
また、近年では、テープ媒体だけではなく、メモリカード又は磁気ディスク等を記録媒体として用いることができるビデオカメラも製品化され始めている。更に、テープ媒体と、メモリカード又は磁気ディスク等との双方への静止画及び動画の記録を可能とし、また、これらからの再生を可能とした記録再生装置もある。このような記録再生装置には、複数の外部記録媒体のうちのどれを記録、再生の対象とするかをユーザに選択させる切り替えキー等が設けられている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−274500号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の複数の記録媒体の使用が可能な記録再生装置では、外部記録媒体の装着及び取り外しの度に切り替えキーの状態を確認し、必要に応じた操作を行わなければ、その後の記録及び再生を行うことができない。つまり、少なくとも、動作モード切り替え用の切り替えキー及び外部記録媒体用の切り替えキーの両者の確認及び操作が必要となっており、操作が煩雑である。
【0007】
本発明の目的は、記録及び再生のためにユーザに必要とされる操作を簡易なものとすることができる記録再生装置及びその制御方法等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る記録再生装置は、外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断手段と、を有し、前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置であって、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと前記装着判断手段が判断し、かつ、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと前記情報判断手段が判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替え手段を有することを特徴とする。
【0009】
本発明に係る記録再生装置の制御方法は、外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、を備え、前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置の制御を行う方法であって、前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断ステップと、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断ステップと、前記装着判断ステップにおいて、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと判断し、かつ、前記情報判断ステップにおいて、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替えステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、所定の条件が満たされていれば、動作モードが記録動作モードに設定されるため、ユーザは、所定の情報が記録されていない外部記録媒体を装着するだけで、動作モードを記録動作モードとすることができる。従って、従来の装置で必要とされていた煩雑な操作を省略することができ、操作を簡易なものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【0013】
このビデオカメラには、被写体の画像を取り込むレンズ1、このレンズ1で取り込んだ画像を電気信号に変換するCCD2、及びこのCCD2からの信号を処理するカメラ信号処理部3が設けられている。また、カメラ信号処理部3からの信号を処理するCPU5が設けられている。CPU5には、ユーザインタフェースとして機能する操作部6が接続されている。操作部6には、例えば、撮影開始スイッチ、撮影終了スイッチ、動作モードの切り替え用のモード切り替えキー、及び記録又は再生の対象とする記録媒体の切り替え用のメディア切り替えキー等が設けられている。また、操作部6には、図2Aに示す切り替えスイッチ501、LED503及びLED504、並びに図3Aに示す切り替えスイッチ502、LED505及びLED506も設けられている。また、このビデオカメラには、CVF8(Color View Finder)及びLCD(Liquid Crystal Display)9が設けられており、CPU5には、CVF8及びLCD9を制御するLCD/CVF制御部7も接続されている。更に、外部記録媒体であるカード13へのデータの記録及びカード13からのデータの再生を行う記録・再生制御部12がCPU5に接続されている。また、外部記録媒体であるテープ15へのデータの記録及びテープ15からのデータの再生を行う記録・再生制御部14もCPU5に接続されている。記録・再生制御部12及び14は、記録手段及び再生手段として機能すると共に、外部記録媒体の装着及び取り外しが可能なインタフェース(記録媒体装着手段)としても機能する。更に、外部機器への信号を出力する信号出力部11が設けられており、この信号出力部11とCPU5との間に、信号処理部10が接続されている。CPU5は、所定のプログラムに基づいて、カメラ信号処理部3、LCD/CVF制御部7、信号処理部10、記録・再生制御部12、及び記録・再生制御部14等の制御を行う。この際に、メモリ4が用いられる。メモリ4は、例えばROM及びRAMが含まれており、ROMには、CPU5が実行するプログラムが格納されており、RAMは、CPU5によるデータの書き込み/読み出しに用いられる。
【0014】
本実施形態では、CPU5が実行するプログラムとして、少なくとも2種類のプログラムが設けられている。そのうちの一つは、テープ15又はカード13へのデータの記録を主な動作とする撮影動作モード(記録動作モード)用のプログラムである。また、他の一つは、テープ15又はカード13に記録されているデータの再生を主な動作とする再生動作モード用のプログラムである。そして、これらの動作モードは排他的に設定される。
【0015】
そして、撮影動作モード及び再生動作モードは、切り替えスイッチ501の操作等に応じて切り替えられる。切り替えスイッチ501はトグルスイッチであり、撮影動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、動作モード切り替え手段として、動作モードを撮影動作モードから再生動作モードに切り替える。逆に、再生動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、同じく動作モード切り替え手段として、動作モードを再生動作モードから撮影動作モードに切り替える。また、LED503は、図2Bに示すように、動作モードが撮影動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Cに示すように、撮影動作モード以外に設定されている時には消灯している。また、LED504は、図2Cに示すように、動作モードが再生動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Bに示すように、再生動作モード以外に設定されている時には消灯している。LED503及び504の点灯/消灯の制御はCPU5により行われる。
【0016】
また、切り替えスイッチ502もトグルスイッチであり、この操作等に応じて記録及び再生の対象とする記録媒体(以下、対象記録媒体ともいう)が切り替えられる。例えば、対象記録媒体としてテープ15が選択されている状態で、切り替えスイッチ502が押されると、CPU5は、記録媒体選択手段として、対象記録媒体をカード13に切り替える。逆に、対象記録媒体としてカード13が選択されている状態で、切り替えスイッチ502が押されると、CPU5は、同じく記録媒体選択手段として、対象記録媒体をテープ15に切り替える。また、対象記録媒体としてテープ15が選択されている時には、図3Bに示すように、LED505が点灯し、LED506が消灯している。また、対象記録媒体としてカード13が選択されている時には、図3Cに示すように、LED505が消灯し、LED506が点灯している。LED505及び506の点灯/消灯の制御はCPU5により行われる。
【0017】
上述のように、動作モードは、例えば切り替えスイッチ501の操作に応じて切り替え可能であるが、本実施形態では、切り替えスイッチ501の操作がなくとも、カード13及びテープ15の装着状態等に応じた切り替えも可能となっている。次に、この切り替え処理の詳細について説明する。この切り替え処理は、所定のプログラムに基づいてCPU5により行われる。図4は、動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【0018】
先ず、CPU5が、記録・再生制御部12を介してカード13がビデオカメラ本体に装着されているか否かの判断を行う(ステップS1001)。
【0019】
カード13がビデオカメラ本体に装着されていない場合は、FLAGの値を1として、終了する(ステップS1002)。
【0020】
カード13がビデオカメラ本体に装着されている場合は、FLAGの値が1となっているか否かの判断を行い、FLAGの値が1となっていない場合、即ちFLAGの値が0の場合は、そのまま終了する(ステップS1003)。
【0021】
FLAGの値が1となっている場合は、FLAGの値を0とする(ステップS1004)。
【0022】
ビデオカメラ本体にカード13が装着されていない状態から、カード13が装着された状態に移行すると、これらのステップS1002〜1004の処理に伴い、FLAGが1から0に変化することとなる。従って、CPU5は、装着判断手段として、このFLAGの変化によりカード13が装着されたことを認識することができる。
【0023】
ステップS1004の後、CPU5は、選択されている対象記録媒体が、テープ15となっているか否かの判断を行う。そして、対象記録媒体がテープ15ではない場合、即ちカード13となっている場合には、ステップS1007へ移行する(ステップS1005)。
【0024】
一方、対象記録媒体がテープ15となっている場合、CPU5は、テープ15が停止している状態、又はテープ15がビデオカメラ本体に装着されていない状態のいずれかになっているか否かの判断を行う(ステップS1006)。つまり、CPU5は、動作状況把握手段として、テープ15が再生又は記録等の駆動状態になっていないか判断する。そして、テープ15が停止している状態、又はテープ15がビデオカメラ本体に装着されていない状態のいずれでもない場合、即ちテープ15に対する再生又は記録が行われ、テープ15が駆動状態になっている場合には、そのまま終了する。これに対し、テープ15が停止している状態、又はテープ15がビデオカメラ本体に装着されていない状態のいずれかになっている場合、即ちテープ15に対する再生及び記録が行われていない場合には、ステップS1007へ移行する。
【0025】
従って、CPU5がステップS1007に移行するのは、対象記録媒体がカード13となっている場合か、又は対象記録媒体がテープ15となっているものの、テープ15が駆動状態となっていない場合のいずれかである。
【0026】
ステップS1007において、CPU5は、情報判断手段として、記録・再生制御部12を介してカード13内に画像データがあるか否かの判断を行い、画像データがある場合は、そのまま終了する。
【0027】
一方、カード13内に画像データがない場合、CPU5は、動作モードが撮影動作モードに設定されているか否かの判断を行う(ステップS1008)。そして、撮影動作モードに設定されている場合には、ステップS1010へ移行する。
【0028】
これに対し、撮影動作モードに設定されていない場合、例えば再生動作モードに設定されている場合、CPU5は、切り替えスイッチ501の操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替える(ステップS1009)。つまり、CPU5が、動作モード切り替え手段として動作モードの切り替えを行う。また、CPU5は、図2Bに示すように、操作部6において、LED503を点灯し、LED504を消灯することにより、動作モードが撮影動作モードに設定されたことを示す。そして、CPU5はステップS1010へ移行する。
【0029】
ステップS1010において、CPU5は、対象記録媒体がテープ15となっているか否かの判断を行う。そして、対象記録媒体がテープ15ではない場合、即ちカード13となっている場合には、そのまま終了する。
【0030】
一方、対象記録媒体がテープ15となっている場合、CPU5は、切り替えスイッチ502の操作の有無に拘わらず、記録媒体選択手段として、対象記録媒体をカード13に切り替える(ステップS1011)。また、CPU5は、図3Cに示すように、操作部6において、LED506を点灯し、LED505を消灯することにより、対象記録媒体がカード13に切り替えられたことを示す。
【0031】
このようにして、本実施形態では、切り替えスイッチ501の操作を待たずに動作モードが切り替えられることがある。
【0032】
次に、各動作モードでのビデオカメラの動作について説明する。
【0033】
動作モードが撮影動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合の動作について説明する。この場合、先ず、ビデオカメラのレンズ1を通って入射した被写体からの光を、CCD2が電気信号に変換する。次いで、カメラ信号処理部3が、CCD2から出力された電気信号をサンプリングし、デジタルデータに変換する。その後、CPU5が、このデジタルデータをデジタル映像信号として取得し、このデジタル映像信号に対して、色分離、白バランス、ガンマ補正及びアパーチャ補正等の基本的な処理を行う。そして、CPU5による処理後のデジタル映像信号を、記録・再生制御部14がテープ15に記録する。
【0034】
次に、動作モードが撮影動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてカード13が選択されている場合の動作について説明する。この場合にも、対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合と同様に、CPU5による基本的な処理までが行われる。次いで、CPU5が、操作部6を介して設定された画像サイズ、画質調整及び位置調整等の付加処理を行う。更に、CPU5は、デジタル映像信号に対して、操作部6等を介して設定された圧縮方式及び圧縮パラメータに応じて、画像圧縮処理を行うことにより、画像圧縮データを作成する。画像圧縮処理の方式としては、例えば、動画であれば、MPEG(Moving Picture Experts Group)及びMJPEG(Motion Joint Photographic Experts Group)が挙げられ、静止画であれば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)及びJPEG2000が挙げられる。その後、CPU5は、画像圧縮データを記録データとして記録・再生制御部12へ受け渡す。そして、CPU5から受け渡された記録データを、記録・再生制御部12が、例えば、電子カメラ等で採用されているDCF(Design rule for Camera File System)規格に基づいてカード13に記録する。また、記録データは、撮影した画像をユーザが確認できるように、LCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9に表示される。なお、記録データの作成に当たり、記録・再生制御部12は、DCF規定に従ったディレクトリ及びファイルの作成を行う。図5に、DCF規格に従ったデータファイリングシステムにおけるディレクトリ及びデータファイルの例を示す。このように、記録・再生制御部12は、UDF(Universal Disc Format)又はFAT(File Allocation Table)等のファイルシステムの管理に基づいて、記録データをファイルとしてカード13に記録する。ここで、ファイルシステムとは、ファイルの管理を行うための管理情報及びファイルデータからなる構造体系を意味する。ファイルシステムを共通化することによって、互いに異なる記録媒体に対してもデータの記録再生が可能となり、また、互いに異なる記録再生装置においても、データの記録再生が可能となる。記録データは、必要に応じて信号処理部10を介して信号出力部11に送られる。
【0035】
次に、動作モードが再生動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合の動作について説明する。この場合、先ず、記録・再生制御部14が、テープ15を走行させて画像データを読み込み、読み込んだ画像データをCPU5に受け渡す。次いで、CPU5が、受け渡された画像データの解析及び分離を行う。この結果、受け渡された画像データから、画像データ部、及び制御信号データ部等が得られる。そして、CPU5は、画像データ部を、信号処理部10を介して画像信号として信号出力部11に受け渡すと共に、LCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9にも受け渡す。
【0036】
次に、動作モードが再生影動作モードに設定され、かつ、対象記録媒体としてカード13が選択されている場合の動作について説明する。この場合、先ず、記録・再生制御部12がカード13から画像データを読み込み、読み込んだデータをCPU5に受け渡す。次いで、CPU5が、受け渡された画像データの解析及び分離を行う。この結果、受け渡された画像データから、画像データ部、及び制御信号データ部等が得られる。その後、CPU5は、画像データ部が圧縮されたデータである場合には、伸張処理を行う。そして、CPU5は、画像データ部を、信号処理部10を介して画像信号として信号出力部11に受け渡すと共に、LCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9にも受け渡す。
【0037】
このように、本実施形態では、ビデオカメラ本体にカード13が装着された時に、テープ15が駆動状態ではなく、かつ、カード13内に画像データがなければ、ユーザ等による切り替えスイッチ501及び502の操作を待たずに、動作モードが撮影動作モードに設定されると共に、対象記録媒体としてカード13が選択される。従って、動作モードが再生動作モードに設定され、かつ対象記録媒体としてテープ15が選択されている場合であっても、所定の条件が満たされていれば、カード13をビデオカメラ本体に装着するだけで、速やかに記録を行うことが可能である。
【0038】
なお、ステップS1005及びS1006の判断を省略してもよい。この場合、テープ15を用いた記録又は再生が行われていれば、例えば強制的に終了させてもよい。
【0039】
また、外部記録媒体として3種類以上のものを使用してもよい。この場合、特定の種類の外部記録媒体が装着された場合に、当該特定の種類の外部記録媒体以外のものに対して、ステップS1005、S1006及びS1010の処理を行えばよい。即ち、第壱の実施形態は、2種類以上の外部記録媒体を使用することが可能な記録再生装置に応用することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【0041】
第2の実施形態では、図6に示すように、第1の実施形態における記録・再生制御部14が設けられておらず、これに代わって文字信号制御部21がCPU5に接続されている。文字信号制御部21は、CPUによる制御に基づいて、CPU5が、切り替えスイッチ501が操作されていないにも拘らず動作モードを切り替える場合に、所定の文字列を作成する。また、記録・再生制御部14が設けられていないため、テープ15を用いた記録及び再生を行うことはできず、対象記録媒体を切り替えるための切り替えスイッチ502、並びに対象記録媒体の種類を示すLED505及び506も設けられていない。
【0042】
他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0043】
従って、本実施形態でも、CPU5が実行するプログラムとして、少なくとも2種類のプログラムが設けられている。そのうちの一つは、カード13へのデータの記録を主な動作とする撮影動作モード用のプログラムである。また、他の一つは、カード13に記録されているデータの再生を主な動作とする再生動作モード用のプログラムである。
【0044】
そして、撮影動作モード及び再生動作モードは、切り替えスイッチ501の操作等に応じて切り替えられる。撮影動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、動作モードを撮影動作モードから再生動作モードに切り替える。逆に、再生動作モードに設定されている状態で、切り替えスイッチ501が押されると、CPU5は、動作モードを再生動作モードから撮影動作モードに切り替える。また、LED503は、図2Bに示すように、動作モードが撮影動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Cに示すように、撮影動作モード以外に設定されている時には消灯している。また、LED504は、図2Cに示すように、動作モードが再生動作モードに設定されている時に限り点灯し、図2Bに示すように、再生動作モード以外に設定されている時には消灯している。LED503及び504の点灯/消灯の制御はCPU5により行われる。
【0045】
このように、動作モードは、例えば切り替えスイッチ501の操作に応じて切り替え可能であるが、本実施形態でも、切り替えスイッチ501の操作がなくとも、カード13の装着状態等に応じた切り替えも可能となっている。次に、この切り替え処理の詳細について説明する。この切り替え処理は、所定のプログラムに基づいてCPU5により行われる。図7は、動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【0046】
本実施形態におけるステップS1001〜S1004の処理は、第1の実施形態のものと同様である。但し、ステップS1004の後には、ステップS1005及びS1006の処理を行うことなく、ステップS1007の処理を行う。つまり、CPU5は、テープ15に関する処理を行わない。
【0047】
ステップS1007において、CPU5は、記録・再生制御部12を介してカード13内に画像データがあるか否かの判断を行い、画像データがある場合は、そのまま終了する。
【0048】
一方、ステップS1007において、カード13内に画像データがない場合、CPU5は、動作モードが撮影動作モードに設定されているか否かの判断を行う(ステップS1008)。そして、撮影動作モードに設定されている場合には、そのまま終了する。
【0049】
これに対し、撮影動作モードに設定されていない場合、例えば再生動作モードに設定されている場合、CPU5は、文字信号制御部21を制御して、所定の文字列を作成させる。そして、CPU5は、この文字列をLCD/CVF制御部7を介してCVF8及び/又はLCD9に表示させる(ステップS1201)。このとき、CPU5、LCD/CVF制御部7、CVF8、LCD9及び文字信号制御部21が報知手段として機能する。ここで、所定の文字列には、これから、切り替えスイッチ501の操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替えること及びその理由を報知する内容が含まれる。図8に、表示される文字列の例を示す。
【0050】
ステップS1201の後、CPU5は、切り替えスイッチ501の操作の有無に拘わらず、強制的に動作モードを撮影動作モードへ切り替える(ステップS1009)。また、CPU5は、図2Bに示すように、操作部6において、LED503を点灯し、LED504を消灯することにより、動作モードが撮影動作モードに設定されたことを示し、処理を終了する。
【0051】
このようにして、本実施形態でも、切り替えスイッチ501の操作を待たずに動作モードが切り替えられることがある。
【0052】
他の動作は、テープ15に関する処理が行われないことを除き、第1の実施形態と同様である。
【0053】
このように、本実施形態では、ビデオカメラ本体にカード13が装着された時に、カード13内に画像データがなければ、ユーザ等による切り替えスイッチ501の操作を待たずに、動作モードが撮影動作モードに設定される。従って、動作モードが再生動作モードに設定されている場合であっても、所定の条件が満たされていれば、カード13をビデオカメラ本体に装着するだけで、速やかに記録を行うことが可能である。
【0054】
また、動作モードの切り替え及びその理由が表示されるため、意思に基づかない動作モードの切り替えに伴うユーザの困惑を抑制することもできる。なお、このような表示を第1の実施形態において行ってもよい。また、表示による報知に限定されず、音による報知を行ってもよい。
【0055】
なお、第1及び第2の実施形態では、記録及び再生の対象を画像情報としているが、記録及び再生の対象を音声情報としてもよい。
【0056】
また、カード13としては、MMC(Multi Media Card)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、CFカード、PCカード等を用いることができる。また、カード13の代わりに、CD−RW、フレキシブルディスク、MD、DVD−RAM等の着脱可能な磁気記録媒体、光磁気記録媒体等を用いてもよい。
【0057】
また、本発明の実施形態は、例えばコンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図2A】操作部6の一部を示す図である。
【図2B】動作モードが撮影動作モードに設定されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図2C】動作モードが再生動作モードに設定されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図3A】操作部6の他の一部を示す図である。
【図3B】対象記録媒体としてテープ15が選択されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図3C】対象記録媒体としてカード13が選択されている時の操作部6の状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】DCF規格に従ったデータファイリングシステムにおけるディレクトリ及びデータファイルの例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における動作モードの切り替え処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】表示される文字列の例を示す図である。
【符号の説明】
【0059】
1:レンズ
2:CCD
3:カメラ信号制御部
4:メモリ
5:CPU
6:操作部
7:LCD/CVF制御部
8:CVF
9:LCD
10:信号処理部
11:信号出力部
12:記録・再生制御部
13:カード
14:記録・再生制御部
15:テープ
21:文字信号制御部
501、502:切り替えスイッチ
503〜506:LED
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、
前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断手段と、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断手段と、
を有し、
前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置であって、
前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと前記装着判断手段が判断し、かつ、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと前記情報判断手段が判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替え手段を有することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記記録媒体装着手段は、2種類以上の外部記録媒体の装着及び取り外しが可能なように構成されており、
前記記録手段による記録及び前記再生手段による再生の対象とする外部記録媒体の種類を選択する記録媒体選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記動作モード切り替え手段は、
前記装着判断手段が、前記記録媒体装着手段に前記2種類以上の外部記録媒体のうちの予め定められた特定の種類のものが装着されたと判断し、かつ、
前記情報判断手段が、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、
前記動作モードを前記記録動作モードに設定することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記記録手段及び前記再生手段の動作状況を把握する動作状況把握手段を有し、
前記動作モード切り替え手段は、
前記装着判断手段が、前記記録媒体装着手段に前記2種類以上の外部記録媒体のうちの予め定められた特定の種類のものが装着されたと判断し、
前記動作状況把握手段が、前記記録手段及び前記再生手段によって、当該外部記録媒体以外の外部記録媒体に対する記録及び再生が行われていないと判断し、かつ、
前記情報判断手段が、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、
前記動作モードを前記記録動作モードに設定することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項5】
動作モード切り替え手段が前記動作モードを前記記録動作モードに設定する際に、前記動作モードの切り替えを外部に報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記情報判断手段は、前記所定の種類の情報として、画像情報が記録されているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記情報判断手段は、前記所定の種類の情報として、音声情報が記録されているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項8】
外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、を備え、
前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置の制御を行う方法であって、
前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断ステップと、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断ステップと、
前記装着判断ステップにおいて、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと判断し、かつ、前記情報判断ステップにおいて、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替えステップと、
を有することを特徴とする記録再生装置の制御方法。
【請求項9】
外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、を備え、
前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置の制御を行うプログラムであって、
コンピュータに、
前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断ステップと、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断ステップと、
前記装着判断ステップにおいて、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと判断し、かつ、前記情報判断ステップにおいて、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替えステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、
前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断手段と、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断手段と、
を有し、
前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置であって、
前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと前記装着判断手段が判断し、かつ、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと前記情報判断手段が判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替え手段を有することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記記録媒体装着手段は、2種類以上の外部記録媒体の装着及び取り外しが可能なように構成されており、
前記記録手段による記録及び前記再生手段による再生の対象とする外部記録媒体の種類を選択する記録媒体選択手段を有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記動作モード切り替え手段は、
前記装着判断手段が、前記記録媒体装着手段に前記2種類以上の外部記録媒体のうちの予め定められた特定の種類のものが装着されたと判断し、かつ、
前記情報判断手段が、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、
前記動作モードを前記記録動作モードに設定することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記記録手段及び前記再生手段の動作状況を把握する動作状況把握手段を有し、
前記動作モード切り替え手段は、
前記装着判断手段が、前記記録媒体装着手段に前記2種類以上の外部記録媒体のうちの予め定められた特定の種類のものが装着されたと判断し、
前記動作状況把握手段が、前記記録手段及び前記再生手段によって、当該外部記録媒体以外の外部記録媒体に対する記録及び再生が行われていないと判断し、かつ、
前記情報判断手段が、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、
前記動作モードを前記記録動作モードに設定することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項5】
動作モード切り替え手段が前記動作モードを前記記録動作モードに設定する際に、前記動作モードの切り替えを外部に報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記情報判断手段は、前記所定の種類の情報として、画像情報が記録されているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記情報判断手段は、前記所定の種類の情報として、音声情報が記録されているか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項8】
外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、を備え、
前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置の制御を行う方法であって、
前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断ステップと、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断ステップと、
前記装着判断ステップにおいて、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと判断し、かつ、前記情報判断ステップにおいて、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替えステップと、
を有することを特徴とする記録再生装置の制御方法。
【請求項9】
外部記録媒体の装着及び取り外しが可能な記録媒体装着手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体への情報の記録を行う記録手段と、前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体からの情報の再生を行う再生手段と、を備え、
前記記録手段による記録が可能な記録動作モード及び前記再生手段による再生が可能な再生動作モードの少なくとも2種類の排他的な動作モードで動作する記録再生装置の制御を行うプログラムであって、
コンピュータに、
前記記録媒体装着手段に所定の種類の外部記録媒体が装着されたか否かを判断する装着判断ステップと、
前記記録媒体装着手段に装着された外部記録媒体に、前記再生手段による再生が可能な所定の種類の情報が記録されているか否かを判断する情報判断ステップと、
前記装着判断ステップにおいて、前記記録媒体装着手段に外部記録媒体が装着されたと判断し、かつ、前記情報判断ステップにおいて、当該外部記録媒体に前記所定の種類の情報が記録されていないと判断した場合に、前記動作モードを前記記録動作モードに設定する動作モード切り替えステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公開番号】特開2009−26383(P2009−26383A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−188501(P2007−188501)
【出願日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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