説明

記録装置の制御方法、端末装置、記録装置、端末装置の制御プログラム、記録装置の制御プログラム、携帯電話端末、および携帯電話端末の制御プログラム

【課題】 PC、デジタルカメラや携帯電話などの外部デバイスと接続可能な記録装置において、記録動作に係る操作性を向上でき、各機器の特有の機能を適切に共用し、記録動作時の操作性や効率を向上し、また、制御ソフトウェアのアップデート機能などを提供し、これら各機器の付加価値を高めることができるようにする。
【解決手段】 プリンタ100に、USBインターフェース(105、403)を介してデジタルカメラ400を、無線通信インターフェース(108、307)を介して携帯電話300を接続し、デジタルカメラ400の画像データをプリンタ100で記録出力する際、携帯電話300を接続し、記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いる。また、携帯電話300により、ファームウェアをネットワークからダウンロードし、プリンタ100経由でデジタルカメラ400に組み込む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置と複数のデバイスの組合せにより構成される記録システムにおいて用いられる記録装置の制御方法、端末装置、記録装置、端末装置の制御プログラム、記録装置の制御プログラム、携帯電話端末、および携帯電話端末の制御プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
入力された記録データに基づいて種々の記録方式により紙やプラスチック薄板等の被記録材(被記録媒体)に画像記録を行なうために用いられる記録装置(プリンタ)は、従来よりコンピュータやデジタルカメラの出力機器として広く用いられている。
【0003】
従来の記録装置では、記録データの供給元であるコンピュータやデジタルカメラ等の端末と接続され、これらの端末からの指令に基づき記録動作を実行させるものが知られている(下記の特許文献1参照)。
【0004】
また、メモリカードやCD−ROM等の記憶メディア、あるいはデジタルカメラなどを記録装置に直接接続して記録装置を出力機器として用いる構成も知られており(下記の特許文献2)、このような構成においては記録装置本体で記録動作実行の指令を行なう。
【0005】
さらに、公衆回線を経由して携帯電話から記録データを供給したりプリンタの動作を制御する方式も知られている(下記の特許文献3)。
【特許文献1】特開2001−128045号公報
【特許文献2】特開2003−103883号公報
【特許文献3】特開2001−217948号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のプリンタでは以下のような問題点がある。
【0007】
(1)コンピュータのデータ出力機器として使用する場合、オペレーティングシステム(以下OSと記す)による制約があり、記録動作までのステップが簡素化できないことがある。また、記録態様に関して詳細な設定を行なうには、プリンタドライバ内の深いユーザーインターフェース階層に入る必要があり、また、一旦設定できたとしてもアプリケーションを閉じてしまうと設定がクリアされてしまうことがある。
【0008】
(2)プリンタをデジタルカメラに直接接続し、出力機器として使用する場合、デジタルカメラのキーおよび画面を使用しての操作を行なうことになるが、キーの数と画面サイズの制約が大きいため、操作がしづらい。また、統一規格によりメーカの異なる記録装置とデジタルカメラが接続できるようになってきたが、現在の統一規格は最低限の規格であり、拡張性のある記録制御が不可能、たとえば記録品位設定や用紙設定を自由に行なえない、などの問題があった。また、近年のデジタルカメラではファームウェアなどをフラッシュROMに格納しておき、新しいバージョンのファームウェアに更新できる構成が知られているが、現在ではネットワークインターフェースを有するカメラは稀であり、自機のみによりファームウェアをダウンロードし書き換える手段を持たないためPCなどの機器の介在が無ければネットワーク上でファームウェアが更新されても、コンピュータを持っていないユーザにおいては、メーカのホームページなどでデジタルカメラのファームウェアが更新されても、その恩恵を受けることができない、という問題がある。
【0009】
(3)プリンタをデジタルカメラやその記憶メディアの出力機器として使用する場合、プリンタ本体で記録動作の設定・実行の指令を行なうため、プリンタ本体のキーが多く必要となり、ユーザーインターフェースが複雑化し、また、ユーザの利便性を考慮すると表示画面も必要となり、製造コストが大きくなる問題がある。
【0010】
(4)携帯電話などにより公衆回線を経由してプリンタを制御する場合、操作の利便性は増すが、記録装置本体にモデムやLANインターフェースなどの通信機能を組み込んでおく必要があり、製造コストが大きくなりがちな問題がある。
【0011】
本発明の課題は、上記問題を解決し、外部デバイス、たとえばPC、デジタルカメラや携帯電話などと接続可能な記録装置において、記録動作に係る操作性を向上でき、また、これら各機器の製造コストを増大させることなく、これら各機器の特有の機能を適切に共用することにより、記録動作時の操作性や効率を向上し、また、制御ソフトウェアのアップデート機能などを提供し、これら各機器の付加価値を高めることができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記課題を解決するため、記録装置と複数のデバイスの組合せにより構成される記録システムにおいて用いられる記録装置の制御方法、端末装置、記録装置、端末装置の制御プログラム、および記録装置の制御プログラムにおいて、被記録媒体に記録を行なう記録装置に、第1の接続手段を介して第1のデバイスを、また、第2の接続手段を介して第2のデバイスを接続し、前記第1のデバイスのデータを前記記録装置で記録出力する際、前記第2のデバイスを該記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いる構成を採用した。
【0013】
また、記録装置と複数のデバイスの組合せにより構成される記録システムにおいて用いられる記録装置の制御方法、記録装置、携帯電話端末、記録装置の制御プログラム、および携帯電話端末の制御プログラムにおいて、被記録媒体に記録を行なう記録装置に第1の携帯電話を接続し、前記記録装置で記録出力を行なう際、第1の携帯電話と通信中の第2の携帯電話を該記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いる構成を採用した。
【0014】
また、被記録媒体に記録を行なう記録装置に、第1の接続手段を介して第1のデバイスを、また、第2の接続手段を介して第2のデバイスを接続し、前記第1のデバイスのソフトウェアを前記第2のデバイスを経由してネットワークからダウンロードし、前記記録装置を介して前記第1のデバイスに組み込む構成を採用した。
【発明の効果】
【0015】
上記のうち、被記録媒体に記録を行なう記録装置に、第1の接続手段を介して第1のデバイスを、また、第2の接続手段を介して第2のデバイスを接続し、前記第1のデバイスのデータを前記記録装置で記録出力する際、前記第2のデバイスを該記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いる構成によれば、携帯電話のシンプルなユーザーインターフェースを用いて、記録装置の設定/制御を容易に行なうことができ、また、記録装置を外部の2つのデバイスを媒介し、協働させることにより、たとえば記録装置、前記第1のデバイスのソフトウェアを第2のデバイスを経由してネットワークからダウンロードし、記録装置、前記第1または第2のデバイスに組み込むような動作が可能となるので、記録装置自体の付加価値を大いに高めることができる。
【0016】
また、被記録媒体に記録を行なう記録装置に第1の携帯電話を接続し、前記記録装置で記録出力を行なう際、第1の携帯電話と通信中の第2の携帯電話を該記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いる構成によれば、記録装置と直接接続されていない第2の携帯電話から、第1の携帯電話を経由して記録装置へのダイレクト印刷動作を行なえ、遠隔地から画像印刷を容易に行なうことができる。
【0017】
また、被記録媒体に記録を行なう記録装置に、第1の接続手段を介して第1のデバイスを、また、第2の接続手段を介して第2のデバイスを接続し、前記第1のデバイスのソフトウェアを前記第2のデバイスを経由してネットワークからダウンロードし、前記記録装置を介して前記第1のデバイスに組み込む構成によれば、たとえば記録装置、前記第1のデバイスのソフトウェアを第2のデバイスを経由してネットワークからダウンロードし、記録装置、前記第1または第2のデバイスに組み込むような動作が可能となるので、記録装置自体の付加価値を大いに高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、発明を実施するための最良の形態について、図面に示したいくつかの実施例を参照して説明する。以下では、プリンタに対して、PC、携帯電話、デジタルカメラ、メモリカードなどのデバイスのうち少なくとも2つを接続することにより構成されるシステムを示す。
【実施例1】
【0019】
図1は、本発明を実施した記録システムの構成を示している。図1において、符号100はプリンタで、101はプリンタ100を制御するCPU、102はプリンタ100のキー、スイッチを備えた操作部、103はRAM、104はパーソナルコンピュータ(以下、PC)200と接続するためのUSB I/F、105は携帯電話300を接続できるUSB HOST、106はプリンタ100の制御プログラムが書き込まれたROM、107はプリンタ100に電力を供給する電源である。
【0020】
プリンタ100のUSB I/F104はPC200のUSB HOST201と接続されている。PC200は制御主体としてのCPU204、ワークエリアとして用いられるRAM202、ファームウェアを格納したROM203、OSやアプリケーションソフトウェアを記憶する外部記憶装置としてのHDD205を装備している。このHDD205にはユーザの操作によりファイルの読み込み、保存が行なわれる。さらに、HDD205には、プリンタ100に印刷データを送るためのプリンタドライバがインストールされている。
【0021】
また、プリンタ100のもうひとつの外部インターフェイスである、USB HOST105には携帯電話300のUSB I/F303が接続されている。
【0022】
携帯電話300は、表示部301、操作キー302などによるユーザーインターフェースを有するとともに、制御主体としてのCPU304と、ワークエリアとして用いられるRAM305、ファームウェアを格納したROM306を含む。
【0023】
本実施例では、携帯電話300によりプリンタ100を制御することができ、携帯電話300のROM306はプリンタ100の制御用アプリケーションが保存されている。携帯電話300には、さらに無線通信機器とデータの送受信を行なうことができる無線通信I/F307、携帯電話網と接続する公衆回線I/F308が設けられている。
【0024】
次に、上記構成においてPC200に格納されている情報をプリンタ100を使って印刷する場合の動作を図2(a)および図2(b)で説明する。図2(a)は、本システムの動作を、また、図2(b)は図1の各機器のマスタ、スレーブ関係を示している。図2(b)では、図2(a)に相当するステップでは同一の番号を用いている。
【0025】
ここでは、各機器は、プリンタ100のUSB I/F104と、PC200のUSB HOST201とが接続され、プリンタ100のUSB HOST105と、携帯電話300のUSB I/F303とが接続されている状態になっているものとする。
【0026】
以下の動作では、PC200とプリンタ100、プリンタ100と携帯電話300はあらかじめ作成した適当なプロトコルにしたがって上記のUSBインターフェース上でデータやコマンドをやりとりすることができる。以下の動作では、PC200と携帯電話300の間で情報を送受信することが必要であるが、このためにはプリンタ100がPC200と携帯電話300の間で適宜データやコマンドを中継できるように上記のプロトコルを構成しておく。なお、プリンタ100と携帯電話300との間ではプリントビームのようなプロトコルを用いることができる。
【0027】
ユーザは、PC200内に格納されているデータ(ここでは画像としている)を画面上に表示する(ステップS102:以下、かっこ書きする場合ステップ番号のみ記す)。この画像を印刷したい場合、携帯電話300の画面上で印刷メニューを選択(S103)すると、携帯電話の画面に印刷メニューが表示される(S104)。
【0028】
ここで、PC内のプリンタドライバが最新であるか確認するために、バージョンチェック(S105)を行なう。このバージョンチェックは図2(b)に示すように行なう。まず、携帯電話300がプリンタ100経由でPC200のプリンタドライバのバージョン情報を取得するコマンドを送信(S2001)し、これに応じてプリンタ100経由でPC200から携帯電話300へプリンタドライバのバージョン情報が送信される(S2002、S2012)。
【0029】
続いて、携帯電話300は公衆回線を経由してインターネット上の不図示のサーバに接続(S106)し、PC200のドライババージョン情報と比較して、PC200にインストールされたプリンタドライバが最新であるか否かを判断する(S107)。
【0030】
なお、PC200のプリンタドライバを提供するサーバは、PCのハードウェアのメーカー、OSのベンダなどがあらかじめ適宜設置するものとする。また、携帯電話300がPC200のプリンタドライババージョンの情報を取得するタイミングは上記以外にも、たとえばUSBコネクタの接続時などのタイミングが考えられる。
【0031】
携帯電話300が取得したPC200のプリンタドライババージョンの情報によって、PC200のプリンタドライバが最新の状態ではないことが判明した場合、「最新のPCのプリンタドライバがあります。PCのプリンタドライバを更新しますか」のようなダイアログを携帯電話300の表示部301で表示し、ユーザが更新するか否かを判断(S108)する。ここでユーザが更新を選択した場合は、サーバに再接続(S109)し、プリンタドライバの差分データを取得(S110)する。さらに、この差分データを携帯電話300からプリンタ100を経由して、PC200のHDD205内のドライバを更新、保存させるコマンドとともに送信(S111、S2013)することにより、プリンタドライバの更新が終了する(S112)。また、PC200のプリンタドライバが最新のものである場合にはステップS107からS113に移行する。
【0032】
ステップS113では、携帯電話300の表示部301に印刷の設定画面を表示させる。ここでは使用する用紙の種類・品位を設定するのはもちろんのこと、範囲指定印刷や携帯電話300にあらかじめダウンロードしたフレームをつけて印刷する、などの特殊な(拡張)印刷フォーマットも選択/設定することができる。フレームをつけて印刷する場合、フレームの画像データをPC上のRAM202に送信・展開し、画像データと合成してプリンタ100に転送する。印刷設定情報はプリンタ100経由でPC200に送信(S2018)される。
【0033】
ステップS113で決定した設定状態は携帯電話300の表示部301を使用して確認することができる。すなわち、PC200は送信された設定情報に基づきプレビュー画面を作成し、プリンタ100経由で携帯電話300に送信(S2014)し、携帯電話300は表示部301でプレビュー画面を表示させる(S114)。
【0034】
このプレビュー表示により、ユーザは印刷範囲、フレーム位置などを確認(S115)することができ、現在の設定を変更したければステップS113に戻って設定を繰り返し、好みの印刷設定が完了したら携帯電話300の操作キー302で所定操作を行ない、印刷開始の指令を行なう(S116)。
【0035】
以上のようにして、携帯電話300の指令に基づき、プリンタ100がPC200にプリントデータの送信を要求し(S2015)、これに応じてPC200からプリンタ100にプリントデータが送信され(S2016)、印刷動作(S2017)が行なわれる。
【0036】
以上の実施例によれば、PCからプリンタへデータを送り印刷させる動作の態様をプリンタに接続された携帯電話から設定/制御することができる。
【0037】
ユーザは、PCの複雑なユーザーインターフェースではなく携帯電話のシンプルなユーザーインターフェースを用いて、印刷動作の設定/制御を容易に行なうことができ、画像に飾りをつけたり、拡大したりという拡張印刷の設定も容易に行なうことができる。
【0038】
また、PCがインターネットへの接続手段を有していないような場合でも、プリンタを経由してPCと携帯電話が連携して、PCのプリンタドライバの最新版を取得し、PCに組み込むことができ、PCのプリンタドライバを最新状態に保つことができる。
【0039】
特に、本実施例によれば、プリンタが外部の2つのデバイス(PCおよび携帯電話)を媒介し、協働させることにより上記の印刷動作、およびソフトウェアの更新動作を行なわせることができるので、プリンタ自体の付加価値を大いに高めることができる。
【実施例2】
【0040】
本実施例のシステムは、図3に示すようにプリンタ100、携帯電話300、およびデジタルカメラ400から構成されている。
【0041】
なお、本実施例(以下の実施例も同様)において実施例1で説明済みの部材については同一符号を用いその詳細な説明は省略する。
【0042】
本実施例の携帯電話300は実施例1の携帯電話300と全く同様に構成されている。また、プリンタ100も無線通信I/F108が追加されている以外は実施例1のものと同様である。
【0043】
本実施例では、図3のように携帯電話300とプリンタ100は、無線通信I/F307〜無線通信I/F108により接続されている。これらの無線通信I/Fは、たとえば赤外線通信インターフェース(IrDA)、Bluetooth、プリントビームなどのインターフェース/プロトコルを用いて構成することができる。
【0044】
また、プリンタ100のUSB HOST105にはデジタルカメラ400のUSB I/F403が接続されている。デジタルカメラ400〜プリンタ100間の通信にはPictBridgeのようなプロトコルを用いることができる。
【0045】
図3では、デジタルカメラ400の撮影機構、画像メモリなどは図示を省略してあるが、ここではデジタルカメラ400のユーザーインターフェースとして、表示部401および操作キー402が示してある。
【0046】
本実施例では、プリンタのROM106およびデジタルカメラのROM306は書き換え可能であるとする。
【0047】
次に、上記構成においてデジタルカメラ300内の画像をプリンタ100を使って印刷する場合の動作を図4(a)および図4(b)で説明する。図4(a)は、本システムの動作を、また、図4(b)は図3の各機器のマスタ、スレーブ関係を示している。図4(b)では、図4(a)に相当するステップでは同一の番号を用いている。
【0048】
ここでは、プリンタ100のUSB HOST105と、デジタルカメラ400のUSB I/F403とが有線接続され、プリンタ100の無線通信I/F108と携帯電話300の無線通信I/F308とはワイヤレス接続可能な状態になっているものとする。
【0049】
本実施例においても、デジタルカメラ400とプリンタ100、プリンタ100と携帯電話300はあらかじめ作成した適当なプロトコルにしたがってUSBインターフェースおよび無線通信I/Fを介してデータやコマンドをやりとりすることができるものとする。以下の動作では、デジタルカメラ400と携帯電話300の間で情報を送受信することが必要になるが、このためにはプリンタ100がデジタルカメラ400と携帯電話300の間で適宜データやコマンドを中継できるように上記のプロトコルを構成しておく。
【0050】
ユーザはデジタルカメラ300内に格納されている画像を、画面上に表示し印刷したい画像を選択(S202)する。
【0051】
次に、携帯電話300の画面上で印刷メニューを選択(S203)すると、携帯電話の画面に印刷メニューが表示される(S204)。デジタルカメラからのダイレクト印刷を行なう場合、プリントデータはプリンタ100内で生成されるので、プリンタ100のファームウェアが最新であることが望ましい。このため、プリンタ100のファームウェアバージョンを確認するために、ステップS205でバージョンチェックを行なう。このバージョンチェックは図4(b)に示すように行なう。
【0052】
なお、このとき、実施例1と同様に、携帯電話300がバージョンチェックと最新ファームウェアのダウンロードを代行することにより、デジタルカメラのファームウェアを最新版に更新することもできる(図4(b)のS3012’およびS3013’)。
【0053】
まず、携帯電話300がプリンタ100およびデジタルカメラ400のファームウェアのバージョン情報を取得するコマンドを送信(S3001)し、これに応じてプリンタ100またはデジタルカメラ400から携帯電話300へファームウェアのバージョン情報が送信される(S3002、S3012、S3012’)。
【0054】
続いて、携帯電話300は公衆回線を経由してサーバに接続(S206)し、プリンタ100内のファームウェアバージョン情報およびデジタルカメラのファームウェアバージョンと比較して、プリンタ100のROM106内のファームウェアおよびデジタルカメラ400のROM306のファームウェアが最新であるか否かを判断する(S207)。
【0055】
本実施例においても、プリンタ100のファームウェアまたはデジタルカメラ400のファームウェアを提供するサーバは、プリンタまたはデジタルカメラのハードウェアのメーカー、OSのベンダなどがあらかじめ適宜設置するものとする。また、携帯電話300がバージョン情報を取得するタイミングは上記以外にも、たとえばUSBコネクタの接続時などのタイミングが考えられる。
【0056】
携帯電話300が取得したプリンタ100のファームウェアバージョンの情報およびデジタルカメラのファームウェアバージョンの情報によって、プリンタ100のファームウェアまたはデジタルカメラのファームウェアが最新の状態ではないことが判明した場合、「最新のプリンタ(デジタルカメラ)ファームウェアがあります。プリンタ(デジタルカメラ)ファームウェアを更新しますか」のようなダイアログを携帯電話300の表示部301で表示し、ユーザが更新するか否かを判断(S208)し、更新を選択した場合はサーバに再接続(S209)し、差分データを取得(S210)し、さらにこの差分データを携帯電話300からプリンタ100および(または)デジタルカメラ400に送信し(S211)、プリンタ100のROM106内のファームウェアおよび(または)デジタルカメラのROM306内のファームウェアを更新する(S212,S3013)。
【0057】
ステップS213では、携帯電話300の表示部301に印刷の設定画面を表示する。ここでは使用する用紙の種類・品位を設定するのはもちろんのこと、範囲指定印刷や携帯電話300にあらかじめダウンロードしたフレームをつけて印刷するなどの特殊な(拡張)印刷フォーマットも選択/設定することができる。フレームをつけての印刷を実施する場合、フレームデータをプリンタ100内のRAM103に送信・展開し、画像データと合成してプリンタ100内でプリントデータに展開する。印刷設定情報はプリンタ100経由でプリンタ100に送信(S3018)される。
【0058】
ステップS213で決定した設定状態は携帯電話300の表示部301を使用して確認することができる。本実施例の場合はデジタルカメラ400がプレビュー画面を作成し(プリンタ100が作成するような構成でもよい)、プリンタ100経由で携帯電話300に送信(S3014)し、携帯電話300は表示部301でプレビュー画面を表示させる(S214)。
【0059】
ステップS213で設定したものをステップS214で携帯電話の画面を使用して確認する(プレビュー表示)。
【0060】
このプレビュー表示により、ユーザは印刷範囲、フレーム位置などを確認(S215)することができ、現在の設定を変更したければステップS213に戻って設定を繰り返し、好みの印刷設定が完了したら携帯電話300の操作キー302で所定操作を行ない、印刷開始の指令を行なう(S216)。
【0061】
以上のようにして、携帯電話300の指令に基づき、プリンタ100がデジタルカメラ400にプリントデータの送信を要求し(S3015)、これに応じてデジタルカメラ400からプリンタ100にプリントデータが送信され(S3016)、印刷動作(S3017)が行なわれる。
【0062】
以上の実施例によれば、デジタルカメラからプリンタへのダイレクト印刷動作を、プリンタに無線接続された携帯電話で設定/制御することができる。
【0063】
ユーザは、携帯電話のシンプルなユーザーインターフェースを用いて、印刷動作の設定/制御を容易に行なうことができ、画像に飾りをつけたり、拡大したりという拡張印刷の設定も容易に行なうことができる。
【0064】
また、デジタルカメラまたはプリンタがインターネットへの接続手段を有していないような場合でも、携帯電話がバージョンチェックと最新ファームウェアのダウンロードを代行することにより、デジタルカメラまたはプリンタのファームウェアを最新ファームウェアに更新することができ、常に不具合が修正された新しいファームウェアで高品位の印刷を行なうことができる。
【0065】
また、本実施例によれば、どのメーカのどの機種のデジタルカメラを接続したときでも、操作手順が統一されるため、操作性が著しく向上する。また、フレーム追加、拡大/縮小といった編集機能も容易であり、プリントする楽しさをユーザに提供することができる。
【0066】
特に、本実施例によれば、プリンタが外部の2つのデバイス(デジタルカメラおよび携帯電話)を媒介し、協働させることにより上記の印刷動作、およびファームウェアの更新動作を行なわせることができるので、プリンタ自体の付加価値を大いに高めることができる。
【実施例3】
【0067】
本実施例のシステムは、図5に示すようにプリンタ100および携帯電話300から構成されている。
【0068】
本実施例の携帯電話300は実施例1および実施例2の携帯電話300と全く同様に構成され、携帯電話300とプリンタ100は、無線通信I/F307〜無線通信I/F108により接続されている。また、プリンタ100は、メモリカードスロット109が追加されている以外は実施例2のものと同様である。
【0069】
図5のメモリカードスロット109にはコンパクトフラッシュ(商標名)、SDカード等の画像を保存したカードメディアを装填することができ、これらカードメディア内のデータをプリンタ100で印刷することができる。
【0070】
このような構成においても、携帯電話300をプリンタの印刷動作を制御するユーザーインターフェースとして利用することができる。
【0071】
次に、上記構成においてメモリカードスロット内の画像をプリンタ100を使って印刷する場合の動作を図6(a)および図6(b)で説明する。図6(a)は、本システムの動作を、また、図6(b)は図5の各機器のマスタ、スレーブ関係を示している。図6(b)では、図6(a)に相当するステップでは同一の番号を用いている。
【0072】
本実施例においても、プリンタ100と携帯電話300はあらかじめ作成した適当なプロトコルにしたがって無線通信I/Fを介してデータやコマンドをやりとりすることができるものとする。
【0073】
まず、ユーザは画像データが記録されたメモリカードを、プリンタ100のメモリカードスロット109に挿入する。このとき、プリンタ100の無線通信I/F108と携帯電話300の無線通信I/F308とはワイヤレス接続可能な状態になっている。
【0074】
次に、ユーザがメモリカード内に格納されている画像のうち、印刷したい画像を選択する。この実施例で用いたプリンタ100には、画像を表示する手段を持たないので、画像の選択には携帯電話300の表示部301を使用する。携帯電話300から、印刷アプリケーションを起動する(S302)と、メモリカード内の画像がプリンタ100、無線接続I/F108および307を経由して、携帯電話300の表示部301に表示される(図6(b)のS4030,S4031,S4032,S303)。この表示画面内でユーザは印刷したい画像を選択する。
【0075】
これに応じて、携帯電話300の表示部301に印刷メニューを表示させる(S304)。メモリカードからのダイレクト印刷を行なう場合、プリントデータはプリンタ300内で生成されるので、プリンタ100のファームウェアが最新であることが望ましい。このため、プリンタ100のファームウェアバージョンを確認するために、ステップS305でバージョンチェックを行なう。このバージョンチェックは図6(b)に示すように行なう。
【0076】
まず、携帯電話300がプリンタ100のプリンタドライバのバージョン情報を取得するコマンドを送信(S4001)し、これに応じてプリンタ100から携帯電話300へプリンタドライバのバージョン情報が送信される(S4002、S4012)。
【0077】
続いて、携帯電話300は公衆回線を経由してサーバに接続(S306)し、プリンタ100内のファームウェアバージョン情報と比較して、ROM106内のファームウェアが最新であるか否かを判断する(S307)。
【0078】
本実施例においても、プリンタ100のファームウェアを提供するサーバは、プリンタのハードウェアのメーカー、OSのベンダなどがあらかじめ適宜設置するものとする。また、携帯電話300がバージョン情報を取得するタイミングは上記以外にも、たとえばUSBコネクタの接続時などのタイミングが考えられる。
【0079】
携帯電話300が取得したプリンタ100のファームウェアバージョンの情報によって、プリンタ100のファームウェアが最新の状態ではないことが判明した場合、「最新のプリンタファームウェアがあります。プリンタファームウェアを更新しますか」のようなダイアログを携帯電話300の表示部301で表示し、ユーザが更新するか否かを判断(S308)し、更新を選択した場合はサーバに再接続(S309)し、差分データを取得(S310)する。さらには、この差分データを携帯電話300からプリンタ100に送信し(S311)、プリンタ100のROM106内のファームウェアを更新する(S312,S4013)。
【0080】
ステップS313では、ユーザは携帯電話に印刷の設定画面を表示する。ここでは使用する用紙の種類・品位を設定するのはもちろんのこと、範囲指定印刷や携帯電話300にあらかじめダウンロードしたフレームをつけて印刷する、などの特殊な(拡張)印刷フォーマットも選択/設定することができる。フレームをつけての印刷を実施する場合、フレームデータをプリンタ100内のRAM103に送信・展開し、画像データと合成してプリンタ100内でプリントデータに展開する。印刷設定情報はプリンタ100経由でプリンタ100に送信(S4018)される。
【0081】
ステップS313で設定した設定状態は携帯電話300の表示部301を使用して確認することができる。本実施例の場合はプリンタ100がプレビュー画面を作成し、携帯電話300に送信(S4014)し、携帯電話300は表示部301でプレビュー画面を表示させる(S314)。
【0082】
このプレビュー表示により、ユーザは印刷範囲、フレーム位置などを確認(S315)することができ、現在の設定を変更したければステップS313に戻って設定を繰り返し、好みの印刷設定が完了したら携帯電話300の操作キー302で所定操作を行ない、印刷開始の指令を行なう(S316)。
【0083】
以上のようにして、携帯電話300の指令に基づき、プリンタ100がメモリカードスロット109のメモリカードにプリントデータを要求し(S4015)、これに応じてメモリカードスロット109のメモリカードからプリンタ100にプリントデータが出力され(S4016)、印刷動作(S4017)が行なわれる。
【0084】
以上の実施例によれば、メモリカードスロットを持っているが表示部を持たないプリンタでメモリカードからプリンタへのダイレクト印刷動作を行なう際に、プリンタに接続された携帯電話をユーザーインターフェースとして利用することができ、メモリカード内の画像を携帯電話で表示したり、プリンタの設定・制御を行なえるので操作性が著しく向上する。また、フレーム追加、拡大/縮小といった編集機能も容易であり、プリントする楽しさをユーザに提供することができる。
【0085】
特に、本実施例によれば、プリンタが外部の2つのデバイス(メモリカードおよび携帯電話)を媒介し、協働させることにより上記の印刷動作、およびプリンタファームウェアの更新動作を行なわせることができるので、プリンタ自体の付加価値を大いに高めることができる。
【実施例4】
【0086】
本実施例のシステムは、図7に示すようにプリンタ100と携帯電話300および500から構成されている。
【0087】
携帯電話300は実施例2および実施例3と同様に構成され、携帯電話300とプリンタ100は、無線通信I/F307〜無線通信I/F108により接続されている。
【0088】
携帯電話300と、第2の携帯電話500は携帯電話網Nを経由して、接続することができる。携帯電話500は携帯電話300の各ブロック300〜307と同様の部材から構成されており、これらの各部材には携帯電話300の300番台の符号を500番台に置き換えた符号を付してある。
【0089】
本実施例では、携帯電話500を印刷制御のユーザーインターフェースとして用い、携帯電話500(あるいは携帯電話300)内の画像を携帯電話300に接続されたプリンタ100で印刷することができる。
【0090】
次に、上記構成において、携帯電話500内の画像を携帯電話300に接続されたプリンタ100で印刷する場合の動作例を図8(a)および図8(b)で説明する。図8(a)は、本システムの動作を、また、図8(b)は図7の各機器のマスタ、スレーブ関係を示している。図8(b)では、図8(a)に相当するステップでは同一の番号を用いている。
【0091】
ここでは、携帯電話300のユーザと第2の携帯電話500のユーザは、既に携帯電話網Nを経由して通話、またはデータ通信を行なっているものとする。
【0092】
このとき、第2の携帯電話500内に保管された画像データのうち、第2の携帯電話500のユーザが印刷させたい画像を選択する。第2の携帯電話500から、印刷アプリケーションを起動する(S402)し、携帯電話500内にある画像を選択すると、選択された第2の携帯電話500内にある画像のサムネイルデータが、第2の携帯電話500の表示部501で表示され(S403)、さらに携帯電話網Nを経由して携帯電話300に送信され(S404)、表示(S4013)される。
【0093】
このサムネイルデータは画像の生データと比較して非常に小さいので、通信路のトラフィックおよび通信コストを増大させることがない。
【0094】
携帯電話300のユーザが画像を確認後、この画像を印刷することを了解したときには、携帯電話300の表示部301の画面上でOKを選択する(S405)と、第2の携帯電話500の表示部501の画面上に、印刷設定の画面が表示される(S406)。
【0095】
ここで、第2の携帯電話500のユーザは第2の携帯電話500の表示部501の設定画面で使用する用紙の種類・品位を設定するのはもちろんのこと、範囲指定印刷や携帯電話500にあらかじめダウンロードしたフレームをつけて印刷するための設定なども行なうことができる。
【0096】
印刷すべき画像データおよび印刷設定データは、逐次、携帯電話500から携帯電話300に送信(S5018)される。
【0097】
設定した設定状態は携帯電話500の表示部501を使用して確認することができる(あるいは同時に携帯電話300の表示部301でも同じ表示を行なうようしてもよい)。本実施例の場合は携帯電話300が携帯電話500から受信した画像データからプレビュー画面を作成し(あるいはプリンタ100で作成してもよい)、携帯電話300から携帯電話500に送信(S5014)し、携帯電話500は表示部501でプレビュー画面を表示させる(S407)。
【0098】
このプレビュー表示により、携帯電話500のユーザは印刷範囲、フレーム位置などを確認(S408)することができ、現在の設定を変更したければステップS406に戻って設定を繰り返し、好みの印刷設定が完了したら携帯電話500の操作キー502で所定操作を行ない、携帯電話300に対して印刷開始の指令を行なう(S409)。
【0099】
その後、携帯電話300からプリンタ100にプリントデータが送信され(S5016)、印刷動作(S5017)が行なわれる。
【0100】
なお、フレームをつけて印刷を行なう場合は、画像データとともにフレームデータを携帯電話300に送信(S5018)し、さらに携帯電話300からプリンタ100内のRAM103に画像データとともにフレームデータを送信し、プリンタ100により展開させ、画像データと合成してプリントデータを生成させるものとする。
【0101】
なお、以上では、印刷すべき画像データが携帯電話500側にある場合を例に説明したが、印刷すべき画像データが携帯電話300側にある場合でも同様の処理を行なうことができる。この場合、サムネイルデータは、携帯電話300で作成して携帯電話500に送信し、また、プレビューデータも携帯電話300で作成して携帯電話500に送信するよう構成し、これにより携帯電話500のユーザが携帯電話500を印刷ユーザーインターフェースとして用いてプリンタ100による印刷の態様を確認し、制御することができる。
【0102】
以上の実施例によれば、プリンタと直接接続されていない携帯電話(500)から、携帯電話網、および携帯電話(300)を経由してプリンタ(100)へのダイレクト印刷動作を行なえるようにしたので、遠隔地の人にとっておきの写真を簡単に提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0103】
本発明は、記録装置と複数のデバイスの組合せにより構成される記録システムにおいて広く実施することができる。本発明の制御プログラムは、記録装置、端末装置、携帯電話端末などのHDDやROMから構成された記憶領域にあらかじめ格納しておく他、種々の外部記憶媒体(CDROM、フレキシブルディスクなど)からこれらの装置に供給することができ、あるいは上記のプリンタ経由のファームウェアやドライバの更新により、あるいは単独でもこれらの機器がネットワークに接続できるのであれば、任意のサーバから直接、ネットワーク経由でこれらの機器に供給することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明を採用した画像記録システムを示したブロック図である(実施例1)。
【図2(a)】図1の画像記録システムの動作を示したフローチャート図である。
【図2(b)】図1の画像記録システムのマスタ、スレーブ関係を示した説明図である。
【図3】本発明を採用した画像記録システムを示したブロック図である(実施例2)。
【図4(a)】図3の画像記録システムの動作を示したフローチャート図である。
【図4(b)】図3の画像記録システムのマスタ、スレーブ関係を示した説明図である。
【図5】本発明を採用した画像記録システムを示したブロック図である(実施例3)。
【図6(a)】図5の画像記録システムの動作を示したフローチャート図である。
【図6(b)】図5の画像記録システムのマスタ、スレーブ関係を示した説明図である。
【図7】本発明を採用した画像記録システムを示したブロック図である(実施例4)。
【図8(a)】図7の画像記録システムの動作を示したフローチャート図である。
【図8(b)】図7の画像記録システムのマスタ、スレーブ関係を示した説明図である。
【符号の説明】
【0105】
100 プリンタ
104 USB I/F
105 USB HOST
106 ROM
108 無線通信I/F
109 メモリカードスロット
200 PC(パーソナルコンピュータ)
201 USB HOST
202 RAM
205 HDD
300 携帯電話
301 表示部
302 操作キー
303 USB I/F
306 ROM
307 無線通信I/F
308 公衆回線I/F
400 デジタルカメラ
401 表示部
403 USB I/F
500 第2の携帯電話
501 表示部
502 操作キー
503 USB I/F
507 公衆回線I/F

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被記録媒体に記録を行なう記録装置に、第1の接続手段を介して第1のデバイスを、また、第2の接続手段を介して第2のデバイスを接続し、前記第1のデバイスのデータを前記記録装置で記録出力する際、前記第2のデバイスを該記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項2】
請求項1に記載の記録装置の制御方法において、前記第1のデバイスがパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、またはメモリカードであり、前記第2のデバイスが携帯電話であることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の記録装置の制御方法において、前記記録装置、前記第1のデバイスのソフトウェアを前記第2のデバイスを経由してネットワークからダウンロードし、前記記録装置、前記第1のデバイスに組み込むことを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項4】
請求項1に記載の記録装置の制御方法において、前記第2のデバイスの表示部により、前記記録装置で記録出力する記録画像のプレビュー表示を行なうことを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項5】
請求項1に記載の記録装置の制御方法において、前記記録装置に前記第2のデバイスを接続する第2の接続手段が無線接続手段から成ることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、前記第1または第2のデバイスとして動作することを特徴とする端末装置。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、前記記録装置として動作することを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、所定の端末装置を前記第1または第2のデバイスとして動作させることを特徴とする端末装置の制御プログラム。
【請求項9】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、所定の記録装置を前記記録装置として動作させることを特徴とする記録装置の制御プログラム。
【請求項10】
被記録媒体に記録を行なう記録装置に第1の携帯電話を接続し、前記記録装置で記録出力を行なう際、第1の携帯電話と通信中の第2の携帯電話を該記録出力動作を制御するユーザーインターフェースとして用いることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項11】
請求項10に記載の記録装置の制御方法において、前記記録装置に前記第1の携帯電話を接続する接続手段が無線接続手段から成ることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項12】
請求項10または11のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、前記第1または第2の携帯電話として動作することを特徴とする携帯電話端末。
【請求項13】
請求項10または11のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、前記記録装置として動作することを特徴とする記録装置。
【請求項14】
請求項10または11のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、所定の携帯電話端末を前記第1または第2の携帯電話として動作させることを特徴とする携帯電話端末の制御プログラム。
【請求項15】
請求項10または11のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、所定の記録装置を前記記録装置として動作させることを特徴とする記録装置の制御プログラム。
【請求項16】
被記録媒体に記録を行なう記録装置に、第1の接続手段を介して第1のデバイスを、また、第2の接続手段を介して第2のデバイスを接続し、前記第1のデバイスのソフトウェアを前記第2のデバイスを経由してネットワークからダウンロードし、前記記録装置を介して前記第1のデバイスに組み込むことを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項17】
請求項16に記載の記録装置の制御方法において、前記第1のデバイスがパーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、またはメモリカードであり、前記第2のデバイスが携帯電話であることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項18】
請求項16に記載の記録装置の制御方法において、前記記録装置に前記第2のデバイスを接続する第2の接続手段が無線接続手段から成ることを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項19】
前記第2のデバイスは、前記ダウンロード先に前記第1のデバイスのソフトウェアより新しいソフトウェアがあるか否かを判定し、あれば前記ダウンロードを行うことを特徴とする記録装置の制御方法。
【請求項20】
請求項16〜19のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、前記第1または第2のデバイスとして動作することを特徴とする端末装置。
【請求項21】
請求項16〜19のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、前記記録装置として動作することを特徴とする記録装置。
【請求項22】
請求項16〜19のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、所定の端末装置を前記第1または第2のデバイスとして動作させることを特徴とする端末装置の制御プログラム。
【請求項23】
請求項16〜19のいずれか1項に記載の記録装置の制御方法を実施すべく、所定の記録装置を前記記録装置として動作させることを特徴とする記録装置の制御プログラム。

【図1】
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【図2(a)】
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【図2(b)】
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【図3】
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【図4(a)】
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【図4(b)】
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【図5】
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【図6(a)】
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【図6(b)】
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【図7】
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【図8(a)】
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【図8(b)】
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【公開番号】特開2006−293654(P2006−293654A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−112943(P2005−112943)
【出願日】平成17年4月11日(2005.4.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】