説明

調理装置制御端末、調理装置、及び調理システム

【課題】簡易な構成によってユーザの調理の手間を省くことができる調理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る調理装置制御端末は、通信機能と、搭載された調理機能を制御する制御機能を備えた調理装置と通信可能な調理装置制御端末である。この調理装置制御端末は、ユーザより、複数の調理方法の中からの一の調理方法の選択を受付ける受付手段701と、調理装置301と通信することにより、受付手段701により受け付けられた一の調理方法に対応する予め設定された操作手順に従って調理装置301の制御機能を制御する調理装置制御手段702と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理装置制御端末、調理装置及び調理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
調理の手順の中には、「○分強火で温め、その後、×分弱火で温める」等の調理装置の操作手順があり、その都度、IH調理器等(電磁調理器)の火力を調節するのは面倒であった。調理手順が記憶できていないユーザにとっては、さらにレシピ本等で手順をいちいち見ながら調理しなければならず、調理場が狭いと本が邪魔となる不便さもあった。
【0003】
特許文献1には、調理人が行なう一連の調理手順のデータを測定し、この測定データに基づいて自動調理システムの制御プログラムを作成し、調理人の調理過程を機械によって繰り返し行ない制御プログラムを改善する自動調理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2005−504259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、調理人の一連の動作を測定してプログラムを作成し、作成されたプログラムに従って一連の動作を実現するため、プログラムを作成する調理人調理過程システムと、作成されたプログラムに従って調理を作る動作機械部分がそれぞれ必要となり、システム全体が大かがりとなる。
【0006】
本発明は、このような問題点に対してなされたものであり、簡易な構成によってユーザの調理の手間を省くことができる調理装置制御端末、調理装置及び調理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る調理装置制御端末の一態様は、通信機能と、調理機能と、前記調理機能を制御する制御機能とを備えた調理装置と通信可能な調理装置制御端末であって、ユーザより調理方法の選択を受付ける受付手段と、前記調理装置と通信することにより、前記受付手段により受け付けられた前記調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する調理装置制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る調理システムの一態様は、上記の調理装置制御端末と、前記調理装置制御端末と無線通信を行う無線通信手段と、所定の調理を行う調理手段と、前記調理手段を制御する制御手段と、を有する調理装置と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る調理装置の一態様は、調理装置制御端末と通信を行う無線通信手段と、所定の調理を行なう調理手段と、前記調理装置制御端末と通信することにより、ユーザによって選択された調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る調理装置制御端末の制御方法の一態様は、通信機能と、調理機能と、前記調理機能を制御する制御機能とを備えた調理装置と通信可能な調理装置制御端末の制御方法である。この制御方法は、ユーザより調理方法の選択を受付け、前記調理装置と通信することにより、前記受付手段により受け付けられた前記調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る調理装置制御端末によれば、簡易な構成によってユーザの調理の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態に係る調理システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る調理装置制御端末の全体構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る調理システムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る調理システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る調理システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る調理システムの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る調理装置制御端末の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る調理システムの全体構成を示す図である。この調理システム30は、調理装置301と、調理装置制御端末303を備えている。
【0014】
調理装置301は、通信機能(無線通信部209)と、搭載された調理機能を制御する制御機能を備えている。調理装置301は、例えば、IH(Induction Heating)クッキングヒーター、電子レンジ、オーブン又はガスコンロ等として構成することができる。なお、説明では、調理装置301は、鍋302等の加熱・保温を行うことができるIHクッキングヒーターであるとして説明を行う。すなわち、この調理装置301は、調理温度を調節できる機能を有している。例えば、調理装置301は、弱火、中火、強火にそれぞれ対応する3段階に調理の加熱量(火力)が調節可能である。調理装置301の調理機能が搭載された調理テーブルの周辺には、調理装置制御端末303と無線によって通信を行う無線通信部208が設けられている。
【0015】
一方、調理装置制御端末303は、携帯電話、PDA、リモコン等の移動通信端末として構成することができる。以下では、調理装置制御端末303を、携帯電話端末として説明を行う。調理装置制御端末303は、調理装置301と通信可能に構成されている。また、調理装置制御端末303は、図2に示すように、ユーザインターフェースとして、表示部101とキー入力部102を備えている。表示部101は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)によって構成することができる。キー入力部102は、ユーザによる調理方法の選択や、カメラ103の起動/停止、調理装置301による調理の開始/停止を行なうユーザの操作を受け付ける。カメラ103は、例えば、表示部101の裏側に設置される。
【0016】
図3は、本発明の実施の形態にかかる調理システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように、調理装置制御端末303は、前述した、表示部101、キー入力部102、及びカメラ103に加え、制御部201、カメラ専用LSI204、メモリ206、スピーカ207、及び無線通信部208を備えている。制御部201では、調理装置制御端末303全体の制御を行う。カメラ専用LSI204は、カメラ103の制御を行う専用のLSIである。メモリ206には、調理方法毎に、調理画像と調理装置301の操作手順情報が対応付けられて格納されている。なお、調理画像や調理装置の操作手順情報が対応付けられた情報を、調理データとする。例えば、操作手順方法は、火力や加熱時間といった一連の調理装置の制御手順である。
【0017】
スピーカ207は、調理の開始、調理の経過や、調理の終了といった情報を音声や電子音によってユーザに知らせる。無線通信部208では、調理装置301と通信を行う。例えば、無線通信部208は、Felica(登録商標) ICとして構成することができる。
【0018】
一方、調理装置301は、無線通信部209、制御部210、メモリ211、調理部212を備えている。無線通信部209は、調理装置制御端末303の無線通信部208と通信を行う。無線通信部209は、例えば、Felica(登録商標) リーダ/ライタとして構成することができる。制御部210は、調理装置301全体の制御を行う。メモリ211には、調理装置制御端末303から送信された、調理を自動で行うための調理装置の操作手順情報が格納される。調理部212によって鍋302等の調理器の加熱を行う。
【0019】
次に、このように構成された調理システム30の動作について説明を行う。図4は、本発明の実施の形態に係る調理システム30の動作を示すフローチャートである。はじめに、調理装置制御端末303のキー入力部102を操作することによって、ユーザは、これから調理を行ないたい調理画像を選択する(S401)。ここで、ユーザによって選択される調理画像とは、予め調理データとして調理装置制御端末303に格納された画像であり、一の調理方法によって調理された料理の写真である。以下、ユーザによる調理画像の選択の処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0020】
図5に示すように、はじめに、ユーザはカメラ103で撮影する画像にするか、すでに調理装置制御端末303のメモリ206に格納されている調理画像を選ぶのかを選択する(S501)。ここで、カメラ103によって撮影する対象となる調理画像は、調理装置制御端末303のメモリ206に予め調理データとして登録されている画像である。
【0021】
カメラ103で調理画像を撮影する場合には、カメラの電源をONにする(S502)。ステップS503において、ユーザがカメラ103によって調理画像を撮影するまで待機し(NO)、ユーザがカメラ103を用いて調理画像を撮影した場合には(YES)、撮影画像をメモリ206に保存する(S504)。そして、保存された画像が、調理画像かどうか確認を行なう(S505)。
【0022】
保存された画像が調理画像の場合には(S505においてYES)、調理画像の解析を行なう(S508)。具体的には、ユーザによって撮影された撮影画像と、メモリ206内に予め保持された調理データとして登録された調理画像とのイメージマッチングを行なう。そして、複数の調理データの中から、一致した調理画像に対応付けられた操作手順情報を検索する(S509)。また、撮影画像が調理画像でないと判断された場合は(S505においてNO)、ステップS501の処理に戻る。
【0023】
一方、ステップS501において、すでに調理装置制御端末303に格納してある複数の調理画像から所望の調理画像を選択する場合は、ユーザがキー入力部102を操作することによって、メモリ206に格納された複数の調理画像の中から、所望の一の調理画像の選択を受け付ける(S506)。
【0024】
次に、ステップS506においてユーザによって選択された画像が、調理画像であるか否か判定する(S507)。ステップS507において、ユーザが選択した画像が調理画像でない場合は(NO)、ステップS506の処理に戻る。一方、ステップS507において、ユーザが選択した画像が調理画像である場合には(YES)、選択された調理画像に対応付けられた調理装置301の操作手順情報(加熱時間、火力調節)を検索する(S509)。そして、ステップS501〜S509までに示したユーザの調理方法の選択が終了すると、図4のS402に戻る。
【0025】
続いて図4に戻り説明を続ける。図4に示すように、ユーザは調理を開始し、材料などの下ごしらえを行う(S402)。そして、鍋302等の調理器を、図1に示すように、調理装置301の所定の位置に設置する(S403)。そして、調理装置301の無線通信部209に調理装置制御端末303を設置する(S404)。そして、ユーザはキー入力部102を操作することにより、調理開始の設定を行う(S405)。これにより、調理装置301の自動制御処理が開始される(S406)。
【0026】
次に、ステップS406における調理装置301の自動制御処理のシーケンスについて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る調理装置301の動作を示すシーケンス図である。はじめに、調理装置301は、調理装置制御端末303より、調理装置301の電源をONとする制御命令を受ける(S601)。電源ONの命令を受けた調理装置301は、電源がOFF状態であれば電源をONにする。
【0027】
電源がONである場合、又は、電源がONとなった場合には、調理装置301は、調理装置制御端末303に対し、電源をONとしたことを調理装置制御端末303に送信する(S601)。電源ONが失敗したときには、調理装置301は、エラー信号を調理装置制御端末303に送信する(S602)。エラー信号を受信した調理装置制御端末303は、調理装置301に異常があることを、表示部101やスピーカ207によってユーザに知らせる。
【0028】
調理装置制御端末303は、調理装置301からの電源ONの確認を待ち、電源ONされた時点でS509において検索された調理データに対応する調理装置301の操作手順に関するデータを送信する(S603)。ここで、操作手順情報には、火力調節や加熱時間が含まれている。調理装置301は、操作手順に関するデータを受信した後、受信が完了した時点で、調理装置制御端末303に、操作手順情報の受信が完了した旨を通知する(S604)。そして、ユーザが調理装置制御端末303から調理開始のトリガをかける(S605)。これにより、調理装置301の制御部210は、受信した操作手順情報に従って、調理部212の加熱時間や火力調節を自動で制御する。
【0029】
調理内容により、例えば調理部212による調理途中で調味料を追加する場合は、調理装置301から調理装置制御端末303に対し、加熱を開始してからの経過時間等を、調理の途中経過として送信する(S607)。これを受信した調理装置制御端末303は、例えば、スピーカ207を通して音声で、調味料を追加するようユーザに通知する。調理装置301によって調理が完了したときは、調理装置制御端末303に対し、調理完了を知らせる信号を送信する(S608)。これを受信した調理装置制御端末303は、スピーカ207を通して音声でユーザに調理終了を通知する。
【0030】
このように、本実施の形態に係る調理装置制御端末303においては、(1)カメラ撮影で予め調理装置制御端末303に取り込まれている調理データに対応する調理画像が掲載されたレシピ本や、ブログ等に掲載されている調理画像を携帯電話のカメラ機能を用いて取り込むか、(2)過去に撮影した調理画像があればその画像を選択するだけで、調理装置の加熱時間や火力を自動調節し、ユーザの調理時の負荷を軽減することができる。
【0031】
なお、調理装置制御端末303の構成は、図2に示されたブロック図に限られるものではない。調理装置制御端末303は、図7に示すように、ユーザより、複数の調理方法の中からの一の調理方法の選択を受付ける受付手段701と、調理装置301と通信することにより、受付手段701により受け付けられた一の調理方法に対応する予め設定された操作手順に従って調理装置301の制御機能を制御する調理装置制御手段702と、を備えていればよい。図2に示す実施の形態では、受付手段701は、キー入力部102に対応し、調理装置制御手段702は、制御部201に対応している。
【0032】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0033】
例えば、調理画像は、調理装置制御端末303内のメモリ206内に予め保存されているものだけでなく、インターネット上のデータについても参照可能に構成することができる。このように構成した場合には、ユーザによって選択された調理画像に対応付けられた調理装置301の操作手順情報を、インターネット上より調理装置制御端末303がダウンロードし、調理装置301に送信すればよい。
【0034】
また、複数の調理方法に対応付けられた操作手順情報は、調理装置301のメモリ211に予め登録しておくよう構成してもよい。このように調理装置301に調理データを保存する場合には、調理装置制御端末303に予め調理データを識別する識別情報と調理画像や調理名等を対応付けてメモリ206に記憶しておく。そして、調理装置制御端末303によってユーザが調理画像や調理名を選択した場合には、選択された調理画像や調理名に対応する調理方法の識別情報を、調理装置制御端末303から調理装置301に送信すればよい。これにより、調理装置301は、受信された調理方法の識別情報に対応付けられた操作手順情報に従って、調理部212を制御すればよい。
【0035】
また、調理装置301に重力センサを設け、鍋302等の調理対象の重さから調理時間を調節するよう構成することも可能である。また、調理装置301に調理対象の焼き色や濃度等を検出するセンサを設け、検出された調理物の焼き色や濃度等に応じて、操作手順情報を修正する操作手順修正手段を設けるよう構成してもよい。なお、操作手順修正手段は、調理装置制御端末303に設けられていてもよく、調理装置301に設けられていてもよい。
【0036】
また、上記の説明では、ユーザが調理画像(料理の写真)を選ぶことにより、一の調理方法を選択していたが、調理画像の他、調理名や調理のイラスト等を選択することによって、一の調理方法が選択されるよう構成することができる。
【0037】
また、上記の説明では、1つの調理方法に対応する調理装置301の操作手順に従って調理装置制御端末303が調理装置301を制御していたが、複数の調理装置303を1つの調理装置制御端末303により各装置の調理機能を制御することもできる。具体的には、2以上のIHクッキングヒーターを1つの調理装置制御端末301によって制御することもできるし、IHクッキングヒーターと電子レンジのように異なる種類の調理装置を1つの調理装置制御端末により制御することもできる。
【0038】
また、上記の説明では、ユーザによって選択される1つの調理画像によって、1つの調理方法が選択されていたが、例えば、1つの調理画像を、複数の調理を含むセットメニューとして構成し、ユーザが1つの調理画像を選択することによって、そこに含まれる複数の調理方法が選択されるよう構成してもよい。このように構成した場合には、各調理方法について、1又は2以上の調理装置を調理装置制御端末によって制御するよう構成すればよい。
【符号の説明】
【0039】
30 調理システム
101 表示部
102 キー入力部
103 カメラ
204 カメラ専用LSI
201 制御部
206 メモリ
207 スピーカ
208 無線通信部
209 無線通信部
210 制御部
211 メモリ
212 調理部
301 調理装置
302 鍋
303 調理装置制御端末
701 受付手段
702 調理装置制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信機能と、調理機能と、前記調理機能を制御する制御機能とを備えた調理装置と通信可能な調理装置制御端末であって、
ユーザより調理方法の選択を受付ける受付手段と、
前記調理装置と通信することにより、前記受付手段により受け付けられた前記調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する調理装置制御手段と、を備えた調理装置制御端末。
【請求項2】
前記調理方法の識別情報に対応付けられた前記操作手順情報を保持する記憶部を備える、請求項1に記載の調理装置制御端末。
【請求項3】
インターネットを介して前記調理方法に対応付けられた前記操作手順情報を取得する操作手順取得手段を備え、
前記受付手段は、ユーザより、インターネット上に登録された前記調理方法の選択を受け付け、
前記調理器制御手段は、前記操作手順取得手段によって取得された前記操作手順に従って前記調理装置の前記制御機能を制御する、請求項2に記載の調理装置制御端末。
【請求項4】
前記調理装置は、前記調理方法の識別情報に対応付けられた前記操作手順情報を保持する記憶部を備え、
前記調理装置制御手段が、前記受付手段によって受け付けられた前記調理方法に対応する前記識別情報を前記調理装置に送信することにより、前記調理装置の前記記憶部に保持された前記操作手順情報に従って、前記調理装置の前記調理機能を制御させる、請求項1に記載の調理装置制御端末。
【請求項5】
インターネットを介して前記一の調理方法に対応付けられた前記操作手順情報を取得する操作手順取得手段を備え、
前記受付手段は、ユーザより、インターネット上に登録された前記調理方法の選択を受け付け、
前記調理器制御手段は、前記操作手順取得手段によって取得された前記操作手順情報を前記調理装置に送信する、請求項4に記載の調理装置制御端末。
【請求項6】
文字及び/又は画像を表示する表示部を備え、
前記受付手段は、前記表示部に表示された調理画像、調理イラスト又は調理名の中からユーザによる一の調理画像、調理イラスト又は調理名の選択を受け付ける、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の調理装置制御端末。
【請求項7】
前記調理装置から受信される調理の経過情報に従って、調理経過又は調理手順をユーザに通知するスピーカを備える、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の調理装置制御端末。
【請求項8】
前記調理装置制御端末は、携帯電話端末である、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の調理装置制御端末。
【請求項9】
請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の調理装置制御端末と、
前記調理装置制御端末と無線通信を行う無線通信手段と、所定の調理を行う調理手段と、前記調理手段を制御する制御手段と、を有する調理装置と、を備えた調理システム。
【請求項10】
前記調理装置は、調理対象に関するデータを計測する計測手段を備え、
前記調理装置制御端末及び前記調理装置の少なくとも一方には、前記計測手段によって計測された前記調理対象のデータに応じて前記操作手順情報を変更する操作手順修正手段を備えた、請求項9に記載の調理システム。
【請求項11】
調理装置制御端末と通信を行う無線通信手段と、
所定の調理を行なう調理手段と、
前記調理装置制御端末と通信することにより、ユーザによって選択された調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する制御部と、を備えた調理装置。
【請求項12】
調理対象に関するデータを計測する計測手段と、
前記計測手段によって計測された前記調理対象のデータに応じて前記操作手順情報を変更する操作手順修正手段を備えた、請求項11に記載の調理装置。
【請求項13】
通信機能と、調理機能と、前記調理機能を制御する制御機能とを備えた調理装置と通信可能な調理装置制御端末の制御方法であって、
ユーザより調理方法の選択を受付け、
前記調理装置と通信することにより、前記受付手段により受け付けられた前記調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する、調理装置制御端末の制御方法。
【請求項14】
通信機能、調理機能、及び前記調理機能を制御する制御機能とを備えた調理装置と、前記調理装置と通信可能な調理装置制御端末とを有する調理システムの制御方法であって、
前記調理装置制御端末を介して、ユーザより調理方法の選択を受付け、
前記調理装置制御端末が前記調理装置と通信することにより、受け付けられた前記調理方法に対応する、前記調理装置の操作手順を示す操作手順情報に従って、前記調理装置の制御機能を制御する、調理システムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−113787(P2011−113787A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−268549(P2009−268549)
【出願日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】