販売データ処理装置
【課題】 お客の満足度が高く、固定客の増加を図ることができ、大きな費用対効果を期待できる販売データ処理装置の提供。
【解決手段】 会員が買い上げた商品を登録して精算を行い、会員へのサービスを行うために会員毎に買い上げ実績を管理する販売データ処理装置であって、前記サービスとして精算の際に会員の買い上げ額を割り引き、あるいは買い上げ商品の値段を値引きする減額手段と、所定期間内に前記減額を行った回数を会員毎に集計する集計手段と、一人の会員が前記減額を受けることができる最大回数を設定する最大回数設定手段とを備えたことを特徴とする。また、分類された商品にグループ属性を付加するグループ属性付加手段を備え、前記集計手段はグループ毎に集計し、前記最大回数設定手段はグループ毎に設定することを特徴とする。
【解決手段】 会員が買い上げた商品を登録して精算を行い、会員へのサービスを行うために会員毎に買い上げ実績を管理する販売データ処理装置であって、前記サービスとして精算の際に会員の買い上げ額を割り引き、あるいは買い上げ商品の値段を値引きする減額手段と、所定期間内に前記減額を行った回数を会員毎に集計する集計手段と、一人の会員が前記減額を受けることができる最大回数を設定する最大回数設定手段とを備えたことを特徴とする。また、分類された商品にグループ属性を付加するグループ属性付加手段を備え、前記集計手段はグループ毎に集計し、前記最大回数設定手段はグループ毎に設定することを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーパー等の小売店で利用され、買い上げ商品の登録と精算を行い、会員に対する買い上げ累計額を管理してサービス(特典)を与えることによって固定客の確保と売上増を図ることができる販売データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の装置では、会員への特典として、a.会員カードを読み込むことによって会員であることを認識して、買い上げ額を所定の割引率で割り引いて精算する方法、b.会員カードを読み込むことによって会員毎に買い上げ額の所定の割合を累計して行き、ある程度溜まった段階で買い上げ額から溜まった分を値引きして精算する方法、c.所定の時期になると、前記bと同様に溜めたデータに応じた所定の商品の引換券、あるいは所定の商品を特別に安く購入できるクーポン券を発行して、それぞれの会員に配布する方法、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法のうち、a、bでは会員による売上からも利益を出す必要があることから、割引率を大きくすることができないので、会員にとって、特典を受けてもその利益感が比較的小さく、固定客の増加に限界があるという課題があった。
【0004】また、cでは、仕入れ原価よりも高い通常の値段と、会員が支払う費用との差を特典と感じるために利得感は大きくなるが、欠点としてこのような券を発行するための費用と時間、さらに多数の会員に配布するための手間が大きい、という課題があった。
【0005】そこでこのような券をなくして会員であれば所定の商品を特別に安い値段で購入できるようにすることも考えられるが、これでは一人の会員によって多量の購入が行われると、後からきた会員には商品が残っていない、という不公平が生じるし、また、店舗ではこの商品を多く用意し過ぎると、売れ残ったとき多大な損害が生じてしまう、という課題もあった。
【0006】本発明はこのような背景の下になされたもので、お客の満足度が高く、固定客の増加を図ることができ、大きな費用対効果を期待できる販売データ処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、会員が買い上げた商品を登録して精算を行い、会員へのサービスを行うために会員毎に買い上げ実績を管理する販売データ処理装置であって、前記サービスとして精算の際に会員の買い上げ額、あるいは買い上げ商品の値段を割引あるいは値引きする減額手段と、所定期間内に前記減額を行った回数を会員毎に集計する集計手段と、一人の会員が前記減額を受けることができる最大回数を設定する最大回数設定手段と、設定された前記最大回数の範囲内で減額手段の実行の有無を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする販売データ処理装置を提供する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の販売データ処理装置において、前記減額手段が、所定の商品が買い上げられたとき商品毎に減額されることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1記載の販売データ処理装置において、前記減額手段が、買い上げられた商品が属する部門毎に減額されることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1記載の販売データ処理装置において、前記減額手段が、買い上げられた商品の合計金額について減額することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項2記載の販売データ処理装置において、分類された商品にグループ属性を付加するグループ属性付加手段を備え、前記集計手段はグループ毎に集計し、前記最大回数設定手段はグループ毎に設定することを特徴とする。請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか記載の販売データ処理装置において、前記最大回数までの残り数をレシートに印字することを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか記載の販売データ処理装置において、会員毎の買い上げ累計額に応じた前記最大回数となるように最大回数を複数設定できるようにしたことを特徴とする。また、請求項8に記載の発明は、請求項7記載の販売データ処理装置において、前記買い上げ累計額に応じた前記サービスのレベルが、現在のレベルよりも1レベル上位のサービスに変更されるために必要な買い上げ累計額までの不足額をレシートに印字することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態について図を参照しながら説明する。図1はこの発明の一実施形態による販売データ処理装置の外観図である。この図において、符号1は販売データ処理装置であり、オペレータにより入力操作が行われる入力キー部(入力手段)2と、オペレータに対し表示を行うとともにオペレータにより入力操作が行われる、液晶タッチパネル(入力手段,報知手段)3と、顧客に対し表示を行う客用表示部4と、レシートを排出させるレシート発行口5と、カードに記憶された情報を読み取るカードリーダ6と、金銭を保管するとともに必要に応じて開いてこれを取り出し可能とするドロア開閉部7とを有している。
【0012】入力キー部2は、テンキー等を有しており、オペレータにより商品登録や精算操作の一部の入力操作が行われるものである。タッチパネル3は、オペレータから、モード切換、ファイル設定、商品登録等の入力操作が行われるものである。客用表示部4は、顧客に対して店売時の買上価格等を表示させるものである。レシート発行口5は、その奥に設けられた印字部(不図示)で印字されたジャーナル、レシート、伝票、レポート等を外部に排出させるものである。カードリーダ6は、店売時に顧客の会員カード等から情報を読み取るものである。ドロア7は、店売時における精算終了時、あるいは所定の操作等によって開くようになっている。
【0013】図2は、図1に示した販売データ処理装置の電気的構成を示すブロック図である。上述した入力キー部2、液晶タッチパネル3、客用表示部4、カードリーダ6、ドロア開閉部7およびレシート印字部8の他に、交信部21と、これらの制御を行うCPU22と、このCPU22が実行する制御プログラム等が記憶されたROM23と、顧客情報、注文毎の商品データおよび合計金額等を記憶させるRAM24とを有している。このRAM24のデータは電池によってバックアップされており、装置のスイッチを断にしてもデータは保持されている。
【0014】交信部21は、マスタ/サテライト方式のための他の販売データ処理装置と交信を行う。カードリーダ6は会員が提出したカードの内容を読み込み、液晶タッチパネル3は精算を行う登録モードでは、プリセットキーを表示してプリセット登録ができるようになっている。また、メニュー画面から設定モード等、各モードを切り換える操作を行うことができる。
【0015】次に、RAM24に記憶されるファイルについて、図3から図7を参照しながら説明する。なお、このRAM24のデータは電池によってバックアップされており、装置のスイッチを「断」にしても記憶されたデータは保持されている。図3は「優待レベル決定ファイル」を示し、優待レベルとそれに対応する基準値が記憶されている。最上級の優待レベルが「S」であり、以下、S>A>B>C>Dの順に優待レベルが低下し、買い上げ累計額が基準値を超えた最高のレベルを採用する。所定サービス期間の終了時にオペレータがキー操作して会員ファイルに書き込む。
【0016】図4は「サービス商品部門設定ファイル」を示す。グループ番号は1から8まであり、図に示すように、グループ番号毎にPLUコードあるいは部門コード、識別コード、優待レベル毎の売価と割引率及び中断フラグを設定することができる。識別コードが「1」のときはPLUコードと売価を設定し、識別コードが「2」のときは部門コードと割引率を設定する。中断フラグは「0」のときサービス継続、「1」のときサ−ビス中断を表す。
【0017】図5は「グループ制限ファイル」を示し、優待レベル毎の商品グループ番号に対応するサービスの制限回数とグループ名を記憶したファイルである。ここで、制限回数は各グループに対して各優待レベル毎に設定でき、また、グループ名も設定できる。図6は「小計割引設定ファイル」であり、買い上げ額の小計に対する優待レベルと対応する割引率及び制限回数を記憶したファイルである。
【0018】図7(a)は「会員ファイル」で、所定期間の終了毎にオペレータの操作によって、会員毎に買い上げ累計額から優待レベルを決定してメモリに書き込むとともに買い上げ累計額をクリアし、優待レベルに応じた制限回数を最初にセットし、サービスを受ける毎に減算して行く。さらに、小計割引回数、商品グループ毎回数をグループ1から8の名欄にセットする。また、図7(b)は「商品ファイル」で、PLUコード毎に、品名、部門コード、一般原価、その他のデータが設定できる。これらのファイルの操作によってサービス期間が開始されるとともに、買い上げ額の累計をスタートさせることができる。
【0019】次に、図8から図10を参照して、販売データ処理装置1の液晶タッチパネル3に表示される画面の例と操作の内容について説明する。これらの図の斜線部がタッチパネル機能を持った部分で、タッチすることによって所定の入力が行われる。図8は、商品グループ毎のサービスを受けられる商品の制限個数を入力する画面である。この画面の優待レベル別のグループ番号をタッチして入力キー部2のテンキーから数字を入力し、「入力」、「設定」の順に画面にタッチすれば設定が行われ、グループ番号の下に制限個数が表示される。
【0020】図9及び図10は商品グループの商品の指定と、その商品のサービスレベル毎の売価、あるいは部門の指定と割引率を設定する画面である。図9の画面で商品グループのどれかの「商品設定」をタッチすると、図10の画面に切り替わる。切り替わった図10の画面では、すでに設定してあるデータの最初のデータが呼び出されている。この画面の下から3行目までは、2列で設定商品のコードと品名を表示し、上から2行目及び3行目はその中の商品の詳細データを表示してある。ただし、会員売価は会員になったばかりでサービスレベルDにも達していない会員に適用される売価である。
【0021】図10の画面の3行目はサービスレベル毎の会員売価を表示する欄で、それぞれがタッチ機能を持っており、テンキー2から商品コードの数字を置数して「入力」キーをタッチしてどれかのレベルを選択した後、売価を入力すると、その商品について設定できる。ここで、「PLU」、「部門一括値引き」のタッチによってサービスの対象を商品毎か部門毎かに切り換えできる。「中断」キーは、商品指定後にタッチすると、下から2行目のように「中断」が表示され、減額対象にはされず、単なる会員売価、あるいは一般売価になる。ここで再び「中断」キーをタッチすれば解除になる。
【0022】図11は、この発明の一実施形態による販売データ処理装置の値引き登録及び精算に関する動作のフロー図である。このフロー図のステップ1(S1と表示、以下、この表示によって説明する)において、カードの有無によって会員であるか否かを判断する。会員であったとき処理をS2に移行し、会員でなかったときS17に処理を移して一般の登録精算処理を行って終了する。
【0023】S2…サービスに関するファイルとして「サービス商品部門設定ファイル」、「グループ制限ファイル」、「小計割引設定ファイル」及び「会員ファイル」の各ファイルを読み出す。
S3…商品登録操作が行われて登録しようとする商品の番号からサービス商品部門設定ファイルに設定されてあり、かつグループ番号を求め、「会員ファイル」のそのグループの回数に「回数残」があるか否かを判断する。「回数残」がない場合はその旨を報知してから、あるいは商品がサービス対象でない場合はS18に処理を移行して会員売価(会員売価がなければ一般売価)による通常登録を行う。
【0024】S4…値引き登録では、「サービス商品部門設定ファイル」に該当するPLUコードがあれば、その会員の優待レベルに設定されてある売価で登録する。
S5…このPLUコードが属するグループコード毎に商品の登録数を「会員ファイル」の該当するグループの回数を減算する。
S6…すべての商品を登録したか否かを判断する。未登録の商品があればS3に処理を戻す。
S7…部門割引キーがONされたか否かを判断する。キーがONされていれば処理をS8に移し、ONされていなければ、S11に移行する。
【0025】S8…登録された各商品が属する部門について、会員ファイルの該当するグループの回数を読んで部門サービスの残回数があるか否かを判断する。残回数ありのときS9に、なしのときS11に処理を移行する。
S9…登録された商品の部門で、「サービス商品部門設定ファイル」に設定されているものがあれば、その部門の買い上げ額を設定されている割引率によって割り引く。
S10…ここで、前記部門コードが属するグループ毎に会員ファイルの該当するグループの回数をマイナス1とする。
S11…会員ファイルの小計割引回数を読んで小計割引の回数残があるか否かを判断する。回数残があれば処理をS12に移し、なければS14に移行する。
【0026】S12…小計割引設定ファイルの該当レベルに設定された割引率に基づいて小計割引を行う。
S13…会員ファイルの小計割引回数をマイナス1とする。
S14…締め処理を行う。
S15…レシートを発行する。
S16…会員ファイルの該当する買い上げ累計額を加算する。
S17…会員売価(会員売価がなければ一般売価)による通常登録を行う。
S18…前記S3において回数残がなかったか、あるいは商品がサービス対象でなかったときの通常登録処理を行う。
【0027】発行されたレシートの印字例を図12に示す。ここで、PLU1,2はサービス対象商品としてすでに減額されたものとして印字されている。部門割引と小計割引があると、小計の行の下に、PLU1が属する部門が1割引と設定されているとき、「青果部門割引 50」を印字し、小計が1割引と設定されているとき、 「小計割引 55」を印字する。また、「S優待レベル迄あと」の項目は、現在累計額から該当する優待レベルの1ランク上の優待レベルの基準値と現在の累計額との差を印字する。これは設定によって印字の有無を選択することができる。また、小計割引と各グループのサービスを受けることができる残りの回数を印字する。この印字の有無についても設定によって選択することができる。
【0028】以上、本発明の一実施形態の動作を図面を参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、値引き処理と割引処理は入れ替えてもよい。また、サービスの回数制限はグループ毎に限らず、商品毎に設定、制御してもよい。また、部門割引はキー操作を行うことなく、割引が設定されている部門を検索して「自動」で行ってもよい。また、買い上げ累計額を溜める期間とサービスを実施する期間は、同時であっても別の期間であってもよい。ただし、同時の場合には溜めた分のサービスを受ける期間は次のサービス期間とすべきである。また、接続方式はマスタ−サテライト方式であっても、ストコン接続であってもよい。また、優待レベルは売上点数に基づいて決定してもよい。
【0029】
【発明の効果】これまでに説明したように、この発明の請求項1によれば、会員へのサービスとして精算の際に減額を行い、この減額を受けることができる回数を制限することによって、店舗側の手間や費用をあまりかけずに、しかも会員に対して一度に比較的大きなサービスを与えることができるために、そのサービス(特典)を強く印象づけて固定客の増加を図ることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、前記請求項1による効果に加えて、減額する商品の数を制限することができるので、店舗での負担を大きくすることなく、会員に対して不公平感のないサービスを提供することができる。請求項3の発明では、前記請求項1による効果に加えて、サービス対象部門を設定すればよいため、減額対象商品の種類を多く設定することが容易である。請求項4の発明では、前記請求項1による効果に加えて、減額を小計割引で行うため減額を実施するための設定操作を容易にすることができる。
【0031】請求項5の発明では、前記請求項2による効果に加えて、最大回数の設定はグループ毎に行うため、商品毎に設定する場合に比べてその操作を容易にすることができ、しかも、会員がサービスを受けた回数を累計するメモリには商品毎に記憶しておく必要がなく、少ないメモリで多数の商品についてサービス対象とすることができる。請求項6の発明では、会員はあと何回サービスを受けることができるかが容易に分かるので、まだ残り数があるときは来店意欲を向上させる効果がある。
【0032】請求項7の発明では、多く買い上げれば多数のサービスを受けることができるので、購買意欲を高めることができる。請求項8の発明では、レシートによってランクアップまでの買い上げ金額が分かるので、さらに購買意欲を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による販売データ処理装置の外観図。
【図2】 図1に示した販売データ処理装置の電気的構成を示すブロック図。
【図3】 「優待レベル決定ファイル」を示す図。
【図4】 「サービス商品部門設定ファイル」を示す図。
【図5】 「グループ制限ファイル」を示す図。
【図6】 「小計割引設定ファイル」を示す図。
【図7】 「会員ファイル」および「商品ファイル」を示す図。
【図8】 商品グループ毎のサービスを受けられる商品の制限個数を入力する画面を示す図。
【図9】 商品グループの商品の指定と、その商品のサービスレベル毎の売価、あるいは部門の指定と割引率を設定する画面を示す図。
【図10】 図9の画面の続きを示す図。
【図11】 この発明の一実施形態による販売データ処理装置の値引き登録及び精算に関する動作のフロー図。
【図12】 発行されたレシートの印字例を示す図。
【符号の説明】
1…販売データ処理装置
2…入力キー部
3…液晶タッチパネル
4…客用表示部
5…レシート発行口
6…カードリーダ
7…ドロア開閉部
8…レシート印字部
21…交信部
22…CPU
23…ROM
24…RAM
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スーパー等の小売店で利用され、買い上げ商品の登録と精算を行い、会員に対する買い上げ累計額を管理してサービス(特典)を与えることによって固定客の確保と売上増を図ることができる販売データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の装置では、会員への特典として、a.会員カードを読み込むことによって会員であることを認識して、買い上げ額を所定の割引率で割り引いて精算する方法、b.会員カードを読み込むことによって会員毎に買い上げ額の所定の割合を累計して行き、ある程度溜まった段階で買い上げ額から溜まった分を値引きして精算する方法、c.所定の時期になると、前記bと同様に溜めたデータに応じた所定の商品の引換券、あるいは所定の商品を特別に安く購入できるクーポン券を発行して、それぞれの会員に配布する方法、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法のうち、a、bでは会員による売上からも利益を出す必要があることから、割引率を大きくすることができないので、会員にとって、特典を受けてもその利益感が比較的小さく、固定客の増加に限界があるという課題があった。
【0004】また、cでは、仕入れ原価よりも高い通常の値段と、会員が支払う費用との差を特典と感じるために利得感は大きくなるが、欠点としてこのような券を発行するための費用と時間、さらに多数の会員に配布するための手間が大きい、という課題があった。
【0005】そこでこのような券をなくして会員であれば所定の商品を特別に安い値段で購入できるようにすることも考えられるが、これでは一人の会員によって多量の購入が行われると、後からきた会員には商品が残っていない、という不公平が生じるし、また、店舗ではこの商品を多く用意し過ぎると、売れ残ったとき多大な損害が生じてしまう、という課題もあった。
【0006】本発明はこのような背景の下になされたもので、お客の満足度が高く、固定客の増加を図ることができ、大きな費用対効果を期待できる販売データ処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、会員が買い上げた商品を登録して精算を行い、会員へのサービスを行うために会員毎に買い上げ実績を管理する販売データ処理装置であって、前記サービスとして精算の際に会員の買い上げ額、あるいは買い上げ商品の値段を割引あるいは値引きする減額手段と、所定期間内に前記減額を行った回数を会員毎に集計する集計手段と、一人の会員が前記減額を受けることができる最大回数を設定する最大回数設定手段と、設定された前記最大回数の範囲内で減額手段の実行の有無を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする販売データ処理装置を提供する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の販売データ処理装置において、前記減額手段が、所定の商品が買い上げられたとき商品毎に減額されることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1記載の販売データ処理装置において、前記減額手段が、買い上げられた商品が属する部門毎に減額されることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1記載の販売データ処理装置において、前記減額手段が、買い上げられた商品の合計金額について減額することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項2記載の販売データ処理装置において、分類された商品にグループ属性を付加するグループ属性付加手段を備え、前記集計手段はグループ毎に集計し、前記最大回数設定手段はグループ毎に設定することを特徴とする。請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか記載の販売データ処理装置において、前記最大回数までの残り数をレシートに印字することを特徴とする。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか記載の販売データ処理装置において、会員毎の買い上げ累計額に応じた前記最大回数となるように最大回数を複数設定できるようにしたことを特徴とする。また、請求項8に記載の発明は、請求項7記載の販売データ処理装置において、前記買い上げ累計額に応じた前記サービスのレベルが、現在のレベルよりも1レベル上位のサービスに変更されるために必要な買い上げ累計額までの不足額をレシートに印字することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態について図を参照しながら説明する。図1はこの発明の一実施形態による販売データ処理装置の外観図である。この図において、符号1は販売データ処理装置であり、オペレータにより入力操作が行われる入力キー部(入力手段)2と、オペレータに対し表示を行うとともにオペレータにより入力操作が行われる、液晶タッチパネル(入力手段,報知手段)3と、顧客に対し表示を行う客用表示部4と、レシートを排出させるレシート発行口5と、カードに記憶された情報を読み取るカードリーダ6と、金銭を保管するとともに必要に応じて開いてこれを取り出し可能とするドロア開閉部7とを有している。
【0012】入力キー部2は、テンキー等を有しており、オペレータにより商品登録や精算操作の一部の入力操作が行われるものである。タッチパネル3は、オペレータから、モード切換、ファイル設定、商品登録等の入力操作が行われるものである。客用表示部4は、顧客に対して店売時の買上価格等を表示させるものである。レシート発行口5は、その奥に設けられた印字部(不図示)で印字されたジャーナル、レシート、伝票、レポート等を外部に排出させるものである。カードリーダ6は、店売時に顧客の会員カード等から情報を読み取るものである。ドロア7は、店売時における精算終了時、あるいは所定の操作等によって開くようになっている。
【0013】図2は、図1に示した販売データ処理装置の電気的構成を示すブロック図である。上述した入力キー部2、液晶タッチパネル3、客用表示部4、カードリーダ6、ドロア開閉部7およびレシート印字部8の他に、交信部21と、これらの制御を行うCPU22と、このCPU22が実行する制御プログラム等が記憶されたROM23と、顧客情報、注文毎の商品データおよび合計金額等を記憶させるRAM24とを有している。このRAM24のデータは電池によってバックアップされており、装置のスイッチを断にしてもデータは保持されている。
【0014】交信部21は、マスタ/サテライト方式のための他の販売データ処理装置と交信を行う。カードリーダ6は会員が提出したカードの内容を読み込み、液晶タッチパネル3は精算を行う登録モードでは、プリセットキーを表示してプリセット登録ができるようになっている。また、メニュー画面から設定モード等、各モードを切り換える操作を行うことができる。
【0015】次に、RAM24に記憶されるファイルについて、図3から図7を参照しながら説明する。なお、このRAM24のデータは電池によってバックアップされており、装置のスイッチを「断」にしても記憶されたデータは保持されている。図3は「優待レベル決定ファイル」を示し、優待レベルとそれに対応する基準値が記憶されている。最上級の優待レベルが「S」であり、以下、S>A>B>C>Dの順に優待レベルが低下し、買い上げ累計額が基準値を超えた最高のレベルを採用する。所定サービス期間の終了時にオペレータがキー操作して会員ファイルに書き込む。
【0016】図4は「サービス商品部門設定ファイル」を示す。グループ番号は1から8まであり、図に示すように、グループ番号毎にPLUコードあるいは部門コード、識別コード、優待レベル毎の売価と割引率及び中断フラグを設定することができる。識別コードが「1」のときはPLUコードと売価を設定し、識別コードが「2」のときは部門コードと割引率を設定する。中断フラグは「0」のときサービス継続、「1」のときサ−ビス中断を表す。
【0017】図5は「グループ制限ファイル」を示し、優待レベル毎の商品グループ番号に対応するサービスの制限回数とグループ名を記憶したファイルである。ここで、制限回数は各グループに対して各優待レベル毎に設定でき、また、グループ名も設定できる。図6は「小計割引設定ファイル」であり、買い上げ額の小計に対する優待レベルと対応する割引率及び制限回数を記憶したファイルである。
【0018】図7(a)は「会員ファイル」で、所定期間の終了毎にオペレータの操作によって、会員毎に買い上げ累計額から優待レベルを決定してメモリに書き込むとともに買い上げ累計額をクリアし、優待レベルに応じた制限回数を最初にセットし、サービスを受ける毎に減算して行く。さらに、小計割引回数、商品グループ毎回数をグループ1から8の名欄にセットする。また、図7(b)は「商品ファイル」で、PLUコード毎に、品名、部門コード、一般原価、その他のデータが設定できる。これらのファイルの操作によってサービス期間が開始されるとともに、買い上げ額の累計をスタートさせることができる。
【0019】次に、図8から図10を参照して、販売データ処理装置1の液晶タッチパネル3に表示される画面の例と操作の内容について説明する。これらの図の斜線部がタッチパネル機能を持った部分で、タッチすることによって所定の入力が行われる。図8は、商品グループ毎のサービスを受けられる商品の制限個数を入力する画面である。この画面の優待レベル別のグループ番号をタッチして入力キー部2のテンキーから数字を入力し、「入力」、「設定」の順に画面にタッチすれば設定が行われ、グループ番号の下に制限個数が表示される。
【0020】図9及び図10は商品グループの商品の指定と、その商品のサービスレベル毎の売価、あるいは部門の指定と割引率を設定する画面である。図9の画面で商品グループのどれかの「商品設定」をタッチすると、図10の画面に切り替わる。切り替わった図10の画面では、すでに設定してあるデータの最初のデータが呼び出されている。この画面の下から3行目までは、2列で設定商品のコードと品名を表示し、上から2行目及び3行目はその中の商品の詳細データを表示してある。ただし、会員売価は会員になったばかりでサービスレベルDにも達していない会員に適用される売価である。
【0021】図10の画面の3行目はサービスレベル毎の会員売価を表示する欄で、それぞれがタッチ機能を持っており、テンキー2から商品コードの数字を置数して「入力」キーをタッチしてどれかのレベルを選択した後、売価を入力すると、その商品について設定できる。ここで、「PLU」、「部門一括値引き」のタッチによってサービスの対象を商品毎か部門毎かに切り換えできる。「中断」キーは、商品指定後にタッチすると、下から2行目のように「中断」が表示され、減額対象にはされず、単なる会員売価、あるいは一般売価になる。ここで再び「中断」キーをタッチすれば解除になる。
【0022】図11は、この発明の一実施形態による販売データ処理装置の値引き登録及び精算に関する動作のフロー図である。このフロー図のステップ1(S1と表示、以下、この表示によって説明する)において、カードの有無によって会員であるか否かを判断する。会員であったとき処理をS2に移行し、会員でなかったときS17に処理を移して一般の登録精算処理を行って終了する。
【0023】S2…サービスに関するファイルとして「サービス商品部門設定ファイル」、「グループ制限ファイル」、「小計割引設定ファイル」及び「会員ファイル」の各ファイルを読み出す。
S3…商品登録操作が行われて登録しようとする商品の番号からサービス商品部門設定ファイルに設定されてあり、かつグループ番号を求め、「会員ファイル」のそのグループの回数に「回数残」があるか否かを判断する。「回数残」がない場合はその旨を報知してから、あるいは商品がサービス対象でない場合はS18に処理を移行して会員売価(会員売価がなければ一般売価)による通常登録を行う。
【0024】S4…値引き登録では、「サービス商品部門設定ファイル」に該当するPLUコードがあれば、その会員の優待レベルに設定されてある売価で登録する。
S5…このPLUコードが属するグループコード毎に商品の登録数を「会員ファイル」の該当するグループの回数を減算する。
S6…すべての商品を登録したか否かを判断する。未登録の商品があればS3に処理を戻す。
S7…部門割引キーがONされたか否かを判断する。キーがONされていれば処理をS8に移し、ONされていなければ、S11に移行する。
【0025】S8…登録された各商品が属する部門について、会員ファイルの該当するグループの回数を読んで部門サービスの残回数があるか否かを判断する。残回数ありのときS9に、なしのときS11に処理を移行する。
S9…登録された商品の部門で、「サービス商品部門設定ファイル」に設定されているものがあれば、その部門の買い上げ額を設定されている割引率によって割り引く。
S10…ここで、前記部門コードが属するグループ毎に会員ファイルの該当するグループの回数をマイナス1とする。
S11…会員ファイルの小計割引回数を読んで小計割引の回数残があるか否かを判断する。回数残があれば処理をS12に移し、なければS14に移行する。
【0026】S12…小計割引設定ファイルの該当レベルに設定された割引率に基づいて小計割引を行う。
S13…会員ファイルの小計割引回数をマイナス1とする。
S14…締め処理を行う。
S15…レシートを発行する。
S16…会員ファイルの該当する買い上げ累計額を加算する。
S17…会員売価(会員売価がなければ一般売価)による通常登録を行う。
S18…前記S3において回数残がなかったか、あるいは商品がサービス対象でなかったときの通常登録処理を行う。
【0027】発行されたレシートの印字例を図12に示す。ここで、PLU1,2はサービス対象商品としてすでに減額されたものとして印字されている。部門割引と小計割引があると、小計の行の下に、PLU1が属する部門が1割引と設定されているとき、「青果部門割引 50」を印字し、小計が1割引と設定されているとき、 「小計割引 55」を印字する。また、「S優待レベル迄あと」の項目は、現在累計額から該当する優待レベルの1ランク上の優待レベルの基準値と現在の累計額との差を印字する。これは設定によって印字の有無を選択することができる。また、小計割引と各グループのサービスを受けることができる残りの回数を印字する。この印字の有無についても設定によって選択することができる。
【0028】以上、本発明の一実施形態の動作を図面を参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、値引き処理と割引処理は入れ替えてもよい。また、サービスの回数制限はグループ毎に限らず、商品毎に設定、制御してもよい。また、部門割引はキー操作を行うことなく、割引が設定されている部門を検索して「自動」で行ってもよい。また、買い上げ累計額を溜める期間とサービスを実施する期間は、同時であっても別の期間であってもよい。ただし、同時の場合には溜めた分のサービスを受ける期間は次のサービス期間とすべきである。また、接続方式はマスタ−サテライト方式であっても、ストコン接続であってもよい。また、優待レベルは売上点数に基づいて決定してもよい。
【0029】
【発明の効果】これまでに説明したように、この発明の請求項1によれば、会員へのサービスとして精算の際に減額を行い、この減額を受けることができる回数を制限することによって、店舗側の手間や費用をあまりかけずに、しかも会員に対して一度に比較的大きなサービスを与えることができるために、そのサービス(特典)を強く印象づけて固定客の増加を図ることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、前記請求項1による効果に加えて、減額する商品の数を制限することができるので、店舗での負担を大きくすることなく、会員に対して不公平感のないサービスを提供することができる。請求項3の発明では、前記請求項1による効果に加えて、サービス対象部門を設定すればよいため、減額対象商品の種類を多く設定することが容易である。請求項4の発明では、前記請求項1による効果に加えて、減額を小計割引で行うため減額を実施するための設定操作を容易にすることができる。
【0031】請求項5の発明では、前記請求項2による効果に加えて、最大回数の設定はグループ毎に行うため、商品毎に設定する場合に比べてその操作を容易にすることができ、しかも、会員がサービスを受けた回数を累計するメモリには商品毎に記憶しておく必要がなく、少ないメモリで多数の商品についてサービス対象とすることができる。請求項6の発明では、会員はあと何回サービスを受けることができるかが容易に分かるので、まだ残り数があるときは来店意欲を向上させる効果がある。
【0032】請求項7の発明では、多く買い上げれば多数のサービスを受けることができるので、購買意欲を高めることができる。請求項8の発明では、レシートによってランクアップまでの買い上げ金額が分かるので、さらに購買意欲を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による販売データ処理装置の外観図。
【図2】 図1に示した販売データ処理装置の電気的構成を示すブロック図。
【図3】 「優待レベル決定ファイル」を示す図。
【図4】 「サービス商品部門設定ファイル」を示す図。
【図5】 「グループ制限ファイル」を示す図。
【図6】 「小計割引設定ファイル」を示す図。
【図7】 「会員ファイル」および「商品ファイル」を示す図。
【図8】 商品グループ毎のサービスを受けられる商品の制限個数を入力する画面を示す図。
【図9】 商品グループの商品の指定と、その商品のサービスレベル毎の売価、あるいは部門の指定と割引率を設定する画面を示す図。
【図10】 図9の画面の続きを示す図。
【図11】 この発明の一実施形態による販売データ処理装置の値引き登録及び精算に関する動作のフロー図。
【図12】 発行されたレシートの印字例を示す図。
【符号の説明】
1…販売データ処理装置
2…入力キー部
3…液晶タッチパネル
4…客用表示部
5…レシート発行口
6…カードリーダ
7…ドロア開閉部
8…レシート印字部
21…交信部
22…CPU
23…ROM
24…RAM
【特許請求の範囲】
【請求項1】 会員が買い上げた商品を登録して精算を行い、会員へのサービスを行うために会員毎に買い上げ実績を管理する販売データ処理装置であって、前記サービスとして精算の際に会員の買い上げ額、あるいは買い上げ商品の値段を割引あるいは値引きする減額手段と、所定期間内に前記減額を行った回数を会員毎に集計する集計手段と、一人の会員が前記減額を受けることができる最大回数を設定する最大回数設定手段と、設定された前記最大回数の範囲内で減額手段の実行の有無を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする販売データ処理装置。
【請求項2】 前記減額手段は、所定の商品が買い上げられたとき商品毎に減額されることを特徴とする請求項1記載の販売データ処理装置。
【請求項3】 前記減額手段は、買い上げられた商品が属する部門毎に減額されることを特徴とする請求項1記載の販売データ処理装置。
【請求項4】 前記減額手段は、買い上げられた商品の合計金額について減額することを特徴とする請求項1記載の販売データ処理装置。
【請求項5】 分類された商品にグループ属性を付加するグループ属性付加手段を備え、前記集計手段はグループ毎に集計し、前記最大回数設定手段はグループ毎に設定することを特徴とする請求項2記載の販売データ処理装置。
【請求項6】 前記最大回数までの残り数をレシートに印字することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の販売データ処理装置。
【請求項7】 会員毎の買い上げ累計額に応じた前記最大回数となるように最大回数を複数設定できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の販売データ処理装置。
【請求項8】 前記買い上げ累計額に応じた前記サービスのレベルが、現在のレベルよりも1レベル上位のサービスに変更されるために必要な買い上げ累計額までの不足額をレシートに印字することを特徴とする請求項7記載の販売データ処理装置。
【請求項1】 会員が買い上げた商品を登録して精算を行い、会員へのサービスを行うために会員毎に買い上げ実績を管理する販売データ処理装置であって、前記サービスとして精算の際に会員の買い上げ額、あるいは買い上げ商品の値段を割引あるいは値引きする減額手段と、所定期間内に前記減額を行った回数を会員毎に集計する集計手段と、一人の会員が前記減額を受けることができる最大回数を設定する最大回数設定手段と、設定された前記最大回数の範囲内で減額手段の実行の有無を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする販売データ処理装置。
【請求項2】 前記減額手段は、所定の商品が買い上げられたとき商品毎に減額されることを特徴とする請求項1記載の販売データ処理装置。
【請求項3】 前記減額手段は、買い上げられた商品が属する部門毎に減額されることを特徴とする請求項1記載の販売データ処理装置。
【請求項4】 前記減額手段は、買い上げられた商品の合計金額について減額することを特徴とする請求項1記載の販売データ処理装置。
【請求項5】 分類された商品にグループ属性を付加するグループ属性付加手段を備え、前記集計手段はグループ毎に集計し、前記最大回数設定手段はグループ毎に設定することを特徴とする請求項2記載の販売データ処理装置。
【請求項6】 前記最大回数までの残り数をレシートに印字することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の販売データ処理装置。
【請求項7】 会員毎の買い上げ累計額に応じた前記最大回数となるように最大回数を複数設定できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の販売データ処理装置。
【請求項8】 前記買い上げ累計額に応じた前記サービスのレベルが、現在のレベルよりも1レベル上位のサービスに変更されるために必要な買い上げ累計額までの不足額をレシートに印字することを特徴とする請求項7記載の販売データ処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図12】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図12】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2000−251153(P2000−251153A)
【公開日】平成12年9月14日(2000.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−51897
【出願日】平成11年2月26日(1999.2.26)
【出願人】(000145068)株式会社寺岡精工 (317)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成12年9月14日(2000.9.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成11年2月26日(1999.2.26)
【出願人】(000145068)株式会社寺岡精工 (317)
【Fターム(参考)】
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