説明

超音波探傷方法

【課題】細い管体の内周面に発生した微細な欠陥であっても、確実・明確に検出する。
【解決手段】超音波探触子30に備えた集束型の振動子31から、超音波UTを、管体1の内周面1inに向けて出力する。超音波UTの管体1への入射角θは45°を越え、55°以内または60°以内であり、超音波UTの集束位置Fは、管体1の厚さ方向に関して半分の位置よりも内周面側である。このようにして超音波UTを管体1に入射するため、欠陥面エコーEpと欠陥先端エコーEtが確実に発生して、欠陥Kの検出及びサイジングを正確に行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は超音波探傷方法に関し、管体の内周側から超音波検査をする場合に、欠陥を正確・確実に検出することができるように工夫したものである。特に本発明は、薄肉の管体(細管)の内周面側に発生する微細な欠陥を検査する場合に好適なものである。
【背景技術】
【0002】
原子力プラントや蒸気発生プラントなど各種のプラントでは、多数の管体が使用されており、このような管体については定期的に検査をして、欠陥の検出や、場合によっては検出した欠陥のサイジング(寸法計測)をしている。
【0003】
管体の内周側から欠陥検出やサイジングをする手法として、集束型やフラット型の振動子を備えた超音波探触子を用いる手法がある。
つまり、金属製の管体の内部に超音波探触子を配置し、超音波探触子の振動子から発生した超音波を、管体の内周面に向けて出射し、その後、反射してきた超音波(反射エコー)を振動子で受信する。振動子からは、受信した超音波(反射エコー)に対応した探傷信号が出力され、この探傷信号を信号処理して画像表示することにより、欠陥の検出をしていた(例えば特許文献1参照)。
【0004】
ここで、小口径(例えば直径が20mm程度)で薄肉(例えば約1mm程度)の管体(金属製の細管)を、その内周側から超音波探傷して、応力腐食割れ(SCC)などの欠陥を検査する従来手法を、図8〜図10を参照して説明する。
【0005】
図8及び図9は、細管1の内部に、集束型の振動子11を備えた超音波探触子10を配置した例を示す。細管1の内部には、水が充満しており、集束型の振動子11から細管1の内周面1inに向けて超音波UTを出射している。
図8は細管1の外周面1out側に欠陥Kが発生している場合であり、図9は細管1の内周面1in側に欠陥Kが発生している場合である。
【0006】
図8及び図9に示すように、欠陥Kの先端(細管1の肉厚方向の中央側)からは、欠陥先端エコーEtが発生し、内周面1inからは表面形状エコーEsが発生する。このうち欠陥先端エコーEtを振動子11にて受信して検出することにより、欠陥Kの高さ(深さ)検出をしている。
【0007】
なお、従来では図8及び図9に示すように、出射された超音波UTの集束位置Fは、細管1の厚さ方向に関して中央位置よりも外周面1out側に設定しており、また超音波UTを細管1に入射する入射角度θを45°程度に設定している。
入射角度θは、細管1中を進行する超音波UTの中央の超音波ビームと、この中央の超音波ビームの入射位置(屈折位置)において内周面1inに立てた垂直線と、で形成される角度である。
【0008】
図10では、細管1の内部に、フラット型の振動子21を備えた超音波探触子20を配置した例である。細管1の内部には、水が充満しており、フラット型の振動子21から細管1の内周面1inに向けて超音波UTを出射している。
図10は細管1の内周面1in側に欠陥Kが発生している場合である。
【0009】
図10に示すように、欠陥Kの先端(細管1の肉厚方向の中央側)からは、欠陥先端エコーEtが発生し、内周面1inからは表面形状エコーEs及び欠陥開口部エコーEoが発生する。このうち欠陥先端エコーEtを振動子21にて受信して検出することにより、欠陥Kの高さ(深さ)検出をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平6−148145
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
図8に示す例では、欠陥先端エコーEtと表面形状エコーEsとの発生位置が離れているため、欠陥先端エコーEtを振動子11で受信することにより、外周面1out側に発生した欠陥Kの検出や高さ(深さ)サイジングが可能である。
【0012】
しかし図9に示す例では、欠陥先端エコーEtと表面形状エコーEsとの発生位置が近いため、欠陥先端エコーEtに表面形状エコーEsが重畳・混在してしまう。このため、欠陥先端エコーEtを振動子11で受信しても、欠陥先端エコーEtを識別することが困難であり、内周面1in側に発生した欠陥Kの検出やサイジングが困難であるか、または欠陥Kの識別性が低くなっていた。
【0013】
また図10に示す例では、欠陥先端エコーEtと、表面形状エコーEs及び欠陥開口部エコーEoとの発生位置が近いため、欠陥先端エコーEtに、表面形状エコーEs及び欠陥開口部エコーEoが重畳・混在してしまう。このため、欠陥先端エコーEtを振動子21で受信しても、欠陥先端エコーEtを識別することが困難であり、内周面1in側に発生した欠陥Kの検出やサイジングが困難であるか、または欠陥Kの識別性が低くなっていた。
【0014】
更に図8〜図10のいずれの例であっても、肉厚が1mm程度の細管1に発生する欠陥Kは微細欠陥であり、しかも、超音波UTの入射角度θが45°程度と小さいため、入射した超音波が欠陥Kの面に入射して面的に反射してくる欠陥面エコーが微弱であった。
このように欠陥面エコーの発生が微弱であるため、欠陥面エコーを利用した欠陥検出が十分でなく、欠陥Kの検出やサイジングの精度が低くなっていた。特に欠陥Kが微細欠陥である場合には、このような問題が顕著になっていた。
【0015】
本発明は、上記従来技術に鑑み、管体の内周面に発生した欠陥が微細であっても、管体の内周側から確実に欠陥検出およびサイジングをすることができる、超音波探傷方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記課題を解決する本発明の構成は、
管体の内部に配置した超音波探触子から、前記管体の内周面に向けて超音波を出射して超音波探傷をする方法において、
前記超音波探触子として集束型の振動子を有するものを採用し、
前記振動子から出射する超音波の集束位置を、前記管体の厚さ方向に関して中央位置よりも内周側に設定し、
更に、前記超音波が前記管体へ浸入していく入射角度を、45°を越える角度としたことを特徴とする。
【0017】
また本発明の構成は、
出射した前記超音波が前記管体(小口径(例えば直径が20mm程度)で薄肉(例えば約1mm程度))、の縦断面の内面に位置する軸方向探傷をする場合には、前記入射角度を、45°を越え60°以内とし、
出射した前記超音波が前記管体の横断面の内面に位置する周方向探傷をする場合には、前記入射角度を、45°を越え55°以内としたことを特徴とする。
【0018】
また本発明の構成は、
前記振動子として、超音波が集束している集束範囲が長く、前記管体の厚さ方向に関して半分の位置を越える位置にまで前記集束範囲が達するものを使用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、超音波の入射角度が大きいため管体が細くても欠陥面エコーを確実に発生させることができ、また、超音波の集束位置を内周面側としたため内周側の欠陥の先端において欠陥先端エコーを効果的に発生させることができる。
このような欠陥面エコー及び欠陥先端エコーを振動子で受信することにより、管体の内周面側に発生した欠陥を確実に検出することができ、欠陥のプロファイルを明確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施例1に係る超音波探傷方法を示す構成図。
【図2】本発明の実施例1に係る超音波探傷方法を示す構成図。
【図3】本発明の実施例1に係る超音波探傷方法により得た探傷信号を画像処理して示す画像図。
【図4】各スコープの表示手法を示す説明図。
【図5】本発明の実施例2に係る超音波探傷方法を示す構成図。
【図6】超音波ビームの集束範囲を示す説明図。
【図7】本発明の実施例2に係る超音波探傷方法により得た探傷信号を画像処理して示す画像図。
【図8】従来の超音波探傷方法を示す構成図。
【図9】従来の超音波探傷方法を示す構成図。
【図10】従来の超音波探傷方法を示す構成図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
【実施例1】
【0022】
図1は本発明の実施例1に係る超音波探傷方法を示す。同図において、細管1は、小口径(例えば直径が20mm程度)で薄肉(例えば約1mm程度)の金属製の管体である。この細管1の内部には水が充満している。
本実施例では、細管1の内周面側に発生する応力腐食割れ(SCC)などの微細な欠陥Kであっても、精度良く検出する方法である。
【0023】
超音波探触子30は集束型の振動子31を備えており、この超音波探触子30を細管1の内部に配置する。そして、集束型の振動子31から細管1の内周面1inに向けて超音波UTを出射する。
【0024】
この場合、出射した超音波UTの集束位置Fを、細管1の厚さ方向に関して中央位置よりも内周面1in側に設定しており、また超音波UTを細管1に入射する入射角度θを45°を越える角度に設定している。
なお、入射角度θは、細管1中を進行する超音波UTの中央の超音波ビームと、この中央の超音波ビームの入射位置(屈折位置)において内周面1inに立てた垂直線と、で形成される角度である。
このように、集束位置Fと入射角度θを設定することが、本実施例における特別な技術的特徴となっている。
【0025】
入射角度θについて更に説明する。
軸方向探傷をする場合、つまり、図1に示すように、出射した超音波UTが、細管1の縦断面の面内に位置した状態で斜めに出射されている状態では、入射角度θは、45°を越え60°以内としている。
一方、周方向探傷をする場合、つまり、図2に示すように、出射した超音波UTが、細管1の横断面の面内に位置した状態で斜めに出射されている状態では、入射角度θは、45°を越え55°以内としている。
なお入射角度の上限値を、軸方向探傷では60°、周方向探傷では55°としている理由は、入射角度がこのような上限値を越えるように設定した場合には、超音波UTが細管1の内部に効率よく入射せずに反射する成分が発生してくるからである。
【0026】
本実施例では、図1に示すように、欠陥Kの先端(細管1の肉厚方向の中央側)からは欠陥先端エコーEtが発生し、欠陥Kの欠陥面からは超音波UTを面的に反射した欠陥面エコーEpが発生し、内周面1inからは表面形状エコーEsが発生する。
【0027】
本実施例では、超音波UTの入射角度θが45°を越える大きな角度となっているため、細管1に入射した超音波UTのうち、細管1の軸方向に進む成分が大きくなるため、入射した超音波UTが欠陥Kの欠陥面で効果的に反射し、欠陥面エコーEpの値は大きくなる。
また超音波UTの集束位置Fを、細管1の厚さ方向に関して中央位置よりも内周面1in側に設定しているため、細管1の内周面1in側に発生している欠陥Kの先端で発生する欠陥先端エコーEtの値も大きくなる。
このように値の大きな欠陥面エコーEpと欠陥先端エコーEtが、振動子31で受信され、振動子31からは、欠陥面エコーEpと欠陥先端エコーEtとにそれぞれ対応した探傷信号が出力される。
【0028】
一方、入射角度θが大きくなるに併せて、振動子31から細管1の内周面1inに向かって水中を進む超音波UTの進行方向と、屈折位置で内周面1inに立てた垂線とでなす角度δも大きくなり、軸方向に関して欠陥Kの位置と振動子31との距離が大きくなる。
このため、細管1の内周面1inから発生した表面形状エコーEsの殆どは、振動子31で受信されることはない。
【0029】
図1に示すような状態で超音波探触子30を走査しつつ、走査線の各位置で超音波探傷検査をして、各位置における探傷信号を処理装置で記憶して信号処理する。
【0030】
図3は、振動子31から出力された探傷信号を信号処理して画像表示した例であり、それぞれ、Cスコープ、Dスコープ、Bスコープ、Aスコープである。
なお、図4に示すように、Cスコープとは、内周面1inを平面的に示した画像であり、Dスコープとは細管1を横断面的に示した画像であり、Bスコープとは細管1を縦断面的に示した画像であり、Aスコープとは横軸を時間にとり縦軸を反射エコーの振幅を示す画像であり、各スコープ表示は超音波探傷技術において一般に用いられている表示態様である。
なお、D,Bスコープにおいて、Esは表面形状エコーによる画像であり、Epは欠陥面エコーによる欠陥Kの画像であり、Etは欠陥先端エコーによる欠陥Kの画像である。
【0031】
図3のスコープ画像からも分かるように、本実施例では、欠陥面エコーEpによる欠陥Kの画像及び欠陥先端エコーEtによる欠陥Kの画像が明確に表示でき、しかも、表面形状エコーEsによる画像と明確に分離することができる。
よって、欠陥Kの分布イメージ(プロファイル)が明瞭となり、欠陥最深部の見落としも低減することができる。
【0032】
このように、本実施例によれば欠陥Kの分布イメージ(プロファイル)が明瞭となり、微細欠陥であっても正確に検出することができ、また、検出した欠陥のサイジングも正確に行うことができる。
【実施例2】
【0033】
図5は本発明の実施例2に係る超音波探傷方法を示す。同図において、細管1は、小口径(例えば直径が20mm程度)で薄肉(例えば約1mm程度)の金属製の管体である。この細管1の内部には水が充満している。
【0034】
超音波探触子40は集束型の振動子40を備えており、この超音波探触子40を細管1の内部に配置する。そして、集束型の振動子41から細管1の内周面1inに向けて超音波UTを出射する。
【0035】
この場合、出射した超音波UTの集束位置Fを、細管1の厚さ方向に関して中央位置よりも内周面1in側に設定しており、また超音波UTを細管1に入射する入射角度θを45°を越える角度に設定している。
軸方向探傷をする場合では、入射角度θは、45°を越え60°以内としている。一方、周方向探傷をする場合では、入射角度θは、45°を越え55°以内としている。
【0036】
更に本実施例では、超音波UTが集束して超音波ビームが集束している集束範囲が長くなる特性を有する振動子41を採用している。しかも、この振動子41によれば、細管1に浸入した超音波UTが集束して形成される集束範囲が、少なくとも細管1の肉厚方向の半分の位置を越えており、例えば細管1の外周面1outにまで達するようになっている。
【0037】
ここで、図6を参照して集束範囲の長さLzについて説明する。
振動子41の直径をD、振動子41から集束位置Fまでの距離をLr、超音波の音速をv、超音波の振動数をf、集束位置での超音波のビーム径をdとすると、
集束範囲の長さLzは次式により表される。
Lz=4・v・Lr・Lr/(f・D・D)
また、集束したビームの径dは、次式により表される。
d=v・Lr /(f・D)
上記関係式を用い、集束したビームの径はあまり変化させず、集束長さを長くするためには、細管内の形状的制約を加味して、周波数f、振動子直径D、焦点位置までの距離Lrを適切に設定する必要がある。
【0038】
図5に戻り説明を続けると、本実施例では、図5において点線で示すように、超音波UTが欠陥に直接に入射される場合には、実施例1と同様にして、振動子41は、値の大きな欠陥面エコーEpと欠陥先端エコーEtを受信し、欠陥面エコーEpと欠陥先端エコーEtとにそれぞれ対応した探傷信号を出力する。
【0039】
超音波探触子40が走査されて、図5に実線で示す位置になったときには、内周面1inから細管1内に入射された超音波は、集束した状態で外周面1outで反射してから集束した状態で欠陥Kに向かう。このため、超音波UTが欠陥Kの欠陥面で効果的に反射し、欠陥面エコーEpが発生する。なお、このときには表面エコーは発生しない。
発生した欠陥面エコーEpは、集束した状態で、入射時と同じ経路を逆方向に進み振動子41で受信される。振動子41は、外周面1outで一回反射してきた欠陥面エコーEpに対応した探傷信号を出力する。
【0040】
図5に示すような状態で超音波探触子40を走査しつつ、走査線の各位置で超音波探傷検査をして、各位置における探傷信号を処理装置で記憶して処理する。
【0041】
図7は、振動子41から出力された探傷信号を信号処理して画像表示した例であり、それぞれ、Cスコープ、Dスコープ、Bスコープ、Aスコープである。
なお、D,Bスコープにおいて、Esは表面形状エコーによる画像であり、Epは欠陥面エコーによる欠陥Kの画像であり、Etは欠陥先端エコーによる欠陥Kの画像である。
【0042】
本実施例では、Dスコープにおいて、直射エコーによる欠陥面エコーEpによる欠陥Kの画像、欠陥先端エコーEtによる欠陥Kの画像、及び表面形状エコーEsによる画像のみならず、一回反射してきた欠陥面エコーEpによる欠陥Kの画像も表示される。
【0043】
図7のスコープ画像からも分かるように、本実施例では、欠陥面エコーEpによる画像及び欠陥先端エコーEtによる画像が明確に表示でき、しかも、表面形状エコーEsによる画像と明確に分離することができる。
更に、Dスコープでは、一回反射してきた欠陥面エコーEpによる欠陥Kの画像も表示される。
よって、欠陥Kの分布イメージ(プロファイル)が更に明瞭となり、欠陥最深部の見落としも低減することができる。
【0044】
このように、本実施例によれば欠陥Kの分布イメージ(プロファイル)が明瞭となり、微細欠陥であっても正確に検出することができ、また、検出した欠陥のサイジングも正確に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、蒸気発生器に用いられている伝熱管等の細管の他、各種の管体を、超音波探傷検査する場合に適用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 細管
1in 内周面
1out外周面
10,20,30,40 超音波探触子
11,21,31,41 振動子
K 欠陥
F 集束位置
UT 超音波
Et 欠陥先端エコー
Es 表面形状エコー
Ep 欠陥面エコー
Eo 欠陥開口部エコー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管体の内部に配置した超音波探触子から、前記管体の内周面に向けて超音波を出射して超音波探傷をする方法において、
前記超音波探触子として集束型の振動子を有するものを採用し、
前記振動子から出射する超音波の集束位置を、前記管体の厚さ方向に関して中央位置よりも内周側に設定し、
更に、前記超音波が前記管体へ浸入していく入射角度を、45°を越える角度としたことを特徴とする超音波探傷方法。
【請求項2】
請求項1において、
出射した前記超音波が前記管体の縦断面の内面に位置する軸方向探傷をする場合には、前記入射角度を、45°を越え60°以内とし、
出射した前記超音波が前記管体の横断面の内面に位置する周方向探傷をする場合には、前記入射角度を、45°を越え55°以内としたことを特徴とする超音波探傷方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記振動子として、超音波が集束している集束範囲が長く、前記管体の厚さ方向に関して半分の位置を越える位置にまで前記集束範囲が達するものを使用することを特徴とする超音波探傷方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−180102(P2011−180102A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−47404(P2010−47404)
【出願日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】