説明

車両シートを電気的に調節するためのデバイス

【課題】 車両シートを電気的に調節するためのデバイスを提供する。
【解決手段】 本発明は、車両シート(2)を電気的に調節するためのデバイスであって、車両シートの異なる側(3、4)に配置された関節構成(6、6)と、歯車機構(10)が結合された少なくとも1つの電動機(13)と、関節構成を係止するための少なくとも1つの機構(11)とを備えるデバイスに関する。本発明によれば、このタイプのデバイスにおいて、車両シート(2)の特定の側(3または4)に配置された関節構成(6)を動かすための歯車機構(10)と、前記関節構成(6)を係止するための機構(11)とが、車両シート(2)の異なる側(3、4)それぞれに配置される。この設計により、車両シートの正確な調節と、衝突時の車両シートの固定係止とが得られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両シートを電気的に調節するためのデバイスであって、車両シートの異なる側に配置された関節構成と、電動機に結合され、関節構成を動かすように適合された歯車機構を有する少なくとも1つの電動機と、関節構成を係止するための少なくとも1つの機構とを備えるデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
車両シートの異なる側に配置された関節構成、特に車両シートの左右に配置された関節構成を電気的に調節するために、通常、歯車機構ユニットが結合された電動機が提供される。特に、車両シートの高さ調節に関して、および車両シートのシート・クッションの傾斜調節または車両シートの背もたれの傾斜位置に関して車両シートを調節するために、関節構成が前記歯車機構ユニットによって動かされる。歯車機構ユニットが結合された電動機によって、車両シートの片側、例えば左側にある関節構成が調節され、その電動機とユニットは電気的調節ユニットを形成する。電気的調節ユニットは、非動作状態にあるとき、同時に、車両シートの対応する側にある関節構成用のロックにもなり、それにより、車両シートをその位置で固定して保つ。衝突およびその過程中に生じる高い力に際しても車両シートの固定係止を保証するためには、車両シートの他方の側に位置された関節構成も係止されなければならない。この目的のために、左右の関節構成を互いに結合し、それにより電気的調節ユニットが設けられてない他方の側に係止力を伝達する力伝達管を使用することが知られている。前記力伝達管は、比較的重く、さらに可撓性があり、したがって、衝突時に片側係止により車両シートの非対称の位置決めをもたらす。
【0003】
特許文献1、特許文献2および特許文献3はそれぞれ、自動車シートの調節デバイスの衝突係止用の慣性駆動機構を説明する。
【0004】
特許文献4、特許文献5、特許文献6および特許文献7は、車両シートの調節デバイス用の機械的な衝突ロックの様々な実施形態に関する。
【0005】
特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11および特許文献12はそれぞれ、車両シートにおいて追加の負荷経路を使用する衝突ロックに関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国特許発明第19911786C2号明細書
【特許文献2】特開2008024014号公報
【特許文献3】欧州特許出願公開第0245650A2号明細書
【特許文献4】米国特許第6902234B2号明細書
【特許文献5】米国特許第4040591号明細書
【特許文献6】英国特許出願公開第2065464A号明細書
【特許文献7】国際公開第99/05000号パンフレット
【特許文献8】独国特許発明第19953630C5号明細書
【特許文献9】独国特許発明第10137298C1号明細書
【特許文献10】独国特許出願公告第10306827B4号明細書
【特許文献11】独国特許出願公告第10306828B4号明細書
【特許文献12】欧州特許第1121263B1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、車両シートの正確な調節と、衝突時の車両シートの固定係止とが保証されるように、冒頭で述べたタイプのデバイスを改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、冒頭で述べたタイプのデバイスにおいて、車両シートの特定の側に配置された関節構成を動かすための歯車機構と、前記関節構成を係止するための機構とが、車両シートの異なる側それぞれに配置されることで実現される。
【0009】
したがって、本発明によれば、車両シートの異なる側に配置された関節構成が、それぞれ直接係止される。したがって、各関節構成がそれぞれ専用の係止機構を割り当てられる。この係止は、車両シートのそれぞれの側で行われるので、それに対応して、係止機構および歯車機構を、単一の機構が使用される場合よりも小さく軽量になるように設計することができる。
【0010】
本発明によるデバイス設計により、関節構成の係止が車両シートの両側で行われるので、車両シートを調節するときに、または衝突時に、非対称性が生み出されない。
【0011】
本発明の好ましい発展形態によれば、歯車機構と、関節構成を係止するための機構とが、車両シートの長手方向において、車両シートの幅に関して中心に配置された面に対して対称的に配置される。したがって、前記面がシート中心面を成す。
【0012】
車両シートの異なる側に配置された歯車機構、特にシート中心面に対して対称的に配置された歯車機構は、様々な様式で駆動させることができる。例えば、単一の電動機が歯車機構に結合され、特に、電動機が、対称面に対して中心に配置される。歯車機構のそのような駆動の場合、電動機は、好ましくは可撓性シャフトを介して歯車機構に接続される。他方、2つの電動機を提供することも十分に可能であり、一方の電動機が、車両の一方の側に配置され、そこに配置された歯車機構に結合され、他方の電動機が、車両の他方の側に配置され、そこに配置された歯車機構に結合される。前記配置では、特に、電動機が、対称面に対して対称的に配置される。電動機の同期を保証するために、電動機は、好ましくは、同期シャフトによって接続される。デバイスで使用される歯車機構は、特に同一設計のものである。各歯車機構が1つの電動機に割り当てられる状況では、それぞれの電動機と、電動機に割り当てられた歯車機構とが、特に、構造ユニットを構成する。
【0013】
デバイスの上記の設計、特にシステムの対称的な配置により、快適さが増す。さらに、対称的な係止ユニットが、システムの実用的な衝突時の挙動に寄与する。これはまた、システムの重量、場合によってはコストも削減できるようにする。
【0014】
対応の関節構成を係止するための機構はそれぞれ、様々な様式で設計することができる。例えば、自己係止機構および/または遠心ロックおよび/または慣性ロックおよび/または電気的にトリガ可能なロックである。対応の関節構成を係止するための機構はそれぞれ、割り当てられた歯車機構とは別個に形成されることがあり、または歯車機構と一体化させることも十分に可能である。後者の場合には、歯車機構は、特に、自己係止歯車機構として設計される。対応の関節構成を係止するための機構が歯車機構と一体化されるとき、構造上、構成を特にコンパクトにすることができる。
【0015】
関節構成は、特に、車両シートの高さ調節、および/または車両シートのシート・クッションの傾斜調節、および/または車両シートの背もたれの傾斜調節に関して車両シートを調節する。関節構成はそれぞれ、異なる設計であってもよい。好ましい設計によれば、関節構成はそれぞれ、両端に枢動可能に取り付けられた単一部品レバーとして、または両端に枢動可能に取り付けられたトグル・レバーとして設計される。
【0016】
本発明のさらなる利点および特徴は、従属請求項、および本発明のいくつかの例示的実施形態の以下の説明から分かり、しかしそれらに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】車両シートの高さ調節可能なシート部品と、車両シートの高さを電気的に調節するための本発明によるデバイスとの取付けの概略的な3次元図である。
【図2】車両シートを電気的に調節するための図1による実施の形態で使用されるデバイスの本質的な構成要素の概略図である。
【図3】車両シートを電気的に調節するための修正されたデバイスに関する図2に従った概略図である。
【図4】シート・レールに取り付けられた図1によるシート部品の概略的な側面図であって、シート部品への車両シートの背もたれの取付けを追加として例示し、シート部品のシート・クッションの傾斜を変えるための車両シートの設計を有する概略的な側面図である。
【図5】さらに修正された車両シートの側面図であって、車両シートのシート部品および背もたれを示すように例示されるが、両側で各場合に後方単一部品レバーと前方トグル・レバーとを介してシート部品がシート・レールに取り付けられている側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、車両シート2の実質的に水平方向に配置されたシート部品1、例えば乗用車の運転席または助手席を例示する。
【0019】
シート部品は、自動車の進行方向に関して右側3と左側4との各側に、前方レバー5と後方レバー6とを有する。後方レバー6はそれぞれ、その下端部の領域で、ジョイントG1の周りで枢動することができるように車両シート2のレール上部7に取り付けられ、2つのレール上部7は、互いに平行に配置されて車両の長手方向に位置決めされ、レール下部8に変位可能に取り付けられ、レール下部8は、自動車床(特に図示せず)に固定して取り付けられる。レール下部8に関して規定の位置でレール上部7を係止し、したがって様々な長手方向位置で車両シート2を係止するための係止要素は図示されていない。
【0020】
後方レバー6はそれぞれ、レール上部7から遠い側の上端部の領域で、ジョイントG2の周りで枢動することができるようにシート部品1、具体的にはシート部品1の後方領域に取り付けられる。
【0021】
それぞれの前方レバー5の対応する上端部は、車両シート2の前端の領域で、ジョイントG3の周りで枢動することができるように車両シート2に取り付けられる。それぞれの前方レバー5の下端部は、対応するレール上部7の前方領域で、ジョイント・ピンG4の周りで枢動することができるように取り付けられる。
【0022】
レバー5および6は、それらの下側軸受G4およびG1から後部に向けて斜めに傾けられ、互いに平行に延びる。
【0023】
図1には、シート部品1の後端部の領域に配置される背もたれ部品を示さず、さらに、シート部品1を形成するシート・クッションの構成要素の傾斜を変えるために提供されることがあるシート部品1の部分も示していない。
【0024】
図1による実施形態によれば、シート部品1は、2つの後方レバー6の枢支点G2の領域にトルクがもたらされることによって高さを調節される。したがって、後方レバー6は、それらの上端部の領域でシート部品1に対して枢動され、その結果、例示される平行なリンク構成によって、シート部品1の実質的に平行な上昇または下降が行われる。
【0025】
図1および2に、車両シート2、具体的にはシート部品1を電気的に調節するためのデバイス9を示す。シート部品1の異なる側3および4に配置された関節構成(レバー5および6)に加えて、前記デバイスは、シート部品1の各側3および4に、それぞれのレバー6を動かすための歯車機構10を有し、かつそれぞれの側3および4に、そこにある歯車機構10に割り当てられ、対応のレバー6を係止するように適合された機構11を有する。歯車機構10および機構11は、シート中心面12に対して対称的に配置され、この面12は、シート部品幅の半分の位置で垂直にシート部品1の長手方向に延在する。単一の電動機13が、2つの歯車機構10に結合され、前記電動機は、シート中心面12に対して中心に対称的に配置される。歯車機構10は、同一設計のものである。電動機13は、可撓性シャフト14を介して歯車機構10に接続される。割り当てられたそれぞれのレバー6を係止するための機構11はそれぞれ、例えば、自己係止機構および/または遠心ロックおよび/または慣性ロックである。機構11は、割り当てられた歯車機構10と一体化することができる。この場合、歯車機構は、自己係止歯車機構として設計される。図1による例示的実施の形態では、参照符号15によって明示される歯車機構10の機械的な主ドライブ・ピニオンが、ジョイント・ピンG2の領域で後方レバー6に作用し、ジョイント・ピンG2は、それぞれのレバー6および主ドライブ・ピニオン15に対して回転固定様式で接続される。
【0026】
また、図1に例示された、特に車両シートのシート・クッションであるシート部品1の高さ調節を、他のジョイント、したがってジョイントG1、G3、またはG4で行うことも十分に可能である。
【0027】
図3に、図2による例示的実施の形態に関する変型例を示し、1つの電動機ではなく2つの電動機13が提供され、各電動機13が、それぞれの歯車機構10の脇に配置され、歯車機構10を直接駆動する。電動機13は、シート中心面12に関して対称的に配置され、特に、それぞれの電動機13が、対応の歯車機構10と構造ユニットを形成する。任意選択で、2つの電動機13が同期シャフト16によって接続される。
【0028】
図4および5に、図1による実施の形態に比較して変形された設計をもつ車両シート2における、両側に配置された機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点を例示する。各電動機13、各歯車機構10、および各係止機構11の図示は、図4および5では省略されている。
【0029】
図4による実施の形態では、シート部品1は、図1による実施形態に対応するレバー5および6によって取り付けられる。前記実施の形態と対照的に、シート部品1は、その前半分の領域に、シート・クッションの傾斜を調節するための調節デバイスを設けられる。このデバイスは、実際のシート・クッション17を有し、シート・クッション17は、その後端部の領域で、ジョイント・ピンG6の周りで枢動することができるように、シート部品1のシート側部構造18に、正確にはシート部品1の両側に取り付けられる。シート・クッション17の前端部の領域には、前方レバー19が、ジョイント・ピンG7の周りで枢動することができるようにシート・クッション17の各側に取り付けられ、それぞれのレバー19は、レバー・アーム20および21と共にトグル・レバーとして設計される。2つのレバー・アーム20および21は、ジョイント点G8で互いに枢動可能に接続され、それぞれのレバー・アーム21の自由下端部が、ジョイント点G9で、関連のシート側部構造18に枢動可能に接続される。
【0030】
それぞれのシート側部構造18は、その後方領域で、背もたれ22を受け、背もたれ22は、ジョイント点G10の周りで枢動させることができ、それにより背もたれ22の傾斜を調節することができる。
【0031】
図4による実施形態では、シート・クッション高さ調節器の機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点は、ジョイントG1、G2、G3、またはG4にありうる。シート・クッション傾斜調節器の機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点は、ジョイントG6、G7、G8、またはG9にありうる。背もたれ傾斜調節器の機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点は、ジョイントG10にありうる。
【0032】
図4による実施の形態と対照的に、図5による実施の形態では、シート・クッション17がシート部品1の副次領域として提供されず、高さおよび傾斜についてシート部品1を全体として調節することができる。このために、シート部品1の両側に配置された2つのレバー5が、トグル・レバーとして設計され、上側レバー23は、ジョイント・ピンG3の周りで枢動することができるようにシート部品1に取り付けられ、下側レバー・アーム24は、ジョイント・ピンG4の周りで枢動することができるようにレール上部7に取り付けられる。2つのレバー・アーム23および24は、ジョイント点G5の周りで枢動することができるように、その領域で互いに接続される。
【0033】
図5による実施の形態では、シート部品高さ調節器の機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点は、ジョイントG1、G2、G3、またはG4にある。シート部品傾斜調節器の機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点は、ジョイントG3、G4、またはG5にありうる。背もたれ傾斜調節器の機械的な主ドライブ・ピニオン15の係合点は、ジョイントG10にある。
【0034】
ジョイントG1〜G10は全て、車両の長手方向に対して横方向に配置される水平方向軸の周りで前記ジョイントを支点としてそれぞれの構成要素が枢動できるようにするジョイントである。
【符号の説明】
【0035】
2 車両シート
3 車両シートの右側
4 車両シートの左側
6 関節構成
10 歯車機構
11 関節構成を係止するための機構
13 電動機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両シート(2)を電気的に調節するためのデバイスであって、前記車両シート(2)の異なる側(3、4)に配置された関節構成(6、6)と、電動機に結合され、前記関節構成(6、6)を動かすように適合された歯車機構(10)を有する少なくとも1つの電動機(13)と、前記関節構成(6、6)を係止するための少なくとも1つの機構(11)とを備えるデバイスにおいて、
車両シート(2)の特定の側(3または4)に配置された関節構成(6または6)を動かすための歯車機構(10)と、前記関節構成(6)を係止するための機構(11)とが、前記車両シート(2)の異なる側(3、4)それぞれに配置されることを特徴とするデバイス。
【請求項2】
前記歯車機構(10、10)と、前記関節構成(6、6)を係止するための前記機構(11、11)とが、前記車両シート(2)の長手方向において、前記車両シートの幅に関して中心に配置された面(12)に対して対称的に配置されることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
単一の電動機(13)が前記歯車機構(10、10)に結合され、前記電動機(13)が、対称面(12)に対して中心に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記電動機(13)が、可撓性シャフト(14、14)を介して前記歯車機構(10、10)に接続されることを特徴とする請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記歯車機構(10、10)が同一設計のものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
2つの電動機(13、13)が提供され、一方の電動機(13)が、一方の車両側(3)に配置され、そこに配置された前記歯車機構(10)に結合され、他方の電動機(13)が、他方の車両側(4)に配置され、そこに配置された前記歯車機構(10)に結合され、特に前記電動機(13、13)が、前記対称面(12)に関して対称的に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項7】
前記2つの電動機(13、13)が、同期シャフト(16)によって接続されることを特徴とする請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
それぞれの前記電動機(13)と、前記電動機(13)に割り当てられた前記歯車機構(10)とが、構造ユニットを構成することを特徴とする請求項6または7に記載のデバイス。
【請求項9】
対応の前記関節構成(6)を係止するための前記機構(11)がそれぞれ、自己係止機構、遠心ロック、慣性ロック、電気的にトリガ可能なロックのうちいずれか一つまたは複数であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項10】
対応の前記関節構成(6)を係止するための前記機構(11)がそれぞれ、前記割り当てられた歯車機構(10)とは別個に構成される、または前記歯車機構(10)と一体化されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項11】
対応の前記関節構成(6)を係止するための前記機構(11)がそれぞれ、前記割り当てられた歯車機構(10)と一体化され、前記歯車機構(10)が、自己係止歯車機構として設計されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記関節構成が、前記車両シートの高さ調節、前記車両シート(2)のシート部品(1)またはシート・クッション(17)の傾斜調節、前記車両シート(2)の背もたれ(22)の傾斜調節のうちいずれか一つまたは複数に関して前記車両シート(2)を調節する働きをすることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項13】
前記関節構成がそれぞれ、両端に枢動可能に取り付けられた単一部品レバーとして、または両端に枢動可能に取り付けられたトグル・レバーとして設計されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−173629(P2010−173629A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−249634(P2009−249634)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(508174975)ドクトル イング ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフト (134)
【氏名又は名称原語表記】Dr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Porscheplatz 1, D−70435 Stuttgart, Germany
【Fターム(参考)】