説明

車両用スマートエントリーシステムのアンテナ消費電流低減装置

【課題】一定の場合に、不要とされる送信アンテナへの電力供給を抑止することにより、車両用スマートエントリーシステムにおいて消費電流を低減することである。
【解決手段】スマートエントリーシステム2と、距離計測手段3(例えば、クリアランスソナー)とを備える車両7が駐車された場合において、車両7のドア13(即ち、送信アンテナ9が取り付けられている部分)の外面から障害物までの距離を計測する。このときの計測値が、所定値(例えば、乗員がドア13を開閉して乗降ができる最小値)以下であれば、そのドア13から乗員が乗降することはないと判断して、そのドア13に取り付けられている送信アンテナ9による電波の出力を抑止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者が所持する携帯機と車両に搭載された車載機器との間で無線通信を行い、そのときの照合結果に基づいて前記車両のドアの解錠又は施錠を行う車両用スマートエントリー(登録商標)システム(以下、単に「スマートエントリーシステム」と記載する。)において、消費電流を低減する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近時の車両(例えば、自動車)では、運転者が所持する電子キー(携帯機)と車載機器との間で通信(例えば電波の送受信)を行い、両者のIDコードが一致したときにドアの解錠又は施錠を行う装置が普及している。この種の装置のうち、携帯機を所持する運転者がドアに触れるだけでドアの解錠又は施錠が自動で行われ、エンジンを始動するときにも、携帯機を所持してエンジンスイッチを操作するだけで済む(換言すれば、イグニッションキー穴にキーを差し込んで回すことが不要である。)形態のものは「スマートエントリーシステム」と称されている。
【0003】
車両におけるスマートエントリーシステム等の電子機器の搭載要件は、厳しさを増している。なかでも、消費電流の低減は重要な課題とされている。このため、本出願人も、消費電力低減装置の特許出願を行っている(特許文献1を参照)。
【0004】
スマートエントリーシステムを搭載した車両では、車外に存する携帯機を検出するため、車両の各ドアに送信アンテナが取り付けられている。そして、これらの送信アンテナを作動させて(即ち、送信アンテナから電波を出力して)、携帯機を検出するための検出エリアを形成する。
【0005】
しかし、車両において、常にすべてのドアが乗降に使用されるわけではない。このため、使用されないことが明らかなドアに取り付けられている送信アンテナを作動させて検出エリアを形成することは、電流を無駄に消費してしまう。この結果、電源(車両のバッテリ)を早期に消耗させたり、他の電子機器(例えばペースメーカ)にノイズを生じさせたりしてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−202043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記した不具合に鑑み、一定の場合に、不要とされる送信アンテナへの電力供給を抑止することにより、車両用スマートエントリーシステムにおいて消費電流を低減することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための本発明のアンテナ消費電流低減装置は、
使用者が所持する携帯機と車両に搭載された車載機器との間で無線通信を行い、そのときの照合結果に基づいて前記車両のドアの解錠又は施錠を行う車両用スマートエントリーシステムにおいて、
前記車両の各所に取り付けられ、前記携帯機の検出エリアを形成する送信アンテナと、
前記車両における前記送信アンテナの設置場所の外側周辺に存する障害物を検出し、前記車両の外面から前記障害物までの距離を計測する距離計測手段と、
前記距離計測手段によって計測された前記障害物までの距離が所定値以下のときに、該当する送信アンテナへの電力供給を停止する電力供給停止手段と、を備え、
前記車両に取り付けた前記送信アンテナから前記障害物までの距離が所定値以下のときに当該送信アンテナを不作動にして、前記車両のアンテナ消費電流を低減することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るアンテナ消費電流低減装置は、上記したように構成されていて、距離計測手段によって計測された送信アンテナの設置場所から車両外部の障害物までの距離が所定値以下のときに、該当する送信アンテナへの電力供給を停止する。即ち、障害物までの距離が所定値以下の場合には、その送信アンテナが取り付けられている設置場所(例えばドア)を乗員が使用しないようにする。このように、乗員が使用しないと予想される送信アンテナへの電力供給が停止されるため、車両のアンテナ消費電流が低減され、バッテリの消耗が抑止される。また、他の電子機器にノイズを生じさせることが抑止される。
【0010】
そして、前記距離計測手段は、携帯機を所持する乗員が降車する直前の状態における前記車両の外面から前記障害物までの距離を計測するものであり、前記距離計測手段が計測した距離の情報を記憶する記憶手段を備え、
前記車両に前記乗員が乗車するときに、前記記憶手段に記憶されている距離の情報が読み出され、前記乗員が降車したときに不作動とされた前記送信アンテナが再度不作動とされるように構成されている。
【0011】
当該車両が停車した状態における送信アンテナの不作動が、記憶手段によって記憶される。そして、乗員が再度車両に乗車しようとするときに、この情報が読み出される。このため、乗員の乗車時においても、アンテナの消費電流が低減される。
【0012】
上記したことから、前記所定値は、乗員が車両に乗降するために必要な最小長さよりも小さくなるように設定される。
【0013】
前記送信アンテナは、少なくとも前記車両のドアに取り付けられている。ドア以外に、トランクに取り付けられている場合もある。
【0014】
前記送信アンテナは、電波による前記携帯機の検出エリアを形成する。電波以外の通信媒体として、赤外線や光等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施例のアンテナ消費電流低減装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】スマートエントリーシステム2の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の車両7の平面図である。
【図4】降車時におけるアンテナ消費電流低減装置1の作用を示す平面図である。
【図5】同じくフローチャートである。
【図6】乗車時におけるアンテナ消費電流低減装置1の作用を示すフローチャートである。
【図7】第2実施例の車両19の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本実施例のアンテナ消費電流低減装置1の構成を示すブロック図、図2はスマートエントリーシステム2の構成を示すブロック図、図3は第1実施例の車両7の平面図である。
【実施例1】
【0017】
図1に示されるように、本実施例のアンテナ消費電流低減装置1は、スマートエントリーシステム2と、距離計測手段3と、距離計測手段3が計測した距離を所定値と比較し、距離が設定値よりも小さければスマートエントリーシステム2への電力供給を停止する電力供給停止手段4と、距離計測手段3が計測した距離の情報を記憶する記憶手段5とを備える。
【0018】
最初に、スマートエントリーシステム2について説明する。図2に示されるように、スマートエントリーシステム2は、照合ECU6と、使用者が所持する携帯機8とを備えている。照合ECU6には、スマートエントリーシステム2が搭載された車両7(図3参照)が有する固有のIDコードが記録された携帯機8に、所定の周波数の電波(LF)を送信するように命ずる送信アンテナ9と、携帯機8から所定の周波数の電波(RF)を受信して、デジタル変調された信号に変換して照合ECU6に送るチューナ11と、車両7と携帯機8のIDコードの照合が成立し、かつ使用者がドアハンドルスイッチ12に触れたときに、車両7のドア13(図3参照)に内装されたドアロックモータ14にドア13の解錠又は施錠を命ずるボデーECU15が接続されている。
【0019】
図3に示されるように、送信アンテナ9は、車両7の各ドア13に取り付けられている。以下、運転席のドア13aに取り付けられた送信アンテナ9を送信アンテナ9aと記載し、運転席側の後部ドア13bに取り付けられた送信アンテナ9を送信アンテナ9bと記載し、助手席のドア13cに取り付けられた送信アンテナ9を送信アンテナ9cと記載し、助手席側の後部ドア13dに取り付けられた送信アンテナ9を送信アンテナ9dと記載する。そして、すべての送信アンテナ9a〜9dを総称して説明するときには「送信アンテナ9」と記載する(ドア13及び後述する超音波ソナー16も同様である)。なお、送信アンテナ9は、ドア13以外にも、車内の天井部分(ルームランプの部分)とトランクの部分にも取り付けられているが、本明細書では説明を省略する。
【0020】
送信アンテナ9は、照合ECU6からの指令に基づいて定期的に電波を送信し、その電波と携帯機8から返ってきた電波に含まれている各IDコードの照合を行うことにより、車両7のドア13の近辺に携帯機8が存在するか否かの検出を行う。図3において、各送信アンテナ9からの電波の送信エリア(携帯機8の検出エリア)を一点鎖線で示す。
【0021】
チューナ9は、例えば車両7の運転席側の支柱(図示せず)に内装されている。そして、車外に存する携帯機8から送信される電波を受信し、その信号を照合ECU6に送る。この信号を受けた照合ECU6は、信号に含まれるIDコードを車両7に記録されたIDコードと照合し、両者が同一であるか否かの判断をする。同一であれば、ボデーECU15に信号を送り、ドアロックモータ14に所定の作動を命ずる。例えば、ドア13が施錠状態であれば、ドアロックモータ14にドア13を解錠待機状態とするように命じ、ドア13が解錠状態であれば、ドアロックモータ14にドア13を施錠待機状態とするように命じる。そして、使用者がドア13に設けられたドアハンドルスイッチ12に触れることにより、ドアロックモータ14が作動し、ドア13を解錠又は施錠する。
【0022】
次に、距離計測手段3について説明する。本実施例の距離計測手段3は、「クリアランスソナー」と称されているものである。図3に示されるように、車両7の前部と後部にそれぞれ超音波ソナー16が取り付けられている。即ち、車両7の前部における幅方向の中央部付近に所定の間隔をおいて2つの超音波ソナー16aが取り付けられ、左右のコーナー部にそれぞれ超音波ソナー16bが取り付けられ、両サイド部にそれぞれ超音波ソナー16cが取り付けられている。また、車両7の後部における幅方向の中央部付近に所定の間隔をおいて2つの超音波ソナー16dが取り付けられ、左右のコーナー部にそれぞれ超音波ソナー16eが取り付けられている。
【0023】
これらの超音波ソナー16により、車両7の前方、前方の両側方、後方及び後方の両側方に存する障害物を検出し、車両7から障害物までの距離を計測することが可能である。図3において、超音波ソナー16の感知範囲を二点鎖線で示す。そして、超音波ソナー16が計測可能な最大距離Lは、例えば50cmである。
【0024】
ここで、超音波ソナー16が障害物を検出すると、車両7の外面から障害物までの距離が計測され、計測された距離の情報が電力供給停止手段4に送られる。電力供給停止手段4は、計測された距離を、予め設定された所定値と比較する。この所定値は、車両7に乗車(又は降車)しようとする乗員がドア13を開いて乗車(又は降車)可能な距離の最小値であり、例えば30〜40cmである。そして、ドア13と障害物(例えば、図4に示されるように、助手席側のドア13cと壁部17)との隙間(距離L1)が所定値よりも小さければ、乗員がそのドア13から乗降することは困難である。このとき、電力供給停止手段4は、乗員の乗降が困難なドア13(図4の場合、ドア13c,13d)に取り付けられた送信アンテナ9c,9dが、携帯機8を検出するための電波を出力することを停止する。
【0025】
また、車両7が停車したときに超音波ソナー16によって計測された距離の情報は、記憶手段5に記憶される。
【0026】
本実施例のアンテナ消費電流低減装置1の作用について、図4及び図5を参照しながら説明する。最初に、車両7の乗員が降車する場合について説明する。図4に示されるように、運転者は車両7を駐車開始位置Pから後退させる。このとき、運転者は車両7の距離計測手段3を作動させる(図5のステップS10)。車両7が、その後方に存する障害物(この場合、平面視においてL字状を呈する壁部17)に接近すると、車両7の後部に取り付けられた超音波ソナー16d,16eが所定の反応を示す。例えば、壁部17との距離が小さくなるにつれて、距離計測手段3が発する警告音が変化する。壁部17に接近した状態で車両7が停車すると(ステップS20)、車両7の助手席側のドア13c,13dの外面から壁部17までの距離L1が計測される(ステップS30)。
【0027】
図4に示されるように、車両7が停車したときに、車両7の距離計測手段3が計測した距離L1の情報が電力供給停止手段4に送られる。電力供給停止手段4は、計測された距離L1を、予め設定された所定値と比較する(ステップS40)。距離L1が所定値よりも大きい場合(ステップS40における「大」)、すべての送信アンテナ9を作動させる(ステップS50)。即ち、すべての送信アンテナ9から電波が出力される。なお、通常のスマートエントリーシステム2では、携帯機8を所持する乗員が車両7から離れたことを確認して、各種車載機器をロック状態とするため、乗員の降車時にもすべての送信アンテナ9から電波が出力される。
【0028】
しかし、計測された距離L1が所定値よりも小さい場合(ステップS40における「小」)、該当する送信アンテナ9を不作動とする。例えば、図4に示されるように、運転席側の超音波ソナー16cが計測した距離は所定値より大であるため(なぜならば、障害物が存しない。)、運転席側の送信アンテナ9a,9bを作動させる。しかし、助手席側の超音波ソナー16cが計測した距離L1が所定値より小であれば、助手席側の送信アンテナ9c,9dは作動させない(ステップS60)。即ち、壁部17との隙間(距離L1)が狭く、乗員が降車することが困難とされるドア13c,13dに取り付けられている送信アンテナ9c,9dを不作動(送信アンテナ9c,9sが電波を出力しないようにする。)とする。送信アンテナ9c,9dが電流を消費しないため、アンテナ消費電流の低減が図られる。そして、いずれの場合であっても、超音波ソナー16が計測した距離L1が、記憶手段5に記憶される(ステップS70)。
【0029】
次に、図4の状態で停車した車両7に、乗員が乗車する場合について説明する。従来のスマートエントリーシステム1では、携帯機8を所持する乗員が車両7に接近すると、携帯機8が発する電波をチューナ9(図2参照)が受信することにより、すべての送信アンテナ9が作動する。しかし、本実施例のスマートエントリーシステム1では、駐車終了時に記憶手段5が記憶した距離L1の情報が読み出されるため、運転席側の送信アンテナ9a,9bが作動し、助手席側の送信アンテナ9c,9dは作動しない。即ち、図6のフローチャートに示されるように、携帯機8を所持する乗員が、駐車状態の車両7に接近する(ステップS10)。チューナ9が携帯機8の電波を受信して携帯機8を検出すると(ステップS20)、車両7と携帯機8とのIDコードの照合が行われる(ステップS30)。IDコードの照合が成立すると、電力供給停止手段4が駐車終了時の距離L1の情報を読み出す(ステップS40)。そして、壁部17までの距離L1が所定値より大きい送信アンテナ9a,9bのみを作動させ、距離L1が所定値より小さい送信アンテナ9c,9dを作動させない(ステップS50)。このときにも、送信アンテナ9c,9dが電流を消費しないため、アンテナ消費電流の低減が図られる。
【0030】
上記したように、本実施例のアンテナ消費電力低減装置1では、即ち、乗員の乗降に利用されないと予想されるドアに取り付けられた送信アンテナ9c,9dを不作動とするため、送信アンテナ9c,9dが電波出力のために使用される電力が不要となる。この結果、電源(バッテリ)の消耗を抑止することができる。
【実施例2】
【0031】
第1実施例の車両7は、後部にトランクが設けられている形態である。しかし、図7に示されるように、上方に揺動軸を有して開閉する跳ね上げ式のバックドア18が後部に設けられている車両19に対しても適用することができる。この場合、バックドア18を開くために必要とする距離が、運転席側及び助手席側のドア13と異なっている場合、所定値を変えることが望ましい。即ち、車両19の後部に取り付けられた超音波ソナー16d,16eによって計測された障害物までの距離が、予め設定された所定値(バックドア18を開くために必要な距離)よりも小さい場合、車両19の後部に取り付けられた送信アンテナ21を作動させないようにする。
【0032】
上記した本実施例のスマートエントリーシステム2では、車両7と携帯機8との間で電波による無線通信を行うものである。しかし、電波以外の手段(例えば、赤外線、レーザ等)で無線通信を行うものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、車両用スマートエントリーシステムにおける消費電流を低減する装置として利用することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 アンテナ消費電流低減装置
2 スマートエントリーシステム
3 距離計測手段
4 電力供給停止手段
5 記憶手段
6 照合ECU(電力供給停止手段)
7,19 車両
8 携帯機
9,9a〜9d,21 送信アンテナ
13,13a〜13d ドア
16,16a〜16e 超音波ソナー(距離計測手段)
17 壁部(障害物)
18 バックドア(ドア)
L 最大距離
L1 距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が所持する携帯機と車両に搭載された車載機器との間で無線通信を行い、そのときの照合結果に基づいて前記車両のドアの解錠又は施錠を行う車両用スマートエントリーシステムにおいて、
前記車両の各所に取り付けられ、前記携帯機の検出エリアを形成する送信アンテナと、
前記車両における前記送信アンテナの設置場所の外側周辺に存する障害物を検出し、前記車両の外面から前記障害物までの距離を計測する距離計測手段と、
前記距離計測手段によって計測された前記障害物までの距離が所定値以下のときに、該当する送信アンテナへの電力供給を停止する電力供給停止手段と、を備え、
前記車両に取り付けた前記送信アンテナから前記障害物までの距離が所定値以下のときに当該送信アンテナを不作動にして、前記車両のアンテナ消費電流を低減することを特徴とする車両用スマートエントリーシステムのアンテナ消費電流低減装置。
【請求項2】
前記距離計測手段は、携帯機を所持する乗員が降車する直前の状態における前記車両の外面から前記障害物までの距離を計測するものであり、前記距離計測手段が計測した距離の情報を記憶する記憶手段を備え、
前記車両に前記乗員が乗車するときに、前記記憶手段に記憶されている距離の情報が読み出され、前記乗員が降車したときに不作動とされた前記送信アンテナが再度不作動とされることを特徴とする請求項1に記載の車両用スマートエントリーシステムのアンテナ消費電流低減装置。
【請求項3】
前記所定値は、乗員が車両に乗降するために必要な最小長さよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用スマートエントリーシステムのアンテナ消費電流低減装置。
【請求項4】
前記送信アンテナは、少なくとも前記車両のドアに取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用スマートエントリーシステムのアンテナ消費電流低減装置。
【請求項5】
前記送信アンテナは、電波による前記携帯機の検出エリアを形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両用スマートエントリーシステムのアンテナ消費電流低減装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−158948(P2012−158948A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−20509(P2011−20509)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】