説明

車両用外装部品及び車両用外装部品の製造方法

【課題】表面の発光を可能とすることができる車両用外装部品及び車両用外装部品の製造方法を提供する。
【解決手段】グリル部品4の部品本体12を、開口部11に嵌着される端部構成部13と中心部側へ延出する延出部14で構成し、延出部14を前面21と上面22と下面23で断面コ字状に形成する。延出部14の後部に灯体31を設け、灯体31が発光した光32を部品本体12の裏面側から内部に投光できるようにする。部品本体12を透明色の樹脂で形成し、その表面41に光輝性を有する金属調加飾シート43を設けて表面処理部42を形成する。金属調加飾シート43にスリット61,71を設け、表面処理部42の任意の箇所に灯体31からの光32を表面41側に透過する前面透過部51及び上面透過部52を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に取り付けられる車両用外装部品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図4に示すように、車両のフロントバンパ801には、バンパグリル802が設けられている。
【0003】
すなわち、前記フロントバンパ801には、図4の(b)に示すように、開口部811が設けられており、該開口部811の開口縁には、車両後方Rへ向けて延出するリブ812が形成されている。この開口部811には、当該開口部811を区画するグリル部品813が取り付けられており、該グリル部品813は、塗装加工された樹脂によって構成されている。
【0004】
このようなバンパグリル802では、デザイン性を向上する為に前記グリル部品813の裏側に灯体821を設けることがある。
【0005】
この場合、夜間走行時等において、前記灯体821からの光を前記リブ812で反射し、当該リブ812の内側面や前記グリル部品813を光らせることによって、バンパグリル802回りのデザイン性の向上を図れるように構成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来の車両用外装部品にあっては、有色樹脂からなるグリル部品813の裏側から灯体821の光を照射するため、グリル部品813表面を発光することができなかった。
【0007】
このため、発光部位は、前記開口部811の周辺や前記グリル部品813の奥側のみに限られてしまう。
【0008】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、表面の発光を可能とすることができる車両用外装部品及び車両用外装部品の製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の車両用外装部品にあっては、車両に取り付けられる車両用外装部品において、透明性を有する樹脂で形成された部品本体と、該部品本体の内部に投光する発光手段とを備えてなり、前記部品本体の表面に光輝性を有する表面処理部を設けるとともに、前記発光手段より投光された光を当該部品本体の表面側に透過する透過部を前記表面処理部の任意の部位に設けた。
【0010】
すなわち、前記部品本体の表面には、光輝性を有する表面処理部が設けられており、この表面処理部によって外側からの光を反射することができる。このため、明るい場所においては、当該部品本体の表面を、光り輝かせることができる。
【0011】
また、前記部品本体の内部に投光する発光手段を備えており、前記表面処理部には、前記発光手段より投光された光を当該部品本体の表面側に透過する透過部が設けられている。このため、暗い場所にあっては、前記発光手段からの光が透明性を有した前記部品本体内部を通過するとともに、前記表面処理部に設けられた前記透過部を介して表面側へ透過することにより、当該部品本体自体を発光させることができる。
【0012】
また、請求項2の車両用外装部品においては、前記表面処理部を、前記部品本体に積層されたシート状部材で構成するとともに、該シート状部材に孔やスリットなどからなる開口部を設けて前記透過部を構成した。
【0013】
これにより、前記部品本体に前記シート状部材を積層することによって、当該部品本体の表面に、光輝性を有する表面処理部が形成される。
【0014】
また、前記シート状部材に、孔やスリットなどからなる開口部を設けることによって、前記発光手段より投光された光を当該部品本体の表面側に透過する透過部が形成される。
【0015】
そして、本発明の請求項3の車両用外装部品の製造方法にあっては、車両に取り付けられる車両用外装部品の製造方法において、表面が光輝性を有するシート状部材に孔やスリットなどからなる開口部を開設する開設工程と、前記開口部が設けられた前記シート状部材を金型にセットするセット工程と、前記シート状部材がセットされた前記金型に固化前の樹脂を流し込む流し込み工程と、前記金型に流し込まれた樹脂を固化して前記シート状部材が表面に設けられた透明性を有する樹脂からなる部品本体を形成する本体形成工程と、を備えている。
【0016】
すなわち、車両用外装部品を製造する際には、表面が光輝性を有するシート状部材に孔やスリットなどからなる開口部を開設し、このシート状部材を、部品本体を樹脂成形する金型にセットする。
【0017】
そして、前記シート状部材がセットされた前記金型に、固化前の樹脂を流し込み、この流し込まれた樹脂を固化することによって、前記シート状部材が表面に設けられた透明性を有する樹脂からなる部品本体を形成する。
【0018】
このように製造された部品本体の表面には、光輝性を有するシート状部材が設けられており、このシート状部材によって外側からの光を反射することができる。このため、明るい場所においては、当該部品本体の表面を、光り輝かせることができる。
【0019】
また、前記シート状部材には、孔やスリットなどからなる開口部が設けられており、前記部品本体の内部に投光することによって、投光された光を前記開口部を介して当該部品本体の表面側に透過することができる。
【0020】
このため、暗い場所にあっては、前記光が透明性を有した前記部品本体内部を通過するとともに、前記シート状部材に設けられた前記開口部を介して表面側へ透過することによって、当該部品本体自体を発光させることができる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明の請求項1の車両用外装部品にあっては、日中など明るい場所において、部品本体の表面を光り輝かせることができる。
【0022】
一方、夜間など暗い場所にあっては、目立たなくなりがちの車両用外装部品の表面を、発光させることができる。これにより、暗い場所において、当該車両用外装部品が取り付けられた車両の一部を光らせることができ、装飾効果を高めることができる。
【0023】
このように、明るい場所では光輝仕様部品として使用することができ、また暗い場所では発光部品として使用することができる。これにより、異なる外観仕様を一部品で実現することができる。
【0024】
このため、例えばラジエータグリルやバンパグリルなどの外装部品に適用することで、存在感のある外装部品の表面を発光することもでき、表面を発光することができなかった従来と比較して、魅力ある外装部品を提供することができる。
【0025】
また、請求項2の車両用外装部品においては、前記部品本体に前記シート状部材を積層することによって、当該部品本体の表面に、光輝性を有する表面処理部を形成することができる。
【0026】
さらに、前記シート状部材に、孔やスリットなどからなる開口部を設けることによって、前記部品本体に投光された光を当該部品本体の表面側に透過する透過部を形成することができる。
【0027】
また、本発明の請求項3の車両用外装部品の製造方法にあっては、光輝性を有するシート状部材が表面に設けられた透明性を有する樹脂からなる部品本体を形成することができる。また、前記シート状部材に設けられた孔やスリットなどからなる開口部によって、前記部品本体に投光された光を当該部品本体の表面側に透過する透過部を形成することができる。
【0028】
そして、このようにして製造された車両用外装部品を使用する際には、日中など明るい場所では、部品本体の表面を光り輝かせることができる。一方、夜間など暗い場所にあっては、前記部品本体に投光された光を、前記開口部を介して当該部品本体の表面側に透過することにより、目立たなくなりがちの車両用外装部品の表面を発光させることができる。これにより、暗い場所において、当該車両用外装部品が取り付けられた車両の一部を光らせることができ、装飾効果を高めることができる。
【0029】
このように、製造された前記車両用外装部品を、明るい場所では光輝仕様部品として使用することができ、また暗い場所では発光部品として使用することができる。これにより、異なる外観仕様を一部品で実現することができる。
【0030】
このため、例えばラジエータグリルやバンパグリルなどの外装部品に適用することで、存在感のある外装部品の表面を発光することもでき、表面を発光することができなかった従来と比較して、魅力ある外装部品を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
(第1の実施の形態)
【0032】
以下、本発明の第1の実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる車両用外装部品(透過型)の一例を示す図である。該車両用外装部品は、車両1の外側に取り付けられる部品で、その一例として車両のフロントバンパ2に設けられたバンパグリル3を構成するグリル部品4が示されている。
【0033】
すなわち、前記フロントバンパ2には、通気用の開口部11が設けられており、該開口部11には、前記グリル部品4が取り付けられている。該グリル部品4の部品本体12は、前記開口部11の端部に嵌着される矩形状の端部構成部13と、該端部構成部13より中心部へ向けて延出する延出部14とによって構成されている。
【0034】
該延出部14は、図1の(b)に示すように、車両前方F側を構成する前面21と、該前面21の上縁より車両後方R側へ延出する上面22と、前記前面21の下縁より車両後方R側へ延出する下面23とを備えてなり、当該延出部14は、車両後方R側に開口した断面コ字状に形成されている。
【0035】
この部品本体12は、前記開口部11内に配置された状態で前記フロントバンパ2に固定されており、この固定状態において、前記延出部14が前記開口部11を上下に区画するように構成されている。これにより、当該フロントバンパ2には、前記バンパグリル3が形成されている。
【0036】
前記部品本体12における前記延出部14の車両後方R側には、図1の(b)に示すように、発光手段としての灯体31,・・・が三カ所に設けられており、該灯体31,・・・は、前記フロントバンパ2に固定された例えばLEDによって構成されている。各灯体31,・・・は、例えばヘッドライトのスイッチ操作に連動して通電されるように構成されており、通電時に発光するように構成されている。また、前記各灯体31,・・・は、発光した光32を前記部品本体12の裏面側から内部に投光するように構成されている。
【0037】
前記部品本体12は、透明色の樹脂によって形成されており、その表面41は表面処理又は加工が施され、光輝性を有する表面処理部42が形成されている。この表面処理部42としては、前記部品本体12をメッキ加工したり、スパッタリング加工する方法や、前記部品本体12に光輝フィルムを貼付したり、光輝調塗装を施したり、金属調加飾シート43をインサートする方法が挙げられ、本実施の形態では、表面が光輝性を有するシート状部材としての前記金属調加飾シート43によって構成されている。
【0038】
また、前記表面処理部42には、前記灯体31,・・・より投光された光32を当該部品本体12の表面41側に透過する前面透過部51(図2参照)及び上面透過部52が任意の部位に設けられている。これらの透過部51,52としては、前記金属調加飾シート43の任意の部位に孔やスリットを設け、前記部品本体12を形成する透明樹脂部を露出する方法が挙げられる。
【0039】
具体的に前記部品本体12の前記延出部14での前面透過部51及び上面透過部52を例に挙げて説明すると、図1の(b)に示すように、前記延出部14には、車両前方F側の面を構成する表面41に沿って前記金属調加飾シート43が積層されており、当該延出部14の前記上面22に設けられた前記金属調加飾シート43の端部は、任意の箇所が前記上面22の幅寸法より短めに形成され、当該延出部14の長さ方向に延在する上面スリット61が形成されている。
【0040】
これにより、前記金属調加飾シート43で前記部品本体12に形成された前記表面処理部42には、前記灯体31,・・・より投光された光32を当該部品本体12の表面41側に透過する前記上面透過部52が前記上面22の端部に形成されている。
【0041】
また、前記延出部14の前記前面21に積層された前記金属調加飾シート43の部位には、図2に示すように、長さ方向に延在する前面スリット71が任意の箇所に設けられており、前記前面21の中央部には、前記前面透過部51が形成されている。
【0042】
図2は、前記部品本体12を製造する工程を示す説明図であり、この図に従って前記部品本体12の製造手順を説明する。なお、この図2には、図1の(b)に示した部位と異なる位置での断面形状が示されている。
【0043】
前記部品本体12を製造する際には、開設工程101において、表面が光輝性を有するシート状部材としての金属調加飾シート43を前記部品本体12の表面形状に合わせてプレスしながら、当該金属調加飾シート43を前記部品本体12の表面形状に合わせて切断すると同時に、前記延出部14の前記前面21に配置される部位に前記前面スリット71を開設するとともに、前記上面22に配置される端部に前記上面スリット61を切欠する(図示省略)。
【0044】
次に、セット工程111において、前記金属調加飾シート43を、その表面が金型面となるように配置して、前記部品本体12を樹脂成形する第1金型112にセットして、第2金型113を閉じる。
【0045】
この状態において、流し込み工程121にて、前記金属調加飾シート43がセットされた前記両金型112,113間に固化前の樹脂を流し込む。
【0046】
そして、これら金型112,113を冷却して該金型112,113に流し込まれた前記樹脂を固化し、前記金属調加飾シート43が表面41にインサートされた透明性を有する樹脂からなる部品本体12を成形した後、当該部品本体12を金型から取り出す。
【0047】
これにより、光輝性を有する表面処理部42が表面41に形成された透明色からなる前記部品本体12が得られる。
【0048】
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記部品本体12の表面41には、光輝性を有する表面処理部42が設けられており、この表面処理部42によって外側からの光を反射することができる。このため、明るい場所においては、当該部品本体12の表面41を、金属色に光り輝かせることができる。
【0049】
また、前記グリル部品4は、前記部品本体12の内部に投光する灯体31,・・・を備えており、前記表面処理部42には、前記灯体31,・・・より投光された光32を当該部品本体12の表面41側に透過する前面透過部51及び上面透過部52が設けられている。このため、暗い場所にあっては、前記灯体31,・・・からの光32が透明性を有した前記部品本体12内部を通過するとともに、前記表面処理部42に設けられた前記各透過部51,52を介して表面41側へ透過することにより、当該部品本体12自体を発光させることができる。
【0050】
このように、日中など明るい場所において、前記部品本体12の表面41を金属色に光り輝かせる一方、夜間など暗い場所にあっては、目立たなくなりがちの前記グリル部品4の表面41を、前記灯体31,・・・からの光32によって発光させることができ、装飾効果を高めることができる。
【0051】
したがって、明るい場所では光輝仕様部品として使用することができ、また暗い場所では発光部品として使用することができる。これにより、異なる外観仕様を一部品で実現することができる。
【0052】
そして、前記部品本体12を、例えばラジエータグリルや本実施の形態のようにバンパグリル3などに適用することで、存在感のある外装部品の表面を発光することができ、表面を発光することができなかった従来と比較して、魅力ある外装部品を提供することができる。
【0053】
また、本実施の形態にあっては、前記部品本体12に前記金属調加飾シート43を積層することによって、当該部品本体12の表面41に、光輝性を有する前記表面処理部42を形成することができる。
【0054】
さらに、前記金属調加飾シート43に、開口部としての各スリット61,71を設けることによって、前記部品本体12に投光された光32を当該部品本体12の表面41側に透過する各透過部51,52を形成することができる。
【0055】
そして、図2に示した各工程101,111,121を経て前記部品本体12を形成することができる。
【0056】
このとき、前記金属調加飾シート43の前記各スリット61,71に透明性を有した前記樹脂を充填することができるため、部品本体12表面41での段差の形成を防止し、表面41を滑らかにすることができる。
【0057】
また、前記各スリット61,71に充填された前記樹脂によって、当該部品本体12に投光された光32を前記各透過部52に導くこともできる。
【0058】
(第2の実施の形態)
【0059】
図3は、本発明の第2の実施の形態にかかる車両用外装部品(エッジライト型)を示す図であり、第1の実施の形態と同一又は同等部分に付いては同符号を付して説明を割愛し、異なる部分に付いてのみ説明する。
【0060】
すなわち、前記グリル部品4の前記延出部14に連設された前記端部構成部13は、矩形リング状に形成されたリング部201と、該リング部201の内側に設けられたフィン202,・・・とによって構成されている。
【0061】
前記リング部201は、前記延出部14の前記前面21端部より車両前方F側に起立した起立壁211と、該起立壁211より側方へ向けて延出した側方延出部212と、該側方延出部212の端部より車両後方R側へ延出した後方延出部213とによって構成されており、車両前方Fへ膨出した膨出形状に形成されている。
【0062】
これにより、当該リング部201の裏面には、凹部214が形成されており、前記延出部14における前記前面21の端末面215が、前記リング部201の前記後方延出部213に対面するように構成されている。
【0063】
前記リング部201内には、前述同様の灯体31が設けられており、該灯体31は、発光した光32を前記延出部14を構成する前記前面21の前記端末面215へ向けて投光する位置に設けられている。このとき、前記前面21を構成する透明性を有した樹脂は、前記光32を導く導光板として作用するように構成されており、当該前面21内に投光された光32は、前記前面21の表面41及び裏面221で反射しながら当該前面21他端の端末まで達するように構成されている。
【0064】
そして、前記前面21に積層された前記金属調加飾シート43の部位には、開口部としての前面孔231が複数箇所に設けられており、当該前面21の表面41に設けられた表面処理部42には、前記灯体31より投光された光32を当該部品本体12の表面41側に透過する透過部232が前記各前面孔231によって任意の箇所に設けられている。
【0065】
以上の構成にあっても、前述した第1の実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
【0066】
加えて、前記前面21を構成する樹脂を、前記光32を導く導光板として利用することによって、前記灯体31の数を削減することができる。
【0067】
これにより、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)は要部の斜視図であり、(b)は(a)のA−Aに沿った断面図である。
【図2】同実施の形態の部品本体を製造する工程を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)は要部の斜視図であり、(b)は(a)のB−Bに沿った断面図である。
【図4】従来のバンパグリルを示す図で、(a)は要部の斜視図であり、(b)は(a)のC−Cに沿った断面図である。
【符号の説明】
【0069】
1 車両
4 グリル部品
12 部品本体
31 灯体
32 光
41 表面
42 表面処理部
43 金属調加飾シート
51 前面透過部
52 上面透過部
61 上面スリット
71 前面スリット
101 開設工程
111 セット工程
121 流し込み工程
231 前面孔
232 透過部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に取り付けられる車両用外装部品において、
透明性を有する樹脂で形成された部品本体と、該部品本体の内部に投光する発光手段とを備えてなり、
前記部品本体の表面に光輝性を有する表面処理部を設けるとともに、前記発光手段より投光された光を当該部品本体の表面側に透過する透過部を前記表面処理部の任意の部位に設けたことを特徴とする車両用外装部品。
【請求項2】
前記表面処理部を、前記部品本体に積層されたシート状部材で構成するとともに、該シート状部材に孔やスリットなどからなる開口部を設けて前記透過部を構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用外装部品。
【請求項3】
車両に取り付けられる車両用外装部品の製造方法において、
表面が光輝性を有するシート状部材に孔やスリットなどからなる開口部を開設する開設工程と、
前記開口部が設けられた前記シート状部材を金型にセットするセット工程と、
前記シート状部材がセットされた前記金型に固化前の樹脂を流し込む流し込み工程と、
前記金型に流し込まれた樹脂を固化して前記シート状部材が表面に設けられた透明性を有する樹脂からなる部品本体を形成する本体形成工程と、
を備えたことを特徴とする車両用外装部品の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−105566(P2008−105566A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290596(P2006−290596)
【出願日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(000128544)株式会社オーテックジャパン (183)
【Fターム(参考)】