説明

車両用装甲付きキャブ

車両用装甲付きキャブが提供され、該キャブは装甲を付ける材料の多数層を有しており、レーダーと、該装甲付きキャブに対して射撃又は爆破される種々の種類の弾薬と、の逸れに役立つ形状を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、各々が「車両用装甲付きキャブ(Armored Cab for Vehicles)」の名称を有する2004年6月11日出願の米国特許仮出願第60/578,986号及び2004年10月22日出願の同第60/621,506号の特典を請求するものである。
【0002】
戦術車両(tactical vehicles)、又は戦術トラック(tactical trucks)、そして戦場(battlefield)又は他の武装した対立状況(other armed conflict situations)で用いられる同様な車両、の様な種々の種類の車両は、小型武器射撃(small arms fire)、ロケット爆破(rocket explosions)、大砲空中炸裂(artillery air bursts)、地雷打撃(land mine strikes)又は即応的爆破デバイス(improvised explosive devices)からの攻撃、に耐える(sustain)。この様な車両の乗員(occupants)の生存性(suvivability)を高めるために、これらの車両が前記種類の攻撃(attacks)と爆破(explosions)の力に耐えることが出来ることが望ましい。車両のキャブ(cab)すなわち乗員キャビン(passenger cabin)に装甲を付ける(armoring)ことにより、該車両の乗員の生存性は高められる。
【背景技術】
【0003】
戦術車両、又は戦術トラック、そして戦場又は他の武装した対立状況で用いられる同様な車両、の様な現在の車両は、小型武器射撃、ロケット爆破、大砲空中炸裂、地雷打撃又は即応的爆破デバイスからの攻撃、の力に耐えるよう装甲を付けられて来なかったのが典型的である。この様な現在の車両が或る種の装甲付けを伴っても、この様な装甲付けは、前記種類の攻撃及び爆破の力に耐える点では、望ましいレベルの乗員又は兵隊の生存性が達成されるよう、望まれた程には成功して来てなかった。一般に、前記種類の車両の装甲付け(armoring)は、該キャブすなわち乗員キャビンの現在の壁の上に装甲プレート材料(armor plate material)の層を設置することにより達成されて来た。戦闘帯域(combat zone)に現在配置されている車両に関しては、戦闘帯域でこの様な車両に装甲を付けることが数倍難しい(many times difficult)のみならず、該車両が装甲用材料の付加を可能にするよう最初に設計されてなかったか、又は該装甲用材料の追加重量が該車両の性能を損なう(detracts)ことになる。加えて、種々の程度の装甲付け又は種々のレベルの防護を提供することに於ける大きな柔軟性は無かった。
【0004】
現在の戦術車両及び戦術トラックに付随する他の欠点は、それらはレーダー対するステルス特性(stealth characteristics)を提供する形状を有するよう設計されてなく、この様な車両に対し射撃又は爆破される種々の種類の弾薬(ordnance)の逸れ(deflection)に役立つ形状も有するようにも設計されてない。
【0005】
従って、本発明の開発の前には、容易にそして直ぐに装甲付けされ、該車両のキャブに対し射撃、又は爆破される弾薬の力に対し種々の程度の防護を与えることが出来て、レーダーに対するステルス特性を与えて、そして該装甲付けされたキャブに対して射撃又は爆破される種々の種類の弾薬の逸れに役立つ形状を有して、戦術車両又は戦術トラックの様な車両で使用するためのキャブは無かった。従って、レーダーに対するステルス特性を提供する形状、装甲付けされたキャブに対して発射又は爆破される種々の種類の弾薬の逸れに役立つ形状を有する利点を備え、そして該装甲付けされたキャブに乗る乗員/兵隊の高いレベルの兵隊生存性(soldier survivability)を提供する、戦術車両用の装甲付きキャブが提供され得るなら有利である。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に依れば、前記利点は、戦術車両で使用するための本装甲付きキャブと関連方法とにより達成される。本発明は、その車両の壁が最初に装甲プレート材料で作られている車両のための装甲付きキャブと、第1装甲プレート材料の第1層と、プラスチック材料の第2層と、そして第2装甲プレート材料の第3層と、を有する車両用のキャブのための装甲付き構造と、3層の材料を該キャブの壁の少なくとも幾つかと組み合わせることによりキャブに装甲を付ける方法と、そしてその車両の壁の幾つかが角度を付けられた(angled)上部及び下部外壁面(upper and lower outer wall surfaces)を有する、車両用キャブを作る方法と、を含む。
【0007】
本発明は好ましい実施例と連携して説明されるが、本発明をそれらの実施例に限定するよう意図されてないことは理解されよう。逆に、全ての代替え、変型、そして等価物を、付属する請求項により規定される本発明の精神と範囲内に含まれるとして、カバーすることが意図されている。
【実施例1】
【0008】
図1−6を参照すると、戦術車両、又はトラック51用の装甲付きキャブ50が示される。該装甲付きキャブ50は一般に、少なくとも1つの上壁(upper wall)、又は上壁面(upper wall surface)、52と、側壁(side walls)、又は側壁面(side wall surfaces)、53と,前壁(front wall)又は前壁面(front wall surfaces)、54と、後壁(back wall)、又は後壁面(back wall surfaces)、55と、そして床(floor)、又は底壁(bottom wall)、又は底壁面(bottom wall surfaces)、56と、を有する。該上壁又は頂部(top)52は銃タレット(gun turret)80用開口部(opening)57を備えてもよい。少なくとも1つ、好ましくは2つのドア58が該側壁53に備えられてもよい。各ドア58は窓59を備えてもよく、前壁面54は少なくとも1つ、好ましくは2つの窓60を備えてもよい。好ましくは、全ての窓59,60は透明で、該装甲付きキャブ50の乗員(示されてない)に望まれる視認性(visibility)を与える一方、同時に前述の爆破力及び小型武器射撃に対する防護を与える、何等か適当な防弾材料(bullet-proof material)製であるのがよい。
【0009】
なお図1−6を参照すると、該装甲付きキャブ50は前述の爆破力及び小型武器射撃に耐えるために必要な強度特性を有する材料で製造される。装甲付きキャブの壁52−56及びドア又は複数ドア58の少なくとも幾つか、そして好ましくは全てが、戦場又は他の種類の対立状況で遭遇する力に耐えるために必要な強度特性を有する高度硬鋼(high hard steel)、又はアーマースチール(armor steel)又は他の同様な材料として知られる、装甲プレート材料で作られるのが好ましい。好ましくは、該アーマースチール、又は高度硬鋼の厚さは約3から10ミリメートル、好ましくは6ミリメートルであるのがよい。好ましくは、装甲付きキャブ50の下からの地雷打撃、又は同様な爆破に対し装甲付きキャブ50の乗員への防護を提供するために、装甲付きキャブ50の床、又は底壁面56は装甲付きキャブ50の他の壁面の厚さを超える厚さを有してもよい。例えば、該床パネル、又は床面、56は2倍の厚さの高度硬鋼であってもよい。該床56は、1層が高度硬鋼のもう1つの層に隣接する、2層の高度硬鋼から成るか、又は代わりに、1層のアーマースチールが、アーマースチール又は装甲プレートのもう1つの層から隔てられた関係に配置されることも出来る。装甲付きキャブ50の内部壁面(interior wall surfaces)75(図7及び8)の幾つか、そして好ましくは全てが、弾道性及び爆破性の力(ballistic and explosive forces)に対する防護を提供するアラミド材料(aramid material)のシート、層又はパネルの様な、プラスチック又は合成ファイバー材料(synthetic fiber material)の層76を備えるのがよい。使用されてもよいこの様なアラミド材料の1例はイーアイデュポンデネムールアンドカンパニー(E.I. du Pont de Nemours and Company)により販売されるケブラーアール{KEVLAR (R)}である。必要な強度と弾道性及び爆破性防護特性(ballistic andexplosion protection characteristics)とを有するアラミド材料又は他の適当なプラスチック又は合成材料の層76は、窓59,60を除いて、装甲付きキャブ50の全ての壁面の内部75上で成層(layered)される。該アラミド層材料の厚さは概略6.35ミリメートル(1/4インチ)から60.8ミリメートル(2インチ)であり、好ましくは19.05ミリメートル(3/4インチ)の厚さであるのがよい。該アラミド材料の厚さは予想される脅威又は遭遇されるべき小型武器射撃の力及び/又は爆破力に依り選択される。前述の様に、もし床面56用装甲プレートの厚さが増加されるなら、該装甲付きキャブ50の内部のアラミドパネルは、望むなら、内部床面上に置かれる必要はない。
【0010】
図3及び4を参照して、該銃タレット80用開口部57をカバーするために、該装甲付きキャブ50の上壁52はカバー(示されてない)を備えることを注目されるべきである。好ましくは、該カバー(示されてない)は該装甲付きキャブ50の残りと同じ装甲プレート材料製のボルトオンカバー(bolt on cover)であるのがよい。
【0011】
図3−6を参照すると、該壁53−55の少なくとも幾つか、そして好ましくは該側壁、前壁、そして後壁53−55の各々は、角度付きの下部及び上部壁面65,66を有して形成されるのがよい。下部壁面65は、連結部(junctures)67で該上部壁面66の下端と合体するそれらの上端から下方へ、かつ、内方へ傾斜する、又は角度付けられ、そして上部壁面66は、連結部67で該下部壁面65の該上端と合体するそれらの下端から上方へ、かつ、内方へ傾斜する、又は角度付けられる。下部及び上部壁面は、レーダーに対するステルス特性を提供するのみならず、該装甲付きキャブ50に対して射撃されるか又は爆破される種々の種類の弾薬の逸れに役立つ形状を該装甲付きキャブ50に提供する。
【0012】
図3,5そして6を参照すると、下壁、又は底壁56,が複数の、角度付きの、又は傾斜した壁面70を有することが見られるが、該壁面は、レーダーに対するステルス特性を提供するのみならず、装甲付きキャブ50の該床56に対して射撃される又は爆破される種々の種類の弾薬の逸れに役立つ形状を装甲付きキャブ50の床56に提供する。図5で見られる様に、該複数の角度付き又は傾斜した床壁面70は装甲付きキャブの該床56に概ねファセットされた構造又は形状を提供しており、そこでは該床は、該装甲付きキャブ50に対して射撃される又は爆破される種々の種類の弾薬の逸れに非常に良く役立ちそうでない1つの平面状底より寧ろ、複数の小さな平らな面又は壁面70及び56から成る。
【0013】
装甲付きキャブ50は該車両51を最初に製造されるプラントで組み立てられ、車両51上に設置されるか又は取り付けられ、そして次いで戦場の場所へ送り出されてもよい。代わりに、装甲付きキャブ50は、現在の装甲付きでないキャブ(unarmored cab)(示されてない)の置き換えとして使われるために戦場の場所へ出荷される、一体化されたユニットとして製造されてもよい。好ましくは、古い、装甲付きでないキャブは、該古いキャブをボルトを外すことによる様に、取り外され、次いで該古いキャブを本発明の装甲付きキャブ50で置き換え、該装甲付きキャブは次いで該トラック又は車両、51に固定される。
【0014】
装甲付きキャブ50は、もし望むなら、キャブ50内に涼しい環境を提供するためのみならず該キャブ50内で呼吸するために安全な空気を提供するために、空調ユニットのみならず化学的空気濾過ユニット(chemical air filtration unit)(示されてない)をも備えてもよい。装甲付きキャブ50はキャブ50で2又は3人の乗員が移動することを可能にするが、図1−8の該装甲付きキャブは3人用キャブとして図解される。図7及び8で示される様に、2つのシート85,86は装甲付きキャブ50内の従来の位置で、装甲付きキャブ50の内部内に配置される。第3のシート87はキャブ50のトランスミッショントンネル(transmission tunnel)88上に提供され、配置される。もし望ましければ、該シート85−87の各々がシート87に関連して図解される様に、安全ハーネス(safety harness)89を提供されてもよい。もし望ましければ、ドア58は、ロック用ピン(locking pin)93と契合する回転可能なロック用部材(rotatable locking member)92の契合により閉じ位置に固定されてもよいヒンジ付きドア91から成る武器又は銃、のポート90を備えてもよい。ドア91を閉じ位置に固定し、そして翻って、該装甲付きキャブ50の内部から武器で発射することが望ましい時該銃ポート90が容易に開けられることを可能にするために、どんな適当な機構が使われてもよいことは理解されるべきである。
【0015】
図1及び2に示す様に、該戦術車両51は又、戦術車両51のラディエイター(示されてない)を防護する装甲付きシラウド(armored shroud)95を備えてもよい。該装甲付きシラウド95は、前述のそれらの様に爆破力及び小型武器射撃に耐えるに必要な強度特性を有する何等か適当な材料製であるのがよい。該装甲付きシラウド95は空気が開口部92を通過し該ラディエイター(示されてない)に向かって流れるよう作られる。しかしながら、該開口部92は、該ラディエイターに向かって該装甲付きシラウド95を通る直線通路を避けるために、該装甲付きシラウドの前壁面94から隔てられた関係を有して配置された装甲プレート材料のプレート又は複数プレート93によりブロックされる。望ましい空気は該開口部92を通ってそしてプレート93の周りを流れ得るが、しかしながら、弾丸(bullet)又は他の弾薬(other ordnance)は、開口部92を通過時、プレート又は複数プレート93により逸らされるだろう。
【0016】
図4を参照すると、もし望むなら、ドア58は補足装甲コネクター(supplemental armor connector)100を備えてもよく、該コネクターは、ドア58の外面上に配置された1つ以上の設置用ラグ(mounting lugs)101の形を取ってもよい。補足装甲コネクター100は、ドア58の外面に固定される、点線で示す、補足装甲102を固定するため使われる。補足装甲102は、前述の爆破力及び小型武器射撃に耐えるに必要な強度特性を有する材料のプレート(複数を含む)、又はパネル(複数を含む)103であってもよい。パネル、又はプレート、103は、前述の様に、高度硬鋼又はアーマースチールの様な、装甲プレート材料製であってもよく、或いはアラミドの種類の材料のパネル、又は複数パネル、103が使われてもよい。代わりに、そして好ましくは、該プレート又は複数プレート103はアルミニウムで形成されてもよく、そして該アルミニウムのプレート又は複数プレート103は前述の爆破力と小型武器射撃の幾らかを吸収するため役立つ。該設置用ラグ101は補足装甲102内に形成された開口部内にはまり、そして設置用ピン(mounting pin)(示されてない)が該プレート103をドア58の外面に固定するため使われてもよい。代わりに、ドア58にプレート103を、定着式に固定するか又は除去可能に固定するか何れかを行うために、何等かの他の適当なコネクターが利用されることも可能である。望むならば、該補足装甲102はドア58上のみならず、装甲付きキャブ50の他の壁面52−56上にも提供され得る。アルミニウムパネル、アラミドパネルの様な種々の材料の多数の層と、装甲付きキャブ50の該装甲付き鋼壁面52−56と、を提供することにより、該装甲付きキャブ50の乗員に、前述の予想される爆破力及び小型武器射撃に対する望ましい防護が提供される。
【0017】
本発明が特定の実施例に関して説明され、図解された。付属する請求項に表明された本発明の精神と範囲から離れることなく変更及び変型が行われ得ることが当業者には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】戦術車両又はトラックの斜視図である。
【図2】図1の戦術車両の正面図である。
【図3】本発明の、図1の戦術車両で使用するための装甲付きキャブの正面斜視図である。
【図4】図3の装甲付きキャブの側面斜視図である。
【図5】図3及び4の装甲付きキャブの底面図である。
【図6】図3−5の装甲付きキャブの背面図である。
【図7】図3−6の装甲付きキャブの内部の部分の斜視図である。
【図8】図3−6の装甲付きキャブの内部の部分のもう1つの斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用装甲付きキャブに於いて、該キャブが
上壁と、
側壁と、
前壁と、
後壁と、
底壁と、を具備しており、該壁が第1厚さを有する装甲プレート材料で作られることを特徴とする該キャブ。
【請求項2】
該底壁が第2厚さを有しており、該第2厚さが該第1厚さより厚いことを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項3】
該装甲プレート材料が高度硬鋼であり、そして該第1厚さが約3−10ミリメートルであることを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項4】
該底壁の該装甲プレート材料が約6−10ミリメートルである厚さを有する高度硬鋼であることを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項5】
該壁の各々が内部壁面を有し、該内部壁面の少なくとも幾つかが弾道性又は爆破性の力に対する防護を提供するプラスチック材料の層を備えることを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項6】
該プラスチック材料がアラミド材料であることを特徴とする請求項5の該装甲付きキャブ。
【請求項7】
該プラスチック材料の層が約6.35−50.8ミリメートルの厚さを有することを特徴とする請求項6の該装甲付きキャブ。
【請求項8】
該壁の各々が外壁面を有し、該外壁面の少なくとも幾つかは補足の装甲を備えることを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項9】
該補足の装甲が該外壁面の少なくとも幾つか上に配置されるパネルから成ることを特徴とする請求項8の該装甲付きキャブ。
【請求項10】
該パネルが高度硬鋼製であることを特徴とする請求項9の該装甲付きキャブ。
【請求項11】
該パネルがアラミド材料製であることを特徴とする請求項9の該装甲付きキャブ。
【請求項12】
該パネルがアルミニウム製であることを特徴とする請求項9の該装甲付きキャブ。
【請求項13】
該側壁、前壁、そして後壁の少なくとも幾つかが角度を付けられた上部及び下部壁面をを有することを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項14】
該角度を付けられた下部壁面は下方へ、かつ、内方へ傾斜しており、そして該角度を付けられた上部壁面は上方へ、かつ、内方へ傾斜していることを特徴とする請求項13の該装甲付きキャブ。
【請求項15】
該底壁は複数の角度を付けられた壁面を有しており、該壁面が概ねファセットされた構造体を提供することを特徴とする請求項1の該装甲付きキャブ。
【請求項16】
車両用キャブのための装甲付け構造体に於いて、該構造体が
第1装甲プレート材料の第1層と、
プラスチック材料の第2層と、そして
第2装甲プレート材料の第3層と、を具備することを特徴とする該構造体。
【請求項17】
該第1及び第3層の該装甲プレート材料が高度硬鋼であることを特徴とする請求項16の該装甲付きキャブ。
【請求項18】
該第1層の該装甲プレート材料が高度硬鋼でありそして該第3層の該装甲プレート材料がアルミニウムであることを特徴とする請求項16の該装甲付きキャブ。
【請求項19】
該第2層の該プラスチック材料がアラミド材料であることを特徴とする請求項16の該装甲付きキャブ。
【請求項20】
該キャブが複数の壁を有し、該壁の幾つかが第1装甲プレート材料の該第1層であることを特徴とする請求項16の該装甲付きキャブ。
【請求項21】
該壁が外壁面を有し、該第3層が該外壁面の少なくとも幾つかと組み合わされることを特徴とする請求項20の該装甲付きキャブ。
【請求項22】
該壁が内部壁面を有し、該第2層が該内部壁面の少なくとも幾つかと組み合わされることを特徴とする請求項20の該装甲付きキャブ。
【請求項23】
該キャブ車両が複数の壁を有し、該第1,第2,そして第3層が該壁の少なくとも幾つかと組み合わされることを特徴とする請求項16の該装甲付きキャブ。
【請求項24】
車両の、複数の壁を有する、キャブに装甲を付ける方法に於いて、該方法が
該壁の少なくとも幾つかに装甲プレート材料の第1層を組み合わせる過程と、
該壁の少なくとも幾つかにプラスチック材料の第2層を組み合わせる過程と、そして
該壁の少なくとも幾つかに装甲プレート材料の第3層を組み合わせる過程とを具備することを特徴とする該方法。
【請求項25】
該第1及び第3層の該装甲プレート材料として高度硬鋼を使用する過程を具備することを特徴とする請求項24の該方法。
【請求項26】
該第1層の該装甲プレート材料として高度硬鋼を使用する過程と、該第3層の該装甲プレート材料としてアルミニウムを使用する過程と、を具備することを特徴とする請求項24の該方法。
【請求項27】
該第2層の材料用にアラミド材料を使用する過程を具備することを特徴とする請求項24の該方法。
【請求項28】
該キャブの該複数の壁の少なくとも幾つかとして装甲プレート材料の該第1層を使用する過程を具備することを特徴とする請求項24の該方法。
【請求項29】
該壁は外壁面を有しており、そして該第3層を該外壁面の少なくとも幾つかと組み合わせる過程を具備することを特徴とする請求項28の該方法。
【請求項30】
車両用キャブを作る方法であるが、該キャブが側壁、前壁、後壁、頂部壁、そして底壁を有する場合の、該方法に於いて、該方法が
該前壁及び該側壁に上部及び下部外壁面を提供する過程と、
該上部壁面を上方へ、かつ、内方へ角度付けする過程と、そして
該下部壁面を下方へ、かつ、内方へ角度付けする過程とを具備することを特徴とする該方法。
【請求項31】
該後壁に上部及び下部外壁面を提供する過程と、該上部壁面を上方へ、かつ、内方へ角度付けする過程と、そして該下部壁面を下方へ、かつ、内方へ角度付けする過程とを具備することを特徴とする請求項30の該方法。
【請求項32】
該底壁に複数の平面状壁面を提供する過程と、該平面状壁面の少なくとも幾つかを隣接平面状壁面に対し角度付けする過程とを具備することを特徴とする請求項30の該方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−502879(P2008−502879A)
【公表日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−527782(P2007−527782)
【出願日】平成17年6月10日(2005.6.10)
【国際出願番号】PCT/US2005/020597
【国際公開番号】WO2006/085926
【国際公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【出願人】(307028611)スチユワート・アンド・ステイブンソン・タクテイカル・ビークル・システムズ・エル・ピー (1)
【Fターム(参考)】