説明

車輌用灯具

【課題】 固定型の車輌用部品に対する抜き勾配を大きくすることなく車輌用部品の良好な成形状態を確保する。
【解決手段】 鏡面加工部201及び半光沢面加工部202を有する固定型200と固定型に対して移動される可動型300とによって形成されたキャビティー500に充填された溶融樹脂600が冷却されて成形される車輌用部品9を備え、車輌用部品に鏡面加工部によって形成される鏡面12aを有する鏡面形成部12と半光沢面加工部によって形成される半光沢面13aを有する半光沢面形成部13とが設けられ、車輌用部品における鏡面と半光沢面の間に段差面14が形成されて半光沢面形成部が鏡面形成部より固定型側に突出されるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車輌用灯具に関する。詳しくは、車輌用部品における鏡面と半光沢面の間に段差面を形成し半光沢面形成部を鏡面形成部より固定型側に突出されるようにして車輌用部品の良好な成形状態を確保する技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
車輌用灯具には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に所要の各部が配置され、車輌用灯具を構成する部品として、可動型と固定型を有する成形用金型によって成形された樹脂製の車輌用部品が用いられているものがある。
【0003】
樹脂製の車輌用部品としては、例えば、灯具外筐の内部に配置された各部の一部を遮蔽して外部から視認されたときの見栄えの向上を図るエクステンションや光源から出射された光を反射するリフレクター等がある。
【0004】
このような車輌用灯具には、上記のような車輌用部品の表面に鏡面と半光沢面(シボ面)が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。鏡面及び半光沢面はそれぞれ固定型に設けられた鏡面加工部と半光沢面加工部の各加工面が転写されることにより形成される。
【0005】
車輌用部品の表面に鏡面と半光沢面を混在して形成することにより、車輌用部品の表面が鏡面のみによって形成される場合に比し、半光沢面によって車輌用部品の全体の光沢感が抑制されて高級感が付与される。
【0006】
【特許文献1】特開2008−71556号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような半光沢面(シボ面)は、固定型の半光沢面加工部における加工面に形成された複数の突部の形状が溶融樹脂の表面に転写されて形成される。従って、可動型と固定型の離型時において車輌用部品が固定型から分離されるときに、半光沢面加工部の突部が半光沢面に接触され、半光沢面に擦過傷状のカジリと称される線状痕が形成されてしまい、車輌用部品の成形状態を低下させることがある。
【0008】
このような線状痕(カジリ)は固定型の車輌用部品に対する抜き勾配が小さくなるに従って発生し易いため、線状痕の発生を防止するためには固定型の車輌用部品に対する抜き勾配を大きくすることが望ましい。
【0009】
しかしながら、抜き勾配を大きくすると、例えば、車輌用部品がエクステンションの場合には、リフレクターの開口面に合わせて位置される開口部が小さくなり、その分、リフレクターが小型になってリフレクターによる十分な反射光量を確保することができなくなる等の不具合が生じるおそれがある。
【0010】
そこで、本発明車輌用灯具は、固定型の車輌用部品に対する抜き勾配を大きくすることなく車輌用部品の良好な成形状態を確保することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
車輌用灯具は、上記した課題を解決するために、鏡面加工部及び半光沢面加工部を有する固定型と前記固定型に対して移動される可動型とによって形成されたキャビティーに充填された溶融樹脂が冷却されて成形される車輌用部品を備え、前記車輌用部品に前記鏡面加工部によって形成される鏡面を有する鏡面形成部と前記半光沢面加工部によって形成される半光沢面を有する半光沢面形成部とが設けられ、前記車輌用部品における前記鏡面と前記半光沢面の間に段差面が形成されて前記半光沢面形成部が前記鏡面形成部より前記固定型側に突出されるようにしたものである。
【0012】
従って、車輌用灯具にあっては、鏡面形成部は鏡面が固定型の鏡面加工部に押し付けられる方向へ収縮され、半光沢面形成部は半光沢面が固定型の半光沢面加工部から離れる方向へ収縮される。
【発明の効果】
【0013】
本発明車輌用灯具は、鏡面加工部及び半光沢面加工部を有する固定型と前記固定型に対して移動される可動型とによって形成されたキャビティーに充填された溶融樹脂が冷却されて成形される車輌用部品を備え、前記車輌用部品に前記鏡面加工部によって形成される鏡面を有する鏡面形成部と前記半光沢面加工部によって形成される半光沢面を有する半光沢面形成部とが設けられ、前記車輌用部品における前記鏡面と前記半光沢面の間に段差面が形成されて前記半光沢面形成部が前記鏡面形成部より前記固定型側に突出されるようにしたことを特徴とする。
【0014】
従って、溶融樹脂の冷却時に半光沢面形成部の鏡面が固定型の半光沢面加工面から離れるように収縮されるため、固定型と可動型の離型時に半光沢面が固定型の半光沢面加工面に設けられた突部と接触し難くなり線状痕であるカジリが発生し難く、固定型の車輌用部品に対する抜き勾配を大きくすることなく車輌用部品の良好な成形状態を確保することができる。
【0015】
請求項2に記載した発明にあっては、前記半光沢面形成部を前記鏡面形成部より厚肉に形成している。
【0016】
従って、溶融樹脂の冷却時に半光沢面の半光沢面加工面からの離隔量が大きくなり、車輌用部品に線状痕であるカジリが一層発生し難くなり、車輌用部品の一層良好な成形状態を確保することができる。
【0017】
請求項3に記載した発明にあっては、前記鏡面と前記半光沢面を前記車輌用部品の内面に形成している。
【0018】
従って、鏡面と半光沢面を車輌用部品の内面に形成した場合においても、半光沢面が半光沢面加工面から離れているため、離型時に固定型と車輌用部品を分離し易い。
【0019】
請求項4に記載した発明にあっては、前記半光沢面がシボ面に形成され、前記車輌用部品の材料の収縮率が4/1000以上20/1000以下にされ、前記固定型の前記車輌用部品に対する抜き勾配が5°以上10°以下にされ、前記半光沢面のシボの深さが20μm以下にされ、前記段差面における前記鏡面と前記半光沢面の間の長さが0.2mm以上0.6mm以下にされている。
【0020】
従って、線状痕であるカジリの発生が抑制された成形状態の良好な車輌用部品を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
【0022】
車輌用灯具1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口面を閉塞するカバー3とを備えている。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間が灯室5として形成されている。
【0023】
灯室5には光を出射する光源6と光源6から出射された光を反射するリフレクター7と灯室5の内部に配置された各部の一部を遮蔽するエクステンション8とが配置されている。
【0024】
尚、図1には、理解を容易にするためにエクステンション8を大きく誇張して示し、また、エクステンション8を簡素な構造として示している。
【0025】
リフレクター7は一方に開口された凹状に形成され、内面が反射面7aとして形成されている。
【0026】
エクステンション8は樹脂材料によって形成された車輌用部品9として設けられている。エクステンション8は、例えば、環状部10と環状部10の軸方向における一端部から外方へ張り出されたフランジ部11とを有している。
【0027】
エクステンション8はリフレクター7の開口面側に配置され、環状部10が鏡面形成部12、12、・・・と半光沢面形成部13、13、・・・を有している(図2参照)。鏡面形成部12、12、・・・は内周面が鏡面12a、12a、・・・として形成されている。
【0028】
半光沢面形成部13、13、・・・は内周面が半光沢面13a、13a、・・・として形成され、半光沢面13a、13a、・・・に複数のシボが形成されている。
【0029】
鏡面形成部12、12、・・・の鏡面12a、12a、・・・と半光沢面形成部13、13、・・・の半光沢面13a、13a、・・・との間にはそれぞれ段差面14、14、・・・が形成され、半光沢面形成部13、13、・・・が鏡面形成部12、12、・・・より内方へ突出されている。従って、半光沢面形成部13、13、・・・の厚みは鏡面形成部12、12、・・・の厚みより厚くされている。
【0030】
エクステンション8は成形用金型100による射出成形によって形成される(図3乃至図6参照)。
【0031】
成形用金型100は固定型200と可動型300を有し、固定型200に鏡面加工部201、201、・・・と半光沢面加工部202、202、・・・が周方向において交互に設けられている。鏡面加工部201の外周面はエクステンション8の鏡面12aを形成する鏡面加工面201aとして形成され、半光沢面加工部202の外周面はエクステンション8の半光沢面13aを形成する半光沢面加工面202aとして形成されている。半光沢面加工面202aにはシボを形成するための複数の微少な突部が設けられている。半光沢面加工面202a、202a、・・・は、鏡面加工部201、201、・・・間にそれぞれ半径方向に開口された凹部が形成されることにより鏡面加工部201、201、・・・より内側に位置されている。
【0032】
可動型300にはイジェクトピン400、400、・・・が移動自在に支持されている。
【0033】
固定型200に可動型300が突き当てられて型締めされた状態においては、両者の間の空間がキャビティー500として形成され、キャビティー500に溶融樹脂600が充填される(図3及び図4参照)。
【0034】
キャビティー500に充填された溶融樹脂600は保圧され冷却されて固化され、車輌用部品9(エクステンション8)が成形される。冷却時には溶融樹脂600が収縮されるが、段差面14、14、・・・が形成され半光沢面形成部13、13、・・・が鏡面形成部12、12、・・・より固定型200側へ突出されているため、鏡面形成部12、12、・・・は鏡面12a、12a、・・・が固定型200の鏡面加工面201a、201a、・・・に押し付けられる方向へ収縮され、半光沢面形成部13、13、・・・は半光沢面13a、13a、・・・が固定型200の半光沢面加工面202a、202a、・・・から離れる方向へ収縮される(図5参照)。
【0035】
溶融樹脂600が収縮されて車輌用部品9(エクステンション8)が成形された状態においては、図5に示すように、半光沢面形成部13の半光沢面13aが固定型200の半光沢面加工面202aから離隔されている。
【0036】
固定型200の鏡面加工面201aと半光沢面加工面202aの間の距離、即ち、凹部203の深さを深さDとすると、車輌用部品9の段差面14における鏡面12aと半光沢面13aの間の長さL(段差L)は、深さDより収縮量α分だけ小さくされている。従って、D−α=Lとされる。このとき半光沢面13aに形成されたシボの深さHは収縮量αより小さく、α>H、D−L>Hとされ、半光沢面13aが半光沢面加工面202aから十分に離隔されるため、後述する離型時において固定型200から車輌用部品9を良好に取り出すことが可能になる。
【0037】
車輌用部品9が成形されると、可動型300が移動されて固定型200と可動型300が離型され、車輌用部品9が可動型300に貼り付いた状態とされる(図6参照)。
【0038】
次いで、イジェクトピン400、400、・・・によって可動型300から車輌用部品9(エクステンション8)が突き出されて射出成形が完了される。
【0039】
上記したように、車輌用部品9として形成されたエクステンション8の内周面には、鏡面12a、12a、・・・と半光沢面13a、13a、・・・が形成されている。
【0040】
以下に、エクステンション8の半光沢面13aの成形状態に関する実験データーについて説明する(図7乃至図12参照)。
【0041】
実験は固定型200A、可動型300A及びイジェクトピン400A、400A、・・・を有する実験用の成形用金型100Aを作成して行った(図7参照)。成形用金型100Aによって成形される車輌用部品9Aは断面形状が円形状の環状部10Aと環状部10Aの軸方向における一端部から外方へ張り出されたフランジ部11Aとから成る。環状部10Aの開口面の直径φは、例えば、160mmにされ環状部10Aの軸方向における長さSは、例えば、100mmにされている。
【0042】
成形用金型100Aのキャビティー500Aに充填される樹脂材料の収縮率は4/1000以上20/1000以下である。
【0043】
実験においては、固定型200Aの車輌用部品9Aに対する抜き勾配θを変更し、車輌用部品9Aの段差面14Aにおける鏡面12aと半光沢面13aの間の長さL(段差L)と半光沢面13aに形成されたシボ深さHとの関係を検討して評価した。
【0044】
図8は、実験における評価判定の基準を示す図表であり、半光沢面13aに線状痕であるカジリが目視されるか否かによって評価ランクを付した。評価ランクを1から5までの5段階で評価し、3以上の評価ランクを合格とした。図9乃至図12中の数値は評価ランクを示す。
【0045】
図9は、抜き勾配θが5°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。抜き勾配θが5°のときは、段差Lが0.2mm以上又はシボ深さHが25μm以上のときに車輌用部品9の良好な成形状態が確保された。
【0046】
図10は、抜き勾配θが7.5°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。抜き勾配θが7.5°のときは、段差Lが0.2mm以上又はシボ深さHが25μm以上のときに車輌用部品9の良好な成形状態が確保された。
【0047】
図11は、抜き勾配θが10°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。抜き勾配θが10°のときは、段差Lが0.2mm以上又はシボ深さHが25μm以上のときに車輌用部品9の良好な成形状態が確保された。
【0048】
図12は、抜き勾配θが15°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。抜き勾配θが15°のときは、段差Lが0mm以上又はシボ深さHが2μm以上のときに車輌用部品9の良好な成形状態が確保された。従って、抜き勾配θが15°のときは、段差面14、14、・・・が形成されていない場合においても車輌用部品9の良好な成形状態が確保された。
【0049】
以上に記載した通り、車輌用灯具1にあっては、車輌用部品9の鏡面12a、12a、・・・と半光沢面13a、13a、・・・の間に段差面14、14、・・・が形成され半光沢面形成部13、13、・・・が鏡面形成部12、12、・・・より固定型200側へ突出されている。
【0050】
従って、溶融樹脂600の冷却時に半光沢面形成部13、13、・・・の鏡面13a、13a、・・・が固定型200の半光沢面加工面202a、202a、・・・から離れるように収縮されるため、固定型200と可動型300の離型時に半光沢面13a、13a、・・・が固定型200の半光沢面加工面202a、202a、・・・に設けられた突部と接触し難くなり線状痕であるカジリが発生し難く、固定型200の車輌用部品9に対する抜き勾配を大きくすることなく車輌用部品9の良好な成形状態を確保することができる。
【0051】
また、車輌用部品9の半光沢面形成部13、13、・・・を鏡面形成部12、12、・・・より厚肉に形成しているため、溶融樹脂600の冷却時に半光沢面形成部13、13、・・・の収縮量が鏡面形成部12、12、・・・の収縮量より大きく、半光沢面13a、13a、・・・の半光沢面加工面202a、202a、・・・からの離隔量が大きくなる。
【0052】
従って、車輌用部品9に線状痕であるカジリが一層発生し難くなり、車輌用部品9の一層良好な成形状態を確保することができる。
【0053】
さらに、鏡面12a、12a、・・・と半光沢面13a、13a、・・・を車輌用部品9の内面に形成した場合においても、半光沢面13a、13a、・・・が半光沢面加工面202a、202a、・・・から離れているため、離型時に固定型200と車輌用部品9を分離し易い。
【0054】
加えて、車輌用部品9の樹脂材料の収縮率を4/1000以上20/1000以下にし、固定型200の車輌用部品9に対する抜き勾配θを5°以上10°以下にし、シボの深さHを20μm以下にし、段差Lを0.2mm以上0.6mm以下にすることにより、カジリの発生が抑制された成形状態の良好な車輌用部品9を形成することができる。
【0055】
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】図2乃至図12と共に本発明車輌用灯具の最良の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の概略縦断面図である。
【図2】車輌用部品として形成されたエクステンションの縦断面図である。
【図3】成形用金型のキャビティーに溶融樹脂が充填された状態を示す縦断面図である。
【図4】成形用金型のキャビティーに溶融樹脂が充填された状態において、固定型と溶融樹脂を示す断面図である。
【図5】溶融樹脂が収縮されて車輌用部品が成形されたときの各部の寸法関係を示す図である。
【図6】固定型と可動型が離型された状態を示す縦断面図である。
【図7】実験用の成形用金型を示す縦断面図である。
【図8】実験における評価判定の基準を示す図表である。
【図9】抜き勾配θが5°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。
【図10】抜き勾配θが7.5°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。
【図11】抜き勾配θが10°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。
【図12】抜き勾配θが15°のときの段差Lとシボ深さHの関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
【0057】
1…車輌用灯具、9…車輌用部品、12…鏡面形成部、12a…鏡面、13…半光沢面形成部、13a…半光沢面、14…段差面、200…固定型、201…鏡面加工部、201a…鏡面加工面、202…半光沢面加工部、202a…半光沢面加工面、300…可動型、500…キャビティー、600…溶融樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鏡面加工部及び半光沢面加工部を有する固定型と前記固定型に対して移動される可動型とによって形成されたキャビティーに充填された溶融樹脂が冷却されて成形される車輌用部品を備え、
前記車輌用部品に前記鏡面加工部によって形成される鏡面を有する鏡面形成部と前記半光沢面加工部によって形成される半光沢面を有する半光沢面形成部とが設けられ、
前記車輌用部品における前記鏡面と前記半光沢面の間に段差面が形成されて前記半光沢面形成部が前記鏡面形成部より前記固定型側に突出されるようにした
ことを特徴とする車輌用灯具。
【請求項2】
前記半光沢面形成部を前記鏡面形成部より厚肉に形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具。
【請求項3】
前記鏡面と前記半光沢面を前記車輌用部品の内面に形成した
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
【請求項4】
前記半光沢面がシボ面に形成され、
前記車輌用部品の材料の収縮率が4/1000以上20/1000以下にされ、
前記固定型の前記車輌用部品に対する抜き勾配が5°以上10°以下にされ、
前記半光沢面のシボの深さが20μm以下にされ、
前記段差面における前記鏡面と前記半光沢面の間の長さが0.2mm以上0.6mm以下にされた
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−45526(P2013−45526A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180870(P2011−180870)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】