説明

軸流式ターボ圧縮機

【課題】回転軸線を中心として同心に配置されている環状の圧縮機流路を有している軸流式ターボ圧縮機に関する。
【解決手段】圧縮機流路25の外側の境界が、流路壁42によって形成されており、環を形成するように組み付け可能なロータブレードが、回転軸線を中心として回転可能に取り付けられた状態で配置されている、軸流式ターボ圧縮機において、ロータブレードの自由端側の先端が、間隙を形成している状態で流路壁42に対向しており、流路壁が、先端のアキシアル方向区間において壁内構造体44を少なくとも部分的に有しており、ブリード流路50のブリード開口部52が、圧縮機流路25内に流れている媒体を流出させるために設けられている軸流式ターボ圧縮機に関する。圧縮機流路25内で流れている媒体を著しく効果的に抽気可能とするために、ブリード開口部が、壁内構造体内に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転軸線を中心として同心に配置されている環状の圧縮機流路を有している軸流式ターボ圧縮機であって、圧縮機流路の外側の境界が、流路壁によってラジアル方向において形成されており、環を形成するように組み付け可能なロータブレードが、回転軸線を中心として回転可能に取り付けられた状態で配置されている、軸流式ターボ圧縮機において、ロータブレードの自由端側の先端それぞれが、間隙を形成している状態で流路壁に対向しており、流路壁が、先端のアキシアル方向区間において壁内構造体(ケーシング処理としても知られている)を少なくとも部分的に有しており、ブリード流路のブリード開口部が、圧縮機流路内に流れている媒体を流出させるために設けられている、軸流式ターボ圧縮機に関する。
【背景技術】
【0002】
上述の構成は、例えば特許文献1に開示されている。ケーシング処理が、上流側に配置されているロータブレード列の上方においてケーシング側の流路壁に配設されている。流出された空気のための抽気ポイントが、上流のロータブレード列の下流側に配置されているロータブレード列に配設されている。さらに、ブレード流路内では、バルブが、運転状況に応じて様々な体積の圧縮機空気を流出させるために設けられている。両方の方策によって、例えばプロセス流に生じるサージ現象や分離現象のような望ましくない現象が圧縮機に生じないで、高圧縮比で圧縮機の運転をある程度制御することができる。しかしながら、上述の構成では、ガスタービンの部分負荷運転において満足することができないことが分かっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】独国特許出願公開第2158879号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、望ましくない現象が圧縮機に発生することをより効果的に防止することによって運転範囲をさらに改善した、軸流式ターボ圧縮機を提供することである。
【0005】
本発明のさらなる目的は、特に部分負荷運転の際に許容不可能な程に高い排出を防止することができる、本発明における軸流式ターボ圧縮機を備えたガスタービンを提供することである。
【0006】
本発明の根本を成す目的は、請求項1の特徴に従った軸流式ターボ圧縮機によって達成される。優位な発展形態及び実施例については、従属請求項それぞれに開示されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、壁内構造体内にブリード開口部を配置するように構成されている。従って、ケーシング処理の利用と圧縮機空気の流出とを提案されるターボ圧縮機の内側において同時に利用することのみならず、ケーシング処理の利用と圧縮機空気の流出とを特に軸流式ターボ圧縮機の単一のロータブレード列の領域において組み合わせることが、局所的に効果的である。従って、続く圧縮機段における、圧縮された空気の逆流とこれに関連する空気力学的に好ましくない高い圧力比が防止されるので、主に圧縮機における望ましくない現象の発生を防止することができる。本発明における組み合わせの結果として、当該圧縮機段のサージ限界が、特に簡便な方法で、運転状況に応じて調整可能とされる。これによって、軸流式ターボ圧縮機が固定式ガスタービン内で利用される場合に、特に低い部分負荷運転が、プロセス内で排出限界を超過することなく可能となる。部分負荷運転のための対応する小さな空気体積は、軸流式ターボ圧縮機がガスタービン内で利用される場合に、特に圧縮機空気を流出させることによって燃焼室内部に向けられ、その結果として、一酸化炭素の排出が最小限度に抑えられる。従って、空気が、望ましくない流体的効果が発生しないように圧縮機から排出される。従来技術に基づくブローオフバルブの場合に、このようなことが発生する場合がある。さらに、ケーシング処理内の空気の流出も壁内構造体自体の効果を補助するので、ブリード開口部が設けられていないケーシング処理より場所を取らない態様でケーシング処理が形成可能とされる。
【0008】
第1の優位な発展形態では、壁内構造体が、その大きさ及び/又は形状において変更可能とされ、その結果として、ブリード開口部が少なくとも部分的に開放される。当該実施例によって、単純な構成であっても、軸流式ターボ機械の3つの運転状態が可能となる。
1.軸流式ターボ圧縮機が、ケーシング処理を利用せず、圧縮機空気が抽気されない状態において、好ましくは全負荷で運転される。
2.軸流式ターボ圧縮機が、ケーシング処理のみを利用することによって、圧縮機空気が流出されない状態において、好ましくは高い部分負荷で運転される。
3.軸流式ターボ圧縮機が、ケーシング処理と圧縮機空気の流出とを同時に利用することによって、好ましくは低い部分負荷で運転される。
【0009】
結論として、その大きさ又は形状について調整可能なケーシング処理は、壁内構造体を調整するために単に利用される訳ではなく、同時に、圧縮機空気の抽気を可能又は不可能とするためにも利用される。これにより、特に構造を小型化することができる。
【0010】
上述の実施例は、可動式インサートを利用することによって壁内構造体がその大きさ及び/又は形状において変更可能とされ、且つ、ブリード開口部がインサートを収容する凹所の側壁に配設されている場合には、構造に関して特に簡便な態様で実現される。インサートは、凹所に沿って移動可能なプラグとして形成されている場合がある。プラグの位置に依存して、凹所が完全に閉じられている状態(第1の運転状態)、凹所が部分的にのみ閉じられているが、ブリード開口部が依然として閉じられている状態(第2の運転状態)、又は凹所及びブリード開口部が開放されている状態(第3の運転状態)となる。この点において、単にプラグを収容する凹所に沿ってプラグを移動させることによって、単純且つ確実に上述の3つの運転状態の間で自在に切り替えることができる。
【0011】
優位には、ブリード流路は、流体の排出側において、空気噴出システム及び/又は空気冷却システムに接続されている。
【0012】
優位には、複数のブリード開口部が、ロータブレードリング毎に配置されている。この場合には、圧縮機流路内で流れる媒体が、大抵の場合において空気であるが、軸流式ターボ圧縮機の全周に亘って圧縮機流路から均一に吹き出される。特に優位には、ガスタービンは、上述の形式で構成されている軸流式ターボ圧縮機を有しており、その結果として、ガスタービンは、特に低い排出を伴う低い部分負荷で運転可能とされる。
【0013】
本発明のさらなる利点、機能、及び特徴については、図面に表わす好ましい典型的な実施例に基づいて詳細に説明する。優位な実施例は、結果として、図示した本発明における装置の機能の優位な組み合わせに相当する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】軸流式ターボ圧縮機を備えた固定式ガスタービンの部分的な長手方向断面図である。
【図2】第1の実施例に基づくケーシング処理が施された軸流式ターボ圧縮機のケーシングの詳細な断面図である。
【図3】第1の実施例に基づくケーシング処理が施された軸流式ターボ圧縮機のケーシングの詳細な断面図である。
【図4】第2の実施例に基づくケーシング処理が施された軸流式ターボ圧縮機のケーシングの詳細な斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例に基づく装置の斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施例に基づくケーシング処理及びブリード開口部を表わす。
【図7】本発明の第4の実施例に基づくケーシング処理及びブリード開口部を表わす。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、固定式ガスタービン10の部分的な長手方向断面図である。ガスタービン10は、その内部において、回転軸線12を中心として回転可能に取り付けられているロータ14を有している。また、ロータ14は、タービンロータ組立体と呼称される。入口ダクト16と、軸流式ターボ圧縮機18と、回転可能に且つ互いに対して対称に配置されている複数のバーナー22を具備しているトロイダルな環状燃焼室20と、タービンユニット24と、排出ガスダクト26とが、ロータ14に沿って直列に配置されている。また、ガスタービンが、環状燃焼室の代わりに、サイロ型燃焼室又は管状燃焼室を備えている場合がある。
【0016】
軸流式ターボ圧縮機18は、環状に構成されている圧縮機流路25を備えており、圧縮機流路25は、圧縮機流路内においてカスケード式で直列に配置されているロータブレードリングとステータブレードリングとから構成されている圧縮機段を備えている。ロータブレード27は、ロータ14に配置されており、自由端であるブレード翼先端29の近傍において圧縮機流路25の外側の流路壁42に対向している。圧縮機流路25は、圧縮機出口側のディフューザ36を介して、プレナム38内部に向かって開口している。環状燃焼室20は、プレナム38の内側において、タービンユニット24の環状の高温ガス流路30と流通している燃焼空間28を備えている。図示の典型的な実施例では、直列に接続されている4つのタービン段32が、タービンユニット24内に配置されている。発電機又は駆動される機械(いずれも図示しない)がロータ14に接続されている。
【0017】
ガスタービン10の運転の最中に、軸流式ターボ圧縮機18が、圧縮すべき媒体として、周囲空気34を入口ダクト16を通じて導入し、この周囲空気34を圧縮する。圧縮された周囲空気は、圧縮機出口側のディフューザ36を通じてプレナム38内部に向かって方向づけられ、当該プレナムからバーナー22内部に流入する。また、燃料が、バーナー22を介して燃焼空間28内部に進行する。当該燃焼空間において、燃料は、圧縮空気を加えられて燃焼され、高温ガスMが生成される。その後に、高温ガスMは、高温ガスMを膨張させる高温ガス流路30内部に流入し、タービンユニット24のタービンブレードにおいて機能する。その間に解放されたエネルギが、ロータ14によって吸収され、軸流式ターボ圧縮機18を駆動するために利用される一方、駆動される機械又は発電機を駆動するために利用される。
【0018】
しかしながら、ガスタービン10の運転の最中に、ひいては軸流式ターボ圧縮機18の運転の最中に、空気力学的制約及び空気力学的現象が発生する場合があり、この場合には、当該運転が部分的に制限される。これら空気力学的制約及び空気力学的現象の発生を防止するために、少なくとも1つの壁内構造体が流路壁42内に設けられている。図1では、明確化のために、この壁内構造体が省略されている。また、この壁内構造体は、いわゆる“ケーシング処理(casing treatment)”として知られており、例えば周方向に延在している環状無端溝、又は全周に亘って配置されていると共にアキシアル方向において延在しているケーシング溝として形成されている。壁内構造体は、通常、圧縮機流路25のアキシアル方向区間内に設けられており、圧縮機流路25内では、ロータブレード27の自由端側の先端部それぞれが、流路壁42に対向して配置されており、流路壁42との間に間隙を形成している。
【0019】
図2及び図3は、壁内構造体44の領域における、圧縮機流路25の流路壁42を貫通している断面の詳細図である。第1の実施例では、壁内構造体44は、ラジアル方向において流路壁42を貫通して延在している複数の凹所46を備えている。ラジアル方向において変位可能なインサート48は、その断面がT状であり、凹所46それぞれの内に着座している。2つの流路が、その側部において凹所46に向かって開口している。これら流路は、ブリード流路50として形成されている。ブリード流路50の開口部52は、壁内構造体44内に位置しており、すなわち凹所46の側壁54に形成されている。インサート48が内方に押されている状態では、凹所46と開口部52とが、同時に完全に閉じている(図示しない)。
【0020】
図2に表わすインサート48の位置では、インサート48が凹所46に悪影響を及ぼす閉位置から外向きに変位することによって、空気力学的な効果を発揮する壁内構造体44を作動させるために、凹所46が部分的に開口している。インサート48の図示の位置では、ブリード流路50の第1の開口部52が開放されているので、同時に圧縮機空気が圧縮機流路25から凹所46を介して抽気可能すなわち排出可能とされる。図3に表わすインサート48の位置では、ブリード流路50の両方の開口部52が開放している。この点において、壁内構造体44はその大きさ及び/又は形態において可変であり、その結果として、ブリード流路50の開口部52が少なくとも部分的に開放可能となる。
【0021】
図4は、本発明に係る装置における第2の実施例の斜視図である。第2の実施例では、周方向に延在している環状無端溝60が、圧縮機流路25に向かって向いている流路壁42の表面に設けられている。ロータブレードの先端は、図示しないが、環状溝60に沿って周方向に移動する。複数のブリード流路62は、一部分の周囲を図示するにすぎないが、周囲に沿って一定間隔で分布配置されており、環状無端溝60のうち一の環状無端溝の側壁61の内部に向かって開口している。しかしながら、当該実施例の場合には、圧縮機空気の抽気を開閉するためのバルブシステムが、可動式インサートによっては形成されていないが、下流側のシステムとして構成されている。また、言うまでもなく、ブリード流路62が非一定の間隔で分布配置されている場合がある。
【0022】
図5に表わす第3の実施例では、壁内構造体44は、アキシアル方向に延在していると共に流路壁42の全周に亘って同一形状で分布配置されている、溝64として構成されている。溝64は、流路壁42に配設されていると共にインサート45に対応している、凹所47内に配置されていると共に周方向に回転可能な、インサート45内に形成されている。ブリード流路50の開口部52は凹所47の底部に設けられている。溝64同士の間に配置されているインサート45のウェブ49が、インサート45の位置に依存して、ブリード開口部52を閉じているか、部分的に開放しているか、又は完全に開放している。
【0023】
図6及び図7はそれぞれ、その内部にブリード開口部52が配置されている調整可能なケーシング処理に係る第4の実施例の部分的な斜視図である。図6は、周方向の環状無端溝66が形成されている流路壁42を表わす。環状無端溝66内には、ラジアル方向に変位可能なインサート68が、壁内構造体44と環状溝の側壁70内に配設されているブリード開口部52とを開閉するために配置されている。図6では、ブリード開口部52はインサート68によって閉じられている。図7では、ブリード開口部52が開口している。
【0024】
結論として、本発明は、回転軸線12を中心として同心に配置されている環状の圧縮機流路25を有している、軸流式ターボ圧縮機18又はガスタービン10であって、圧縮機流路の境界が、外側では流路壁42によってラジアル方向に形成されており、圧縮機流路内では、環を形成するように組み付けられているロータブレード27が、回転軸線12を中心として回転可能に取り付けられた状態で配置されている、軸流式ターボ圧縮機18又はガスタービン10を提案する。この場合には、ロータブレード27の自由端側の先端29それぞれは、流路壁42に対向しており、流路壁42と間隙を形成している。流路壁42自体には、壁内構造体44が、自由端側の先端29のアキシアル方向区間に少なくとも部分的に設けられている。軸流式ターボ圧縮機18の動作性能をさらに向上させるために、本発明における壁内構造体44内に配設されているブリード流路50のブリード開口部52が、圧縮機流路25内を流れている空気を流出及び排出するために設けられている。
【符号の説明】
【0025】
10 ガスタービン
12 回転軸線
14 ロータ
16 入口ダクト
18 ターボ圧縮機
20 環状燃焼室
22 バーナー
24 タービンユニット
25 圧縮機流路
26 排出ガスダクト
27 ロータブレード
28 燃焼空間
29 ブレード翼先端
30 高温ガス流路
32 タービン段
34 周囲空気
36 圧縮機出口側のディフューザ
38 プレナム
42 流路外壁
44 壁内構造体
45 インサート
46 凹所
47 凹所
48 インサート
50 ブリード流路
52 (ブリード流路50の)開口部
54 (凹所46の)側壁
60 環状無端溝
62 ブリード流路
64 溝
66 環状無端溝
68 インサート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸線(12)を中心として同心に配置されている環状の圧縮機流路(25)を有している軸流式ターボ圧縮機(18)であって、前記圧縮機流路(25)の外側の境界が、ラジアル方向において流路壁(42)によって形成されており、前記流路壁(42)内には、環を形成するように組み付け可能なロータブレード(27)が、前記回転軸線(12)を中心として回転可能に取り付けられた状態で配置されている、前記軸流式ターボ圧縮機(18)において、
前記ロータブレード(27)の自由端側の先端(29)それぞれが、前記流路壁(42)に対向しており、前記流路壁(42)と間隙を形成しており、前記流路壁(29)が、前記先端(29)のアキシアル方向区間において壁内構造体(44)を少なくとも部分的に有しており、
ブリード流路(50)のブリード開口部(52)が、前記圧縮機流路(25)内に流れている媒体を流出させるために、前記流路壁(42)内に設けられており、
前記ブリード開口部(52)が、前記壁内構造体(44)内に配置されていることを特徴とする軸流式ターボ圧縮機(18)。
【請求項2】
前記壁内構造体(44)が、その大きさ及び/又は形状について変更可能とされ、これにより、前記ブリード開口部(52)が、少なくとも部分的に開放されることを特徴とする請求項1に記載の軸流式ターボ圧縮機。
【請求項3】
前記壁内構造体(44)が、可動式インサート(45,48,68)によって、その大きさ及び/又は形状について変更可能とされ、
前記ブリード開口部(52)が、前記可動式インサート(45,48,68)を収容する凹所(46,47,70)の側壁(54,70)に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の軸流式ターボ圧縮機(18)。
【請求項4】
前記ブリード流路(50)が、流れ流出側において、空気噴出システム及び/又は空気冷却システムに接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸流式ターボ圧縮機(18)。
【請求項5】
複数の前記ブリード開口部(52)が、ロータブレードリング毎に配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の軸流式ターボ圧縮機(18)。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の軸流式ターボ圧縮機(18)を備えていることを特徴とするガスタービン(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−255440(P2012−255440A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−129623(P2012−129623)
【出願日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【出願人】(508008865)シーメンス アクティエンゲゼルシャフト (99)
【Fターム(参考)】