説明

軸流送風機用異物回収装置

【課題】 異物を可及的確実に捕捉することによって異物除去率を向上させ、かつ軸流送風機から供給される空気を筺体内に効率よく給送することによって放熱効果を向上させる。
【解決手段】 軸流送風機1の吐出口3から吐出された空気A1は、羽根車6の径方向の外側に旋回しながら、第1の筒体11の第2の開口部16に向かって渦流となって飛散する。軸流送風機用異物回収装置10は、吐出口3と対向する第1の開口部15および第2の開口部16を有する第1の筒体11と、第1の筒体11と異物回収空間23を形成する第2の筒体12とを備える。吐出口3から吐出された空気A1は、第1の筒体11のスリット17を通過して第2の筒体12の内表面に衝突する。このとき、異物Cが筒体12の内表面に付着し、異物が除去された空気A1は、スリット17を通過して第2の開口部16から排出される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸流送風機から吐出される空気中に含まれるオイルミストや塵埃等の異物を回収する軸流送風機用異物回収装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
筺体内に発熱体を内蔵した電子機器や装置においては、筺体内の温度が上昇することによる実装部品に対する熱の影響を抑制するために、軸流送風機を用いて筺体内に外気を導入し、筺体内部を循環させて外部に排出するといった強制空冷方式が採用されることがある。この場合、軸流送風機によって筺体内に導入される空気の中にオイルミストや塵埃等の異物(以下、これらを単に異物という)が含まれていると、装置内に実装されている電子部品に悪影響を及ぼすために、何らかの対策を施す必要があった。
【0003】
この対策を施した装置として、特許文献1に記載されている本願出願人が出願し実施していた軸流送風機用異物回収装置がある。ここに記載された軸流送風機用異物回収装置は、送風機ケーシングの吐出口の外側に塵埃除去用フードが設けられ、このフードが、吐出口の周縁部を取り囲む筒状部と、この筒状部の先端に突設された内フランジ部と、この内フランジ部と前記筒状部とによって形成される環状空間部と、前記筒状部の一部に設けた開口部を介して前記環状空間部と連通され当該環状空間部の接線方向に延設された塵埃排出用のダクトとを備えている。したがって、吐出口から吐出される空気のうち、塵埃等を含む空気は、塵埃等の自重による遠心力が作用して環状空間部に沿って旋回し、塵埃排出用のダクトから排出される。一方、塵埃等を含まない清浄な空気は、内フランジ部の中央に設けた開口部から発熱体を内蔵した筺体内に給送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭63−105800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の軸流送風機用異物回収装置においては、塵埃等の異物を含む空気を塵埃排出用のダクトから排出するのに、専ら異物の自重によって発生する遠心力のみによって行うようにしているため、外形が相対的に小さく遠心力が大きく作用しない異物については確実に除去できないため、必ずしも満足した除去が行われないという問題があった。また、異物を含む空気が直接ダクトの開口部に導かれるのではなく、環状空間部を介して間接的に開口部に導かれる構造であるため、開口部に捕捉される異物の捕捉率が低下するというおそれもあった。さらに、異物を含む空気が異物と共にダクトから外部へ排出されてしまうため、その分だけ筺体内に給送される空気の風量が少なくなるから、放熱効果が低下するといった問題もあった。
【0006】
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、異物を可及的確実に捕捉することによって異物除去率を向上させ、かつ軸流送風機から供給される空気を筺体内に効率よく給送することによって放熱効果を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために、本発明は、軸流送風機の吐出口の外側に取り付けられ、吐出口から吐出される空気に含まれる異物を回収する軸流送風機用異物回収装置であって、一端に前記吐出口に対向する第1の開口部が設けられ、他端に空気を排出する第2の開口部が設けられた円筒状の第1の筒体と、この第1の筒体の周りを同心円上に囲む円筒状の第2の筒体とを備え、これら第1および第2の筒体との間にドーナツ状の密閉された異物回収用空間が形成され、前記第1の筒体に、前記吐出口から軸流送風機の径方向の外方に吐出される空気を前記異物捕捉用空間内に導き前記第2の筒体の内表面に衝突させるための多数の空気通過口を設けたものである。
【0008】
本発明は、前記発明において、前記第2の筒体に、前記異物回収用空間内に回収された異物を外部に排出する異物排出用孔を設けたものである。
【0009】
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記第1の筒体を、前記第2の筒体の間に同心円上に複数個設けたものである。
【0010】
本発明は、前記発明のいずれか一つの発明において、前記空気通過口を、前記第1の筒体の軸線方向に延在し円周方向に並設された長孔からなるスリットとし、このスリットを前記第1の筒体の表面全体に均一に設けたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、異物を含む空気は、空気通過口を通過するとき、空気に作用する遠心力だけではなく、オリフィスの原理により、空気の流速が増すことにより異物が確実に第2の筒体の内表面まで運ばれるため、空気から異物が除去される異物除去率が向上する。また、第2の筒体の内表面まで異物を運んだ空気が再度空気通過口を通過して第2の開口部から排出されるため、軸流送風機の吐出口から吐出された空気の全てが第2の開口部から排出される。このため、第2の開口部から排出される空気の風量が低下するようなことがないため放熱効果が向上する。また、第1の開口部と第2の開口部との間に、フィルタのように軸流送風機の吐出口から吐出される空気の流れを遮るものがないため、吐出口から吐出された空気に圧力損失が発生しないから、風量が低下することがなく放熱効果が向上する。また、空気通過口は開口面積を広くすることができ、構造も簡素であるためメンテナンスが容易であり、かつ常に空気通過口は空気が吹き付けられて清掃されているため、メンテナンスの間隔を長くすることができるからメンテナンスに要する負荷が軽減される。
【0012】
前記発明のうちの一つの発明によれば、異物回収用空間内に回収された異物が外部に排出されるためメンテナンスの間隔を長くすることができる。
【0013】
前記発明のうちの一つの発明によれば、空気通過口が増加するため、この空気通過口の口縁に捕捉される異物の量が増えるから異物の捕捉率を向上させることができる。
【0014】
前記発明のうちの一つの発明によれば、第1の筒体のスリットを、軸流送風機の軸線方向に長い長孔によって形成していることにより、円形の孔に比べて孔縁の長さが長くなり空気の流れに対する衝突面が多くなるから、異物の捕捉効率を高めることができる。また、スリットを第1の筒体の全体にわたって設けたことにより、吐出口から第1の筒体に向かってあらゆる方向に吐出される空気を直接スリットで捕集することができるから、異物除去率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置を軸流送風機に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置を軸流送風機に取り付けた状態を示す断面図である。
【図3】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置において、空気がスリットを通過する状態を示す要部の拡大図である。
【図4】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置を軸流送風機に取り付けた状態において、空気が移動経路を説明するために一部を破断して示す側面図である。
【図5】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置において、異物回収空間内に回収された異物が集められる状態を説明するために背面側から視た透視図である。
【図6】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置を軸流送風機に取り付けた状態を底面側から視た斜視図である。
【図7】本発明に係る軸流送風機用異物回収装置の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0017】
図1および図2に符号1で示すものは、従来から広く知られている軸流送風機であって、一端に吸入口2が設けられ、他端に吐出口3が設けられ、両端が開口した円筒状に形成されたファンケース4を備えている。このファンケース4内には、このファンケースに固定された駆動用モータ5と、この駆動用モータ5によって駆動される羽根車6とを有する。
【0018】
このような構成において、羽根車6が回転駆動することにより、吸入口2から吸入された空気Aは、図5に示すように羽根車6の径方向の外側に向かって羽根車6の回転方向(時計方向)と同じ方向の空気の流れが発生する。したがって、軸流送風機1の吐出口3から吐出される空気A1は、羽根車6の径方向の外側に向かって旋回しながら、図2に示すように軸流送風機1の軸線方向に沿って、後述する第1の筒体11の第2の開口部16に向かって渦流となって移動する。
【0019】
全体を符号10で示す本発明に係る軸流送風機用異物回収装置(以下、単に回収装置という)は、共に両端が開口され円筒状に形成された第1の筒体11および第2の筒体12を備えている。
【0020】
第1の筒体11の一端には、後述するように軸流送風機1の吐出口3と同じ径に形成され、この吐出口3に対向される第1の開口部15が設けられており、他端には、第1の開口部15と同じ径に形成された第2の開口部16が設けられている。また、この第1の筒体11には、多数の空気通過口としての細い穴からなるスリット17が全体にわたって設けられている。すなわち、全て同じ長さで同じ幅に形成されたスリット17は軸線方向に延設され、円周方向に多数本並設されている。
【0021】
後述する構造を有する第2の筒体12の一部には、図6に示すように異物を排出する異物排出用孔20が設けられている。この第2の筒体12の径は第1の筒体11の径よりも大きく形成され、第1および第2の筒体11,12の全長は共に同じ長さに形成されている。
【0022】
これら第1および第2の筒体11,12は、図2に示すように第2の筒体12が第1の筒体11の周りを同心円上に囲むようにして互いの両端間に形成される開口は、一対のリング状の閉塞板21,22によって閉塞されている。この閉塞により、これら第1および第2の筒体11,12および閉塞板21,22によって、ドーナツ状の密閉された異物回収用空間23が形成される。
【0023】
次に、このように構成された回収装置10によって、軸流送風機1の吐出口3から吐出された空気から、オイルミストや塵埃等の異物を回収する動作について説明する。先ず、図2に示すように、図示しない装置に取り付けられた軸流送風機1の吐出口3に、回収装置10の第1の開口部15を対向させ、かつ図6に示すように異物排出用孔20を回収装置10の最下方に位置付けられるように、回収装置10を軸流送風機1に取り付ける。
【0024】
この状態で、軸流送風機1の駆動用モータ5を駆動し、羽根車6を回転させることにより、羽根車6の径方向の外側に向かって空気Aの流れが発生する。したがって、軸流送風機1の吐出口3から吐出される空気A1は、図2に示すように、軸流送風機1の軸線方向に沿って第2の開口部16に向かいながら、羽根車6の径方向の外側に向かって旋回するように渦流となって飛散する。
【0025】
このとき、吸入口2から吸入される空気Aに大気中に浮遊していたオイルミストや塵埃等の異物Cが含まれている場合は、吐出口3から吐出される空気A1にも異物Cが含まれている。異物Cが含まれた空気A1は、異物が含まれていない空気よりも重量が重いため、羽根車6の径方向の外側に作用する遠心力によって、第1の筒体11の表面に向かって飛散する。
【0026】
第1の筒体11の表面には多数のスリット17が設けられているため、空気A1は、図3に示すようにこのスリット17を通過し、第2の筒体12の内表面に衝突する。この衝突によって、空気A1に含まれていた異物Cは、図2に示すように第2の筒体12の表面に付着し、異物回収用空間23内に回収される。ここで、空気A1がスリット17を通過するとき、流体が太い管から小さい径の穴を通過するときに流速が増すというオリフィスの原理により、空気A1の流速が増す。
【0027】
このため、空気A1に含まれていた異物Cは、第2の筒体12の内表面まで確実に運ばれ、かつ第2の筒体12の内表面に確実に付着するから、空気A1から異物Cが除去される異物除去率が向上する。また、スリット17を第1の筒体11の表面全体に均一に設けたことにより、吐出口3から第1の筒体11に向かってあらゆる方向に吐出される空気A1を直接スリット17で捕集することができるから、異物除去率を向上させることができる。
【0028】
異物Cが第2の筒体12の内表面に付着することにより異物を含まなくなった空気A1は、第2の筒体12の表面に衝突した後、図4に示すように第1の筒体11側に反射し、再度スリット17を通過して第2の開口部16から排出される。
【0029】
一方、空気A1がスリット17を通過するときにスリット17の孔縁に接触した場合は、空気A1に含まれている異物C1がスリット17の孔縁に衝突して捕捉される。この場合は、図2に示すように、スリット17を通過する後続の空気A2によって異物C1が第2の筒体12に向かって運ばれ、第2の筒体12の内表面に衝突することにより付着し、異物回収用空間23内に回収される。
【0030】
ここで、第1の筒体11のスリット17を、軸流送風機1の軸線方向に長い長孔によって形成していることにより、その相乗効果として円形に形成した場合と比較して異物の捕捉効率を高めることができる。すなわち、吐出口3から吐出され、異物を含む空気A1,A2は、軸流送風機1の軸線方向に向かう旋回流のため、図3に示すように軸流送風機1の軸線方向に対して斜めに流れる。
【0031】
このように、スリット17が長孔によって形成され、空気A1,A2に対して斜めに傾斜するように、換言すれば空気A1,A2の流れに対して衝突面が多くなるように形成、配置されているので、異物を含む空気A1,A2がスリット17の孔縁と衝突を繰り返すことにより、多くの異物がスリット17の孔縁に付着し、捕捉、除去され、結果として捕捉効率を高めることができる。
【0032】
また、異物を含まない空気A3が吐出口3から第1の筒体11内に吐出されると、この空気A3に作用する羽根車6の径方向の外側に向かう遠心力が小さいため、図4に示すように第1の筒体11の内表面に向かうことなく、そのまま第2の開口部16から排出される。
【0033】
このように、軸流送風機1の吐出口3から吐出される空気A1ないしA3は、異物を含んでいる場合と含んでいない場合とにかかわらず、全て回収装置10の第2の開口部16から排出される。このため、第2の開口部16から排出される空気の風量が低下しないため放熱効果が向上する。また、第1の開口部15と第2の開口部16との間に、フィルタのように軸流送風機1の吐出口3から吐出される空気の移動を遮るものがないため、吐出口3から吐出された空気に圧力損失が発生しないから、風量が低下することがなく放熱効果が向上する。
【0034】
また、スリット17は開口面積を広くすることができ、かつ構造も簡素であるためメンテナンスが容易であるとともに、常にスリット17は空気が吹き付けられて清掃されているため、メンテナンスの間隔を長くすることができるからメンテナンスの負荷を軽減することができる。
【0035】
異物回収用空間23内に回収された異物C,C1は、次に異物回収用空間23内に回収される異物C,C1が衝突する毎に大きな塊となる。大きな塊となった異物C,C1は、スリット17から異物回収用空間23内に入り込んだ空気A1,A2が羽根車6の回転方向と同じ方向に回転しているため、この空気A1,A2の風圧によって、図5に示すように、第2の筒体12の内面に沿って時計方向に移動し、異物排出用孔20から外部に排出される。
【0036】
このように、異物回収用空間23内に回収された異物C,C1を異物排出用孔20から外部に排出することができるため、異物回収用空間23内の清掃間隔を長くすることが可能となる。
【0037】
次に、図7を用いて、本発明の変形例について説明する。この変形例では、空気通過口として、前記実施例における多数のスリット17の替わりに互いに等間隔をおいて設けられた多数の小孔27とした点が上述した実施例と異なる。この実施例においても、軸流送風機1の吐出口3から吐出され、異物が含まれた空気A1,A2が小孔27を通過して、第2の筒体12の表面に衝突し、空気A1,A2に含まれていた異物が第2の筒体12の表面に付着することにより、異物回収用空間23内に回収される。
【0038】
なお、本実施の形態においては、空気通過口をスリット17と小孔27とした例を説明したが、網目状に設けられた多数の開口としてもよい。また、第1の筒体11を、第2の筒体12の間に同心円上に複数個設けるようにしてもよく、その場合はスリット17の数量が増加するため、スリット17による異物捕捉率が向上する。
【0039】
表1は、空気通過口として、スリット17と網目状の開口とにおける異物の捕捉率および風量低下率を比較したものである。この表1に示すように、空気通過口が「スリット」の場合も「網目状の開口」の場合でも、枚数が1枚であるときは、風量低下率を10%以下に収められることが判る。また、空気通過口が「スリット」の場合、スリット17を1枚から2枚にすると、異物捕捉率は向上するが、風量低下率は低下する。したがって、捕捉率を優先するか、風量低下率を優先するかで選択する必要がある。一方、網目状の開口の場合は、1枚から2枚に増やしても、捕捉率の向上はわずかであるのに対して、風力低下率は低下するため、2枚に増やす意味がないことが判る。
【0040】
【表1】

【符号の説明】
【0041】
1…軸流送風機、2…吸入口、3…吐出口、10…軸流送風機用異物回収装置(回収装置)、11…第1の筒体、12…第2の筒体、15…第1の開口部、16…第2の開口部、17…スリット(空気通過口)、23…異物回収用空間、27…小孔(空気通過口)、A、A1,A2,A3…空気、C,C1…異物。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸流送風機の吐出口の外側に取り付けられ、吐出口から吐出される空気に含まれる異物を回収する軸流送風機用異物回収装置であって、
一端に前記吐出口に対向する第1の開口部が設けられ、他端に空気を排出する第2の開口部が設けられた円筒状の第1の筒体と、この第1の筒体の周りを同心円上に囲む円筒状の第2の筒体とを備え、これら第1および第2の筒体との間にドーナツ状の密閉された異物回収用空間が形成され、
前記第1の筒体に、前記吐出口から軸流送風機の径方向の外方に吐出される空気を前記異物捕捉用空間内に導き前記第2の筒体の内表面に衝突させるための多数の空気通過口を設けたことを特徴とする軸流送風機用異物回収装置。
【請求項2】
前記第2の筒体に、前記異物回収用空間内に回収された異物を外部に排出するための異物排出用孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の軸流送風機用異物回収装置。
【請求項3】
前記第1の筒体を、前記第2の筒体の間に同心円上に複数個設けたことを特徴とする請求項1または2記載の軸流送風機用異物回収装置。
【請求項4】
前記空気通過口を、前記第1の筒体の軸線方向に延在し円周方向に並設された長孔からなるスリットとし、このスリットを前記第1の筒体の全体にわたって設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の軸流送風機用異物回収装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2011−144759(P2011−144759A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−6623(P2010−6623)
【出願日】平成22年1月15日(2010.1.15)
【出願人】(591113437)オーム電機株式会社 (23)
【Fターム(参考)】