説明

軸部の軸支構造

【課題】ポンプを大型化することなく、始動時におけるポンプの見かけ上の容積効率を向上させて燃料の昇圧速度を向上させる。
【解決手段】ポンプから吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に静圧軸受への燃料の供給を制限可能なチェック弁(燃料供給制限手段)76を備え、燃料の圧力が、供給先が求める圧力を越える場合に、チェック弁が開口して、燃料の一部を静圧軸受へ供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸部を軸支する静圧軸受を備える軸部の軸支構造に関するものであり、特にギアポンプが備える軸部の軸支構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から航空機等では、燃焼器に供給するための燃料をギアポンプ等のポンプにて昇圧して供給している(例えば特許文献1参照)。このような航空機等においては、ギアポンプのギア等の回転体に連結される軸部を軸支する軸支構造を備えるが、この軸支構造は、一般的な動圧軸受の他に、回転体の回転速度が低回転である場合であっても軸部への負荷が低減されるように、流体を軸部に向けて噴出して軸支する静圧軸受を備える場合がある。
【0003】
特に、航空機においては、軸支構造にて作動流体として、上記ポンプから吐出される燃料が用いられる。つまり、作動流体として低粘度の流体を用いることとなる。
動圧軸受を良好に機能させるためには、軸受の面粗度に対して十分な厚さの作動流体からなる膜を形成する必要がある。しかしながら、非特許文献1に記載されているように、作動流体からなる膜の厚さは、ゾンマーフェルト数の関数であり、作動流体の粘度が低くかつ回転体が低速回転である場合には、ゾンマーフェルト数が小さくなり膜厚が薄くなる。このため、作動流体の粘度が低くかつ回転体が低速回転である場合には、動圧軸受を良好に機能させることが困難となり、軸部が周囲の壁面と接触しやすくなる。
このため、軸支構造が動圧軸受に加えて静圧軸受を備える構成を採用する場合が多い。
【0004】
そして、静圧軸受には、ポンプから吐出された燃料の流路に接続されるバイパス流路から燃料が供給されるように構成されている。そして、ポンプから吐出された燃料の一部がバイパス流路に流れ込んで自動で静圧軸受に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−233014号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】綿林英一、田原久棋、「ベアリングのおはなし」、財団法人 日本規格協会、1987年3月5日 第1版第1刷発行、1992年11月6日 第8刷発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述のように静圧軸受から噴出される流体として燃料を用いている場合には、ポンプから吐出される燃料の一部が静圧軸受に供給されるため、見かけ上のポンプの容積効率が低下する。
【0008】
特に、ポンプの始動時は、上述の見かけ上のポンプの容積効率の低下により、燃料の昇圧速度が低下する。このため、供給先に求められる圧力まで燃料が昇圧するまでに時間がかかる。
例えば、航空機のエンジンを停止状態から始動させる場合には、まずポンプが駆動され、燃料が予め定められた圧力まで昇圧された場合に制御弁が開放されると共に燃料制御装置が作動し、エンジンの燃焼室への燃料供給が開始される。このため、上述のように供給先に求められる圧力まで燃料が昇圧するまでに時間がかかる場合には、エンジンが始動するまでの時間が長くなってしまう。
このような問題を回避するためには、容積効率が十分に大きいポンプを用いればよいが、このような場合にはポンプが大型化してしまう。
【0009】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ポンプを大型化することなく、始動時におけるポンプの見かけ上の容積効率を向上させて燃料の昇圧速度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、ポンプから供給先に対して吐出された燃料の一部が供給されると共に供給された上記燃料を噴出して軸部を軸支する静圧軸受を備える軸部の軸支構造であって、上記ポンプから吐出される燃料の圧力が、上記供給先が求める圧力以下である場合に上記静圧軸受への燃料の供給を制限可能な燃料供給制限手段を備えることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する本発明によれば、燃料供給制限手段によって、ポンプから吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ポンプから吐出された燃料の一部が静圧軸受に供給されることが制限可能とされる。
【0012】
また、本発明においては、上記燃料供給制限手段は、上記ポンプから吐出される燃料の圧力が、上記供給先が求める圧力以下である場合に上記静圧軸受への燃料の供給を停止するという構成を採用する。
【0013】
また、本発明においては、上記燃料供給制限手段は、上記ポンプから吐出される燃料の圧力が、上記供給先が求める圧力より高い場合に開口するチェック弁であるという構成を採用する。
【0014】
また、本発明においては、上記ポンプが上記燃料を昇圧するギアと該ギアに連結される軸部とを備えるギアポンプであり、上記静圧軸受によって軸支される軸部が上記ギアに連結される軸部であるという構成を採用する。
【0015】
また、本発明においては、上記軸部を支持する動圧軸受を備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、燃料供給制限手段によって、ポンプから吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ポンプから吐出された燃料の一部が静圧軸受に供給されることが制限可能とされる。
このため、本発明によれば、ポンプによる燃料の昇圧時(つまり、ポンプから吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合)において、ポンプから吐出された燃料の一部が静圧軸受に供給されることを制限することによって、始動時におけるポンプの見かけ上の容積効率を向上させて燃料の昇圧速度を向上させることが可能となる。
したがって、本発明を航空機に採用した場合には、出力の大きなポンプを設置することなく、エンジンの始動開始時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態である軸部の軸支構造を採用するギアポンプの模式図であり、ギアを含む断面図である。
【図2】本発明の一実施形態である軸部の軸支構造を採用するギアポンプの模式図であり、シャフトを含む断面図である。
【図3】本発明の一実施形態である軸部の軸支構造を採用するギアポンプの模式図であり、軸部(シャフト)の延在方向に沿う方向の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である軸部の軸支構造を採用するギアポンプにおける第1静圧軸受、第2静圧軸受、第1動圧軸受及び第2動圧軸受の具体的な作動シークエンスについて説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明に係る軸部の軸支構造の一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
【0019】
図1及び図2は、本実施形態の軸部の軸支構造を採用するギアポンプの概略構成を示す模式図であり、図1がギアポンプのギアを含む断面図であり、図2がギアポンプのシャフト(軸部)を含む断面図であり、図3がギアポンプの軸部の延在方向に沿う方向の断面図である。
【0020】
これらの図に示すように、ギアポンプ1は、ケーシング2と、第1ギア3と、第2ギア4と、第1シャフト5(軸部)と、第2シャフト6(軸部)と、軸支構造7(軸部の軸支構造)とを備えている。
【0021】
ケーシング2は、ギアポンプ1の外形を構成する筐体であり、内部に第1ギア3、第2ギア4、第1シャフト5、第2シャフト6とを収容している。
また、ケーシング2には、第1ギア3と第2ギア4との収容空間に接続される2つの開口部21,22とが形成されている。そして、開口部21がギアポンプ1の内部に燃料を導入するための吸込口として用いられ、開口部22がギアポンプ1から燃料を吐出する吐出口として用いられる。
【0022】
第1ギア3と第2ギア4とは、ケーシング2の内部にて互いに噛み合って配置されており、互いに逆回転される。
そして、第1ギア3は、自らとケーシング2の内壁面との間にて開口部21から供給される燃料を昇圧して開口部22を介して吐出する。また、第2ギア4も同様に、自らとケーシング2の内壁面との間にて開口部21から供給される燃料を昇圧して開口部22を介して吐出する。
【0023】
第1シャフト5は、第1ギア3と連結されており、不図示のモータ等により回転駆動されることによって、その回転動力を第1ギア3に伝達するものである。
第2シャフト6は、第2ギア4と連結されており、不図示のモータ等により回転駆動されることによって、その回転動力を第2ギア4に伝達する。
【0024】
軸支構造7は、第1シャフト5が高速回転する場合に第1シャフト5と自らの間に燃料(作動流体)を介在させて第1シャフト5を軸支する第1動圧軸受71と、第2シャフト6が高速回転する場合に第2シャフト6と自らの間に燃料(作動流体)を介在させて第2シャフト6を軸支する第2動圧軸受72とを備えている。
そして、第1動圧軸受71は、第1シャフト5を囲うケーシング2の一部によって構成されている。また、第2動圧軸受72は、第2シャフト6を囲うケーシング2の一部によって構成されている。
【0025】
また、軸支構造7は、第1シャフト5に向けて燃料(作動流体)を噴出する第1静圧軸受73と、第2シャフト6に向けて燃料を噴出する第2静圧軸受74とを備えている。
第1静圧軸受73は、第1シャフト5が、第1動圧軸受71が作動しないような低速回転である場合であっても、噴出する燃料によって第1シャフト5のケーシング2の壁面への接触を抑制することで低摩擦にて第1シャフト5を軸支するものである。
第2静圧軸受74は、第2シャフト6が、第2動圧軸受72が作動しないような低速回転である場合であっても、噴出する燃料によって第2シャフト6のケーシング2の壁面への接触を抑制することで低摩擦にて第2シャフト6を軸支するものである。
【0026】
さらに軸支構造7は、吐出口として用いられるケーシング2の開口部22から吐出された燃料の一部を第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給するためのバイパス流路75と、バイパス流路75の途中部位に設置されるチェック弁76(燃料供給制限手段)とを備えている。
チェック弁76は、バイパス流路75の途中部位に設置されており、吐出口として用いられるケーシング2の開口部22から、第1静圧軸受73及び第2静圧軸受け74に向けてのみ燃料を通過させる弁である。そして、本実施形態において、チェック弁76は、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、ギアポンプ1から燃料を供給される供給先が求める圧力より高い場合にのみ開口されるように構成されている。
【0027】
このような構成を有する本実施形態のギアポンプ1を始動する場合には、不図示のモータにて第1シャフト5及び第2シャフト6を介して第1ギア3及び第2ギア4を回転駆動させる。
これによって、ケーシング2の開口部21を介してギアポンプ1の内部に導入された燃料が第1ギア3と第2ギア4との回転によって昇圧されて開口部22を介して吐出される。
この結果、ギアポンプ1から吐出される燃料が徐々に昇圧され、この圧力が、ギアポンプ1の燃料の供給先が求める圧力以上となった場合に、バイパス流路75に設置されたチェック弁76が開口して第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に燃料が供給され、第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74が作動する。
つまり、本実施形態の軸支構造7においては、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ギアポンプ1から吐出された燃料の一部が第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給されることが停止される。
そして、一度ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以上となると、この圧力が維持される限り第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74が作動する。また、第1シャフト5と第2シャフト6の回転速度が高速となった場合には、第1動圧軸受71及び第2動圧軸受72が作動する。
【0028】
次に、第1静圧軸受73、第2静圧軸受74、第1動圧軸受71及び第2動圧軸受72の具体的な作動シークエンスについて図4を参照して説明する。
なお、以下の説明においては、本実施形態のギアポンプ1がジェットエンジンに燃料を供給する燃料ポンプとして用いられている場合について説明する。
図4において、(a)がジェットエンジンの出力変化を示し、(b)が燃料圧力の変化を示し、(c)がギアポンプ1の負荷の変化を示している。なお、(a)〜(c)における時間軸は同一スケールである。
【0029】
まず、ジェットエンジンがエアスターター等によって起動された直後のタイミングでは、燃料圧力及びギアポンプ1の負荷が小さく、チェック弁76が閉鎖されており、燃料の昇圧速度が高められる。この場合は、第1動圧軸受71及び第2動圧軸受72のみが作動している。
続いてジェットエンジンの出力が10〜15%程度となった場合には、燃料圧力が上昇してジェットエンジンへの供給可能圧力となり、このタイミングでチェック弁76が開口されて第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74が作動する。
【0030】
以上のような本実施形態の軸支構造7によれば、チェック弁76によって、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ギアポンプ1から吐出された燃料の一部が第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給されることが停止される。
このため、本実施形態の軸支構造7によれば、ギアポンプ1による燃料の昇圧時(つまり、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合)において、ギアポンプ1から吐出された燃料の一部が第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給されることを停止することによって、始動時におけるギアポンプ1の見かけ上の容積効率を向上させて燃料の昇圧速度を向上させることが可能となる。
したがって、本実施形態の軸支構造7を採用するギアポンプ1を航空機に採用した場合には、出力の大きなギアポンプを設置することなく、エンジンの始動開始時間を短縮することが可能となる。
【0031】
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る軸部の軸支構造の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0032】
例えば、上記実施形態においては、本発明の軸部の軸支構造をギアポンプに用いる構成について説明した。すなわち、上記実施形態においては、本発明の軸部の軸支構造によって、ギアポンプが備えるギアに連結される軸部(第1シャフト及び第2シャフト)を軸支する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ポンプから吐出された燃料の一部を静圧軸受に供給する軸部の軸支構造全般に適用することができる。
また、本発明におけるポンプは、ギアポンプに限られるものではない。
【0033】
また、上記実施形態においては、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ギアポンプ1から吐出された燃料の一部が第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給されることが停止される構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ギアポンプ1から吐出された燃料の一部が第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給される量を減少させるようにしても良い。
すなわち、本発明においては、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力以下である場合に、ギアポンプ1から吐出された燃料の一部が第1静圧軸受73及び第2静圧軸受74に供給されることを制限すれば良い。
【0034】
また、上記実施形態においては、本発明の燃料供給制限手段として、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力が、供給先が求める圧力より高い場合に開口するチェック弁76を用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、燃料供給手段が、ギアポンプ1から吐出される燃料の圧力を計測する圧力計と、圧力計の圧力に応じてバイパス流路75の開閉を行う開閉装置とを備える構成を採用することもできる。
【0035】
また、上記実施形態においては、軸部の軸支構造が動圧軸受(第1動圧軸受71及び第2動圧軸受72)を備える構成について説明した。
しかしながら、軸部が高速回転しない場合には、軸部の支持構造が必ずしも動圧軸受を備える必要はない。
【符号の説明】
【0036】
1……ギアポンプ、2……ケーシング、3……第1ギア(ギア)、4……第2ギア(ギア)、5……第1シャフト(軸部)、6……第2シャフト(軸部)、7……軸支構造、71……第1動圧軸受(動圧軸受)、72……第2動圧軸受(動圧軸受)、73……第1静圧軸受(静圧軸受)、74……第2静圧軸受(静圧軸受)、75……バイパス流路、76……チェック弁(燃料供給制限手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンプから供給先に対して吐出された燃料の一部が供給されると共に供給された前記燃料を噴出して軸部を軸支する静圧軸受を備える軸部の軸支構造であって、
前記ポンプから吐出される燃料の圧力が、前記供給先が求める圧力以下である場合に前記静圧軸受への燃料の供給を制限可能な燃料供給制限手段を備えることを特徴とする軸部の軸支構造。
【請求項2】
前記燃料供給制限手段は、前記ポンプから吐出される燃料の圧力が、前記供給先が求める圧力以下である場合に前記静圧軸受への燃料の供給を停止することを特徴とする請求項1記載の軸部の軸支構造。
【請求項3】
前記燃料供給制限手段は、前記ポンプから吐出される燃料の圧力が、前記供給先が求める圧力より高い場合に開口するチェック弁であることを特徴とする請求項2記載の軸部の軸支構造。
【請求項4】
前記ポンプが前記燃料を昇圧するギアと該ギアに連結される軸部とを備えるギアポンプであり、前記静圧軸受によって軸支される軸部が前記ギアに連結される軸部であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の軸部の軸支構造。
【請求項5】
前記軸部を支持する動圧軸受を備えることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の軸部の軸支構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−223118(P2010−223118A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−72024(P2009−72024)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】