説明

通信端末、通信方法および通信プログラム

【課題】複雑なユーザの状況に応じたプレゼンス(ステータス)の更新サービスを提供する。
【解決手段】ネットワークに接続された通信制御装置を利用して、登録したメンバの通信端末に、自己のステータス情報を配信する通信端末であって、ステータス情報の変更条件に合致する変更イベントを検出するイベント検出部と、イベント検出部が変更イベントを検出した場合に、ステータス情報を変更イベントに応じたステータス情報に変更するステータス情報変更部と、ステータス情報変更部が変更したステータス情報を、メンバの通信端末に配信すべく通信制御装置に送信する送信部と、を備える通信端末を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末、通信方法および通信プログラムに関する。本発明は、特に、登録したユーザの間で互いのステータスを表示する通信端末において、ステータスを変更するイベントを検知して自己のステータスを自動的に変更できる通信端末、通信方法および通信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話等の携帯端末において、自己のプレゼンスあるいはステータスを、登録したユーザの通信端末に表示させるプレゼンスサービスが提供されている。たとえば特許文献1には、プレゼンス更新に際してのユーザ負担の軽減を目的に、プレゼンスの自動更新システムが開示されている。当該プレゼンスの自動更新システムでは、携帯電話機の低出力送受信部により、各場所に設置されている非接触型通信装置との近接間通信を実行する。そして、非接触型通信装置からその設置場所情報を取得する。携帯電話機は、プレゼンス管理テーブルに登録されているプレゼンス情報と受信した設置場所情報とを比較して、一致したプレゼンス情報に基づいてプレゼンス情報を生成および送信する。
【特許文献1】特開2006−140544号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1に記載のように、単に位置情報を取得してプレゼンス情報を自動的に更新するだけでは、多様なユーザのニーズを満たすことは困難になる。複雑なユーザの状況に応じたプレゼンス(以下本明細書では「ステータス」と称する場合もある)の更新サービスを提供するには、より柔軟にユーザの状況に対応できるサービスシステムを提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、ネットワークに接続された通信制御装置を利用して、登録したメンバの通信端末に、自己のステータス情報を配信する通信端末であって、ステータス情報の変更条件に合致する変更イベントを検出するイベント検出部と、イベント検出部が変更イベントを検出した場合に、ステータス情報を変更イベントに応じたステータス情報に変更するステータス情報変更部と、ステータス情報変更部が変更したステータス情報を、メンバの通信端末に配信すべく通信制御装置に送信する送信部と、を備える通信端末を提供する。
【0005】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0007】
図1は、本実施形態の通信端末100を含む全体システム10の一例を示す。全体システム10は、通信端末100、通信端末200、通信制御サーバ300およびネットワーク500を備える。同図では、通信端末100と通信端末200の二つの通信端末を例示するが、さらに多数の通信端末がネットワーク500に接続されてもよい。
【0008】
通信端末100と通信端末200とは、同様の構成を備え、両通信端末はその機能においても等価になる。ただし、以下の説明では、通信端末100をステータス情報の送信側として、通信端末200をステータス情報の受信側として説明する。通信端末100が、通信端末200と等価な複数の通信端末に対して、同時にステータス情報を配信できることは言うまでもない。
【0009】
通信端末100は、ネットワーク500に接続された通信制御サーバ300を利用して、登録したメンバの通信端末200に、自己のステータス情報を配信する。すなわち、通信端末100は、登録したメンバの通信端末である通信端末200に自己のステータス情報を配信すべく、当該自己のステータス情報を通信制御サーバ300に送信する。通信端末200は、通信端末100のユーザにおけるメンバの通信端末であり、通信端末100から送信されたステータス情報を、通信制御サーバ300を介して受信する。通信端末200は、受信した通信端末100のユーザのステータス情報を表示部に表示する。
【0010】
通信制御サーバ300は、通信制御装置の一例であり、通信端末100と通信端末200との間の通信を、たとえばSIP(Session Initiation Protocol)に従って制御する。特に通信制御サーバ300は、通信端末100から送信されたステータス情報を、通信端末100のユーザが登録したメンバの通信端末に配信する。具体的には、通信制御サーバ300は、通信端末100のユーザごとのコンタクトリスト(メンバリスト)を備え、通信端末100から受信したステータス情報を、メンバリストに登録された通信端末である通信端末200に送信する。
【0011】
ネットワーク500は、通信端末100、通信端末200および通信制御サーバ300を接続する通信経路であってよい。ネットワーク500として、たとえばIP(Internet Protocol)が適用される通信ネットワークが例示できる。
【0012】
図2は、通信端末100の機能ブロック例を示す。通信端末100は、イベント検出部102、ステータス情報変更部104、イベントリスト格納部106、ステータス情報送信部108、スケジュール格納部110、タイマ部112、プログラム実行部114、およびアプリケーションプログラム格納部116、を備える。また通信端末100は、システムプログラム格納部118、操作入力部120、表示部122、スピーカ124、サービス情報受信部126、サービス情報解析部128、位置情報受信部130および報知部132、を備える。さらに通信端末100は、ステータス情報受信部134、ステータス情報表示制御部136、およびメンバリスト格納部138、を備える。
【0013】
イベント検出部102は、ステータス情報の変更条件に合致する変更イベントを検出する。たとえばイベント検出部102は、現在時刻が、スケジュール格納部110に格納したスケジュールデータに含まれる日時に達したことを変更イベントとして検出する。たとえばイベント検出部102は、プログラム実行部114が実行するアプリケーションプログラムの起動を変更イベントとして検出する。たとえばイベント検出部102は、プログラム実行部114が実行するシステムプログラムにおいて、特定の機能の利用開始を検知して、当該特定機能の利用開始を変更イベントとして検出する。
【0014】
たとえばイベント検出部102は、サービス情報受信部126が受信したサービス情報の変更を変更イベントとして検出する。あるいはイベント検出部102は、サービス情報受信部126が受信したサービス情報をサービス情報解析部128が解析して、当該解析結果に基づきスケジュールされた日時に達したことを変更イベントとして検出する。たとえばイベント検出部102は、位置情報受信部130が受信した位置情報の変更を変更イベントとして検出する。
【0015】
ステータス情報変更部104は、イベント検出部102が変更イベントを検出した場合に、ステータス情報を変更イベントに応じたステータス情報に変更する。たとえばステータス情報変更部104は、ステータス情報を、スケジュール格納部110に格納されたスケジュールデータに応じて変更する。たとえばステータス情報変更部104は、ステータス情報を、プログラム実行部114において起動したアプリケーションプログラムに応じて変更する。たとえばステータス情報変更部104は、ステータス情報を、プログラム実行部114が実行するシステムプログラムにおいて利用を開始した特定機能に応じて変更する。
【0016】
たとえばステータス情報変更部104は、ステータス情報を、サービス情報受信部126が受信したサービス情報に応じて変更する。あるいはステータス情報変更部104は、サービス情報に基づいてスケジュールされたスケジュールデータに応じてステータス情報を変更する。たとえばステータス情報変更部104は、ステータス情報を、位置情報受信部130が受信した位置情報に応じて変更する。なお、ステータス情報変更部104は、変更イベントに関連付けて記録した連動データが真の場合にステータス情報を変更して、連動データが偽の場合にステータス情報を変更しないよう制御できる。
【0017】
イベントリスト格納部106は、変更イベントのリストであるイベントリストを格納する。イベントリストには、ステータス情報変更部104が現在のステータス情報を変更する場合に参照する変更ステータス情報を含む。変更ステータス情報には、たとえば状態(テキスト)、状態(絵文字)、電話応答ステータス、メール応答ステータス、PoC応答ステータス、コメントおよび連動データを含む。状態(テキスト)は、今の気分等ユーザの状態をテキストデータで表現したものであり、気分等を、文字、記号等のテキストデータでメンバに伝えることができる。状態(絵文字)は、今の気分等ユーザの状態を絵文字で表現したものであり、気分等を絵文字でメンバに伝えることができる。
【0018】
電話応答ステータス、メール応答ステータスおよびPoC応答ステータスの各々は、電話、メールおよびPoCの応答ができるか否か等を表示したものであり、電話等の応答ができるか否かをメンバに伝えることができる。コメントは、状態(テキスト)の制限文字数を超えて入力できる表現方法であり、メンバにより詳しい気分、状況等を伝えることができる。連動データは、当該変更イベントが検出された場合に、現在のステータス情報を変更ステータス情報に変更するか否かを指定するデータであり、真または偽の何れかが記録されている。たとえば真の場合にステータス情報を変更して、偽の場合にステータス情報を変更しない。なお連動データが真の場合に「ON」、偽の場合に「OFF」と表現する場合がある。
【0019】
ステータス情報送信部108は、ステータス情報変更部104が変更したステータス情報を、メンバの通信端末である通信端末200に配信すべくネットワーク500を介して通信制御サーバ300に送信する。ステータス情報送信部108は、送信部の一例であってよい。ステータス情報送信部108が送信した変更ステータス情報は、メンバの通信端末である通信端末200の表示部に表示される。
【0020】
スケジュール格納部110は、スケジュールデータを格納する。スケジュールデータには、スケジュールの項目ごとのスケジュール項目データを含む。スケジュール項目データには、スケジュール項目名であるラベル、開始日時および終了日時を含み、当該スケジュール項目が変更イベントとして検出された場合に変更する変更ステータス情報を含む。変更ステータス情報には、たとえば電話応答ステータス、メール応答ステータス、PoC応答ステータスを含む。スケジュール項目データには、さらにコメントおよび連動データを含む。
【0021】
タイマ部112は、現在日時をカウントする。またタイマ部112は、スケジュール格納部110からスケジュールデータを取得して、スケジュールデータに記録されたスケジュールの開始日時または終了日時に現在日時が一致するか否かを判断する。タイマ部112は、スケジュールの開始日時または終了日時が現在日時と一致する場合には、現在日時がスケジュールの開始日時または終了日時に達した旨を、イベント検出部102に通知する。
【0022】
プログラム実行部114は、アプリケーションプログラム格納部116に記録されたアプリケーションプログラムを実行する。プログラム実行部114は、アプリケーションプログラムを起動すると、当該アプリケーションを起動した旨を、イベント検出部102に通知する。
【0023】
また、プログラム実行部114は、システムプログラム格納部118に記録されたシステムプログラムを実行する。プログラム実行部114は、システムプログラムの実行において、システムプログラムが実現する特定機能の利用を開始した場合に、当該機能の利用を開始した旨を、イベント検出部102に通知する。
【0024】
アプリケーションプログラム格納部116は、各種のアプリケーションプログラムを格納する。アプリケーションプログラムとして、チャットアプリ、ゲームアプリ、対戦ゲームアプリ、カラオケ店アプリ等が例示できる。
【0025】
システムプログラム格納部118は、特定機能を実現する特定機能プログラムの一例であるシステムプログラムを格納する。システムプログラムが実現する特定機能として、アラーム機能、電話機能、モード設定機能、メディアプレーヤ機能、PoC機能、ワンセグテレビ再生機能、ウェブブラウジング機能、簡易留守録機能等が例示できる。モード設定機能として、ドライブモード設定、マナーモード設定が例示できる。
【0026】
操作入力部120は、プログラム実行部114にデータを入力する場合に、ユーザの操作を受け付けて入力データを生成する。操作入力部120として、テンキー入力が例示できる。
【0027】
表示部122は、プログラム実行部114の実行結果を表示する。特に表示部122は、ステータス情報受信部134が受信して、ステータス情報表示制御部136によって表示制御されたメンバのステータス情報を表示する。また表示部122は、報知部132が報知する報知情報を表示する。表示部122として、液晶表示装置等のフラットパネルディスプレイ装置が例示できる。
【0028】
スピーカ124は、プログラム実行部114の実行結果を、音声、楽曲等のサウンドとして出力する。またスピーカ124は、報知部132が報知する報知情報をサウンドとして出力する。
【0029】
サービス情報受信部126は、ネットワーク500に接続されたサービスサーバからのサービス情報を受信する。受信したサービス情報は、イベント検出部102に提供される。サービスサーバは、所定のサービスを提供するサーバであり、たとえば電子チケットの管理サーバ、キャスト情報を配信する情報提供サーバが例示できる。サービスサーバは、ユーザが利用するサービスに関連したサービス情報を通信端末100に通知する。
【0030】
また、サービス情報受信部126は、受信したサービス情報をサービス情報解析部128に送信する。サービス情報解析部128により解析された解析結果は、スケジュールデータとしてスケジュール格納部110に提供される。あるいはサービス情報解析部128でサービス情報から抽出された抽出データは、ステータス情報変更部104に提供される。スケジュール格納部110に提供されるスケジュールデータおよびステータス情報変更部104に提供される抽出データは、サービス情報受信部126から提供されてもよく、サービス情報解析部128から提供されてもよい。
【0031】
サービス情報解析部128は、サービス情報受信部126が受信したサービス情報を解析する。サービス情報解析部128は、サービス情報を解析して、サービス情報に含まれるスケジュール情報あるいはサービス情報に関連する絵文字データ等を抽出できる。たとえばサービス情報がチケット情報である場合には、チケット情報に含まれるサービスの開始日時、サービスの完了日時、サービス内容等を抽出する。そして、サービス内容をスケジュールのラベルとして、サービスの開始日時をスケジュールの開始日時として、サービスの完了日時をスケジュールの終了日時として、スケジュール項目データを生成できる。たとえばサービス情報がキャスト情報である場合には、キャスト情報に含まれる絵文字データを抽出できる。
【0032】
位置情報受信部130は、通信端末100の位置情報を受信する。受信した位置情報は、イベント検出部102に提供される。位置情報として、GPS(Global Positioning System)から取得した緯度および経度等の位置情報が例示できる。あるいは基地局の位置から判別した位置のセル情報等が例示できる。取得した位置情報は、たとえば緯度および経度等の位置情報から、たとえば渋谷区等の具体的な位置名称を提供するサーバを利用して、現在位置の名称に変換できる。
【0033】
報知部132は、送信部の一例であるステータス情報送信部108が、変更したステータス情報の送信に失敗した場合に、送信に失敗した旨の報知を実行する。報知部132は、たとえば、報知に失敗した旨をメッセージとして表示部122に表示させ、あるいはサウンドとしてスピーカ124から出力できる。
【0034】
ステータス情報受信部134は、メンバのステータス情報を、通信制御サーバ300およびネットワーク500を介してメンバの通信端末200から受信する。受信したメンバのステータス情報は、ステータス情報表示制御部136に提供される。
【0035】
ステータス情報表示制御部136は、ステータス情報受信部134が受信したメンバのステータス情報およびステータス情報変更部104が変更した自己のステータス情報を、表示部122に表示する制御を実行する。メンバのステータス情報を表示する制御において、メンバリスト格納部138に格納されたメンバリストを参照する。
【0036】
メンバリスト格納部138は、メンバリストを格納する。メンバリストには、登録したメンバの通信端末を識別する識別情報等が記録できる。
【0037】
図3は、通信端末100における通信方法の全体フロー例を示す。通信端末100は、自己のステータス情報を自動的に変更する処理において、まず、イベント検出処理(S800)を実行する。イベント検出処理では、自己のステータス情報を変更するべき変更イベントの発生を検出する。変更イベントが検出されると、通信端末100は、ステータス情報変更処理(S900)を実行する。ステータス情報変更処理では、変更イベントに応じて自己のステータス情報を自動的に変更する。
【0038】
通信端末100は、変更したステータス情報を送信する(S1002)。ステータス情報の送信が成功したかを判断し(S1004)、オフラインあるいは圏外等により、成功しなかったと判断された場合には、通信端末100は、送信に失敗した旨を報知する(S1006)。ユーザは、当該報知を受けて、ステータス情報の自動変更に失敗したことを迅速に知ることができる。この場合、ユーザは手動によりステータス情報を変更することができる。ステップS1004で送信に成功したと判断した場合、通信端末100は、変更したステータス情報に従って自己のステータスを表示する(S1008)。
【0039】
図4は、イベント検出処理のフロー例を示す。イベント検出処理(S800)では、タイマ部112から、現在日時がスケジュールの開始日時に達した旨の通知を受けたか否かを判断する(S802)。通知を受けたと判断された場合には、変更イベントとしてスケジュール開始イベントを設定する(S804)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。通知を受けたと判断されなかった場合には、ステップS806に進む。
【0040】
ステップS806では、タイマ部112から、現在日時がスケジュールの終了日時に達した旨の通知を受けたか否かを判断する(S806)。通知を受けたと判断された場合には、変更イベントとしてスケジュール終了イベントを設定する(S808)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。通知を受けたと判断されなかった場合には、ステップS810に進む。
【0041】
ステップS810では、アプリケーションプログラムを起動したか否かを判断する(S810)。アプリケーションプログラムを起動したと判断された場合には、変更イベントとしてアプリケーション起動イベントを設定する(S812)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。起動したと判断されなかった場合には、ステップS814に進む。
【0042】
ステップS810では、特定機能の利用を開始したかを判断する(S814)。特定機能の利用を開始したと判断された場合には、変更イベントとして機能利用イベントを設定する(S816)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。開始したと判断されなかった場合には、ステップS818に進む。
【0043】
ステップS818では、サービス情報を受信したかを判断する(S818)。サービス情報を受信したと判断された場合には、変更イベントとしてサービス情報受信イベントを設定する(S820)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。受信したと判断されなかった場合には、ステップS822に進む。
【0044】
ステップS822では、位置情報が変更されたかを判断する(S822)。位置情報が変更されたと判断された場合には、変更イベントとして位置情報変更イベントを設定する(S824)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。変更したと判断されなかった場合には、ステップS826に進む。
【0045】
ステップS826では、前回のステータス情報の変更から所定時間が経過したかを判断する(S826)。所定時間が経過したと判断された場合には、変更イベントとして不変更イベントを設定する(S828)。そしてイベント検出処理の呼出し元プログラムにリターンする(S830)。経過したと判断されなかった場合には、ステップS802に戻ってイベント検出処理を繰り返す。なお、ステップS802〜ステップS828の判断ステップおよびその後の変更イベント設定ステップの順序は、任意に入れ替えることができる。
【0046】
図5は、タイマ部112における処理フロー例を示す。タイマ部処理(S850)では、まず、スケジュール格納部110からスケジュールデータを取得する(S852)。現在日時が、取得したスケジュールデータに含まれるスケジュールの開始日時に一致するか否かを判断する(S854)。一致すると判断された場合には、現在日時がスケジュールの開始日時に一致した旨をイベント検出部102に通知する(S856)。そしてステップS852に戻ってタイマ部処理を継続する。
【0047】
ステップS854で一致していないと判断された場合には、さらに現在日時が、スケジュールデータに含まれるスケジュールの終了日時に一致するか否かを判断する(S858)。一致すると判断された場合には、現在日時がスケジュールの終了日時に一致した旨をイベント検出部102に通知する(S860)。そしてステップS852に戻ってタイマ部処理を継続する。ステップS858で一致していないと判断された場合には、ステップS852に戻ってタイマ部処理を継続する。
【0048】
図6は、スケジュール開始イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。スケジュール開始イベントの場合におけるステータス情報変更処理(S910)は、まず、スケジュール格納部110から、スケジュール開始イベントに係るスケジュール項目データを取得する(S912)。そして当該スケジュール項目データの連動データは真か否かを判断して(S914)、連動データが真の場合には、ステータス情報の状態(テキスト)を、当該スケジュール項目データのラベル(項目名)に変更する(S916)。
【0049】
さらに、ステータス情報の状態(絵文字)、応答ステータス、コメントを、当該スケジュール項目データの状態(絵文字)、応答ステータス、コメントに変更する(S918)。そしてステータス情報変更処理の呼出し元プログラムにリターンする(S919)。ステップS914で連動データが偽の場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。
【0050】
図7は、スケジュールデータの一例を示す。スケジュールデータにスケジュール項目データを含み、スケジュール項目データには、ラベル、開始日時、終了日時、電話応答ステータス、メール応答ステータス、PoC応答ステータス、コメントおよび連動データを含んでよい。たとえば、スケジュール開始イベントに係るスケジュール項目データとして、ラベルが「社内会議」のスケジュール項目データが取得された場合、連動データは「ON」すなわち真なので、ステータス情報の状態(テキスト)が「社内会議」に変更される。
【0051】
また、ステータス情報の電話応答ステータス、メール応答ステータス、PoC応答ステータス、コメントの各々は、該当するスケジュール項目データの各データ、すなわち「応答NG」、「後で返信」、「参加NG」、「プロジェクト会議です」に変更される。スケジュール項目データにて状態(絵文字)が指定されていない場合は、規定の絵文字が状態として設定される。スケジュール項目データに状態(絵文字)が含まれる場合は、ステータス情報の状態(絵文字)をスケジュール項目データで指定された状態(絵文字)に変更する。
【0052】
図8は、スケジュール終了イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。スケジュール終了イベントの場合におけるステータス情報変更処理(S920)は、まず、スケジュール格納部110から、スケジュール終了イベントに係るスケジュール項目データを取得する(S922)。当該スケジュール項目データの連動データは真か否かを判断して(S924)、真の場合は、ステータス情報の状態(テキスト)、状態(絵文字)、応答ステータス、コメントを、デフォルトの状態(テキスト)、状態(絵文字)、応答ステータス、コメントに変更する(S926)。そしてステータス情報変更処理の呼出し元プログラムにリターンする(S928)。ステップS924で連動データが偽の場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。
【0053】
なお、デフォルトの状態(テキスト)等は、予め定めたものであっても良い。あるいは、当該終了に係るスケジュール項目イベントの開始前の状態(テキスト)等に戻すものであってもよい。
【0054】
図9は、アプリケーション起動イベントまたは機能利用イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。アプリケーション起動イベントまたは機能利用イベントの場合におけるステータス情報変更処理(S930)は、イベントリスト格納部106から、起動したアプリケーションプログラムまたは利用を開始した機能に係る項目データを取得する(S932)。当該項目データの連動データは真か否かを判断して(S934)、真の場合には、ステータス情報の状態(テキスト)、状態(絵文字)、応答ステータス、コメントを、当該項目データの状態(テキスト)、状態(絵文字)、応答ステータス、コメントに変更する(S936)。そしてステータス情報変更処理の呼出し元プログラムにリターンする(S938)。ステップS934で連動データが偽の場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。
【0055】
図10は、アプリケーション起動イベントのイベントリスト例を示す。たとえば、アプリケーション起動イベントとしてチャットアプリケーションが起動された場合には、ステータス情報の各項目を起動アプリケーションが「チャット」に該当する項目データの各項目に変更する。すなわち、ステータス情報の状態(テキスト)を「チャット中」に変更して、電話応答ステータス、メール応答ステータスおよびPoC応答ステータスを「応答NG」、「後で返信」、「参加NG」に変更する。なお項目データのコメントには何も指定されていないので、コメントは変更しない、あるいはブランクで表示するようにできる。
【0056】
図11は、機能利用イベントのイベントリスト例を示す。たとえば、機能利用イベントとしてアラーム機能の利用開始を検出した場合には、ステータス情報の各項目を、利用機能が「アラーム」に該当する項目データの各項目に変更する。すなわち、ステータス情報の状態(テキスト)を「おはよう」に変更して、状態(絵文字)をニコニコマークに変更する。なお項目データの応答ステータスおよびコメントには何も指定されていないので、ステータス情報の応答ステータスは変更しないように、コメントは変更しない、あるいはブランクで表示するようにできる。
【0057】
図12は、サービス情報受信イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。サービス情報受信イベントの場合におけるステータス情報変更処理(S940)は、サービス情報受信イベントの連動データは真か否かを判断して(S942)、真の場合にサービス情報の解析処理を実行する(S944)。ステップS942で連動データが偽の場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。サービス情報の解析処理(S944)の後、にスケジュール項目データを抽出したか否かを判断する(S946)。スケジュール項目を抽出したと判断した場合には、抽出したスケジュール項目データをスケジュール格納部110のスケジュールデータに追加する(S948)。
【0058】
ステップS946でスケジュール項目データを抽出しなかったと判断した場合には、絵文字を抽出したか否かをさらに判断して(S950)絵文字を抽出した場合には、ステータス情報の状態(テキスト)を、抽出した絵文字に対応する状態(テキスト)に変更する(S952)。ステップS950で絵文字を抽出しないと判断した場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。ステップS948およびステップS952の後にステータス情報変更処理の呼出し元プログラムにリターンする(S954)。
【0059】
ステップS946において、スケジュール項目データを抽出した場合は、当該スケジュール項目データがスケジュールデータに追加されるので、スケジュール項目データの開始日時に達した段階で、スケジュール開始イベントが検出できる。なお、スケジュール項目データを抽出した場合、スケジューラとの連携を示す絵文字を、たとえば抽出の度に表示してもよい。また、サービス情報にキャスト情報を含む場合には絵文字が抽出されて、絵文字に対応する状態(テキスト)にステータス情報の状態(テキスト)が変更される。なお、絵文字に対応する状態(テキスト)は予め記録しておくことができる。
【0060】
図13は、サービス情報解析部128における処理フロー例を示す。サービス情報の解析処理(S944)では、まず、サービス情報は、チケット情報か否かを判断する(S956)。チケット情報である場合は、チケット情報から、サービス開始日時を抽出する(S958)。たとえばチケット情報に含まれるテキストをマイニングして、日時あるいは時間に関連する単語を抽出する。抽出した単語が開始に関するものか終了に関するものかを判断すれば、開始に関連する単語の近傍に配置された数字データから開始日時を抽出できる。
【0061】
そしてサービス終了日時を抽出または算出する(S960)。たとえば提供するサービスの継続時間が明らかな場合(映画の場合上映時間等)には、開始日時に継続時間を加えれば終了日時を算出できる。開始日時を抽出する場合と同様に、サービス情報をテキストマイニングして終了日時を抽出できることはいうまでもない。
【0062】
さらにスケジュール項目データの各要素に図示のような各値をセットする(S962)。たとえば、スケジュール項目データのラベル、開始日時、終了日時、電話等の応答ステータスおよびコメントには、各々、サービス名称、サービス開始日時、サービス終了日時、具体的な電話等の応答ステータス、"「サービス名称」中です"等の具体的なコメントをセットできる。
【0063】
ステップS956でサービス情報ではないと判断した場合には、さらにサービス情報はキャスト情報か否かを判断する(S964)。キャスト情報であると判断された場合には、キャスト情報に含まれる絵文字を抽出する(S966)。ステップS964でキャスト情報でないと判断された場合、ステップS963およびステップS966の後、サービス情報の解析処理の呼出し元プログラムにリターンする(S968)。
【0064】
図14は、位置情報変更イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。位置情報変更イベントの場合においてステータス情報変更処理(S970)は、位置情報変更イベントの連動データは真か否かを判断する(S972)。真の場合には、位置情報から現在位置の名称テキストを取得する(S974)。連動データが偽の場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。
【0065】
ステップS974で現在位置の名称テキストを取得すると、ステータス情報の状態(テキスト)を、取得した現在位置の名称テキストに変更する(S976)。そしてステータス情報変更処理の呼出し元プログラムにリターンする(S978)。なお、位置情報が予め登録した緯度および経度の近傍であるか否か、あるいは位置情報から取得された現在位置の名称が予め登録した位置名称に一致するか否かを判断して、登録した緯度および経度の近傍あるいは位置名称である場合には、ステータス情報の状態(テキスト)を「おうち」、「会社」等の名称テキストに変更してもよい。
【0066】
図15は、不変更イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。不変更イベントの場合におけるステータス情報変更処理(S980)は、不変更イベントの連動データは真か否かを判断する(S982)。真の場合には、ステータス情報の状態(テキスト)を、「不明」に変更して(S984)、ステータス情報変更処理の呼出し元プログラムにリターンする(S986)。ステップS982で連動データが偽の場合は、図3のステップS800に戻り、イベント検出の処理から繰り返す。
【0067】
図16は、通信制御サーバ300の機能ブロック例を示す。通信制御サーバ300は、制御部302、ステータス情報受信部304、ステータス情報送信部306、ユーザデータベース308を備える。ユーザデータベース308には、ユーザ情報310を有する。ユーザ情報310にはメンバリスト312とステータス情報変換リスト314とを含む。
【0068】
制御部302は、ステータス情報の送受信およびユーザデータベース308へのアクセスを制御する。ステータス情報受信部304は、通信端末100から送信されたユーザのステータス情報を受信する。ステータス情報送信部306は、ユーザについて登録されたメンバの通信端末200に送信するよう制御部302によって制御されたユーザのステータス情報を、メンバの通信端末200に送信する。ユーザデータベース308は、ユーザ情報310を格納する。ユーザデータベース308は、制御部からのアクセス要求に従ってユーザ情報310を送り返すことができる。
【0069】
メンバリスト312は、ユーザごとに登録されたメンバの通信端末200の識別情報を記録する。ユーザ情報310には、ユーザごとのステータス情報変換リスト314を備えてよく、ユーザについて受信したステータス情報を、ステータス情報変換リスト314に従って変換できる。
【0070】
ステータス情報変換リスト314には、スケジュール格納部110に格納されたスケジュールデータあるいはイベントリスト格納部106に格納されたイベントリストと同様の変換データを変更イベントについて記録できる。前記した実施形態では、通信端末100においてステータス情報を変更する例を説明したが、ステータス情報変換リスト314により、通信制御サーバ300においてステータス情報を変更してもよい。
【0071】
図17は、通信制御サーバ300における処理フロー例を示す。まず、ステータス情報を受信したか否かを判断して(S1102)、ステータス情報を受信した場合には、ユーザを特定してユーザ情報310を抽出する(S1104)。次に、ステータス情報をステータス情報変換リスト314に従って変換して(S1106)、メンバリスト312に登録されたメンバの通信端末200に変換したデータを送信する(S1108)。
【0072】
図18は、本実施形態に係る通信端末100または通信制御サーバ300のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係る通信端末100または通信制御サーバ300は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、および表示装置1580を有するCPU周辺部を備える。また通信端末100または通信制御サーバ300は、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、およびCD−ROMドライブ1560を有する入出力部を備える。さらに通信端末100または通信制御サーバ300は、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、および入出力チップ1570を有するレガシー入出力部を備える。
【0073】
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505およびグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510およびRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部を制御する。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
【0074】
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、CD−ROMドライブ1560を接続する。通信インターフェイス1530は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ1540は、通信端末100または通信制御サーバ300内のCPU1505が使用するプログラムおよびデータを格納する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。
【0075】
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、および入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、通信端末100または通信制御サーバ300が起動時に実行するブート・プログラム、通信端末100または通信制御サーバ300のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
【0076】
RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供される通信プログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。通信プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM1520を介して通信端末100または通信制御サーバ300内のハードディスクドライブ1540にインストールされ、CPU1505において実行される。通信端末100または通信制御サーバ300にインストールされて実行される通信プログラムは、CPU1505等に働きかけて、通信端末100または通信制御サーバ300を、図1から図17にかけて説明した各部として機能させる。
【0077】
すなわち、当該通信プログラムは、通信端末100を、イベント検出部102、ステータス情報変更部104、イベントリスト格納部106、ステータス情報送信部108、スケジュール格納部110、タイマ部112、プログラム実行部114、およびアプリケーションプログラム格納部116として機能させる。また通信端末100を、システムプログラム格納部118、操作入力部120、表示部122、スピーカ124、サービス情報受信部126、サービス情報解析部128、位置情報受信部130および報知部132として機能させる。さらに通信端末100を、ステータス情報受信部134、ステータス情報表示制御部136およびメンバリスト格納部138として機能させる。また、当該通信プログラムは、通信制御サーバ300を、制御部302、ステータス情報受信部304、ステータス情報送信部306およびユーザデータベース308として機能させる。
【0078】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本実施形態の通信端末100を含む全体システム10の一例を示す。
【図2】通信端末100の機能ブロック例を示す。
【図3】通信端末100における通信方法の全体フロー例を示す。
【図4】イベント検出処理のフロー例を示す。
【図5】タイマ部112における処理フロー例を示す。
【図6】スケジュール開始イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。
【図7】スケジュールデータの一例を示す。
【図8】スケジュール終了イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。
【図9】アプリケーション起動イベントまたは機能利用イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。
【図10】アプリケーション起動イベントのイベントリスト例を示す。
【図11】機能利用イベントのイベントリスト例を示す。
【図12】サービス情報受信イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。
【図13】サービス情報解析部128における処理フロー例を示す。
【図14】位置情報変更イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。
【図15】不変更イベントの場合にステータス情報を変更する処理のフロー例を示す。
【図16】通信制御サーバ300の機能ブロック例を示す。
【図17】通信制御サーバ300における処理フロー例を示す。
【図18】本実施形態に係る通信端末100または通信制御サーバ300のハードウェア構成の一例を示す。
【符号の説明】
【0080】
10 全体システム
100 通信端末
102 イベント検出部
104 ステータス情報変更部
106 イベントリスト格納部
108 ステータス情報送信部
110 スケジュール格納部
112 タイマ部
114 プログラム実行部
116 アプリケーションプログラム格納部
118 システムプログラム格納部
120 操作入力部
122 表示部
124 スピーカ
126 サービス情報受信部
128 サービス情報解析部
130 位置情報受信部
132 報知部
134 ステータス情報受信部
136 ステータス情報表示制御部
138 メンバリスト格納部
200 通信端末
300 通信制御サーバ
302 制御部
304 ステータス情報受信部
306 ステータス情報送信部
308 ユーザデータベース
310 ユーザ情報
312 メンバリスト
314 ステータス情報変換リスト
500 ネットワーク
1505 CPU
1510 ROM
1520 RAM
1530 通信インターフェイス
1540 ハードディスクドライブ
1550 フレキシブルディスク・ドライブ
1560 CD−ROMドライブ
1570 入出力チップ
1575 グラフィック・コントローラ
1580 表示装置
1582 ホスト・コントローラ
1584 入出力コントローラ
1590 フレキシブルディスク
1595 CD−ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに設けられた通信制御装置を利用して、登録したメンバの通信端末に、自己のステータス情報を配信する通信端末であって、
前記ステータス情報の変更条件に合致する変更イベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が前記変更イベントを検出した場合に、前記ステータス情報を前記変更イベントに応じたステータス情報に変更するステータス情報変更部と、
前記ステータス情報変更部が変更した前記ステータス情報を、前記メンバの通信端末に配信すべく前記通信制御装置に送信する送信部と、
を備える通信端末。
【請求項2】
スケジュールデータを格納するスケジュールデータ格納部、をさらに備え、
前記イベント検出部は、現在時刻が前記スケジュールデータに含まれる日時に達したことを前記変更イベントとして検出し、
前記ステータス情報変更部は、前記ステータス情報を、前記スケジュールデータに応じて変更する、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項3】
アプリケーションプログラムを実行するプログラム実行部、をさらに備え、
前記イベント検出部は、前記アプリケーションプログラムの起動を前記変更イベントとして検出し、
前記ステータス情報変更部は、前記ステータス情報を、起動した前記アプリケーションプログラムに応じて変更する、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項4】
特定機能を実現する特定機能プログラムを実行するプログラム実行部、をさらに備え、
前記イベント検出部は、前記特定機能の利用開始を前記変更イベントとして検出し、
前記ステータス情報変更部は、前記ステータス情報を、利用を開始した前記特定機能に応じて変更する、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項5】
前記ネットワークに接続されたサービスサーバからのサービス情報を受信するサービス情報受信部、をさらに備え、
前記イベント検出部は、受信した前記サービス情報の変更、または前記サービス情報に基づきスケジュールされた日時に達したことを前記変更イベントとして検出し、
前記ステータス情報変更部は、前記ステータス情報を、受信した前記サービス情報に応じて、または前記サービス情報に基づくスケジュールデータに応じて変更する、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項6】
前記通信端末の位置情報を受信する位置情報受信部、をさらに備え、
前記イベント検出部は、前記位置情報の変更を前記変更イベントとして検出し、
前記ステータス情報変更部は、前記ステータス情報を、前記位置情報に応じて変更する、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項7】
前記ステータス情報変更部は、前記変更イベントに関連付けて記録した連動データが真の場合に前記ステータス情報を変更し、前記連動データが偽の場合に前記ステータス情報を変更しない、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項8】
前記送信部が、変更した前記ステータス情報の送信に失敗した場合に、送信に失敗した旨の報知を実行する報知部、をさらに備える、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項9】
ネットワークに設けられた通信制御装置を利用して、登録したメンバの通信端末に、自己のステータス情報を配信する通信方法であって、
前記ステータス情報の変更条件に合致する変更イベントを検出するイベント検出段階と、
前記イベント検出段階で前記変更イベントを検出した場合に、前記ステータス情報を前記変更イベントに応じたステータス情報に変更するステータス変更段階と、
前記ステータス変更段階で変更したステータス情報を、前記メンバの通信端末に配信すべく前記通信制御装置に送信する送信段階と、
を備える通信方法。
【請求項10】
ネットワークに設けられた通信制御装置を利用して、登録したメンバの通信端末に、自己のステータス情報を配信する通信端末で使用する通信プログラムであって、前記通信端末を、
前記ステータス情報の変更条件に合致する変更イベントを検出するイベント検出部、
前記イベント検出部が前記変更イベントを検出した場合に、前記ステータス情報を前記変更イベントに応じたステータス情報に変更するステータス情報変更部、
前記ステータス情報変更部が変更したステータス情報を、前記メンバの通信端末に配信すべく前記通信制御装置に送信する送信部、
として機能させる通信プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−88702(P2009−88702A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−252540(P2007−252540)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(501440684)ソフトバンクモバイル株式会社 (654)
【Fターム(参考)】