説明

通信装置及び通信管理システム

【課題】 機器の設置状況を把握するのに好適な通信装置及びシステムを提供する。
【解決手段】 無線パケット通信網100に接続可能なデータ回線終端装置である通信モジュール11と、該通信モジュール11とデータ端末装置20との間に介在するとともに通信モジュール11を用いたデータ端末装置20による通信を制御する制御手段12とを備え、該制御手段12は、データ端末装置20から第1の管理サーバ210に送出される通信電文からデータ端末装置20を一意に識別可能な識別情報を抽出するとともに該識別情報を記憶手段13に記憶し、データ端末装置20と第1の管理サーバ210との間の通信のない時に通信モジュール11を用いて前記識別情報を第2の管理サーバ310に送出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機の販売情報収集などのテレメトリングの分野や、移動体への交通情報配信などのテレマティクスの分野などで用いられる通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線パケット通信網を介して情報の収集や配信等を行うテレメトリングやテレマティクスが普及してきている。テレメトリングとは、元来は、通信回線を使って計量器の計量値を読み出す仕組みのことの総称であった。しかし、近年は、一般的に、データの読み取りだけでなく、機器の動作監視や遠隔制御にも用いる用語である。テレメトリングの代表的な例としては、自動販売機の販売管理システム,ガス・水道などの使用量管理システム、無人駐車場における管理システムなどが挙げられる。自動販売機の販売管理システムについては特許文献1を参照されたい。また、テレマティクスとは、自動車などの移動体に通信システムを組み合わせてリアルタイムに情報サービスを提供することを意味する。テレマティクスの代表的な例としては、自動車に設置した端末に交通情報やナビゲーション情報をリアルタイムに提供する車載情報システムなどが挙げられる。
【0003】
このような分野においては、遠隔地において無線パケット通信網に接続するためのデータ回線終端装置(DCE:Data Circuit-terminating Equipment)と、該データ回線終端装置を用いるデータ端末装置(DTE:Data Terminal Equipment)とを配置している。例えば、自動販売機の販売管理システムにおいては、販売制御や庫内の温度制御を行う制御装置がデータ端末装置に相当する。各データ端末装置は、定期的に又は任意時に、データ回線終端装置を介して所定のネットワークに接続し、該ネットワークを介して所定の管理コンピュータに接続する。そして、管理コンピュータに接続したデータ端末装置は、種々の管理対象データを送信する。
【特許文献1】特開2003−51056号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような分野においては、管理コンピュータにおいてデータ端末装置を管理しているものの、管理内容は主として管理機器における各種動作に関するデータであり、各データ端末装置の設置状況については十分な管理を行っていない場合もある。また、管理コンピュータにおいて各データ端末装置の設置状況を管理している場合であっても、当該管理データを正確に維持することは困難であった。例えば、設置先店舗の従業員等が、データ端末装置の配置を勝手に替えてしまったり、予備のデータ端末装置に勝手に交換してしまうことがあり、このような変更が管理データに反映されないことがある。このため、システム管理者が保守・運用のために管理データが示す設置場所に出向いても、その場所に目的のデータ端末装置が設置されておらず、保守・運用業務に支障を来すことがあった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機器の設置状況を把握するのに好適な通信装置及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願では、無線パケット通信網に接続可能なデータ回線終端装置である通信モジュールと、該通信モジュールとデータ端末装置との間に介在するとともに通信モジュールを用いたデータ端末装置による通信を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、データ端末装置から第1の管理サーバに送出される通信電文からデータ端末装置を一意に識別可能な識別情報を抽出するとともに該識別情報を記憶手段に記憶し、データ端末装置と第1の管理サーバとの間の通信のない時に通信モジュールを用いて前記識別情報を第2の管理サーバに送出することを特徴とする通信装置を提案する。
【0007】
本発明によれば、データ端末装置の通信相手先である第1の管理サーバとは別に、第2の管理サーバにおいてデータ端末装置の識別情報を入手可能となる。そして、第2の管理サーバへの識別情報は、データ端末装置ではなく通信装置の制御部が送信する。すなわち、データ端末装置に改造・変更等を加えることなく、第2の管理サーバにおいてデータ端末装置の識別情報を入手可能となる。これにより、第1の管理サーバにおけるデータ端末装置の管理とは別に、第2の管理サーバにおいても独自のデータ端末装置の管理が可能となる。したがって、第2の管理サーバにおいて、例えばデータ端末装置の識別情報を通信モジュールの識別情報とを関連づけて管理することが可能となり、従来よりも柔軟且つ有効的な管理が可能となる。
【0008】
本発明の典型的な運用形態としては、第1の管理サーバがデータ端末装置を集中管理するシステムが挙げられる。このようなシステムは、従来から、データ端末装置に通信モジュールを接続することで構築可能である。本願発明では、このようなシステムを前提として、データ端末装置と通信モジュールの間に制御手段を介在させている。そして、第2の管理サーバが、前記制御手段及び通信モジュールからなる通信装置を集中管理する。さらに、第2の管理サーバが、データ端末装置の識別情報を前記通信装置の管理情報とともに管理する。なお、データ端末装置の識別情報としては、データ端末装置と第1の管理サーバとの間の、OSI参照モデルのアプリケーション層に相当する通信におけるデータ端末装置の識別情報が挙げられる。
【0009】
また、本願では、上記通信装置において、前記制御手段が、無線パケット通信網が提供する位置情報サービスを利用して設置場所の位置情報を取得し、該位置情報を前記識別情報とともに記憶手段に記憶するとともに第2の管理サーバに送出することを特徴とするものを提案する。また、本願では、上記通信装置において、設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記制御手段は、位置情報取得手段から位置情報を取得し、該位置情報を前記識別情報とともに記憶手段に記憶するとともに第2の管理サーバに送出することを特徴とするものを提案する。
【0010】
本発明によれば、制御手段が設置場所の位置情報を取得可能なので、第2の管理サーバにおいて各データ端末装置の位置情報を管理することができる。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように本発明によれば、第1の管理サーバにおけるデータ端末装置の管理とは別に、第2の管理サーバにおいても独自のデータ端末装置の管理が可能となる。したがって、第2の管理サーバにおいて、例えばデータ端末装置の識別情報を通信モジュールの識別情報とを関連づけて管理することが可能となり、従来よりも柔軟且つ有効的な管理が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の一実施の形態に係る通信管理システムについて図面を参照して説明する。本実施の形態では、電子財布として機能する非接触ICカードとの間で電子マネーでの決済処理を行う電子マネー端末を集中管理するシステムについて説明する。まず、本管理システムの全体構成について図1の構成図を参照して説明する。
【0013】
この管理システムは、図1に示すように、無線パケット通信網100と、該無線パケット通信網100に接続可能な通信装置10と、該通信装置10と接続した電子マネー端末20とを備えている。電子マネー端末20は、単独で又はPOS端末30などの外部機器と接続して電子マネーの決済処理を行う。また、電子マネー端末20は、通信装置10を用いて無線パケット通信網100に接続し、該無線パケット通信網100を介して電子マネー事業者のLAN200内にある電子マネー管理サーバ210と電子マネー管理に関する通信を行う。通信装置10は、単独で無線パケット通信網100に接続し、通信装置10の管理者のLAN300内にある通信装置管理サーバ310と通信装置等の管理に関する通信を行う。通信管理者のLAN300内には、電子マネー事業者などの利用者に対して各種情報提供サービスを行うための情報提供サーバ320が設置されている。情報提供サーバ320は、通信装置管理サーバ310と連携して、電子マネー端末20の稼働状況や設置状況、該電子マネー端末20に接続した通信装置10の稼働状況や属性情報などを、インターネット400などを介して提供する。電子マネー事業者は、自社のLAN200内の利用者端末220等を用いて情報提供サーバ320に接続することにより、各種管理情報を取得することができる。なお、各ネットワーク間の接続は周知の中継装置(図示省略)により接続されている。
【0014】
無線パケット通信網100に収容されるデータ回線終端装置(DCE:Data Circuit terminating Equipment)には、通信事業者によって予め電話番号が割り当てられている。また、無線パケット通信網100は、データ回線終端装置に対して接続時に固定IPアドレスを付与する。したがって、該固定IPアドレスは電話番号と関連づけられており、当該関連づけは利用者により設定可能となっている。また、無線パケット通信網100は、データ回線終端装置に対して位置情報を提供するサービスを行っている。
【0015】
通信装置10及び電子マネー端末20の構成について図2の構成図を参照して説明する。図2に示すように、通信装置10は、無線パケット通信網100に接続するための通信モジュール11と、該通信モジュール11と電子マネー端末20との間に介在する制御装置12と、各種情報を記憶する記憶装置13と、制御装置12の動作を切り替えるための設定スイッチ14とを備えている。
【0016】
制御装置12は、電子マネー端末20が通信モジュール11を用いた通信を行う際には、当該通信の中継制御を行うだけでなく、必要に応じて通信電文の変換処理や接続処理を行う。例えば、電子マネー端末20が無線パケット通信網100のサービス・プロトコル等に対応していない場合に、電子マネー端末20を代理して認証処理やアドレス変換処理などサービスや機器等の相違を吸収するような処理を行う。これにより、電子マネー端末20に改造・変更等を加えることなく、種々のネットワークサービスを採用することができる。なお、電子マネー端末20による通信においては、当該電子マネー端末20がデータ端末装置(DTE:Data Terminal Equipment)に相当し、通信装置10全体がデータ回線終端装置に相当する。
【0017】
また、制御装置12は、電子マネー端末20による通信モジュール11を用いた通信中に、該通信の電文から電子マネー端末20を一意に識別する識別情報である端末IDと日時情報を抽出し、該端末ID及び日時情報を記憶装置13に記憶する。端末IDと日時情報の抽出方法の詳細については後述する。また、制御装置12は、通信モジュール11を用いて無線パケット通信網100から位置情報を取得して記憶装置13に記憶する。さらに、制御装置12は、電子マネー端末20による通信がないときに、通信装置管理サーバ310からの情報取得要求に応じて前記記憶装置13に記憶した端末ID,日時情報及び位置情報を通信装置管理サーバ310に送信する。このような情報の抽出・記憶・送信処理は、設定スイッチ14がオンとなっている場合にのみ実施する。なお、通信装置10と通信装置管理サーバ310との通信においては、制御装置12がデータ端末装置に相当し、通信モジュール11がデータ回線終端装置に相当する。
【0018】
電子マネー端末20は、図2に示すように、ICカードに対して非接触でデータの読み書きを行うICカードリーダライタ21と、該ICカードリーダライタ21を用いてICカードを用いた電子マネー決済を行う電子マネー制御装置22とを備えている。決済額の入力手段は、電子マネー端末20にテンキーなどの入力装置を設けるか、或いは、POS端末30などの外部装置を用いてもよい。
【0019】
電子マネー制御装置22は、決済データを所定の記憶装置(図示省略)に蓄積し、定期的(例えば週1回)に蓄積決済データを電子マネー管理サーバ210に送信する。電子マネー制御装置22と電子マネー管理サーバ210との間の通信は、通信経路の形成手段としてTCP/IPが用いられ、OSI参照モデルのアプリケーション層に相当するレイヤでは独自の通信プロトコル(以下「電子マネープロトコル」と呼ぶ。)が用いられる。
【0020】
電子マネープロトコルにおけるパケット(フレーム)の構造について図3を参照して説明する。図3に示すように、当該パケットのヘッダ部は、通信連番,電文種別,ステータス,命令種別,データサイズを含む。ここで、通信の初期の認証段階では、コンテナ部は電子マネー端末20の端末ID及び通信にかかる日時情報を含む。なお、認証後のシーケンスにおいては、コンテナ部は暗号化された決済情報などを含む。
【0021】
通信装置管理サーバ310は、通信装置10と電子マネー端末20とを互いに関連づけて管理している。図4に通信装置管理サーバ310における管理データの一例を示す。管理データは、図4に示すように、通信装置10の管理情報として電話番号・IPアドレス・位置情報を含み、また、電子マネー端末20の管理情報として端末ID・最終通信日時を含む。管理データのうち通信装置10の位置情報と電子マネー端末20の端末ID及び最終通信日時は、各通信装置10から収集する。該情報収集は、情報提供サーバ320からの情報取得要求に応じて、又はコンソール等からの入力の応じて実施される。
【0022】
情報提供サーバ320は、通信装置管理サーバ310により管理されている管理データを利用者(ここでは電子マネー事業者)に対して提供する。具体的には、通信装置管理サーバ310の管理データを種々の視点から加工しWebサービスの形態で利用者端末220に提供する。また、情報提供サーバ320は、利用者端末220からの情報取得要求があると、当該情報取得要求を通信装置管理サーバ310に中継する。
【0023】
次に、本実施の形態に係る通信装置10の動作について図5のフローチャートを参照して説明する。通信装置10の制御装置12は、電子マネー端末20から電子マネー管理サーバ210の通信要求があると、当該通信要求を通信モジュール11に中継し、以降の電子マネー端末20と電子マネー管理サーバ210との通信を中継制御する(ステップS1)。ここで、制御装置12は、電子マネー端末20から電子マネー管理サーバ210間の通信において、電子マネープロトコルのパケットから端末ID及び日情報を抽出し、記憶装置13に記憶する。具体的には、電子マネープロトコルのパケットが認証段階のものであるかを判定し、認証段階のものならば、コンテナ部に含まれる端末ID及び日情報を抽出する。当該パケットが認証段階のものであるか否かは、ヘッダ部の各情報が所定のパターンであるか否かによる判定すればよい。次に、通信装置10の制御装置12は、電子マネー端末20と電子マネー管理サーバ210との通信が終了したことを検出すると(ステップS3)、無線パケット通信網100から位置情報を取得し、記憶装置13に記憶する(ステップS4)。以上の処理により、記憶装置13には、直近に行った通信について電子マネー端末20の端末ID、日時情報、位置情報が記憶される。
【0024】
次に、本実施の形態に係る情報提供サービスについて図6のシーケンスチャートを参照して説明する。電子マネー事業者は、利用者端末220を用いて情報提供サーバ320にアクセスし、電子マネー端末20又は通信装置10を指定した情報取得要求を送信すると(ステップS11)、情報提供サーバ320は当該要求を通信装置管理サーバ310に中継する(ステップS12)。通信装置管理サーバ310は、当該通信装置10に対して情報取得要求を送信する(ステップS13)。情報取得要求を受信した通信装置10は、記憶装置13に記憶されている端末ID・日時情報・位置情報を通信装置管理サーバ310に送信する(ステップS14)。通信装置管理サーバ310は、通信装置10から受信した情報を管理データと記憶するとともに、情報提供サーバ320に提供する(ステップS15)。情報提供サーバ320は、通信装置管理サーバ310から取得した管理データをWebサービスとして利用者端末220に提供する(ステップS16)。以上の処理により、電子マネー端末20及び通信装置10の最新の状況データが利用者端末220に提供される。
【0025】
このように本実施の形態に係る通信管理システムによれば、電子マネー管理サーバ210とは別に通信装置管理サーバ310において、各通信装置10の管理情報と該通信装置10に接続された電子マネー端末20の端末ID等の情報を関連づけて管理しているので、電子マネー端末20の設置状況等の追跡・把握に有益となる。特に、本実施の形態では通信装置10の位置情報を取得・管理しているので、電子マネー端末20の設置状況等の追跡・把握を容易に行うことができる。また、本実施の形態では、電子マネー管理サーバ210や電子マネー端末20に改造・変更を行うことなく上記効果を得ることができるので、システムの構築コスト等の観点から好適である。
【0026】
以上本発明の一実施の形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、通信装置10は無線パケット通信網100の提供する位置情報取得サービスを利用して位置情報を取得していたが、他の方法により位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、GPS機能付きの通信モジュール11を用いる方法や、別途GPS装置を内蔵する方法などが挙げられる。
【0027】
また、上記実施の形態では、電子マネー端末20による通信の終了毎に位置情報を取得しているが、当該通信終了と同期させず、適当なタイミングで取得するようにしてもよい。例えば、1日1回など定時に位置情報を取得する方法や、通信装置管理サーバ310からの情報取得要求を受けて位置情報を取得する方法などが挙げられる。
【0028】
また、上記実施の形態では、通信管理システムの一例として電子マネー端末の管理システムについて説明したが、他のテレメトリングやテレマティクスのシステムにおいても本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】通信管理システムの構成図
【図2】電子マネー端末及び通信装置の構成図
【図3】電子マネープロトコルのパケット構造図
【図4】通信装置管理サーバにおける管理データの一例
【図5】通信装置の動作を説明するフローチャート
【図6】情報提供サービスを説明するシーケンスチャート
【符号の説明】
【0030】
10・・・通信装置、11・・・通信モジュール、12・・・制御部、13・・・記憶装置、14・・・設定スイッチ、20・・・電子マネー端末、21・・・ICカードリーダライタ、22・・・電子マネー制御装置、30・・・POS端末、100・・・無線パケット通信網、200・・・電子マネー事業者のLAN、210・・・電子マネー管理サーバ、220・・・利用者端末、300・・・通信装置の管理者のLAN、310・・・通信装置管理サーバ、320・・・情報提供サーバ、400・・・インターネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線パケット通信網に接続可能なデータ回線終端装置である通信モジュールと、
該通信モジュールとデータ端末装置との間に介在するとともに通信モジュールを用いたデータ端末装置による通信を制御する制御手段とを備え、
該制御手段は、データ端末装置から第1の管理サーバに送出される通信電文からデータ端末装置を一意に識別可能な識別情報を抽出するとともに該識別情報を記憶手段に記憶し、データ端末装置と第1の管理サーバとの間の通信のない時に通信モジュールを用いて前記識別情報を第2の管理サーバに送出する
ことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記制御手段は、無線パケット通信網が提供する位置情報サービスを利用して設置場所の位置情報を取得し、該位置情報を前記識別情報とともに記憶手段に記憶するとともに第2の管理サーバに送出する
ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
前記制御手段は、位置情報取得手段から位置情報を取得し、該位置情報を前記識別情報とともに記憶手段に記憶するとともに第2の管理サーバに送出する
ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項4】
前記識別情報は、データ端末装置と第1の管理サーバとの間の、OSI参照モデルのアプリケーション層に相当する通信におけるデータ端末装置の識別情報である
ことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の通信装置。
【請求項5】
無線パケット通信網に接続可能なデータ回線終端装置である通信モジュールと、該通信モジュールを用いた通信を制御する制御手段とを有する通信装置と、
該通信装置を用いて通信を行うデータ端末装置と、
前記データ端末装置を集中管理する第1の管理サーバとを備え、
前記通信装置を集中管理する第2の管理サーバと、
前記通信装置の制御手段は、データ端末装置から第1の管理サーバに送出される通信電文からデータ端末装置を一意に識別可能な識別情報を抽出するとともに該識別情報を記憶手段に記憶し、データ端末装置と第1の管理サーバとの間の通信のない時に通信モジュールを用いて前記識別情報を第2の管理サーバに送出し、
第2の管理サーバは、通信モジュールを一意に識別可能な識別情報と該通信装置から受信したデータ端末装置の識別情報とを関連づけて記憶手段に記憶する
ことを特徴とする通信管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−147754(P2008−147754A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−329411(P2006−329411)
【出願日】平成18年12月6日(2006.12.6)
【出願人】(000001845)サンデン株式会社 (1,791)
【Fターム(参考)】