説明

通信装置

【課題】余計な電流を消費せず、信号を受信しない場所においてもアンテナ部と本体部の接続状態を検知することができ、汎用性を高くする。
【解決手段】アンテナ11を介して受信した信号をアンプ13により増幅して出力するアンテナ部10と、アンテナ部10からの信号を同軸ケーブル3を介して入力する本体部20とを備え、本体部20に直接又はアンテナ部10から入力した熱雑音の信号レベルを検知するレベル検知部241と、本体部20に熱雑音が入力したときレベル検知部241から供給される信号レベルが閾値を超えたか超えていないかを判定する比較部244と、比較部244で閾値を超えていないと判定した場合にアンテナ部10と本体部20が非接続であると判断して通知を出力する信号処理部28とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばアンテナ部と本体部の接続状態を検知する通信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アンテナ部と本体部の間の接続状態を検知する技術が、特許文献1,2,3に開示されている。例えば、特許文献1によれば、アンテナ部がアンテナ接続検出抵抗器を備え、本体部が電源供給回路とアンテナ接続検出回路を備えており、電源供給回路がアンテナ部に電圧を印加し、アンテナ接続検出回路がアンテナ接続検出抵抗器に電流が流れたことを検出することで、アンテナ部と本体部の接続を検知するよう構成されている。
また、特許文献2によれば、本体部に備えたアンテナ接続検出回路が受信波を検波してアンテナ部と本体部の接続を検知するよう構成されている。
さらに、特許文献3によれば、本体部の信号処理部(CPU)が電源回路を監視して電流を検出し、アンテナ部と本体部の接続を検知するよう構成されている。また、特許文献3は、アンテナ部に内蔵したメモリが、アンテナ部に接続される同軸ケーブルの長さの違いによる信号ロスの差分をアンテナ利得に関するデータとして記憶しており、本体部の信号処理部がアンテナ部のメモリから読み出した上記データに基づいて可変アッテネータの減衰量を設定し、入力信号のレベルを調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−087147号公報
【特許文献2】特開2004−192512号公報
【特許文献3】特開2005−159437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、信号処理に消費される電流とは別に電流を流すことになり、余計な電流を消費するという課題があった。また、アンテナ接続検出抵抗器、電源供給回路及びアンテナ接続検出回路を備えておく必要があり、かつ電流量の調整など本体部との整合性を取るように構成しなければならないため、汎用性が低いという課題があった。
特許文献2は、通信装置が信号を受信不可能な場所(例えば、地下やトンネル)では、本体部とアンテナ部との接続状態を検知することができないという課題があった。また、通信装置がETCシステムの車載機である場合、本体部は、例えばETCゲート直前で初めて接続異常を検知して通知するため、ユーザがパニックとなる原因になり、料金所付近での事故や渋滞が発生するという問題があった。
さらに、特許文献3は、特許文献1と同様に余計な電流を消費するという課題があり、本体部における入力信号のレベルを調整するために、アンテナ部と同軸ケーブルの組み合わせを管理しておかなければならず、かつ、アンテナ部にはメモリを内蔵しなくてはならない構成のため汎用性が低いという課題があった。
【0005】
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、余計な電流を消費せず、信号を受信不可能な場所においてもアンテナ部と本体部の接続状態を検知することができ、汎用性が高い通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る通信装置は、アンテナを介して受信した信号をアンプにより増幅して出力するアンテナ部と、アンテナ部からの信号を接続部を介して入力する本体部とを備え、本体部に直接又はアンテナ部から入力した熱雑音の信号レベルを検知するレベル検知部と、本体部に熱雑音が入力したときレベル検知部から供給される信号レベルが閾値を超えたか超えていないかを判定する比較部と、比較部で閾値を超えていないと判定した場合にアンテナ部と本体部が非接続であると判断して通知を出力する信号処理部と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、通信装置は、本体部に直接又はアンテナ部から入力した熱雑音の信号レベルを検知し、本体部に熱雑音が入力したときレベル検知部から供給される信号レベルが閾値を超えたか超えていないかを判定し、閾値を超えていないと判定した場合にアンテナ部と本体部が非接続であると判断して通知を出力するように構成したので、地上のどこにでも存在する熱雑音を利用してアンテナ部と本体部の接続状態を検知することができる。その結果、余計な電流を消費することなく、信号を受信しない場所においてもアンテナ部と本体部の接続状態を検知することができる。また、アンテナ部と本体部の接続、非接続を検知するために熱雑音の信号レベルを検知して比較する構成だけを設ければよいので、汎用性の高い構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の実施の形態1に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1における熱雑音の信号レベルと閾値との関係を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る通信装置のアンテナ部と本体部の接続状態を検知する処理動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は通信装置1全体の構成を示している。通信装置1は、図1に示すように、アンテナ部10と本体部20で構成されており、アンテナ部10と本体部20が同軸ケーブル3(接続部)を介して接続されている。
【0010】
アンテナ部10は、アンテナ11、バンドパスフィルタ12(以下、BPF12)、アンプ13で構成されている。アンテナ11は外部から信号を受信してBPF12へ出力するよう機能する。BPF12は入力した信号から不要な帯域の信号を除去するよう機能する。アンプ13はアンテナ11からBPF12を介して入力した信号を増幅して出力するよう機能する。
【0011】
本体部20は、バンドパスフィルタ21(以下、BPF21)、可変ゲインアンプ22、レベル監視部23、接続検知部24、信号処理部28、出力部29で構成されており、アンテナ部10からの信号を同軸ケーブル3を介して入力し、入力した信号を処理する。ここで、信号処理部28が安定して処理動作するためには入力する信号レベルを一定に保つ必要があるが、アンテナ11で受信する電波は周囲の環境により大きさが変化する。そこで、BPF21と信号処理部28との間には、可変ゲインアンプ22とレベル監視部23が設けられている。
【0012】
BPF21はアンテナ部10から同軸ケーブル3を介して信号を入力し、入力した信号から不要な帯域の信号を除去するよう機能する。
可変ゲインアンプ22は、レベル監視部23からのゲイン調整信号に基づいて増幅値(ゲイン)を調整し、信号処理部28へ入力する信号のレベルを一定に保つよう機能する。
【0013】
レベル監視部23は、可変ゲインアンプ22から入力する信号のレベルを常に監視し、ゲインを調整するためのゲイン調整信号を生成して可変ゲインアンプ22へ出力するよう機能する。
【0014】
信号処理部28は、入力した信号に基づいて信号処理を行い、処理結果として映像、画像又は音を出力するよう機能するものであり、例えば現在位置を表示する機能を有する場合、GPSの信号を入力し、GPSの信号と図示しない記憶部に予め記憶された地図データに基づいて信号処理を行い、現在位置を示す描画を行って画像を出力する。また、信号処理部28は、接続検知部24からの判定結果に基づいてアンテナ部10と本体部20の接続又は非接続を判断するよう機能する。さらに、信号処理部28は、接続であると判断した場合には上記通常の信号処理を行い、非接続であると判断した場合には信号処理動作を停止すると共に、アンテナ部10と本体部20の非接続の通知を示す映像、画像又は音を生成するよう機能する。
【0015】
出力部29は、例えば既知の技術の表示部29aとスピーカ29bで構成されており、信号処理部28から入力した処理結果をユーザに向けて出力するよう機能し、表示部29aが映像又は画像を表示し、スピーカ29bが音を出力する。
【0016】
接続検知部24は、図1に示すように、レベル検知部241、レベル記憶部242、閾値設定部243、比較部244で構成されている。レベル検知部241は、本体部20に直接又はアンテナ部10から、BPF21を介して入力した信号に基づいて信号レベルを検知し、検知した信号レベルをレベル記憶部242と比較部244へ出力するよう機能する。レベル検知部241は、信号処理部28で信号処理される信号を入力していない場合、本体部20に直接入力した熱雑音A又はアンテナ部10から入力した熱雑音Bを入力し、入力した熱雑音A又は熱雑音Bの信号レベルを検知し、検知した信号レベルをレベル記憶部242と比較部244へ出力する。
【0017】
レベル記憶部242は、レベル検知部241から供給される信号レベルを記憶するよう機能し、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続する前の熱雑音Aの信号レベル「レベルA」を保持する記憶領域と、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続したときの熱雑音Bの信号レベル「レベルB」を保持する記憶領域を有している。また、レベル記憶部242は、上記「レベルA」と上記「レベルB」を記憶すると、閾値設定部243へ「レベルA」と「レベルB」を出力するよう機能する。
【0018】
閾値設定部243は、レベル記憶部242から入力する信号レベルに基づいて閾値を設定するよう機能する。閾値設定部243は、例えば、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続する前の熱雑音Aの信号レベル「レベルA」と、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続したときの熱雑音Bの信号レベル「レベルB」の差分を2分の1した値を算出して閾値を設定し、比較部244へ出力する。なお、上述した閾値の設定方法は一例であり、閾値設定部243は、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続する前の熱雑音の信号レベル「レベルA」を超え、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続したときの熱雑音の信号レベル「レベルB」未満になるように閾値を算出して設定するように構成しても良い。このように閾値設定部243は、アンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続した際に、自動的に閾値を設定することができる。
【0019】
なお、閾値設定部243は、例えば図示しない入力手段から予めアンプ13の増幅量(ゲイン)を入力し、増幅量の2分の1を閾値として設定して比較部244へ出力するよう構成しても良い。
【0020】
比較部244は、閾値設定部243からの閾値とレベル検知部241からの信号レベルを比較し、閾値を超えたか超えていないか(H/L)を判定するよう機能する。比較部244は、信号レベルの値の差分が閾値を超えたと判定した場合には判定信号Hを出力し、信号レベルの値の差分が閾値を超えていないと判定した場合には判定信号Lを出力する。
【0021】
ここで、閾値について説明する。図2は接続又は非接続における熱雑音の信号レベルと閾値との関係を示している。
通信装置1の本体部20には、アンテナ部10との接続、非接続に関わらず、地上のどこにでも存在する熱雑音(ホワイトノイズ)が入力する。アンテナ部10と本体部20が非接続の場合、図1に示す熱雑音Aがアンプ13を介することなく本体部20の入力端子から入力されるため図2に示すように信号レベル「レベルA」は低い。一方、アンテナ部10と本体部20が接続している場合、図1に示す熱雑音Bがアンテナ部10のアンプ13を介して増幅されて本体部20に入力されるため、図2に示すように熱雑音Bの信号レベル「レベルB」は熱雑音Aの信号レベル「レベルA」に比べてアンプ13の増幅分(図2においては10dB)高くなる。そこで、通信装置1は上述した接続検知部24により、本体部20が入力した熱雑音の信号レベルが閾値(図2においては5dB)を超えたか超えていないかを判定することで、アンテナ部10と本体部20との接続状態(接続又は非接続)を検知している。
【0022】
次に、通信装置1の処理動作について説明する。
通信装置1は、電源オンを契機として処理動作を開始する。アンテナ部10には電源が設けられていないため、図示しない電源は本体部20へ電流を供給すると共に、本体部20から同軸ケーブル3を介してアンテナ部10へ電源を供給する。アンテナ部10に電源が供給されると、アンテナ11が電波を受信してBPF12へ信号を出力し、BPF12がアンテナ11から信号を入力して信号の不要な帯域を除去し、アンプ13がアンテナ11からBPF12を介して入力した信号を増幅して出力する。
【0023】
本体部20では、アンテナ部10のアンプ13から同軸ケーブル3を介して信号を入力すると、BPF21が入力した信号の不要な帯域を除去し、可変ゲインアンプ22がBPF21を介して入力した信号を増幅する。
レベル監視部23は、可変ゲインアンプ22を介して信号を入力すると、入力信号の信号レベルを検知して監視し、可変ゲインアンプ22の増幅量(ゲイン)を調整するゲイン調整信号を可変ゲインアンプ22へ出力する。可変ゲインアンプ22はゲイン調整信号に基づき調整された増幅量で信号を増幅し、安定化した信号レベルの信号を出力する。
【0024】
信号処理部28は、可変ゲインアンプ22を介して入力した信号に基づいて信号処理を行い、処理結果として映像、画像又は音を出力部29へ出力する。出力部29の表示部29aが映像、画像を出力し、スピーカ29bが音を出力する。
【0025】
ここで、通信装置1における接続状態を検知する処理動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
接続検知部24は、通信装置1の電源オンを契機として処理動作を開始し(スタート)、BPF21を介して信号を入力すると、レベル検知部241が入力信号の信号レベルを検知する。
【0026】
比較部244は、レベル検知部241から信号レベルを取得し(ステップST101)、閾値設定部243から閾値を取得する(ステップST102)と、信号レベルが閾値を超えたか超えていないかを判定する(ステップST103)。
【0027】
比較部244は、ステップST103において、信号レベルが閾値を超えたと判定した場合(ステップST103“YES”)、閾値を超えたことを示す判定信号Hを信号処理部28へ出力する。
【0028】
信号処理部28は、比較部244から判定信号Hを入力すると、アンテナ部10と本体部20が接続していると判断し(ステップST104)、通常の信号処理を行うよう動作する(ステップST105)。信号処理部28は、例えば、アンテナ部10からBPF21、可変ゲインアンプ22、レベル監視部23を介して入力した信号に基づいて通常の信号処理を行い、処理結果として映像、画像又は音を出力部29へ出力する。出力部29の表示部29aが映像、画像を出力し、スピーカ29bが音を出力する。
【0029】
一方、比較部244は、ステップST103において、信号レベルが閾値を超えていないと判定した場合(ステップST103“NO”)、閾値を超えていないことを示す判定信号Lを信号処理部28へ出力する。
【0030】
信号処理部28は、比較部244から判定信号Lを入力すると、アンテナ部10と本体部20が非接続であると判断し(ステップST106)、通常の信号処理動作を停止する(ステップST107)と共に、非接続であることを示す映像、画像又は音を生成する処理を行い、非接続の通知を出力部29へ出力する。出力部29の表示部29aが非接続を通知する映像、画像を出力し、スピーカ29bが非接続を通知する音を出力することで、アンテナ部10と本体部20が非接続であることがユーザに通知される(ステップST108)。
【0031】
ステップST105又はステップST108までの処理動作が終わると、電源がオンの状態であれば(ステップST109“NO”)ステップST101からの処理動作を繰り返し、電源がオフになる(ステップST109“YES”)と処理動作を終了する(エンド)。
【0032】
以上のように、実施の形態1によれば、通信装置1は、アンテナ11を介して受信した信号をアンプ13により増幅して出力するアンテナ部10と、アンテナ部10からの信号を同軸ケーブル3を介して入力する本体部20とを備え、本体部20に直接又はアンテナ部10から入力した熱雑音の信号レベルを検知するレベル検知部241と、レベル検知部241から供給される信号レベルを記憶するレベル記憶部242と、レベル記憶部242からアンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続する前の熱雑音Aの信号レベル「レベルA」、及びアンテナ部10と本体部20を同軸ケーブル3を介して接続したときの熱雑音Bの信号レベル「レベルB」に基づいて閾値を設定する閾値設定部243と、本体部20に熱雑音が入力したときレベル検知部241から供給される信号レベルが閾値を超えたか超えていないかを判定する比較部244と、比較部244が閾値を超えていると判定した場合にアンテナ部10と本体部20が接続していると判断して通常の信号処理動作を行い、比較部244が閾値を超えていないと判定した場合にアンテナ部10と本体部20が非接続であると判断して非接続を示す通知を出力する信号処理部28と、を備えるよう構成したので、地上のどこにでも存在する熱雑音を利用してアンテナ部10と本体部20の接続状態を検知することができる。その結果、余計な電流を消費することなく、信号を受信しない場所においてもアンテナ部10と本体部20の接続状態を検知することができる。また、信号処理部28がアンテナ部10と本体部20の非接続を示す通知を出力部29から出力するので、ユーザが容易に認識することができる。その結果、ユーザがパニックになることを抑制することができ、事故や渋滞の原因を低減させることができる。さらに、本体部20は、通常の信号処理を行う構成に加えて、レベル検知部241、レベル記憶部242、閾値設定部243、比較部244だけを設ければよいので、汎用性の高い構成にすることができる。
【0033】
なお、実施の形態1における接続部としての同軸ケーブル3は、FFC(フレキシブルフラットケーブル)やBoard to Boardコネクタ等で構成しても良い。Board to Boardコネクタの場合、本体部20とアンテナ部10は、それぞれに設けられたコネクタ同士で直接接続される。この構成であっても、上記と同様の効果が得られる。
【0034】
なお、実施の形態1においては、BPF12,21を使用した構成について説明したが、熱雑音は広帯域であるため、BPF12,21を使用せずに構成してもアンテナ部10と本体部20の接続を検知することができる。ただし、希望する電波を受信して動作させる通信装置1においては、BPF12,21を使用する方が受信システムとしての性能は向上する。
【符号の説明】
【0035】
1 通信装置、3 同軸ケーブル(接続部)、10 アンテナ部、11 アンテナ、12 BPF、13 アンプ、20 本体部、21 BPF、22 可変ゲインアンプ、23 レベル監視部、24 接続検知部、28 信号処理部、29 出力部、29a 表示部、29b スピーカ、241 レベル検知部、242 レベル記憶部、243 閾値設定部、244 比較部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナを介して受信した信号をアンプにより増幅して出力するアンテナ部と、前記アンテナ部からの信号を接続部を介して入力する本体部とを備えた通信装置において、
前記本体部に直接又は前記アンテナ部から入力した熱雑音の信号レベルを検知するレベル検知部と、
前記本体部に熱雑音が入力したとき前記レベル検知部から供給される信号レベルが閾値を超えたか超えていないかを判定する比較部と、
前記比較部で閾値を超えていないと判定した場合に前記アンテナ部と前記本体部が非接続であると判断して通知を出力する信号処理部と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信装置において、前記接続部はケーブル、コネクタ接続のいずれかであることを特徴とする通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−172057(P2011−172057A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−34615(P2010−34615)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】