説明

連続処理制御装置及び連続処理制御プログラム

【課題】複数の処理を一連の処理として実行することができる連続処理制御装置及び連続処理制御プログラムを提供する。
【解決手段】操作者が予め所望の処理を指定してた複数の処理を、処理連結部36が連結して連結処理を生成する。操作者が所望の連続処理の実行を要求すると、指示入力受付部40がこの要求を受け付け、処理制御部26の連続処理実行部42がコンテンツ管理部28に、連続実行決定部38が連続して実行可能であると決定した処理の範囲で上記連結処理に基づいた要求を順次行い、必要な情報を取得する。以上のようにして取得した各情報に基づき、画面編集部44が、各処理においてそれぞれ表示される複数の画面を結合した画面を編集する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続処理制御装置及び連続処理制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、操作回数の多いアプリケーションにおいて、操作者の操作負担を軽減するためにマクロ機能が使用されている。例えば、下記特許文献1においては、操作履歴を記録しておき、この操作履歴のある範囲を指定することにより、その範囲を簡単にマクロ化することができる技術が開示されている。
【特許文献1】特開平10−21192号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記マクロ機能は、単純な処理の流れを定義し、これを逐次実行するものであるが、例えばウエブアプリケーションのように、1つの操作ごとに1ページないし複数のページが用意されていて、マクロ処理の中にページ遷移が発生するものについては、単純にマクロ機能を適用することが困難であるという問題があった。特に、各処理の実行の可否が操作者の権限等に依存する場合には、マクロ定義された操作フローの一部または全体が実行できない可能性があるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、複数の処理を一連の処理として実行することができる連続処理制御装置及び連続処理制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、連続処理制御装置であって、複数の処理を一連の処理として連結する処理連結手段と、前記連結された処理において、連続して実行可能な処理の範囲を決定する連続実行決定手段と、前記連続して実行可能な処理の実行を指示する指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、前記連続して実行可能な範囲の処理を、1回の前記指示入力に応じて連続して実行する連続処理実行手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
ここで、上記連続処理制御装置は、前記連続処理実行手段により連続実行される各処理において表示される画面を結合した画面を編集する画面編集手段をさらに備えるのが好適である。
【0007】
また、上記連続処理制御装置において、前記指示入力受付手段は、連結された処理の中に連続して実行可能な処理のグループが複数ある場合に、グループ毎に前記指示入力を受け付けるのが好適である。
【0008】
また、上記連続処理制御装置において、前記画面編集手段連結された処理の中に連続して実行可能な処理のグループが複数ある場合に、グループ毎に前記結合した画面を編集するのが好適である。
【0009】
また、上記連続処理制御装置において、前記処理連結手段は、過去の操作履歴から連結する処理を選択するのが好適である。
【0010】
また、上記連続処理制御装置において、前記指示入力受付手段は、操作者の操作権限に基づいて前記指示入力の受付の可否を決定するのが好適である。
【0011】
また、上記連続処理制御装置において、前記指示入力受付手段は、前記指示入力に付随する操作パラメータの種類について、操作者に応じて受付の可否を決定するのが好適である。
【0012】
また、本発明は、連続処理制御プログラムであって、複数の処理を一連の処理として連結し、前記連結された処理において、連続して実行可能な処理の範囲を決定し、前記連続して実行可能な処理の実行を指示する指示入力を受け付け、前記連続して実行可能な範囲の処理を、1回の前記指示入力に応じて連続して実行する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の処理を一連の処理として容易に実行することができる。
【0014】
また、操作者の操作権限に基づいて、連続して実行する処理を決定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0016】
図1には、本発明にかかる連続処理制御装置を使用したデータ処理システムの構成例が示される。図1において、操作者が使用するクライアントコンピュータ(クライアントPC)10と連続処理制御装置12とが、インターネット等のネットワーク14を介して接続されている。上記クライアントPC10には、ウエブブラウザまたは専用のクライアントアプリケーションプログラムが備えられ、これらのプログラムにより連続処理制御装置12にアクセスする。操作者は、クライアントPC10から所望のリクエストを連続処理制御装置12に送信し、連続処理制御装置12は、このリクエストに応じた情報をクライアントPC10に返信する構成となっている。なお、図1では連続処理制御装置12が1台設置された例が示されているが、連続処理制御装置12の機能は、複数のコンピュータに分散して実現してもよい。
【0017】
図2には、上記連続処理制御装置12の構成例が示される。図2において、連続処理制御装置12は、CPU(中央処理装置)16、RAM(ランダムアクセスメモリ)18、ROM(リードオンリーメモリ)20、記憶装置22及び通信インタフェース24を含んで構成されている。
【0018】
CPU16は、ROM20及び記憶装置22に格納されたプログラムを実行し、連続処理制御装置12の動作を制御するプロセッサである。
【0019】
RAM18は、CPU16の作業用メモリ(主記憶装置)として機能する読み書き可能な揮発性メモリである。
【0020】
ROM20は、読み出し専用の不揮発性メモリであり、CPU16等が実行するプログラムやデータ等を記憶する。
【0021】
記憶装置22は、ハードディスク装置等により構成されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、CPU16が実行するプログラムやデータ等を記憶する。
【0022】
通信インタフェース24は、クライアントPC10との間でネットワーク14を介してデータの送受信処理を行う。
【0023】
図3には、本実施形態にかかる連続処理制御装置12の各機能を表す機能ブロック図が示される。図3において、連続処理制御装置12は、処理制御部26、コンテンツ管理部28、ユーザ管理部30、処理定義データベース部32、処理ログデータベース部34及び通信部46を含んで構成されている。
【0024】
処理制御部26は、CPU16により実現され、クライアントPC10から受け取った要求(リクエスト)に基づき、所定の処理を実行して上記要求に対応した情報を生成する。この処理制御部26は、処理連結部36、連続実行決定部38、指示入力受付部40、連続処理実行部42及び画面編集部44を含んでいる。
【0025】
処理連結部36は、操作者がクライアントPC10から行った操作に基づいて、連続処理制御装置12が実行する複数の処理(単位処理)を一連の処理(連結処理)として連結するものである。
【0026】
連続実行決定部38は、処理連結部36により連結された処理において、連続して実行可能な処理の範囲を決定するものである。この決定は、処理定義データベース部28が保持する連続実行可否情報に基づいて行われる。
【0027】
指示入力受付部40は、上記連続して実行可能な処理の実行を指示する指示入力を受け付けるものである。この指示入力は、操作者がクライアントPC10から入力し、ネットワーク14を介して送信する。なお、指示入力受付部40は、指示入力に付随する操作パラメータの種類について、操作者に応じて受付の可否を決定するように構成するのが好適である。これにより、操作者の誤入力を回避することができる。操作パラメータは、各処理を実行する際に必要となる情報であり、例えば操作者が入力するユーザ識別子、電子メール送信処理のためのメールアドレス等がある。
【0028】
連続処理実行部42は、上記連続して実行可能な範囲の処理を、1回の指示入力に応じて連続して実行するものである。
【0029】
画面編集部44は、上記連続処理実行部42により連続実行される各処理において、それぞれ表示される画面を結合した画面を編集するものである。
【0030】
また、図3に示されたコンテンツ管理部28は、CPU16、RAM18及び記憶装置22により実現され、クライアントPC10に提供するコンテンツ及びその属性情報を管理する。また、例えば各操作者のクライアントPC10に対してどのコンテンツを提供できるか等の情報も管理する。処理制御部26は、このコンテンツ管理部28に対して、操作者を識別するユーザ識別子を渡し、操作者がクライアントPC10により要求したコンテンツの取得、削除、検索などを実行する。
【0031】
ユーザ管理部30は、CPU16、RAM18及び記憶装置22により実現され、本実施形態の連続処理制御装置12を利用する操作者を識別するユーザ識別子及び各操作者の操作権限を管理するシステムである。この操作権限は、操作者がクライアントPC10を介して送信した指示入力を指示入力受付部40が受付可能であるか否かを判断するための情報である。ユーザ管理部30は、これらの情報に基づきログイン処理等を行う。
【0032】
処理定義データベース部32は、CPU16、RAM18及び記憶装置22により実現され、処理制御部26がコンテンツ管理部28、及びユーザ管理部30及び処理ログデータベース部34等に対して行う処理を単位処理として保持するとともに、処理連結部36がこれらの単位処理を連結した連結処理を格納するデータベースである。また、処理定義データベース部32は、上記単位処理について、他の単位処理と連続実行が可能であるか否かを判断するための連続実行可否情報を保持する。この連続実行可否情報は、上記単位処理の各々について、他の単位処理に続けてあるいは他の単位処理を自身に続けて実行可能であるか否かを予め決定したものである。例えば、ある単位処理を実行した後、操作者に実行結果を確認させる必要がある場合は連続実行不可とし、そのような必要がない場合には連続実行可能とする。連続実行可能な場合に、その旨を示すフラグを立てる等の手段によって連続実行可否情報を表すことができる。これにより、連結処理に含まれる単位処理のうち、連続実行が可能な範囲を判断することができる。
【0033】
処理ログデータベース部34は、CPU16、RAM18及び記憶装置22により実現され、処理制御部26が実行した各処理の履歴をログ情報として格納する。ログ情報として格納される処理には、上記単位処理と連結処理が含まれる。なお、処理連結部36は、処理ログデータベース部34に格納された処理履歴から連結する処理を選択するように構成するのが好適である。この場合には、画像編集部44が、処理履歴に含まれる処理の種類が表示された処理選択用の画面を作成し、クライアントPC10に送信して操作者が所望の処理を選択できるようにする。
【0034】
通信部46は、通信インタフェース24により実現され、クライアントPC10と通信を行い、情報処理に必要なデータのやり取りを行う。
【0035】
なお、図3に示された各機能は、単一のコンピュータ上に実現する必要はなく、図2に示された構成を有する複数のコンピュータ上で実現してもよい。
【0036】
図4には、本実施形態にかかる連続処理制御装置12の動作説明するために、連続処理を行わない場合の動作のシーケンス図が示される。図4では、操作者がクライアントPC10により、連続処理制御装置12に対して「属性表示」を要求(リクエスト)し、続いて「コンテンツ表示」を要求し、さらに「属性変更」を要求する場合のシーケンスとなっている。なお、このシーケンス図の最初に「操作定義取得要求」が処理制御部26から処理定義データベース部32に発行され、処理定義データベース部32から処理制御部26に「操作定義取得返信」が返されているが、これは操作者が「属性表示」の要求を行うまでに、処理定義データベース部32から単位処理及び連結処理の内容が処理制御部26にロードされていることを示している。
【0037】
図4において、操作者が所望の「属性表示」を要求すると、指示入力受付部40がこの供給を受け付け、処理制御部26がコンテンツ管理部28に属性取得要求を行って要求した属性を取得する。取得した属性に基づき画面編集部44が属性表示画面を作成し、通信部46を介してクライアントPC10に送信する。クライアントPC10では、受信した属性表示画面を操作者に表示する。また、処理制御部26は、処理ログデータベース部34に、上記処理の履歴情報を作成させる。
【0038】
次に、操作者が所望の「コンテンツ表示」を要求すると、処理制御部26がコンテンツ管理部28にコンテンツ取得要求を行い、要求したコンテンツを取得する。取得したコンテンツに基づき画面編集部44がコンテンツ表示画面を作成し、通信部46を介してクライアントPC10に送信する。クライアントPC10では、受信したコンテンツ表示画面を操作者に表示する。また、処理制御部26は、処理ログデータベース部34に、上記処理の履歴情報を作成させる。
【0039】
なお、処理制御部26が属性取得要求を行う場合には、前述したように、ユーザ識別子を渡に基づいて、コンテンツ管理部28が操作者に提供してよい属性及びコンテンツであるか否かを判断する。これにより、操作者に提供できない属性及びコンテンツを提供することを回避できる。
【0040】
さらに、操作者が上記属性に対して「属性変更」を要求すると、処理制御部26がコンテンツ管理部28に属性変更要求を行い、要求した属性変更情報を取得する。取得した属性変更情報に基づき画面編集部44が属性変更画面を作成し、通信部46を介してクライアントPC10に送信する。クライアントPC10では、受信した属性変更画面を操作者に表示する。これにより、操作者は所定の属性変更指示を行うことができる。また、処理制御部26は、処理ログデータベース部34に、上記処理の履歴情報を作成させる。
【0041】
図5には、以上の処理を実行した結果としてのクライアントPC10の表示画面の例が示される。図5において、操作者には各処理に応じて3個の画面が表示されることになり、操作者は属性表示画面及びコンテンツ表示画面を参照したのち、属性変更画面で属性を変更する。
【0042】
図6には、上記3個の処理(「属性表示」、「コンテンツ表示」、「属性変更」)について連続処理を行う場合の動作のシーケンス図が示される。なお、図6では、予め操作者がクライアントPC10から所望の処理を指定して、あるいは処理ログデータベース部34に保持された処理履歴の選択画面から選択することにより、処理連結部36が単位処理を連結して連結処理を生成している。本実施形態の場合には、上記3つの処理が連結されて連結処理となっている。なお、この連結処理は、連続実行決定部38が、処理定義データベース部32が保持する連続実行可否情報に基づいて連続して実行可能であると決定したものであるとする。
【0043】
図6において、「操作定義取得要求」処理の後、操作者がクライアントPC10から連結処理としての「属性変更」を要求すると、指示入力受付部40がこの要求を受け付ける。この際、指示入力受付部40は、「属性変更」の指示入力に含まれるユーザ識別子に基づき、ユーザ管理部30に問い合わせて当該指示入力の受け付けの可否を判断する。
【0044】
上記指示入力が受け付け可である場合に、処理制御部26の連続処理実行部42がコンテンツ管理部28に属性取得要求を行い、要求した属性を取得する。続いて、連続処理実行部42がコンテンツ管理部28にコンテンツ取得要求を行い、要求したコンテンツを取得する。さらに、連続処理実行部42がコンテンツ管理部28に属性変更要求を行い、要求した属性変更情報を取得する。なお、本実施形態においても、連続処理実行部42が属性取得要求を行う場合には、前述したように、ユーザ識別子に基づいて、コンテンツ管理部28が操作者に提供してよい属性及びコンテンツであるか否かを判断する。
【0045】
以上のようにして取得した属性、コンテンツ及び属性変更情報に基づき、画面編集部44が、上記図5に示された、各処理においてそれぞれ表示される3個の画面を結合した属性変更画面を編集する。この属性変更画面は、通信部46を介してクライアントPC10に送信する。クライアントPC10では、受信した属性変更画面を操作者に表示する。これにより、操作者は所望の属性変更指示を行うことができる。また、処理制御部26は、処理ログデータベース部34に、上記処理の履歴情報を作成させる。
【0046】
このように、本実施形態では、操作者の指示入力の回数が1回となっており、操作の簡略化を図ることができる。また、履歴情報の作成回数も1回となっており、処理の簡略化を図ることができる。
【0047】
図7には、上記編集後の属性変更画面の例が示される。図7では、図5において3個だった画面が1画面となっている。これにより、画面作成処理の簡略化を図ることができる。
【0048】
図8には、連続処理を行う場合の他の動作のシーケンス図が示される。なお、図8では、処理連結部36が単位処理を連結して生成した連結処理について、連続実行決定部38が、処理定義データベース部32が保持する連続実行可否情報に基づいて、「属性表示」と「コンテンツ表示」とが連続して実行可能であり、「コンテンツ表示」の次に「属性変更」を連続実行できないと決定したものであるとする。このように、本実施形態では、連結処理中に連続処理可能な処理のグループが2つ存在する(「属性表示」と「コンテンツ表示」とを含むグループと「属性変更」のみを含むグループ)。
【0049】
図8において、「操作定義取得要求」処理の後、操作者がクライアントPC10から連結処理としての「属性・コンテンツ表示」を要求すると、指示入力受付部40がこの要求を受け付ける。この際、指示入力受付部40は、「属性変更」の指示入力に含まれるユーザ識別子に基づき、ユーザ管理部30に問い合わせて当該指示入力の受け付けの可否を判断する。
【0050】
上記指示入力が受け付け可である場合に、処理制御部26の連続処理実行部42がコンテンツ管理部28に属性取得要求を行い、要求した属性を取得する。続いて、連続処理実行部42がコンテンツ管理部28にコンテンツ取得要求を行い、要求したコンテンツを取得する。なお、本実施形態においても、連続処理実行部42が属性・コンテンツ表示要求を行う場合には、前述したように、ユーザ識別子に基づいて、コンテンツ管理部28が操作者に提供してよい属性及びコンテンツであるか否かを判断する。
【0051】
ここで、連続処理実行部42が連続実行を一旦中断し、取得した属性及びコンテンツに基づき、画面編集部44が、「属性表示」と「コンテンツ表示」の各処理においてそれぞれ表示される2個の画面を結合した属性・コンテンツ表示画面を編集する。この属性・コンテンツ表示画面は、通信部46を介してクライアントPC10に送信する。クライアントPC10では、受信した属性・コンテンツ表示画面を操作者に表示する。これにより、操作者は所望の属性とコンテンツを参照することができる。また、処理制御部26は、処理ログデータベース部34に、上記処理の履歴情報を作成させる。
【0052】
次に、操作者がクライアントPC10から「属性変更」を要求すると、連続処理実行部42がコンテンツ管理部28に属性変更要求を行い、要求した属性変更情報を取得する。取得した属性変更情報に基づき、画面編集部44が属性変更画面を作成し、通信部46を介してクライアントPC10に送信する。クライアントPC10では、受信した属性変更画面を操作者に表示する。これにより、操作者は所望の属性変更指示を行うことができる。また、処理制御部26は、処理ログデータベース部34に、上記処理の履歴情報を作成させる。
【0053】
本実施形態では、操作者の指示入力の回数及び履歴情報の作成回数が2回となっている。これは、連結処理中に連続実行可能な処理のグループが2つあるためである。この結果、連続実行の可否に基づいて、適切な処理を実行することができる。
【0054】
図9には、上記属性・コンテンツ表示画面及び属性変更画面の例が示される。このように、本実施形態においては、連続実行可能な処理のグループの数だけ画面編集が行われている。この結果、各処理の連続実行の可否に応じて適切に画面編集することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明にかかる連続処理制御装置を使用したデータ処理システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明にかかる連続処理制御装置の構成例を示す図である。
【図3】本発明にかかる連続処理制御装置の各機能を表す機能ブロック図である。
【図4】本発明にかかる連続処理制御装置の動作説明をするための、連続処理を行わない場合の動作のシーケンス図である。
【図5】図4に示された動作において作成される表示画面の例を示す図である。
【図6】本発明にかかる連続処理制御装置が連続処理を行う場合の動作のシーケンス図である。
【図7】図6に示された動作において作成される表示画面の例を示す図である。
【図8】本発明にかかる連続処理制御装置が連続処理を行う場合の他の動作のシーケンス図である。
【図9】図8に示された動作において作成される表示画面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0056】
10 クライアントPC、12 連続処理制御装置、14 ネットワーク、16 CPU、18 RAM、20 ROM、22 記憶装置、24 通信インタフェース、26 処理制御部、28 コンテンツ管理部、30 ユーザ管理部、32 処理定義データベース部、34 処理ログデータベース部、36 処理連結部、38 連続実行決定部、40 指示入力受付部、42 連続処理実行部、44 画面編集部、46 通信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の処理を一連の処理として連結する処理連結手段と、
前記連結された処理において、連続して実行可能な処理の範囲を決定する連続実行決定手段と、
前記連続して実行可能な処理の実行を指示する指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、
前記連続して実行可能な範囲の処理を、1回の前記指示入力に応じて連続して実行する連続処理実行手段と、
を備えることを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項2】
請求項1記載の連続処理制御装置は、前記連続処理実行手段により連続実行される各処理において表示される画面を結合した画面を編集する画面編集手段をさらに備えることを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の連続処理制御装置において、前記指示入力受付手段は、連結された処理の中に連続して実行可能な処理のグループが複数ある場合に、グループ毎に前記指示入力を受け付けることを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項4】
請求項2記載の連続処理制御装置において、前記画面編集手段連結された処理の中に連続して実行可能な処理のグループが複数ある場合に、グループ毎に前記結合した画面を編集することを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項記載の連続処理制御装置において、前記処理連結手段は、過去の操作履歴から連結する処理を選択することを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項記載の連続処理制御装置において、前記指示入力受付手段は、操作者の操作権限に基づいて前記指示入力の受付の可否を決定することを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項記載の連続処理制御装置において、前記指示入力受付手段は、前記指示入力に付随する操作パラメータの種類について、操作者に応じて受付の可否を決定することを特徴とする連続処理制御装置。
【請求項8】
複数の処理を一連の処理として連結し、
前記連結された処理において、連続して実行可能な処理の範囲を決定し、
前記連続して実行可能な処理の実行を指示する指示入力を受け付け、
前記連続して実行可能な範囲の処理を、1回の前記指示入力に応じて連続して実行する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする連続処理制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−334684(P2007−334684A)
【公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−166511(P2006−166511)
【出願日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】