説明

運行履歴記録装置

【課題】 運行履歴データを保存する記録媒体(光ディスクを含む)のレーベル面に記録
媒体の記録面に書き込まれたデータ内容を示すレーベル情報を印刷する装置を提供するこ
とを目的とする。
【解決手段】 自動車、電車、飛行機、船舶等の輸送機の運行履歴データに基づき記録媒
体イメージファイルを生成する記録媒体イメージファイル生成部と、前記記録媒体イメー
ジファイルを記録媒体の記録面に書き込む記録媒体イメージファイル書込み部と、前記運
行履歴データに基づきレーベル情報を作成するレーベル情報作成部と、前記レーベル情報
を前記記録媒体のレーベル面に印刷するレーベル情報印刷部と、を備えてなる運行履歴記
録装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は運行履歴記録装置に関する。詳しくは、輸送機の運行履歴データを記録媒体
に記録し、運行履歴データに対応したレーベル情報を記録媒体のレーベル面に印刷する運
行履歴記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車、電車、飛行機、船舶等の輸送機の運行履歴データ(出発地/到着地、移動した
ルート、画像等)を保存する手段として、例えば、特許文献1には、車両がセンサ等を備
え、センサ等で得られた運行履歴データをDVDなどの光ディスクに保存する手段を備え
るものが開示されている。保存された運行履歴データは車両事故や盗難事件の発生後に、
事故や事件の解明に利用されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−61129号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車の運行履歴データをDVDに保存する場合、DVDのデータ保存容量の制限から、大
容量のデータを保存することができず、複数枚のDVDが必要となることもある。この場
合、DVDに記載された内容に対応する情報がレーベル面に記載されていないと、DVD
を特定することが困難であり、DVDの取扱いが不便となる。
また、車を複数人で使用し、運行履歴データをDVDに保存する場合、各人に対して1
枚のDVDを割り当てれば運行履歴データの管理が容易になるが、この場合もDVDを特
定することが困難であり、その取扱いが複雑となる。
そこで、本発明は、運行履歴データを保存する記録媒体(光ディスクを含む)のレーベ
ル面に記録媒体の記録面に書き込まれたデータ内容を示すレーベル情報を印刷する装置を
提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成すべくなされたものである。すなわち、輸送機の運行履歴デー
タに基づき記録媒体イメージファイルを生成する記録媒体イメージファイル生成部と、前
記記録媒体イメージファイルを記録媒体の記録面に書き込む記録媒体イメージファイル書
込み部と、前記運行履歴データに基づきレーベル情報を作成するレーベル情報作成部と、
前記レーベル情報を前記記録媒体のレーベル面に印刷するレーベル情報作成部と、を備え
てなる運行履歴記録装置である。
【0006】
上記構成によれば、自動車、電車、飛行機、船舶等の輸送機で得られる運行履歴データ
は記録媒体イメージファイル生成部にて記録媒体イメージファイルに生成される。生成さ
れた記録媒体イメージファイルは記録媒体イメージファイル書込み部により記録媒体の記
録面に書き込まれる。また、レーベル情報作成部は運行履歴データに基づきレーベル情報
を作成し、レーベル情報印刷部がそのレーベル情報を記録媒体のレーベル面に印刷する。
したがって、記録媒体の記録面に書き込まれたデータに対応するレーベル情報がレーベ
ル面に印刷されることとなる。これにより、複数枚のDVDを取り扱う場合でも、データ
の内容に対応したレーベル印刷が行われるため、DVDの特定が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、この発明の各要素について説明する。
(記録媒体イメージファイル生成部、記録媒体イメージファイル書込み部)
記録媒体イメージファイル生成部は、記録媒体(例えば、CD−R、CD−RW,DV
D−R、DVD−RWのような光ディスク)の記録面に書き込まれるべき記録媒体イメー
ジファイルを生成する。
記録媒体イメージファイルは、輸送機の運行履歴データを保存する記録情報保存領域と
、作成日付やデータの種類、データの大きさなどの情報を有するヘッダを保存するヘッダ
領域とで概略構成される。なお、本発明でいう輸送機は、人や荷物を輸送するためにもの
をいい、例えば、自動車、電車、飛行機、船舶等をいう。
【0008】
運行履歴データは輸送機の運行に付随して得られる運行データと、輸送機の運行に付随
して取得できない個別データとで概略構成される。運行データは、例えば、輸送機のGP
S受信機で得られるGPSデータ(位置情報)、輸送機に搭載された各種センサで得られ
る速度、積載量、車載カメラの画像、温度、湿度、扉の開閉記録、シートベルトの装着の
有無、出発・到着点等に関するデータである。また、個別データは、例えば、担当者名、
輸送機ナンバー、積載荷物名などのデータである。個別データの取得方法は特に限定され
ず、例えば、輸送機の担当者に、あらかじめ個別データを記憶させたRFIDカードを所
持させておいて、そのID情報をRFIDリーダに読み取らせることにより担当者名や輸
送機ナンバーを取得する方法がある。
記録情報保存領域に保存される運行履歴データは、運行データと個別データのすべてに
ついて保存してもよいが、運行データと個別データとの中から所定のルールで選択された
データを保存してもよい。
【0009】
記録媒体は、その種類(CD−RやDVD−Rなど)に応じて記録容量が異なるため、
記録情報保存領域に保存するデータの容量も記録媒体の種類に応じて変える必要がある。
そこで、記録媒体イメージファイルの生成時には、記録媒体の記録容量に応じた運行履歴
データを記録情報保存領域に保存し、それにヘッダを付加することにより、記録媒体イメ
ージファイルを生成する。生成された記録媒体イメージファイルは記録媒体イメージファ
イル書込み部が記録媒体の記録面に書き込むことで保存される。記録媒体イメージファイ
ルの保存が終わった記録媒体は収納場所に保管され、それに続くデータは新しい記録媒体
の記録面に書き込まれることになる。
【0010】
(レーベル情報作成部、レーベル情報印刷部)
レーベル情報作成部は、運行データ及び個別データに基づいてレーベル情報を作成する

レーベル情報は、レーベル情報の内容を示すコンテンツ情報と、コンテンツ情報の配置
を指定するレイアウト情報とで概略構成される。このレーベル情報は、記録媒体のレーベ
ル面に印刷されて、当該記録媒体の内容を示す情報として利用される。
コンテンツ情報は記録媒体の内容を示す情報であり、運行データと個別データの中から
、所定のルールに従って選択される。コンテンツ情報は、例えば、運行時の日付、時間、
輸送機ナンバー、担当者名、出発・到着点、輸送機の画像などに関する情報である。
レイアウト情報はコンテンツ情報の配置に関する情報である。配置に関する情報は特に
限定されず、任意に設定することができる。また、レイアウト情報を複数保存しておき、
必要に応じて、一つのレイアウト情報を選択して使用するようにしてもよい。
作成されたレーベル情報はレーベル情報印刷部へ送られ、レーベル情報を取得したレー
ベル情報印刷部は、記録媒体のレーベル面にレーベル情報を印刷する。
【0011】
以下に、運行履歴記録装置の概略を説明する。
図1は輸送機の運行に際して得られる運行履歴データからレーベル情報を作成し、レー
ベル印刷を行う過程を示すブロック図である。
運行履歴データ取得部10は、位置情報取得部11と、各種センサ12と、カメラ13
と、個別データ取得部14とで概略構成される。運行履歴記録装置20は、記録装置21
と、光ディスクパブリッシャー22とで概略構成される。また、輸送機に時刻データ生成
部31が備えられる。
運行履歴データ取得部10で取得された運行履歴データは、記録装置21に保存される
。この運行履歴データに対して時刻に関するデータを関連付けるため、時刻データ生成部
31は日付及び時分秒の時刻データを運行履歴データに付与する。
【0012】
光ディスクパブリッシャー22は、記録装置21に保存された運行履歴データの中から
所定のルールに従って、光ディスクに保存すべきデータを選択して光ディスクの記録面に
保存する。また、運行履歴データの中から所定のルールに従ってデータを選択してレーベ
ル情報を作成し、光ディスクのレーベル面にレーベル情報を印刷する。
このように、輸送機の運行に伴って得られる運行履歴データは光ディスクの記録面に保
存されるとともに、記録面に記録された内容に対応するレーベル情報がレーベル面に印刷
されることとなる。よって、光ディスクが複数ある場合でも、光ディスクの特定が容易に
なる。
【実施例1】
【0013】
以下、この発明の実施例について説明する。
図2は、輸送機の運行履歴データを取得する運行履歴データ取得部100と、取得され
た運行履歴データを記録媒体に保存し、保存された内容に対応するレーベル情報を印刷す
る運行履歴記録装置200の概略図である。図3は図2に示す運行履歴記録装置200の
動作を示すフローチャートである。
運行履歴データ取得部100は、GPSデータ受信機110と、各種センサ120と、
カメラ130と、RFIDリーダ140とで概略構成される。
運行履歴記録装置200は、記録装置210と、レーベル情報作成部221と、レーベ
ル情報印刷部222と、記録媒体イメージファイル生成部223と、記録媒体イメージフ
ァイル書込み部224と、操作部225と、表示部226と、制御部230とで概略構成
される。
【0014】
以下に、本実施例の各要素について説明する。
GPSデータ受信機110は、GPS衛星から送信される輸送機のGPSデータ(位置
情報)を受信し、輸送機の現在地を特定する。
各種センサ120は、輸送機の運行時に生じる各種データを取得する。取得するデータ
の種類に応じた数のセンサが輸送機に搭載される。センサで取得されるデータの種類は特
に限定されず、例えば、輸送機の内外の温度、湿度、輸送機に積み込まれた荷物の積載量
、輸送機の扉の開閉記録、シートベルトの装着の有無の情報等である。各種センサ22は
常時データを取得することもできるが、センサ選択部121により特定のセンサを選び出
し、特定の時間だけデータを取得することもできる。
カメラ130は輸送機の内部又は外部に搭載され、輸送機の内部又は輸送機周辺の映像
を撮影する。カメラ130には旋回制御部131が備えられ、カメラ130の旋回駆動制
御が可能である。
RFIDリーダ140は輸送機に備えられ、RFIDカードの情報を読み取ることによ
り、個別データを取得する。個別データは、例えば、操作者や輸送機ナンバー、荷物名な
どの各種センサ120で取得できないデータである。これらのデータをRFIDカードに
事前に保存しておき、RFIDリーダ140に読み取らせることにより、個別データが読
み取られることとなる。
【0015】
制御部230はCPU231を備える。運行履歴記録装置200に備えられる各要素は
バスラインを介してこのCPU231に接続され、その制御を受ける。CPU231を動
作させるためのプログラムはプログラム保存領域211に保存されており、CPU231
は当該プログラムを読み出して所定の動作を行う。
【0016】
記録装置210は、プログラム保存領域211と、レイアウト情報保存領域212と、
運行履歴データ保存領域213とで概略構成される。プログラム保存領域211はCPU
231を制御するために必要なプログラムが保存される領域である。レイアウト情報保存
領域212はレーベル情報作成時に使用されるレイアウト情報を保存する領域であり、一
又は複数のレイアウト情報が保存されている。運行履歴データ保存領域213は、GPS
データ保存領域2131と、センサデータ保存領域2132と、画像データ保存領域21
33と、個別データ保存領域2134とを含んで構成される。
GPSデータ保存領域2131はGPSデータ受信機110で取得したGPSデータを
保存する領域である。センサデータ保存領域2132は各種センサ120で取得したデー
タを保存する領域である。画像データ保存領域2133は、輸送機内又は外に設置される
カメラによって得られる画像を保存する領域である。個別データ保存領域2134は、R
FIDリーダ140で取得した個別データを保存する領域である。
なお、GPSデータ保存領域2131と、センサデータ保存領域2132と、画像デー
タ保存領域2133に保存されるデータについては、日付・時刻データ生成部310で生
成された日付及び時刻の情報が付加される。
【0017】
レーベル情報作成部221は、運行履歴データ保存領域213に保存された各データの
中から運行データ(GPSデータ、センサデータ、画像データ)と個別データとを読み出
して、各データの中から所定のルールに従ってデータを選択する。選択されたデータは、
レイアウト情報保存領域212に保存されたレイアウト情報に組み込まれて、レーベル情
報が作成される。作成されたレーベル情報はレーベル情報印刷部に送られる。
レーベル情報印刷部222は、レーベル情報作成部221で作成されたレーベル情報を
記録媒体のレーベル面に印刷する。
【0018】
記録媒体イメージファイル生成部223は、運行履歴データ保存領域213に保存され
た運行履歴データの中から所定のルールに従ってデータを選択して記録媒体イメージファ
イルを生成する。生成された記録媒体イメージファイルは記録媒体イメージファイル書込
み部224へ送られる。
記録媒体イメージファイル書込み部224は、記録媒体イメージファイル生成部223
で生成された記録媒体イメージファイルを記録媒体の記録面に書き込む。
なお、記録媒体イメージファイルの生成のために選択されたデータの中からレーベル情
報を作成するためのデータを抽出するようにしてもよい。
【0019】
操作部225は、キーボード等の入力装置であり、制御部230により制御される各要
素の操作、設定等に使用される。
表示部226は、液晶パネル等の表示装置であり、制御部230により制御される各要
素の内容を表示するものとして使用される。
【0020】
以下に、運行履歴データ取得部100及び運行履歴記録装置200の動作について説明
する。
図3は図2に示した運行履歴データ取得部100及び運行履歴記録装置200の動作を
示すフローチャートである。
輸送機に取り付けられたGPSデータ受信機110、各種センサ120、カメラ130
、RFIDリーダ140により取得された運行履歴データは、日付・時刻データ生成部3
10で生成される日付及び時間に関するデータが付加されて、運行履歴データ保存領域2
13に保存される(ステップ1、3)。
次に、レイアウト情報保存領域212に複数のレイアウト情報が保存されているときは
(ステップ5:Y)、操作部225での操作により、一つのレイアウト情報を選択する(
ステップ7)。一方、レイアウト情報保存領域212に一つのレイアウト情報のみが保存
されているときは(ステップ5:N)、当該レイアウト情報が読み出される。
次に、レーベル情報作成部221は運行履歴データ保存領域212に保存された各デー
タから運行履歴データと個別データを読出して、それらの中から所定のルールに従ってデ
ータを選択して、それらをレイアウト情報に組み込んでレーベル情報を生成する(ステッ
プ9)。生成されたレーベル情報はレーベル情報印刷部222に送られ、レーベル情報印
刷部222が記録媒体のレーベル面にレーベル情報を印刷する(ステップ11)。
続いて、記録媒体イメージファイル生成部223が、運行履歴データ保存領域213に
保存された各データを読出し、その各データの中から所定のルールに従ってデータを選択
して記録媒体イメージファイルを生成する(ステップ13)。生成された記録媒体イメー
ジファイルは記録媒体イメージファイル書込み部224に送られ、記録媒体イメージファ
イル書込み部224が記録媒体イメージファイルの記録面に記録媒体イメージファイルを
書き込む(ステップ15)。
【0021】
以上のように、運行履歴データを記録媒体の記録面に保存して、それに対応したレーベ
ル情報を記録媒体のレーベル面に印刷することにより、記録内容に一致したレーベル情報
が印刷される。これにより、複数枚の記録媒体を取扱う場合にもそれぞれの記録媒体の識
別が容易になる。
本実施例の運行履歴記録装置を用いることにより、例えば、車の運行履歴データを複数
枚のDVDに保存する場合でも、DVDに記載された内容に対応する情報がレーベル面に
記載されるため、DVDの取扱いが容易になる
また、本実施例の運行履歴記録装置をタクシー・バスなどに用いることにより、運行記
録を保存・解析することで、より効率的な運行提供に役立てることができ、ひいては、顧
客満足の向上に役立つ。
【0022】
上記例では、運行履歴データのすべてを記録装置に保存し、その中から所定のルールに
従ってデータを読み出して記録媒体イメージファイルを生成しているが、記録装置に保存
すべきデータを予め決定し、当該記録装置に記録されたデータの一部又は全部を用いて記
録媒体イメージファイルを生成することもできる。
【実施例2】
【0023】
図4は本発明の他の実施例である運行履歴データ取得部100及び運行履歴記録装置4
00の概略図である。実施例1に記載の図と同一の要素には同一符号を付してその説明を
省略する。
運行履歴記録装置400はデータ消去部227及びレーベル情報消去部228を備える

データ消去部227は、記録媒体の記録面に書き込まれたデータを消去する。
レーベル情報消去部228は、記録媒体のレーベル面に書き込まれたレーベル情報を消
去する。レーベル情報を消去する方法は特に限定されず、例えば、白色の塗料を記録媒体
のレーベル面に塗布することにより行われる。
【0024】
以下に、運行履歴記録装置400の動作について説明する。
図5は運行履歴記録装置400の動作を示すフローチャートである。
データ消去部227が運行履歴記録装置400に収納された記録媒体の記録面を参照し
(ステップ21)、記録媒体が書換え可能な記録媒体であれば(ステップ23:Y)、記
録媒体の記録面に書き込まれているデータを消去する(ステップ25)。続いて、データ
消去部227はレーベル情報消去部228に対して、記録媒体が書換え可能である通知を
する(ステップ27)。その通知を受けたレーベル情報消去部228は記録媒体のレーベ
ル面に白色の塗料を塗布することにより、レーベル情報を消去する(ステップ29)。な
お、運行履歴記録装置400に収納された記録媒体が書換え可能な記録媒体でない場合は
、そのまま終了となる(ステップ23:N)。
本フローチャートに続く動作は、実施例1で示したフローチャートの通りである。
【0025】
以上のように、運行履歴記録装置400に収納された記録媒体が書換え可能なものであ
る場合は、記録面に書き込まれているデータを消去し、レーベル面に印刷されたレーベル
情報を消去することで、新しいデータの書込み及びレーベル情報の印刷を行うことが可能
となる。
【0026】
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。
特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこ
の発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1は運行履歴記録装置のブロック図である。
【図2】図2は実施例1で使用する運行履歴記録装置の概略図である。
【図3】図3は実施例1の運行履歴記録装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】図4は実施例2で使用する運行履歴記録装置の概略図である。
【図5】図5は実施例2の運行履歴記録装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0028】
20 200 400 運行履歴記録装置、221 レーベル情報作成部、222 レー
ベル情報印刷部、223 記録媒体イメージファイル生成部、224 記録媒体イメージ
ファイル書込み部、227 データ消去部、228 レーベル情報消去部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
輸送機の運行履歴データに基づき記録媒体イメージファイルを生成する記録媒体イメー
ジファイル生成部と、
前記記録媒体イメージファイルを記録媒体の記録面に書き込む記録媒体イメージファイ
ル書込み部と、
前記運行履歴データに基づきレーベル情報を作成するレーベル情報作成部と、
前記レーベル情報を前記記録媒体のレーベル面に印刷するレーベル情報印刷部と、
を備えてなる運行履歴記録装置。
【請求項2】
前記レーベル情報は、コンテンツ情報と、レイアウト情報とを含む、ことを特徴とする
請求項1に記載の運行履歴記録装置。
【請求項3】
前記運行履歴記録装置は、1又は複数のレイアウト情報を保存するレイアウト情報保存
領域を備え、複数のレイアウト情報が保存されているとき、どのレイアウト情報を使用す
るか選択することができる、ことを特徴とする請求項2に記載の運行履歴記録装置。
【請求項4】
前記記録媒体イメージファイル生成部は、前記輸送機で得られた運行履歴データの中か
ら所定のルールに従ってデータを選択して、記録媒体イメージファイルを生成する、こと
を特徴とする請求項1に記載の運行履歴記録装置。
【請求項5】
前記レーベル情報作成部は、前記輸送機で得られた運行履歴データの中から所定のルー
ルに従ってデータを選択して、該データに個別データを付加することによりレーベル情報
を作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の運行履歴記録装置。
【請求項6】
前記運行履歴記録装置は、記録媒体の記録面を参照し、前記記録面が書き換え可能であ
れば、前記記録媒体のデータを消去するデータ消去部と、
前記データ消去部から前記記録媒体が書換え可能である通知を受けて、前記記録媒体の
レーベル面のレーベル情報を消去するレーベル情報消去部と、
を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の運行履歴記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−66479(P2007−66479A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−254490(P2005−254490)
【出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】