説明

遠心分離装置

【課題】小型化が実現できるととともに、近傍での作業の安全性を向上させることができる遠心分離装置を提供すること。
【解決手段】遠心分離装置1は、シリンダ部21を有する筐体2の内部に、被処理液体3を収容し遠心分離処理を行う分離容器4と、その分離容器4の開口を閉塞可能となっている蓋5と、分離容器4及び蓋5を回動させる回動軸6と、分離容器4を回動自在に支持するとともに、回動軸6が貫通するピストン部材7とが配設されている。シリンダ部21とピストン部材7によって囲まれた流体室に流体が注入/排出されることによって、ピストン部材7が分離容器4と一体となって回動軸6の軸線方向に変位するようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不純物を含む被処理液体を遠心分離によって不純物を除去する遠心分離装置に関する。
【背景技術】
【0002】
不純物を含む被処理液体は遠心分離処理を行うことによって、不純物と不純物が除去された分離液とに分離できるようになっている。
【0003】
不純物を含む被処理液体の遠心分離処理を行う装置として、特許文献1の実開昭56−133349に示すものがある。図7に示すように、この実開昭56−133349の遠心分離装置100は、ハウジング101(筐体)内に垂直方向の軸心を中心として回転する筒体102が備えられている。その筒体102の周壁102aには不純物を筒体102外に排出するための排出口103が設けられており、軸方向に移動可能なリング104が筒体102の外周面上に設けられている。このリング104は、係合体105、ロッド106、移動板107を介して、ハウジング101外に設けられたシリンダ108によって、排出口103を閉じる閉位置と排出口103を開放する開位置との間で移動させるようになっている。リング104が開位置にある状態で筒体102が回転すると、不純物が排出口103から排出されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭56−133349
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、シリンダ108がハウジング101外に設けられていることによって、遠心分離装置100が大型化するという問題があった。さらに、ハウジング101外にロッド106、移動板107、シリンダ108のロッドといった動く部材が配設されているので、遠心分離装置100近傍での作業の安全性が低いという問題があった。
【0006】
上記点より本発明は、小型化が実現できるととともに、近傍での作業の安全性を向上させることができる遠心分離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1の遠心分離装置は、シリンダ部を有する筐体の内部に被処理液体を収容し遠心分離処理を行う分離容器と、その分離容器の開口を閉塞可能となっている蓋と、前記分離容器及び前記蓋を回動させる回動軸と、前記蓋又は前記分離容器のいずれか一方を回動自在に支持するとともに、前記回動軸が貫通するピストン部材とが配設され、前記シリンダ部と前記ピストン部材によって囲まれた流体室に流体が注入/排出されることによって、前記ピストン部材が前記蓋又は前記分離容器のいずれか一方と一体となって前記回動軸の軸線方向に変位するようになっている。
【0008】
この請求項1の遠心分離装置によれば、分離容器と蓋とが配設されている空間と同一の空間である筐体の内部にピストン部材が配設されるので、遠心分離装置の省スペース化を実現することができる。
【0009】
また、シリンダ部とピストン部材によって囲まれた流体室に流体が注入/排出されることによって、筐体の外部から蓋又は分離容器を容易に操作できるとともに、筐体外に動く部材が配設されていないので、遠心分離装置近傍での作業の安全を確保することができる。
【0010】
さらに、ピストン部材が回動軸の軸線方向に変位することによって、蓋又は分離容器のいずれか一方が他方に押し付けられる場合、流体の圧力によって、蓋又は分離容器のいずれか一方が他方に均等な圧力で押し付けられるようになっている。これにより、例えば、遠心分離処理中に蓋と分離容器との間に部分的に隙間が生じることを防止できる。
【0011】
請求項2の遠心分離装置は、請求項1の遠心分離装置において、前記ピストン部材と前記回動軸との間には、前記分離容器の内部と連続する空間が設けられており、この空間を通して前記分離容器内部へと前記被処理液体を出し入れできるようになっている。
【0012】
この請求項2の遠心分離装置によれば、請求項1の遠心分離装置と同様に作用する上、ピストン部材が分離容器内部へと被処理液体を出し入れするための通路の役割も果たすので、遠心分離装置の省スペース化を実現することができる。
【発明の効果】
【0013】
請求項1または2の発明によれば、遠心分離装置の小型化を実現できるととともに、遠心分離装置近傍での作業の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第一実施形態の遠心分離装置の部分断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態の遠心分離装置の部分断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態の遠心分離装置の部分断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態の遠心分離装置の部分断面図である。
【図5】本発明の第二実施形態の遠心分離装置の部分断面図である。
【図6】本発明の第二実施形態の遠心分離装置の部分断面図である。
【図7】従来の遠心分離装置の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の第一実施形態について図面に基づいて説明する。図1から図3は本発明の第一実施形態の遠心分離装置1であり、遠心分離装置1の一部を断面表示した部分断面図である。
【0016】
図1は、被処理液体3を循環させながら遠心分離装置1で遠心分離処理を行っている状態を示している。図2は、被処理液体3の循環を止めて、遠心分離装置1内から被処理液体3を抜いた状態を示している。図3は、遠心分離処理によって分離された不純物31を後述する分離容器4から排出する状態を示している。
【0017】
図1に示すように、遠心分離装置1は、筐体2の内部に、被処理液体3を収容し遠心分離処理を行う分離容器4と、その分離容器4の開口を閉塞可能となっている蓋5と、分離容器4及び蓋5を回動させる回動軸6と、分離容器4を回動自在に支持するとともに、回動軸6が貫通するピストン部材7とが配設されている。
【0018】
このような遠心分離装置1で遠心分離処理を行う被処理液体3としては、例えば、スラッジなどの不純物を含む工業用潤滑油/金属加工油や汚泥などの不純物を含む排水等である。
【0019】
以下、遠心分離装置1を構成する各部材について詳細に説明する。
【0020】
図1に示すように、筐体2はシリンダ部21と、そのシリンダ部21の上方に位置する上部22とを有する。シリンダ部21及び上部22はそれぞれ横断面が略円形の筒体であり、内部空間が繋がっている。
【0021】
シリンダ部21の底部には、回動軸6が貫通する穴が形成されており、この穴の縁部から筐体2の内部に向って、内壁23が上方に向って立設している。この内壁23は、シリンダ部21の外壁24と並行となるように立設している。シリンダ部21の内壁23と回動軸6との間には空間が形成されており、この空間を被処理液体3が流れるようになっている。
【0022】
さらに、筐体2の上部22の底面には、分離容器4から筐体2内部へ排出された不純物31を筐体2の外へ排出するための排出口25が形成されている。
【0023】
筐体2の上部22の上面には、遠心分離処理後の被処理液体3を排出するための排出管13が取り付けられている。シリンダ部21の下方にはロータリージョイント11が取り付けられており、さらに、そのロータリージョイント11の下方にさらに封止部材12が取り付けられている。
【0024】
また、筐体2には、油圧弁14を有する油圧管15が接続されており、この油圧管15を通して、シリンダ部21とピストン部材7によって囲まれた流体室に流体である作動油8が注入/排出されるようになっている。油圧管15が油圧弁14を有するので、油圧弁14を閉じることによって、ピストン部材7の位置を固定することができるようになっている。
【0025】
筐体2の内部では、下からピストン部材7、分離容器4、蓋5の順に配置されている。中央に回動軸6が、ピストン部材7及び分離容器4を貫通した状態で設けられている。回動軸6は分離容器4を貫通しているが、回動軸6は分離容器4に非接触となっている。尚、筐体2の外部では、回動軸6がロータリージョイント11及び封止部材12を貫通した状態となっている。
【0026】
分離容器4はすり鉢状のすり鉢部41とすり鉢部41の底面から下方に伸びる被支持部42とを備える。被支持部42は横断面が略円形の筒体である。すり鉢部41の上の開口縁からは鍔部43が外側に向って延出している。被支持部42と回動軸6との間には空間が形成されており、この空間を被処理液体3が流れるようになっている。
【0027】
蓋5の全体形状はフランジを有する筒形状となっており、分離容器4のすり鉢部41の開口を覆うものである。蓋5は、中央に穴が形成されている円盤状の覆部51と、覆部51の中央の穴の縁から上方に立設する筒部52とを有する。筒部52は、筐体2にベアリング、シールを介して回動自在に支持されている。この筒部52の内側を被処理液体3が流れるようになっている。
【0028】
蓋5は、後に詳述する回動軸6の嵌合ピン61と嵌合するようになっている。これにより、回動軸6の回動が蓋5に伝わるようになっている。
【0029】
蓋5の覆部51は、分離容器4の鍔部43と重合した状態で、回動軸6の軸線を中心とする同心円上の位置に複数設けられた連結ピン53で連結されている。これにより、分離容器4にも回動軸6の回動が蓋5を介して伝わるようになっている。さらに、連結ピン53は、一端が蓋5に固定されている状態で分離容器4の鍔部43の挿通孔に挿入されており、蓋5に対して分離容器4が回動軸6の軸線方向に変位可能となっている。
【0030】
また、蓋5の覆部51と分離容器4の鍔部43との間には、回動軸6の軸線を中心とする同心円上の位置に複数設けられたバネ54が介在している。バネ54は蓋5の覆部51と分離容器4の鍔部43とを離間する方向に付勢する。
【0031】
回動軸6は、封止部材12にベアリング、シールを介して回動自在に支持されている。回動軸6の上端は平板状となっており、その平板状の部分から上方に向って複数の嵌合ピン61が突出するようになっている。分離容器4内の被処理液体3は、複数の嵌合ピン61の間を通って、蓋5の筒部52から排出管13へと流れるようになっている。
【0032】
ピストン部材7は、上面視リング状であり、シリンダ部21の外壁24と内壁23との間に配置され外壁24及び内壁23にシールを介して当接する当接部71と、当接部71から上方に向って延出し分離容器4の被支持部42をベアリング、シールを介して回動自在に支持する支持部72とを有する。
【0033】
シリンダ部21の底部、外壁24、内壁23及びピストン部材7の当接部71の底面によって囲まれた空間が流体室をなしている。この流体室に油圧管15を通して、作動流体である作動油8が注入/排出されることによって、ピストン部材7が分離容器4と一体となって回動軸6の軸線方向に変位するようになっている。
【0034】
ピストン部材7の当接部71の内側にシリンダ部21の内壁23が位置し、この内壁23と回動軸6との間には空間があり、ピストン部材7の支持部72の内側には分離容器4の被支持部42が位置しており、この被支持部42と回動軸6との間には空間がある。つまり、ピストン部材7と回動軸6との間には、分離容器4のすり鉢部41の内部と連続する空間が設けられており、この空間を通してすり鉢部41内部へと被処理液体3を出し入れできるようになっている。
【0035】
遠心分離装置1の内部における被処理液体3の流路について説明する。被処理液体3は、ロータリージョイント11からシリンダ部21の内壁23と回動軸6との間の空間、被支持部42と回動軸6との間の空間を通して分離容器4のすり鉢部41に流れ込み、さらに、すり鉢部41の被処理液体3は、複数の嵌合ピン61の間を通って、蓋5の筒部52から排出管13へと流れるようになっている。排出管13から流れ出た被処理液体3をポンプ等によって再びロータリージョイント11から供給することによって、被処理液体3を循環させることができるようになっている。
【0036】
以下、遠心分離装置1で遠心分離処理の手順について説明する。
【0037】
まず、図1に示すように、流体室に作動油8が注入されることによって分離容器4がピストン部材7とともに上に移動し蓋5によって閉塞された状態となっている。この状態で被処理液体3を循環させながら分離容器4及び蓋5を回動させることによって、被処理液体3の不純物31が分離容器4のすり鉢部41の側壁内表面に集まる。
【0038】
次いで、図2に示すように、被処理液体3の循環を止めることによって、遠心分離装置1内部から被処理液体3が抜け、被処理液体3の不純物31が分離容器4のすり鉢部41の側壁内表面に留まっている状態となっている。
【0039】
最後に、図3に示すように、流体室から作動油8が排出されることによって、作動油8の油圧による力よりバネ54の付勢力が上回る。これにより、分離容器4がピストン部材7とともに下に移動し、分離容器4と蓋5との間に隙間が生じる。不純物31は、その隙間から遠心力によって分離容器4の外に排出され、さらに筐体2の排出口25から遠心分離装置1の外へ排出されるようになっている。
【0040】
以下、本発明の第二実施形態の遠心分離装置1Aについて図4から図6に基づいて説明するが、第一実施形態と重複する部分の説明を省略し、第一実施形態と異なる部分について説明する。
【0041】
遠心分離装置1Aは、筐体2の内部に、被処理液体3を収容し遠心分離処理を行う分離容器4と、その分離容器4の開口を閉塞可能となっている蓋5と、分離容器4及び蓋5を回動させる回動軸6と、蓋5を回動自在に支持するとともに、回動軸6が貫通するピストン部材7とが配設されている。
【0042】
筐体2は、シリンダ部21と、そのシリンダ部21の下方に位置する下部22とを有する。
【0043】
筐体2の下部22の底面には、被処理液体3を供給するための供給管13が取り付けられている。筐体2のシリンダ部21の上方には遠心分離処理後の被処理液体3を排出するためのロータリージョイント11が取り付けられており、さらに、そのロータリージョイント11の上方にさらに封止部材12が取り付けられている。
【0044】
筐体2の内部には下から分離容器4、蓋5、ピストン部材7の順に配置されている。蓋5の筒部52は、ピストン部材7の支持部72にベアリング、シールを介して回動自在に支持されている。また、分離容器4の被支持部42は、筐体2内部に設けられた支持体26にベアリング、シールを介して回動自在に支持されている。
【0045】
シリンダ部21の上面、外壁24、内壁23及びピストン部材7の当接部71の上面によって囲まれた空間が流体室をなしている。この流体室に油圧管15を通して、作動流体である作動油8が注入/排出されることによって、ピストン部材7が蓋5と一体となって回動軸6の軸線方向に変位するようになっている。
【0046】
回動軸6の嵌合ピン61は下向きに突出しており、この嵌合ピン61が分離容器4に嵌合することによって回動軸6の回動が分離容器4に伝わるようになっており、さらに分離容器4と蓋5とが連結ピン53で連結されていることによって蓋5にも回動軸6の回動が分離容器4を介して伝わるようになっている。
【0047】
遠心分離装置1Aの内部における被処理液体3の流路について説明する。被処理液体3は、供給管13から被支持部42、複数の嵌合ピン61の間を通って、分離容器4のすり鉢部41に流れ込み、さらに、すり鉢部41の被処理液体3は、蓋5の筒部52と回動軸6との間の空間、ピストン部材7と回動軸6との間の空間、シリンダ部21の内壁23と回動軸6との間の空間を通って、ロータリージョイント11へと流れるようになっている。ロータリージョイント11から流れ出た被処理液体3をポンプ等によって再び供給管13から供給することによって、被処理液体3を循環させることができるようになっている。
【0048】
まず、図4に示すように、流体室に作動油8が注入されることによって、蓋5がピストン部材7とともに下に移動し蓋5によって閉塞された状態となっている。この状態で被処理液体3を循環させながら分離容器4及び蓋5を回動させることによって、被処理液体3の不純物31が分離容器4のすり鉢部41の側壁内表面に集まる。
【0049】
次いで、図5に示すように、被処理液体3の循環を止めることによって、遠心分離装置1A内部から被処理液体3が抜け、被処理液体3の不純物31が分離容器4のすり鉢部41の側壁内表面に留まっている状態となっている。
【0050】
最後に、図6に示すように、流体室から作動油8が排出されることによって、作動油8の油圧による力よりバネ54の付勢力が上回る。これにより、蓋5がピストン部材7とともに上に移動し、分離容器4と蓋5との間に隙間が生じる。不純物31は、その隙間から遠心力によって分離容器4の外に排出され、さらに筐体2の排出口(図示せず)から遠心分離装置1の外へ排出されるようになっている。
【0051】
上記第一及び第二実施形態では、流体が作動油である場合について説明したが、これに限定されることなく、例えば、流体が油以外の液体や気体であってもよい。
【0052】
上記第一及び第二実施形態では、蓋5又は分離容器4のいずれか一方に回動軸6の嵌合ピン61が嵌合し、蓋5又は分離容器4のいずれか一方を介して他方へと回動軸6の回動が伝わる場合について説明したが、これに限定されることなく、例えば、蓋及び分離容器がそれぞれ直接回動軸と連結されており、回動軸の回動が直接蓋及び分離容器に伝わる構成となっていてもよい。
【符号の説明】
【0053】
1,1A 遠心分離装置
2 筐体
3 被処理液体
4 分離容器
5 蓋
6 回動軸
7 ピストン部材
8 作動油
11 ロータリージョイント
12 封止部材
13 排出管(供給管)
14 油圧弁
15 油圧管
21 シリンダ部
22 上部(下部)
23 内壁
24 外壁
25 排出口
26 支持体
31 不純物
41 すり鉢部
42 被支持部
43 鍔部
51 覆部
52 筒部
53 連結ピン
54 バネ
61 嵌合ピン
71 当接部
72 支持部
100 遠心分離装置
101 ハウジング
102 筒体
102a 周壁
103 排出口
104 リング
105 係合体
106 ロッド
107 移動板
108 シリンダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダ部を有する筐体の内部に、
被処理液体を収容し遠心分離処理を行う分離容器と、
その分離容器の開口を閉塞可能となっている蓋と、
前記分離容器及び前記蓋を回動させる回動軸と、
前記蓋又は前記分離容器のいずれか一方を回動自在に支持するとともに、前記回動軸が貫通するピストン部材とが配設され、
前記シリンダ部と前記ピストン部材によって囲まれた流体室に流体が注入/排出されることによって、前記ピストン部材が前記蓋又は前記分離容器のいずれか一方と一体となって前記回動軸の軸線方向に変位することを特徴とする遠心分離装置。
【請求項2】
前記ピストン部材と前記回動軸との間には、前記分離容器の内部と連続する空間が設けられており、この空間を通して前記分離容器内部へと前記被処理液体を出し入れできるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の遠心分離装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−67784(P2011−67784A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−222140(P2009−222140)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(591183050)キタサキ工業株式会社 (1)
【Fターム(参考)】