説明

遠隔装置における視聴のためのクリップを供給するための方法

モバイル装置などの遠隔装置に、コンテンツのクリップを供給するための方法と装置を目的とする。本発明は、エンドユーザがパーソナルコンピュータなどのネットワーク化された装置からコンテンツを決定することを可能にする。決定されたコンテンツは、ウェブページ、グラフィックイメージ、オーディオファイル、ファイル、などからのコンテンツを含むことができる。決定されたコンテンツは、ブラウザあるいは他のアプリケーションの中のクリップ・メカニズムを使用して選択されることができる。クリップ・メカニズムは、遠隔装置と関連する識別子の入力を可能にする、ポップアップウィンドウ、フィールドエントリ、等を提供することができる。クリップされたコンテンツは、次いで、遠隔装置の構成に基づいてフォーマットされることができる。クリップされフォーマットされたコンテンツは、クリップされたコンテンツへの汎用リソースロケータ(URL)を含む、SMSメッセージなどの様々なメッセージ機構を使用して遠隔装置に送信されることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にネットワークを介してコンテンツを管理することに関し、より詳細には、しかし限定することなく、ネットワーク化されたソースからモバイル装置などの遠隔装置まで、クリップされたコンテンツを供給するための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在のコンピューティング環境において、ユーザーは様々なコンピューティング装置を使用することができる。例えばユーザーは、自宅等において、固定した作業場所でデスクトップパーソナルコンピュータ(PC)を使用することができる。しかし、同じユーザーが、移動中に可搬式のコンピューティング装置、例えば携帯電話、パームサイズPCおよびおそらく個人データ補助手段(PDA)さえ使用することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような様々なコンピューティング装置によって、これらのコンピューティング装置全体にわたって情報を共有できるようにしたいという願望がある。現在、データ同期として知られる機構であるが、データを共有するためのいくつかの限られた機能がある。しかし、この機構は、転送されるべきデータに対して、しばしば2つの装置が物理的に照合され、かつ、しばしばネットワーク化されることが必要である。したがって、これらの考察およびその他に対して本発明がなされたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0004】
本発明の限定されないおよび非網羅的な実施態様が、以下の図面を参照して説明される。図面において、同様な参照番号は、特に明記しない限り各種の図の全体にわたって同様な部分を参照する。
本発明のより十分な理解のために、参照が、添付の図面に関連して読みとられるべき以下の本発明の詳細な説明に対してなされる。
【0005】
本発明は、次に、この文書の一部を構成し、かつ例証として、本発明が実施されることができる特定の例示的な実施態様を示す、添付の図面を参照して、以下により十分に説明される。しかしこの発明は、多くの異なる形式において実施されることができ、かつ、本願明細書に記載される実施態様に限定されるものとして解釈されるべきでなく、むしろ、これらの実施態様は、この開示が詳細かつ完全であり、および当業者に本発明の有効範囲を十分に伝達するように提供される。とりわけ、本発明は方法あるいは装置として実施されることができる。したがって、本発明は、全面的にハードウェア実施態様、全面的にソフトウェア実施態様、あるいはソフトウェア態様とハードウェア態様を組み合わせた実施態様、という形をとることができる。以下の詳細な説明は、したがって、限定する意味にはとられるべきものではない。
【0006】
簡潔に述べると、本発明は、コンテンツのクリップをモバイル装置などの遠隔装置に供給するための方法と装置に関連する。本発明は、エンドユーザが、パーソナルコンピュータなどのネットワーク化された装置から、コンテンツを決定することを可能にする。決定されたコンテンツは、例えば運転指示(driving instructions)、グラフィックイメージ、オーディオファイル、スクリーンショット、などのウェブページからのコンテンツを含むことができる。決定されたコンテンツは、次いでブラウザあるいは他のアプリケーションと関連するクリップ・メカニズムを用いて、供給のために選択されることができる。クリッピングのためのコンテンツを選択することは、更に、遠隔装置と関連する識別子の入力を可能にするポップアップウィンドウ、フィールドエントリ、等に結びつくことができる。クリップされたコンテンツは、次いで、遠隔装置の構成に基づいて、フォーマットされることができる。クリップされフォーマットされたコンテンツは、次いで、任意の様々な非同期メッセージプロトコルを使用して遠隔装置に送信されることができる。例えば、一実施態様において、クリップされたコンテンツは、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージを使用して送信される。別の実施態様において、クリップされたコンテンツに対するメッセージフック、例えば汎用リソースロケータ(URL)を含むSMSメッセージが使用される。
【0007】
例証となる動作環境
図1は、本発明が実施されることができる例示的な環境の構成要素を示す。全ての構成要素が本発明を実施するのに必要とされるわけではなく、本発明の趣旨あるいは有効範囲から逸脱することなく、構成要素の配置および種類における変形が、なされることができる。示すように、図1のシステム100は、クライアントコンピュータ104、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)/広域ネットワーク(「WAN」)105、無線ネットワーク110、クリップサーバ108および遠隔装置106−107を含む。
【0008】
一般に、遠隔装置106は別のコンピューティング装置に接続し、情報を受信することができる実質上任意のコンピューティング装置を含むことができる。このような装置は、例えば携帯電話、多機能電話、表示型ポケットベル、無線周波数(RF)装置、赤外線(IR)装置、パーソナル携帯情報機器(PDA)、ハンドヘルドコンピュータ、装着型コンピュータ、タブレットコンピュータ、上記の装置の一つ以上を組み合わせた統合化された装置、などの携帯装置を含む。遠隔装置106は、また、例えばパーソナルコンピュータ、マルチプロセッサーシステム、マイクロプロセッサベースの民生用電子機器あるいはプログラム可能な民生用電子機器、ネットワークPC、などの他のコンピューティング装置を含むことができる。そのようなものとして、遠隔装置106は、一般的に機能および特徴に関して広い範囲にわたる。例えば、携帯電話は数値キーパッドおよびテキストだけが表示できる少しの行のモノクロLCDディスプレイを有することができる。別の例では、ウエブ使用可能な遠隔装置が、タッチ式画面、スタイラスおよびテキストとグラフィクスの両方が表示できるいくつかの行のカラーLCDディスプレイを有することができる。さらに、このウエブ使用可能な遠隔装置は、無線アプリケーションプロトコルメッセージ(WAP)などを送受信可能なブラウザアプリケーションを含むことができる。一実施態様において、このブラウザアプリケーションは、メッセージを表示して送信するために、例えば無線マークアップ言語(WML)、WMLスクリプト、Java(登録商標)スクリプトなどの携帯装置マークアップ言語(HDML)を使用することを可能にされる。
【0009】
遠隔装置106は、また、別のコンピューティング装置からコンテンツを受信するように構成される少なくとも一つのクライアントアプリケーションを含むことができる。このクライアントアプリケーションは、テキストコンテンツ、画像コンテンツ、オーディオコンテンツ、などを供給し、および受信するための機能を含むことができる。このクライアントアプリケーションは、種類、機能、名称、識別子などを含む、それ自体を識別する情報を更に供給することができる。この情報は、また、遠隔装置106が使用することを可能にされるコンテンツフォーマットを指示することができる。このような情報はメッセージ等で供給され、クリップサーバ108などに送信されることができる。
【0010】
遠隔装置106は、例えばクリップサーバ108などの別のコンピューティング装置との間で、例えばショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、インスタントメッセージ(IM)、インターネットリレーチャット(IRC)、mIRC、ジャバー、などを介して、メッセージを通信するように構成されることができる。一実施態様において、メッセージは、例えばURL、スクリプト、プログラムなどのメッセージフックを含む。遠隔装置106は、更に、例えばクリップサーバ108、などから、別のメッセージへのアクセスを要求するためにこのメッセージフックを使用するように構成されることができる。一実施態様において、この別のメッセージは、電子メールメッセージである。別の実施態様では、この別のメッセージは、無線アプリケーションプロトコル(WAP)フォーマットなどでフォーマットされる電子メールメッセージである。しかし、本発明は電子メールメッセージに限定されず、実質上、他のいかなるメッセージタイプなどでも、含まれたメッセージフックを介してアクセス可能とすることができる。例えば、このメッセージは、ドキュメント、オーディオファイル、ビットマップファイルを含むグラフィクスファイル、JPEGファイル、バイナリファイル、ビデオファイル、ファイル転送プロトコルコマンド、圧縮ファイル、などを含むことができるが、これに限定されない。
【0011】
遠隔装置107は、例えばパーソナルコンピュータ、マルチプロセッサーシステム、マイクロプロセッサベースの民生用電子機器あるいはプログラム可能な民生用電子機器、ネットワークPC、などの遠隔装置の別の実施態様を表す。遠隔装置107は、様々な点で遠隔装置106と実質的に同様に動作することができ、および他の点で異なって動作することができる。例えば、遠隔装置107はより従来の有線の装置を表すことができる。そのようなものとして、遠隔装置107は、有線の装置導入のために、遠隔装置106と実質的に同様の機構を使用して、クリップサーバ108および他のネットワーク装置と通信するように構成されることができる。
【0012】
クライアント装置104は、例えばクリップサーバ108、遠隔装置106−107などの別のコンピューティング装置へ、そして、それらから、例えばネットワーク105、無線ネットワーク110などのネットワークを介してメッセージを送受信することができる実質上任意のコンピューティング装置を含むことができる。このような装置の組は、一般的に、例えばパーソナルコンピュータ、マルチプロセッサーシステム、マイクロプロセッサベースの民生用電子機器あるいはプログラム可能な民生用電子機器、ネットワークPC、などの有線の通信媒体を使用して接続する装置を含むことができる。このような装置の組は、また、一般的に、例えば携帯電話、多機能電話、ポケットベル、ウォーキートーキー、無線周波数(RF)装置、赤外線(IR)装置、CB、上記の装置の一つ以上を組み合わせた統合化された装置あるいは実質上任意のモバイル装置、などの無線通信媒体を使用して接続する装置を含むことができる。同様に、クライアント装置104は、例えばPDA、ポケットPC、装着型コンピュータ、ならびに有線通信媒体および/または無線通信媒体を介して通信する能力がある他の任意の装置、などの有線通信媒体あるいは無線通信媒体を使用して接続することができる任意の装置とすることができる。
【0013】
クライアント装置104は、ウェブページ、ウエブベースのメッセージ、などを送受信するように構成されるブラウザアプリケーションを含むことができる。このブラウザアプリケーションは、例えばハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、その他の標準汎用マークアップ言語(SMGL)を含む実質上任意のウエブベースの言語を使用して、グラフィクス、テキスト、マルチメディア、などを受信し、表示するように構成されることができる。
【0014】
クライアント装置104は、それが、例えばショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、インスタントメッセージ(IM)、インターネットリレーチャット(IRC)、mIRC、ジャバー、などを介して、それ自体と別のコンピューティング装置との間でメッセージを通信することを含む、様々な他の動作を実行することを可能にするクライアントアプリケーションを更に含むことができる。ブラウザアプリケーションおよび/または例えばクライアントアプリケーション、プラグインアプリケーション、などの別のアプリケーションは、クライアント装置104が、クリップされ再フォーマットされ、かつ遠隔装置106−107などの遠隔装置に供給されるべきコンテンツを選択することを可能にすることができる。一実施態様において、クライアント装置104は、例えば図3と連携して以下に記載する、遠隔装置への供給のためにコンテンツを選択してクリップするなどの、動作を実行するように構成されることができる。
【0015】
無線ネットワーク110は、WAN/LAN102と遠隔装置106およびその構成要素を接続するように構成される。無線ネットワーク110は、インフラストラクチャ指向の接続を遠隔装置106に供給するために、独立臨時目的ネットワークなどを更にオーバレイすることができる任意の様々な無線サブネットワークを含むことができる。このようなサブネットワークは、メッシュ状ネットワーク、ワイヤレスLAN(WLAN)ネットワーク、携帯電話ネットワーク、などを含むことができる。
【0016】
無線ネットワーク110は、無線リンクなどによって接続された端末、ゲートウェイ、ルーターなどの自律システムを更に含むことができる。これらのコネクタは、自由におよび無作為に動いて、任意に編成するように構成されることができ、そうすると、無線ネットワーク110のトポロジが迅速に変化することができる。
【0017】
無線ネットワーク110は、更に携帯電話システム用の第2世代(2G)、第3世代(3G)無線アクセス、WLAN、無線ルーター(WR)メッシュ、などを含む複数のアクセス技術を使用することができる。2G、3Gなどのアクセス技術および将来のアクセスネットワークは、様々な程度の可動性を備えた遠隔装置106などのモバイル装置に対する広いカバー範囲を可能にすることができる。例えば、無線ネットワーク110は、例えばモービル通信用大域システム(GSM)、一般パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)、広帯域符号分割多重アクセス方式(WCDMA)、などの無線ネットワークアクセスを介した無線接続を可能にすることができる。本質的には、無線ネットワーク110は、情報が遠隔装置106と別のコンピューティング装置、ネットワークなどとの間でそれによって伝わることができる、実質上任意の無線通信機構を含むことができる。
【0018】
ネットワーク105は、遠隔装置107、クライアントコンピュータ104、クリップサーバ108を含む他のコンピューティング装置と、遠隔装置106への無線ネットワーク110を介して、クリップサーバ108とその構成要素を接続するように構成される。ネットワーク105は、ある電子装置から別の電子装置へ情報を通信するための任意の形式のコンピュータ可読の媒体を使用することを可能にされる。また、ネットワーク105はローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、例えば汎用シリアルバス(USB)ポート、他の形式のコンピュータ可読の媒体などを通した直結、あるいはそれらの任意の組合せに加えて、インターネットを含むことができる。異なる構造およびプロトコルに基づくそれらを含む相互に連結したLANの組上で、ルーターがLAN間のリンクとして働き、メッセージが一方から他方へ送信されることを可能にする。また、LAN内の通信リンクは、一般的にツイストペア線あるいは同軸ケーブルを含み、一方、ネットワーク間の通信リンクは、アナログ電話線、T1、T2、T3およびT4を含む完全あるいは部分的専用デジタル回線、統合サービスデジタル通信網(ISDN)、デジタル加入者線(DSL)、衛星リンクを含む無線リンク、あるいは当業者にとって公知の他の通信リンクを利用することができる。さらに、リモートコンピュータおよび他の関連した電子装置が、モデムおよび一時的な電話リンク経由でLANあるいはWANのどちらかに遠隔で接続されることができる。本質的には、ネットワーク105は、情報がクリップサーバ108と別のコンピューティング装置の間で、それによって伝わることができる任意の通信方式を含む。
【0019】
さらに、通信媒体は、一般的にコンピュータ可読の命令、データ構造、プログラムモジュールあるいは他のデータを、例えば搬送波、データ信号あるいは他の搬送機構などの変調されたデータ信号に組み入れ、および任意の情報供給媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」および「搬送波信号」は、信号内の情報、命令、データ、などをコード化するような方法で設定され、あるいは変更された、その特性の一つ以上を有する信号を含む。一例として、通信媒体は、例えばツイストペア、同軸ケーブル、光学ファイバー、導波管などの有線媒体および他の有線媒体、ならびに例えば音響、RF、赤外線などの無線媒体および他の無線媒体を含む。
【0020】
クリップサーバ108の一実施態様が、図2と連携して以下で更に詳細に説明される。簡潔に、しかし、クリップサーバ108は、クライアント装置104のユーザーが遠隔装置への供給のためにコンテンツをクリップすることを可能にするように、ネットワーク105に接続することが可能な任意のコンピューティング装置を含むことができる。クリップサーバ108として動作することができる装置は、パーソナルコンピュータデスクトップコンピュータ、マルチプロセッサーシステム、マイクロプロセッサベース民生用電子機器あるいはプログラム可能な民生用電子機器、ネットワークPC、サーバ、などを含む。クリップサーバ108は、クライアント装置104と識別された遠隔装置の間でクリップサービスを実行するために図4の過程400を使用することができる。
【0021】
例証となるサーバ環境
本発明の一実施態様に従って、図2はサーバ装置の一実施態様を示す。サーバ装置200は、示されるものと比べてより多数の構成要素を含むことができる。示される構成要素は、しかし本発明を実施するための例示の実施態様を開示するのに十分である。サーバ装置200は、例えば、図1のクリップサーバ108として動作するように使用されることができる。
【0022】
サーバ装置200は、すべてバス222経由で相互に通信する、演算処理装置212、ビデオ表示アダプタ214および大容量記憶装置を含む。この大容量記憶装置は、一般にRAM 216、ROM 232および例えばハードディスクドライブ228、テープ装置、オプティカルドライブおよび/またはフロッピー(登録商標)ディスクドライブなどの一つ以上の恒久的な大容量記憶装置を含む。大容量記憶装置は、サーバ102の動作を制御するためのオペレーティングシステム220を記憶する。任意の汎用オペレーティングシステムが、使用されることができる。基本入出力システム(「BIOS」)218が、また、サーバ装置200の低レベルの動作を制御するために提供される。図2にて図示したように、サーバ装置200は、また、TCP/IPプロトコル、UDP/IPプロトコルなどを含む様々な通信プロトコルとともに使用するために構成されるネットワークインタフェースユニット210経由で、インターネットあるいは例えば図1内のネットワーク105および無線ネットワーク110などの他のいくつかの通信ネットワークと通信することができる。ネットワークインタフェースユニット210は、時にはトランシーバ、データ送受信装置、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、などとして公知である。
【0023】
サーバ装置200は、また、電子メールを送受信するためのSMTPハンドラアプリケーションを含むことができる。サーバ装置200は、また、HTTPリクエストを受信しておよび引き渡すためのHTTPハンドラアプリケーション、およびセキュアな接続を処理するためのHTTPSハンドラアプリケーションを含むことができる。HTTPSハンドラアプリケーションは、セキュアな方法で外部アプリケーションとの通信を始めることができる。
【0024】
サーバ装置200は、また、例えばマウス、キーボード、スキャナあるいは図2内に示されない他の入力装置などの外部装置と通信するための入出力インタフェース224を含む。同様に、サーバ装置200は、例えばCD−ROM/DVD−ROMドライブ226およびハードディスクドライブ228などの追加的な大容量記憶装置を更に含むことができる。ハードディスクドライブ228は、とりわけ、アプリケーションプログラムなどを記憶するためにサーバ装置200によって利用される。
【0025】
上記の通りの大容量記憶装置は、別の種類のコンピュータ可読の媒体、すなわち、コンピュータ記憶媒体を例示する。コンピュータ記憶媒体は、例えばコンピュータ可読の命令、データ構造、プログラムモジュールあるいは他のデータなどの情報の記憶のための任意の方法あるいは技術で実施される揮発性の、不揮発性の、着脱可能なおよび着脱不可能な媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体の具体例は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリあるいは他の記憶装置技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)あるいは他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置あるいは他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を記憶するために使用されることができ、かつコンピューティング装置によってアクセスされることができるその他の任意の媒体を含む。
【0026】
大容量記憶装置は、また、プログラムコードおよびデータを記憶する。一つ以上のアプリケーション250が、大容量記憶装置へロードされ、オペレーティングシステム220上で実行される。アプリケーションプログラムの具体例は、電子メールプログラム、スケジューラ、カレンダ、セキュリティサービス、トランスコーダ、データベースプログラム、ワードプロセッシングプログラム、表計算プログラム、その他を含む。大容量記憶域は、例えばウエブサービス252、クリップマネージャ254およびクリップ記憶256などのアプリケーションを更に含むことができる。
【0027】
ウエブサービス252は、クライアント装置のブラウザアプリケーションからのリクエストを管理し、および応答でウエブベースのコンテンツを供給するように構成される。そのようなものとして、ウエブサービス252は、Apache、インターネット情報サーバ(IIS)、Netscape、米国立スーパーコンピュータ応用研究所(NCSA)、などのアプリケーションを含むことができる。一実施態様において、ウエブサービス252はHTTPを使用してクライアントのブラウザアプリケーションと通信する。しかし、ウエブサービスは、また、例えばデータベース検索、電子商取引、などの機能を提供するサーバ側スクリプト(CGIスクリプト、JSP、ASP、その他)も実行することができる。一実施態様において、ウエブサービス252は別のコンピューティング装置への供給のためにクライアントのブラウザに供給されるコンテンツのクリッピングを可能にするためにクリップマネージャ254と相互作用する。一実施態様において、ウエブサービス252は、クリップアイコン、ドロップダウンメニュー、ポップアップメニューあるいはエンドユーザが供給のためのコンテンツを選択できるようにする同様のクリップ・メカニズムを可能にすることができる。ウエブサービス252は、クリップマネージャ254からクリップ・メカニズムを受け取ることができる。クリップ・メカニズムは、エンドユーザがクリップされたコンテンツが供給されるべき遠隔装置を一意的に指示する識別子を供給することを更に可能にすることができる。
【0028】
クリップマネージャ254は、遠隔装置の識別子とともに、ウエブサービス252からクリップされたコンテンツを受け取るように構成される。クリップマネージャ254は、識別された遠隔装置と互換のフォーマットを決定するために識別子を使用することができ、および、必要に応じて、クリップマネージャ254は、クリップされたコンテンツを共通フォーマットに再フォーマットすることができる。クリップマネージャ254は、クリップされ再フォーマットされたコンテンツを遠隔装置に供給するために遠隔装置の識別子を更に使用することができる。一実施態様において、クリップマネージャ254は、SMSを含む任意の様々なメッセージプロトコルを使用して、クリップされ再フォーマットされたコンテンツを遠隔装置に送信することができる。別の実施態様において、クリップマネージャ254は、メッセージを遠隔装置に送信することができ、このメッセージは、フックあるいはクリップされたコンテンツが得られることができるところを指示する同様の機構を含むことができる。例えば、一実施態様において、このフックはサーバ上のクリップされたコンテンツのための記憶位置識別子を更に含むURLを含むことができる。遠隔装置のエンドユーザがメッセージを受信してフックを選択すると、クリップされたコンテンツが記憶位置識別子を使用してアクセスされ、遠隔装置のブラウザあるいは他の適切なアプリケーションを使用して表示される。例えば、クリップされたコンテンツが、例えば運転指示、ウェブページコンテンツ、などのテキストを含む場合、適切なアプリケーションは、クライアントのブラウザ、ワードプロセッサ、等を含んでもよい。いずれにしても、クリップマネージャ254は、一実施態様において、図4の過程400を使用することができ、および図3の過程300と相互に作用することができる。
【0029】
クリップ記憶250は、ファイル、フォルダ、データベース、などを含んで、クリップされたコンテンツを記憶しておよび管理するための、実質上任意の記憶機構を含む。一実施態様において、クリップされたコンテンツは、遠隔装置の識別子と関連する情報を使用して編成される。しかし、クリップされたコンテンツは、また、コンテンツをクリップしたクライアント装置によって容易にアクセスされることができる。そのようなものとして、クリップされたコンテンツは、クライアント装置、クライアント装置のエンドユーザ、などと関連する情報を含むことができる。例えば、一実施態様において、クライアント装置のエンドユーザは、クライアント装置がクリップ記憶250からクリップされたコンテンツを記憶し取り出すことを可能にするアカウント識別子を有する。
【0030】
サーバ装置200内の異なった構成要素として図2内に例示されるとはいえ、ウエブサービス252、クリップマネージャ254およびクリップ記憶256は、本発明の範囲から逸脱することなく任意の様々な方法で、配置され、組み合わせられ、などされることができる。例えば、ウエブサービス252およびクリップマネージャ254は、単一の構成要素として配置されることができる。さらに、ウエブサービス252、クリップマネージャ254およびクリップ記憶256は、サーバ装置200と実質的に同様の一つ以上の別のコンピューティング装置内に存在することができる。
【0031】
一般化した動作
本発明のある態様の動作が、次に図3に関して説明される。図3は、遠隔装置への供給のためのクリップコンテンツを選択するための過程の一実施態様を一般に示す論理流れ図を例示する。図3の過程300は、例えば、クライアント装置、例えばクライアント装置104とサーバ装置、例えばクリップサーバ108との間の相互作用を表すことができる。
【0032】
過程300は、開始ブロックの後、ブロック302において、例えば図1のクライアント装置104などのコンピューティング装置を使用するエンドユーザが、ネットワークを介してコンテンツにアクセスした後で、開始する。一実施態様において、コンテンツはウェブブラウザを使用してクライアント装置によってアクセスされる。
【0033】
例証となる具体例として、エンドユーザのクライアントコンピューティング装置が遠隔装置に現在ネットワークされていないにもかかわらず、エンドユーザが、特定の興味のある地点への一組の運転方向を遠隔装置に与えたいと望む場合がある。エンドユーザは、クライアントのウェブブラウザを使用してサーバ上のウェブサイトにアクセスすることができ、かつ所望の運転方向を要求することができる。しかし、明らかに、本発明は表示されたコンテンツに限定されず、かつ、オーディオファイル、動画、画像ファイル、バイナリファイル、などを含む他のコンテンツが決定されることができる。
【0034】
処理は次いでブロック304へと流れ、ここでエンドユーザは、様々なクリップ・メカニズムを使用して所望のコンテンツを選択し、クリップすることができる。例えば、使用されるクリップ・メカニズムは、例えばブラウザツールバーなどのツールバー上のボタン、ブラウザを介してアクセス可能なリンク、表示されたアイコン、実行可能なアプリケーション、スクリプト、などを含むことができる。一実施態様において、クリップ・メカニズムはサーバ上に存在することができ、およびクライアントのブラウザを介して使用するために表示されることができる。したがって、一実施態様において、何の恒久的な変更も、あるいは追加的な恒久的なアプリケーションも、クライアント装置に存在する必要はない。いずれにしても、エンドユーザはクリップ・メカニズムを選択してもよく、次にクリップ・メカニズムは決定されたコンテンツを取り込む。本具体例において、クリップ・メカニズムは表示された運転指示をクリップする。
【0035】
過程300はブロック306に続き、ここでクリップ・メカニズムあるいは関連アプリケーションは、エンドユーザが行き先の識別を入力することを要求する。我々の具体例において、エンドユーザはモバイル装置あるいは同様の遠隔装置に運転指示を供給するよう望むことができる。この具体例において次いで、識別子は、クリップされたコンテンツの供給が意図される遠隔装置を一意的に識別するために電話番号、移動識別番号(MIN)、電子シリアル番号(ESN)あるいは同様の識別子を含んでもよい。一実施態様において、識別子は遠隔装置と関連するIPアドレスである。
【0036】
過程300はブロック308へと流れ、ここで、エンドユーザは次いでクリップ・メカニズムあるいは同様の機構を使用して、クリップされたコンテンツが識別された行き先に供給されることを要求する。処理は、次に判定ブロック310に続き、ここでより多くのコンテンツが供給のためにクリップされるべきかどうかについて判定がなされる。もし何の追加的なコンテンツもクリップされないならば、過程300は他の動作を実行するためにコール過程へ戻る。もし追加的なコンテンツがクリップされるべきならば、過程300がブロック302にループして戻り、実質的に上記の通りに実行する。
【0037】
図4は、本発明に従って、遠隔装置へのクリップされたコンテンツの供給を管理するための過程の一実施態様を一般に示す論理流れ図を例示する。図4の過程400は、例えば、図1のクリップサーバ108などのサーバ上で実施されることができる。
【0038】
過程400は、開始ブロックの後、ブロック402において開始し、ここで別のコンピューティング装置への供給のためにクリップされたコンテンツが受信される。この別のコンピューティング装置は、例えば、図1の遠隔装置106−107を含むことができる。さらに、このコンテンツは、上記の図3の過程300を使用してクリップされることができる。処理は次いでブロック404に続き、ここでクリップされたコンテンツを受信するコンピューティング装置と関連する識別子が受信される。
【0039】
処理は、次のブロック406に続き、ここで識別子が目的コンピューティング装置の特性を決定するために使用されることができる。一実施態様において、識別子はデータベース、テキスト、ファイル、などを検索するために使用され、目的コンピューティング装置と互換のコンテンツフォーマットを決定することができる。別の実施態様において、識別子はクリップされたコンテンツの共通フォーマットを確認するためにクエリを目的コンピューティング装置に送信するように使用されることができる。共通フォーマットの決定の際に、処理はクリップされたコンテンツが共通フォーマットを使用してフォーマットされることができるブロック408まで進む。我々の現在の運転指示具体例では、クリップされたコンテンツは、SMSメッセージにフォーマットされることができる。別の実施態様では、クリップされたコンテンツは、HTML、WML、WMLスクリプト、Java(登録商標)スクリプト、などを使用してブラウザフォーマットでの表示のためにフォーマットされることができる。同様に、クリップされたコンテンツは、互換のオーディオフォーマット、画像フォーマット、あるいはクリップされたコンテンツのタイプおよび目的コンピューティング装置に適した他のフォーマットを使用してフォーマットされることができる。一実施態様において、例えばURL、スクリプト、プログラム、などのメッセージフックが、例えばSMSメッセージなどのメッセージ機構に挿入されることができ、ここで、メッセージフックは、クリップされたコンテンツの記憶位置と関連する記憶位置アドレス、等を含む。SMSメッセージが目的コンピューティング装置によって受信されると、メッセージフックが選択され、クリップされたコンテンツのアクセスをトリガーすることができる。
【0040】
本発明は、しかしこれらの機構に限定されず、実質上任意のメッセージ機構が供給のためにクリップされフォーマットされたコンテンツを実装するように選択されることができる。例えば、クリップされたコンテンツは、電子メール、HTTP、IM、MMSなどを介して供給されることができる。
【0041】
過程400は、次にブロック410に続き、ここで、クリップされフォーマットされたコンテンツが、選択されたメッセージ機構を使用して、目的コンピューティング装置に供給される。クリップされたコンテンツの供給の際に、過程400は他の動作を実行するためにコール過程へ戻る。
【0042】
上記で論じられたフローチャート図の各ブロックおよび上記のフローチャート図内のブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実施されることができることは理解されよう。これらのプログラム命令がプロセッサに与えられると、プロセッサ上で実行する命令が、流れ図の中のブロックまたは複数のブロックで指定される動作を実行する手段を生成するようなマシンを作り出すことができる。このコンピュータプログラム命令は、プロセッサによって実行されることができ、このプロセッサによって実行されるべき一連の操作可能ステップによって、プロセッサ上で実行する命令が、流れ図の中のブロックまたは複数のブロックで指定される動作を実行するステップを供給するようなコンピュータ実行過程を作り出すようにさせることができる。
【0043】
したがって、流れ図のブロックは、指定された動作を実行する手段の組み合わせと、指定された動作を実行するステップの組み合わせと、指定された動作を実行するプログラム命令の手段をサポートする。流れ図の各ブロックおよび流れ図内のブロックの組合せは、指定された動作あるいはステップ、あるいは特殊目的ハードウェアとコンピュータ命令の組合せを実行する、特殊目的ハードウエアベースのシステムによって実施されることができることもまた理解されよう。
【0044】
上記説明、具体例、及び、データは、本発明の構成を製造しおよび使用するのに十分な説明を提供するものである。本発明の多くの実施態様が本発明の精神と範囲から逸脱することなく、なされることができるので、本発明は、以下に添付される請求の範囲内に存在する。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明を実施するための環境の一実施態様を例示する機能ブロック図を示す。
【図2】本発明を実施するシステムにおいて使用されることができるクライアント装置の一実施態様を示す。
【図3】遠隔装置への供給のためのクリップコンテンツを選択するための過程の一実施態様を一般に示す論理流れ図を例示する。
【図4】本発明に従う、遠隔装置へのクリップされたコンテンツの供給を管理するための過程の一実施態様を一般に示す論理流れ図を例示する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介してコンテンツを通信するためのサーバであって、
ネットワークを介してコンテンツを送受信するためのトランシーバと、
クリップマネージャであって、
第1のコンピューティング装置上の選択されたコンテンツのクリッピングを可能にすることと、
前記第1のコンピューティング装置および第2のコンピューティング装置が現在分離している、第2のコンピューティング装置と関連する識別子を受信することと、
前記第2のコンピューティング装置上のアプリケーションと互換の前記クリップされたコンテンツに対して、前記第2のコンピューティング装置と関連する前記識別子を使用して決定されるフォーマットを決定することと、
前記クリップされたコンテンツを前記決定されたフォーマットにフォーマットすることと、
前記第2のコンピューティング装置による前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることと、を含む動作を実行するように構成される前記クリップマネージャと、
を備える、前記サーバ。
【請求項2】
前記第2のコンピューティング装置は、モバイル装置である、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、インスタントメッセージ(IM)、インターネットリレーチャット(IRC)、mIRC、ジャバーおよびHTTPプロトコル、のうち少なくとも1つを使用することを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項4】
前記クリップされたコンテンツをフォーマットすることは、標準汎用マークアップ言語(SMGL)、携帯装置マークアップ言語(HDML)、無線マークアップ言語(WML)スクリプト、無線アプリケーションプロトコル(WAP)およびJavaスクリプト、のうち少なくとも1つを使用して前記クリップされたコンテンツをフォーマットすることを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項5】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、汎用リソースロケータ(URL)、スクリプトおよび実行可能プログラム、のうち少なくとも1つを含むメッセージフックを使用することを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項6】
前記メッセージフックは、前記クリップされたコンテンツと関連する記憶位置アドレスを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項7】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、SMSメッセージを前記第2のコンピューティング装置に送信することを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項8】
前記コンテンツは、ウェブページからクリップされる、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項9】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、非同期メッセージプロトコルを使用することを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項10】
クリッピングを可能にすることは、前記コンテンツを選択し、かつクリップするために、ツールバーボタン、アイコン、スクリプト、リンク、ドロップダウンメニュー、ポップアップメニューおよびアプリケーション、のうち少なくとも1つを供給することを更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項11】
ネットワークを介してコンテンツを通信する方法であって、
第1のコンピューティング装置にコンテンツを供給することと、
前記第1のコンピューティング装置において前記コンテンツの選択対象をクリップすることと、
前記第1のコンピューティング装置および第2のコンピューティング装置が現在分離している、第2のコンピューティング装置と関連する識別子を供給することと、
前記第2のコンピューティング装置と互換の前記クリップされたコンテンツのためのフォーマットであって、部分的に前記識別子を用いて決定されるフォーマットを決定することと、
前記決定されたフォーマットに前記クリップされたコンテンツをフォーマットすることと、
前記第2のコンピューティング装置による前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることと、
を含む前記方法。
【請求項12】
前記コンテンツは、オーディオファイル、画像ファイル、バイナリファイルおよびテキストファイルのうち少なくとも1つを更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、インスタントメッセージ(IM)、インターネットリレーチャット(IRC)、mIRC、ジャバーおよびHTTPプロトコル、のうち少なくとも1つを使用することを更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、汎用リソースロケータ(URL)、スクリプトおよび実行可能プログラム、のうち少なくとも1つを含むメッセージフックを使用することを更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記クリップされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、SMSメッセージを前記第2のコンピューティング装置に送信することを更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項16】
コンテンツを供給することは、ブラウザアプリケーションを使用してコンテンツを供給することを更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項17】
選択対象をクリップすることは、前記コンテンツをクリップするために、ツールバーボタン、アイコン、スクリプト、リンク、ドロップダウンメニュー、ポップアップメニューおよびアプリケーションのうち少なくとも1つを供給することを更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項18】
ネットワークを介してコンテンツを通信するための変調されたデータ信号であって、前記変調されたデータ信号は、
第1のコンピューティング装置における前記コンテンツの選択対象のクリッピングを可能にすることと、
前記第1のコンピューティング装置および第2のコンピューティング装置が現在分離している、第2のコンピューティング装置と関連する識別子を供給することと、
前記クリップされたコンテンツを前記第2のコンピューティング装置によって読取り可能なようにするフォーマッティングを可能にすることと、
前記第2のコンピューティング装置によって前記クリップされフォーマットされたコンテンツへのアクセスを可能にすることと、
を含む、前記変調されたデータ信号。
【請求項19】
前記クリップされたコンテンツのフォーマッティングを可能にすることは、フォーマット機能を確認するためにメッセージを前記第2のコンピューティング装置に送信することを更に含む、ことを特徴とする請求項18に記載の変調されたデータ信号。
【請求項20】
前記第2のコンピューティング装置は、モバイル装置を更に含む、ことを特徴とする請求項18に記載の変調されたデータ信号。
【請求項21】
前記クリップされフォーマットされたコンテンツへのアクセスを可能にすることは、SMSメッセージで前記クリップされフォーマットされたコンテンツを送信することを更に含む、ことを特徴とする請求項18に記載の変調されたデータ信号。
【請求項22】
ネットワークを介してコンテンツを通信するための装置であって、
第1のコンピューティング装置においてコンテンツのクリッピングを可能にするための手段と、
前記第1のコンピューティング装置および第2のコンピューティング装置が現在分離している、第2のコンピューティング装置を決定するための手段と、
前記クリップされたコンテンツを前記第2のコンピューティング装置によって読取り可能なようにフォーマッティングするための手段と、
前記第2のコンピューティング装置によって前記クリップされフォーマットされたコンテンツへのアクセスを供給する手段と、
を備える前記装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−515082(P2008−515082A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−534557(P2007−534557)
【出願日】平成16年11月17日(2004.11.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/038699
【国際公開番号】WO2006/036166
【国際公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(501438485)ヤフー! インコーポレイテッド (200)
【Fターム(参考)】