説明

重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法

【課題】重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を効果的に、かつ、低コストで分解し、無害化する。
【解決手段】好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群をオカラ又は米ぬかに混入し、50〜100℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成し、被処理物を該床材と混合し、該被処理物と該床材との混合物に前記有効微生物群を混入し、これを60〜80℃の温度にて48〜72時間二次発酵させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カドミウムを含む重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法に関するものである。
【0002】
すなわち、本発明は、土壌、肥料、水、焼却灰、家畜の糞尿、工場排水、汚泥、下水等に含まれる重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を分解し、無害化する方法に関するものである。
【0003】
本出願においては、無害化すべき重金属、ダイオキシン、硝酸塩又は農薬を含む土壌、肥料、水、焼却灰、家畜の糞尿、工場排水、汚泥、下水等を被処理物という。
【背景技術】
【0004】
本発明者等は、特許第3710424号公報において、重金属、ダイオキシン類及び農薬を分解する方法(以下[従来の方法]という。)を提供している。
【0005】
従来の方法は、配合株数の割合が好気性菌群55%と嫌気性菌群45%とよりなる有効微生物群を有機廃棄物に混入して40〜200℃の温度にて一次発酵させ、更にこれに配合株数の割合が好気性菌群55%と嫌気性菌群45%とよりなる有効微生物群を混入し、これを被処理物と共に100〜200℃の温度にて二次発酵させることにより、該被処理物に含まれる重金属、ダイオキシン類又は農薬を分解させるようにしたことを特徴とする重金属、ダイオキシン類及び農薬を分解する方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3710424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の方法は、重金属、ダイオキシン類及び農薬を一応分解し得るものではあるが、本発明は、重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を効果的に、かつ、低コストで分解し、無害化する方法を提供しようとしてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、下記の重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法を提供する。
【0009】
(1)好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群をオカラ又は米ぬかに混入し、50〜100℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成し、
被処理物を該床材と混合し、
該被処理物と該床材との混合物に、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群を混入し、これを60〜80℃の温度にて48〜72時間二次発酵させることを特徴とする重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法(請求項1)。
【0010】
(2)好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群をオカラ又は米ぬかに混入し、50〜100℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成し、
被処理物を該床材と混合し、
該被処理物と該床材との混合物に、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群を混入し、これを加温することなく1〜2ヶ月間自然発酵させることを特徴とする重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法(請求項2)。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、土壌、肥料、水、焼却灰、家畜の糞尿、工場排水、汚泥、下水等に含まれる重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を効果的に分解し、無害化することができる。また、有効微生物群とオカラ又は米ぬかとを用いているため、コスト面でも極めて有利であり、通常は廃棄されるオカラ又は米ぬかを有効活用することもできる。更に、被処理物を発酵処理することにより、有用な堆肥を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣とバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師の分子系統樹である。
【図2】図2は、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ浄土の分子系統樹である。
【図3】図3は、アトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝の分子系統樹である。
【図4】図4は、クロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王の分子系統樹である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明による重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法は、下記のとおりである。
【0014】
[床材の形成]
まず、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群をオカラ又は米ぬかに混入し、50〜100℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成する。
【0015】
一例として、前記有効微生物群2重量部を前記オカラ又は米ぬか35重量部に混入する。
【0016】
[被処理物を床材と混合]
無害化すべき重金属、ダイオキシン、硝酸塩又は農薬を含む土壌、肥料、水、焼却灰、家畜の糞尿、工場排水、汚泥、下水等の被処理物を該床材と混合する。
【0017】
一例として、前記被処理物58重量部を床材37重量部と混合する。
【0018】
[二次発酵]
該被処理物と該床材との混合物に、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群を混入し、これを60〜80℃の温度にて48〜72時間二次発酵させる。
【0019】
一例として、該被処理物58重量部と該床材37重量部との混合物95重量部に前記有効微生物群5重量部を混入する。
【0020】
[自然発酵]
上記二次発酵については、該被処理物と該床材との混合物に前記有効微生物群を混入し、これを加温することなく1〜2ヶ月間自然発酵させてもよい。
【0021】
なお、嫌気性菌のアトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝(FERM BP-10690)と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣(FERM BP-10691)と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師(FERM BP−10692)と、好塩性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ浄土(FERM BP-10693)と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王(FERM BP-10694)は、それぞれ独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに寄託されている。
【0022】
好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ薬師と、好塩性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ浄土と、嫌気性菌のアトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王とについて、同定を実施した。以下、同定方法及び微生物試験結果を示す。
【0023】
細菌第一段階試験として、光学顕微鏡U-LH1,000(オリンパス,日本)により、細胞形態、グラム染色性、胞子の有無及び鞭毛による運動性の有無を観察した。NUTRIENT AGAR (OXOID, HAMPSHIRE, ENGLAND)(以下「NT」という。)又はGAM寒天培地(ニッスイ, 東京)(以下「GAM」という。)でのコロニー形態を観察した。カタラーゼ反応、オキシダーゼ反応、グルコースからの酸/ガス産生及びブドウ糖の酸化/発酵(O/F)について試験を行った。
菌学的性状試験結果を表1に示す。
【0024】
【表1】

【0025】
次に16S rDNA塩基配列の遺伝子解析を実施した。ゲノムDNAの抽出には、INSTAGENE MATRIX(BIO RAD, CA, USA)を使用した。抽出したゲノムDNAを鋳型として、PCRにより全塩基配列約1,500〜1,600塩基対の領域を増幅した。その後、増幅された16S rDNAをシーケンスし、塩基配列を得た。PCR産物の精製、サイクルシークエンスにはBIGDYE TERMINATOR V3.1 CYCLE SEQUENCING KIT(APPLIED BIOSYSTEMS, CA, U.S.A.)を使用した。サーマルサイクラーにはPRIMESTAR HS DNA POLYMERASE(タカラバイオ, 滋賀)、DNAシーケンサーにはABI PRISM 3100 GENETIC ANALYZER SYSTEM(APPLIED BIOSYSTEMS,
CA, U.S.A.)を使用した。なおプライマーは、文献「放線菌の同定と分類, p88-117, 日本学会事務センター, 2001.」に従った。
【0026】
16S rDNAの塩基配列の解析結果を、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣については配列番号1に、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師については配列番号2に、バチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土については配列番号3に、アトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝については配列番号4に、クロストリディウム属(Clostridium
sp.)タテヤマ竜王については配列番号5に、それぞれ示す。
【0027】
上記塩基配列をアポロンDB細菌基準株データベース(テクノスルガ, 静岡) を用いて相同性検索を行い、得られた16S rDNAの塩基配列から検体と近縁と考えられる種の相同性検索を行い、上位5株を決定した。
相同性検索結果を、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣については表2に、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師については表3に、バチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土については表4に、アトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝については表5に、クロストリディウム属(Clostridium
sp.)タテヤマ竜王については表6に、それぞれ示す。
【0028】
【表2】

【0029】
【表3】

【0030】
【表4】

【0031】
【表5】

【0032】
【表6】

【0033】
これまで得られた情報をもとにCLUSTAL WとMEGA VER3.1を用いて、16S rDNA塩基配列とこれに近縁と考えられる菌群の16S rDNA塩基配列とを用いて分子系統樹を構築した。分子系統樹の推定には近隣結合法を用い、樹型の妥当性を示すブートストラップは1000回発生させた。
なお、CLUSTAL Wは文献「Nucleic Acids Research, 1994, 22:4673-4680.」、MEGAは文献「Briefings in
Bioinformatics, 2004, 5, 150-163.」に従った。
分子系統解析結果を、バチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣とバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師とについては図1に、バチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土については図2に、アトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝については図3に、クロストリディウム属(Clostridium
sp.)については図4に、それぞれ示す。
【実施例1】
【0034】
好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群2重量部をオカラ35重量部に混入し、70〜80℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成した。カドミウムに汚染された土壌58重量部を床材37重量部と混合した。該土壌58重量部と該床材37重量部との混合物95重量部に、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属(Bacillus sp.)タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属(Bacillus
sp.)タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属(Atopostipes sp.)タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属(Clostridium sp.)タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群5重量部を混入し、これを60〜80℃の温度にて60時間二次発酵させた。
【0035】
その結果、カドミウムに汚染されていた土壌は、無害化され、農作物用の安全な土壌となった。
【実施例2】
【0036】
カドミウムに汚染された土壌58重量部を上記実施例1の床材37重量部と混合し、該混合物95重量部に前記有効微生物群5重量部を混入し、これをポリプロピレン製のフレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)に入れ、加温することなく1ヶ月間自然発酵させた。
【0037】
その結果、カドミウムに汚染されていた土壌は、無害化され、農作物用の安全な土壌となった。
【実施例3】
【0038】
ダイオキシンに汚染された土壌について、上記実施例1と同じ方法を行った。その結果、ダイオキシンに汚染されていた土壌は、無害化され、農作物用の安全な土壌となった。
【実施例4】
【0039】
ダイオキシンに汚染された土壌について、上記実施例2と同じ方法を行った。その結果、ダイオキシンに汚染されていた土壌は、無害化され、農作物用の安全な土壌となった。
【実施例5】
【0040】
農薬と硝酸塩とに汚染された土壌について、上記実施例1と同じ方法を行った。その結果、農薬と硝酸塩とに汚染されていた土壌は、無害化され、農作物用の安全な土壌となった。
【実施例6】
【0041】
農薬と硝酸塩とに汚染された土壌について、上記実施例2と同じ方法を行った。その結果、農薬と硝酸塩とに汚染されていた土壌は、無害化され、農作物用の安全な土壌となった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群をオカラ又は米ぬかに混入し、50〜100℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成し、
被処理物を該床材と混合し、
該被処理物と該床材との混合物に、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群を混入し、これを60〜80℃の温度にて48〜72時間二次発酵させることを特徴とする重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法。
【請求項2】
好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群をオカラ又は米ぬかに混入し、50〜100℃の温度にて24時間一次発酵させて床材を形成し、
被処理物を該床材と混合し、
該被処理物と該床材との混合物に、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ剣FERM BP-10691と、好アルカリ性のバチルス属タテヤマ薬師FERM BP−10692と、好塩性のバチルス属タテヤマ浄土FERM BP-10693と、嫌気性菌のアトポスティペス属タテヤマ女汝FERM BP-10690と、嫌気性かつ好塩性のクロストリディウム属タテヤマ竜王FERM BP-10694とよりなる有効微生物群を混入し、これを加温することなく1〜2ヶ月間自然発酵させることを特徴とする重金属、ダイオキシン、硝酸塩及び農薬を無害化する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−31180(P2011−31180A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−180255(P2009−180255)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【出願人】(502306453)株式会社スズキファーム (10)
【Fターム(参考)】