説明

閉じフラップを有する複数のスプリットパッケージ

パッケージアセンブリ(10)は、一対の製品収容ポケット(12)を有するパッケージハウジング内に、並べられた製品(14)の列を含む。ポケットは、ポケット(12)から製品(14)を分配することを可能にするために、平坦で閉じた状態と折られて開いた状態との間での折り畳み可能な動きのために、折り目(20)の両側に配置される。ハウジングはさらに、ポケットを閉じるための平坦な状態において、ポケット上に配置された開くことのできるフラップ(22)を備え、ここでフラップ(22)はポケットの一方から延び、ポケットの他方は、閉じられた状態において、フラップ(22)の遠位端(22a)を受け取るためのスロット(25)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の参照)
本出願は、2009年11月10日に出願の米国仮特許出願第61/280,906号の優先権を主張し、その内容はその全体において参照することにより本明細書において援用される。
【0002】
本発明は一般に、複数の消費可能な製品を収容および分配するためのパッケージアセンブリに関する。より詳細には、本発明は、ポケットの各々の中に収容された製品に対するアクセスを可能にする、一対の折り畳み可能な製品収容ポケットを有するパッケージアセンブリに関連する。
【背景技術】
【0003】
所定の消費可能な製品、例えばチューインガムのスラブなどはパッケージ内に収容されてよく、ここでそのガムスラブはそこから個々のスラブを容易に分配することを可能にするように配置されている。ハウジング内に収容されたガムスラブに対するアクセスを可能にするのに加え、ハウジングは再度密閉可能であり、その結果、パッケージは繰り返し開かれかつ閉じられることができ、残りのガムスラブを便利に分配することを可能にする。パッケージが再度開かれるたびに、パッケージは、取り除きが容易な位置において残りのガムスラブを提示すべきである。さらには、製品が全て分配されるまで、消費者はパッケージを持ち運ぶゆえ、パッケージはコンパクトかつ持ち運びに便利であるべきである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それゆえ、開くことができ、かつ再度閉じることができ、ならびに、個々の製品のコンパクトで容易な分配を可能にする製品パッケージアセンブリを提供することが所望される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
パッケージアセンブリは、一対の製品収容ポケットを有するパッケージハウジングを備える。前記ポケットは、前記製品を前記ポケットから分配することができるように、平坦で閉じた状態と折り畳まれて開いた状態との間で折り畳み可能な動作のために折り目の両側に配置されている。前記ハウジングはさらに、前記ポケットを閉じるために、前記平坦な状態において、前記ポケット上に配置された、開くことのできるフラップを備える。前記開くことのできるフラップは、前記ポケットの1つから延び、前記ポケットのもう1つは、前記閉じた状態において、前記フラップの遠位端を受け取るためのスロットを備える。
【0006】
別の実施形態において、一対の両側の製品収容ポケットのためのパッケージハウジングを形成するためのブランク材を提供する。前記ブランク材は第1の端部壁に折り畳み可能に取り付けられた五角形のフラップを備え、前記第1の端部壁は、第1の後壁のメイン表面に折り畳み可能に取り付けられる。第2の後壁のメイン表面は、前記第1の後壁のメイン表面およびエンドフラップに折り畳み可能に取り付けられ、かつ前記第1の後壁のメイン表面と前記エンドフラップとの間に延びる。第1のサイドフラップは、前記第1の後壁のメイン表面および第1の前表面に折り畳み可能に取り付けられ、かつ前記第1の後壁のメイン表面と前記第1の前表面との間に延びる。第3のサイドフラップは、前記第1の前表面および前記サイドタブに折り畳み可能に接続され、かつ前記第1の前表面と前記サイドタブとの間に延びる。第2のサイドフラップは、前記第2の後壁のメイン表面および第2の前表面に折り畳み可能に接続され、かつ前記第2の後壁のメイン表面と前記第2の前表面との間に延びる。第4のサイドフラップは、前記第2の前表面および第4のサイドタブに折り畳み可能に接続され、かつ前記第2の前表面と第4のサイドタブとの間に延び、前記第2の前表面は、前記パッケージハウジングにいったん組み立てられると、前記フラップの端部と係合するように、前記第2の前表面を介したスロットを備える。
【0007】
さらなる実施形態は、向かい合う構成において製品を保存するための一対のポケットを含むパッケージハウジングを形成する方法を含む。工程は、シートからブランク材を切る工程を含み、前記ブランク材は、第1の端部壁に折り畳み可能に取り付けられた五角形のフラップを備え、前記第1の端部壁は、第1の後壁のメイン表面に折り畳み可能に取り付けられる。第2の後壁のメイン表面は、前記第1の後壁のメイン表面およびエンドフラップに折り畳み可能に取り付けられ、かつ前記第1の後壁のメイン表面と前記エンドフラップとの間に延びる。第1のサイドフラップは、前記第1の後壁のメイン表面および第1の前表面に折り畳み可能に取り付けられ、かつ前記第1の後壁のメイン表面と前記第1の前表面との間に延びる。第3のサイドフラップは、前記第1の前表面および前記サイドタブに折り畳み可能に接続され、かつ前記第1の前表面と前記サイドタブとの間に延びる。第2のサイドフラップは、前記第2の後壁のメイン表面および第2の前表面に折り畳み可能に接続され、かつ前記第2の後壁のメイン表面と前記第2の前表面との間に延びる。第4のサイドフラップは、前記第2の前表面および第4のサイドタブに折り畳み可能に接続され、かつ前記第2の前表面と第4のサイドタブとの間に延び、前記第2の前表面は、前記パッケージハウジングにいったん組み立てられると、前記フラップの端部と係合するように、前記第2の前表面を介したスロットを備える。次に、後ろの折り目に沿って、前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面を折る工程であって、前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面は前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップに直交する、工程を含む。次の工程は、前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップをサイドの折り目に沿って折る工程であって、前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップは、前記第1の前表面および前記第2の前表面に直交し、前記第1の前表面および前記第2の前表面は、前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面から間隔を置いて、平行し、かつ並んでいる、工程である。さらなる工程は、前記第3のサイドフラップおよび前記第4のサイドフラップを第3の折り目に沿って折る工程であって、前記第3のサイドフラップおよび前記第4のサイドフラップは前記第1の前表面および前記第2の前表面に直交しており、前記第3のサイドフラップおよび前記第4のサイドフラップは、前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップから間隔を置いて、平行し、かつ並んでいる、工程である。前記サイドタブおよび前記第4のサイドタブをサイドタブ折り目に沿って折る工程であって、前記サイドタブおよび前記第4のサイドタブは前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面と平行している、工程を含む。次いで、開口端部を有する第1のポケットを形成するために、前記サイドタブを前記第1の後壁のメイン表面に接着する工程、および開口端部を有する第2のポケットを形成するために、前記サイドタブを前記第1の後壁のメイン表面に接着する工程を含む。さらに、エンドフラップの線に沿って前記エンドフラップを折る工程であって、前記エンドフラップは前記第2の後壁のメイン表面に直交し、前記エンドフラップは、前記第2のポケットの前記開口端部を閉めるために、前記第2の後壁のメイン表面と第2の前壁のメイン表面との間に延びる、工程を含む。次の工程は、第1の端部壁の折り目に沿って側壁を折る工程であって、前記第1の端部壁は、前記第1の後壁のメイン表面に直交し、前記第1の端部壁は、前記第1のポケットの前記開口端部を閉めるために、前記第1の後壁のメイン表面と前記第2の前壁のメイン表面との間に延びる、工程である。最後の工程は、上部の折り目に沿って前記フラップを折る工程であって、前記フラップは前記第1の端部壁に直交し、前記フラップは前記第1の後壁のメイン表面に平行する、工程と、前記フラップを、前記第2の前表面の前記スロットに固定する工程とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、閉じた状態における、本発明の製品パッケージアセンブリを示す。
【図2】図2は、部分的に開いた状態における、本発明の製品パッケージアセンブリを示す。
【図3】図3は、完全に開いた状態における、本発明の製品パッケージアセンブリを示す。
【図4】図4は、本発明のパッケージアセンブリを形成するために用いられる平坦なブランク材である。
【図5】図5は、本発明のパッケージアセンブリを形成するために用いられる平坦なブランク材である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、複数の消費可能な製品を包み、かつそこから製品を容易に分配することができるパッケージアセンブリを提供する。
【0010】
図1〜図3を参照すると、本発明のパッケージアセンブリ10が示される。パッケージアセンブリ10は、図4に示される打ち抜きの平坦なブランク材30から形成されるパッケージハウジング11を含む。ブランク材30は、一対の折り畳み可能な製品収容ポケット12を画定するように、図1〜図3に示される構成に折り畳まれ、ポケットの各々は、好ましくは、向かい合う(face−to−face)方向において配置された、包まれたガムスラブ14の並び(array)を支持する。各々のポケットは、ポケットの面に沿って、かつその上側端部に沿って延びる、略半円の開口部16によって画定された上側開口端部15を有する構成において略矩形である。ポケット12は、上側開口端部が、折り目20の両側で向かい合う関係にあるように構成される。平坦なブランク材30はまた、ポケットのうちの1つの底部から延びる折り畳み可能なフラップ22を画定する。
【0011】
平坦な閉じられた位置における図1に示すように、フラップ22は、向かい合う(facing)ポケットの並んだ(side−by−side)開口部16に沿って延びる。フラップは遠位端22aを備え、この端部は、パッケージのハウジング11を開いて、再び閉じることができるようにしてあり、ポケット12内に収容されたスラブ14にアクセスすることができる、他のポケットの1つに形成されたスロット25に押し込まれてよい。
【0012】
図1に示される閉じた状態において、ポケットは平坦であり、互いに一直線になっている。フラップは、自身の遠位端22aをスロット25内に押し込ませる。この状態において、パッケージハウジング11は、消費者によって持ち運ばれるための平坦な閉じた位置に維持される。
【0013】
ポケットの中に収容された1つ以上のガムスラブを分配することがいったん所望されると、消費者は、スロット25から遠位端22aを取外すことによってフラップ22を開く。図2は、フラップ22上の接着点19で取り外されることができる箔21を示す。箔21は取外されて、中にある製品を露出させ、かつそれへのアクセスを提供する。ポケット12は折り目20に沿って折られてよく、その結果、ポケットは並んで(隣り合わせで)配置され、開口上側端部15は、図3に示されるように、互いに上方に延びる。消費者は、次いで、ポケットのいずれかまたは両方から1つ以上のガムスラブを分配してよい。
【0014】
個々のガムスラブは、例えば、各ポケット12の底において、解放可能な接着剤(図示せず)により、ポケット内で取外し可能に固定されてよい。
【0015】
所望の数のガムスラブ14がいったんポケットの片方または両方から取り出されると、ポケットは図2に示される平坦な状態に戻ってもよく、かつフラップ22は、遠位端22aをスロット25へ挿入することによって再び閉じられてもよい。
【0016】
図4および図5は、パッケージハウジング11のブランク材30、30’を示す。ブランク材30、30’は、メイン垂直部分26、26’、およびその垂直部分の片側から延びる方形突出部27、27’を備え、L形状を有している。垂直部分は、折り畳み可能なフラップ22、22’の遠位端22a、22a’から、エンドフラップ23、23’の近位端23a、23a’に延び、かつ、取り付けられていない端部28、28’と、突出部分27、27’に部分的に取り付けられておらず、折り畳み可能に接続される反対側の端部29、29’との間に延びている。フラップ22、22’は、矩形部分を有し、一端が遠位端22a、22a’に延びる三角形を有する五角形である。遠位端22a、22a’の反対には、フラップ22、22’は、上部折り目32、32’における上部部分31、31’に折り畳み可能に接続される。上部部分31、31’は、上部折り目32、32’と折り目33、33’との間に延びる。折り目33、33’は、上部部分31、31’と第1の端部壁34、34’とを区別している。第1の端部壁34、34’は折り目33、33’とサイドの折り目35、35’との間に延びる。フラップ22、22’、上部部分31、31’、ならびに第1の端部壁34、43’は、取り付けられていない端部28、28’と29、29’との間に延びている。
【0017】
図4および図5は、等しい面積の四角形状を有する、第1のメイン表面36、36’および第2のメイン表面27、27’を示す。第1のメイン表面36、36’および第2のメイン表面37、37’は、パッケージハウジング11の後壁として機能する。第1のメイン表面36、36’は、サイドの折り目35、35’と折り目20、20’との間に延びる。さらに、第1のメイン表面36、36’は、取り付けられていない端部28、28’と後ろの折り目38、38’との間に延びる。
【0018】
同様に、第2のメイン表面37、37’は、取り付けられていない端部28、28’と折り目38、38’との間に延びる。第2のメイン表面37、37’は、折り目20、20’と端部の折り目39との間に延びる。エンドフラップ23、23’は、端部の折り目39、39’と近位端23a、23a’との間に延びる。エンドフラップ23は略矩形であり、3つのタブはその辺から3つ延びている。端部の折り目39の反対にはタブ折り目40、40’があり、底タブ41、41’はそこから近位端23aに延びる。タブ折り目40、40’に直交するのは、タブサイド折り目42、42’および43、43’である。サイドタブ44、45は、各々、折り目42、43(42’、43’)から延びている。図4および図5に示されるように、全ての折り目は、共通の表面の間での折り畳み可能な接続性(connectability)を提供する。
【0019】
突出部分27、27’は、後ろの折り目38、38’において、垂直部分26、26’に折り畳み可能に接続されている。突出部分27、27’は、後ろの折り目38、38’と取り付けられていない端部59、59’との間に延び、かつ取り付けられていない端部49、49’と取り付けられていない端部50、50’との間に延びる。第1のサイドフラップ46、46’および第2のサイドフラップ47、47’は、後ろの折り目38、38’から折り目48、48’に延びる。第1のサイドフラップ46、46’は、上側の取り付けられていない端部49、49’から有孔の(perforated)折り目24、24’に延び、第2のサイドフラップ47、47’は有孔の折り目24、24’から下側の取り付けられていない端部50、50’に延びる。有孔の折り目24、24’は垂直部分26、26’の折り目20、20’の延長であり、ミシン目(perforation)を有しており、図3に示すように、ポケット12の分離を可能にさせる。第1の前表面51、51’は、折り目48、48’と折り目53、53’との間に延びている。第1の前表面51、51’は、さらに、上側の取り付けられていない端部49、49’と半円の端部16a、16a’との間に延びている。第2の前表面52、52’は、第1の前表面51、51’の左右対称の像である。第2の前表面52、52’は、折り目48、48’と折り目53、53’との間に延びる。第2の前表面52、52’は、さらに、半円の端部16b、16b’と、下側の取り付けられていない端部50、50’との間に延びている。第1の前表面51、51’および第2の前表面52、52’は、有孔の折り目24、24’において、折り畳み可能に接続可能である(foldably connectable)。第1の前表面51、51’は、第1のサイドフラップ46、46’および第3のサイドフラップ54、54’に折り畳み可能に接続される。第2の前表面52、52’は、第2のフラップ47、47’および第4のサイドフラップ55、55’に折り畳み可能に取り付けられている。第3のフラップ54、54’および第4のサイドフラップ55、55’は、折り目53、53’と折り目56、56’との間に延びる。第3のサイドフラップ54、54’は、上側の取り付けられていない端部49、49’と有孔の折り目24、24’との間に延びる。第4のサイドフラップ55は、有孔の折り目24、24’と下側の取り付けられていない部分50、50’との間に延びる。
【0020】
第3のサイドフラップ54、54’および第4のサイドフラップ55、55’から、各々、サイドタブ57、57’およびサイドタブ58、58’が延びている。サイドタブ57は、折り目56、56’とサイドの取り付けられていない端部59、59’との間を延びる。サイドタブ57、57’はまた、上側の取り付けられていない端部49、49’と端部60、60’との間に延びる。サイドタブ58、58’は、端部61、61’と下側の取り付けられていない端部50、50’との間に延びる。端部60、60’および61、61’は、有孔の折り目24、24’の一端に集まって来るので、その結果、サイドの取り付けられていない端部59、59’の各々は、その長さは、サイドフラップ54、54’またはサイドフラップ55、55’に沿った折り目56、56’よりも短い。
【0021】
図4および図5は、突出部分27、27’が、第1のサイドフラップ46、46’、第2のサイドフラップ47、47’、第1の前表面51、51’、第2の前表面52、52’、第3のサイドフラップ54、54’、第4のサイドフラップ55、55’、サイドタブ57、57’、およびサイドタブ58、58’を含むことを示す。半円の開口部16、16’は、第1の前表面51、51’と第2の前表面52、52’との間に延びる。さらに、有孔の折り目24、24’は、半円の開口部16、16’から取り付けられていない端部28、28’へ、ならびに、半円の開口部16、16’から、端部60、60’および61、61’の収束点に延びている。それゆえ、第1の表面51、51’および第2の表面52、52’の両方の部分は各々、有孔24、24’と、上側の取り付けられていない端部49、49’および下側の取り付けられていない端部50、50’との間に延びる。
【0022】
有孔の折り目24、24’は、組み立てられたパッケージハウジング11を、中のスラブの並び(array)へのアクセスのために、ミシン目に沿って破られ得る。第1の部分17、17’は、有孔の折り目24、24’のところで分断されてよく、第2の部分18、18’を分断し、2つの別々のポケット12、12’を提供する。第2の前表面52、52’はさらにスロット25、25’を備えており、このスロットは、いったんパッケージハウジングが折り畳み可能に組み立てられると、フラップ22、22’の遠位端22a、22a’と係合可能に設計されている。図4および図5は、遠位端22a、22a’を収容するために、スロット25、25’が僅かに湾曲していることを示す。
【0023】
本発明のさらなる任意の特徴が図4に示されており、ここで接着部分19、すなわち糊付け点がフラップ22に加えられ、フラップが、箔21、または円形の開口部16を拡張する製品の他のカバーに接着することができる。フラップ22を開くと、箔21またはカバーはフラップ22に接着され、開口部16から取外されて、中の製品にアクセスすることができる。
【0024】
本発明のさらなる任意の特徴が図5に示され、ここで図4の折り目20は、例えば、1つのポケット12を他のポケット12から取外すことができるミシン目24’等の切断線である。これにより、製品を他の者と共有することができる。また、1つのポケットが他のポケットからいったん取外されると、フラップ22’は、フラップ22’の遠位端22a’を収容するために、1つのポケット12の反対側の表面上にスロット65’を配置することによって、残りのポケット12に対して再び閉じることができてよいことが想定される。スロット65’は、図5において、フラップ22’を収容する湾曲したスロットとして示されており、フラップ22’はポケット12周囲に巻きついて開口部16’を覆い、スロット65’に滑り込んでポケット12を閉じる。
【0025】
各ポケット12は、第1の端部壁34またはエンドフラップ23を用いて各々、第1の部分17、17’または第2の部分18、18’によって画定される。第1の部分17、17’によって画定された1つのポケット12のみがフラップ22、22’を備えるが、しかしながら、さらなるフラップ(図示せず)がエンドフラップ23から延びていてもよく、ポケットが切断された場合に、第2の部分18、18’によって画定されるポケット12を覆うことができる。
【0026】
ブランク材30、30’が単一の材料からいったん打ち抜かれると、パッケージハウジング11を組み立てるために折り畳まれてよい。垂直部分26、26’および突出部分27、27’は、垂直部分26、26’が突出部分27、27’に直交するように、後ろの折り目38に沿って折られる。
【0027】
次に、第1の前表面51、51’および第2の前表面52、52’は、第1の前表面51、51’および第2の前表面52、52’が第1のメイン表面36、36’および第2のメイン表面37、37’と平行になるように、折り目48、48’に沿って折られる。さらに、第1のサイドフラップ46、46’および第2のサイドフラップ47、47’は、第1のメイン表面36、36’、第2のメイン表面27、27’、第1の前表面51、51’、第2の前表面52、52’に直交する。
【0028】
次に、第3のサイドフラップ54、54’および第4のサイドフラップ55、55’は、第3のサイドフラップ54、54’および第4のサイドフラップ55、55’が第1の前表面51、51’および第2の前表面52、52’に直交するように、折り目53、53’に沿って折られる。サイドタブ57、57’およびサイドタブ58、58’は、次いで、折り目56、56’に沿って、第3のサイド表面54、54’および第4のサイド表面55、55’に直交するように折られる。サイドタブ57、57’およびサイドタブ58、58’、ならびに/または第1のメイン表面36、36’および第2のメイン表面37、37’は、サイドタブ57、57’、58、58’が対応するメイン表面に取り付けられることができるように、接着剤を含んでもよい。例えば、サイドタブ57、57’は、第1のメイン表面36、36’に並べられて、取り付けられる。同様に、サイドタブ58、58’は第2のメイン表面37、37’に並べられて、取り付けられる。この折り畳み可能な構成はここで、2つの開口端部を有する内部キャビティを提供する。タブ41、41’、44、44’、および45、45’は、ここで、タブ41、41’、44、44’、および45、45’がエンドフラップ23、23’に直交するように、各々折り目40、40’、42、42’、および43、43’に沿って折られる。エンドフラップ23、23’はここで、エンドフラップ23、23’が第2のメイン表面37、37’に直交するように、折り目39、39’に沿って折られる。タブ41、41’、44、44’、および45、45’は、折られたアセンブリの内部キャビティ内に位置し、エンドフラップ23、23’を、第2のメイン表面37、37’に直交する位置において固定する。エンドフラップ23、23’は、第2の部分18、18’に対して閉じた端部を提供する。
【0029】
第1の端部壁34、34’は、折り目35、35’に沿って折られることによって、メイン表面36、36’に直交して位置される。第1の端部壁34、34’はここで、エンドフラップ23、23’に対して対向し、かつ平行する。第1の端部壁34、34’は、第1の部分17、17’の端部を閉鎖する。ブランク材30、30’は、上部部分31、31’が第1の表面51、51’に平行し、かつ第1の表面51、51’に接触するように、折り目33、33’に沿って折られる。上部部分31、31’および/または第1の表面51、51’は、接着剤を備え、第1の表面51、51’に対して上部部分31、31’を固定して、開口された端部を閉鎖することにおいて、適切な位置に第1の端部壁34、34’を固定する。
【0030】
フラップ22、22’は、第1の表面51、51’、半円の開口部16、16’、および第2の前表面52、52’に沿って共線(collinearly)で延びる。遠位端22a、22a’は、フラップ22、22’を適切な位置に固定し、半円の開口部16、16’を覆うために、スロット25、25’へと延びる。
【0031】
本明細書において、好ましい実施形態を記載してきたが、様々な変更が、本発明の想定される範囲から逸脱することなくそれに対してなされてよいことは理解されるべきである。従って、本明細書において記載された好ましい実施形態は、限定ではなく例示としてみなされ、本発明の真なる範囲は、本明細書に添付された特許請求の範囲において説明される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージアセンブリであって、
一対の製品収容ポケットを有するパッケージハウジングを備え、
前記ポケットは、前記製品を前記ポケットから分配することができるように、平坦で閉じた状態と折り畳まれて開いた状態との間で折り畳み可能な動作のために折り目の両側に配置されており、
前記ハウジングはさらに、前記ポケットを閉じるために、前記平坦な状態において、前記ポケット上に配置された、開くことのできるフラップを備え、前記フラップは、前記ポケットの1つから延び、前記ポケットのもう1つは、前記閉じた状態において、前記フラップの遠位端を受け取るためのスロットを備える、パッケージアセンブリ。
【請求項2】
前記ポケットの各々は、前記ポケットから前記製品を分配するための開口端部を備え、前記開口端部は、前記折り目の両側で向かい合うように配置される、請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項3】
前記開口端部は半円である、請求項2に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項4】
前記ポケットは前記折り目において分断可能である、請求項1に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項5】
前記ポケットの各対は、閉じた状態において、および、前記ポケットの対が分断された後の前記ポケットの1つの閉じた状態において、前記フラップの遠位端を受け取るためのスロットを備える、請求項4に記載のパッケージアセンブリ。
【請求項6】
一対の両側の製品収容ポケットのためのパッケージハウジングを形成するためのブランク材であって、
前記ブランク材は第1の端部壁に折り畳み可能に取り付けられた五角形のフラップを備え、
前記第1の端部壁は、第1の後壁のメイン表面に折り畳み可能に取り付けられ、
第2の後壁のメイン表面は、前記第1の後壁のメイン表面およびエンドフラップに折り畳み可能に取り付けられ、かつ前記第1の後壁のメイン表面と前記エンドフラップとの間に延び、
第1のサイドフラップは、前記第1の後壁のメイン表面および第1の前表面に折り畳み可能に取り付けられ、かつ前記第1の後壁のメイン表面と前記第1の前表面との間に延び、
第3のサイドフラップは、前記第1の前表面およびサイドタブに折り畳み可能に接続され、かつ前記第1の前表面とサイドタブとの間に延び、
第2のサイドフラップは、前記第2の後壁のメイン表面および第2の前表面に折り畳み可能に接続され、かつ前記第2の後壁のメイン表面と前記第2の前表面との間に延び、
第4のサイドフラップは、前記第2の前表面および第4のサイドタブに折り畳み可能に接続され、かつ前記第2の前表面と第4のサイドタブとの間に延び、
前記第2の前表面は、前記パッケージハウジングにいったん組み立てられると、前記フラップの端部と係合するように、前記第2の前表面を介したスロットを備える、ブランク材。
【請求項7】
前記第1のメイン表面および前記第2のメイン表面は、それらの間に延びる折り目において折り畳み可能に接続されている、請求項6に記載のブランク材。
【請求項8】
有孔の折り目は、前記第1の前表面と前記第2の前表面との間に部分的に延びている、請求項7に記載のブランク材。
【請求項9】
前記第1の前表面は、前記第1の前表面を介した半円の開口部を有する、請求項8に記載のブランク材。
【請求項10】
前記第2の前表面は、前記第2の前表面を介した半円の開口部を有する、請求項9に記載のブランク材。
【請求項11】
前記第1の前表面および前記第2の前表面の前記半円の開口部は互いに連通している、請求項10に記載のブランク材。
【請求項12】
前記第1の後壁のメイン表面は、前記パッケージハウジングがいったん組み立てられると、前記フラップの端部と係合するように、前記第1の後壁のメイン表面を介した後部スロットを有する、請求項6に記載のブランク材。
【請求項13】
前記後部スロットは湾曲している、請求項12に記載のブランク材。
【請求項14】
前記スロットは湾曲している、請求項6に記載のブランク材。
【請求項15】
前記パッケージハウジングはL形状を有する、請求項6に記載のブランク材。
【請求項16】
向かい合う構成において製品を保存するための一対のポケットを含むパッケージハウジングを形成する方法であって、
シートからブランク材を切る工程であって、
前記ブランク材は、一対の両側の製品収容ポケットのためのパッケージハウジングを備え、
前記ハウジングは、第1の端部壁に折り畳み可能に取り付けられた五角形のフラップを備え、
前記第1の端部壁は、第1の後壁のメイン表面に折り畳み可能に取り付けられ、
第2の後壁のメイン表面は、前記第1の後壁のメイン表面とエンドフラップとの間に延び、
第1のサイドフラップは、前記第1の後壁のメイン表面と第1の前表面との間に延び、
第3のサイドフラップは、前記第1の前表面と前記サイドタブとの間に延び、
第2のサイドフラップは、前記第2の後壁のメイン表面と第2の前表面との間に延び、
第4のサイドフラップは、前記第2の前表面と第4のサイドタブとの間に延び、
前記第2の前表面は、前記パッケージハウジングにいったん組み立てられると、前記フラップの端部と係合するように、前記第2の前表面を介したスロットを備える、工程と、
後ろの折り目に沿って、前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面を折る工程であって、前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面は前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップに直交する、工程と、
前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップをサイドの折り目に沿って折る工程であって、前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップは、前記第1の前表面および前記第2の前表面に直交し、前記第1の前表面および前記第2の前表面は、前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面から間隔を置いて、平行し、かつ並んでいる、工程と、
前記第3のサイドフラップおよび前記第4のサイドフラップを第3の折り目に沿って折る工程であって、前記第3のサイドフラップおよび前記第4のサイドフラップは前記第1の前表面および前記第2の前表面に直交しており、前記第3のサイドフラップおよび前記第4のサイドフラップは、前記第1のサイドフラップおよび前記第2のサイドフラップから間隔を置いて、平行し、かつ並んでいる、工程と、
前記サイドタブおよび前記第4のサイドタブをサイドタブ折り目に沿って折る工程であって、前記サイドタブおよび前記第4のサイドタブは前記第1の後壁のメイン表面および前記第2の後壁のメイン表面と平行している、工程と、
開口端部を有する第1のポケットを形成するために、前記サイドタブを前記第1の後壁のメイン表面に接着する工程と、
開口端部を有する第2のポケットを形成するために、前記サイドタブを前記第1の後壁のメイン表面に接着する工程と、
エンドフラップの線に沿って前記エンドフラップを折る工程であって、前記エンドフラップは前記第2の後壁のメイン表面に直交し、前記エンドフラップは、前記第2のポケットの前記開口端部を閉めるために、前記第2の後壁のメイン表面と前記第2の前壁のメイン表面との間に延びる、工程と、
第1の端部壁の折り目に沿って側壁を折る工程であって、前記第1の端部壁は、前記第1の後壁のメイン表面に直交し、前記第1の端部壁は、前記第1のポケットの前記開口端部を閉めるために、前記第1の後壁のメイン表面と前記第2の前壁のメイン表面との間に延びる、工程と、
上部の折り目に沿って前記フラップを折る工程であって、前記フラップは前記第1の端部壁に直交し、前記フラップは前記第1の後壁のメイン表面に平行する、工程と、
前記フラップを、前記第2の前表面の前記スロットに固定する工程と、
を含む、方法。
【請求項17】
前記一対のポケットを分離した場合に、前記フラップと摺動可能に係合するために、前記第1の後壁のメイン表面においてスロットを切る工程をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のサイドフラップと前記第2のサイドフラップとの間に、前記第1の前表面と前記第2の前表面との間に、ならびに、前記第3のサイドフラップと前記第4のサイドフラップとの間に、ミシン目の線を切る工程をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の前表面および前記第2の前表面を介した開口部を切ることをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ミシン目の線に沿って前記パッケージハウジングを分断する場合に、前記一対のポケットの分離を可能にするために、前記第1の後壁のメイン表面と前記第2の後壁のメイン表面との間で、ミシン目の線を切断することを継続する工程をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記フラップは、前記ポケットの間に延びる取外し可能なカバーに取り付けるための、前記フラップ上における接着部分を有しており、前記取外し可能なカバーを取外す、前記フラップが折られて開いた位置となるまで、前記ポケット内の前記製品を覆う、請求項1に記載のパッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−515650(P2013−515650A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538073(P2012−538073)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/055920
【国際公開番号】WO2011/059941
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(508351303)クラフト・フーズ・グローバル・ブランズ・エルエルシー (28)
【Fターム(参考)】