説明

開封防止具及びその開封防止具が用いられた複室容器

【課題】使用時以外は、複室容器の口部から外れず、使用時に複室容器から確実に外すことができる開封防止具、及びその開封防止具が取り付けられた複室容器を提供することを目的とする。
【解決手段】口部を有する複室容器に装着される取り外し可能な開封防止具10であって、 前記口部400に当接する当接部20と、複室容器100を挟み込む一対の挟持部30とを備え、それぞれの挟持部30は上把持片31と下把持片32とを有し、上把持片31にその開度を制限するようにリブ33が形成されている開封防止具10。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用の複室容器とそれに用いられる開封防止具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、静脈注射等により患者に投与される薬剤の中には、二種類の薬剤を混合してから投与されるものがある。
そのような薬剤の中には、予め混合しておくと望ましくない経時変化を起こす不安定なものも存在する。
例えば、アミノ酸薬液とブドウ糖薬液とを混合し、その状態のまま一定時間放置すると、メイラード反応により混合された薬液が褐色化する場合がある。
【0003】
そのため、このような薬剤は完全に隔離された第一薬剤収納室及び第二薬剤収納室の二つの収納室を備えた医療用容器、いわゆる複室容器で保管されている。
そして、薬剤を混合するに際しては、少なくとも一方の収納室に力を加えて薬剤の内圧を高め、薬剤収納室同士を仕切っている仕切り部分を破壊し、薬剤収納室同士を連通させる。これによって、初めて両収納室の薬液は混合されることとなる。
【0004】
ところで、薬剤が未混合の状態で複室容器が使用されることを防止するために、複室容器の口部に安全のために取り付けられる開封防止具が開発されている(特許文献1参照)。
この開封防止具は、薬剤収納室の内圧が高まり、その高まった内圧の影響で膨張した薬剤収納室によって押し上げられたときにのみ開く構造になっており、その結果、薬剤が未混合の状態で使用されることが避けられる。
【0005】
しかし、特許文献1に記載されている開封防止具では、突部(係止具)を貫通孔(被係止具)に係止させることで、挟持部の挟持状態が保持される構成が採用されている。
そのため、薬剤混合時には確実に挟持状態が解除され、かつ複室容器の搬送時等には不用意に挟持状態が解除されない、という相反する二つの要求を係止強度の調整のみによって解消しなくてはならない。
そして通常、不用意に挟持状態が解除されないことを一番の目的とするため、開封防止具の係止強度は強めに設計される。
【0006】
このため、係止強度を上げた開封防止具が口部に取り付けられたときには、薬剤収納室をかなり強く押圧しても開封防止具が開かない場合があり、薬剤を混合した後に、再度、開封防止具を開けるという余計な作業が必要となって、業務効率を低下させる一因となっている。
そこで、このような問題点を解決するために、出願人は薬剤収納室を押圧すると同時に、確実に口部から外れる開封防止具、すなわち保護部材を開発し、既に出願を行っている(特許文献2参照)。
【0007】
この保護部材は突起部を有する二股部材を備えるもので、通常時は、二股部材で複室容器を挟持した状態で突起部が複室容器の貫通孔に入り込んでいる。
そして複室容器の使用時に、薬剤収納室を膨張させ二股部材を弾性的に開くことにより確実に突起部がその貫通孔から外れる構造となっている。そのため、この保護部材は薬剤が混合されると同時に、確実に複室容器から外れる。
【特許文献1】特開2005−305136号公報
【特許文献2】特願2006−152702号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、この保護部材によれば、確かに薬剤収納室を押圧して膨張させることで二股部材が開いて確実に複室容器の口部から外れることは利点であるが、二股部材の弾性変形により複室容器に対して不用意に外れる恐れがある。
すなわち、二股部材の挟持力に限界があることから、特許文献1と同様に薬剤収納室が不用意に押圧され膨張すると、仕切り部分が破壊される前に開封防止具が外れることがある。
例えば複室容器を使用する以前に輸送中、第一薬剤収納室に何らかの力が加わり、保護部材が外れる。
【0009】
本発明は、以上の課題を解決すべく開発されたものである。
すなわち、使用時以外は、複室容器の口部から外れず、使用時に複室容器から確実に外すことができる開封防止具、及びその開封防止具が取り付けられた複室容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、以上のような課題背景をもとに鋭意研究を重ねた結果、複室容器を挟持する挟持部の一部を構成する上把持片に、その上把持片の開度を制限するようにリブを形成することで上記の課題を解決できることを見出し、その知見に基づいて本発明を完成させたものである。
【0011】
すなわち本発明は、口部を有する複室容器に装着される取り外し可能な開封防止具であって、前記口部に当接する当接部と、複室容器を挟み込む一対の挟持部とを備え、それぞれの挟持部は上把持片と下把持片とを有し、上把持片にその開度を制限するようにリブが形成されている開封防止具に存する。
【0012】
また、本発明は、前記リブには上把持片の開度を制限する状態からその制限を解放する状態にするための薄肉部Rが形成されている開封防止具に存する。
【0013】
また、本発明は、前記当接部と前記挟持部とを連結する連結板をさらに備え、前記リブはその後端部が連結板の位置にまで延び、前記上把持片が開く際に、連結板を押圧して上把持片の開きを阻止するように作用するものである開封防止具に存する。
【0014】
また、本発明は、前記リブの後端部に、該後端部の除去を助けるための薄肉部Rが形成されている開封防止具に存する。
【0015】
また、本発明は、前記リブの後端部に、該後端部のみを折り曲げて上把持片の開度を制限する状態からその制限を解放する状態にするための薄肉部が形成されている開封防止具に存する。
【0016】
また、本発明は、前記リブの後端部が連結板と結合されており、リブ全体の除去を助けるための薄肉部が形成されている開封防止具に存する。
【0017】
また、本発明は、前記上把持片が前記複室容器の貫通孔に挿入される上部爪を有し、前記下把持片が前記複室容器の貫通孔に挿入される下部爪を有し、上部爪と下部爪とが相互にずれた位置に形成されている開封防止具に存する。
【0018】
また、本発明は、前記挟持部がポリアセタール樹脂(POM)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリカーボネート樹脂(PC)、およびその混合物よりなる群から選ばれる少なくとも一つの熱可塑性樹脂で形成されている開封防止具に存する。
【0019】
また、本発明は、上記の開封防止具のいずれかが口部に取り付けられた医療用複室容器に存する。
【0020】
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記の発明を二つ以上組み合わせることも可能である。
【発明の効果】
【0021】
本発明の開封防止具は、複室容器の口部に当接する当接部と、複室容器を挟み込む一対の挟持部とを備え、それぞれの挟持部は上把持片と下把持片とを有し、上把持片にその開度を制限するようにリブが形成されている。
そのため、リブが除去される前にあっては、リブが挟持部の拡開を阻害するので、搬送時に不用意に開封防止具が外れることがない。
さらに、薬剤混合前には開封防止具からリブを除去するという予備的操作が必要とされるため、複室容器の誤用防止に対する安全性を高めることができる。
【0022】
リブの後端部に、その後端部の除去を助けるための薄肉部Rが形成された場合、後端部をより除去し易くなる。
【0023】
上把持片が複室容器の貫通孔に挿入される上爪部を有し、下把持片が複室容器の貫通孔に挿入される下爪部を有し、上爪部と下爪部とが相互にずれた位置に形成された場合、本発明の開封防止具は、不使用時において複室容器から抜け難くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
〔第一の実施形態〕
本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の開封防止具の取り付け対象となる複室容器を示す説明図である。
複室容器100はプラスチックシート製で扁平形状となっており、薬液を収納する2つの薬剤収納室200と、それら二つの薬剤収納室を区分する仕切り部300とを有し、また口部400には封鎖栓500が圧入されている。
また、口部400の両側の肩部には貫通孔600が形成されており、この貫通孔600には後述するように開封防止具の爪が挿入係止される。
【0025】
図2は、本実施形態の開封防止具を示す斜視図である。
図3は、本実施形態の開封防止具の側面図である。
図4は、本実施形態の開封防止具を示す平面図である。
図5は、本実施形態の開封防止具を示す背面図である。
【0026】
図2に示すように、本実施形態の開封防止具10は、プラスチック製で一体成形されており、複室容器100の口部に当接して、封鎖栓へ針を刺して薬液を注出して使用するのを防ぐ円形状の当接部20と、複室容器100の肩部を挟持する一対の挟持部30とを備え、挟持部30は当接部20に垂直に形成された連結板40を介して当接部20と連結している。
【0027】
挟持部30は複室容器100の肩部を挟持した際に、複室容器100の一方の面を押圧する上把持片31と、他方の面を押圧する下把持片32とを有する。
上把持片31は連結板40との結合部を起点として拡開可能であり、同様に下把持片32も連結板40との結合部を起点として拡開可能である。
上把持片31及び下把持片32がそれぞれ上下に離反する向きに拡開されることにより挟持部30による複室容器100への保持状態が解放される。
【0028】
上把持片31及び下把持片32は互いの間隔が漸増するような方向(いわば先広がり方向)に傾斜している
そのため、上把持片31の先端部と下把持片32の先端部との間隔は、上把持片31の後端部と下把持片32の後端部との間隔よりも広くなり、開封防止具10は複室容器100に沿ってスライドし易くなっている。そのため開封防止具10を複室容器に簡単に取り付けることができる。
【0029】
リブ33は上把持片31の外側には上把持片31の開度を制限するように形成されている。
すなわち、上把持片31の外側に形成されたリブ33の後端部33Aは、連結板40の位置にまで延びている。
そのため、上把持片31を下把持片32との間隔を広げる方向に開こうとすると、リブ33の後端部33Aは連結板40に接触して、連結板40を押圧し、上把持片31の拡開を制限するように作用する。
【0030】
リブ33の後端部33Aと連結板40との間にはわずかな隙間が設けられている。また、リブ33の後端部33Aには、上把持片31の開度を制限する状態からその制限を解放する状態にするための薄肉部Rが形成されている。
すなわち、複室容器100が使用される際、上把持片31の開度の制限を解放するために、リブ33の後端部33Aは除去される。このとき、薄肉部Rは後端部33Aの除去を助ける機能を果たす。
【0031】
開封防止具10を複室容器100から離脱しないように取り付けるために、上把持片31の内側(リブ33が形成されている面とは反対側の面)には上部爪11が形成され、同様に、下把持片32の内側(上把持片31の内側に対向する面)にも下部爪12が形成されている。
そして上部爪11と下部爪12とは衝突しないように、相互にずれた位置に形成されている。
【0032】
複室容器100が使用される前において、上部爪11は貫通孔600に上方から挿入され、下部爪12は貫通孔600に下方から挿入された状態にある(図6参照)。
上部爪11及び下部爪12は貫通孔600の縁に沿うように形成されることが好ましい。
このように、上部爪11及び下部爪12が貫通孔600の縁に沿うように形成されることで、開封防止具10が複室容器100の幅方向に移動することが防止され、より的確に開封防止具10を複室容器100に取り付けておくことができる。
【0033】
なお、本実施形態の開封防止具10においては、上把持片31及び下把持片32が断面U字状に形成されているため、同じ厚さの板よりも曲げ剛性及び保形性が高くなっている。
【0034】
一方の下把持片32と他方の下把持片32との間には湾曲した板状の渡り帯13が形成され、両把持片は連結されている。二つの下把持片が渡り帯13によって連結されることにより、各挟持部が外方または内方に向かって移動することが防止される。
開封防止具10が複室容器100に取り付けられた後も挟持部同士の位置が安定し変わらない。
渡り帯13の曲率は複室容器100の口部の曲率と同一になっており、渡り帯13は口部をその周囲から的確に保持することができる。
【0035】
挟持部30には高い弾力性と、高い靭性とが必要とされるため、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリカーボネート樹脂(PC)、またはその混合物よりなる群から選ばれる少なくとも一つの熱可塑性樹脂で形成されることが好ましい。
【0036】
当接部20に設けられた連結板40の根元には、当接部20の外周に沿って垂直に起立した補強リブ50が形成されている。
補強リブ50は、上把持片31及び下把持片32が当接部20に対して垂直な状態から傾斜することを防止している。また、補強リブ50は複室容器100の口部400が横ずれすることも防ぐ。
【0037】
次に、本実施形態の開封防止具が取り付けられた複室容器の開封方法について述べる。
通常時、上把持片31はリブ33によって開度が制限された状態であるので、薬剤収納室200に強い圧力を加えても、挟持部30は開かない。
【0038】
複室容器100を開封するには、先ず、上把持片31に形成されたリブ33の後端部33Aを摘んで曲げ、薄肉部Rのところから除去する(図7参照)。
その結果、上把持片31は開度が制限された状態から解放される。
すなわち、リブ33の後端部を除去することで、上把持片31の可動域が大きくなる。
【0039】
次に、薬剤収納室200を適当な手段で押圧して、薬剤収納室200の内圧を高める。 これにより、薬剤収納室200同士を区分する仕切り部300が破壊され、二種類の薬剤が混合される。
更にこの時、薬剤収納室200が厚み方向に膨張するため、上把持片31及び下把持片32が大きく開く。
その結果、上部爪11及び下部爪12が貫通孔600から離脱し、同時に開封防止具10が複室容器100から離脱する。
このように、リブ33の後端部33Aの除去という予備的操作行為を行わない限りは、薬剤が混合されることはなく極めて安全である。
【0040】
なお、リブ33の後端部33Aを除去する実施形態について示したが、リブ33を設けることにより上把持片31の開度が制限された状態から解放された状態にすることができればよく、後端部33Aをリブ33から除去するものに限らず、後端部33Aが連結板40に接触しないように後端部33Aをリブ33に対して薄肉部Rより折り曲げることで上把持片31の開度の制限を解放するものであってもよい。
【0041】
〔第二の実施形態〕
この実施の形態は、リブ33が連結板40にまで及んでいる例である。
図8は、リブと上把持片及び連結板との接合部全体に薄肉部が形成されている開封防止具の一部を拡大した拡大図である。
図8(a)に示すように、リブ33は上把持片31及び連結板40に連続して形成されており、薄肉部Rがリブ33と上把持片31及び連結板40との接合部全体に形成されている。
この場合、リブ33全体を薄肉部Rの位置で折り曲げて除去することで、リブ33は連結板40から簡単に切り離され、上把持片31は開度が制限された状態から解放される。
【0042】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施の形態に限定されることなく種々の変形例が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、上把持片にのみリブが形成されていたが、下把持片にリブが形成されても良い。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】図1は、第一の実施形態の開封防止具が取り付けられる複室容器を示す説明図である。
【図2】図2は、第一の実施形態の開封防止具を示す斜視図である。
【図3】図3は、第一の実施形態の開封防止具の側面図である。
【図4】図4は、第一の実施形態の開封防止具の平面図である。
【図5】図5は、第一の実施形態の開封防止具を示す背面図である。
【図6】図6は、第一の実施形態の開封防止具が、複室容器に取り付けられた際の状態を示す説明図である。
【図7】図7は、第一の実施形態におけるリブの後端部が除去される状態を模式的に示す拡大図である。
【図8】図8は、第二の実施形態におけるリブの後端部が除去される状態を模式的に示す拡大図である。
【符号の説明】
【0044】
10・・・開封防止具
11・・・上部爪
12・・・下部爪
13・・・渡り帯
20・・・当接部
30・・・挟持部
31・・・上把持片
32・・・下把持片
33・・・リブ
33A・・・後端部
40・・・連結板
50・・・補強リブ
100・・・複室容器
200・・・薬剤収納室
300・・・仕切り部
400・・・口部
500・・・封鎖栓
600・・・貫通孔
R・・・薄肉

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口部を有する複室容器に装着される取り外し可能な開封防止具であって、
前記口部に当接する当接部と、
複室容器を挟み込む一対の挟持部とを備え、
それぞれの挟持部は上把持片と下把持片とを有し、
上把持片にその開度を制限するようにリブが形成されていることを特徴とする開封防止具。
【請求項2】
前記リブには上把持片の開度を制限する状態からその制限を解放する状態にするための薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の開封防止具。
【請求項3】
前記当接部と前記挟持部とを連結する連結板をさらに備え、
前記リブはその後端部が連結板の位置にまで延び、前記上把持片が開く際に、連結板を押圧して上把持片の開きを阻止するように作用するものであることを特徴とする請求項1記載の開封防止具。
【請求項4】
前記リブの後端部に、該後端部の除去を助けるための薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の開封防止具。
【請求項5】
前記リブの後端部に、該後端部のみを折り曲げて上把持片の開度を制限する状態からその制限を解放する状態にするための薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の開封防止具。
【請求項6】
前記リブの後端部が連結板と結合されており、リブ全体の除去を助けるための薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の開封防止具。
【請求項7】
前記上把持片が前記複室容器の貫通孔に挿入される上部爪を有し、
前記下把持片が前記複室容器の貫通孔に挿入される下部爪を有し、
上部爪と下部爪とが相互にずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の開封防止具。
【請求項8】
前記挟持部がポリアセタール樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びその混合物よりなる群から選ばれる少なくとも一つの熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の開封防止具。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項記載の開封防止具が取り付けられた医療用複室容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−6030(P2009−6030A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−171811(P2007−171811)
【出願日】平成19年6月29日(2007.6.29)
【出願人】(000104674)キョーラク株式会社 (292)
【出願人】(000238201)扶桑薬品工業株式会社 (42)
【Fターム(参考)】