説明

防振連結ロッド

【課題】軽量化を図りつつ強度及び耐久性に優れた防振連結ロッドを提供する。
【解決手段】長手方向Lの両端部の第1筒状部12及び第2筒状部14と、両者を連結する本体連結部22とからなり、樹脂材料により一体に成形されたロッド本体16と、第1筒状部内に設けられた第1防振ブッシュ18と、第2筒状部内に設けられた第2防振ブッシュ20と、を備えた防振連結ロッド10において、第1筒状部における本体連結部とは反対側の周方向部分12Aに、軸方向Xに陥没した複数の穴部42を周方向Cに並んで設けて、これら複数の穴部42により、第1筒状部の前記周方向部分12Aを、内周側の内側壁部44と、外周側の外側壁部46と、隣接する穴部同士の間で内側壁部と外側壁部を連結する複数の支持壁部48とで構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車のエンジンを車体に対して防振しながら連結するトルクロッド等として用いることのできる防振連結ロッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車の車体と振動発生源であるエンジンとの間には、エンジンのロール方向の動きや振動を抑制するためにトルクロッドと称される防振連結ロッドが設けられている。かかる防振連結ロッドは、一般に、長手方向の両端部に筒状部を持つロッド本体と、内筒とゴム状弾性部を備えてロッド本体の各筒状部内に設けられた一対の防振ブッシュとを備えてなり、前記内筒を取付部材としてエンジンや車体に取り付けられる。
【0003】
近年、自動車の軽量化の要請が強く、その軽量化を図る手段として、上記ロッド本体を樹脂材料で形成することが提案されている(下記特許文献1〜3参照)。
【特許文献1】特開平7−35127号公報
【特許文献2】特開平7−197927号公報
【特許文献3】特開2005−265123号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような樹脂製の防振連結ロッドは、一般に金属製のものに比べて強度や耐久性を確保することが難しい。特に、一対の防振ブッシュのうち、大径の防振ブッシュが設けられる大径側の筒状部においては、十分な強度を確保する必要がある。
【0005】
そこで、強度を確保するために、該筒状部の周壁を厚くすることが考えられるが、このように厚肉にすると、樹脂材料による成形時の収縮によって、厚肉状の筒状部の内部にボイドが発生するおそれがあり、強度や耐久性を損なうことになる。これに対し、単に厚肉状の筒状部に穴部を設けて、ボイドの発生を抑制するだけでは、自動車のトルクロッドとして要求される強度を十分に確保することは難しい。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、強度及び耐久性に優れ、軽量化が図られた防振連結ロッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る防振連結ロッドは、長手方向の一端部に設けられた第1筒状部と、長手方向の他端部に設けられた第2筒状部と、前記第1筒状部と第2筒状部を連結する本体連結部とからなり、樹脂材料により一体に成形されたロッド本体と、第1内筒と第1ゴム状弾性部を備えて前記第1筒状部内に設けられた第1防振ブッシュと、第2内筒と第2ゴム状弾性部を備えて前記第2筒状部内に設けられた第2防振ブッシュと、を備えてなり、前記第1筒状部における前記本体連結部とは反対側の周方向部分に、前記第1筒状部の軸方向に陥没した複数の穴部が周方向に並んで設けられ、前記複数の穴部により、前記第1筒状部の前記周方向部分が、内周側の内側壁部と、外周側の外側壁部と、隣接する前記穴部同士の間で前記内側壁部と前記外側壁部を連結する複数の支持壁部とで構成されたものである。
【0008】
このように第1筒状部における本体連結部とは反対側の周方向部分に複数の穴部を並設して、当該周方向部分を、内周側の内側壁部と外周側の外側壁部と両壁部を連結する複数の支持壁部とで構成したので、樹脂材料の成形時の収縮によるボイドの発生を抑制しつつ、自動車のトルクロッドとして要求される強度を十分に確保することができる。そのため、軽量化を図りつつ、強度及び耐久性に優れる防振連結ロッドを提供することができる。
【0009】
かかる防振連結ロッドにおいて、前記第1筒状部における前記本体連結部から最も離れた周方向位置に、前記複数の支持壁部のうち周方向の中央の支持壁部が配設されるように、前記複数の穴部が設けられていると、第1筒状部の強度を更に高くすることができる。
【0010】
また、前記複数の穴部は、前記中央の支持壁部を挟んで設けられた一対の第1穴部と、前記一対の第1穴部の周方向両側に一対の前記支持壁部を挟んで設けられた一対の第2穴部と、の4つの穴部で構成されてもよい。これにより、優れた成形性と強度を両立することができる。
【0011】
また、前記複数の支持壁部が、前記第1筒状部の軸を中心として放射状に設けられていると、第1筒状部の強度を更に高くすることができる。
【0012】
また、前記複数の穴部が前記第1筒状部の前記周方向部分において軸方向の一方面と他方面の双方から凹設されて、前記内側壁部と前記外側壁部が軸方向の中央部で壁連結部により連結されていると、第1筒状部の強度を更に高くすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、軽量化を図りつつ、防振連結ロッドの強度及び耐久性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜7は、実施形態に係る防振連結ロッドであるトルクロッド10を示したものである。トルクロッド10は、自動車の車体と振動発生源であるエンジンとの間に組付けられて、エンジンのロール方向の動きや振動を抑制するものである。
【0016】
トルクロッド10は、大径の第1筒状部12と小径の第2筒状部14とを長手方向Lの両端部に各別に備えたロッド本体16と、第1筒状部12内に設けられた第1防振ブッシュ18と、第2筒状部14内に設けられた第2防振ブッシュ20とからなる。
【0017】
ロッド本体16は、上記第1筒状部12と、第2筒状部14と、両筒状部12,14を連結する長手方向Lに延びる本体連結部22とからなり、これらがポリアミドなどの樹脂材料により一体に成形されている。第1筒状部12と第2筒状部14は、両者の軸O1及びO2が互いに平行で、かつ、ロッド本体16の長手方向Lに垂直に設けられた円筒状部であり、第1筒状部12の方が大径に形成されている。
【0018】
本体連結部22は、上記長手方向Lと第1及び第2筒状部12,14の軸方向Xとに垂直な方向を幅方向Mとして、一端部において第1筒状部12の外形と同じ幅寸法を有し、かつ、他端部において第2筒状部14の外形と同じ幅寸法を有する幅広状に形成されている。そして、該幅方向Mの両端部及び中央部のそれぞれに長手方向Lに延びるリブ24,26を有しており、それらリブ24,26の間に薄肉部28を有する。図5に示すように、薄肉部28は、軸方向Xの一方側に偏らせて設けられている。これにより、車両搭載時(図5における上方が下方に向くように車両に搭載される。)、断面凹状の本体連結部22が下向きに開口するようにして、該凹状部に水が溜まらないように構成している。
【0019】
第1防振ブッシュ18は、第1筒状部12内に軸平行かつ同軸状に配された第1内筒30と、該第1内筒30と第1筒状部12の間に介設されたゴム弾性体からなる第1ゴム状弾性部32とよりなる。第1内筒30は、車体とエンジンのいずれか一方、例えば車体側に連結される剛性部材である。
【0020】
第1ゴム状弾性部32は、この例では、第1内筒30の外周面と第1筒状部12の内周面とに接着固定されており、また、長手方向Lにおける第1内筒30を挟んだ両側には軸方向Xに貫通する一対のすぐり部34,34が設けられ、更に、各すぐり部34にはストッパゴム部36が設けられている。
【0021】
第2防振ブッシュ20は、第2筒状部14内に軸平行かつ同軸状に配された第2内筒38と、該第2内筒38と第2筒状部14の間に介設されたゴム弾性体からなる第2ゴム状弾性部40とよりなる。第2内筒38は、車体のエンジンのいずれか他方、例えばエンジン側に連結される剛性部材である。
【0022】
第2ゴム状弾性部40は、この例では、第2内筒38の外周面と第2筒状部14の内周面とに接着固定されており、両者の間を全周にわたって連結する筒状に形成されている。すなわち、軸方向Xに貫通するすぐり部を持たないゴム部である。
【0023】
以上よりなる構成において、大径側の第1筒状部12における本体連結部22とは反対側の周方向部分(即ち、ロッド本体16の端部側に位置して、本体連結部22が連結された側とは反対側の周方向部分)12Aには、第1筒状部12の軸方向Xに陥没した複数の穴部42が周方向Cに並んで設けられている。詳細には、当該周方向部分12Aは、本体連結部22が連結された側よりも周壁が厚肉状に形成されており、この厚肉状の周壁部に複数の上記穴部42が凹設されている。穴部42は、図2に示す平面視で各角部が丸みを帯びた四角形状に形成されている。そして、このように複数の穴部42を設けたことにより、第1筒状部12の上記周方向部分12Aは、複数の穴部42の内周側で平面視円弧状をなす内側壁部44と、複数の穴部42の外周側で平面視円弧状をなす外側壁部46と、隣接する穴部42,42同士の間で内側壁部44と外側壁部46を連結支持する複数の支持壁部48とで構成されている。
【0024】
上記複数の穴部42は、この例では4つの穴部からなり、従って、隣接する穴部42,42の間で画定される支持壁部48は3つ設けられている。そして、図2に示すように、複数の穴部42は、第1筒状部12における本体連結部22から最も離れた周方向位置、詳細には、上記周方向部分12Aにおける第1筒状部12と第2筒状部14の中心同士(軸O1とO2)を結ぶセンターラインN上の位置に、3つの支持壁部のうち周方向Cの中央の支持壁部48Aが配設されるように設定されている。
【0025】
また、複数の穴部42は、上記センターラインNに関して線対称に設けられており、上記中央の支持壁部48Aを挟んで設けられた一対の第1穴部42A,42Aと、これら一対の第1穴部42A,42Aの周方向Cの両側にそれぞれ支持壁部48B,48Bを挟んで設けられた一対の第2穴部42B,42Bとにより構成されている。そして、これら3つの支持壁部48A,48B,48Bは、図2に示すように、第1筒状部12の軸O1を中心とした放射状に延びるように形成されている。
【0026】
また、この例では、図2に示すように、上記厚肉状の周方向部分12Aは、第1筒状部12の軸O1よりもロッド本体16の端部側に限定して設けられており、センターラインN上の周方向中央部に対して両端部が薄肉状に形成されている。一方で、内側壁部44と外側壁部46の厚みは周方向Cで一定に設定されており、そのため、穴部42は、中央寄りの第1穴部42A,42Aよりも端部寄りの第2穴部42B,42Bの方が、軸直角方向の寸法が小さく設定されている。
【0027】
図6に示すように、上記複数の穴部42は、第1筒状部12の上記周方向部分12Aにおいて、軸方向Xの一方面12A1と他方面12A2の双方から凹設されて、内側壁部44と外側壁部46とが軸方向Xの中央部で壁連結部50により連結されている。
【0028】
なお、図1,4,7に示すように、ロッド本体16の外周側面には、長手方向Lに沿って延びる2本の外周リブ52,52が軸方向Xに間隔をおいて設けられている。また、図3,7に示すように、小径側の第2筒状部14の外周面には、上記2本の外周リブ52,52を連結する軸方向Xに延びる縦リブ54が設けられ、強度アップが図られている。
【0029】
以上の構成を具備するトルクロッド10は、次のようにして製造される。すなわち、まず、第1内筒30の外周面に第1ゴム状弾性部32を加硫成形するとともに、第2内筒38の外周面に第2ゴム状弾性部40を加硫成形する。次いで、上記第1ゴム状弾性部32と第2ゴム状弾性部40の各外周面に接着剤を塗布した後、これらの加硫成形体を、射出成形型にセットして、樹脂材料を注入孔56(図1,4参照)から注入することにより、ロッド本体16を一体に射出成形する。
【0030】
本実施形態のトルクロッド10であると、大径側の第1筒状部12における端部側の周方向部分12Aに複数の穴部42を並設して、当該周方向部分12Aを内側壁部44と外側壁部46と複数の支持壁部48とで構成したので、樹脂材料の成形時の収縮によるボイドの発生を抑制しつつ、優れた強度及び耐久性を確保することができる。
【0031】
また、上記センターラインN上に穴部42を設けず、この部分に中央の支持壁部48Aを配設したことにより、第1筒状部12の強度を更に高くすることができる。また、複数の支持壁部48が第1筒状部12を中心とした放射状に設けられているので、第1防振ブッシュ18の第1内筒30の軸直角方向における相対変位による入力に対して、第1筒状部12の強度を効果的に高めることができる。更に、内側壁部44と外側壁部46が軸方向Xの中央部で壁連結部50により連結されたことからも、第1筒状部12の強度を向上することができる。また、複数の穴部42を上記の通りの四つ穴構成としたことにより、射出成形時における樹脂材料の流れを損なうことなく、効果的な強度アップが図られる。
【0032】
図8は、他の実施形態に係るトルクロッド10Aを示したものである。この例は、樹脂成形時にウェルドが発生する箇所に余肉部60を設けた点に特徴がある。注入孔56から樹脂材料を射出成形した場合、上記中央の支持壁部48Aが設けられた周方向位置においてウェルドが発生して、強度及び耐久性を損なうことがある。そこで、この部分に、長手方向Lに突き出した余肉部60を設定している。
【0033】
余肉部60は、中央の支持壁部48Aよりも幅広の余肉部本体62と、該支持壁部48Aと略同一幅で長手方向Lに突出して前記余肉部本体62を第1筒状部12の外周面とを連結する余肉連結部64とからなる。また、余肉部60は、第1筒状部12の軸方向Xの全体にわたって設けられている。
【0034】
このような余肉部60を設けたことにより、ウェルドは余肉部60内で発生するので、射出成形後に余肉部60を切除することにより、ロッド本体16の強度・耐久性を向上させ、また品質の安定化が図られる。しかも、余肉部60は成形後に切除するので、製品外形が大きくなることもない。その他の構成は、先の実施形態と同様であり、同様の作用効果が奏される。
【0035】
なお、上記の実施形態では、第1筒状部12のみに穴部42を設けたが、第2筒状部14においても同様の構成を採用することもできる。また、第1防振ブッシュ18と第2防振ブッシュ20をともに、ロッド本体16の射出成形時に、当該ロッド本体16と一体に接着させる構成としたが、ロッド本体16の射出成形後に、上記第1防振ブッシュ18と第2防振ブッシュ20を圧入して保持させてもよい。更には、第1防振ブッシュ18と第2防振ブッシュ20ともに、剛体からなる外筒のない構成としたが、ゴム状弾性部の外周に予め外筒を加硫成形しておいて、該外筒を第1筒状部12や第2筒状部14に圧入保持させるように構成してもよい。また、トルクロッド以外にも、スタビリンクロッド、サスペンションロッドなど、種々の防振連結ロッドとして適用可能である。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施形態に係る防振連結ロッドの斜視図
【図2】同防振連結ロッドの平面図
【図3】同防振連結ロッドの底面図
【図4】同防振連結ロッドの側面図
【図5】図3のV−V線断面図
【図6】図3のVI−VI線断面図
【図7】図3のVII方向から見た側面図
【図8】他の実施形態に係る防振連結ロッドの平面図
【符号の説明】
【0037】
10,10A…トルクロッド(防振連結ロッド)
12…第1筒状部、12A…周方向部分、12A1…一方面、12A2…他方面
14…第2筒状部
16…ロッド本体
18…第1防振ブッシュ
20…第2防振ブッシュ
22…本体連結部
30…第1内筒、32…第1ゴム状弾性部
38…第2内筒、40…第2ゴム状弾性部
42…穴部、42A…第1穴部、42B…第2穴部
44…内側壁部、46…外側壁部
48…支持壁部、48A…中央の支持壁部、48B…両側の一対の支持壁部
50…壁連結部
C…周方向、L…長手方向、O1…第1筒状部の軸、X…軸方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向の一端部に設けられた第1筒状部と、長手方向の他端部に設けられた第2筒状部と、前記第1筒状部と第2筒状部を連結する本体連結部とからなり、樹脂材料により一体に成形されたロッド本体と、
第1内筒と第1ゴム状弾性部を備えて前記第1筒状部内に設けられた第1防振ブッシュと、
第2内筒と第2ゴム状弾性部を備えて前記第2筒状部内に設けられた第2防振ブッシュと、
を備えてなり、
前記第1筒状部における前記本体連結部とは反対側の周方向部分に、前記第1筒状部の軸方向に陥没した複数の穴部が周方向に並んで設けられ、前記複数の穴部により、前記第1筒状部の前記周方向部分が、内周側の内側壁部と、外周側の外側壁部と、隣接する前記穴部同士の間で前記内側壁部と前記外側壁部を連結する複数の支持壁部とで構成された、
防振連結ロッド
【請求項2】
前記第1筒状部における前記本体連結部から最も離れた周方向位置に、前記複数の支持壁部のうち周方向の中央の支持壁部が配設されるように、前記複数の穴部が設けられた、請求項1記載の防振連結ロッド。
【請求項3】
前記複数の穴部は、前記中央の支持壁部を挟んで設けられた一対の第1穴部と、前記一対の第1穴部の周方向両側に一対の前記支持壁部を挟んで設けられた一対の第2穴部と、の4つの穴部で構成された、請求項2記載の防振連結ロッド。
【請求項4】
前記複数の支持壁部は、前記第1筒状部の軸を中心として放射状に設けられた、請求項1〜3のいずれか1項に記載の防振連結ロッド。
【請求項5】
前記複数の穴部が前記第1筒状部の前記周方向部分において軸方向の一方面と他方面の双方から凹設されて、前記内側壁部と前記外側壁部が軸方向の中央部で壁連結部により連結された、請求項1〜4のいずれか1項に記載の防振連結ロッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−115109(P2009−115109A)
【公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−285209(P2007−285209)
【出願日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(000003148)東洋ゴム工業株式会社 (2,711)
【Fターム(参考)】