説明

防水コネクタ

【課題】電線引張り時の液密性を確保した上で各電線のサイズ変更にも対応可能な防水コネクタを提供する。
【解決手段】ホルダ60がハウジング20に取り付けられ、ホルダ60とハウジング20との間にシール部材40が挟まれるように配置される。ホルダ60は、シール部材40の各シール孔41と連通する位置に電線100が遊挿される複数の電線遊挿孔61を有している。ホルダ60における各電線遊挿孔61の開口領域のうち、各電線100の挿通領域の残余の領域が位置決め部材70によって塞がれる。位置決め部材70は、各電線100に径方向から当接して各電線100を位置決めする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、防水コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の防水コネクタが特許文献1に開示されている。このものは、端子金具、ハウジング、シール部材、及びホルダを備えている。端子金具は電線の端末部に接続され、ハウジングは端子金具が挿入される複数のキャビティを有している。シール部材は、ハウジングの後端面(各電線の引出面)に対向して配置され、各キャビティと連通する位置に各電線が液密に挿入される複数のシール孔を有している。そして、ホルダは、ハウジングとの間にシール部材を挟むように配置され、各シール孔と連通する位置に各電線が挿通される複数の電線挿通孔を有している。ホルダの電線挿通孔には、各電線に当接して各電線の径方向への移動を規制する複数の規制突起が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−54433号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の防水コネクタによれば、各電線挿通孔から外部に引き出された各電線が径方向に引っ張られても、各規制突起によって各電線挿通孔内における電線の遊動が抑えられ、シール部材の液密性を確保することが可能であった。しかし、上記のような構成であると、異なる径寸法の電線に対して各規制突起が適正なラップ代で当接し得ず、各電線のサイズ変更に対応することができないおそれがあった。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線引張り時の液密性を確保した上で各電線のサイズ変更にも対応可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の端末部に接続される端子金具と、前記端子金具が挿入される複数のキャビティを有するハウジングと、前記ハウジングにおける前記各電線の引出面に対向して配置され、前記各キャビティと連通する位置に前記各電線が液密に挿入される複数のシール孔を有するシール部材と、前記ハウジングとの間に前記シール部材を挟むようにして前記ハウジングに取り付けられ、前記各シール孔と連通する位置に前記各電線が遊挿される複数の電線遊挿孔を有するホルダと、前記端子金具がキャビティ内に挿入された状態から可動することにより、前記ホルダにおける前記各電線遊挿孔の開口領域を部分的に塞ぎ、かつ前記各電線に径方向から当接して前記各電線を位置決めする位置決め部材とを備えるところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記位置決め部材が、前記ホルダにヒンジを介して一体に連結されているところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記位置決め部材には、前記各電線遊挿孔内に進入して前記各電線に径方向から当接する突部が形成されているところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記突部には係止部が形成され、前記突部が前記各電線遊挿孔内に進入するのに伴い、前記係止部が前記ホルダに係止されて、前記位置決め部材が前記ホルダに保持されるところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0010】
<請求項1の発明>
位置決め部材がホルダにおける各電線遊挿孔の開口領域を部分的に塞いで各電線に径方向から当接するため、各電線遊挿孔から外部に引き出された各電線が径方向に引っ張られても、各電線遊挿孔内における各電線の位置決め状態が保持され、シール部材の液密性が確保される。また、端子金具がキャビティ内に挿入された状態から位置決め部材が可動して各電線に当接するため、各電線のサイズ変更にも対応することが可能となる。
【0011】
<請求項2の発明>
位置決め部材がホルダにヒンジを介して一体に連結されているため、部品点数が増加することがなく、部品管理の煩わしさから解消される。
【0012】
<請求項3の発明>
位置決め部材に突部が形成され、突部が各電線遊挿孔内に進入して各電線に径方向から当接するため、各電線遊挿孔内における各電線の遊動がより確実に抑えられる。
【0013】
<請求項4の発明>
突部が各電線遊挿孔内に進入するのに伴い、突部の係止部がホルダに係止されて、位置決め部材がホルダに保持されるため、各電線が位置決めされた位置の近傍で位置決め部材が固定されることとなり、位置決めの信頼性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態1に係る防水コネクタにおいて、位置決め部材が待機状態にある場合の斜視図である。
【図2】位置決め部材が待機状態にある場合の断面図である。
【図3】位置決め部材が係止状態にある場合の断面図である。
【図4】位置決め部材が一体に連結されたホルダの背面図である。
【図5】位置決め部材が一体に連結されたホルダの平面図である。
【図6】位置決め部材が一体に連結されたホルダの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。実施形態1に係る防水コネクタ10は、端子金具90、ハウジング20、シール部材40、及びホルダ60を備えている。
【0016】
端子金具90は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、図2に示すように、前後方向に細長い形態とされている。具体的には、端子金具90は、角筒状の本体部91と、本体部91の後方に連なるバレル部92、93とを有している。本体部91には、前方から図示しない相手側の雄タブが挿入されて接続される。また、本体部91には、ランス孔94が開口して形成され、かつ、ランス孔94とは反対側の位置にスタビライザ95が突出して形成されている。バレル部92、93は、電線100の端末部における芯線101に圧着されるワイヤバレル92と、電線100の端末部における被覆102に圧着されるインシュレーションバレル93とからなる。
【0017】
ハウジング20は合成樹脂製であって幅方向に細長いブロック状の形態とされ、端子金具90が挿入される複数のキャビティ21を有している。各キャビティ21は、幅方向に複数列でかつ高さ方向に2段に分かれて配置されている。各キャビティ21の内面のうちハウジング20の高さ方向中央寄りの内面には、スタビライザ95が挿入案内される案内溝22が前後方向に延出して形成されている。
【0018】
そして、ハウジング20には、各キャビティ21毎に、撓み可能なランス23が形成されている。各ランス23は、前方へ向けて片持ち状に突出する形態とされ、図1に示すように、ハウジング20の上下両面に露出して配置されている。各キャビティ21内に端子金具90が正規挿入されると、ランス23の撓み動作を伴った後、ランス23の先端部に形成された係止突起24が端子金具90のランス孔94内に嵌り込み、これによってキャビティ21内に端子金具90が抜け止めされるようになっている。なお、ハウジング20は、図示しないケースの収容凹部内に収容され、その状態で図示しない相手コネクタに嵌合可能とされている。
【0019】
シール部材40はシリコンゴム等のゴム製であって、幅方向に細長い扁平マット状の形態とされている。図2に示すように、シール部材40の前面はハウジング20の後面に当接して配置され、ハウジング20の後面全体がシール部材40で覆われるようになっている。そして、シール部材40には、各キャビティ21と連通する位置に、複数のシール孔41が貫通して形成されている。シール部材40の外周面には、前後方向に複数条の外周リップ42が周回して形成され、シール孔41の内周面には、前後方向に複数条の内周リップ43が周回して形成されている。各外周リップ42は、収容凹部の内周面に弾性的に密着して、ケースとの間を液密にシールする役割をはたし、各内周リップ43は、電線100の外周面に弾性的に密着して、ハウジング20内を液密にシールする役割をはたす。また、シール部材40には、各シール孔41を挟んだ幅方向両側に、後述するホルダ60の両ロック片64が貫通する、図示しない一対の貫通孔が形成されている。
【0020】
続いてホルダ60について説明すると、ホルダ60は合成樹脂製であって、図4及び図5に示すように、幅方向に細長い板状の形態とされている。図2に示すように、ホルダ60の前面はシール部材40の後面に当接して配置され、シール部材40の後面全体がホルダ60で覆われるようになっている。そして、ホルダ60には、各シール孔41と連通する位置に、複数の電線遊挿孔61が貫通して形成されている。各電線遊挿孔61内には、電線100が遊嵌状態で挿入されるようになっている。
【0021】
また、各電線遊挿孔61は、端子金具90の本体部91と対応する断面形状を有し、図4に示すように、ホルダ60の高さ方向中央側の縁部に、スタビライザ95が挿入される孤状の副孔62を有している。端子金具90がキャビティ21に対して正規の挿入姿勢をとっていれば、スタビライザ95が副孔62内に挿入されてキャビティ21内への挿入動作が許容される一方、端子金具90が正逆反転等の不正姿勢をとっていれば、スタビライザ95が副孔62と対応せずに各電線遊挿孔61の他の縁部に当接してそれ以上の挿入動作が規制されるようになっている。
【0022】
また、ホルダ60の各電線遊挿孔61には、図2に示すように、係止受け部63が切り欠いて形成されている。各係止受け部63は、上段の各電線遊挿孔61ではその内周面の上端前部において前後方向に延びてホルダ60の前面に開口する形態とされ、下段の各電線遊挿孔61ではその内周面の下端前部において前後方向に延びてホルダ60の前面に開口する形態とされている。係止受け部63には、後述する位置決め部材70の係止部74が係止可能とされている。
【0023】
図5に示すように、ホルダ60の前面には、各電線遊挿孔61を挟んだ幅方向両側に、一対のロック片64が前方へ突出して形成されている。両ロック片64の前部は後部よりも薄肉とされ、両ロック片64の先端部にはロック爪65が内向きに突出して形成されている。組み付け時には、両ロック片64がシール部材40の貫通孔を貫通した状態で、ロック爪65がハウジング20の内部に弾性的に係止され、これにより、ホルダ60とハウジング20との間にシール部材40が弾性的に挟まれた状態で、ホルダ60がハウジング20に保持されるようになっている。
【0024】
さて、ホルダ60には位置決め部材70が形成されている。位置決め部材70は、図4に示すように、ホルダ60の上下両縁にヒンジ71を介して一体に連結され、ホルダ60の上下両縁に沿って上下で対をなして配置されている。
【0025】
ヒンジ71は、ホルダ60と位置決め部材70との間をつなぐ可撓帯状の形態とされ、幅方向で隣接する各電線遊挿孔61間の仕切り壁66と対応する位置毎に、複数形成されている。位置決め部材70は、図6に示すように、各ヒンジ71に対してほぼ直角に連なり、側方から見ると各ヒンジ71との間にほぼL字形をなしている。そして、位置決め部材70は、各ヒンジ71が伸長してホルダ60の上下両側に配置される待機位置(図2を参照)と、各ヒンジ71が屈曲してホルダ60の後面側に配置される係止位置(図3を参照)とに変位可能とされている。
【0026】
具体的には、位置決め部材70は、図1及び図4に示すように、全体として櫛歯状をなし、ホルダ60の上下両縁とほぼ平行して幅方向に細長く延びる位置決め本体72と、位置決め本体72の外縁(上縁又は下縁)から前方に突出する複数の突部73とからなる。各突部73は、矩形板状をなし、各電線遊挿孔61と対応する位置でかつ幅方向で隣接する各ヒンジ71間に配置されている。また、各突部73は、各電線遊挿孔61の幅寸法より少し小さい幅寸法を有し、図3に示すように、係止位置では各電線遊挿孔61内に挿入される。この場合、上段の位置決め部材70の各突部73は、上段の各電線遊挿孔61の略上半部に挿入され、下段の位置決め部材70の各突部73は、下段の各電線遊挿孔61の略下半部に挿入される。上段の各電線遊挿孔61の略下半部及び下段の各電線遊挿孔61の略上半部は、各電線100が挿通される挿通領域とされ、この挿通領域の残余の領域に各突部73が挿入されることとなる。そして、係止位置では、各突部73が電線100に径方向から押圧状態で当接するようになっている。
【0027】
また、各突部73の先端部の幅方向中央部には係止部74が突出して形成されている。各係止部74は、爪状をなし、待機位置ではホルダ60側に突出し、係止位置では対応する係止受け部63に内側から進入して係止可能とされている。なお、ホルダ60、各ヒンジ71、及び上下の位置決め部材70の全体は、ホルダ60の高さ方向中央を境とする上下両側で対称な形状とされている。
【0028】
次に、実施形態1に係る防水コネクタ10の作用を説明する。
両ロック片64がハウジング20に弾性的に係止されることにより、ハウジング20とホルダ60との間にシール部材40が挟まれた状態で、ホルダ60がハウジング20に取り付けられる。このとき、位置決め部材70は待機位置においてホルダ60の後面から退避して配置される。
【0029】
続いて、電線100付きの端子金具90がハウジング20の各キャビティ21内に挿入される。各端子金具90がキャビティ21内に正規挿入されると、各ランス23の係止作用によって端子金具90の抜け止めがなされ、かつ、ハウジング20の後面(引出面)から引き出された各電線100がシール部材40の各シール孔41内に挿入されるとともにホルダ60の電線遊挿孔61内に挿入される。この場合、図2に示すように、各シール孔41内には各電線100が密着状態で挿入され、各電線遊挿孔61内には各電線100が遊嵌状態で挿入される。また、位置決め部材70が待機位置にあるとき、電線100は、各シール孔41から各電線遊挿孔61にかけて前後方向にほぼ沿って配置される。
【0030】
次いで、位置決め部材70が閉止位置に至らしめられる。閉止位置に至る過程では、位置決め部材70が各ヒンジ71を支点として回動させられ、変位過程の終盤で電線遊挿孔61内に後方から各突部73が進入する。そして、図3に示すように、位置決め部材70が閉止位置に至ると、各突部73の係止部74がホルダ60の各電線遊挿孔61の係止受け部63に内側から弾性的に嵌合され、ホルダ60に対して位置決め部材70が移動規制状態に保持される。このとき、各突部73は、各電線100と各電線遊挿孔61の内周面とに当接しつつ前後方向にほぼ沿った状態で配置される。またこのとき、各突部73の後端部は各電線遊挿孔61の後方に突出して配置され、各ヒンジ71はホルダ60の上下両縁から略U字状に折り曲げられて配置される。
【0031】
上記のように位置決め部材70が閉止位置に至ると、各突部73が各電線遊挿孔61内の各電線100に径方向(上方及び下方)から当接し、これによって各電線100が各電線遊挿孔61の内周面と各突部73との間に挟まれた状態で保持される。また、各電線遊挿孔61内の各電線100は、各突部73によってホルダ60の高さ方向中央側に押圧され、各シール孔41内の各電線100との間に高さ方向の段差が生じる。このため、各電線100はシール部材40とホルダ60との間で斜め方向に屈曲して配置される。
【0032】
上記の状態で、各電線遊挿孔61から後方に引き出された各電線100が径方向に振られる等して引っ張られると、その引っ張り方向に各シール孔41が拡開して、シール部材40の液密性が損なわれるおそれがある。しかるに実施形態1によれば、引き出された各電線100が径方向に引っ張られても、各電線遊挿孔61内の各電線100が各突部73によって位置決めされた状態で保持されているため、引っ張りの影響がシール部材40に及ぶのが回避される。その結果、シール孔41が拡開するのが防止され、所定の液密性が確保される。
【0033】
以上説明したように、実施形態1に係る防水コネクタ10によれば、位置決め部材70がホルダ60における各電線遊挿孔61の開口領域を部分的に塞ぐことにより、各突部73が各電線遊挿孔61内の各電線100に径方向から当接するため、引き出された各電線100が径方向に引っ張られても、各電線遊挿孔61内における各電線100の位置決め状態が保持され、シール部材40の液密性が確保される。しかも、端子金具90がキャビティ21内に挿入された状態から位置決め部材70が可動して各電線100に当接するため、各電線100のサイズ変更にも柔軟に対応することができる。
【0034】
また、位置決め部材70がホルダ60に各ヒンジ71を介して一体に連結されているため、部品点数が増加することがなく、部品管理の煩わしさから解消される。さらに、位置決め部材70に複数の突部73が形成され、各突部73が各電線遊挿孔61内に進入して各電線100に径方向から当接するため、各電線遊挿孔61内における各電線100の遊動がより確実に抑えられる。
【0035】
さらにまた、各突部73が各電線遊挿孔61内に進入するのに伴い、各突部73の係止部74がホルダ60の係止受け部63に係止されて、位置決め部材70がホルダ60に保持されるため、各電線100が位置決めされる位置の近傍で位置決め部材70が固定されることとなり、位置決めの信頼性がより高められる。
【0036】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)位置決め部材がホルダとは別体に設けられるものであってもよい。
(2)位置決め部材は、各電線遊挿孔の開口領域を部分的に塞ぐことにより、各電線に径方向から当接して各電線を位置決めするものであればよく、各電線遊挿孔内に進入する突部を有さないものであってもよい。
(3)各突部毎に係止部が形成されず、各突部のうちの一部に係止部が設けられるものであってもよい。
(4)位置決め部材における各突部以外の部分に係止部が設けられるものであってもよい。
【符号の説明】
【0037】
10…防水コネクタ
20…ハウジング
21…キャビティ
40…シール部材
41…シール孔
60…ホルダ
61…電線遊挿孔
63…係止受け部
70…位置決め部材
71…ヒンジ
72…位置決め本体
73…突部
74…係止部
90…端子金具
100…電線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電線の端末部に接続される端子金具と、
前記端子金具が挿入される複数のキャビティを有するハウジングと、
前記ハウジングにおける前記各電線の引出面に対向して配置され、前記各キャビティと連通する位置に前記各電線が液密に挿入される複数のシール孔を有するシール部材と、
前記ハウジングとの間に前記シール部材を挟むようにして前記ハウジングに取り付けられ、前記各シール孔と連通する位置に前記各電線が遊挿される複数の電線遊挿孔を有するホルダと、
前記端子金具がキャビティ内に挿入された状態から可動することにより、前記ホルダにおける前記各電線遊挿孔の開口領域を部分的に塞ぎ、かつ前記各電線に径方向から当接して前記各電線を位置決めする位置決め部材とを備えることを特徴とすることを特徴とする防水コネクタ。
【請求項2】
前記位置決め部材が、前記ホルダにヒンジを介して一体に連結されていることを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ。
【請求項3】
前記位置決め部材には、前記各電線遊挿孔内に進入して前記各電線に径方向から当接する突部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の防水コネクタ。
【請求項4】
前記突部には係止部が形成され、前記突部が前記各電線遊挿孔内に進入するのに伴い、前記係止部が前記ホルダに係止されて、前記位置決め部材が前記ホルダに保持されることを特徴とする請求項3記載の防水コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−98072(P2013−98072A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240998(P2011−240998)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】