説明

電動式型締装置

【課題】電動式型締装置のコストを低くすることができ、電動式型締装置を小型化することができ、十分に大きい型締力を発生させることができるようにする。
【解決手段】進退自在に配設された駆動手段と、進退自在に配設されたクロスヘッドと、駆動手段とクロスヘッドとを連結する支持部材と、ベースプレートに固定されたボールナット23と、クロスヘッドに対して回転自在に支持され、ボールナット23と螺(ら)合させられ、かつ、駆動手段の出力軸35と連結されるボールねじ軸51とを有する。ボールねじ軸51の進退に伴って駆動手段も進退させられるので、クロスヘッドのストロークが長くなっても、伝動軸52の長さを長くする必要がなく、電動式型締装置10を小型化することができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空間内において樹脂を冷却し、固化させることによって成形品を成形するようになっている。
【0003】そのために、前記金型装置は固定金型及び可動金型から成り、型締装置のトグル機構を作動させることによって前記可動金型を進退させ、前記固定金型に対して接離させることにより、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。
【0004】ところで、前記トグル機構を作動させる手段としてサーボモータを使用するようにした電動式型締装置において、前記サーボモータのロータとボールナットとを連結し、ロータの回転を一旦(いったん)ボールナットに伝達し、該ボールナットを回転させることによってボールねじ軸を進退させるようにしている。この場合、前記ボールナットの回転方向における慣性モーメントが大きいので、電動式型締装置の応答性が悪くなる。そこで、ボールナットを固定し、ロータの回転をボールねじ軸に伝達し、ボールねじ軸を進退させるようにした電動式型締装置が提供されている。
【0005】図2は従来の電動式型締装置の要部概略図、図3は従来の電動式型締装置の要部の第1の状態を示す図、図4は従来の電動式型締装置の要部の第2の状態を示す図である。
【0006】図において、12はトグルサポート、21は運動方向変換手段としてのボールねじであり、該ボールねじ21は、環状の固定プレート22を介してトグルサポート12の後端面S1に取り付けられ、トグルサポート12に対して固定されたボールナット23、及び該ボールナット23と螺(ら)合させられる中空のボールねじ軸24から成り、ボールねじ軸24に伝達された回転運動を直線運動に変換する。
【0007】前記ボールねじ軸24を進退(図における左右方向に移動)させるために、前記トグルサポート12の後端面S1には、前記固定プレート22及び筒状のスペーサ26を介して駆動手段としてのサーボモータ18が取り付けられる。該サーボモータ18は、環状板27、28及び筒状のフレーム29から成るケーシングMC、前記フレーム29に取り付けられ、ステータコア32及びステータコイル33から成るステータ31、該ステータ31の径方向内方において回転自在に配設されたロータ34、並びに該ロータ34に固定された中空の出力軸35を備える。
【0008】そして、前記ロータ34の回転を前記ボールねじ軸24に伝達するために、出力軸35の後端(図における左端)に円板状のプレート36が固定され、該プレート36の中央に伝動部材としてのスプライン軸37が前方(図における右方)に向けて突出させて取り付けられる。また、前記環状板27に取り付けられたベアリングb1、及び前記環状板28に取り付けられたベアリングb2によって、前記出力軸35及びプレート36が回転自在に支持される。
【0009】そして、前記スプライン軸37とボールねじ軸24とは、スプライン係合させられ、スプライン軸37とボールねじ軸24との間の相対回転を規制する回転規制手段を構成する。そのために、スプライン軸37の外周面の全体、及びボールねじ軸24の内周面の所定の部分にスプライン歯が形成される。
【0010】また、前記ボールねじ軸24の前端(図における右端)には、図3及び4に示されるように、ベアリングb3を介してクロスヘッド41が配設され、該クロスヘッド41と図示されない可動プラテンとの間に図示されないトグル機構が配設される。
【0011】なお、図示されない可動金型及び図示されない固定金型から成る金型装置、固定金型に取り付けられた固定プラテン、可動プラテン、トグルサポート12、トグル機構、サーボモータ18、ボールねじ21等によって電動式型締装置が構成される。
【0012】前記構成の電動式型締装置において、型閉じを行う場合、前記サーボモータ18を正方向に駆動し、出力軸35を正方向に回転させると、スプライン軸37及びボールねじ軸24が正方向に回転させられる。ここで、ボールナット23が固定されているので、図3に示されるように、ボールねじ軸24は前進(図における右方に移動)させられる。それに伴って、前記クロスヘッド41が前進させられ、トグル機構が作動させられると、可動プラテンが前進させられ、可動金型が固定金型に当接させられる。
【0013】次に、型締めを行う場合、前記サーボモータ18を更に正方向に駆動すると、前記トグル機構によって型締力が発生させられ、該型締力で可動金型を固定金型に押し付ける。このとき、可動金型と固定金型との間にキャビティ空間が形成され、図示されない射出装置の射出ノズルから射出された樹脂が前記キャビティ空間に充填される。
【0014】続いて、型開きを行う場合、サーボモータ18を逆方向に駆動し、出力軸35を逆方向に回転させると、スプライン軸37及びボールねじ軸24が逆方向に回転させられ、図4に示されるように、ボールねじ軸24は後退(図における左方に移動)させられる。それに伴って、前記クロスヘッド41が後退させられ、トグル機構が作動させられると、可動プラテンが後退させられ、可動金型が固定金型から離れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の電動式型締装置においては、サーボモータ18によって発生させられた回転をスプライン軸37を介してボールねじ軸24に伝達するようになっているが、軸方向において、スプライン軸37がボールナット23を介してトグルサポート12に対して常に一定した位置に保持されているのに対して、ボールねじ軸24は進退自在に配設されるので、ボールねじ軸24が移動する領域の全体において、スプライン軸37とボールねじ軸24とをスプライン係合させ、摺(しゅう)動させる必要がある。
【0016】したがって、スプライン軸37の軸方向における外周面の全体にスプライン歯を形成する必要があるので、電動式型締装置のコストが高くなってしまう。そして、ボールねじ軸24の移動量、すなわち、クロスヘッド41のストロークをSK1とし、スプライン軸37の長さをL1としたとき、L1>SK1にする必要があるので、トグル機構が大型化し、ストロークSK1が長くなると、長さL1がその分長くなってしまう。その結果、スペーサ26の軸方向寸法が大きくなり、電動式型締装置が大型化してしまう。
【0017】また、スプライン軸37とボールねじ軸24との間で回転を伝達する際に、スプライン軸37とボールねじ軸24との接触部分が摺動させられるので、摩擦抵抗による負荷がサーボモータ18に加わるが、スプライン軸37の回転に伴うトルクが大きくなると摩擦抵抗による負荷がその分大きくなってしまう。その結果、クロスヘッド41を円滑に進退させることができず、トグル機構によって発生させられる型締力がその分小さくなってしまう。
【0018】本発明は、前記従来の電動式型締装置の問題点を解決して、コストを低くすることができ、小型化することができ、十分に大きい型締力を発生させることができる電動式型締装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電動式型締装置においては、進退自在に配設された駆動手段と、進退自在に配設されたクロスヘッドと、前記駆動手段と前記クロスヘッドとを連結する支持部材と、ベースプレートに固定されたボールナットと、前記クロスヘッドに対して回転自在に支持され、前記ボールナットと螺合させられ、かつ、前記駆動手段の出力軸と連結されるボールねじ軸とを有する。
【0020】本発明の他の電動式型締装置においては、さらに、前記出力軸は中空である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図5は本発明の実施の形態における電動式型締装置の第1の状態を示す図、図6は本発明の実施の形態における電動式型締装置の第2の状態を示す図である。
【0023】図において、10は電動式型締装置、11は固定プラテン、12はベースプレートとしてのトグルサポートであり、前記固定プラテン11とトグルサポート12との間に図示されないタイバーが架設される。また、14は前記固定プラテン11と対向させて配設され、前記タイバーに沿って進退(図における左右方向に移動)自在に配設された可動プラテンであり、前記固定プラテン11における可動プラテン14と対向する面に固定金型15が、前記可動プラテン14における前記固定プラテン11と対向する面に可動金型16がそれぞれ取り付けられる。なお、固定金型15及び可動金型16によって金型装置が構成される。また、前記可動プラテン14の後端 (図における左端) には、図示されないエジェクタ装置が配設され、トグルサポート12より後方(図における左方)には、駆動手段としてのサーボモータ48が進退自在に配設される。
【0024】そして、前記可動プラテン14とトグルサポート12との間には、トグル機構43が配設される。該トグル機構43は、前記トグルサポート12に対してピンp1を介して揺動自在に配設されたトグルレバー44、前記可動プラテン14の後端面(図における左端面)に形成されたブラケット14aに対してピンp2を介して、かつ、前記トグルレバー44に対してピンp3を介して揺動自在に配設されたトグルアーム45、及び前記トグルレバー44に対してピンp4を介して、かつ、進退自在に配設されたクロスヘッド41に対してピンp5を介して揺動自在に配設されたトグルレバー46を備える。
【0025】したがって、サーボモータ48を駆動し、クロスヘッド41を進退させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。すなわち、型閉じ時に、サーボモータ48を正方向に駆動し、クロスヘッド41を前進(図における右方に移動)させることによって、図5に示されるように、可動プラテン14を前進させ、可動金型16を固定金型15に当接させることができる。このようにして型閉じが行われる。
【0026】続いて、型締め時に、前記サーボモータ48を更に正方向に駆動すると、前記トグル機構43によってトグル倍率を乗じた型締力が発生させられ、該型締力で可動金型16を固定金型15に押し付けることができる。このようにして型締めが行われる。このとき、可動金型16と固定金型15との間に図示されないキャビティ空間が形成され、図示されない射出装置の射出ノズルから射出された成形材料としての樹脂が前記キャビティ空間に充填される。
【0027】また、型開き時に、サーボモータ48を逆方向に駆動し、クロスヘッド41を後退(図における左方に移動)させることによって、図6に示されるように、可動プラテン14を後退させ、可動金型16を固定金型15から離すことができる。このようにして型開きが行われる。なお、本実施の形態においては、駆動手段としてサーボモータ48が使用されるが、該サーボモータ48に代えて一般の電動モータを使用することができる。
【0028】次に、前記サーボモータ48を駆動したときの電動式型締装置10の動作について説明する。
【0029】図1は本発明の実施の形態における電動式型締装置の要部概略図、図7は本発明の実施の形態における電動式型締装置の要部の第1の状態を示す図、図8は本発明の実施の形態における電動式型締装置の要部の第2の状態を示す図、図9は図8のX−X断面図である。
【0030】図において、12はトグルサポート、21は運動方向変換手段としてのボールねじであり、該ボールねじ21は、環状の固定プレート22を介してトグルサポート12の後端面S1に取り付けられ、トグルサポート12に対して固定されたボールナット23、及びクロスヘッド41に対して回転自在に支持され、前記ボールナット23と螺合させられるボールねじ軸51から成り、該ボールねじ軸51に伝達された回転運動を直線運動に変換する。
【0031】なお、ボールナット23をトグルサポート12に直接取り付けることが可能であれば、固定プレート22は必ずしも必要ではない。
【0032】そして、サーボモータ48とクロスヘッド41とは、複数(本実施の形態においては、4個)の支持部材としてのロッド53によって連結される。そのために、各ロッド53はトグルサポート12に形成された穴54を貫通して延在させられ、各ロッド53の前端(図7及び8における右端)にクロスヘッド41が、後端(図1、7及び8における左端)にサーボモータ48のケーシングMCが固定される。
【0033】前記サーボモータ48は、環状板27、28及び筒状のフレーム29から成るケーシングMC、前記フレーム29に取り付けられ、ステータコア32及びステータコイル33から成るステータ31、該ステータ31の径方向内方において回転自在に配設されたロータ34、並びに該ロータ34に固定された中空の出力軸35を備える。
【0034】そして、前記ロータ34の回転を前記ボールねじ軸51に伝達するために、出力軸35とボールねじ軸51とが連結される。そのために、出力軸35の後端に円板状のプレート36が固定され、プレート36の中央に伝動部材としての伝動軸52が前方(図1、7及び8における右方)に向けて突出させて取り付けられる。また、前記環状板27に取り付けられたベアリングb1、及び前記環状板28に取り付けられたベアリングb2によって、前記出力軸35が回転自在に支持される。
【0035】そして、前記伝動軸52とボールねじ軸51とは、スプライン係合させられ、伝動軸52とボールねじ軸51との間の相対回転を規制する回転規制手段を構成する。そのために、ボールねじ軸51の後端に所定の長さの凹部51aが形成され、伝動軸52の前端(図1R>1における右端)の外周面、及び前記凹部51aの内周面にスプライン歯が形成される。
【0036】また、前記ボールねじ軸51の前端には、図7及び8に示されるように、ベアリングb3を介してクロスヘッド41が配設され、該クロスヘッド41と可動プラテン14(図5)との間にトグル機構43が配設される。
【0037】なお、前記金型装置、固定プラテン11、トグルサポート12、可動プラテン14、トグル機構43、サーボモータ48、ボールねじ21、クロスヘッド41、ロッド53等によって電動式型締装置10が構成される。
【0038】前記構成の電動式型締装置10において、型閉じを行う場合、前記サーボモータ48を正方向に駆動し、出力軸35を正方向に回転させると、伝動軸52及びボールねじ軸51が正方向に回転させられ、図7に示されるように、ボールねじ軸51は前進(図1、7及び8における右方に移動)させられる。それに伴って、前記クロスヘッド41が前進させられ、トグル機構43が作動させられると、可動プラテン14が前進させられる。
【0039】また、このとき、前記クロスヘッド41とケーシングMCとがロッド53によって連結されているので、前記クロスヘッド41の前進に伴ってサーボモータ48が前進させられる。
【0040】次に、型締めを行う場合、前記サーボモータ48を更に正方向に駆動すると、前記トグル機構43によって型締力が発生させられる。
【0041】続いて、型開きを行う場合、サーボモータ48を逆方向に駆動し、出力軸35を逆方向に回転させると、伝動軸52及びボールねじ軸51が逆方向に回転させられ、図8に示されるように、ボールねじ軸51は後退(図1、7及び8における左方に移動)させられる。それに伴って、前記クロスヘッド41が後退させられ、トグル機構43が作動させられると、可動プラテン14が後退させられる。また、前記クロスヘッド41の後退に伴ってサーボモータ48が後退させられる。
【0042】本実施の形態においては、サーボモータ48によって発生させられた回転を伝動軸52を介してボールねじ軸51に伝達するようになっているが、ボールねじ軸51の進退に伴ってサーボモータ48も進退させられるので、伝動軸52とボールねじ軸51とを接触部分において摺動させる必要がない。
【0043】したがって、伝動軸52の前端の外周面、及びボールねじ軸51の後端の内周面にスプライン歯を形成するだけでよいので、電動式型締装置10のコストを低くすることができる。また、クロスヘッド41のストロークをSK1とし、伝動軸52の長さをL2としたとき、L2<SK1にすることができる。したがって、トグル機構43が大型化し、ストロークSK1が長くなっても、長さL2を長くする必要がないので、従来の技術のように固定プレート22とケーシングMCとの間にスペーサ26(図2参照)を配設する必要がなくなり、電動式型締装置10を小型化することができる。
【0044】また、伝動軸52とボールねじ軸51との間で回転を伝達する際に、伝動軸52とボールねじ軸51との接触部分が摺動しないので、摩擦抵抗による負荷がサーボモータ48に加わらない。したがって、クロスヘッド41を円滑に進退させることができ、トグル機構43によって十分に大きい型締力を発生させることができる。
【0045】本実施の形態においては、伝動軸52とボールねじ軸51とをスプライン係合させるようになっているが、伝動軸52とボールねじ軸51との接触部分が摺動しないので、キーによって係合させることもできる。また、出力軸35とボールねじ軸51とを直接又はスプライン係合によって連結することにより、伝動軸52を不要にすることもできる。
【0046】なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によれば、電動式型締装置においては、進退自在に配設された駆動手段と、進退自在に配設されたクロスヘッドと、前記駆動手段と前記クロスヘッドとを連結する支持部材と、ベースプレートに固定されたボールナットと、前記クロスヘッドに対して回転自在に支持され、前記ボールナットと螺合させられ、かつ、前記駆動手段の出力軸と連結されるボールねじ軸とを有する。
【0048】この場合、駆動手段を駆動することによって、クロスヘッドを進退させ、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。
【0049】また、伝動軸の前端の外周面、及びボールねじ軸の後端の内周面にスプライン歯を形成するだけでよいので、電動式型締装置のコストを低くすることができる。
【0050】そして、前記ボールねじ軸の進退に伴って駆動手段も進退させられるので、クロスヘッドのストロークが長くなっても、伝動軸の長さを長くする必要がなく、電動式型締装置を小型化することができる。
【0051】また、駆動手段によって発生させられた回転をボールねじ軸に伝達する際に、摩擦抵抗による負荷が駆動手段に加わらない。したがって、クロスヘッドを円滑に進退させることができ、トグル機構によって十分に大きい型締力を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電動式型締装置の要部概略図である。
【図2】従来の電動式型締装置の要部概略図である。
【図3】従来の電動式型締装置の要部の第1の状態を示す図である。
【図4】従来の電動式型締装置の要部の第2の状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における電動式型締装置の第1の状態を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における電動式型締装置の第2の状態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における電動式型締装置の要部の第1の状態を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における電動式型締装置の要部の第2の状態を示す図である。
【図9】図8のX−X断面図である。
【符号の説明】
10 電動式型締装置
12 トグルサポート
23 ボールナット
35 出力軸
41 クロスヘッド
48 サーボモータ
51 ボールねじ軸
53 ロッド

【特許請求の範囲】
【請求項1】 (a)進退自在に配設された駆動手段と、(b)進退自在に配設されたクロスヘッドと、(c)前記駆動手段と前記クロスヘッドとを連結する支持部材と、(d)ベースプレートに固定されたボールナットと、(e)前記クロスヘッドに対して回転自在に支持され、前記ボールナットと螺合させられ、かつ、前記駆動手段の出力軸と連結されるボールねじ軸とを有することを特徴とする電動式型締装置。
【請求項2】 前記出力軸は中空である請求項1に記載の電動式型締装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図9】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2001−322151(P2001−322151A)
【公開日】平成13年11月20日(2001.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−143133(P2000−143133)
【出願日】平成12年5月16日(2000.5.16)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【Fターム(参考)】