説明

電子ペーパ、電子ペーパを用いたアプリケーション連携システム

【課題】直感的な操作方法により、他の電子ペーパとの間でのデータや処理の連携ができる電子ペーパ、及びその電子ペーパを用いたアプリケーション連携システムを得る。
【解決手段】情報画像を表示保持する表示部101と、表示部101が表示保持するデータを格納する記憶部と、表示部101の動作を制御する制御部と、他の電子機器と接続可能に構成され、接続した電子機器との間でデータの送受信を行う端子部と、を備え、記憶部は、端子部が受信するデータを解析可能なプログラムを格納しており、端子部は、接続先の電子機器からデータを受信すると、そのデータを制御部に出力し、制御部は、端子部よりそのデータを受け取ると、プログラムを読み出し、その指示に従って、受け取ったデータを解析し、表示部101に対し、そのデータの解析後の内容を表示保持するよう指示を出すことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子ペーパと、電子ペーパを用いたアプリケーション連携システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、『ボタン操作を必要とせずに、ユーザが直感的に処理内容を把握することができる作法により、表示部の表示情報の処理を実行する電子ペーパーを提供する。』ことを目的とした技術として、『電子ペーパーEPは、例えば、応力センサ2により電子ペーパーに変形を与える応力を検出し、又は、加速度センサ2により電子ペーパーを移動させる加速度を検出し、又は、圧力センサ2により掴んだり擦ったりする際に電子ペーパーに与えられる圧力を検出する等して、表示部1に表示保持される情報に対して制御部3が情報やその電子データの消去等といった所定の処理を行う。』というものが提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2005−267170号公報(要約)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の従来技術は、直感的な操作方法で電子ペーパに処理を実行させるものであるが、他の電子ペーパとの間でのデータや処理の連携ができないという課題があった。また、実行可能な処理も簡単なものに限られるという課題もあった。
そのため、直感的な操作方法により、他の電子ペーパとの間でのデータや処理の連携ができる電子ペーパ、及びその電子ペーパを用いたアプリケーション連携システムが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る電子ペーパは、
情報画像を表示保持する表示部と、
前記表示部が表示保持するデータを格納する記憶部と、
前記表示部の動作を制御する制御部と、
他の電子機器が備える端子部と接続可能に構成され、接続した電子機器との間でデータの送受信を行う端子部と、
を備え、
前記記憶部は、
前記端子部が受信するデータを解析可能なプログラムを格納しており、
前記端子部は、
接続先の電子機器からデータを受信すると、そのデータを前記制御部に出力し、
前記制御部は、
前記端子部よりそのデータを受け取ると、
前記プログラムを読み出し、その指示に従って、受け取ったデータを解析し、
前記表示部に対し、そのデータの解析後の内容を表示保持するよう指示を出す
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係る電子ペーパによれば、直感的な操作方法により、他の電子ペーパとの間でのデータや処理の連携が可能となるので、電子ペーパ同士で連携する複雑な処理であっても、同様に直感的な操作方法により実行することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子ペーパ100の機能ブロック図である。
電子ペーパ100は、表示部101、ソケット102、端子103、表示制御部104、データ制御部105、CPU106、ROM(Read Only Memory)107、RAM(Random Access Memory)108、電池109を備える。
表示部101は、画面表示する情報画像を表示し、その表示状態を保持する機能を備えた表示素子からなる。
ソケット102は、他の電子ペーパ等の電子機器が備える接続端子を差込可能となっており、接続先の電子機器に向けてデータを送信する。
端子103は、他の電子ペーパ等の電子機器が備える差込口に差込可能なコネクタ端子などで構成され、接続先の電子機器からデータを受信する。
表示制御部104は、表示部101の表示素子を駆動制御等することにより、表示部101の画面表示動作を制御する。
データ制御部105は、ソケット102及び端子103との間で、データの送受信を行う。また、データの送受信に際し、ソケット102や端子103の仕様に合わせて、データ形式の変換や、必要な信号処理などを行う。
CPU106は、電子ペーパ100全体の動作を制御するものであり、表示制御部104に画面表示指示を与えるとともに、データ制御部105との間でデータ送受信を行う。また、ROM107が格納しているプログラムを必要に応じて読み出し、その指示に従った動作を行う。さらには、RAM108との間でデータの格納・読み出しを行う。
ROM107は、電子ペーパ100の用途に対応したプログラムがあらかじめ格納されている。詳細は後述の図3〜図6で説明する。
RAM108は、上記プログラムにより処理され、表示部101に表示するためのデータを格納する。
電池109は、電子ペーパ100が動作するための電力を供給する。
また、必要に応じて、アンテナなどの無線ネットワークインターフェースを備えた無線通信手段を設けてもよい。
【0007】
表示制御部104、データ制御部105は、マイコンや回路デバイスのようなハードウェアで実現することもできるし、CPU106により実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
【0008】
本実施の形態1における「記憶部」は、ROM107とRAM108がこれに相当する。
また、「制御部」は、表示制御部104、データ制御部105、CPU106がこれに相当する。
また、「第1端子部」は、ソケット102がこれに相当する。
また、「第2端子部」は、端子103がこれに相当する。
【0009】
図2は、電子ペーパ100を複数接続して互いにデータ交換する際の接続例である。
電子ペーパ100a、100b、100cは、図1の電子ペーパ100と同じ構成を持つ。ここでは、各電子ペーパの正面から見て、上辺と左辺に金属電極からなる端子103を備え、下辺と右辺にソケット102を備えるものとする。
電子ペーパ100aの右辺のソケット102に他の電子ペーパ100bの左辺の端子103を差し込み、電子ペーパ100aの下辺のソケット102に電子ペーパ100cの上辺の端子103を差し込む。
【0010】
次に、データの流れについて、電子ペーパ100aと電子ペーパ100bの間の流れを例にとり、ステップを追って説明する。
【0011】
(1)差し込み
電子ペーパ100aのソケット102に、電子ペーパ100bの端子103が差し込まれる。
(2)接続通知
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号をCPU106に出力する。
(3)データ読み取り
電子ペーパ100aのCPU106は、RAM108に格納されているデータを読み取り、データ制御部105に出力する。
(4)データ出力
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、CPU106よりデータを受け取り、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、受け取ったデータを、電子ペーパ100bの端子103に向けて送信する。
(5)データ受信
電子ペーパ100bの端子103は、電子ペーパ100aのソケット102が送信したデータを受信し、データ制御部105に出力する。
(6)データ格納
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、受け取ったデータをデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
CPU106は、受け取ったデータをRAM108に格納する。
【0012】
以上のような流れで、電子ペーパ100aと電子ペーパ100bの間のデータ交換が行われる。電子ペーパ100aと電子ペーパ100cの間でも同様な処理が行われ、その結果、図2に示す方向でデータが流れる。
【0013】
次に、複数の電子ペーパを接続して、それぞれのアプリケーション間で連携する実例を図3〜図6で説明する。
【0014】
図3は、電子メールアプリケーションとスケジュール管理アプリケーションの連携例を示すものである。以下、連携の手順についてステップを追って説明する。
【0015】
(1)事前設定
電子ペーパ100aのROM107には、電子メールアプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。また、電子ペーパ100bのROM107には、スケジュール管理アプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。
そして、これらアプリケーションのプログラムは動作可能な状態で待機している。
(2)メール受信
電子ペーパ100aは、電子メールアプリケーションにより、電子メールを受信する。なお、電子ペーパ100aは、無線通信手段等のネットワークインターフェースを備えているものとする。
受信した電子メールのデータは、電子ペーパ100aのRAM108に格納される。
電子メールの内容は、そのユーザの特定の日のスケジュールに関する日時・場所等の情報を所定のフォーマットで記載したものであるとする。
(3)電子ペーパ同士の接続
電子ペーパ100aのソケット102と、スケジュール管理アプリケーションが動作可能な状態で待機している電子ペーパ100bの端子103を接続する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号をCPU106に出力する。
(4)電子メールデータの送信
電子ペーパ100aのCPU106は、RAM108より電子メールのデータを読み出し、データ制御部105へ出力する。
データ制御部105は、受け取った電子メールのデータに、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、受け取った電子メールのデータを、電子ペーパ100bの端子103に向けて送信する。
(5)電子メールデータの受信
電子ペーパ100bの端子103は、電子ペーパ100aのソケット102が送信した電子メールのデータを受信し、データ制御部105に出力する。
(6)電子メールデータの格納
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、受け取った電子メールデータをデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
電子ペーパ100bのCPU106は、受け取った電子メールデータをRAM108に格納する。
(7)スケジュール管理アプリケーションとの連携
電子ペーパ100bのCPU106は、スケジュール管理アプリケーションのプログラムの指示に従って、RAM108より電子メールデータを読み出し、電子メールに記載された内容からスケジュールに関する情報を抽出して、スケジュール管理アプリケーションの当該日付部分に反映する。
【0016】
上記のアプリケーション連携により、電子ペーパ100aにスケジュール管理アプリケーションをインストールしていなくても、スケジュール管理アプリケーションをインストール済みの電子ペーパ100bを接続するだけで、日時などの面倒な入力をすることなくスケジュールの設定をすることができる。
【0017】
図4は、電子メールアプリケーションとワープロアプリケーションの連携例を示すものである。以下、連携の手順についてステップを追って説明する。
【0018】
(1)事前設定
電子ペーパ100aのROM107には、電子メールアプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。また、電子ペーパ100bのROM107には、ワープロアプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。
(2)メール受信
図3のステップ(2)と同様の手順で電子メールを受信する。
電子メールには、ワープロアプリケーションで作成したファイルが添付されているものとする。
(3)電子ペーパ同士の接続
電子ペーパ100aのソケット102と、ワープロアプリケーションが動作可能な状態で待機している電子ペーパ100bの端子103を接続する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号をCPU106に出力する。
(4)添付ファイルデータの送信
電子ペーパ100aのCPU106は、RAM108より電子メールのデータを読み出し、その中の添付ファイルのデータを抽出して、データ制御部105へ出力する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、受け取った添付ファイルのデータに、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、受け取った添付ファイルのデータを、電子ペーパ100bの端子103に向けて送信する。
(5)添付ファイルデータの受信
電子ペーパ100bの端子103は、電子ペーパ100aのソケット102が送信した添付ファイルのデータを受信し、データ制御部105に出力する。
(6)添付ファイルデータの格納
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、受け取った添付ファイルデータをデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
電子ペーパ100bのCPU106は、受け取った添付ファイルデータをRAM108に格納する。
(7)ワープロアプリケーションとの連携
電子ペーパ100bのCPU106は、ワープロアプリケーションのプログラムの指示に従って、RAM108より添付ファイルデータを読み出し、ワープロの編集画面に表示させる。
【0019】
上記のアプリケーション連携により、電子ペーパ100aにワープロアプリケーションをインストールしていなくても、ワープロアプリケーションをインストール済みの電子ペーパ100bを接続するだけで、添付ファイルの内容を確認することができる。
上記の説明では、電子メールの添付ファイルを電子ペーパ間で連携するものとしたが、これに限られるものではなく、電子メールの本文を連携するようにしてもよい。
【0020】
図5は、電子メールアプリケーションとワープロアプリケーションの第2の連携例を示すものである。以下、連携の手順についてステップを追って説明する。
【0021】
(1)事前設定
電子ペーパ100aのROM107には、ワープロアプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。また、電子ペーパ100bのROM107には、電子メールアプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。
(2)ワープロ編集
ユーザが電子メールに添付して送信したいワープロファイルが、電子ペーパ100aのRAM108に格納されている。このワープロファイルは、コンピュータ等で別途編集したものを、後述する方法等で取得することができる。
(3)電子ペーパ同士の接続
電子ペーパ100aのソケット102と、電子メールアプリケーションが動作可能な状態で待機している電子ペーパ100bの端子103を接続する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号をCPU106に出力する。
(4)ワープロファイルデータの送信
電子ペーパ100aのCPU106は、RAM108よりワープロファイルのデータを読み出し、データ制御部105へ出力する。
データ制御部105は、受け取ったワープロファイルのデータに、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、受け取ったワープロファイルのデータを、電子ペーパ100bの端子103に向けて送信する。
(5)ワープロファイルデータの受信
電子ペーパ100bの端子103は、電子ペーパ100aのソケット102が送信したワープロファイルのデータを受信し、データ制御部105に出力する。
(6)ワープロファイルデータの格納
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、受け取ったワープロファイルデータをデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
電子ペーパ100bのCPU106は、受け取ったワープロファイルデータをRAM108に格納する。
(7)電子メールアプリケーションとの連携
電子ペーパ100bのCPU106は、電子メールアプリケーションのプログラムの指示に従って、RAM108よりワープロファイルデータを読み出す。次に、読み出したワープロファイルを、電子メールの添付ファイルとする処理を行う。
ワープロファイルを電子メールの添付ファイルとする処理は、RAM108より読み出したワープロファイルをBASE64方式などによりエンコードするのみなので、電子ペーパ100bにワープロアプリケーションがインストールされている必要はない。
【0022】
上記のアプリケーション連携により、電子ペーパ100bにワープロアプリケーションをインストールしていなくても、ワープロアプリケーションをインストール済みの電子ペーパ100aを接続するだけで、ワープロアプリケーションで作成したファイルを添付ファイルとして電子メールで送信することができる。
上記の説明では、電子メールの添付ファイルをワープロアプリケーションで作成するものとしたが、これに限られるものではなく、電子メールの本文をワープロアプリケーションで作成するようにしてもよい。
【0023】
図6は、Webブラウザアプリケーション、地図アプリケーション、スケジュール管理アプリケーションの連携例を示すものである。以下、連携の手順についてステップを追って説明する。
【0024】
(1)事前設定
電子ペーパ100aのROM107には、Webブラウザアプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。電子ペーパ100bのROM107には、地図アプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。電子ペーパ100cのROM107には、スケジュール管理アプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。
(2)Web閲覧
電子ペーパ100aは、Webブラウザアプリケーションにより、予め定められたURLを指定してそのWebページを表示する。
Webページの内容は、特定の日に行われる行事の日時・場所等に関する情報を所定のフォーマットで記載したものであるとする。
(3)電子ペーパ100aと100bの接続
電子ペーパ100aのソケット102と、地図アプリケーションが動作可能な状態で待機している電子ペーパ100bの端子103を接続する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号を自己のCPU106に出力する。
(4)場所情報の送信
電子ペーパ100aのCPU106は、Webブラウザアプリケーションのプログラムの指示に従い、そのWebページのHTMLデータを、データ制御部105へ出力する。
データ制御部105は、受け取ったHTMLデータに、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、受け取ったHTMLデータを、電子ペーパ100bの端子103に向けて送信する。
(5)HTMLデータの受信
電子ペーパ100bの端子103は、電子ペーパ100aのソケット102が送信したHTMLデータを受信し、データ制御部105に出力する。
(6)HTMLデータの格納
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、受け取ったHTMLデータをデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
電子ペーパ100bのCPU106は、受け取ったHTMLデータをRAM108に格納する。
(7)地図アプリケーションとの連携
電子ペーパ100bのCPU106は、地図アプリケーションのプログラムの指示に従って、RAM108よりHTMLデータを読み出す。次に、読み出したHTMLデータから、場所に関する情報を抽出し、その場所の地図画像を表示部101に表示する。
また、表示部101に表示する地図データを、RAM108に格納する。地図データとは、例えば地図画像ファイルのことである。
(8)電子ペーパ100bと100cの接続
電子ペーパ100cのスケジュール管理アプリケーションを立ち上げ、電子ペーパ100bのソケット102と電子ペーパ100cの端子103を接続する。
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号を自己のCPU106に出力する。
(9)HTMLデータ及び地図データの送信
電子ペーパ100bのCPU106は、RAM108よりHTMLデータ及び地図データを読み出し、データ制御部105へ出力する。
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、受け取ったHTMLデータ及び地図データに、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100bのソケット102は、受け取ったHTMLデータ及び地図データを、電子ペーパ100cの端子103に向けて送信する。
(10)HTMLデータ及び地図データの受信
電子ペーパ100cの端子103は、電子ペーパ100bのソケット102が送信したHTMLデータ及び地図データを受信し、データ制御部105に出力する。
(11)HTMLデータ及び地図データの格納
電子ペーパ100cのデータ制御部105は、受け取ったHTMLデータ及び地図データをデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
電子ペーパ100cのCPU106は、受け取ったHTMLデータ及び地図データをRAM108に格納する。
(12)スケジュール管理アプリケーションとの連携
電子ペーパ100cのCPU106は、スケジュール管理アプリケーションのプログラムの指示に従って、RAM108よりHTMLデータ及び地図データを読み出す。
次に、HTMLに記載された内容から行事の日時・場所等に関する情報を抽出し、地図画像とともにスケジュール管理アプリケーションの当該日付部分に反映する。
【0025】
以上のように、本実施の形態1によれば、個々の電子ペーパにインストールされているアプリケーション間でデータ連携が可能となり、それに伴う処理の連携も容易である。また、電子ペーパ同士を接続するのみで上述のような連携が可能であるため、ユーザの操作も簡易であり、使い勝手のよいアプリケーション連携システムを提供することができる。
【0026】
実施の形態2.
実施の形態1では、ソケット102からデータを出力し、端子103でデータを受信する構成について説明したが、この構成によれば、データの送受信方向は1方向に限られている。
本発明の実施の形態2では、ソケット102、端子103ともにデータの送受信が可能とし、データの送受信方向は、ユーザが電子ペーパ本体を振ることによって指示するものとする。
以下、本実施の形態2に係る電子ペーパの構成と動作について説明する。
【0027】
図7は、本実施の形態2に係る電子ペーパ100の機能ブロック図である。
本実施の形態2に係る電子ペーパ100は、図1の構成に加えて、加速度センサ110と処理命令制御部111を備える。
ソケット102は、他の電子ペーパ等の電子機器が備える接続端子を差込可能となっており、接続先の電子機器に向けてデータを送信し、もしくは接続先の電子機器からデータを受信する。
端子103は、他の電子ペーパ等の電子機器が備える差込口に差込可能なコネクタ端子などで構成され、接続先の電子機器に向けてデータを送信し、もしくは接続先の電子機器からデータを受信する。
加速度センサ110は、例えばジャイロセンサにより実装され、電子ペーパ100に加えられた加速度を検出することにより、ユーザが電子ペーパ100を振った際の振動方向を検出し、その方向を表す信号を処理命令制御部111に出力する。
処理命令制御部111は、加速度センサ110が出力した、電子ペーパ100の振動方向を表す信号に、デジタル化処理するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
その他の構成は図1と同様であるため、図1と同じ符号を付して説明を省略する。
【0028】
処理命令制御部111は、マイコンや回路デバイスのようなハードウェアで実現することもできるし、CPU106により実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
【0029】
本実施の形態2における「制御部」は、表示制御部104、データ制御部105、CPU106、処理命令制御部111がこれに相当する。
また、「端子部」は、ソケット102と端子103がこれに相当する。
【0030】
図8は、本実施の形態2に係る電子ペーパ100を用いた、文書閲覧アプリケーション同士の連携例を示すものである。以下、連携の手順についてステップを追って説明する。
【0031】
(1)事前設定
電子ペーパ100a〜100cは、図7で説明した構成を備える。それぞれの電子ペーパのROM107には、文書閲覧アプリケーションのプログラムがあらかじめ格納されている。
(2)文書閲覧
電子ペーパ100aは、文書閲覧アプリケーションにより、RAM108に格納されている文書ファイルの予め定められたページ、例えば第1ページを表示する。
電子ペーパ100bと100cのRAM108には、文書ファイルは格納されていないものとする。
(3)電子ペーパ同士の接続
電子ペーパ100aのソケット102と、文書閲覧アプリケーションが動作可能な状態で待機している電子ペーパ100cの端子103を接続するとともに、電子ペーパ100aの端子103と、文書閲覧アプリケーションが動作可能な状態で待機している電子ペーパ100bのソケット102を接続する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号を自己のCPU106に出力する。また、電子ペーパ100bのデータ制御部105も、同様にソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号を自己のCPU106に出力する。
(4)電子ペーパを左から右へ振る
ユーザは、電子ペーパ100a〜100cを、左から右に向けて振る。
各電子ペーパの加速度センサ110は、振動方向を検出し、その方向を表す信号を処理命令制御部111に出力する。
処理命令制御部111は、加速度センサ110が出力した、電子ペーパの振動方向を表す信号に、デジタル化処理するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
(5)接続確認
CPU106は、電子ペーパの振動方向に、他の電子ペーパが接続されているか否かを確認する。図8の接続例では、電子ペーパ100bの右方向には電子ペーパ100aが、電子ペーパ100aの右方向には電子ペーパ100cが、それぞれ接続されている。
(6)文書ファイルデータの送信
電子ペーパ100aのCPU106は、RAM108より文書ファイルのデータを読み出し、右方向に接続されている電子ペーパ100cへ向けてそのデータを出力するように、データ制御部105へ指示する。また、表示部101が現在表示しているページ番号も併せて送信するように指示する。
データ制御部105は、受け取った文書ファイルのデータ及びページ番号に、ソケット102の仕様に合わせて必要な信号処理などを施し、ソケット102に出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、受け取った文書ファイルのデータ及びページ番号を、電子ペーパ100cの端子103に向けて送信する。
電子ペーパ100bも同様の処理を試みるが、電子ペーパ100bのRAM108には文書ファイルが格納されていないため、処理は実行されない。
(7)文書ファイルデータの受信
電子ペーパ100cの端子103は、電子ペーパ100aのソケット102が送信した文書ファイルのデータ及びページ番号を受信し、データ制御部105に出力する。
(8)文書ファイルデータの格納
電子ペーパ100cのデータ制御部105は、受け取った文書ファイルデータ及びページ番号をデジタル化するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
電子ペーパ100cのCPU106は、受け取った文書ファイルデータ及びページ番号をRAM108に格納する。
(9)文書閲覧アプリケーションとの連携
電子ペーパ100cのCPU106は、文書閲覧アプリケーションのプログラムの指示に従って、RAM108より文書ファイルデータ及びページ番号を読み出し、表示部101に表示させる。このとき表示するページは、読み出したページ番号の1つ次のページに相当するものとする。
(10)電子ペーパを右から左へ振る
ユーザが、電子ペーパ100a〜100cを、右から左に向けて振った際には、電子ペーパ100aと100bの間で、上記(4)〜(9)と同様の処理を行う。ただし、電子ペーパ100bの表示部101に表示するページは、1つ前のページとする。
【0032】
上記のアプリケーション連携により、3つの画面で文書を閲覧することができるので、ユーザにとって文書の閲覧がし易いという効果が得られる。なお、アプリケーション連携の例は、文書閲覧に限るものではなく、その他のアプリケーションにも適用可能である。
【0033】
実施の形態1では、ソケット102からデータを出力し、端子103で受信するものとしていたので、データを送受信する方向の通りに電子ペーパを接続しなければならなかった。
本実施の形態2では、加速度センサ110を備えたことにより、データ送受信方向を振動方向で指定することができるので、いずれの方向に電子ペーパを接続しても、任意の方向でデータ送受信を行うことができる。
【0034】
以上のように、本実施の形態2によれば、加速度センサ110を備え、電子ペーパ100を振った方向にデータを出力するように構成したので、他の電子ペーパを接続する順番や方向を任意に決定することができる。
また、電子ペーパ100を振るという直感的な操作によりデータ連携が可能であり、ユーザにとっての使い勝手も良い。
【0035】
実施の形態3.
実施の形態2では、電子ペーパ100を振ることによって、その振動方向にデータを出力し、これによりアプリケーション同士を連携する構成例を説明した。
本発明の実施の形態3では、データの送受信方向をユーザがあらかじめ入力し、電子ペーパ同士が接続された際には、その方向に従ってデータの送受信を行う構成例について説明する。
【0036】
図9は、本実施の形態3に係る電子ペーパ100の機能ブロック図である。
本実施の形態3に係る電子ペーパ100は、図7の加速度センサ110に替えて、タッチパネル112を備える。
タッチパネル112は、ユーザが電子ペンなどの入力機器を用いて情報入力するための表示パネルであり、表示部101と一体的に構成してもよいし、独立して設けてもよい。タッチパネル112に入力された情報は、処理命令制御部111に出力される。
処理命令制御部111は、タッチパネル112が出力した情報に、デジタル化処理するなどの必要な処理を施し、CPU106に出力する。
その他の構成は図7と同様であるため、図7と同じ符号を付して説明を省略する。
【0037】
本実施の形態2における「制御部」は、表示制御部104、データ制御部105、CPU106、処理命令制御部111がこれに相当する。
また、「端子部」は、ソケット102と端子103がこれに相当する。
【0038】
図10は、タッチパネル112を用いてデータ送受信の流れを規定する際の様子を示すものである。
タッチパネル112には、上下左右にアイコンが表示されており、それぞれがその方向に接続される電子ペーパを表す。また、中央部分には自端末を表すアイコンが表示されている。
ユーザは、電子ペーパを表すアイコンを、入力機器を用いて線で結び、データの送受信の方向を指示する。このとき入力機器で線を引いた向きに従って、データの送受信が行われることになる。
例えば、左側に接続する電子ペーパのアイコンから、自端末を表すアイコンに向かって線を引いた場合は、左側に接続した電子ペーパから自端末に向かって、データ送受信が行われる旨を定義したことになる。
なお、図10の上側の矢印のように、端末をまたがったデータ連携も定義することができる。
データ送受信の流れを規定する線は、予め設定しておいた時間が経過すると消去され、別なデータ送受信の流れを規定することができる。
【0039】
次に、本実施の形態3におけるデータの流れについて、図6と同じ接続及びアプリケーション構成を例にとり、ステップを追って説明する。
【0040】
(1)事前設定
電子ペーパ100aには、Webブラウザアプリケーションが格納されており、図6で説明したWebページが表示される。また、電子ペーパ100bと100cは、アプリケーションのプログラムが動作可能な状態で待機している。
(2)データ送受信方向の指示
ユーザは、電子ペーパ100bのタッチパネル112上で、図10で説明したようなデータ送受信方向の設定を行う。ここでは、左側のアイコンから自端末のアイコンに向かって線を結ぶとともに、自端末のアイコンから右側のアイコンに向かって線を結ぶ。
(3)電子ペーパ100aと100bの接続
ユーザは、電子ペーパ100aのソケット102と電子ペーパ100bの端子103を接続する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、ソケット102より差し込み通知を受け取り、その旨の信号を自己のCPU106に出力する。
(4)データ送信要求
電子ペーパ100bのCPU106は、自己のデータ制御部105に対し、左側に接続されている電子ペーパ100aよりデータを受信すべき旨の指示を出す。
電子ペーパ100bのデータ制御部105は、端子103に対し、データ送信要求信号を出力するように指示する。
電子ペーパ100bの端子103は、データ制御部105の指示により、電子ペーパ100aのソケット102に対し、データ送信要求信号を出力する。
電子ペーパ100aのソケット102は、電子ペーパ100bの端子103よりデータ送信要求信号を受信し、その信号をデータ制御部105に出力する。
電子ペーパ100aのデータ制御部105は、受け取ったデータ送信要求信号に、デジタル化処理などの必要な処理を施し、CPU106に出力する。これにより、電子ペーパ100aのCPU106は、RAM108に格納しているデータを電子ペーパ100bに出力すべきであることが分かる。
(5)場所情報の送信〜
以後の処理は、図6で説明したステップ(4)以降と同様であるため、説明を省略する。
【0041】
このように、1台の電子ペーパでデータ送受信方向の設定を行い、以後はその電子ペーパが中心となり、隣接する電子ペーパに対してデータの送信要求を発行し、もしくは自らデータを送信するように構成することができる。
また、図10の上側の矢印のように、端末をまたがったデータ連携も定義することができる。図6の例で言えば、電子ペーパ100aで閲覧しているWebページのHTMLデータを、電子ペーパ100cのスケジュール管理ソフトに向けて送信することができる。
【0042】
以上のように、本実施の形態3によれば、ユーザが電子ペーパ間のデータの送受信方向を任意に設定することができるので、より複雑なアプリケーション連携が可能になる。
また、データ送受信方向の定義は、タッチパネルへの入力という直感的な操作で定めることができるので、ユーザにとっての使い勝手も良い。
【0043】
なお、以上の実施の形態1〜3では、金属端子で構成した端子103を電子ペーパの上辺と左辺の全体に配置し、下辺と右辺にソケット102を配置した構成を説明したが、配置形状はこれに限られるものではなく、接続してデータ送受信が可能であればよい。
ただし、電子ペーパを振る場合には、接続強度の観点から、係合可能な構成が好ましいといえる。
また、実施の形態3ではタッチパネルを例に説明したが、これに替えて、アノトペンにカメラを付与し、そのカメラがペンの軌跡を追跡できるものとしてもよい。
【0044】
実施の形態4.
以上の実施の形態1〜3では、ROM107に格納されている各アプリケーションのプログラムと、RAM108に格納されるデータとは、あらかじめ与えられているもの、もしくはネットワークから取得するものとして説明した。
これらのプログラムやデータは、コンピュータにUSBコネクタ等を介して接続して、これから取得することもできる。
同様にワープロアプリケーションで用いるワープロファイルや、文書ファイル等も、コンピュータから取得できるようにしてもよい。
【0045】
図11は、コンピュータ1100と電子ペーパ100の接続例である。
電子ペーパ100は、端子103と着脱可能なUSBコネクタ及びケーブルを備え、これによりコンピュータ1100に接続することができる。
本実施の形態4における「データ端子」は、図11のUSBコネクタがこれに相当する。
【0046】
コンピュータ1100は、電子ペーパ100のROM107に格納するアプリケーションプログラム及びRAM108に格納するデータを、USBコネクタを介して端子103に出力する。
端子103は、受け取ったアプリケーションプログラム及びデータを、データ制御部105を介してCPU106に出力する。
CPU106は、受け取ったアプリケーションプログラムをROM107に格納し、データをRAM108に格納する。なお、この場合のROM107は、フラッシュROMのように専用のプログラム等で書き換え可能な記憶装置を用いる。
【0047】
以上のように、本実施の形態4によれば、電子ペーパ上で実行するアプリケーションを自由に書き換えることができる。また、ネットワーク接続機能を持たない電子ペーパであっても、例えばコンピュータ1100から未読の電子メールデータを取り込むことによって、電子ペーパ上で電子メールを閲覧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】実施の形態1に係る電子ペーパ100の機能ブロック図である。
【図2】電子ペーパ100を複数接続して互いにデータ交換する際の接続例である。
【図3】電子メールアプリケーションとスケジュール管理アプリケーションの連携例を示すものである。
【図4】電子メールアプリケーションとワープロアプリケーションの連携例を示すものである。
【図5】電子メールアプリケーションとワープロアプリケーションの第2の連携例を示すものである。
【図6】Webブラウザアプリケーション、地図アプリケーション、スケジュール管理アプリケーションの連携例を示すものである。
【図7】実施の形態2に係る電子ペーパ100の機能ブロック図である。
【図8】実施の形態2に係る電子ペーパ100を用いた、文書閲覧アプリケーション同士の連携例を示すものである。
【図9】実施の形態3に係る電子ペーパ100の機能ブロック図である。
【図10】タッチパネル112を用いてデータ送受信の流れを規定する際の様子を示すものである。
【図11】コンピュータ1100と電子ペーパ100の接続例である。
【符号の説明】
【0049】
100 電子ペーパ、101 表示部、102 ソケット、103 端子、104 表示制御部、105 データ制御部、106 CPU、107 ROM、108 RAM、109 電池、110 加速度センサ、111 処理命令制御部、112 タッチパネル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報画像を表示保持する表示部と、
前記表示部が表示保持するデータを格納する記憶部と、
前記表示部の動作を制御する制御部と、
他の電子機器と接続可能に構成され、接続した電子機器との間でデータの送受信を行う端子部と、
を備え、
前記記憶部は、
前記端子部が受信するデータを解析可能なプログラムを格納しており、
前記端子部は、
接続先の電子機器からデータを受信すると、そのデータを前記制御部に出力し、
前記制御部は、
前記端子部よりそのデータを受け取ると、
前記プログラムを読み出し、その指示に従って、受け取ったデータを解析し、
前記表示部に対し、そのデータの解析後の内容を表示保持するよう指示を出す
ことを特徴とする電子ペーパ。
【請求項2】
前記端子部は、
データの送信を行う第1端子部と、データの受信を行う第2端子部とで構成され、
前記第1端子部に他の電子機器が接続されると、
前記制御部は、
前記記憶部が格納しているデータを読み出して前記第1端子部に出力し、
前記第1端子部は、
前記制御部から受け取ったデータを接続先の電子機器に向けて出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパ。
【請求項3】
当該電子ペーパに加えられる加速度を検出し、その加速度の方向を表す情報を前記制御部に出力する加速度センサを備え、
前記制御部は、
前記加速度センサより前記加速度の方向を表す情報を受け取ると、その方向に基づき、
前記記憶部が格納しているデータを読み出して、そのデータを接続先の電子機器に向けて出力するように前記端子部に指示を出し、
又は、
接続先の電子機器から接続先の電子機器からデータを受信するように前記端子部に指示を出す
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパ。
【請求項4】
前記表示部は、
当該表示部に対し情報入力可能な入力機器より、前記端子部と他の電子機器との間のデータ送受信方向を指示する情報を受け取り、その情報を前記制御部に出力し、
前記制御部は、
前記端子部に他の電子機器が接続されると、前記データ送受信方向に基づき、
前記記憶部が格納しているデータを読み出して、そのデータを接続先の電子機器に向けて出力するように前記端子部に指示を出し、
又は、
接続先の電子機器から接続先の電子機器からデータを受信するように前記端子部に指示を出す
ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペーパ。
【請求項5】
無線通信によりデータの送受信を行う無線通信部を備え、
前記プログラムは、
前記制御部に、前記無線通信部を用いて無線通信によりネットワークと接続してそのネットワークとの間でデータの送受信を行う処理を実行させる
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子ペーパ。
【請求項6】
コンピュータと接続可能なデータ端子を備え、
前記データ端子は、
接続先のコンピュータから、前記記憶部に格納するデータ又はプログラムを受信し、
前記制御部は、
前記データ端子が受信したデータ又はプログラムを前記記憶部に格納する
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子ペーパ。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電子ペーパを、互いの端子部を介して複数接続し、相互にデータ交換可能とした
ことを特徴とする電子ペーパを用いたアプリケーション連携システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−158452(P2008−158452A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−350244(P2006−350244)
【出願日】平成18年12月26日(2006.12.26)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】