説明

電子文書公開システム、その制御方法、及びプログラム

【課題】電子文書を公開する際に公開に要するサーバの処理負荷を軽減することができる電子文書公開システム及びその制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】電子文書を管理するための登録用サーバ102とユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバ108とがネットワーク112を介して接続された電子文書公開システム100において、登録用サーバ102は、電子文書に対して公開タイミングを設定し、予め定めた公開タイミングに対して公開を行う優先順位に従って電子文書を公開用サーバ108へ送信し、公開用サーバ108にて送信された電子文書を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子文書を公開する電子文書公開システムに関し、特に公開タイミングを考慮して電子文書を公開する仕組みを有する電子文書公開システム関する。
【背景技術】
【0002】
多くのユーザがマニュアルや参考文献等の文書を参照することが望まれる場合、WEBサーバ等を用いて、電子ファイル化された電子文書を公開したり非公開としたりすることでシステムの運用を行っているのが現状である。
【0003】
しかしながら、クライアント端末からWEBサーバへ電子文書を登録するには、HTMLファイルをWEBサーバへ設置し、かつアクセス可能或いは不可能とするためにリードパミッションの設定をON或いはOFFにする必要がある。
【0004】
これらの作業は、手作業によって行われており、頻繁に公開や非公開の設定が求められると、FTP(File Transfer Protocol)に従って、あるマシンのディレクトリに転送する作業や、リードパミッションの書き換え作業を別々に行い、作業者には多大なる負担となっていた。
【0005】
そこで、公開あるいは非公開を設定するためのユーザインタフェースを用いて、利用者が希望するタイミングで、WEBサーバにHTMLファイルを転送することが可能なシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−185544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ユーザ数によっては、WEBサーバの処理負荷を考慮すると、複数のWEBサーバを用いてシステムを構築しなければならないようなことも多々存在する。
【0008】
複数のWEBサーバを用いてシステムを構築する場合、文書公開者が電子文書を登録あるいは更新する際、ひとつのWEBサーバだけでなく、複数のWEBサーバに対して電子文書の登録あるいは更新を行う必要が生じる。
【0009】
また、公開する電子文書の登録あるいは更新が属人的であるために、複数のWEBサーバ間において、あるWEBサーバの文書の改訂の抜け漏れが発生するという課題が生じている。
【0010】
さらに、複数の文書公開者によって電子文書の登録あるいは更新が多数行われた場合、その登録あるいは更新処理がWEBサーバに対して高負荷となることがあるが、現状は、公開するタイミングに合わせて文書の登録を行うことは、システム運用的には対応が困難であり、属人的な対応となっている。
【0011】
特許文献1に記載の発明では、電子文書をWEBサーバに対して登録する際に、ユーザインタフェースを用いて公開あるいは非公開を設定するが、公開日時については、「すぐに」あるいは「日時指定」を行うことが可能であるものの、電子文書の増大に伴い、HTMLファイルをWEBサーバへ登録するタイミングが重なることによってWEBサーバの処理に高負荷がかかるという課題が生じる可能性が高い。
【0012】
そこで、本発明では、公開される電子文書の緊急度に従って、電子文書の公開タイミングを考慮して、公開用サーバへ電子文書の登録を行うことによって、サーバの処理負荷を軽減する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するための第一の発明は、電子文書を管理するための登録用サーバとユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバとがネットワークを介して接続された電子文書公開システムであって、登録用サーバは、電子文書に対して公開タイミングを設定する公開タイミング設定手段と、前記公開タイミングに対して公開を行う優先順位を設定する優先順位設定手段と、前記公開タイミングによって設定された電子文書の公開タイミングによって特定される前記優先順位設定手段によって設定された優先順位に従って、前記電子文書を公開用サーバへ送信する送信手段と、を備え、公開用サーバは、前記送信手段によって送信された電子文書を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した電子文書を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
上記の目的を達成するための第二の発明は、電子文書を管理するための登録用サーバとユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバとがネットワークを介して接続された電子文書公開システムの制御方法であって、登録用サーバは、電子文書に対して公開タイミングを設定する公開タイミング設定工程と、前記公開タイミングに対して公開を行う優先順位を設定する優先順位設定工程と、前記公開タイミング設定工程によって設定された電子文書の公開タイミングによって特定される前記優先順位設定工程によって設定された優先順位に従って、前記電子文書を公開用サーバへ送信する送信工程と、を備え、公開用サーバは、前記送信工程によって送信された電子文書を受信する受信工程と、前記受信工程によって受信した電子文書を表示する表示工程と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記の目的を達成するための第三の発明は、電子文書を管理するための登録用サーバとユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバとがネットワークを介して接続された電子文書公開システムとして機能させるプログラムであって、登録用サーバは、電子文書に対して公開タイミングを設定する公開タイミング設定手段と、前記公開タイミングに対して公開を行う優先順位を設定する優先順位設定手段と、前記公開タイミングによって設定された電子文書の公開タイミングによって特定される前記優先順位設定手段によって設定された優先順位に従って、前記電子文書を公開用サーバへ送信する送信手段と、を備え、公開用サーバは、前記送信手段によって送信された電子文書を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した電子文書を表示する表示手段と、として機能することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、公開される電子文書の緊急度に従って、予め電子文書の公開タイミングを設定して公開用サーバへ電子文書の登録を行うため、ユーザが意図的に公開用サーバへ電子文書を登録する時間帯を考慮する必要性がなくなるため、ユーザに作業負荷をかけることなくサーバの処理負荷を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態における電子文書公開システムの概略構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるクライアント端末及びサーバのハードウェアの機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における電子文書公開システムにおいて即時公開する際に、登録用サーバへの電子文書の登録の流れを説明するための機能フロー図である。
【図4】本発明の実施形態における指定日あるいは即時公開する際に、対象となる電子文書を登録するための画面を表す予約登録画面の構成図である。
【図5】本発明の実施形態における予約情報を記憶管理するための予約情報テーブルに関する構成図である。
【図6】本発明の実施形態における即時公開する際に、登録用サーバの予約領域へ文書が登録されたことを説明するためのフロー図である。
【図7】本発明の実施形態における即時公開する際に、登録用サーバの予約領域から一時領域へ文書が移動されたことを説明するためのフロー図である。
【図8】本発明の実施形態における即時公開する際に、登録用サーバの一時領域から公開用サーバの一時領域へ電子文書が移動されたことを説明するためのフロー図である。
【図9】本発明の実施形態における即時公開する際に、差替えが発生した場合、既存の電子文書を一時領域へ移動させることを説明するためのフロー図である。
【図10】本発明の実施形態における指定日公開時の登録用WEBサーバの一時領域から公開用WEBサーバの一時領域へ対象全ての同期を示す図である。
【図11】本発明の実施形態における即時公開する際に、公開用サーバの一時領域に記憶された電子文書を公開領域へ移動することを説明するためのフロー図である。
【図12】本発明の実施形態における指定日公開する際に、登録用サーバの一時領域を公開用サーバの一時領域へ移動させることを説明するためのフロー図である。
【図13】本発明の実施形態における随時公開する際、操作情報を入力するための画面を表す登録更新同期画面に関する構成図である。
【図14】本発明の実施形態における操作情報を記憶させるための同期処理用情報テーブルを示す構成図である。
【図15】本発明の実施形態における随時公開する際に、ユーザが、電子文書の移動を行うために入力する画面を表す移動削除同期画面の構成図である。
【図16】本発明の実施形態における随時公開する際に、ユーザが、電子文書の削除を行うために入力する画面を表す移動削除同期画面の構成図である。
【図17】本発明の実施形態における随時公開する際、随時公開対象の電子文書が登録されたことを説明するためのフロー図である。
【図18】本発明の実施形態における随時公開する際、随時公開対象の電子文書が登録用サーバに反映されたことを説明するためのフロー図である。
【図19】本発明の実施形態における随時公開する際、随時公開対象の電子文書が登録用サーバから公開用サーバに反映されたことを説明するためのフロー図である。
【図20】本発明の実施形態に係る電子文書公開システムにおける電子文書の公開に関する処理の全体を表したフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態に係る電子文書公開システムにおける電子文書の指定日公開に関する処理の全体を表したフローチャートである。
【図22】本発明の実施形態に係る電子文書公開システムにおける電子文書の即時公開に関する処理の全体を表したフローチャートである。
【図23】本発明の実施形態に係る電子文書公開システムにおける電子文書の随時公開に関する処理の全体を表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0019】
図1には、本発明の実施形態に係る電子文書公開システムの構成の概略を表す概略構成図である。
【0020】
電子文書公開システム100は、電子文書の登録あるいは管理者が電子文書の管理を行うための登録用サーバ102と、登録用サーバへの入力指示を行うための登録用クライアント端末104、106と、一般ユーザが利用する電子文書が保管されている公開用サーバ108と、公開用サーバ108への入力指示を行うための公開用クライアント端末110と、がネットワーク112を介して接続されている。
【0021】
管理ユーザは、登録用クライアント端末104、106を用いて、電子化された文書を登録指示することによって、登録用サーバ102へ登録を行うと共に、登録された電子文書の管理を行うことが可能となる。
【0022】
また、登録されている電子文書によっては、一般ユーザに対して公開すべく電子文書が存在するため、管理ユーザは、登録用クライアント端末104、106を用いて登録用サーバ102に登録されている電子文書に対して公開指示を行うことで、公開用サーバ108へ電子文書を移動することが可能である。
【0023】
公開用サーバ108に登録されている電子文書に対して、登録用クライアント端末104、106を用いて削除指示を行うことで、公開用クライアント端末110から公開用サーバ108に登録されている電子文書を参照不可とすることも可能である。
【0024】
電子文書公開システム100において、電子文書の登録/管理ユーザが利用する登録用サーバ102と、文書閲覧ユーザ(一般ユーザ)が参照できる公開用サーバの2種類のサーバを利用することによって、多数の一般ユーザに対しては、ライセンス料の安価な公開用サーバを準備することが可能となるので、ライセンス料のコストダウンを図ることが可能となる。
【0025】
図2には、登録用サーバ102のハードウェアの概略構成図が示されている。
【0026】
201は、CPUを示しており、各処理を実行するために必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現し、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0027】
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。203は、RAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0028】
また、205は入力コントローラで、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、ディスプレイ210と記載しているが、表示器は、CRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。
【0029】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0030】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0031】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク112)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0032】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
【0033】
尚、登録用クライアント端末104、106と、公開用サーバ108と、公開用クライアント端末110は、登録用サーバ102と機能的に同様な構成を有するため説明は省略する。
【0034】
登録用サーバ102には、電子文書を格納する領域として、図3に示されるように現在公開している電子文書を配置する公開領域と、文書登録または電子文書を管理する管理ユーザが公開予定の電子文書を配置するための予約領域と、公開用サーバ108との同期処理を行う際に電子文書を一時的に配置するための一時領域といった、計3種類の領域に対してディレクトリパスを予め定義する。
【0035】
例えば、図示されるように、公開領域に対しては、ディレクトリパスとして、D:¥public、予約領域に対しては、D:¥reserve、一時領域に対しては、D:¥tempとして予め定義する。
【0036】
また、それぞれの領域へのアクセス権限(公開または非公開)を利用するユーザに対して設定することも可能である。
【0037】
また、図3に示されるように、公開用サーバ108には、電子文書を公開する公開領域と、登録用サーバ102に新しく登録された文書を反映する際に利用する一時領域が備えられており、一般ユーザに公開する電子文書としては、公開領域に配置されている電子文書のみ公開し、一時領域に配置されている電子文書については、一般ユーザからは、参照不可能なように非公開領域として備えられている。
【0038】
尚、公開領域については、一般ユーザから参照することが可能なように、公開領域に対して、ディレクトリパスとして、D:¥public等として、登録用サーバ102と同様に予め定義することで、一般ユーザはディレクトリパスを指定して参照することが可能となる。
【0039】
次に、電子文書登録または電子文書の管理を行う管理ユーザが、登録用サーバ102に電子文書を登録または公開する時の電子文書公開システム100の作用について説明する。
【0040】
登録用サーバ102に電子文書を登録または公開する方法としては、登録用クライアント端末104、106を用いて、登録用サーバ102の電子文書をまず予約領域に配置し、その後、予約領域から公開領域へ配置し公開を行うパターンと、予約領域を使用せず電子文書を公開領域に配置して公開するパターンの2種類の方法を実施する事が可能である。
【0041】
上記2パターンにおいて、予約領域を利用する場合、即公開可能な文書については、公開日を指定せず、公開対象となる電子文書を配置し、すぐに公開領域へと配置するパターンA(即時公開)と、予約領域に配置する際に、公開日を指定して、その公開日に公開領域へと配置するパターンB(指定日公開)の2種類の方法を実施することが可能である。
【0042】
これらの公開方法を実施する場合、ファイル単位の実施だけではなく、フォルダ構成単位としての実施も可能であり、電子文書の改訂がある場合は、既存電子文書やフォルダに対して「差替」も行うことも可能としている。
【0043】
この2つの公開方法を実施する場合、登録用サーバ102及び公開用サーバ108共に、同じタイミングで文書の公開がユーザに実施される。
【0044】
また、予約領域を利用しない場合、公開領域に電子文書を格納し、電子文書を随時公開するパターンC(随時公開)がある。これらの公開タイミングは、後述する画面を用いて管理ユーザが設定することが可能である。
【0045】
この場合、電子文書の改訂がある場合は、既存電子文書及びフォルダに対し「上書き」を行うことが可能である。
【0046】
この随時公開の場合、登録用サーバ102への反映はすぐに実行されるが、公開用サーバ108への反映については、他の電子文書の即時公開あるいは指定日公開の処理が完了してから実行される。
【0047】
つまり、一般ユーザへの電子文書の公開に対する緊急度が低いものについては、随時公開を行うことで、公開用サーバ108への処理負荷を軽減することが可能である。
【0048】
パターンA(即時公開)とパターンB(指定日公開)とを実施する場合は、管理ユーザがキーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、図3に示す予約領域のディレクトリ下に対象とする電子文書を配置する。
【0049】
尚、パターンC(随時公開)を実施する場合は、後述する。
【0050】
次に、管理ユーザが、図4に示す予約登録画面300を用いて必要な情報を登録する。
【0051】
予約登録画面300は、ディスプレイ210(図2参照)に表示され、登録する電子文書の名称(例えば、ファイル名やフォルダ名)を入力するための欄である文書名称302、公開用サーバ108の公開領域を示すディレクトリパスを入力するための欄である公開先(公開領域)304を備えている。
【0052】
また、予約登録画面300は、公開領域選択ボタン306を備えており、管理ユーザが、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、公開領域選択ボタン306を押下することによって、予め定義した公開用サーバ108の公開領域を示すディレクトリパスを一覧表示することが可能であり、その後、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、表示されたディレクトリパスを選択すると、選択されたディレクトリパスが公開先(公開領域)304の欄に表示される。
【0053】
また、予約登録画面300は、対象とする電子文書が配置された予約領域を示すディレクトリパスを入力するための欄である対象文書(予約領域)308を備えている。
【0054】
また、予約登録画面300は、予約領域選択ボタン310を備えており、管理ユーザが、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、予約領域選択ボタン310を押下することによって、予め定義した登録用サーバ102の予約領域に配置された電子文書へのディレクトリパスを一覧表示することが可能であり、その後、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、表示されたディレクトリパスを選択すると、選択されたディレクトリパスが対象文書(予約領域)308の欄に表示する。
【0055】
また、予約登録画面300は、パターンA(即時公開)あるいはパターンB(指定日公開)を管理ユーザが選択するための指定日312、即時314を備えており、対象文書(予約領域)308に表示された電子文書に対して、パターンA(即時公開)を実施する場合は、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、即時314を選択する。
【0056】
一方、当該電子文書に対してパターンB(指定日公開)を実施する場合は、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、指定日312を選択すると共に、公開を行う日付を指定日欄316へ入力する。
【0057】
尚、管理ユーザは、即時314、あるいは指定日312及び指定日欄316の何れか一方を選択することが可能である。
【0058】
予約登録画面300を用いて入力されたこれらの予約情報は、管理ユーザによって登録ボタン318が押下されると、図5に示す予約情報テーブル400に記憶される。
【0059】
予約情報テーブル400は、外部メモリ211(図2参照)に備えられており、予約NO402、公開指定日404、名称406、公開領域パス408、予約領域パス410、処理種別412、及び処理ステータス414を含んで構成されている。
【0060】
予約NO402は、予約情報が登録される際に、予約NO402が一意に識別可能なように発番され、公開指定日404、名称406、公開領域パス408、及び予約領域パス410各々の順に、予約登録画面300に備えられた指定日欄316に表示された日付、対象文書(予約領域)308に表示された電子文書の名称、公開先(公開領域)304に表示されたディレクトリパス、対象文書(予約領域)308に表示されたディレクトリパスを取得し、記憶する。
【0061】
処理種別412には、対象文書(予約領域)308に表示された電子文書に対して実施する処理が、パターンA(即時公開)、パターンB(指定日公開)、パターンC(随時公開)の何れかの処理を識別するための処理種別情報を記憶する。
【0062】
更に処理ステータス414には、未完了が記憶される。
【0063】
記憶する方法としては、予約登録画面300に備えられた即時314が管理ユーザによって選択され登録ボタン318が押下された場合は、パターンA(即時公開)を表す処理種別情報を記憶し、指定日312が管理ユーザによって選択され登録ボタン318が押下された場合は、パターンA(即時公開)を表す処理種別情報を記憶する。パターンC(随時公開)の場合については、後述する。
【0064】
処理ステータス414については、対象文書(予約領域)308に表示された電子文書に対して、処理種別412に記憶された処理種別情報に基づいて処理が完了したか否かを表す処理ステータス情報を記憶し、処理が完了していない場合は、未完了情報を記憶し、処理が完了した場合は、完了情報を記憶する。
【0065】
上記の処理のうち、まず即時公開処理について、図面を参照しながら説明する。
【0066】
まず、図6で示すように、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、登録あるいは更新したい電子文書やフォルダを登録用サーバ102の予約領域(例えば、ディレクトリパス、D:\reserve下)に配置する。
【0067】
例えば、登録用サーバ102のD:\reserveフォルダを予約領域のルートフォルダとすると、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いてこのディレクトリパス配下に登録したい電子文書やフォルダ構成を配置する。
【0068】
このように予約領域へ電子文書やフォルダ構成を配置することで、公開用サーバ108において公開すべく電子文書やフォルダを公開前に、管理ユーザは確認することができるので、誤った公開がなされることを抑止することが可能となる。
【0069】
即時公開を行うための処理が実行される際には、予約情報テーブル400の処理種別412に設定された処理種別情報が“即時”である予約情報を有する電子文書やフォルダに対して処理が実施され、電子文書やフォルダといったそれぞれの単位で次の処理が実行される。
【0070】
まず、図7に示すように、登録用サーバ102の予約領域に配置された電子文書やフォルダが、登録用サーバ102の一時領域に移動し記憶される。
【0071】
次に、図8に示すように登録用サーバ102の一時領域に移動し記憶された電子文書やフォルダを公開用サーバ108の一時領域へ送信する。
【0072】
そして、予約情報テーブル400に記憶されている名称406、公開領域パス408を確認し、既存のファイルが公開領域に存在する場合、つまり既存文書との差替えによる公開か、又は、既存のファイルが公開領域に存在しない場合、つまり新規追加による公開かを判断する。
【0073】
差替えによる公開の場合、図9に示すように公開用サーバ108の公開領域に記憶されている電子文書やフォルダを公開用サーバ108の一時領域に移動する。
【0074】
差替えによる公開の場合における一時領域への移動完了後、公開用サーバ108の一時領域にある更新された新しいバージョンの文書やフォルダを公開用サーバ108の公開領域に移動する。 これにより、既存の電子文書やフォルダの属性情報を変更することなく、一般ユーザに対して電子文書やフォルダを非公開とすることが可能となるので、電子文書の種類に応じて属性情報を変更するためのプログラムの開発コスト等の発生を抑制できる。
【0075】
新規追加による公開の場合は、図9に示した公開用サーバ108の公開領域に記憶されている電子文書やフォルダを公開用サーバ108の一時領域に移動する処理は行わずに、公開用サーバ108の一時領域にある更新された新しいバージョンの文書やフォルダを公開用サーバ108の公開領域に移動する。
【0076】
同様に、登録用サーバ102においても、差替えによる公開の場合、図9に示される公開用サーバ108における処理と同様に、登録用サーバ102の公開領域にある文書やフォルダを登録用サーバ102の一時領域に移動する。
【0077】
一時領域への移動完了後、図10に示される公開用サーバ108の処理と同様に、登録用サーバ102の一時領域にある更新された新しいバージョンの文書・フォルダを登録用サーバ102の公開領域に移動する。
【0078】
新規追加による公開の場合は、図9に示される公開用サーバ108における処理と同様に、登録用サーバ102の公開領域にある文書やフォルダを登録用サーバ102の一時領域に移動する処理は行わずに、登録用サーバ102の一時領域にある更新された新しいバージョンの電子文書やフォルダを登録用サーバ102の公開領域に移動する。
【0079】
尚、旧バージョンの電子文書やフォルダについては、一定期間保持したのち、削除することが可能である。
【0080】
これらの処理の流れを、すべての即時公開の処理を対象とする電子文書に対して、電子文書やフォルダ単位に1件ずつ行う。
【0081】
また、一般ユーザ数の増大に伴い、公開用サーバ108へのアクセス数の増加に伴う障害等が発生するため、複数の公開用サーバ108を設置することで負荷を分散することは周知である。
【0082】
その場合、複数のサーバの役割を、登録用サーバ102とその他の公開用サーバ108に分けることで、電子文書の登録/管理ユーザが新たに電子文書を登録あるいは更新するときには、登録用サーバ102のみに電子文書の登録あるいは更新を行い、複数の公開用サーバへの更新の反映は、電子文書の登録/管理ユーザの手によらずシステム的に更新を行うようにすることで、複数のサーバ間での電子文書のバージョンも統一され、サーバ間での電子文書のバージョンの不一致といった問題を回避することも可能である。
【0083】
次に、指定日公開処理について、図面を参照して説明をする。
【0084】
登録用サーバ102において、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、登録あるいは更新したい電子文書やフォルダを登録用サーバ102の予約領域に配置する。
【0085】
指定日公開処理が実行される際には、図11に示すように、予約情報テーブル400の処理種別412に設定された処理種別情報が“指定日”のもので、公開指定日404が実際に処理を実行する日付と同一である予約情報を有する電子文書やフォルダが、登録用サーバ102の予約領域から登録用サーバ102の一時領域に移動された後、記憶される。
【0086】
次に、図12に示すように、登録用サーバ102の一時領域に配置された電子文書やフォルダを全て公開用サーバ108の一時領域へ送信する。
【0087】
そして、登録用サーバ102と公開用サーバ108の双方にて、指定日公開として登録された電子文書やフォルダを1件ずつ、図9及び図10に示す即時公開処理と同様な処理を実施する。
【0088】
つまり、予約情報テーブル400に登録されている名称406、公開領域パス408を確認し、既存のファイルが公開領域に存在する場合、つまり既存文書との差替えによる公開か、又は、既存のファイルが公開領域に存在しない場合、つまり新規追加による公開かを判断し、差替えによる公開の場合は、既存文書を公開領域から一時領域に移動した後、新しいバージョンの電子文書やフォルダを公開領域に移動し、新規追加による公開の場合は、既存文書を公開領域から一時領域に移動した後、新しいバージョンの電子文書やフォルダを公開領域に移動し記憶する。
【0089】
尚、旧バージョンの電子文書やフォルダについては、即時公開処理と同様に、一定期間保持したのち、削除することが可能である。
【0090】
次に、パターンC(随時公開)を実施する場合について図面を参照しながら説明する。
【0091】
管理ユーザは、パターンC(随時公開)の場合であって、電子文書やフォルダを登録あるいは更新するには、図13に示す登録更新同期画面500を用いて、登録あるいは更新したい電子文書やフォルダの入力を行う。
【0092】
登録更新同期画面500は、ディスプレイ210に表示され、登録用サーバ102の公開領域の電子文書やフォルダを一覧表示する一覧表示領域502、登録あるいは更新したい電子文書のディレクトリパスを表示する文書名称欄504、文書名称欄504に表示されたディレクトリパスに配置されている電子文書を選択し、選択した電子文書をディスプレイ210に表示するための電子文書選択ボタン506を備えている。
【0093】
管理ユーザが、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、一覧表示領域502に表示された電子文書やフォルダを選択すると、選択された電子文書やフォルダのディレクトリパスが文書名称欄504に表示される。
【0094】
また、管理ユーザは、電子文書選択ボタン506を押下すると、文書名称欄504に表示されたディレクトリパスに配置された電子文書を表示することが可能であり、表示された電子文書の更新等を行うことが可能である。
【0095】
更に、管理ユーザは、登録更新同期画面500に備えられた登録ボタン508を押下すると、図14に示す同期処理用情報テーブル600(詳細後述)に操作内容に関する操作情報が記憶される。操作情報とは、例えば、電子文書に対して、登録、更新、削除、移動、リネーム等が上げられるが、図13を用いた場合は、登録あるいは更新の何れかを含んでいる。
【0096】
図14には同期処理用情報テーブル600が示されており、同期処理用情報テーブル600は、外部メモリ211に備えられ、文書名称602、処理種別604、移動元606、移動先608、時刻610等を含んで構成されている。
【0097】
文書名称602には、登録、更新、削除、移動、リネームの対象となる電子文書やフォルダの名称が記憶され、処理種別604には、登録、更新、削除、移動、リネームを識別するための操作種別情報が記憶される。
【0098】
移動元606には、登録、更新、削除、移動、リネームの対象となる電子文書やフォルダの登録用サーバ102のディレクトリパスが記憶され、移動先608には、移動対象となる電子文書やフォルダの登録用サーバ102のディレクトリパスが記憶され、時刻610には、操作が施された電子文書やフォルダの時刻を記憶している。
【0099】
例えば、管理ユーザが、登録更新同期画面500を用いて、入力を行った場合は、文書名称602には、文書名称欄504に表示された電子文書名、処理種別604には、登録あるいは更新を表す操作種別情報、移動元606には、一覧表示領域502に表示され、管理ユーザによって選択された電子文書やフォルダのディレクトリパス、時刻610には、登録ボタン508が押下された時刻が記憶される。
【0100】
操作情報が記憶されると、登録あるいは更新された電子文書が登録用サーバ102の公開領域に記憶される。
【0101】
また、管理ユーザは、パターンC(随時公開)の場合であって、電子文書やフォルダを移動するには、図15に示す移動削除同期画面700を用いて、移動したい電子文書やフォルダの入力を行う。
【0102】
移動削除同期画面700は、ディスプレイ210に表示され、登録用サーバ102の公開領域の電子文書やフォルダを一覧表示する一覧表示領域702、電子文書やフォルダの移動を行う際に選択するための文書の移動タブ704を備えている。
【0103】
管理ユーザが、一覧表示領域702に表示された電子文書やフォルダを選択した後、文書の移動タブ704を選択すると、選択された電子文書やフォルダ及び当該フォルダ配下のサブフォルダあるいは電子文書が出力領域708に表示される。
【0104】
出力領域708には、電子文書やフォルダ及び当該フォルダ配下の電子文書に対応させて、移動したい電子文書やフォルダを選択するためのチェックボックス710、712が表示されるとともに、移動先のディレクトリパスを指定するための移動先欄714、716、及び移動先のディレクトリパスを選択するための移動先選択ボタン718、720が表示される。
【0105】
移動先選択ボタン718、720は、管理ユーザによって押下されると、登録用サーバ102の公開領域のディレクトリパスの一覧、あるいは一覧表示領域702に表示された電子文書やフォルダ等がディスプレイ210に表示され、管理ユーザは、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、表示されたディレクトリパスあるいは電子文書やフォルダ等を選択することで、移動先を特定することが可能となる。
【0106】
管理ユーザは、移動したい電子文書やフォルダに対して、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、チェックボックス710、712にチェックを入力し、登録ボタン722を押下すると、図14に示す同期処理用情報テーブル600に操作内容に関する操作情報が記憶される。この場合、操作情報には、移動を示す情報が含まれている。
【0107】
この場合、例えば、文書名称602には、出力領域708に表示され、チェックボックス710、712に入力がされた電子文書名やフォルダ名及び当該フォルダ配下の電子文書名、処理種別604には、移動を表す操作種別情報、移動元606には、一覧表示領域702に表示され、管理ユーザによって選択された電子文書やフォルダのディレクトリパス、移動先608には、移動先欄714、716に表示されたディレクトリパス、時刻610には、登録ボタン722が押下された時刻が記憶される。
【0108】
操作情報が記憶されると、移動したい電子文書が、登録用サーバ102の公開領域において移動し記憶される。
【0109】
また、管理ユーザは、パターンC(随時公開)の場合であって、電子文書やフォルダを削除するには、図15に示す移動削除同期画面700を用いて、削除したい電子文書やフォルダの入力を行う。
【0110】
管理ユーザが、一覧表示領域702に表示された電子文書やフォルダを選択した後、電子文書やフォルダの削除を行う際に選択するための文書の削除タブ706を選択すると、移動削除同期画面700は、図16に示すような表示に切り替えられ、選択された電子文書やフォルダ及び当該フォルダ配下のサブフォルダあるいは電子文書が出力領域708に表示される。
【0111】
管理ユーザは、削除したい電子文書やフォルダに対して、キーボード209やマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、チェックボックス710、712にチェックを入力し、登録ボタン722を押下すると、図14に示す同期処理用情報テーブル600に操作内容に関する操作情報が記憶される。この場合、操作情報には、削除を示す情報が含まれている。
【0112】
この場合、例えば、文書名称602には、出力領域708に表示され、チェックボックス710、712に入力がされた電子文書名やフォルダ名及び当該フォルダ配下の電子文書名、処理種別604には、削除を表す操作種別情報、移動元606には、一覧表示領域702に表示され、管理ユーザによって選択された電子文書やフォルダのディレクトリパス、時刻610には、登録ボタン722が押下された時刻が記憶される。
【0113】
操作情報が記憶されると、削除したい電子文書やフォルダが、登録用サーバ102の公開領域において削除される。
【0114】
管理ユーザは、パターンC(随時公開)の場合であって、電子文書やフォルダの名称を変更、つまりリネームするには、図15及び図16に示す移動削除同期画面700を用いて、リネームしたい電子文書やフォルダの入力を行う。
【0115】
管理ユーザが、一覧表示領域702に表示された電子文書やフォルダを選択すると、移動削除同期画面700は、選択された電子文書やフォルダ及び当該フォルダ配下のサブフォルダあるいは電子文書が出力領域708に表示される。
【0116】
そして、管理ユーザは、リネームの対象とする出力領域708に表示された電子文書やフォルダをマウス等のユーザインタフェース(不図示)を用いて、右クリックを行うと、名前の変更が可能な状態に遷移し、リネームを行うことが可能となる。
【0117】
管理ユーザが、リネームを行った後、登録ボタン722を押下すると、図14に示す同期処理用情報テーブル600に操作内容に関する操作情報が記憶される。この場合、操作情報には、リネームを示す情報が含まれている。
【0118】
この場合、例えば、文書名称602には、出力領域708に表示され、チェックボックス710、712に入力がされた電子文書名やフォルダ名及び当該フォルダ配下の電子文書名、処理種別604には、リネームを表す操作種別情報、移動元606には、一覧表示領域702に表示され、管理ユーザによって選択された電子文書やフォルダのディレクトリパス、時刻610には、登録ボタン722が押下された時刻が記憶される。
【0119】
操作情報が記憶されると、リネームされた電子文書やフォルダが、登録用サーバ102の公開領域において記憶される。
【0120】
図17及び図18は、随時公開時の登録用サーバ102の電子文書やフォルダに対する操作(登録、更新、削除、移動、リネーム)を行った際の流れを示している。
【0121】
まず、図17では、管理ユーザは、図13に示す登録更新同期画面500や図15及び図16に示す移動削除同期画面700を用いて、操作(登録、更新、削除、移動、リネーム)対象とする電子文書やフォルダが特定されたことを表している。
【0122】
そして、図18では、図17に示す操作対象とする電子文書やフォルダが、登録用サーバ102に記憶される。
【0123】
例えば、bb.pdfについては、既に登録用サーバ102の公開領域に記憶されているため、操作対象とする電子文書やフォルダを用いて上書きを行い、dd.pdfについては、登録用サーバ102の公開領域に記憶されていないため、新規で登録用サーバ102の公開領域に記憶する。
【0124】
また、gg.pdfについては、登録用サーバ102の公開領域の階層C配下に記憶されているが、管理ユーザが、図16の移動削除同期画面700を用いて、階層D配下に移動させている。
【0125】
登録用サーバ102へ電子文書及びフォルダが記憶された後、公開用サーバ108に対して随時公開処理が行われるタイミングになると、図19に示されるように公開用サーバ108に電子文書及びフォルダを送信する。
【0126】
上記の処理は、登録用サーバ102の同期処理用情報テーブル600を読み込み、どのフォルダのどの電子文書に対して、どの処理を実行したかについて操作情報を取得する。
【0127】
この操作情報に基づいて、公開用サーバ108に対して、ファイル操作を実行し、同期等をとることができる。
【0128】
【表1】

【0129】
本実施形態における電子文書公開システム100においては、これらの処理、パターンA(即時公開)、パターンB(指定日公開)、パターンC(随時公開)については、表1に示すように、登録用サーバ102及び公開用サーバ108の処理時間帯に応じて、どの処理を優先的に行うか優先順位を設定することが可能となる。
【0130】
表1における処理種別に応じた処理時間を外部メモリ211に記憶させておき、各サーバにおいて、電子文書の公開における処理を実行する際に、記憶された処理種別に応じた処理時間に基づいて処理を行うことで、各サーバにおける電子文書の公開における処理負荷の軽減を図ることが可能となる。
【0131】
次に、本実施形態に係る電子文書公開システムにおける電子文書の公開に関する処理について、図20〜図23に示すフローチャートを用いて説明を行う。尚、全てのフローチャートは、CPU201の制御下の元に実行される。
【0132】
まず、図20には、電子文書の公開に関する処理の全体を表したフローチャートである。
【0133】
ステップS100では、時間の確認を行うが、前述の通り、表1で示される外部メモリ211へ記憶された処理種別に応じた処理時間を取得し、指定日公開処理を優先的に行うか、即時公開処理を優先的に行うのかを判定する。
【0134】
指定日公開処理を優先的に行う場合は、ステップS102へ処理を進め、即時公開処理を優先的に行う場合は、ステップS106へ処理を進める。
【0135】
例えば、本ステップにおける処理を実行する際の時刻が、20:00−24:00の間であれば、ステップS102へ処理を進め、8:00−20:00の間であれば、ステップS106へ処理を進める。
【0136】
ステップS102では、図5に示される予約情報テーブル400の処理種別412が指定日であり、かつ処理ステータス414が未完了である予約情報が存在するか否かを判定する。
【0137】
存在する場合は、RAM203へ予約情報を記憶し、ステップS104へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS106へ処理を進める。
【0138】
ステップS104では、指定日公開処理を行うが、詳細については図21を用いて後述する。ステップS104の処理を完了するとステップS100へ処理を進める。
【0139】
ステップS106では、予約情報テーブル400の処理種別412が即時であり、かつ処理ステータス414が未完了であるデータが存在するか否かを判定する。
【0140】
存在する場合は、RAM203へ予約情報を記憶し、ステップS108へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS110へ処理を進める。
【0141】
ステップS108では、即時公開処理を行うが、詳細については図22を用いて後述する。ステップS108の処理を完了するとステップS100へ処理を進める。
【0142】
ステップS110では、図14に示される同期処理用情報テーブル600にデータが存在するか否かを判定する。尚、本ステップの処理については、登録更新同期画面500を用いて、予約情報テーブル400の処理種別412に随時を記憶させることで、処理種別412が随時であり、かつ処理ステータス414が未完了であるデータが存在するか否かで判定することも可能である。
【0143】
存在する場合は、RAM203へ操作情報を記憶し、ステップS112へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS114へ処理を進める。
【0144】
ステップS112では、随時公開処理を行うが、詳細については、図23を用いて後述する。ステップS112の処理を完了するとステップS100へ処理を進める。
【0145】
ステップS114では、所定時間待機処理を行うが、例えば、所定時間を予め60秒間待機することを設定しておき、60秒後、ステップS100へ処理を進めるような態様をとることが可能となることで、CPU201の処理負荷を軽減することが可能となる。
【0146】
次に、指定日公開処理について、図21のフローチャートを用いて、処理の説明を行う。
【0147】
ステップS200では、ステップS102においてRAM203に記憶した予約情報に含まれる公開指定日404に翌日の日付が設定されているデータを取得し、予約領域パス410から特定される電子文書やフォルダを予約領域から取得した後、ステップS202へ処理を進め、ステップS202では、ステップS200で取得した電子文書やフォルダを一時領域へ移動し記憶する。
【0148】
その後、ステップS204では、ステップS202で一時領域へ記憶した電子文書やフォルダを予約情報と共に公開用サーバ108の一時領域へ送信し、ステップS206では、公開用サーバ108は、受信した電子文書やフォルダを一時領域へ記憶する。
【0149】
ステップS208では、ステップS102においてRAM203に記憶した予約情報に含まれる名称406及び公開領域パス408に該当する登録用サーバ102の公開領域に電子文書やフォルダが存在するか否かを判定することによって、追加か差替えによる公開を行うのかを判定する。
【0150】
存在する場合は、差替えによる公開としてステップS210へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS212へ処理を進める。
【0151】
ステップS210では、差替え対象となる既存の電子文書やフォルダを一時領域へ記憶した後、ステップS212へ処理を進める。
【0152】
ステップS212では、ステップS202において、一時記憶域に記憶した電子文書やフォルダを公開領域パス408に基づいて登録用サーバ102の公開領域へ移動し記憶する。
【0153】
ステップS216では、ステップS206において受信した予約情報に含まれる名称406及び公開領域パス408に該当する公開用サーバ108の公開領域に電子文書やフォルダが存在するか否かを判定することによって、追加か差替えによる公開を行うのかを判定する。
【0154】
存在する場合は、差替えによる公開としてステップS218へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS220へ処理を進める。
【0155】
ステップS218では、差替え対象となる既存の電子文書やフォルダを一時領域へ記憶した後、ステップS220へ処理を進める。
【0156】
ステップS220では、ステップS206において、一時記憶域に記憶した電子文書やフォルダを公開領域パス408に基づいて公開用サーバ108の公開領域へ移動し記憶する。
【0157】
ステップS222では、処理が完了したことを登録用サーバ102へ通知を行い、ステップS224では、予約情報テーブル400の処理ステータス414を完了とする。
【0158】
ステップS226では、ステップS200で取得した全てのデータに対して処理が完了したか否かを判定し、処理が完了した場合は、指定日公開処理を終了し、処理が完了しない場合は、ステップS208へ処理を進める。
【0159】
次に、即時公開処理について、図22のフローチャートを用いて、処理の説明を行う。
【0160】
ステップS300では、ステップS106においてRAM203に記憶した予約情報に含まれる予約領域パス410から特定される電子文書やフォルダを予約領域から取得した後、ステップS302へ処理を進め、ステップS302では、ステップS300で取得した電子文書やフォルダを一時領域へ移動し記憶する。
【0161】
ステップS304では、ステップS302で一時領域へ記憶した電子文書やフォルダを予約情報と共に公開用サーバ108の一時領域へ送信し、ステップS306では、公開用サーバ108は、受信した電子文書やフォルダを一時領域へ記憶する。
【0162】
次に、ステップS308では、ステップS106においてRAM203に記憶した予約情報に含まれる名称406及び公開領域パス408に該当する登録用サーバ102の公開領域に電子文書やフォルダが存在するか否かを判定することによって、追加か差替えによる公開を行うのかを判定する。
【0163】
存在する場合は、差替えによる公開としてステップS310へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS312へ処理を進める。
【0164】
ステップS310では、差替え対象となる既存の電子文書やフォルダを一時領域へ記憶した後、ステップS312へ処理を進める。
【0165】
ステップS312では、ステップS302において、一時記憶域に記憶した電子文書やフォルダを公開領域パス408に基づいて登録用サーバ102の公開領域へ移動し記憶する。
【0166】
ステップS316では、ステップS306において受信した予約情報に含まれる名称406及び公開領域パス408に該当する公開用サーバ108の公開領域に電子文書やフォルダが存在するか否かを判定することによって、追加か差替えによる公開を行うのかを判定する。
【0167】
存在する場合は、差替えによる公開としてステップS316へ処理を進め、存在しない場合は、ステップS318へ処理を進める。
【0168】
ステップS316では、差替え対象となる既存の電子文書やフォルダを一時領域へ記憶した後、ステップS318へ処理を進める。
【0169】
ステップS318では、ステップS306において、一時記憶域に記憶した電子文書やフォルダを公開領域パス408に基づいて公開用サーバ108の公開領域へ移動し記憶する。
【0170】
ステップS320では、処理が完了したことを登録用サーバ102へ通知を行い、ステップS322では、予約情報テーブル400の処理ステータス414を完了とする。
【0171】
ステップS324では、ステップS300で取得した全てのデータに対して処理が完了したか否かを判定し、処理が完了した場合は、指定日公開処理を終了し、処理が完了しない場合は、ステップS308へ処理を進める。
【0172】
次に、随時公開処理について、図23のフローチャートを用いて、処理の説明を行う。
【0173】
ステップS400では、ステップS110においてRAM203に記憶した操作情報に含まれる処理種別604に記憶された操作種別情報が登録であるか否かを判定し、登録である場合は、ステップS402へ処理を進め、登録でない場合は、ステップS404へ処理を進める。
【0174】
ステップS402では、操作情報に含まれる文書名称602及び移動先608に基づいて、公開用サーバ108における公開領域に電子文書やフォルダを記憶する。
【0175】
ステップS404では、処理種別604に記憶された操作種別情報が更新であるか否かを判定し、更新である場合は、ステップS406へ処理を進め、更新でない場合は、ステップS408へ処理を進める。
【0176】
ステップS406では、操作情報に含まれる文書名称602及び移動先608に基づいて、公開用サーバ108における公開領域に電子文書やフォルダを更新し記憶する。
【0177】
ステップS408では、処理種別604に記憶された操作種別情報が削除であるか否かを判定し、削除である場合は、ステップS410へ処理を進め、削除でない場合は、ステップS412へ処理を進める。
【0178】
ステップS410では、操作情報に含まれる文書名称602及び移動元606に基づいて、公開用サーバ108における公開領域に電子文書やフォルダを削除する。
【0179】
ステップS412では、処理種別604に記憶された操作種別情報が移動であるか否かを判定し、移動である場合は、ステップS414へ処理を進め、移動でない場合は、ステップS416へ処理を進める。
【0180】
ステップS414では、操作情報に含まれる文書名称602、移動元606、移動先608に基づいて、公開用サーバ108における公開領域に電子文書やフォルダを移動元606から移動先608へ移動し記憶する。
【0181】
ステップS416では、処理種別604に記憶された操作種別情報がリネームであるか否かを判定し、リネームである場合は、ステップS418へ処理を進め、リネームでない場合は、ステップS420へ処理を進める。
【0182】
ステップS418では、操作情報に含まれる文書名称602及び移動元606に基づいて、公開用サーバ108における公開領域に電子文書やフォルダの名前をリネームする。
【0183】
尚、各ステップにおいて処理が完了した場合、処理を行った操作情報については、同期処理用情報テーブル600から削除する。
【0184】
ステップS420では、ステップS110においてRAM203に記憶した操作情報が全て処理されたか否かを判定し、全て処理された場合、随時公開処理を終了し、全て処理されていない場合、ステップS400へ処理を進める。
【0185】
以上説明したように、本実施形態によれば、管理ユーザが電子文書を登録あるいは更新する際に、登録用サーバのみに登録あるいは更新することによって公開用サーバにも反映することが可能であり、また、その際には、その登録あるいは更新する電子文書をどのタイミングで公開させ、かつ各サーバにおいて処理を実施するかを選択することが可能となるため、各サーバにおける電子文書の登録の際の処理負荷を軽減することができる。
【0186】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0187】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0188】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0189】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0190】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0191】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0192】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0193】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0194】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0195】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0196】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0197】
100 電子文書公開システム
102 登録用サーバ102
104 クライアント端末
106 クライアント端末
108 公開用サーバ
110 公開用クライアント端末
112 ネットワーク
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 キーボード
210 ディスプレイ
211 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子文書を管理するための登録用サーバとユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバとがネットワークを介して接続された電子文書公開システムであって、
登録用サーバは、
電子文書に対して公開タイミングを設定する公開タイミング設定手段と、
前記公開タイミングに対して公開を行う優先順位を設定する優先順位設定手段と、
前記公開タイミング設定手段によって設定された電子文書の公開タイミングによって特定される前記優先順位設定手段によって設定された優先順位に従って、前記電子文書を公開用サーバへ送信する送信手段と、
を備え、
公開用サーバは、
前記送信手段によって送信された電子文書を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した電子文書を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とする電子文書公開システム。
【請求項2】
前記公開用サーバは、ユーザに対して参照不可能な非公開領域を備えており、前記表示手段は、電子文書を登録する際に既存の電子文書と差替えを行う場合、前記既存の文書を前記非公開領域へ移動することを特徴とする請求項1に記載の電子文書公開システム。
【請求項3】
前記公開タイミング設定手段は、即時に公開するタイミングと公開日を指定して公開するタイミングを設定することが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子文書公開システム。
【請求項4】
前記登録用サーバは、前記公開用サーバで表示すべく電子文書を記憶する予約領域を備えており、
前記公開タイミング設定手段は、前記予約領域に記憶された電子文書に対して行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子文書公開システム。
【請求項5】
前記登録用サーバは、前記電子文書の変更に対する操作情報を記憶する操作情報記憶手段を更に備え、
前記送信手段は、前記操作情報記憶手段によって記憶された操作情報と併せて前記電子文書を公開用サーバへ送信し、
前記受信手段は、前記送信手段によって送信された操作情報及び電子文書を受信し、
前記表示手段は、前記操作情報に従って、前記電子文書を表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子文書公開システム。
【請求項6】
前記操作情報は電子文書の名称を変更することを含んでおり、前記表示手段は、前記電子文書の名称を変更した表示を行うことを特徴とする請求項5に記載の電子文書公開システム。
【請求項7】
前記操作情報は電子文書の移動元及び移動先を含んでおり、前記表示手段は、前記移動元から前記移動先へ電子文書を移動した後、前記電子文書の表示を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の電子文書公開システム。
【請求項8】
電子文書を管理するための登録用サーバとユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバとがネットワークを介して接続された電子文書公開システムの制御方法であって、
登録用サーバは、
電子文書に対して公開タイミングを設定する公開タイミング設定工程と、
前記公開タイミングに対して公開を行う優先順位を設定する優先順位設定工程と、
前記公開タイミング設定工程によって設定された電子文書の公開タイミングによって特定される前記優先順位設定工程によって設定された優先順位に従って、前記電子文書を公開用サーバへ送信する送信工程と、
を備え、
公開用サーバは、
前記送信工程によって送信された電子文書を受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信した電子文書を表示する表示工程と、
を備えたことを特徴とする電子文書公開システムの制御方法。
【請求項9】
電子文書を管理するための登録用サーバとユーザが参照するための電子文書を管理する公開用サーバとがネットワークを介して接続された電子文書公開システムとして機能させるプログラムであって、
登録用サーバを、
電子文書に対して公開タイミングを設定する公開タイミング設定手段と、
前記公開タイミングに対して公開を行う優先順位を設定する優先順位設定手段と、
前記公開タイミングによって設定された電子文書の公開タイミングによって特定される前記優先順位設定手段によって設定された優先順位に従って、前記電子文書を公開用サーバへ送信する送信手段
として機能させ、
公開用サーバを、
前記送信手段によって送信された電子文書を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した電子文書を表示する表示手段
として機能させることを特徴とするコンピュータで読取り可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2011−65601(P2011−65601A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−218095(P2009−218095)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】