説明

電子機器及び電子機器の制御方法

【課題】起動性を向上しつつ省電力化を図る。
【解決手段】RTC15は、スタンバイ開始時刻、スタンバイ終了時刻において、トリガを発生させ、CPU19に供給する。CPU19は、このトリガが供給されると、スタンバイ開始時刻を判別し、カメラ部11に電流が供給されるように制御する電流制御信号を電源制御部12に供給し、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させる。カメラ起動キーが押下されると、CPU19はカメラモードをカメラ動作モードに移行させ、シャッターキーが押下されると、撮影データを取得するようにカメラ部11を制御する。CPU19は、スタンバイ終了時刻と判別するとカメラ部11への電流供給を停止させる電流制御信号を電源制御部12に供給する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器及び電子機器の制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器として、ユーザの筐体への接触検出用の静電センサ、姿勢検出用の角速度センサ等を備え、ユーザが筐体に接触したとき、あるいは、姿勢が変化したときに電源を投入して、起動性を向上させつつ省電力化を両立させるようにしたデジタルカメラがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−319895号公報(第5頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電子機器として、カメラが搭載された携帯電話が多くなっている。このような携帯電話でもカメラの起動性を向上させつつ省電力化を図る必要がある。しかし、従来の携帯電話では、カメラが未使用のときは、バッテリの消耗を抑えるため省電力化に重点を置いたカメラ制御が行われている。このため、カメラの起動に時間がかかってしまい、シャッターチャンスを逃してしまうおそれがある。
【0005】
一方、携帯電話は、特許文献1に記載されたデジタルカメラとは異なり、通信機能、通話機能、ゲーム機能等が備えられて、多機能化している。このような携帯電話では、特許文献1に記載されているような制御を行ったのでは、ユーザが携帯電話の筐体に触れる毎に、また、姿勢を変化させる毎に、電源が投入されてしまい、省電力化を図ることができない。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、起動性を向上させることが可能な電子機器及び電子機器の制御方法を提供することを目的とする。また、本発明は、省電力化を図ることが可能な電子機器及び電子機器の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る電子機器は、
電流が供給されて撮影待機し、撮影制御されたときに撮影による撮影データを取得する撮影部と、
電流供給制御信号が供給されて、前記撮影部に電流を供給する電源制御部と、
予め設定された撮影待機開始時刻から撮影待機終了時刻までの間、前記電流供給制御信号を前記電源制御部に供給する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の観点に係る電子機器の制御方法は、
電流が供給されて撮影待機し、撮影制御されたときに撮影による撮影データを取得する撮影部と、電流供給制御信号が供給されて、前記撮影部に電流を供給する電源制御部と、備えた電子機器の制御方法であって、
予め設定された撮影待機開始時刻から撮影待機終了時刻までの間、前記電流供給制御信号を前記電源制御部に供給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、起動性を向上させることができる。また、省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話(電子機器)の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す携帯電話の例として、折り畳み式携帯電話の外観を示す図であり、(a),(b)は、それぞれ、開いた状態の携帯電話の表面、裏面を示す。
【図3】図1に示すCPUが実行するカメラ制御処理を示すフローチャートである。
【図4】カメラ制御処理の具体的動作を示すタイミングチャートである。
【図5】携帯電話の応用例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態に係る電子機器を図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、電子機器をカメラ機能を搭載した多機能の携帯電話として説明する。
【0012】
本実施形態に係る携帯電話1は、図1に示すように、カメラ部11と、電源制御部12と、ディスプレイ13と、キー入力部14と、RTC15と、ROM16と、RAM17と、データ保存用メモリ18と、CPU19と、を備える。
【0013】
図2は、この携帯電話1の例として、上側筐体1aと下側筐体1bとに分かれた折り畳み式携帯電話の外観を示すものであり、図2(a)、(b)は、それぞれ、携帯電話1の表(おもて)面、裏面を示す。
【0014】
図1に示すカメラ部11は、CPU19により撮影制御されたときに撮影による撮影データを取得するものであり、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子(図示せず)、図2(b)に示すカメラレンズ11a等を備える。カメラレンズ11aは、下側筐体1bの裏面に配置される。
【0015】
尚、本実施形態において、カメラ部11に関するカメラモードには、カメラスタンバイモードとカメラ動作モードとがある。カメラスタンバイモード(撮影待機モード)は、カメラ部11が短時間で起動するように待機させるモードであり、カメラ動作モードは、スルー画像をディスプレイ13に表示し、シャッターキーが押下されたときに撮影データを取得できるようにするモードである。
【0016】
カメラ部11は、電源制御部12から電流が供給されてカメラスタンバイモードに移行し、カメラ動作モードにおいて、シャッターキーが押下されたときにCPU19に制御されて撮影データを取得する。そして、カメラ部11は、取得した撮影データをCPU19に転送する。
【0017】
本実施形態では、予め設定された時間帯で、カメラモードがカメラスタンバイモードに移行するように構成されている。
【0018】
電源制御部12は、CPU19から電流制御信号が供給されて、カメラ部11への電流供給を制御するものである。電源制御部12は、CPU19から電流制御信号Ctrl[on]が供給されると、カメラ部11に必要最小限の電流を供給し、電流制御信号Ctrl[off]が供給されると、カメラ部11への電流の供給を停止する。
【0019】
ディスプレイ13は、文字、映像等を表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子によって構成されたドットマトリクスタイプのものである。
【0020】
ディスプレイ13は、図2(a)に示すように、上側筐体1aの表面に配置され、CPU19から撮影データが供給されると、この撮影データに基づく映像を表示する。
【0021】
キー入力部14は、図2(a)に示す電源キー31、キーボード32、カメラ起動キー33、カーソルキー34等からなるものである。
【0022】
電源キー31は、携帯電話1の電源をオン、オフするためのものである。キーボード32はテンキー等を備え、通話時に電話番号を入力したり通信時に文字等を入力したりするためのものである。
【0023】
カメラ起動キー33は、カメラ部11を起動するためのキーである。カーソルキー34は、ディスプレイ13に表示された項目を切り替えて選択するためのキーである。
【0024】
カーソルキー34は、上キー、下キー、右キー、左キーと、セットキー34sと、を備えたものである。上キー、下キー、右キー、左キーは、それぞれ、ディスプレイ13に表示されたカーソルを上下左右に移動させるためのキーであり、セットキー34sは、カーソルによって指定された項目を選択するためのキーである。
【0025】
カメラ起動キー33が押下されてカメラ部11が起動されたとき、セットキー34sは、シャッターキーとして機能する。
【0026】
キー入力部14は、ユーザが各種キー等を操作して入力された入力情報を受け付けて、受け付けた入力情報をCPU19に通知する。
【0027】
尚、携帯電話1は、図2(a),(b)に示すように、この他にも、音声を入力するマイク35、音声を出力するスピーカ36を備え、さらに、通信、通話を行うためのアンテナ、通信部(図示せず)を備える。
【0028】
RTC15は、カメラ部11がすぐに起動するように、(カメラ)スタンバイ開始時刻tstartと(カメラ)スタンバイ終了時間tendとをCPU19に通知するためのものである。
【0029】
このスタンバイ開始時刻tstartは、カメラ部11への電流供給が停止している状態から、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させる撮影待機開始時刻であり、スタンバイ終了時刻tendは、カメラスタンバイモードを解除して、元に戻す撮影待機終了時刻である。尚、スタンバイ開始時刻tstartからスタンバイ終了時刻tendまでの期間は、撮影が行われる可能性が大きい時間帯に、予め、設定される。
【0030】
RTC15は、時刻を計時する時計機能を有する。そして、RTC15は、スタンバイ開始時刻tstartとスタンバイ終了時刻tendとでトリガTrgを発生させ、このトリガTrgをCPU19に供給する。
【0031】
ROM(Read Only Memory)16は、CPU19が処理を実行するための制御用プログラムのデータを格納するものである。
【0032】
RAM(Random Access Memory)17は、CPU19がプログラムの作業用メモリとして使用するためのものである。
【0033】
データ保存用メモリ18は、撮影データを保存するものである。データ保存用メモリ18には、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAM17等による内部メモリ、外部記録メディアが用いられる。
【0034】
CPU(Central Processing Unit)19は、携帯電話1の各部と接続され、ROM16に記憶された制御用プログラムに従って各部を制御することにより各種機能を実現するものである。
【0035】
CPU19は、RTC15からトリガTrgが供給されると、このトリガTrgを受け付けてスタンバイ開始時刻tstartかスタンバイ終了時刻tendかを判別する。
【0036】
CPU19は、スタンバイ終了時刻tendの後にRTC15からトリガTrgが供給されると、トリガTrgが供給された時刻をスタンバイ開始時刻tstartと判別し、スタンバイ開始時刻tstartの後にRTC15からトリガTrgが供給されると、トリガTrgが供給された時刻をスタンバイ終了時刻tendと判別する。
【0037】
CPU19は、スタンバイ開始時刻tstartと判別したとき、カメラ部11に電流が供給されるように、電流制御信号Ctrl[on]を電源制御部12に供給し、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させる。
【0038】
また、CPU19は、このカメラスタンバイモードにおいて、RAM17内の撮影処理用の作業領域を確保し、周辺回路(図示せず)の設定を行う。
【0039】
尚、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させたときに他の部が動作している場合、CPU19は、ディスプレイ13にアラーム表示を行う等により、カメラモードがカメラスタンバイモードであることをユーザに警告することも可能である。
【0040】
CPU19は、スタンバイ終了時刻tendと判別したとき、カメラ部11への電流供給が停止するように、電流制御信号Ctrl[off]を電源制御部12に供給し、確保したRAM17内の撮影処理用の作業領域を解放し、周辺回路の設定を解除してカメラスタンバイモードを解除する。
【0041】
CPU19は、また、キー入力部14から供給された入力情報に基づいて各部を制御する。例えば、CPU19は、キー入力部14から、カメラ起動キー33が押下された旨の入力情報が供給されると、カメラモードをカメラ動作モードに移行させる。
【0042】
即ち、CPU19は、スルー画像の撮影データを取得するようにカメラ部11を制御し、取得した撮影データをディスプレイ13に供給して、スルー画像を表示させる。
【0043】
そして、CPU19は、このカメラ動作モードにおいて、キー入力部14から、セットキー34sが押下された旨の入力情報が供給されたとき、シャッターキーが押下されたと判定し、このときの撮影データを取得するようにカメラ部11を制御する。また、CPU19は、この撮影データをデータ保存用メモリ18に保存する。
【0044】
尚、キー入力部14から、再び、カメラ起動キー33が押下された旨の入力情報が供給されたとき、CPU19は、カメラ動作を継続しないものと判定し、カメラ動作モードを解除し、カメラスタンバイモードに戻す。
【0045】
また、CPU19は、キー操作が行われた旨の入力情報が供給された後、予め設定された時間が経過するまでの間、キー入力部14から入力情報が供給されなかったときは、カメラ動作を継続しないものと判定して、カメラ動作モードを解除し、カメラスタンバイモードに戻す。
【0046】
次に本実施形態に係る携帯電話1の動作を説明する。
CPU19は、RTC15からトリガTrgが供給され、スタンバイ開始時刻tstartと判別すると、ROM16から制御プログラムデータを読み出して、図3に示すカメラ制御処理を実行する。
【0047】
CPU19は、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させる(ステップS11)。
【0048】
CPU19は、キー入力部14からの入力情報に基づいてカメラ起動の要求があったか否かを判定する(ステップS12)。
【0049】
カメラ起動の要求がなかったと判定した場合(ステップS12;No)、CPU19は、スタンバイ終了時刻tendか否かを判定する(ステップS13)。
【0050】
スタンバイ終了時刻tendではないと判定した場合(ステップS13;No)、CPU19は、再度、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させ、再度、カメラ起動の要求があったか否かを判定する(ステップS11,S12)。
【0051】
カメラ起動の要求があったと判定した場合(ステップS12;Yes)、CPU19は、カメラモードをカメラ動作モードに移行させる(ステップS14)。
【0052】
CPU19は、シャッターキーが押下されたか否かを判定する(ステップS15)。
【0053】
シャッターキーが押下されたと判定した場合(ステップS15;Yes)、CPU19は、撮影処理を実行する(ステップS16)。
【0054】
CPU19は、カメラ動作を継続するか否かを判定する(ステップS17)。
カメラ動作を継続すると判定した場合(ステップS17;Yes)、CPU19は、再度、シャッターキーが押下されたか否かを判定する(ステップS15)。
【0055】
シャッターキーが押下されなかったと判定した場合(ステップS15;No)、CPU19は、撮影処理を実行せずにカメラ動作を継続するか否かを判定する(ステップS17)。
【0056】
カメラ動作を継続しないと判定した場合(ステップS17;No)、CPU19は、スタンバイ終了時刻tendか否かを判定する(ステップS13)。
【0057】
スタンバイ終了時刻tendと判定した場合(ステップS13;Yes)、CPU19は、カメラスタンバイモードを解除し(ステップS18)、このカメラ制御処理を終了させる。
【0058】
次に、このカメラ制御処理を図4に示すタイミングチャートを用いて具体的に説明する。
スタンバイ終了時刻tendの後の時刻t11において、RTC15からトリガTrgが供給されると、CPU19は、時刻t11がスタンバイ開始時刻tstartと判別する。
【0059】
CPU19が、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させると(ステップS11)、カメラ部11は、電源制御部12から必要最小限の電流が供給され、短時間で起動可能となる。また、CPU19により、RAM17内のカメラ動作の作業領域も確保され、周辺回路の設定も行われる。
【0060】
ユーザがカメラ起動キー33を押下すると、カメラモードはカメラ動作モードに移行する(ステップS14)。カメラ部11は、CPU19によって制御されて起動し、スルー映像の撮影データを取り込む。ディスプレイ13は、この撮影データに基づいたスルー画像を表示する。
【0061】
ユーザが、カメラ動作モードにおいて、セットキー34sを押下すると、CPU19は、シャッタ−キーが押下されたと判定し、撮影処理を行う(ステップS15;Yes、ステップS16)。
【0062】
カメラ部11は、CPU19によって制御されて撮影画像の撮影データを取り込む。CPU19は、取り込んだ撮影データを取得してディスプレイ13に供給し、ディスプレイ13は、この撮影画像を表示する。また、データ保存用メモリ18は、この撮影データを保存する。
【0063】
時刻t12において、RTC15がトリガTrgを発生させて、CPU19に供給すると、CPU19は、スタンバイ終了時刻tendと判定し(ステップS13;Yes)、電流制御信号Ctrl[off]を電源制御部12に供給する(ステップS18)。
【0064】
電源制御部12は、CPU19から電流制御信号Ctrl[off]が供給されて、カメラ部11への電流の供給が停止される。
【0065】
以上説明したように、本実施形態によれば、スタンバイ開始時刻tstartからスタンバイ終了時刻tendまでの予め設定された時間帯では、カメラ部11に必要最小限の電流を供給するようにして、カメラモードをカメラスタンバイモードに移行させるようにした。
【0066】
従って、カメラ部11をスタンバイさせる時間帯をあらかじめ設定しておくことにより、この時間帯では、カメラ部11を短時間で起動させることができ、シャッターチャンスを逃さずに高速に起動させることが可能となる。
【0067】
また、スタンバイ終了時刻tendになったときは、カメラ部11への電流供給を停止させるようにした。従って、カメラ部11をスタンバイさせない時間帯では、消費電流を低減させることができる。このため、起動性を向上させつつ省電力化を図ることができる。
【0068】
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、カメラ起動キー33を押下したときに、カメラ動作モードに移行するようにした。しかし、携帯電話1を構えるだけでカメラ部11を瞬時に起動させることも可能である。
【0069】
この場合、携帯電話1は、図5に示すように状態判定部20を備える。状態判定部20は、携帯電話1を構えた状態を判定するものである。この状態判定部20は、例えば、加速度センサを備え、加速度センサが検出した地上からの高さに基づいて、携帯電話1を撮影のために構えた状態か否かを判定する。
【0070】
上記実施形態では、RTC15は、スタンバイ開始時刻tstart、スタンバイ終了時刻tendで同じ信号レベルのトリガTrgを発生させるようにした。しかし、このトリガTrgの信号レベルを、スタンバイ開始時刻tstartとスタンバイ終了時刻tendとで異なるようにしてもよい。このようにすれば、CPU19は、このトリガTrgの信号レベルに基づいてスタンバイ開始時刻tstartとスタンバイ終了時刻tendとを判別できるようになる。
【0071】
上記実施形態では、スタンバイ開始時刻tstartとスタンバイ終了時刻tendとを固定した時刻として説明した。しかし、メニューでスタンバイ開始時刻tstartとスタンバイ終了時刻tendとを手動で予め設定するようにしてもよい。
【0072】
上記実施形態では、携帯電話1がRTC15を備えるものとして説明した。しかし、CPU19が計時してスタンバイ開始時刻tstartとスタンバイ終了時刻tendとを判別するようにしてもよい。
【0073】
携帯電話1の形状は、図2に示すようなものに限られるものではなく、また、キーの配置、機能等もこの実施形態には限定されるものではない。
【0074】
上記実施形態では、電子機器を携帯電話1として説明した。しかし、電子機器は、携帯電話1に限られるものではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、カメラ付きコンピュータであってもよい。さらに、電子機器は、デジタルカメラであってもよい。
【符号の説明】
【0075】
1 携帯電話
11 カメラ部
12 電源制御部
13 ディスプレイ
14 キー入力部
15 RTC
19 CPU
33 カメラ起動キー
34s セットキー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電流が供給されて撮影待機し、撮影制御されたときに撮影による撮影データを取得する撮影部と、
電流供給制御信号が供給されて、前記撮影部に電流を供給する電源制御部と、
予め設定された撮影待機開始時刻から撮影待機終了時刻までの間、前記電流供給制御信号を前記電源制御部に供給する制御部と、を備えた、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項2】
時刻を計時して、前記撮影待機開始時刻と撮影待機終了時刻を前記制御部に通知する時刻通知部を備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
電流が供給されて撮影待機し、撮影制御されたときに撮影による撮影データを取得する撮影部と、電流供給制御信号が供給されて、前記撮影部に電流を供給する電源制御部と、備えた電子機器の制御方法であって、
予め設定された撮影待機開始時刻から撮影待機終了時刻までの間、前記電流供給制御信号を前記電源制御部に供給する、
ことを特徴とする電子機器の制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−66765(P2011−66765A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−216912(P2009−216912)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】