説明

電子機器用クレイドル装置及び電子装置

【課題】複数機種の使用するバッテリの容量が大きく異なっていても良好に充電できるようにすることを目的とする。
【解決手段】電子機器1とのデータの送受信及び/又は電源供給を電子機器側コネクタ1aとクレイドル本体2に設けたクレイドル側コネクタ2aとを接続して行うようにした電子機器用クレイドル装置において、このクレイドル本体2に第1又は第2の電子機器を載置する第1又は第2の載置板31又は32を取り付けるようにし、このクレイドル本体2に識別子検出手段7、43a,43bを設けると共にこの第1及び第2の載置板31及び32にそれぞれ識別子31e及び32eを設けたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型のデジタルスチルカメラ等の電子機器の小型化を優先しつつ利便性を向上するための電子機器用クレイドル装置及び電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、小型のデジタルスチルカメラ等の電子機器においては、種々の端子機能を一つにまとめた拡張用の特殊コネクタ(電子機器側コネクタ、これは雌型コネクタである)を装備している。
【0003】
従来、小型のデジタルスチルカメラ等の電子機器とのデータの送受信及び/又は電源供給を電子機器用クレイドル装置を用いて行う場合には、図21に示すように、デジタルスチルカメラ1の拡張用の特殊コネクタを、電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2に設けたクレイドル側コネクタ(雄型コネクタ)に接続して行っている。
【0004】
また、この電子機器用クレイドル装置とテレビジョン受像機等との接続においては、この電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2に装備した通常のビデオ端子やUSB端子等を使用して接続することができるので、デジタルスチルカメラ1の小型化を優先して、その利便性を向上するようにしている。
【0005】
図21に示すような電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2においては、デジタルスチルカメラ1に保存されている画像データをテレビジョン受像機3で拡大して表示させて閲覧あるいは鑑賞している。また、表示された画像データの中から選択した画像データをプリンタ4で印刷することもある。このように、電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2に備えられている充電又は電源供給回路を介して、デジタルスチルカメラ1の内蔵バッテリを充電したり、電源供給を行ったりすることが可能である。この図21において、5は電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2等を遠隔制御するコマンダである。
【0006】
このデジタルスチルカメラ1が電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2に装着され、電子機器側コネクタとクレイドル側コネクタとが接続された状態でのシステム構成例を、図22を参照して説明する。
図22は、デジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aに電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aが挿着接続された状態でのシステム構成例を示している。
【0007】
この電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2に内蔵される回路は、定電圧電源回路6、マイクロコンピュータ等よりなる制御部7、充電回路8、クロック発生回路9、入出力端子10a〜10c、制御部7への入力スイッチ13、14、表示ランプ12a、12b等から構成されている。ここでクロック発生回路9は制御部7へクロック信号を供給している。
【0008】
デジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aは、クレイドル側コネクタ2a、ケーブル2dを介してクレイドル本体2に接続される。そして、ケーブル2dを構成する配線の内の一部が、「AV信号出力」端子10a、「USB」端子10b、「DCIN」端子10cに接続されている。また、ケーブル2dを構成する配線が一部引き出されて、「LCD」と「TV」との表示切り替えのためのディスプレイ選択スイッチ11となっている。
【0009】
そして、「AV信号出力」端子10aと「USB」端子10bとは、ケーブル2dを介して直接デジタルスチルカメラ1と接続されている。また、「DCIN」端子10cを介して供給される電源は、定電圧電源回路6を介して制御部7に供給されると共に、制御部7の監視のもとで必要に応じて充電回路8を介してデジタルスチルカメラ1のバッテリを充電する。なお、図示しないACアダプタに接続されているDCプラグが「DCIN」端子10cに接続されるとき、POWERランプ12bを点灯するようにする。
【0010】
さらに、制御部7には、電源(POWER)スイッチ13と、スライドショースイッチ14と、チャージランプ12aに対応する3つのLEDランプと、リモコン受光部15と、ケーブル2dを介してデジタルスチルカメラ1とが接続されている。ここでデジタルスチルカメラ1との信号送受信では、適宜の信号変換が行われる。
【0011】
この電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2にDCプラグを接続し、デジタルスチルカメラ1の電源を切った状態でデジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aをクレイドル側コネクタ2aに挿着接続すると、内蔵バッテリの充電が開始され、充電状況が3つのLED(チャージランプ12a)により表示される。
【0012】
そして、外部のテレビジョン受像機3に画像を表示させるときは、クレイドル本体2の「AV信号出力」端子10aとテレビジョン受像機3のAV入力端子を所定のケーブルで接続し、ディスプレイ選択スイッチ11を「TV」に合わせる。それから、デジタルスチルカメラ1側のモード切替えスイッチを「再生」に切り替えて、クレイドル本体2のPOWERスイッチ13をONしてデジタルスチルカメラ1の電源をONさせる。
そして、テレビジョン受像機3の電源をONしてから表示を「ビデオ」モードにする。
【0013】
この状態で、デジタルスチルカメラ1、もしくは図示しないリモコンのコントロールボタンにより、保存されている画像データを選択してテレビジョン受像機3に表示させることができる。
また、この状態では、スライドショースイッチ14が有効になり、このスライドショースイッチ14を押すことにより画像データを順次再生させることができる。
なお、ディスプレイ選択スイッチ11を「LED」に合わせると、テレビジョン受像機3ではなくデジタルスチルカメラ1の画像モニタに再生画像を表示させることができる。
【0014】
ところで、従来、電子機器用クレイドル装置として、特許文献1に開示のものが提案されている。この特許文献1に開示の電子機器用クレイドル装置は、電子機器の複数機種に対応し、簡単に機能を拡張できるようにしたものである。
【特許文献1】特開2007−96883号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
然しながら、特許文献1に開示の電子機器用クレイドル装置を用いて複数機種例えば図19、図20に示すようなデジタルスチルカメラA及びBのバッテリを充電するようにしたときには、機種の異なるデジタルスチルカメラA及びBの使用するバッテリの容量が大きく異なるものが存在する。
【0016】
このため、小さい容量のバッテリを充電するようにした充電電流の小さい充電回路を有する電子機器用クレイドル装置においては、大容量のバッテリを使用する例えばデジタルスチルカメラBにおいて、バッテリを充電するのに時間がかかり過ぎる不都合があった。
【0017】
また、大容量のバッテリを充電するようにした充電電流の大きい充電回路を有する電子機器用クレイドル装置においては、小容量のバッテリを使用する例えばデジタルスチルカメラAにおいて、バッテリを破壊する懼れがある不都合があった。
【0018】
この図19及び図20のデジタルスチルカメラA及びBにおいては、デジタルスチルカメラA及びBの電子機器側コネクタ1a及び1aの位置が右側及び左側に異なる位置にある(特に、図19C及び図20Cの底面図参照)。
【0019】
なお、図19A及び図20Aは、それぞれデジタルスチルカメラA及びBの背面図、図19B及び図20Bは、それぞれデジタルスチルカメラA及びBの正面図である。図19A及び図20Aにおいて、1bは液晶表示画面であり、図19Bにおいて、1cはレンズバリアである。
【0020】
本発明は、斯かる点に鑑み、複数機種の使用するバッテリの容量が大きく異なる等デジタルスチルカメラの使用機能の相違があっても良好に対応できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明電子機器用クレイドル装置は、電子機器とのデータの送受信及び/又は電源供給を電子機器側コネクタとクレイドル本体に設けたクレイドル側コネクタとを接続して行うようにした電子機器用クレイドル装置において、このクレイドル本体に第1又は第2の電子機器を載置する第1又は第2の載置板を取り付けるようにし、このクレイドル本体に識別子検出手段を設けると共にこの第1及び第2の載置板にそれぞれ識別子を設けたものである。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、クレイドル本体に第1又は第2の電子機器を載置する第1又は第2の載置板を取り付けるようにし、このクレイドル本体に識別子検出手段を設けると共にこの第1及び第2の載置板にそれぞれ識別子を設けている。このため、この識別子によりこのクレイドル本体に載置した電子機器の使用機能を判断でき、電子機器の使用機能に応じて例えば充電回路を切り換えるようにすれば、複数機種の使用するバッテリの容量が大きく異なっていても良好に充電することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照して、本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の例(以下、「本例」という。)を説明する。
【0024】
図1は、本例による、電子機器側コネクタ1a及び1aが右側及び左側の大きく異なる位置にあるデジタルスチルカメラA及びB(図19、図20参照)に適用できるようにした電子機器用クレイドル装置のクレイドル本体2を正面側から見た斜視図を示している。この電子機器用クレイドル装置の筐体21は合成樹脂で形成されており、正面側から背面側に徐々に低くなるように傾斜した横長の直方体となっている。
【0025】
この図1に示すように、筐体21の上面のやや前面側に、平行な長方形の載置板を取り付けるための、載置板取り付け用の凹部22が設けられている。この載置板は、後述するようにデジタルスチルカメラA及びB毎に専用に設けられるものである。
【0026】
この凹部22内に、図1に示すように、クレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23を、筐体21の左右両端間をやや斜め方向に移動自在とする移動孔24が形成されている。この移動孔24は、クレイドル側コネクタ2aを前後方向にも僅かに移動可能とするものである。
【0027】
この筐体21の移動孔24に対応して、この筐体21内に図2A、Bに示すような、クレイドル側コネクタ2aを案内する合成樹脂よりなる案内シャーシ25が固定されている。この案内シャーシ25にクレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23を筐体21の左右両端方向に案内する案内溝25aが設けられている。
【0028】
本例においては、このクレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23を案内溝25aに沿って移動するのに、後述するように載置板に設けた2つのリブとギア機構により行うようにする。
【0029】
このギア機構は、図1、図2A及びB、図3に示すように、載置板取り付け用の凹部22の後壁中央部に形成された2つのリブ挿入口22a及び22bに対応した位置に、筐体21内の上面の下側に一体に設けられたガイド27a及び27bにより、前後方向に摺動自在に2つのラックギア26a及び26bを平行に設ける。この場合、ラックギア26a及び26bは、夫々対向する面にギアが設けられている。
【0030】
また、図2A及びB、図3に示すように、このラックギア26a及び26bが互いに挟んで、互いに噛合ったピニオンギア28aを有する大ギア28を設ける。この大ギア28は、筐体21内の上面の下側に植立した回転軸28bに回転自在に取り付けられる。
【0031】
また、図2B、図3に示すように、この大ギア28の左右に、夫々この大ギア28と噛合い、クレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23に移動方向に設けられたスライドギア30に噛合い、この摺動板23を直線方向に移動する出力ギア29a及び29bを設けたものである。
【0032】
次に、本例に使用する載置板につき説明する。載置板としては、図4A及びBに示すように、図19及び図20に示すデジタルスチルカメラA及びBのそれぞれに対応して専用の合成樹脂よりなる載置板31及び32を用意する。
【0033】
この載置板31及び32の外形は、クレイドル本体2の筐体21の上面に形成した載置板取り付け用の凹部22を被う形状とする。
【0034】
この載置板31及び32には、デジタルスチルカメラA及びBの液晶表示画面1b側を前面とし、底面側を載置する載置部31a及び32aを設けると共に、デジタルスチルカメラA及びBの底面のそれぞれの電子機器側コネクタ1a及び1aに対応する位置にクレイドル側コネクタ2aを貫通し係合する開孔31b及び32bを形成する。
【0035】
本例においては、図4A及びBに示すように載置板31と32とのそれぞれに載置板取り付け用の凹部22の後壁中央部に形成された2つのリブ挿入口22a及び22bに対応した位置に、後方に突出した2つのリブ31c及び31dと32c及び32dとを設ける。
【0036】
この載置板31及び32のリブ31c、32c及び31d、32dはそれぞれラックギア26a及び26bに当接し、このラックギア26a及び26bの前後方向の位置を決定するものである。
【0037】
この載置板31及び32のリブ31c、31d及び32c、32dの長さは、載置するデジタルスチルカメラA及びBの電子機器側コネクタ1a及び1aの位置で決定され、載置板31及び32毎に異なっている。この場合、載置板31及び32のリブ31c、31d及び32c、32dの長さは、それぞれの載置板31及び32のリブ31c、31d及び32c、32dが、ラックギア26a、26bの移動が、ピニオンギア28aに伝達され釣瓶の動きをする長さとする。
【0038】
この載置板31又は32のリブ31c及び31d又は32c及び32dを載置板取り付け用の凹部22の後壁中央部に形成された2つのリブ挿入口22a及び22bに挿入したときには、図5A、B、Cに示すようにラックギア26a及び26bがリブ31c及び31d又は32c及び32dの長さに応じて前後方向に移動される。この図5A、B、Cは載置板32のリブ32c及び32dを2つのリブ挿入口22a及び22bに挿入して、載置板32を載置板取り付け用の凹部22に取り付けた状態を示しているが、載置板31を載置板取り付け用の凹部22に取り付けたときも同様である。
【0039】
このときラックギア26a及び26bを押し込んだ(移動した)力(入力した力)は、図5B及びCに示すように、ラックギア26a、26b→ピニオンギア28a→大ギア28→出力ギア29a、29bと伝達して回転方向の力に変換される。この出力ギア29a、29bの回転力は、クレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23に設けられたスライドギア30に伝わり、再び直線方向の力に変換され、この摺動板23を所定の位置に移動する。
【0040】
この場合、クレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23の移動量は、出力ギア29a、29bの回転量によって決まるため、必然的に伝達するラックギア26a、26bの押し込み量によって決まるので、載置板31、32のリブ31c、31d、32c、32dの長さが重要な意味を持つ。
【0041】
クレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23を例えば左右に70mm移動するようにしたものにおいては、このギア機構の出力/入力の増幅率を7.0倍としたときには、ラックギア26a、26bを10mm押し込むようにすれば良く、載置板31、32のリブ31c、32dの長さを10mmとすれば良い。
【0042】
また、本例においては、載置板31及び32のそれぞれのリブ31c、31d及び32c、32dを2つ設けると共にラックギア26a、26bを2つ設けるようにしている。このため図5Cに示すように、クレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23がどこの位置にあっても、載置板31又は32のリブ31c及び31d又は32c及び32dをリブ挿入口22a及び22bに押し込むことで、入力されたラックギア26a、26bの移動が、ピニオンギア28aに伝達され釣瓶の動きをする。
【0043】
このため、出力ギア29a、29bは、一定の位置に対応する回転量を自動的に調整し、それに伴いクレイドル側コネクタ2aを取り付けた摺動板23は、必ず、載置板31、32に合った適正な位置に移動される。
【0044】
即ち、デジタルスチルカメラA又はBの載置板31又は32を、載置板31又は32のリブ31c及び31d又は32c及び32dをリブ挿入口22a及び22bに押し込み載置板取り付け用の凹部22に取り付ける。このときは、載置板31又は32の開孔31b又は32bの位置に、クレイドル側コネクタ2aが移動し、デジタルスチルカメラA又はBの電子機器側コネクタ1a又は1aとクレイドル側コネクタ2aとを挿着接続することができる。
【0045】
また、本例においては、図4A及びBに示すように載置板31及び32にそれぞれ識別子31e及び32eを設ける。この図4A及びBの例においては、識別子31e及び32eとして、この載置板31及び32の前側の同じ位置に垂直方向に垂れ下がるように端子板40をそれぞれ設ける。この端子板40に2つの接点40a及び40bを所定間隔離して設け、この接点40a及び40b間に、載置板31及び32をそれぞれ識別するための抵抗値の異なる例えば0Ω及び10kΩの抵抗器41及び42を接続する。
【0046】
また、本例においては、クレイドル本体2の筐体21内の載置板取り付け用の凹部22の前側の載置板31及び32の端子板40の対応部に、端子板挿入部22cを形成すると共にこのクレイドル本体2の筐体21内に載置板31及び32の端子板40の接点40a及び40bに接続する検出接点43a及び43bを設ける。
【0047】
この検出接点43a及び43bは、図6に示すように、クレイドル本体2の制御部7に接続するようにし、この制御部7で載置板31及び32のそれぞれ識別子31e及び32eを構成する抵抗器41及び42の抵抗値が基準の抵抗値より大きいか小さいかを判断し、載置板31か載置板32か即ちクレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aに接続されている電子機器側コネクタ1aがデジタルスチルカメラAかBかを判断する。
【0048】
また、本例においては、この制御部7により、充電回路8を第1の状態と第2の状態とを切り換えるようにする。
【0049】
この充電回路8の第1の状態とは、例えば、大容量のバッテリを充電するのに適した回路構成で、大電流で充電を行うようにした状態であり、この充電回路8の第2の状態とは、例えば、小容量のバッテリを充電するのに適した回路構成で、小電流で充電を行うようにした状態である。
【0050】
また、本例においては、この制御部7は、図7に示すフローチャートに示すような動作をするようにする。
【0051】
本例において、デジタルスチルカメラA又はBのバッテリを充電するときには、このフローチャートに示すように、先ずクレイドル本体2の載置板取り付け用の凹部22に載置板31、32が取り付けられたかを判断する(ステップS1)。取り付けられていないときには、このステップS1を繰り返す。
【0052】
このクレイドル本体2の載置板取り付け用の凹部22に載置板31、32が取り付けられたときには、ステップS2に移行し、載置板31、32の識別子が31eか32eかを判断する。本例では、抵抗器41、42の抵抗値が基準抵抗値より、大きいか小さいかで判断する。
【0053】
このステップS2で、抵抗器42であり、抵抗値が基準抵抗値より大きいと判断したときには、識別子は32eであり、クレイドル本体2に接続されているデジタルスチルカメラは、大容量のバッテリを有するデジタルスチルカメラBであると判断し、このときは、ステップS3に移行する。
【0054】
ステップS3においては、充電回路8を大容量のバッテリを充電するに適した第1の状態に切り換え、その後、充電を実行し(ステップS4)、充電が完了したとき(ステップS5)には、この充電を終了する。
【0055】
このステップS2で、抵抗器41であり、抵抗値が基準抵抗値より小さいと判断したときには、識別子は31eであり、クレイドル本体2に接続されているデジタルスチルカメラは、小容量のバッテリを有するデジタルスチルカメラAであると判断し、このときは、ステップS6に移行する。
【0056】
ステップS6においては、充電回路8を小容量のバッテリを充電するに適した第2の状態に切り換え、その後、充電を実行し(ステップS4)、充電が完了したとき(ステップS5)には、この充電を終了する。
【0057】
この図6において、図22に対応する部分には、同一符号を付し、その説明は、省略する。
【0058】
本例においては、クレイドル本体2にデジタルスチルカメラA又はBを載置する載置板31又は32を取り付けるようにし、このクレイドル本体2に識別子を検出する検出接点43a及び43bを設けると共にこの載置板31及び32にそれぞれ識別子31e及び32eを設けている。このため、この識別子31e及び32eによりこのクレイドル本体2に載置したデジタルスチルカメラA又はBを判断でき、デジタルスチルカメラA又はBの種類に応じて充電回路8を切り換えているので、使用するバッテリの容量が大きく異なっていても良好に充電することができる。
【0059】
また、図8〜図11は、本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の他の例を示す。この図8〜図11例につき説明するに、この図8〜図11において、図1、図4、図6に対応する部分には、同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0060】
この図8〜図11例は、載置板33を前後逆にも、クレイドル本体2の筐体21の載置板取り付け用の凹部22に取り付けようにする。これにより図11Aに示すように、このデジタルスチルカメラ1で撮影した画像データをテレビジョン受像機3で表示すると共に図11Bに示すように、デジタルスチルカメラ1で、自分撮りの画像データをテレビジョン受像機3で表示するようにしたものである。図11Bにおいて、1dは、デジタルスチルカメラ1の撮影用のレンズである。
【0061】
本例においては、図8に示すように、クレイドル本体2の筐体21の上面のやや前面側に、平行な長方形の載置板33を取り付けるための、載置板取り付け用の凹部22が設けられている。この凹部22内の中央部に、クレイドル側コネクタ2aを設けるようにする。
【0062】
本例の載置板33としては、図8に示すように、デジタルスチルカメラ1に専用の合成樹脂よりなるものを用意する。この載置板33の外形は、クレイドル本体2の筐体21の上面に形成した載置板取り付け用の凹部22を被う形状とする。
【0063】
この載置板33には、図11Aに示すように、デジタルスチルカメラ1の液晶表示画面1b側を前面とし、底面側を載置する載置部33aを設ける。また、デジタルスチルカメラ1の底面の電子機器側コネクタ1aに対応する位置(本例では、中央部にあるものとする。)にクレイドル側コネクタ2aを貫通し係合する開孔33bを形成する。
【0064】
また、本例においては、図8に示すように載置板33に識別子33eを設ける。この識別子33eとして、この載置板33の前側に垂直方向に垂れ下がるように端子板40をそれぞれ設ける。この端子板40に2つの接点40a及び40bを所定間隔離して設け、この接点40a及び40b間に、所定の抵抗値1kΩの抵抗器45を接続する。
【0065】
本例においては、図8に示すように、クレイドル本体2の筐体21内の載置板取り付け用の凹部22の前側の載置板33の端子板40の対応部に、端子板挿入部22cを形成する。また、このクレイドル本体2の筐体21内の載置板取り付け用の凹部22の端子板挿入部22cに載置板33の端子板40の接点40a及び40bに接続する検出接点43a及び43bを設ける。
【0066】
また、本例においては、図8に示すように、クレイドル本体2の筐体21内の載置板取り付け用の凹部22の後側の前後逆転して載置板33を挿入装着したときのこの載置板33の端子板40の対応部に、端子板挿入部22dを形成する。このクレイドル本体2の筐体21内の載置板取り付け用の凹部22の端子板挿入部22dに載置板33の端子板40の接点40a及び40bに接続する検出接点43c及び43dを設ける。
【0067】
この検出接点43a、43b、43c及び43dは、図9に示すように、クレイドル本体2の制御部7に接続される。この制御部7で検出接点43a、43b、43c及び43dよりの抵抗値により、載置板33が図11Aに示すように、このデジタルスチルカメラ1で撮影した画像データをテレビジョン受像機3で表示する正方向に挿入装着されているか、この載置板33が図11Bに示すように、デジタルスチルカメラ1で、自分撮りの画像データをテレビジョン受像機3で表示する逆方向に挿入装着されているかを判断する。
【0068】
この場合、載置板33が正方向に挿入装着され、デジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aとクレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aとが正方向に接続されたときには、コネクタの接続関係が例えば図10Aに示すようになるとする。
【0069】
然しながら、この載置板33が逆方向に挿入装着されたときは、デジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aとクレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aとが逆方向に接続され、このコネクタの接続関係が図10Bに示すように、図10Aとは逆の接続関係となる。
【0070】
そこで、本例においては、図9に示すように、クレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aの各端子よりの信号を端子切換回路16に供給し、この端子切換回路16を制御部7よりの制御信号により制御する。この制御部7は、検出接点43a及び43b間に識別子33eの抵抗器45が接続されたときには、この端子切換回路16の出力に、デジタルスチルカメラ1で撮影した画像データをテレビジョン受像機3で表示する信号を得るようにする。
【0071】
また、この制御部7は、検出接点43c及び43d間に識別子33eの抵抗器45が接続されたときには、この制御部7よりの制御信号によりこの端子切換回路16を切り換え、この端子切換回路16の出力に、自分撮りの画像データをテレビジョン受像機3で表示する信号を得るようにする。その他は、上述例同様に構成する。
【0072】
本例によれば、デジタルスチルカメラ1で撮影した画像データをテレビジョン受像機3で表示することができると共にデジタルスチルカメラ1での自分撮りの画像データをテレビジョン受像機3で表示することができる。
【0073】
また、図12〜図15は、本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の更に他の例を示す。この図12〜図15例につき説明するに、この図12〜図15において、図1、図4、図6に対応する部分には、同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0074】
この図12〜図15例は、図15Aに示すように、新デジタルスチルカメラ1の例えばテレビジョン受像機3に送出する映像信号がハイビジョン映像信号であるようにした電子機器用クレイドル装置を、図15Aに示すように、旧デジタルスチルカメラ1のテレビジョン受像機3に送出する映像信号が例えばテレビジョン放送信号であるものに対しても対応できるようにしたものである。
【0075】
本例においては、図12に示すように、クレイドル本体2の筐体21の上面のやや前面側に、平行な長方形の載置板を取り付けるための、載置板取り付け用の凹部22が設けられている。この凹部22内の中央部に、クレイドル側コネクタ2aを設けるようにする。
【0076】
本例の載置板としては、図12に示すように、新デジタルスチルカメラ1及び旧デジタルスチルカメラ1のそれぞれに対応して専用の合成樹脂よりなる載置板34及び35を用意する。この載置板34及び35の外形は、クレイドル本体2の筐体21の上面に形成した載置板取り付け用の凹部22を被う形状とする。
【0077】
この載置板34及び35には、図12、図15A及びBに示すように、新デジタルスチルカメラ1及び旧デジタルスチルカメラ1の液晶表示画面1b側を前面とし、底面側を載置する載置部34a及び35aを設ける。また、新デジタルスチルカメラ1及び旧デジタルスチルカメラ1の底面の電子機器側コネクタ1a及び1aに対応する位置(本例では、中央部にあるものとする。)にクレイドル側コネクタ2aを貫通し係合する開孔34b及び35bを形成する。
【0078】
また、本例においては、図12に示すように載置板34及び35にそれぞれ識別子34e及び35eを設ける。この図12の例においては、識別子34e及び35eとして、この載置板34及び35の前側の同じ位置に垂直方向に垂れ下がるように端子板40をそれぞれ設ける。この端子板40に2つの接点40a及び40bを所定間隔離して設け、この接点40a及び40b間に、載置板34及び35をそれぞれ識別するための抵抗値の異なる例えば10Ω及び1kΩの抵抗器46及び47を接続する。
【0079】
また、本例においては、クレイドル本体2の筐体21内の載置板取り付け用の凹部22の前側の載置板34及び35の端子板40の対応部に、端子板挿入部22cを形成する。このクレイドル本体2の筐体21内の端子板挿入部22cに載置板34及び35の端子板40の接点40a及び40bに接続する検出接点43a及び43bを設ける。
【0080】
この検出接点43a及び43bは、図13に示すように、クレイドル本体2の制御部7に接続するようにし、この制御部7で載置板34及び35のそれぞれ識別子34e及び35eを構成する抵抗器46及び47の抵抗値が基準の抵抗値より大きいか小さいかを判断する。即ち、クレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aに接続されている電子機器側コネクタ1aが新デジタルスチルカメラ1か旧デジタルスチルカメラ1かを判断する。
【0081】
この場合、載置板34が挿入装着され、図15Aに示すように、新デジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aとクレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aとが接続されたときには、コネクタの接続関係が例えば図14Aに示すようになり、例えば端子I,J,S,Tに得られるハイビジョン映像信号がテレビジョン受像機3に送出されるようになされている。
【0082】
然しながら、載置板35が挿入装着され、図15Bに示すように、旧デジタルスチルカメラ1の電子機器側コネクタ1aとクレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aとが接続されたときには、コネクタの接続関係が例えば図14Bに示すようになり、例えば端子W,X,Y,Zに、テレビジョン放送信号が得られる。
【0083】
そこで、本例においては、図13に示すように、クレイドル本体2のクレイドル側コネクタ2aの各端子よりの信号を端子切換回路16に供給し、この端子切換回路16を制御部7よりの制御信号により制御する。この制御部7は、検出接点43a及び43b間に識別子35eの抵抗器47が接続されたときには、このクレイドル側コネクタ2aの図14Bに示すような、端子W,X,Y,Zに得られるテレビジョン放送信号をこの端子切換回路16の端子を切り換えて、テレビジョン受像機3のテレビジョン放送信号入力端子に供給するようにする。その他は、上述例と同様に構成する。
【0084】
本例によれば、新デジタルスチルカメラ1及び旧デジタルスチルカメラ1のそれぞれの電子機器側コネクタ1a及び1aに出力する信号の中身が変化例えばハイビジョン映像信号がテレビジョン放送信号に変化したときにも良好に対応することができる。
【0085】
また、上述例の電子機器用クレイドル装置をプリンタ、データストレージ、テレビジョン受像機等の電子装置と一体に設けるようにしても良い。図16は、この電子機器用クレイドル装置70をプリンタ71に一体的に設けた例を示す。
【0086】
この場合、プリンタ71と電子機器用クレイドル装置70とを接続するケーブルを不用とすることができると共に、プリンタ内蔵の熱昇華式やインクジェット等によりプリントされた画像72を直接得ることができる。
【0087】
また、このプリンタ71にデータストレージ用のHDD装置73を内蔵したときには、デジタルスチルカメラ1の画像データを保存してアルバム化することができる。図16において、74、75は操作ボタンである。
【0088】
なお、上述例においては、電子機器としてデジタルスチルカメラを適用した例につき述べたが、デジタルスチルカメラに代えてビデオカメラ等のその他の撮像装置や携帯電話、PDA(携帯情報端末)等その他のポータブル型電子機器が適用できることは勿論である。
【0089】
また、上述例においては、識別子として、抵抗値の異なった抵抗器を使用した例につき述べたが、この代りに、図17A及びBに示すように、互いに短絡した接点40c、40d、40eの位置を変えると共に複数例えば4つの検出接点43e、43f、43g、43hを設けて、接点40c、40d、40eの間隔の相違を識別子としても良い。また、ICチップ等の電気回路を識別子としても良い。
【0090】
また、識別子として、図18に示すように、遮蔽板44の孔44aのあるなしを用い識別子検出手段として、フォトカプラを用い、これを検出するようにしても良い。
【0091】
また、識別子として、載置板の形状を変化例えば長さの異なるリブを設け、このリブにより、摺動抵抗器の抵抗値を変化するようにしても良い。
【0092】
また、上述例においては、識別子により、バッテリを充電する充電回路8の状態を切換えるようにのべたが、この識別子により、クレイドル本体2のその他の機能を切換えるようにしても良い。
【0093】
また、本発明は、上述例に限ることなく特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限り、その他種々の構成が採り得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の例を示す斜視図である。
【図2】図1のギア構造の例を示す斜視図である。
【図3】図1の要部の例を示す断面図である。
【図4】載置板の例を示す斜視図である。
【図5】図1の動作説明に供する内部構造の斜視図である。
【図6】本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の例を示す構成図である。
【図7】本発明の動作説明に供するフローチャートである。
【図8】本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の他の例を示す斜視図である。
【図9】本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の他の例を示す構成図である。
【図10】図8例の説明に供する線図である。
【図11】図8例の説明に供する線図である。
【図12】本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の更に他の例を示す斜視図である。
【図13】本発明電子機器用クレイドル装置を実施するための最良の形態の更に他の例を示す構成図である。
【図14】図12例の説明に供する線図である。
【図15】図12例の説明に供する線図である。
【図16】本発明電子機器用クレイドル装置を電子装置に一体的に設けた例を示す斜視図である。
【図17】識別子の例を示す斜視図である。
【図18】識別子の例を示す斜視図である。
【図19】デジタルスチルカメラAを示す図である。
【図20】デジタルスチルカメラBを示す図である。
【図21】電子機器用クレイドル装置の説明に供する線図である。
【図22】電子機器用クレイドル装置の構成図である。
【符号の説明】
【0095】
1…デジタルスチルカメラ、1a…電子機器側コネクタ、1b…液晶表示画面、2…クレイドル本体、2a…クレイドル側コネクタ、7…制御部、8…充電回路、21…筐体、22…凹部、22a、22b…リブ挿入口、22c、22d…端子板挿入部、23…摺動板、24…移動孔、25…案内シャーシ、26a、26b…ラックギ、28…大ギア、28a…ピニオンギア、29a、29b…出力ギア、30…スライドギア、31、32、33、34、35…載置板、31a、32a、33a、34a、35a…載置部、31b、32b、33b、34b、35b…開孔、31c、31d、32c、32d…リブ、31e、32e、33e、34e、35e…識別子、40…端子板、40a、40b…接点、41、42、45、46、47…抵抗器、43a、43b、43c、43d…検出接点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器とのデータの送受信及び/又は電源供給を電子機器側コネクタとクレイドル本体に設けたクレイドル側コネクタとを接続して行うようにした電子機器用クレイドル装置において、
前記クレイドル本体に第1又は第2の電子機器を載置する第1又は第2の載置板を取り付けるようにし、前記クレイドル本体に識別子検出手段を設けると共に前記第1及び第2の載置板にそれぞれ識別子を設けたことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項2】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
検出した識別子により充電回路を切り換えるようにしたことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項3】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
検出した識別子により前記電子機器側コネクタの端子の全部又は一部の送受信信号及び/又は電源を切り換えるようにしたことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項4】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
前記第1及び第2の載置板の識別子を抵抗値の異なる抵抗器で構成したことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項5】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
前記第1及び第2の載置板の識別子を電気回路で構成したことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項6】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
前記第1及び第2の載置板の識別子検出手段をホトカップラで構成したことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項7】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
前記第1及び第2の載置板の識別子を前記第1及び第2の載置板の形状変化で構成したことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項8】
請求項1記載の電子機器用クレイドル装置において、
前記第1及び第2の載置板の形状変化により、前記第1又は第2の載置板を前記クレイドル本体に取り付けたときに、前記クレイドル本体のクレイドル側コネクタが前記第1又は第2の電子機器の電子機器側コネクタに対応する位置に移動するようにしたことを特徴とする電子機器用クレイドル装置。
【請求項9】
電子機器とのデータの送受信及び/又は電源供給を電子機器側コネクタとクレイドル本体に設けたクレイドル側コネクタとを接続して行うようにした電子機器用クレイドル装置を備えた電子装置において、
前記クレイドル本体に第1又は第2の電子機器を載置する第1又は第2の載置板を取り付けるようにし、前記クレイドル本体に識別子検出手段を設けると共に前記第1及び第2の載置板にそれぞれ識別子を設けたことを特徴とする電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2009−219203(P2009−219203A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−58271(P2008−58271)
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】