説明

電子装置、表示方法、およびプログラム

【課題】ディスプレイにタッチパネルを積層させたユーザインタフェースの操作性を向上させる。
【解決手段】例えば、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で左側から選択肢領域41に進入させると、ディスプレイ12の画面40は、同図Bに示されるように、音楽のジャンルに属する選択肢に対応するボタン44だけに変更される。いまの場合、音楽のジャンルに属するロック、クラシック、およびジャズにそれぞれ対応するボタン44だけに絞られて表示される。図4に示された第1の表示例によれば、ユーザの指の進入方向に応じて、表示するボタンの数を絞ることができるので、ユーザがボタンを押し易くなる。よって、ユーザの操作性を向上させることができる。本開示は、タッチパネルを備えた電子装置に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子装置、表示方法、およびプログラムに関し、特に、タッチパネルが積層して設けられたディスプレイにユーザインタフェースを表示させる場合に用いて好適な電子装置、表示方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、タッチパネルが積層されたディスプレイ上に、ユーザからの操作を受け付けるためのユーザインタフェースを表示するようにした様々な電子装置が存在する。具体的には、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、カーナビゲーション装置、ATM(Automated teller machine)などに適用されている。
【0003】
なお、タッチパネルには、ユーザの指などの接触を検知するだけでなく、ユーザの指などの接近を検知できるものが存在する(静電容量方式などのタッチパネル)。
【0004】
ユーザの指などの接近を検知できるタッチパネルは、例えば、通常は画面上に地図を表示し、ユーザの指などが接近すると、画面上の所定の位置に操作入力用のボタンを表示するようにしたカーナビゲーション装置などへの利用が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−358162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
タッチパネルが積層されたディスプレイを備える電子装置によれば、ユーザインタフェースを容易に変更することができる。例えば、選択肢として複数のボタンを表示させる場合、同時に表示させるボタンの数に応じてボタンのサイズを変えることなどができる。
【0007】
ただし、同時に表示させるボタンの数が多い場合には、各ボタンのサイズを小さくしたり、ボタン間隔を狭めたりすることになり、このような場合、ユーザが自身の意図したボタンを選択(接触)できずに誤操作してしまうなど、操作性に支障が生じてしまうことがあった。
【0008】
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ディスプレイにタッチパネルを積層させたユーザインタフェースの操作性を向上させるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一側面である電子装置は、ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む操作画面を生成する生成部と、生成された前記操作画面を表示する表示部と、前記ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知する検知部とを含み、前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する。
【0010】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動方向、または移動軌跡に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更することができる。
【0011】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動方向に応じ、前記操作画面における複数のボタンを選抜することができる。
【0012】
前記生成部は、前記指示部の接近位置の移動方向と、前記複数のボタンを選抜する際の選抜条件とを対応付けた情報を含む前記操作画面を生成することができる。
【0013】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動方向と垂直な方向に、前記操作画面における複数のボタンの配列を変更することができる。
【0014】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動軌跡に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を前記移動軌跡に沿って変更することができる。
【0015】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置を避けるように前記操作画面における前記ボタンの配置を変更することができる。
【0016】
前記検知手段は、前記表示部に積層されて前記表示部に表示される前記操作画面を透過し、前記ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知することができる。
【0017】
本開示の一側面である表示制御方法は、操作画面を生成する生成部と、生成された前記操作画面を表示する表示部と、ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知する検知部とを備える電子装置の表示制御方法において、前記生成部による、ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む前記操作画面を生成する生成ステップと、検知された前記指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する変更ステップとを含む。
【0018】
本開示の一側面であるプログラムは、生成された操作画面を表示する表示部と、ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知する検知部とを備えるコンピュータに、ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む前記操作画面を生成する生成ステップと、検知された前記指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する変更ステップとを含む処理を実行させる。
【0019】
本開示の一側面においては、ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む操作画面が生成され、検知されたユーザの指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置が変更される。
【発明の効果】
【0020】
本開示の一側面によれば、ディスプレイにタッチパネルを積層させたユーザインタフェースの操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】実施の形態である電子装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部の機能ブロックを示す図である。
【図3】適応的ボタン表示処理を説明するフローチャートである。
【図4】適応的ボタン表示処理における第1の表示例を示す図である。
【図5】適応的ボタン表示処理における第2の表示例を示す図である。
【図6】適応的ボタン表示処理における第3の表示例を示す図である。
【図7】適応的ボタン表示処理における第4の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と称する)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.実施の形態>
[電子装置の構成例]
図1は、実施の形態である電子装置の構成例を示している。この電子装置10は、ディスプレイにタッチパネルを積層させたユーザインタフェースを備えるものであり、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ナビゲーション装置などに相当する。なお、もちろん、これら以外の電子装置に本発明を適用することも可能である。
【0023】
電子装置10は、バス15を介して接続されているタッチパネル11、ディスプレイ12、記録部13、および制御部14から構成される。
【0024】
タッチパネル11は、ディスプレイ12の画面表示を透過し、ユーザの指などの接触だけでなく接近(接触せずに所定の距離まで近づいたことを意味するものとする)も検知可能である。ここで、ユーザの指などとは、ユーザの指以外の生体部位やタッチパネル11に対応したスタイラス(ペン状の指示棒)などを指す。以下、単にユーザの指と記載するが、指以外の生体部位やスタイラスを含むものとする。
【0025】
タッチパネル11には、例えば静電容量式のものを採用することができる。なお、ユーザの指の接触だけでなく接近も検知可能であれば、他の方式でも構わない。タッチパネル11は、ユーザの指の接触や接近の検知結果を示す検知情報をバス15を介して制御部14に通知する。
【0026】
ディスプレイ12は、例えばLCD、有機ELディスプレイなどからなり、バス15を介して制御部14から供給される画面画像を表示する。記録部13には、制御部14にて実行される制御用プログラムが記録されている。また、記録部13には、当該電子装置10にて処理対象とする各種のコンテンツ(画像データ、オーディオデータ、ビデオデータ、アプリケーションプログラムなど)が記録される。
【0027】
制御部14は、記録部13に記録されている制御用プログラムを実行することにより、電子装置10の全体を制御する。
【0028】
なお、上述した構成に追加して、ユーザインタフェースとなるハードウェアとしての押しボタンなどを設けるようにしてよい。
【0029】
図2は、制御部14が制御用プログラムを実行することにより実現される機能ブロックを示している。
【0030】
操作判定部21は、タッチパネル11からの検知情報に基づき、ユーザの操作を判定する。具体的には、接近した座標の変化に基づいてディスプレイ12の選択肢領域41(図4)への進入の有無を判定したり、進入方向や移動軌跡を判定したりする。また、接触した座標を判定したりする。
【0031】
画面画像生成部22は、ディスプレイ12に表示させるための画像(ユーザインタフェースとなるボタンなどを含む。以下、画面画像と称する)を生成し、生成した画面画像をバス15を介してディスプレイ12に供給する。また、画面画像生成部22は、判別したユーザの操作に応じて、画面画像におけるボタンの位置をユーザが操作し易い位置に変更する(詳細は適用的ボタン表示処理として後述する)。実行部23は、接触されたボタンに応じた処理を実行する。
【0032】
[動作説明]
次に、電子装置10による適応的ボタン表示処理について説明する。図3は、電子装置10による適応的ボタン表示処理を説明するフローチャートである。
【0033】
ステップS1において、画面画像生成部22は、ユーザインタフェースの選択肢となるボタンを初期位置に配置した画面画像を生成し、バス15を介してディスプレイ12に供給する。ディスプレイ12は、供給された画面画像を表示する。
【0034】
ステップS2において、操作判定部21は、タッチパネル11からの検知情報に基づき、ユーザの指がタッチパネル11に接近した状態でディスプレイ12に表示されている全てのボタンを含む選択肢領域に進入したか否かを判定する。そして、進入したと判定するまで待機する。ユーザが指をディスプレイ12の画面上に接近させると、選択肢領域に進入したと判定されて処理がステップS3に進められる。
【0035】
ステップS3において、操作判定部21は、タッチパネル11からの検知情報に基づき、ユーザの指の移動方向を判定する。ステップS4において、画面画像生成部22は、操作判定部21で判定されたユーザの指の移動方向に応じ、画面画像におけるボタンの配置を変更する。すなわち、画面画像を更新してディスプレイ12に供給する。これにより、ディスプレイ12の画面におけるボタンの配置が変更される。
【0036】
ステップS5において、操作判定部21は、タッチパネル11からの検知情報に基づき、ユーザの指がボタンにタッチしたか否か(実際には、タッチパネル11に接触したか否か)を判定する。タッチしていないと判定された場合、処理はステップS2に戻されてそれ以降が繰り返される。
【0037】
ユーザの指がボタンにタッチしたと判定された場合、処理はステップS6に進められる。ステップS6において、操作判定部21は、ユーザの指が接触したタッチパネル11上の座標を検出する。実行部23は、検出されたタッチパネル11上の座標に基づいて、ユーザによりタッチされたボタンを特定する。さらに、実行部23は、タッチされたボタンに応じた処理を行う。以上で、適応的ボタン表示処理の説明を終了する。
【0038】
次に、適応的ボタン表示処理における具体的な第1乃至第4の表示例について図4乃至図7を参照して説明する。
【0039】
図4は、適応的ボタン表示処理における第1の表示例を示している。第1の表示例は、ユーザの指の進入方向に応じて、選択肢を選抜するようになされている。
【0040】
初期段階において、ディスプレイ12の画面40には、例えば、同図Aに示されるように、選択肢にそれぞれ対応する複数のボタン42が配置されている。さらに、画面40には、ユーザの指の進入方向を示す矢印43と、それに応じて選択肢を選抜する条件となるジャンルなどが表示される。なお、選択肢領域41については、ユーザからは不可視であるが視認できるようにしてもよい。
【0041】
同図Aの場合、選択肢として、音楽のジャンルに属するロック、クラシック、およびジャズ、スポーツのジャンルに属するテニス、野球、および水泳、並びに果実のジャンルに属するレモン、およびバナナにそれぞれ対応するボタン42が表示されている。さらに、左側から進入する矢印43−1とそれに対応するジャンルとして音楽の文字列が、下側から進入する矢印43−2とそれに対応するスポーツジャンルとして音楽の文字列が、右側から進入する矢印43−3とそれに対応するジャンルとして果実の文字列が表示されている。
【0042】
例えば、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で左側から選択肢領域41に進入させると、ディスプレイ12の画面40は、同図Bに示されるように、音楽のジャンルに属する選択肢に対応するボタン44だけに変更される。いまの場合、音楽のジャンルに属するロック、クラシック、およびジャズにそれぞれ対応するボタン44だけに絞られて表示される。
【0043】
また例えば、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で右側から選択肢領域41に進入させると、ディスプレイ12の画面40は、同図Cに示されるように、果実のジャンルに属する選択肢に対応するボタン45だけに変更される。いまの場合、果実のジャンルに属するレモン、およびバナナにそれぞれ対応するボタン45だけに絞られて表示される。
【0044】
また、図示は省略するが、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で下側から選択肢領域41に進入させると、ディスプレイ12の画面40は、スポーツのジャンルに属するテニス、野球、および水泳にそれぞれ対応するボタンだけに変更される。
【0045】
なお、同図Bまたは同図Cに示されるように、ボタン44,45のサイズと間隔を、同図Aのボタン32のそれよりも拡大するようにしてもよい。
【0046】
図4に示された第1の表示例によれば、ユーザの指の進入方向に応じて、表示するボタンの数を絞ることができるので、ユーザがボタンを押し易くなる。よって、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0047】
図5は、適応的ボタン表示処理における第2の表示例を示している。第2の表示例は、ユーザの指の進入方向に応じて、選択肢となるボタンの配置の方向を変更するようになされている。
【0048】
初期段階において、ディスプレイ12の画面50には、例えば、同図Aに示されるように、選択肢にそれぞれ対応する複数のボタン51がマトリクス状に配置されている。
【0049】
同図Aの場合、4つの選択肢にそれぞれ対応するA,B,C,Dのボタン51が2×2のマトリクス状に配置されている。
【0050】
例えば、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で左側から選択肢領域41に進入させると、同図Bに示されるように、画面50の複数のボタン51の配置がその進入方向に対して垂直な方向、すなわち、上下方向に変更される。なお、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で右側から選択肢領域41に進入させた場合も同様である。
【0051】
また例えば、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で下側から選択肢領域41に進入させると、同図Cに示されるように、画面50の複数のボタン51の配置がその進入方向に対して垂直な方向、すなわち、左右方向に変更される。なお、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で上側から選択肢領域41に進入させた場合も同様である。
【0052】
図5に示された第2の表示例によれば、ユーザの指の進入方向に対して垂直にボタンの配置を変更するので、ボタンがマトリクス状に配置されている場合に比較して、ユーザがボタンを押し易くなる。よって、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0053】
図6は、適応的ボタン表示処理における第3の表示例を示している。第3の表示例は、ユーザの指の移動軌跡に応じて、選択肢となるボタンの配置の方向を変更するようになされている。
【0054】
初期段階において、ディスプレイ12の画面60には、例えば、同図Aに示されるように、選択肢にそれぞれ対応する複数のボタン61が重畳して配置されている。
【0055】
同図Aの場合、4つの選択肢にそれぞれ対応するA,B,C,Dのボタン61が重畳して配置されている。
【0056】
例えば、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で右下から左上方向に選択肢領域41を移動させると、同図Bに示されるように、画面60の複数のボタン61の配置がその移動軌跡に沿って変更される。
【0057】
同様に、ユーザが指をタッチパネル11に接近させた状態で中央下から右上方向に選択肢領域41を移動させると、同図Cに示されるように、画面60の複数のボタン61の配置がその移動軌跡に沿って変更される。
【0058】
図6に示された第3の表示例によれば、ユーザは指を移動させることによりボタンの配置を任意に変更することができるのでボタンを押し易くなる。よって、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0059】
図7は、適応的ボタン表示処理における第4の表示例を示している。第4の表示例は、ユーザの指の位置に応じて、選択肢となるボタンの配置の方向を変更するようになされている。
【0060】
初期段階において、ディスプレイ12の画面70には、同図Aに示されるように、背景の画像に重畳して選択肢にそれぞれ対応する複数のボタン72がマトリクス状に配置されている。
【0061】
同図Aの場合、背景にはオブジェクト71が含まれ、それに重畳して被写体71A乃至Pのボタン72が4×4のマトリクス状に配置されている。
【0062】
例えば、ユーザが指をオブジェクト71に近づけると、同図Bまたは同図Cに示されるように、画面70の複数のボタン72の配置が指を避けるように変更される。
【0063】
図7に示された第4の表示例によれば、ユーザは指を移動させることにより表示されているボタンを排除することができる。したがって、背景のオブジェクト71を視認し易くすることができる。また、オブジェクト71を確認した上でボタン押すことができる。よって、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0064】
とこるで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。
【0065】
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
【0066】
また、プログラムは、1台のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
【0067】
なお、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0068】
10 電子装置, 11 タッチパネル, 12 ディスプレイ, 13 記録部, 14 制御部, 21 操作判定部, 22 画面画像生成部, 23 実行部, 41 選択肢領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む操作画面を生成する生成部と、
生成された前記操作画面を表示する表示部と、
前記ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知する検知部と
を含み、
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する
電子装置。
【請求項2】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動方向、または移動軌跡に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する
請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動方向に応じ、前記操作画面における複数のボタンを選抜する
請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記生成部は、前記指示部の接近位置の移動方向と、前記複数のボタンを選抜する際の選抜条件とを対応付けた情報を含む前記操作画面を生成する
請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動方向と垂直な方向に、前記操作画面における複数のボタンの配列を変更する
請求項2に記載の電子装置。
【請求項6】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置の移動軌跡に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を前記移動軌跡に沿って変更する
請求項2に記載の電子装置。
【請求項7】
前記生成部は、検知された前記指示部の接近位置を避けるように前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する
請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記検知手段は、前記表示部に積層されて前記表示部に表示される前記操作画面を透過し、生成された前記操作画面を表示する
請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
操作画面を生成する生成部と、
生成された前記操作画面を表示する表示部と、
ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知する検知部と
を備える電子装置の表示制御方法において、
前記生成部による、
ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む前記操作画面を生成する生成ステップと、
検知された前記指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する変更ステップと
を含む表示制御方法。
【請求項10】
生成された操作画面を表示する表示部と、
ユーザの指示部の前記表示部に対する接近を検知する検知部と
を備えるコンピュータに、
ユーザに選択させる複数の選択肢にそれぞれ対応するボタンを含む前記操作画面を生成する生成ステップと、
検知された前記指示部の接近位置に基づいて、前記操作画面における前記ボタンの配置を変更する変更ステップと
を含む処理を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−181613(P2012−181613A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−42909(P2011−42909)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】