説明

電工ドラム

【課題】工事現場などにおいて、通信用ケーブルを敷設することなくデータ通信を行うことができ、ケーブル敷設に伴う材料及び手間を節約するとともに、データ通信の信頼性を確保することができる電工ドラムを提供する。
【解決手段】胴部15aと支持軸14に回転自在に支持されたケーブル枠15bとを備え、前記ケーブル枠15bの外周にケーブル16が巻回される電工ドラム10であって、前記胴部15aに、電力線にデータを重畳して通信を行うための電力線通信モデム18が配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電工ドラムに関する。さらに詳しくは、電力線通信用のモデムが配設された電工ドラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、工場においては、製品の製造管理や品質管理を行うためにパソコン(パーソナルコンピュータ)が多用されているが、今後は、工事現場においても、工事の進捗状況の管理や施工方法の確認などを行うために、ネットワークを介して管理センターなどに接続されたパソコンを利用する機会が増えることが予想される。特に、進捗状況の管理に関しては、その日の各種データをその場でアップできるようになると、例えば資材の消費状況やコンクリートの温度モニターなどをリアルタイムで管理することができることから、よりスムーズな施工が可能になり、工期の短縮や適切な資材管理を実現することができる。
【0003】
ところで、工事現場においては、工事機器を駆動させるためには電源が必要になることから、そのための電源線を引き回すことは実施されるが、通信をするための通信線の敷設は、音声連絡用のインターホンなどは法令で義務付けられていることから実施されるものの、データ通信という別目的での通信線を敷設するには、そのためのケーブルと手間が別途必要となり、現場での作業量が増加するとともに、配線が複雑になることから、一般には実施されていない。また、通常の通信用ケーブルは、工事現場などでむき出しの状態で敷設されると損傷を受け易く、信頼性が低下することも考えられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、工事現場などにおいて、通信用ケーブルを敷設することなくデータ通信を行うことができ、ケーブル敷設に伴う材料及び手間を節約するとともに、データ通信の信頼性を確保することができる電工ドラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電工ドラムは、胴部と支持軸に回転自在に支持されたケーブル枠とを備え、前記ケーブル枠の外周にケーブルが巻回される電工ドラムであって、前記胴部に、電力線にデータを重畳して通信を行うための電力線通信モデムが配設されていることを特徴としている。なお、このケーブルはシールドされたものであるとさらに望ましい。
【0006】
本発明の電工ドラムは、胴部に、電力線にデータを重畳して通信を行うための電力線通信モデムが配設されている。一般に電工ドラムと呼ばれているドラム式のコードリールは、工事現場や工場などでコンセントから離れた場所で電気機器を使用するときに用いられているが、この電工ドラムの胴部に電力線通信モデムを配設することで、当該電工ドラムのケーブルを介して既設の電力線通信ネットワークとデータ通信することが可能となる。したがって、通信のためのケーブルを新たに敷設する必要がなく、かかる通信用ケーブルを含む敷設のための材料及び敷設作業を節約することができる。また、電工ドラムのケーブルは、通常の通信用ケーブルに比べて、丈夫であり耐久性に優れていることが多く、通信の信頼性を確保することができる。なお、胴部がケーブル枠と一体をなし、ケーブルを延ばす際には、胴部も回転するのが一般的であり、以下でもその構成を前提に述べる。ただし、ケーブルを延ばすためケーブル枠を回転させても胴部が回転しない構成の電工ドラムもあり、本発明はそのような電工ドラムに用いることもできる。
前記電力線通信モデムがリピータ機能を備えていると、電工ドラムをいくつもつなげて長い距離の通信をすることができて便利である。
さらに、前記胴部は前記電力線通信モデムを差し込み可能な窪みを備え、前記電力線通信モデムは、コンセントに接続可能な差込プラグを備えておりかつ前記窪み部に取り外し自在に配設されている構成をとると、故障の際にその部分だけ交換すればよく便利である。この電力線通信モデムはさらにサービスコンセントを備えていると便利である。そのような電力線通信モデムを1つ余分に用意すれば、電工ドラムのケーブルを延長させて両端で通信が可能となる。
【0007】
ケーブル延長時に前記胴部から離反するケーブル先端部に、リピータ機能を有する、さらなる電力線通信モデムを設けることができる。ケーブル先端部に設置する電力線通信モデムにリピータ機能をもたせておくことで、コンセントから離れた箇所(電工ドラムの設置箇所)から、当該リピータ機能をもつ電力線通信モデムを経由して、ネットワークにアクセスすることが可能となる。また、ケーブル両端(ドラム側とケーブル先端部側)に電力線通信モデムを配設することにより、各モデムを経由してその間でネットワーク接続ができ、データの送受信などが可能となる。もちろん、胴部に配設された電力線通信モデムもリピータ機能を持っておくと便利である。
【0008】
コンセントに接続可能な差込プラグ及びサービスコンセントを備えた、さらなる電力線通信モデムを、前記胴部に取り外し自在に配設するとともに、当該電力線通信モデムにリピータ機能をもたせることができる。ケーブル先端部に、当該ケーブル専用の電力線通信モデムを固定的に取り付けた場合、この先端側の電力線通信モデムが故障すると、当該ケーブルを備えた電工ドラム自体が通信路として使用できなくなるが、この電力線通信モデムを別体の接続タイプのものとしておくことで、故障時に別の電力線通信モデムと交換することができ、電工ドラム自体の使用を確保することができる。なお、この場合、1つの電工ドラムの胴部に2以上の電力線通信モデムが配設されることになるが、取り外し不能なものが含まれていても、すべてが取り外し可能なものであっても良い。
【0009】
前記電力線通信モデムのハウジングの表面に、当該電力線通信モデムの動作をオンオフするためのスイッチが設けられているのが好ましい。この構成によれば、必要なときにだけ電力線通信モデムを動作させることができ、省エネを図ることができる。また、電力線通信モデムがハングアップした場合でも、他の機器に影響を与えることなく当該電力線通信モデムをリセットすることができる。
【0010】
前記電力線通信モデムのハウジングの表面に、電力線通信モデムの動作状況を示す表示手段が設けられているのが好ましい。この場合、例えばパソコンを電力線通信モデムに接続してデータの送受信を行ったときに、表示手段の点滅状況を変化させることで、モデムが正常に動作しているか否かを目視で容易に確認することができる。
【0011】
前記ハウジング内に、外部の無線通信対応装置との無線通信を行うための無線通信部が設けられているのが好ましい。この場合、無線を介して電力線通信を行うことができる。この無線通信は、無線LANが望ましい。ただし、BlueTooth(登録商標)、1対1の赤外線通信などでも良い。
【発明の効果】
【0012】
本発明の電工ドラムによれば、通信用ケーブルを敷設することなくデータ通信を行うことができ、ケーブル敷設に伴う材料及び手間を節約するとともに、データ通信の信頼性を確保することができる。また、回転体に巻回させているので、20m程度以上、例えば、19.5m以上の長尺の電力線を実用的に収納し、また延ばして利用することができる。さらに、電力線ケーブルに丈夫なもの、シールドしたものを使うことにより、データ通信の信頼性をさらに高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の電工ドラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電工ドラムを示しており、(a)は全体の斜視説明図、(b)は電力線通信モデムのハウジングの正面の拡大図である。この電工ドラム10は、一般に用いられている電工ドラムと同様に、取手部11及び脚部12からなる枠体13における前記取手部11と脚部12との接続部付近において水平方向に延びる支持軸14に、筒状の胴部15aが回転自在に支持されている。前記胴部15aの外周側には、長手方向の両端にフランジ部が形成された糸巻き形状を呈するケーブル枠15bが配設されており、このケーブル枠15bの外周に所定長さ(例えば、50m又は100m)のケーブル16が巻回されている。本実施の形態では、前記胴部15aがケーブル枠15bと一体をなしており、ケーブル16を延ばす際には、胴部15aとケーブル枠15bとが回転するようになっている。なお、胴部15aとケーブル枠15bとを別体とし、ケーブル枠15bだけが回転する構造とすることもできる。
【0015】
胴部15aの一端面には、パソコンなどの情報処理装置や工事機器を含む電気機器の差込プラグを差し込むためのコンセント差込口17が設けられている。
【0016】
また、前記胴部15aには、電力線にデータを重畳して通信を行うための電力線通信モデム18が配設されている。この電力線通信モデム18は、直方体形状のハウジング19と、このハウジング19内に設けられた電力線通信モデム部(図示せず)及び電源部(図示せず)とで主に構成されており、前記ハウジング19の一面が胴部15aの一端面で露出するように、当該胴部15a内に設置されている。電工ドラム内では、前記コンセント差込口17及び電力線通信モデム18に対して、例えば図2に示されるような配線がなされている(簡単のために図2ではコンセント差込口17の数を3にしている)。なお、図2において、細い実線はGND線60a、太い実線は電源供給線60bを示している。
【0017】
電源部は、前記ケーブル16から供給される100Vの商用電源を、電力線通信モデム部が動作するのに必要な電圧、例えば直流電圧5Vに変換して当該電力線通信モデム部に出力している。また、電力線通信モデム部は、後述するイーサポートから入力されたデータを変調して電力線の電圧・電流に重畳させて前記ケーブル16に送出するとともに、前記ケーブル16を介して入力した、データ信号が重畳された商用電源に対して、データ信号を分離、復調して前記イーサポートを介してパソコンなどの情報処理装置に送信する。かかる電源部及び電力線通信モデム部としては、従来から用いられている構成を適宜採用することができる。
【0018】
前記電力線通信モデム18は、図1の(b)に示されるように、当該電力線通信モデム18の動作をオンオフするための電源スイッチ20、前記電力線通信モデム18の動作状況を示す表示手段であるLED21、及び通信用ポートであるイーサポート22が設けられている。
【0019】
本実施の形態では、電力線通信モデム18のハウジング19の前面(胴部15aの一端面に露出する面)に電力線通信モデム18の動作をオンオフするための電源スイッチ20が設けられているので、必要なときにだけ電力線通信モデム18を動作させることができ、省エネを図ることができる。また、電力線通信モデム18がハングアップした場合でも、他の機器に影響を与えることなく当該電力線通信モデム18をリセットすることができる。
【0020】
また、本実施の形態では、電力線通信モデム18の動作状況を示すLED21を設けているので、例えばパソコンを電力線通信モデム18に接続してデータの送受信を行ったときに、LED21の点滅状況を変化させることで、モデムが正常に動作しているか否かを目視で容易に確認することができる。
【0021】
なお、図1に示される実施の形態では、イーサポート22の数は1であるが、複数個のイーサポート22を設けることもできる。この場合、ハウジング19内には、複数個のイーサポート22のスイッチング(切替え)を行うスイッチング部(図示せず)を設ける必要があり、これにより、複数の情報処理装置を1つの電工ドラムで使用することができ、便利である。
【0022】
また、前記ハウジング19内に、外部の無線LAN対応装置との無線通信を行うための無線通信部を設けることができる。前記無線通信部は、無線LAN対応機能を備えたノート型パソコンなどの情報処理装置との間でデータ信号の送受信を行うとともに、この送受信されるデータ信号の入出力を電力線通信モデム部との間で行い、これにより無線を介して電力線通信を行うことができる。
【0023】
図3は本発明の他の実施の形態に係る電工ドラムの斜視説明図である。この電工ドラム30は、ケーブル延長時に胴部15aから離反するケーブル先端部に、さらなる電力線通信モデム31(胴部15aに配設されている電力線通信モデムとは別のもの)が設けられている点において、図1〜2に示される電工ドラム10と異なっている。したがって、共通する構成ないし要素については同じ符号を付し、簡単のためそれらの説明を省略する。
【0024】
前記電力線通信モデム31は、直方体形状のハウジング32と、このハウジング32内に設けられた電力線通信モデム部(図示せず)及び電源部(図示せず)とで主に構成されており、また、ハウジング31の一面には、図1〜2に示される電力線通信モデム18と同様の電源スイッチ20、LED21、及びイーサポート22が設けられている。また、電力線通信モデム31は、リピータ機能を有しており、これによりコンセント50から離れた箇所(電工ドラムの設置箇所)から、当該リピータ機能をもつ電力線通信モデム31を経由して、ネットワークにアクセスすることが可能となる。また、ケーブル両端(ドラム側とケーブル先端部側)に電力線通信モデム18、31を配設することにより、各モデムを経由してその間でネットワーク接続ができ、データの送受信などが可能となる。
【0025】
図4は、本発明のさらに他の実施の形態に係る電工ドラムの斜視説明図である。この電工ドラム40は、コンセントに接続可能な差込プラグ41(図5参照)及びサービスコンセントを備えた、さらなる電力線通信モデム42が胴部15aに取り外し自在に配設されている点において、図1〜2に示される電工ドラム10と異なっている。したがって、共通する構成ないし要素については同じ符号を付し、簡単のためそれらの説明を省略する。
【0026】
電力線通信モデム42は、直方体形状のハウジング43と、このハウジング43内に設けられた電力線通信モデム部(図示せず)及び電源部(図示せず)とで主に構成されており、また、ハウジング43の一面には、図1〜2に示される電力線通信モデム18と同様の電源スイッチ、LED、及びイーサポートが設けられている。
【0027】
前記電力線通信モデム42は、電工ドラム40の胴部15aの一端部に形成された凹所(窪み)44内に取り外し自在に装着されている。そして、使用に際しては、前記電力線通信モデム42を前記凹所44から取り出して、当該電力線通信モデム42の差込プラグ41をコンセント50に差し込むとともに、電工ドラム40のケーブル16先端の差込プラグ16aを電力線通信モデム42のサービスコンセントに差し込む(図5参照)。電力線通信モデム42は、リピータ機能を有しており、これにより、図3に示される実施の形態と同様に、コンセント50から離れた箇所(電工ドラムの設置箇所)から、当該リピータ機能をもつ電力線通信モデム42を経由して、ネットワークにアクセスすることが可能となる。また、ケーブル両端(ドラム側とケーブル先端部側)に電力線通信モデム18、42を配設することにより、各モデムを経由してその間でネットワーク接続ができ、データの送受信などが可能となる。
【0028】
図3に示される実施の形態のように、ケーブル先端部に当該ケーブル専用の電力線通信モデムを固定的に取り付けた場合、この先端側の電力線通信モデムが故障すると、当該ケーブルを備えた電工ドラム自体が通信路として使用できなくなるが、本実施の形態のように、この電力線通信モデムを別体の接続タイプのものとしておくことで、故障時に別の電力線通信モデムと交換することができ、電工ドラム自体の使用を確保することができる。
【0029】
図6は、本発明の電工ドラムの使用例を示している。工事現場において架設されている電灯線1のコンセント2には、一端に差込プラグ3を有するケーブル4が接続された電力線通信モデム(子機)5の前記差込プラグ3が差し込まれる。この電力線通信モデム5は、いずれもサービスコンセント及びイーサポートを備えており、一方の電力線通信モデム5aには、ケーブル6a及びLANケーブル7aを介してパソコン8aが接続され、他方の電力線通信モデム5bには、ケーブル6b及びLANケーブル7bを介してパソコン8bが接続される。また、電工ドラム10の電力線通信モデム18には、ケーブル6c及びLANケーブル7cを介してパソコン8cが接続される。これにより、各パソコン間でのデータ通信はもちろんのこと、前記電灯線1を経由して外部のネットワークと接続し、データ通信を行うことも可能である。このように、本発明によれば、通信のためのケーブルを新たに敷設する必要がなく、かかる通信用ケーブルを含む敷設のための材料及び敷設作業を節約することができる。また、電工ドラムのケーブルは、通常の通信用ケーブルに比べて、丈夫であり耐久性に優れていることが多く、通信の信頼性を確保することができる。
【0030】
なお、本発明の電工ドラムは、工事現場だけでなく、工場、プラント、屋外実験施設など、他の場所においても好適に用いることができる。この場合、使用箇所の環境に応じて防水及び/又は防塵仕様の電工ドラムとすることができる。
【0031】
また、図6の使用例において、電灯線1からの電力供給に代えて、発電機から電力を供給することも考えられ、このような場合についても本発明の電工ドラムを適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の電工ドラムの一実施の形態を示しており、(a)は全体の斜視説明図、(b)は電力線通信モデムのハウジングの正面の拡大図である。
【図2】電工ドラムの胴部内における分配線の説明図である。
【図3】本発明の電工ドラムの他の実施の形態の斜視説明図である。
【図4】本発明の電工ドラムのさらに他の実施の形態を背面側から見た斜視説明図である。
【図5】図4に示される電工ドラムの使用状態説明図である。
【図6】本発明の電工ドラムの使用例を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1 電灯線
2 コンセント
3 差込プラグ
4 ケーブル
5 電力線通信モデム
6 ケーブル
7 LANケーブル
10 電工ドラム
11 取手部
12 脚部
13 枠体
14 支持軸
15a 胴部
15b ケーブル枠
16 ケーブル
17 コンセント差込口
18 電力線通信モデム
19 ハウジング
20 電源スイッチ
21 LED
22 イーサポート
30 電工ドラム
31 電力線通信モデム
32 ハウジング
40 電工ドラム
41 差込プラグ
42 電力線通信モデム
43 ハウジング
44 凹所

【特許請求の範囲】
【請求項1】
胴部と支持軸に回転自在に支持されたケーブル枠とを備え、前記ケーブル枠の外周にケーブルが巻回される電工ドラムであって、前記胴部に、電力線にデータを重畳して通信を行うための電力線通信モデムが配設されていることを特徴とする電工ドラム。
【請求項2】
前記胴部は前記電力線通信モデムを差し込み可能な窪みを備え、前記電力線通信モデムは、コンセントに接続可能な差込プラグを備えておりかつ前記窪み部に取り外し自在に配設されている請求項1に記載の電工ドラム。
【請求項3】
ケーブル延長時に前記胴部から離反するケーブル先端部に、リピータ機能を有する、さらなる電力線通信モデムが設けられている請求項1又は2に記載の電工ドラム。
【請求項4】
コンセントに接続可能な差込プラグ及びサービスコンセントを備えた、さらなる電力線通信モデムが、前記胴部に取り外し自在に配設されており、当該電力線通信モデムがリピータ機能を有する請求項1又は2に記載の電工ドラム。
【請求項5】
前記電力線通信モデムのハウジングの表面に、当該電力線通信モデムの動作をオンオフするためのスイッチが設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の電工ドラム。
【請求項6】
前記電力線通信モデムのハウジングの表面に、電力線通信モデムの動作状況を示す表示手段が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の電工ドラム。
【請求項7】
前記ハウジング内に、外部の無線通信対応装置との無線通信を行うための無線通信部が設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の電工ドラム。
【請求項8】
前記ケーブルはシールドされてなる請求項1〜7のいずれかに記載の電工ドラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−42429(P2008−42429A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−212906(P2006−212906)
【出願日】平成18年8月4日(2006.8.4)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】