説明

電源制御装置及び電源操作方法

【課題】 電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に制御コードを入力する必要がなく、所望の電源操作内容に応じた宛先メールアドレスを設定してメール送信するだけで、所望の電源操作を実現できるようにすること。
【解決手段】 ユーザ端末108において所望の電源操作内容に対応したコマンドメールアドレスを電子メールの宛先アドレスに設定して送信する。一方、電源ラインに接続した電気機器101から103の電源を操作する電源制御ユニット105では、自己の電子メールアドレスであるコマンドメールアドレスが宛先アドレスに設定された電子メールを電子メール通信部215で受信し、コマンドメール処理部217が受信電子メールのコマンドメールアドレスを分析して命令文に従った制御指示を電源管理部214に与え、前記電源管理部214が対象コンセントのオンオフやステータス情報取得を行うものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電源ラインに接続された電気機器の電源を遠隔から操作可能にする電源制御装置及び電源操作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気機器をリモートコントロールするためにWWWブラウザを使用するものが開発されている。例えば、機器内部にWWWサーバを配置し、当該装置設定を変更する画面をホームページ形式でクライアントのブラウザ画面上に提示する。装置設定の変更が必要な場合にWWWサーバから必要なプログラムにリンクされた構造化文書をクライアントに送信する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、電気機器の電源をリモートコントロールするために電子メールを用いたものがある。例えば、ホームネットワークに接続された電源制御ユニットと、電源制御ユニットに接続された制御デバイスと、ホームネットワークを介して電源制御ユニットの制御を行うホームコントローラと、外部ネットワークに接続されたメールサーバとを有するホームコントロールシステムにおいて、ホームコントローラが、自分宛の電子メールをメールサーバからケーブルモデム等を介して受信し、受信した電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に記述された制御情報に従って電源制御ユニットを制御する(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2000−196798号公報
【特許文献2】特開2002−152859号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、WWWブラウザを使用した方式は、インターネット経由でリモートコントロールしようとした場合、ファイアウォールで守られたネットワーク内に入れないため適用が困難であった。また、電子メールを用いた方式はファイアウォールで守られたネットワーク内に入ることはできるが、制御コードを電子メールのサブジェクト部、テキスト部に入力する必要があり、制御コードの入力作業が煩雑で入力ミスの原因ともなる問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、宛先メールアドレス自体を制御コードとして機能させるコマンドメールアドレスという概念を導入し、電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に制御コードを入力する必要がなく、所望の電源操作内容に応じた宛先メールアドレスを設定してメール送信するだけで、所望の電源操作を実現できる電源制御装置及び電源操作方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ユーザ端末において所望の電源操作内容に対応したコマンドメールアドレスを電子メールの宛先アドレスに設定して送信する。一方、電源ラインに接続した電気機器の電源を操作する電源制御装置では、自己の電子メールアドレスであるコマンドメールアドレスが宛先アドレスに設定された電子メールを受信し、受信電子メールのコマンドメールアドレスに従った制御指示を電源制御手段に与え、前記電源制御手段が電気機器の電源に対する操作を実行するものとした。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、宛先メールアドレス自体を制御コードとして機能させるコマンドメールアドレスという概念を導入したことにより、電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に制御コードを入力する必要がなく、所望の電源操作内容に応じた宛先メールアドレスを設定してメール送信するだけで、所望の電源操作を実現できる電源制御装置及び電源操作方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の第1の態様は、電源ラインに接続した電気機器の電源を操作する電源制御装置であって、前記電気機器の電源をオンオフ制御する電源制御手段と、電源操作内容を示す制御コードを含んだコマンドメールアドレスを自己の電子メールアドレスとして持ち、自己の電子メールアドレスを宛先アドレスとした電子メールをネットワーク経由で受信する電子メール通信手段と、受信電子メールのコマンドメールアドレスに含まれた制御コードに従った制御指示を前記電源制御手段に与えるコマンド処理手段と、を具備した電源制御装置である。
【0009】
このように構成された電源制御装置によれば、ユーザは電子メールの宛先アドレスとして所望の電源操作内容に対応したアドレスであるコマンドメールアドレスを設定してメール送信するだけで、所望の電源操作を実行することができる。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様の電源制御装置において、前記コマンド処理手段は、受信電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に記述されたパラメータを認識し、認識結果に応じた制御指示を前記電源制御手段に与えるものとした。
【0011】
これにより、電源操作をする上で必要なパラメータがあればコマンドメールのサブジェクト部又はテキスト部を使って通知することができる。
【0012】
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の電源制御装置において、前記コマンドメールアドレスに含まれる制御コードは、電源ライン上の対象コンセントを特定する命令文と操作内容を示す命令文との組合せを含むものとした。
【0013】
これにより、電源ライン上に存在する複数のコンセントの中から特定のコンセントを指定して電源操作を行うことができる。
【0014】
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様の電源制御装置において、前記コマンドメールアドレスに含まれる制御コードは、電源オン又は電源オフを示すものとした。
【0015】
これにより、コマンドメールを使って電源のオンオフを操作内容として指示することができる。
【0016】
本発明の第5の態様は、第1から第3のいずれかの態様の電源制御装置において、前記コマンドメールアドレスに含まれる制御コードは、電源のオンオフ状態の取得を要求するものとした。
【0017】
これにより、コマンドメールを使って電源のオンオフ状態を取得することができる。
【0018】
本発明の第6の態様は、操作端末において所望の電源操作内容に対応したコマンドメールアドレスを電子メールの宛先アドレスに設定して送信し、電源ラインに接続した電気機器の電源を操作する電源制御装置において自己の電子メールアドレスであるコマンドメールアドレスが宛先アドレスに設定された電子メールを受信し、受信電子メールのコマンドメールアドレスに従った制御指示を電源制御手段に与え、前記電源制御手段が電気機器の電源に対する操作を実行することを特徴とする電源操作方法である。
【0019】
本発明の第7の態様は、第6の態様の電源操作方法において、前記電源制御装置はコマンドメールアドレスに応じて電気機器の電源に対する操作を実行した後、当該受信電子メールの送信元アドレスに対して電源操作結果を電子メールで送信することができる。
【0020】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
【0021】
図1は本実施の形態のシステム構成例を示している。オフィス等に設置したLAN100に対してメールサーバ101、複合機102、パーソナルコンピュータ103が接続している。こられの電気機器(101から103)は、個別に電源ラインを経由してコンセントCP1からCP3にそれぞれ接続して電源供給を受けている。コンセントCP1からCP3には主電源104から電力供給しており、電源制御ユニット105が各コンセントCP1からCP3を個別に電源オンオフするように構成している。
【0022】
一方、LAN100はゲートウェイ106を介してインターネット107に接続している。電源制御ユニット105に対してインターネット経由でユーザ端末108、携帯端末109からアクセスして指示を与えることができる。
【0023】
図2及び図3は電源制御ユニット105の構成を示しており、図2はハードウエア構成図、図3は機能ブロック構成図である。図2に示すように、CPU201に対して内部バスを介してROM202、RAM203、電源部204、LAN制御部205が接続している。CPU201は、電源制御ユニット105全体の動作を制御している。特に、ROM202に格納した制御プログラムを読み込んで実行することにより、図3に示す電子メール通信部としての機能、WWWサーバ部としての機能、コマンドメール処理部としての機能を実現する。RAM203はCPU201が各種処理を実行する上で必要になるワークエリアとなる。電源部204は、CPU201から命令を受けてコンセントCP1からCP3をオンオフ制御する部分である。LAN制御部205は、LAN100に対して物理的に接続してLAN100で採用しているプロトコルに従ってデータの送受信を行う部分である。図3の電子メール通信部、WWWサーバ部はLAN制御部205を介してLAN100内及びLAN100外の通信を行うことになる。
【0024】
図3に示すように、コンセントCP1からCP3は、各々対応して設けられた電源スイッチ端子211から213によって個別に電源をオンオフできるように構成している。例えば、電源スイッチ端子211を制御することでコンセントCP1に対する電源供給をオンオフできる。電源スイッチ端子211から213は電源管理部214によって制御される。電源管理部214は、WWWサーバ部216からの指示に応じて各種設定が可能であり、コマンドメール処理部217からの命令により各電源スイッチ端子211から213を制御する。
【0025】
電子メール通信部215は、メールサーバ101からコマンドメール(宛先アドレスにコマンドメールアドレスが設定された電子メール)を受信してコマンドメール処理部217へ渡すと共に、コマンドメール処理部217が作成する処理結果メールを送信する。
【0026】
コマンドメール処理部217は、概念的には、図4に示すようなコマンドメールアドレスと電源制御ユニット処理内容との対応関係が設定されている。コマンドメールアドレスは電源管理部214に所望のコンセントをオンオフ制御等させるコマンドとしての意味を持つ。本明細書では宛先アドレスに当該コマンドメールアドレスが設定された電子メールをコマンドメールと呼んでいる。コマンドメール処理部217は、コマンドメールを受信したときにコマンドメールアドレスを分析し、分析結果に応じた命令を電源管理部214に対して与える。
【0027】
ここで、コマンドメールアドレスの構成について図5を参照して説明する。コマンドメールアドレスは@マークの左側に第1命令文、第2命令文、第3命令文、各自設定値をそれぞれドットで区切って設定している。第1命令文、第2命令文、第3命令文が制御コードとなる。第1命令文は電源オンオフ作業又は電源ステータス情報取得選択のいずれかを指定する文字列を記述する。図4に示す例では電源オンオフ作業=control、電源ステータス情報取得選択=statusを使用している。第2命令文は各コンセント選択の文字列を記述する。コンセントCP1=cp1、コンセントCP2=cp2、コンセントCP3=cp3、全てのコンセントを選択する場合はallを使用している。第3命令文は電源オンオフ操作を選択する文字列が記述される。電源オン=on、電源オフ=offが使用されている。各自設定値はドメイン名を記述している。
【0028】
メールサーバ101は、図4に示すコマンドメールアドレスが宛先アドレスに設定された電子メールを受信して電源制御ユニット214宛の受信メールとして管理するように設定されている。
【0029】
次に、電源制御ユニット214の動作についてフロー図を参照して具体的に説明する。図6は電源制御ユニット214がコマンドメールを受信したときの動作を示すフロー図である。電子メール通信部215は、定期的にメールサーバ101にアクセスしてコマンドメールがあるか否か問い合わせいて、コマンドメールがあれば受信してコマンドメール処理部214へ渡している(S101)。例えば、外出先から複合機102の電源をオフする場合、ユーザは携帯端末109から宛先アドレスにコンセントCP2の電源をオフするコマンドメールアドレスを設定して送信する。このコマンドメールはインターネット経由でメールサーバ101に転送されてスプールされる。S101ではこのようなコマンドメールを受信してくることになる。
【0030】
コマンドメール処理部217は、S101で受信したコマンドメールのコマンドメールアドレスから制御コードの第1命令文を取り出して要求されている操作種別を判別する(S102)。第1命令文から「control」が検出されれば電源オンオフ作業であると認識し、「status」が検出されれば電源ステータス情報取得選択であると認識する。
【0031】
S102で第1命令文から「control」が検出された場合は、電源オンオフ作業が指示されているので、さらに制御コードの第2命令文を取り出して対象コンセントを判別する(S103)。第2命令文から「cp1」が検出された場合はコンセントCP1を制御対象として電源スイッチ端子211に対する処理を開始する(S104)。同様に「cp2」が検出されればコンセントCP2を制御対象として電源スイッチ端子212に対する処理を開始し(S105)、「cp3」が検出されればコンセントCP3を制御対象として電源スイッチ端子213に対する処理を開始する(S106)。また第2命令文から「all」が検出されれば全てのコンセントを制御対象に特定する。
【0032】
さらに、制御コードの第3命令文から対象コンセントに対する操作内容を判断する(S107)。第3命令文から「on」が検出されれば電源オンが操作内容として要求されたと認識して(S107)、対象コンセントの電源スイッチ端子をONするように電源管理部214に対して命令を出し、この命令を受けた電源管理部214が対象コンセントの電源スイッチ端子をオンにする(S108)。この結果、対象コンセントに接続している電気機器に電源が供給されることになる。電源管理部214は、コマンドメール処理部217からの命令に応じて対象コンセントの電源スイッチ端子をオンしたときは、コマンドメール処理部217に対してその旨を通知する。
【0033】
コマンドメール処理部217は、電源管理部214から処理結果(対象コンセントの電源スイッチ端子をオンした旨の結果又は失敗した旨の結果)を受け取ると、処理結果メールを作成する(S111)。この処理結果メールのサブジェクト部には「電源オン処理結果」のタイトルが記述され、テキスト部には「対象コンセントの電源オン処理完了」、「対象コンセントの電源オン処理失敗」といったメッセージが記述される。このように作成された処理結果メールを、電子メール通信部215からコマンドメールの送信元アドレスを宛先アドレスに設定して送信する(S112)。
【0034】
これにより、コンセントCP2の電源オンを要求するコマンドメールを携帯端末109から送信したユーザは、コマンドメールの送信元アドレスを当該携帯端末109で受信可能なアドレスに設定しておけば、携帯端末109で処理結果メールを受信でき、その場で電源がオンされたか否か知ることができる。
【0035】
また、S107において、第3命令文から「off」が検出されれば電源オフが操作内容として要求されたと認識して(S107)、対象コンセントの電源スイッチ端子をオフするように電源管理部214に対して命令を出し、この命令を受けた電源管理部214が対象コンセントの電源スイッチ端子をオフする(S109)。この結果、対象コンセントに接続している電気機器に供給されていた電源が遮断される。
【0036】
上記同様にしてコマンドメール処理部217は、電源管理部214から処理結果(対象コンセントの電源スイッチ端子をオフした旨の結果又は失敗した旨の結果)を受け取ると、処理結果メールを作成する(S111)。この処理結果メールを、電子メール通信部215からコマンドメールの送信元アドレスを宛先アドレスに設定して送信する(S112)。
【0037】
一方、S102において第1命令文から「status」が検出された場合、S110へ移行して電源ステータス情報の取得を実行する。電源管理部214は、コマンドメール処理部217からの状態取得命令を受けて、全ての電源スイッチ端子211から213のオンオフ状態をチェックする。電源スイッチ端子211から213のオンオフ状態に関する状態情報は電源管理部214からコマンドメール処理部217へ渡される。コマンドメール処理部217は、図7に示すようにサブジェクト部に「電源ステータス情報」が記述され、テキスト部に各コンセントのオンオフ状態に関する情報が記述された処理結果メールを作成する。この処理結果メールの宛先アドレスに当該コマンドメールの送信元アドレスを設定して、電子メール通信部215から送信する(S112)。
【0038】
このように本実施の形態によれば、電源制御ユニット105に対する要求内容をコマンドメールアドレスに対応させておき、ユーザが遠隔からユーザ端末108等から当該コマンドメールアドレスを宛先アドレスとしたコマンドメールを送信するだけで、対象コンセントを電源オンオフ制御でき、また全てのコンセントのステータス状態を取得することができる。しかも、電源オンオフ制御結果及びステータス情報はユーザ端末108等で電子メールの形で受信することができる。
【0039】
以上の説明ではコマンドメールのサブジェクト部又はテキスト部の記述について特に触れていないが、電源操作に関してパスワードや電源タイマーセット値等のパラメータが必要な場合は、サブジェクト部又はテキスト部にパスワード、電源タイマーセット値等のパラメータを記述して電源制御ユニット105へ伝えるようにしても良い。この場合、コマンドメール処理部217は、コマンドメールアドレスの分析だけでなくサブジェクト部又はテキスト部の記述についても分析してパラメータを認識できるようにしておく。
【0040】
また、コマンドメール処理部217、電源管理部214に対する各種の設定を、WWWサーバ部216とユーザ端末108上で起動するブラウザとの通信を介して行うように構成しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に制御コードを入力しなくても、所望の電源操作内容に応じたコマンドメールアドレスを設定してメール送信するだけで、所望の電源操作を実現でき、各種電気機器の電源制御装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】一実施の形態のシステム構成図
【図2】電源制御ユニットのハードウエア構成図
【図3】電源制御ユニットの機能ブロック図
【図4】コマンドメールアドレスと電源制御ユニット処理内容の対応関係を示す概念図
【図5】コマンドメールアドレスの構成図
【図6】電源制御ユニットのコマンドメール受信時のフロー図
【図7】電源ステータス情報の処理結果メールの構成図
【符号の説明】
【0043】
100 LAN
101 メールサーバ
102 複合機
103 パーソナルコンピュータ
104 主電源
105 電源制御ユニット
106 ゲートウェイ
107 インターネット
108 ユーザ端末
109 携帯端末
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 電源部
205 LAN制御部
211、212、213 電源スイッチ端子
214 電源管理部
215 電子メール通信部
216 WWWサーバ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源ラインに接続した電気機器の電源を操作する電源制御装置であって、前記電気機器の電源をオンオフ制御する電源制御手段と、電源操作内容を示す制御コードを含んだコマンドメールアドレスを自己の電子メールアドレスとして持ち、自己の電子メールアドレスを宛先アドレスとした電子メールをネットワーク経由で受信する電子メール通信手段と、受信電子メールのコマンドメールアドレスに含まれた制御コードに従った制御指示を前記電源制御手段に与えるコマンド処理手段と、を具備した電源制御装置。
【請求項2】
前記コマンド処理手段は、受信電子メールのサブジェクト部又はテキスト部に記述されたパラメータを認識し、認識結果に応じた制御指示を前記電源制御手段に与えることを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記コマンドメールアドレスに含まれる制御コードは、電源ライン上の対象コンセントを特定する命令文と操作内容を示す命令文との組合せを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記コマンドメールアドレスに含まれる制御コードは、電源オン又は電源オフを示すことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記コマンドメールアドレスに含まれる制御コードは、電源のオンオフ状態の取得を要求することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電源制御装置。
【請求項6】
操作端末において所望の電源操作内容に対応したコマンドメールアドレスを電子メールの宛先アドレスに設定して送信し、電源ラインに接続した電気機器の電源を操作する電源制御装置において自己の電子メールアドレスであるコマンドメールアドレスが宛先アドレスに設定された電子メールを受信し、受信電子メールのコマンドメールアドレスに従った制御指示を電源制御手段に与え、前記電源制御手段が電気機器の電源に対する操作を実行することを特徴とする電源操作方法。
【請求項7】
前記電源制御装置はコマンドメールアドレスに応じて電気機器の電源に対する操作を実行した後、当該受信電子メールの送信元アドレスに対して電源操作結果を電子メールで送信することを特徴とする請求項6記載の電源操作方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−11624(P2006−11624A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−185019(P2004−185019)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】