説明

電源装置

【課題】太陽光発電に基づく電力をLED照明装置に供給する際の電力変換損失を抑制する。
【解決手段】太陽光モジュール100から出力された直流電圧を入力して交流電圧に変換し、LED照明装置600に供給するパワーコンディショナー200と、太陽光モジュール100の出力する直流電圧の大きさを検出する直流電圧検出回路400と、太陽光モジュール100の出力する直流電圧をパワーコンディショナー200を介さずに直接LED照明装置600に送電可能な直流電圧送電経路(直流ライン及びSW1,SW2)と、直流電圧検出回路400の検出する直流電圧の大きさに応じて、太陽光モジュール100の出力する直流電圧を直流電圧送電経路を介して直接にLED照明装置600に送電させる直接送電モードと、パワーコンディショナー200の変換した交流電圧をLED照明装置600に供給させる交流電圧供給モードとを切替える制御回路400とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電を用いてLEDを点灯させる電源装置に関し、例えば電力変換効率を改善する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、低炭素社会の実現に向け、太陽光発電を利用した電力システムが急速に普及している。また、照明業界では、白熱電球・蛍光灯照明器具と比較して省電力で長寿命のLED照明器具のニーズが高まっている。現在主流の太陽光発電システムは、太陽光パネルを組み合わせた太陽光モジュールで太陽光を直流電圧に変換し、その出力電圧を電力変換装置に入力する。電力変換装置はその入力された直流電圧を昇圧回路で昇圧し、インバータ駆動回路で及びACフィルター回路で商用周波数の交流電圧に変換する装置である。この電力変換装置は一般的にパワーコンディショナーと呼ばれている。パワーコンディショナーから出力された商用交流電圧が各機器に分配される仕組みである(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1は太陽光発電でLED照明器具を点灯させるシステムであるが、太陽光モジュールから出力された直流電圧を昇圧回路によって昇圧し、定電流回路によって一定の直流電流を生成しLEDに流すことでLEDを発光させる(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−116830号公報
【特許文献2】特開2009−200372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、LEDは直流で点灯する発光素子である為、例えば特許文献1の太陽光発電システムでLED照明装置を点灯させる場合、太陽光モジュール出力の直流電圧をパワーコンディショナーの昇圧回路で昇圧し、インバータ駆動回路で高周波電圧に変換し、ACフィルター回路で商用交流電圧に変換する為、電力損失が発生する。更にパワーコンディショナーから出力された商用交流電圧をLED照明装置で再度直流電圧に変換する為、回路による電力損失は更に上乗せされてしまう課題がある。
【0006】
また、例えば特許文献2の太陽光発電システムでLED照明を点灯させる場合においては夜間や曇天時など太陽光モジュールの出力電圧が低い場合、所定のLED電流が供給できない為、蓄電池等電力を貯めておく装置が必要になる課題がある。
【0007】
そこで本発明は、太陽光モジュール100から出力された直流電圧の変換損失を少なくする電源装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の電源装置は、
太陽光を直流電圧に変換する複数の太陽光パネルを有し、前記複数の太陽光パネルによる直流電圧を出力する太陽光モジュールから出力された前記直流電圧を入力し、入力した前記直流電圧を交流電圧に変換し、変換した前記交流電圧を光源を点灯させる光源点灯装置に供給する電力変換部と、
前記太陽光モジュールの出力する前記直流電圧の大きさを検出する直流電圧検出回路と、
前記太陽光モジュールから出力される前記直流電圧を、前記電力変換部を介することなく直接に前記光源点灯装置に送電可能な直流電圧送電経路と、
前記直流電圧検出回路の検出する前記直流電圧の大きさに応じて、前記太陽光モジュールから出力される前記直流電圧を前記直流電圧送電経路を介して直接に前記光源点灯装置に送電させる直接送電モードと、前記電力変換部の変換した前記交流電圧を前記電力変換部から前記光源点灯装置に供給させる交流電圧供給モードとを切り替える切替制御部と
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、太陽光モジュールに基づく電力をLED照明装置に供給する際の電力変換の損失を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1における太陽光発電によるLED照明システム1000のシステム構成図。
【図2】実施の形態1におけるLED照明システム1000の配置例を示す図。
【図3】実施の形態1におけるパワコン200の回路ブロック図。
【図4】実施の形態1におけるLED照明装置600の回路ブロック図。
【図5】実施の形態1におけるLED照明システム1000の動作シーケンス図。
【図6】実施の形態1におけるLED照明装置一台の場合のLED照明システム1000の構成図。
【図7】実施の形態2における太陽光発電によるLED照明システム1000の配置図。
【図8】図7の交直切替回路を具体的に示す図。
【図9】実施の形態2における太陽光発電によるLED照明システム1000の別の配置図。
【図10】図9の交直切替回路を具体的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の太陽光発電によるLED照明システム1000(電源装置)を示す。
図2は、図1のLED照明システム1000を3階建の建造物に設置した例を示す図である。
【0012】
図1の太陽光発電によるLED照明システム1000について説明する。
LED照明システム1000は、
(1)太陽光パネル101が複数組み合わされた太陽光モジュール100と、
(2)太陽光モジュール100に接続される電力変換装置200(パワーコンディショナー:以下パワコン200と呼ぶ)と、
(3)パワコン200の出力端に接続され、制御回路500からの制御を受けることにより、LED照明装置への交流電圧と直流電圧との供給を切り替える交直切替回路300と、
(4)太陽光モジュール100が出力する直流電圧の大きさを検出する直流電圧検出回路400と、
(5)直流電圧検出回路400が検出する電圧に基づいて、パワコン200(電力変換部)及び交直切替回路300を制御する制御回路500(切替制御部)と、
(6)交直切替回路300に接続される複数のLED照明装置600(光源点灯装置)とからなる。このLED照明システム1000は、図2に示すように、建造物(例えば、3階建ての建造物)の屋上に、太陽光モジュール100、パワコン200、交直切替回路300、直流電圧検出回路400、制御回路500が設置され、建造物の中の各フロアにそれぞれ光源をLEDとするLED照明装置600a,600b・・600n等が設置される。LED照明装置は特に区別の必要がない場合にはLED照明装置600という場合がある。
【0013】
(交直切替回路300)
交直切替回路300は、
(1)太陽光モジュール100の出力からLED照明装置間の配線に接続されるスイッチSW1、SW2と、
(2)パワコン200の出力とLED照明装置間の配線に接続されるスイッチSW3、SW4と、
(3)商用電源配線とスイッチSW3・SW4との間に接続される「スイッチSW5、SW6」(外部電圧供給部)からなる。
(4)交直切替回路300は、制御回路500による制御によって、スイッチSW1からスイッチSW6を切り替えて、LED照明装置に供給される電源を、太陽光モジュール100からの直流電圧、パワコン200からの交流電圧または商用交流電源1(外部の交流電源)からの交流電圧に切り換える。スイッチSW1からスイッチSW6は、MOSFETやトランジスタ又はリレー等のスイッチを使用する。
(5)なお、図1の直流ライン700とスイッチSW1、SW2とは、太陽光モジュール100から出力される直流電圧を、パワコン200を介することなく直接にLED照明装置に送電可能な直流電圧送電経路を構成する。
【0014】
(制御回路500)
制御回路500は、直流電圧検出回路400によって検出された直流電圧レベルに応じて、パワコン200の出力や、スイッチSW1からスイッチSW6の切替を制御する。制御回路500は、直流電圧検出回路400の検出する直流電圧の大きさに応じて、太陽光モジュール100から出力される直流電圧を、直流ライン700とスイッチSW1、SW2から構成される直流電圧送電経路を介して直接にLED照明装置に送電させる直接送電モードと、パワコン200の変換した交流電圧をパワコン200からLED照明装置に供給させる交流電圧供給モードとを切り替える。
【0015】
図3は、図1に示したパワコン200の内部回路を示す回路ブロック図である。パワコン200の内部回路は、昇圧回路210と、インバータ駆動回路220と、ACフィルター回路230と、それらの回路を制御する昇圧制御回路や、インバータ制御回路等で構成される。図3の構成は一例であり、図3の回路構成に限定されるものではない。直流電圧が入力され、出力に商用周波数の交流電圧が出力される回路であれば他の回路構成でも良い。
【0016】
図4は、図1のLED照明装置600の内部回路を示す回路ブロック図である。LED照明装置600は、昇圧回路610と、定電流回路620と、それら回路を制御する昇圧制御回路や定電流制御回路で構成される。LED照明装置600は、交直切替回路300により交流電圧が供給される場合でも、直流電圧が供給される場合でも、いずれの電圧によっても動作可能である。
【0017】
(動作の説明)
次に、太陽光出力変化によるLED照明システム1000の全体動作を説明する。
【0018】
図5は、1日における、太陽光モジュール100から出力される直流電圧の変化の例である。(a)〜(f)は、以下を示している。
図5(a)は、太陽光モジュール100が出力する出力電圧波形の波形図であり、
図5(b)は、スイッチSW1、SW2のオン/オフ状態を示す状態図であり、
図5(c)は、スイッチSW3、SW4のオン/オフ状態を示す状態図であり、
図5(d)は、スイッチSW5、SW6のオン/オフ状態を示す状態図であり、
図5(e)は、パワコン200の出力電圧波形を示す波形図であり、
図5(f)は、LED照明装置600に入力される入力電圧波形を示す波形図である。
【0019】
図5(a)に示すように、昼間は晴天とすると、昼間は太陽光モジュール100から出力される直流電圧レベルは大きくV1とする。夕方になると太陽光は少しずつ減少してゆき、夜間にはゼロになる。朝方には太陽光は少しずつ上昇してゆき、昼間にはまた所定の直流電圧レベルV1になる。
【0020】
LED照明装置600は、直流電圧レベルV1で所望の明るさが出るように設計されている。
【0021】
図5において、昼間では、太陽光モジュール100は、LED照明装置600を点灯させるに十分な電圧が発生する。制御回路500は、交直切替回路300のスイッチSW1・SW2を短絡(オン)、スイッチSW3からスイッチSW6は開放(オフ)する。よって、LED照明装置600a等は、太陽光モジュール100の出力の直流電圧のみの電力供給で動作する。この時、制御回路500は、パワコン200の出力動作を停止させる。
【0022】
図5において、夕方になり、太陽光モジュール100出力電圧が少しずつ低下してゆくと、直流電圧検出回路400の第一の閾値電圧V(1)に到達する。この第一の閾値電圧V(1)は、LED照明装置600が所望の明るさを維持できなくなるレベルに設定する。第一の閾値電圧V(1)に到達すると、直流電圧検出回路400から制御回路500に信号が入力される。制御回路500はこの信号を入力すると、スイッチSW1、SW2、SW5、SW6を開放し、スイッチSW3、SW4を短絡する。よって、LED照明装置600a等は、パワコン200の出力電圧での電力供給で動作する。
【0023】
図5において、夕方から夜間になるにつれ太陽光出力電圧は更に減少し、パワコン200も所望の出力電圧を出力できなくなってくる。パワコン200の動作限界入力電圧を第二の閾値V(2)に設定する。
【0024】
図5において、太陽光モジュール100の出力電圧が低下して、第二の閾値電圧V(2)未満になると、直流電圧検出回路400は、制御回路500に制御信号を出力する。制御回路500は、この制御信号を入力すると、スイッチSW1、SW2を開放し、スイッチSW3からスイッチSW6を短絡する。これにより、LED照明装置600は、商用電源の電力供給で動作する。この時、制御回路500はパワコン200の出力動作を停止させる。
【0025】
図5において、夜間から日の出になり、太陽光モジュール100の出力電圧が上昇し、第二の閾値電圧V(2)に達する(太陽光モジュール100の出力電圧が第二の閾値電圧V(2)以上となる)と、直流電圧検出回路400から制御回路500に制御信号が出力され、この制御信号を契機として、制御回路500はスイッチSW1、SW2、SW5、SW6を開放し、スイッチSW3、SW4を短絡し、LED照明装置600はパワコン200の電力供給で動作する。
【0026】
図5において、夜間から日の出になり、太陽光モジュール100の出力電圧が上昇し、第二の閾値電圧V(2)を越え、パワコン200での電力供給でLED照明装置600を点灯している状態で第一の閾値電圧V(1)に達すると(第一の閾値電圧を超えると)、直流電圧検出回路400は制御回路500に制御信号を出力し、この制御信号を契機として、制御回路500は、スイッチSW1・SW2を短絡し、スイッチSW4からスイッチSW6を開放する。よって、LED照明装置600は、太陽光モジュール100の出力電圧のみの電力供給で動作する。この時、制御回路500は、パワコン200の出力動作を停止させる。
【0027】
このように、太陽光モジュール100が出力する出力電圧が第一の閾値電圧V(1)を超えるときは、制御回路500は、交直切替回路300を動作させて、太陽光モジュール100が出力する出力電圧を直接にLED照明装置600に入力させるとともに、パワコン200の出力動作を停止させる。したがって、パワコン200による電力変換ロスを低減させることができる。
【0028】
なお、実施の形態1では、LED照明システム1000を三階建ての建造物に設置する場合について説明したが、他の建造物に設置してもよいことは明らかである。
【0029】
図6は、LED照明装置600が1台の場合を示す図である。以上の実施の形態1では、LED照明システム1000として、複数のLED照明装置600a等を用いる場合について説明したが、図6に示すように、LED照明装置600が1台の場合であっても構わない。
【0030】
実施の形態2.
図7〜10を参照して実施の形態2を説明する。実施の形態2は、交直切替回路300を複数備える場合を説明する。
【0031】
まず図7、図8を参照して説明する。
図7は、各フロアのLED照明装置を対象として、各フロア用の交直切替回路300を設ける場合を示している。図7では、LED照明システム1000は、3階用の交直切替回路300(3)、2階用の交直切替回路300(2)、1階用の交直切替回路300(1)を備えている。
図8は、図7の交直切替回路300の具体構成を示す図である。図8では構成を単純化するために、1階と2階のみを示し、各階とも2台のLED照明装置を備える場合を示した。図7、図8に示すように、LED照明システム1000は、各フロアのLED照明装置を対象として、各フロア用の交直切替回路300を有している。
【0032】
建造物の屋上に太陽光モジュール100とパワコン200と直流電圧検出回路400と制御回路500と交直切替回路300(1)、300(2)、300(3)が設置されており、各交直切替回路から、各フロアに設置されているLED照明装置に配線されている。
【0033】
一般的に直流をスイッチで断続する場合、スイッチの接点にアークを引きやすく、最悪の場合、スイッチが切れなかったり、スイッチ接点が溶着してスイッチ素子が故障してしまう恐れがある。これは接続されている負荷が大きい程顕著にあらわれる。
【0034】
そこで、交直切替回路300を交直切替回路300(1)〜300(3)のように分割し、各フロア毎に直流を分配することで、交直切替回路300の直流切替スイッチを流れる直流電流を減らすことができる。これによって直流切替スイッチへのストレスを低減できる。
【0035】
また、図9、図10は、各LED照明装置に直流切替回路部300−1(SW1,SW2を有するスイッチ部)を設けた例を示す図である。図10は、図9の直流切替回路部300−1の具体構成を示す図である。図10では単純化のために、3階のみを示し、2台のLED照明装置603a,603bを示した。実施の形態2の図7、図8では、各フロアに交直切替回路300(1)等を備える場合について説明したが、図9,図10に示すように、交直切替回路300の直流切替回路部300−1を、各LED照明装置600の近傍にそれぞれ配置してもよい。直流ライン700とスイッチSW1、SW2とから構成される直流電圧送電経路は、図10に示すように、LED照明装置ごとに分岐すると共に、それぞれの分岐に、制御を受けることによりオンとなることで太陽光モジュール100から出力される直流電圧のLED照明装置への送電を導通する直流切替回路部300−1(スイッチ部)が配置されている。制御回路500は、実施の形態1で述べた直接送電モードに切り替えるときには、それぞれの分岐に配置された直流切替回路部300−1のスイッチSW1,SW2をオンにする制御を実行すると共に、パワコン200の動作を停止させる。
【0036】
このように、それぞれのLED照明装置に対応させて直流切替回路部300−1を設けることによって、直流切替時のスイッチ素子にかかるストレスは、1台のLED照明装置分とすることができる。よって、直流切替時のスイッチ素子にかかるストレスをより小さくすることができる。
【符号の説明】
【0037】
1000 LED照明システム、100 太陽光モジュール、200 パワコン、300 交直切替回路、400 直流電圧検出回路、500 制御回路、600 LED照明装置、700 直流ライン、SW1〜SW6 スイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光を直流電圧に変換する複数の太陽光パネルを有し、前記複数の太陽光パネルによる直流電圧を出力する太陽光モジュールから出力された前記直流電圧を入力し、入力した前記直流電圧を交流電圧に変換し、変換した前記交流電圧を光源を点灯させる光源点灯装置に供給する電力変換部と、
前記太陽光モジュールの出力する前記直流電圧の大きさを検出する直流電圧検出回路と、
前記太陽光モジュールから出力される前記直流電圧を、前記電力変換部を介することなく直接に前記光源点灯装置に送電可能な直流電圧送電経路と、
前記直流電圧検出回路の検出する前記直流電圧の大きさに応じて、前記太陽光モジュールから出力される前記直流電圧を前記直流電圧送電経路を介して直接に前記光源点灯装置に送電させる直接送電モードと、前記電力変換部の変換した前記交流電圧を前記電力変換部から前記光源点灯装置に供給させる交流電圧供給モードとを切り替える切替制御部と
を備えたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
前記電力変換部は、
複数の前記光源点灯装置に前記交流電圧を供給し、
前記直流電圧送電経路は、
複数の前記光源点灯装置ごとに分岐すると共に、それぞれの分岐に、制御を受けることによりオンとなることで前記太陽光モジュールから出力される前記直流電圧の前記光源点灯装置への送電を導通するスイッチ部が配置され、
前記切替制御部は、
前記直接送電モードに切り替えるときには、それぞれの前記分岐に配置された前記スイッチ部をオンにする制御を実行すると共に、前記電力変換部の動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項3】
前記切替制御部は、
前記直流電圧検出回路の検出する前記直流電圧の大きさが、予め設定された第1の閾値よりも大きいときには前記直接送電モードに切り替え、前記第1の閾値以下のときには前記交流電圧供給モードに切り替えることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電源装置。
【請求項4】
前記電源装置は、さらに、
前記電力変換部の出力端に接続し、制御を受けることで外部の交流電源の出力する交流電圧を前記出力端に供給し、前記出力端を介して前記外部の交流電源による前記交流電圧を前記光源点灯装置に供給する外部電圧供給部を備え、
前記切替制御部は、
前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を有し、前記直流電圧検出回路の検出する前記直流電圧の大きさが前記第2の閾値未満になった場合には、前記外部電圧供給部を制御することにより、前記外部の交流電源の出力する交流電圧を前記電力変換部の前記出力端に供給させることを特徴とする請求項3記載の電源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−226557(P2012−226557A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−93599(P2011−93599)
【出願日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】