説明

電話帳データ送信機能を有する電話装置

【課題】電話装置内に蓄積されている電話番号、電子メールアドレス、付帯情報等の電話帳データを電子メールで所定の宛先へ送信できる電話装置を提供する。
【解決手段】主装置1は携帯電話機2から発信先への検索要求、または留守モードが設定された内線電話機6への着信を受けた場合に、電話帳データ蓄積部14に登録されている電子メールアドレスや電話番号等の所望の電話帳データを検索し、検索結果を電子メールで発信元へ通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話装置内の電話帳に蓄積されている電話番号、電子メールアドレス、付帯情報等の電話帳データを電子メールで送信できる電話装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子メール通信機能を具備する携帯電話機の普及に伴い、出先から電子メール(以下メールと略すこともある)通信を利用することが一般化している。それに伴い、出先から電子メールアドレス(以下メールアドレスまたはアドレスと略すこともある)を知りたい場合がある。これを実現する技術として、携帯電話機間でメールアドレスを授受する技術がある(例えば特許文献1)。
【0003】
しかしながら、特許文献1の技術は、複数の携帯電話機で許可されたメールアドレスを授受するのみであり、電話番号との連携した検索機能が不十分で、また、問合せに係る通信もメール通信に限定であり、操作性や検索方法に柔軟性が乏しいという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−236243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、電話帳データとして登録されている複数の電話番号または電子メールアドレスまたは付帯情報を柔軟に検索可能とし、検索結果を電子メールで通知できる電話装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、第1の発明は、電話番号および前記電話番号に対応付けられた電子メールアドレスを含む複数の電話帳データを蓄積する電話帳データ蓄積手段を具備する電話装置であって、電話帳データの検索要求に係る着信に自動的に応答する検索要求着信手段と、前記検索要求着信手段が応答した着信の発信元から前記電話帳データの検索に係る検索条件を受信する検索条件受信手段と、前記受信した検索条件により前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されている電話帳データを検索する電話帳データ検索手段と、前記検索してヒットした電話帳データに係る情報を含む電子メールを自動的に生成する電子メール生成手段と、前記電子メール生成手段が生成した電子メールを前記発信元に対応付けられた電子メールアドレスまたは前記発信元が指定する宛先へ送信する電子メール送信手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、第2の発明は、電話番号および前記電話番号に対応付けられた電子メールアドレスを含む複数の電話帳データを蓄積する電話帳データ蓄積手段を具備する電話装置であって、電話帳データの検索要求に係る電子メールを受信する検索要求メール受信手段と、前記検索要求メール受信手段が受信した検索要求メールから電話帳データを検索するための検索条件を抽出する検索条件抽出手段と、前記抽出した検索条件により前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されている電話帳データを検索する電話帳データ検索手段と、前記検索してヒットした電話帳データに係る情報を含む電子メールを自動的に生成する電子メール生成手段と、前記電子メール生成手段が生成した電子メールを前記検索要求メールの送信元または前記送信元が指定する宛先へ送信する電子メール送信手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
さらに、第3の発明は、電話番号および前記電話番号に対応付けられた電子メールアドレスを含む複数の電話帳データを蓄積する電話帳データ蓄積手段を具備する電話装置であって、着信を受けた場合に当該着信の発信元の電話番号および前記電話番号に対応する電子メールアドレスが前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されているか否かを判定する発信元判定手段と、自電話装置が留守モードに設定された状態で着信を受け、前記発信元判定手段が当該着信の発信元の電話番号および前記電話番号に対応する電子メールアドレスが前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されていると判定した場合に、自電話装置の操作者に係る電子メールアドレスまたは別の電話番号を含む電子メールを自動的に生成する電子メール生成手段と、前記電子メール生成手段が生成した電子メールを前記発信元に対応付けられた電子メールアドレスへ送信する電子メール送信手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、検索要求に係る電話着信またはメール受信に対応して、電話帳データとして関連付けられて登録されている複数の電話番号または電子メールアドレスまたは付帯情報を柔軟に検索可能とし、検索結果を電子メールで通知できる電話装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】・・・本発明装置のブロック構成図および全体構成図
【図2】・・・電話帳データの例
【図3】・・・本発明装置のフローチャート図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態として、出先の電子メール通信機能付き携帯電話で本発明による電話装置(以下、本装置と略す)に蓄積されている電話帳データを検索するケースを例に、図面を用いて説明する。
【0012】
図1は、全体構成および本装置1のブロック構成の例であって、2は電子メール通信機能付きの発信元の携帯電話機、3は携帯電話網、4は電話網、5は電子メール網、6は内線電話機である。
【0013】
本装置1は、例えば、一般オフィスに設置される複数の内線電話機6を収容するボタン電話機の主装置であって、少なくとも、当オフィスに関わる連絡先は電話帳データ蓄積部14に登録されている。そして、電子メール通信機能を具備する携帯電話機2を持って外出した社員が、出先から関連部署の社員に電子メールで連絡する必要が生じ、所持している携帯電話機2の電話帳にその社員の電話番号は登録されているが、電子メールアドレスは登録されていない場合に、携帯電話機2から本装置1に対して、その社員の電話番号を検索情報(検索キー)として電子メールアドレスの検索を要求する。すると、本装置1は、検索結果であるその社員の電子メールアドレスを電子メールで携帯電話機2へ送信する。
【0014】
また、本装置1が留守モードに設定された状態の内線電話機6への着信を受けた場合、本装置1は、その発信元および着信先の電話番号に対応する電子メールアドレスを検索して、その着信の発信元へ検索した電子メールアドレスを電子メールで通知する。
【0015】
なお、携帯電話機2が本装置1へ検索を要求する手段として、携帯電話網3および電話網4を介して本装置1へ電話を掛けて、携帯電話機2のキー操作部21を操作して、通話中のDTMF(Dual−Tone Multi−Frequency)信号で検索条件を通知する手段と、携帯電話網3および電子メール網5を介した本装置1へ検索条件を含む電子メールを送信する手段がある。従って、携帯電話機2から見て、本装置1は電話の発信先そのもの、または電子メールの送信先そのものであり、検索要求を受付けるための専用の電話番号および電子メールアドレスを有する。
【0016】
本装置1から検索結果を受信した携帯電話機2は制御部22により情報が表示部23に表示され、受信した電話番号やメールアドレス(検索結果)により目的の相手へ電話発信やメール送信が可能となる。
【0017】
以下、本装置1の構成,動作について説明する。本装置1は、電話網4と繋がる外線対応部10、DTMF信号によるデータを抽出するDTMF信号抽出部11、本装置1の発着信通話に係る呼全体を制御する呼制御部12、検索処理部13、電話帳データ蓄積部14、音声メッセージ生成部15、電子メール送受信部16、電子メール生成部17、検索ガイダンス蓄積部18、内線電話機6と繋がる内線対応部19から成る。
【0018】
検索処理部13は、DTMF信号抽出部11により抽出したデータや受信した電子メールから抽出した検索条件に従って電話帳データ蓄積部14に蓄積されている電話帳データを検索する。電話帳データ蓄積部14に蓄積されている電話帳データの例を図2に示す。
【0019】
音声メッセージ生成部15は、検索ガイダンス蓄積部18に蓄積されているガイダンス文を音声に変換し、呼制御部12を介して電話で掛けてきた検索を要求する携帯電話機2へ、例えば、「相手の電話番号またはメールアドレスの全桁または途中までの桁を入力して下さい。部署や氏名で検索する場合は部署名または氏名または該当のコードを入力して下さい。」のような旨の音声メッセージを送出する。
【0020】
電子メール送受信部16は、携帯電話網3、電話網4、電子メール網5を介して携帯電話機2から電子メールを受信すると共に、電子メール生成部17が生成した電子メールを電子メール網5へ送信する。
【0021】
電子メール生成部17は、電子メールのメール本文を生成すると共に、生成した電子メールの送信先を設定する。メール本文は、検索処理部13が検索した電話帳データと、検索ガイダンス蓄積部18に蓄積されているガイダンスデータを選択して編集し、例えば、「****の電話番号に対応する電子メールアドレスおよび付帯情報は、・・・・・です。」のような旨の文章である。
【0022】
ここで、電子メール生成部17が生成した電子メールの送信先は、電子メール送受信部16が記憶している検索要求の電子メールの送信元のアドレス、または検索要求の電子メールのメール本文で指定されたメールアドレス、または電話帳データ蓄積部14に蓄積されているメールアドレスである。
【0023】
なお、電話網4を介して本装置1へ電話を掛けて、DTMF信号で検索条件を通知してきた場合には、電話を掛けてきた発信元の電話番号を検索キーとして電話帳データ蓄積部14にある携帯電話機2のメールアドレスを検索し、検索したそのアドレスを電子メール生成部17が生成した電子メールの送信先に設定する。例えば、図2において、発信元の電話番号がTEL−Cであった場合は、電話番号TEL−Cで列203を検索し、担当Cの行をヒットし、その行の列204のURL−Cが送信先として設定される。
【0024】
図3は本装置1の動作フローチャートであり、電源が投入された状態で本フローは開始する(S300)。
【0025】
検索要求メールを受信した場合(S310,YES)、要求元が許可された相手か否かを判定する(S311)。この判定は、要求元のメールアドレスが電話帳データ蓄積部14に存在するか否かを判定する。なお、この判定に係る専用の許可テーブルを登録するようにしてもよいし(図示せず)、図2の部署201毎に許可/不許可を設定してもよい。なお、S310における検索要求メールか否かは、検索要求を受付ける専用のメールアドレスへの受信か否かで判定する。S311でNOであればS310に戻る。
【0026】
S311でYESであれば、受信した検索要求メールから検索条件を抽出する(S312)。検索条件は、例えば、図2において検索キーとなる部署201,氏名202,電話番号203,メールアドレス204,付帯情報205の内、分っている内容を検索条件として所定の様式でメール本文中に記載する。検索条件が電話番号またはメールアドレスであれば(S320,YES)、電話帳データ(図2の各行)を特定できるので、S340に進む。
【0027】
S320でNOであれば、検索処理部13は検索ガイダンス蓄積部18に蓄積されている所定のガイダンス文を指定して、電子メール生成部17に検索ガイダンスメールを生成させて検索要求メールの送信元に送信する(S321)。検索ガイダンスは、例えば、「検索キーとして、部署は営業,経理,取引先、役職は部長,課長,担当、付帯情報は担当商品,自宅電話番号のいずれかを指定して、検索式を送信して下さい。」のような内容である。このガイダンスを受信した検索要求元から、例えば、検索条件=(経理部)・(課長)のような内容をメール本文に含む電子メールを受信すると(S322,YES)、S340に進み、図2の例では、課長Fの行がヒットする。
【0028】
S310でNOの場合、S313に進み、不在着信を監視する。ここで、不在着信とは、着信先の内線電話機6が相手からの用件メッセージを自動的に録音する等の留守モードに設定された状態で着信した場合である。不在着信であった場合(S313,YES)、当該着信の発信元に着信先に係る電子メールアドレスを電子メールで通知してよいか判定する(S314)。ここでは、当該着信の発信元および着信先の電話番号とメールアドレスが電話帳データ蓄積部14に存在するか否かを判定し、在れば(S314,YES)S340に進み、無ければS310に戻る。例えば、図2で取引先の部長Iから、留守番モードに設定された営業部の部長Aの内線電話機6へ着信した場合、S340では、通知する情報は部長AのメールアドレスであるURL−A、そのメールの送信先は発信元に対応するURL−Iが検索される。これにより、取引先の部長Iは営業部の部長Aへ用件メールを送信できる。なお、この通知を許可する/しないの条件を相手毎および通知を許可する内容を電話帳データ蓄積部14に登録するようにしてもよい(図示せず)。
【0029】
S313でNOの場合、S330に進み、検索要求を受付ける専用の電話番号への着信を監視し、検索要求着信が無ければ(S330,NO)、S310に戻る。検索要求着信があった場合(S330,YES)、要求元が許可された相手か否かを判定する(S331)。この判定は、要求元であるこの着信の発信元電話番号が電話帳データ蓄積部14に存在するか否かを判定する。なお、専用の許可テーブルや許可条件(時間,曜日等)を登録するようにしてもよい(図示せず)。S331でNOであればS310に戻る。
【0030】
S331でYESであればS332に進み、検索したい相手の電話番号情報をDTMF信号で受信した場合(S332,YES)、S340に進む。なお、このS332のステップに対応する携帯電話機2側の操作は、キー操作部21へのテンキー操作であるが、携帯電話機2に通話中に携帯電話機内の電話帳に登録された電話番号を送出できる機能があれば、その機能を利用すればよい。なお、通話中の電話番号情報の送信手段としてはDTMF信号でなくてもよく、例えば一般的なモデムでデータを変調して送信してもよい。また、携帯電話機2でのキー操作を軽減するために、S332で受信すべき電話番号情報は途中桁の電話番号でもよい。ただし、その場合はヒット件数が多くなる。
【0031】
所定の時間が経過しても電話番号情報を受信しない場合(S332,NO)、検索処理部13は検索ガイダンス蓄積部18に蓄積されている所定のガイダンス文を指定して、音声メッセージ生成部15でガイダンス文を音声に変換し、電話で掛けてきた検索要求元の携帯電話機2へ送出する(S333)。検索ガイダンスの内容は、例えば、「相手の部署が営業の場合は1を、経理の場合は2を、取引先の場合は3を、分らない場合は0を、押して下さい」のような音声メッセージを送信し、それに対するレスポンスを受信後、「相手の方の役職が部長の場合は1を、課長の場合は2を、担当の場合は3を分らない場合は0を、押して下さい」のような音声メッセージを逐次送信し、検索条件を絞込む(S333〜S334)。最後に、例えば「#」を受信すると検索条件の受信が完了し(S334,YES)、S340へ進み電話帳データを検索する。
【0032】
検索条件に従って電話帳データを検索すると(S340)、検索処理部13は検索結果を電子メール生成部17へ通知し、電子メール生成部17は検索結果を含む電子メールを生成する(S341)。ここで、検索要求元からの検索要求メールまたはDTMF信号により検索結果の送信先が指定されている場合(S342,YES)、電子メール生成部17は指定された宛先のアドレスを送信先として設定する(S343)。検索結果の送信先が指定されていない場合(S342,NO)、電子メール生成部17は発信元である携帯電話機2のアドレスを送信先として設定する(S344)。そして、電子メール送受信部16は生成された検索結果を含む電子メールを送信し(S350)、S310に戻る。
【0033】
以上説明した通り、出先の携帯電話機2に対して、本装置1は人が介在することなく、所定の電話帳データを自動的に電子メールで送信できる。なお、電子メールで検索結果を受信した携帯電話機2に、ハイパーリンク機能があれば、ハイパーリンクされた検索結果の電話番号やメールアドレスを指定するだけで、その宛先に電話発信することや、その宛先へのメール作成表示に移行することができ、操作性がより向上する。
【0034】
ところで、検索要求元として電子メール通信機能を有する携帯電話機2を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、検索要求元が内線電話機6であって、検索結果の送信先として内線電話機6の傍のパソコンを指定してもよい。これにより、電話帳データ蓄積部14に登録されているメールアドレスを社内のパソコンで授受する電子メールのアドレスに活用することが容易になる。
【0035】
さらに、本装置1は複数の内線電話機6を収容するボタン電話を例に説明したが、本装置1はホームユース用の単体型電話機や、個人が所持する携帯電話機であってもよい。
【符号の説明】
【0036】
1・・・本発明に係る実施形態の電話装置
2・・・携帯電話機
3・・・携帯電話網
4・・・電話網
5・・・電子メール網
6・・・内線電話機
10・・・外線対応部
11・・・DTMF信号抽出部
12・・・呼制御部
13・・・検索処理部
14・・・電話帳データ蓄積部
15・・・音声メッセージ生成部
16・・・電子メール送受信部
17・・・電子メール生成部
18・・・検索ガイダンス蓄積部
19・・・内線対応部
21・・・キー操作部
22・・・制御部
23・・・表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話番号および前記電話番号に対応付けられた電子メールアドレスを含む複数の電話帳データを蓄積する電話帳データ蓄積手段を具備する電話装置であって、
電話帳データの検索要求に係る着信に自動的に応答する検索要求着信手段と、前記検索要求着信手段が応答した着信の発信元から前記電話帳データの検索に係る検索条件を受信する検索条件受信手段と、前記受信した検索条件により前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されている電話帳データを検索する電話帳データ検索手段と、前記検索してヒットした電話帳データに係る情報を含む電子メールを自動的に生成する電子メール生成手段と、前記電子メール生成手段が生成した電子メールを 前記発信元に対応付けられた電子メールアドレスまたは前記発信元が指定する宛先へ送信する電子メール送信手段と、を有することを特徴とする電話帳データ送信機能を有する電話装置。
【請求項2】
電話番号および前記電話番号に対応付けられた電子メールアドレスを含む複数の電話帳データを蓄積する電話帳データ蓄積手段を具備する電話装置であって、
電話帳データの検索要求に係る電子メールを受信する検索要求メール受信手段と、前記検索要求メール受信手段が受信した検索要求メールから電話帳データを検索するための検索条件を抽出する検索条件抽出手段と、前記抽出した検索条件により前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されている電話帳データを検索する電話帳データ検索手段と、前記検索してヒットした電話帳データに係る情報を含む電子メールを自動的に生成する電子メール生成手段と、前記電子メール生成手段が生成した電子メールを前記検索要求メールの送信元または前記送信元が指定する宛先へ送信する電子メール送信手段と、を有することを特徴とする電話帳データ送信機能を有する電話装置。
【請求項3】
電話番号および前記電話番号に対応付けられた電子メールアドレスを含む複数の電話帳データを蓄積する電話帳データ蓄積手段を具備する電話装置であって、
着信を受けた場合に当該着信の発信元の電話番号および前記電話番号に対応する電子メールアドレスが前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されているか否かを判定する発信元判定手段と、
自電話装置が留守モードに設定された状態で着信を受け、前記発信元判定手段が当該着信の発信元の電話番号および前記電話番号に対応する電子メールアドレスが前記電話帳データ蓄積手段に蓄積されていると判定した場合に、自電話装置の操作者に係る電子メールアドレスまたは別の電話番号を含む電子メールを自動的に生成する電子メール生成手段と、
前記電子メール生成手段が生成した電子メールを前記発信元に対応付けられた電子メールアドレスへ送信する電子メール送信手段と、を有することを特徴とする電話帳データ送信機能を有する電話装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−49614(P2011−49614A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−193747(P2009−193747)
【出願日】平成21年8月25日(2009.8.25)
【出願人】(000134707)株式会社ナカヨ通信機 (522)
【Fターム(参考)】