説明

露光品質制御方法

【課題】露光品質制御方法を提供する。
【解決手段】露光装置に適用する露光品質制御方法で、露光装置は、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム(real-time imaging performance control system)である。露光装置は、露光条件に基づいて、ウェハに対し露光動作を実行する。本発明の露光品質制御方法は、焦点管理方法を用いて、露光装置の第一焦点を得るステップと、第一焦点に基づいて、露光装置を調整するステップと、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、露光装置の第二焦点を得るステップと、第二焦点に基づいて、露光装置を調整するステップと、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、露光装置の第三焦点を得るステップと、第三焦点に基づいて、露光条件を生成するステップと、からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御方法に関するものであって、特に、露光品質を制御する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
製造工程の進展により、線幅(Line Width)の限界寸法(critical dimension、CD)、及び、焦点深度(depth of focus、DOF)が不断に緊縮している。露光後のイメージパフォーマンス(image performance)を維持するため、ウェハ(wafer)露光後、測定ポイントでX軸、Y軸、及び、Z軸の功能の測定が行なわれる。X軸とY軸の測定は比較的容易であるが、Z軸(露光装置の焦点 (focus))の功能の測定は容易ではない。
【0003】
公知のZ軸の功能の測定の方法は、時間を浪費し、且つ、即時性がない。例えば、公知の測定方法は、まず、塗布 (coater)、露光(exposure)、現像(development)、測定(measurement)を経て、やっと、Z軸の功能を測定することができる。しかし、これらのステップの実行時間は0.5〜1時間に達する。
【0004】
このように公知の測定方法は時間がかかるので、装置の管理人員は、日夜各一回だけしか測定できない。そのため、公知の測定方法では、Z軸の変化が許容範囲内にあるか否かを即時に知ることができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、露光品質制御方法を提供し、上述の問題を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の露光品質制御方法は露光装置に適用され、露光装置は、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム(real-time imaging performance control system)を含むものである。露光装置は、露光条件に基づいて、ウェハに対し露光動作を実行する。本発明の露光品質制御方法は、焦点管理方法を用いて、露光装置の第一焦点を得るステップと、第一焦点に基づいて、露光装置を調整するステップと、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、露光装置の第二焦点を得るステップと、第二焦点に基づいて、露光装置を調整するステップと、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、露光装置の第三焦点を得るステップと、第三焦点に基づいて、露光条件を生成するステップと、からなる。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、露光装置の調整時間が大幅に減少する。また、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システムの自動補償機能の使用が必要でなくなる。露光装置の焦点が最適な状態で維持される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の露光品質制御方法の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の露光品質制御方法のその他の実施例を示す図である。
【図3】本発明の露光品質制御方法のその他の実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の露光品質制御方法の一実施例を示す図である。本発明の制御方法は露光装置に適用される。露光装置は、露光条件に基づいて、ウェハに対し露光動作を実行する。本実施例中、露光装置は、NIKON社のリアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム(real-time imaging performance control system、以下で「FC2」と称する)を含むものである。
【0010】
まず、露光装置の第一焦点を得る(ステップS110)。本実施例中、焦点管理方法(focus management method)により、露光装置の第一焦点を得る。一実施例中、焦点管理方法は、測定待ちのウェハに対し、塗布プロセス、露光プロセス、現像プロセス、及び、測定プロセスを実行する方法であり、その後、測定プロセスの測定結果に基づいて、露光装置の第一焦点を得る。
【0011】
続いて、露光装置の第一焦点に基づいて、露光装置を調整する(ステップS120)。一実施例中、ステップS110で得られる第一焦点が所望のものである場合、ステップS120は省略できる。ステップS110で得られる第一焦点が所望のものではない場合、ステップS120により、露光装置の焦点を調整する。一実施例中、露光装置のパラメータを調整することにより、露光装置の第一焦点を変化させる。
【0012】
続いて、FC2測定を行い(FC2を用いて測定を行い)、露光装置の第二焦点を得る(ステップS130)。本実施例中、フォトマスクを利用し、FC2測定を行う。なお、露光装置のFC2は、光検出器を有する。光検出器はウェハキャリアの表面に設置される。光検出器が受信する信号強度に基づいて、露光装置の最適な結像位置(即ち、第二焦点)を推測する。なお、FC2測定としては、特に限定されないが、たとえば、リアルタイムイメージング法による測定などが挙げられる。また、光検出器としては、光や電磁波を検出できるものであればよく、たとえば、FC2がテラヘルツ光発生手段を有している場合には、光検出器は、テラヘルツ光発生手段により発生されたテラヘルツ光を検出できるものとすることができるが、このような構成に特に限定されるものではない。
【0013】
続いて、第二焦点に基づいて、露光装置を調整する(ステップS140)。ステップS130で得られる第二焦点が所望のものである場合、ステップ140を省略することができる。ステップS130で得られる第二焦点が所望のものでない場合、ステップS140により、露光装置の焦点(即ち、第二焦点)を調整する。一実施例中、露光装置のパラメータを調整することにより、第二焦点を調整する功能を達成する。
【0014】
その後、再度、FC2測定を行い、露光装置の第三焦点を得る(ステップS150)。本実施例中、ステップS130と同じフォトマスクを利用して、FC2測定を行う。第三焦点を得た後、第三焦点に基づいて、露光装置に必要な露光条件を生成する(ステップS160)。これにより、露光装置は、ステップS160により生成される露光条件に基づいて、ウェハキャリアのウェハに対し、露光プロセスを実行する。
【0015】
図1で示される実施例中、ステップS110〜S160により、露光装置の焦点を正確に照準させて、露光品質を確保し、ステップS150とS160により、環境が露光装置の焦点に与える影響を補償する。
【0016】
例えば、露光装置のレンズは、環境温度(temperature)、圧力(pressure)、露光時間(exposure)、波長(wavelength)、又は、レンズ加熱(lens heating)の影響により変化を生じ、露光装置の焦点を最適な状態に維持することができない。よって、毎回、露光プロセスを実行する前に、ステップS150とS160により、露光装置の焦点が環境要素によって変化するのを補償する。
【0017】
また、毎回の露光プロセスの前に、ステップS150とS160を実行するのみでよく、ステップS110〜S140は、月ごとのメンテナンス時だけ実行すればよいので、露光装置の調整時間が大幅に減少する。
【0018】
ステップS110〜S140の実行により、FC2の自動補償機能の使用が必要でなくなる。よって、その他の実施例として、ステップS140の前か後に、自動補償機能を無効にすることができる。
【0019】
図2は、本発明の露光品質制御方法のもう一つの可能な実施例を示す図である。図2のステップS210、S230、S250は、それぞれ、図1のステップS110、S130、及び、S150と同じであるので、説明を省略する。
【0020】
第一焦点を得た後(ステップS210)、第一焦点が第一所定範囲内にあるか判断する(ステップS221)。本実施例中、第一所定範囲は−0.03μm〜+0.03μmであるが、本発明はこれに限定されない。当該技術を熟知する者なら誰でも、実際の需要に応じて、第一所定範囲を設定することができる。
【0021】
第一焦点が第一所定範囲内にない場合、露光装置を調整する(ステップS222)。その後、ステップS210を再度実行して、新しい第一焦点を得る。そして、再度、新しい第一焦点が第一所定範囲内にあるか判断する。新しい第一焦点が第一所定範囲内にない場合、露光装置の第一焦点が第一所定範囲内になるまで、ステップS222、S210、及び、S221を継続実行する。第一焦点が第一所定範囲内にある時、ステップS230を実行し、露光装置の第二焦点を得る(ステップS230)。
【0022】
第二焦点を得た後、第一、及び、第二焦点の間の差が、第一所定値より大きいか判断する(ステップS241)。本実施例中、第一所定値は0.03μmであるが、本発明はこれに限定されない。当該技術を熟知する者なら誰でも、実際の需要に応じて、第一所定値を設定することができる。
【0023】
第一、及び、第二焦点間の差が第一所定値より大きい時、露光装置を調整する(ステップS242)。露光装置の調整後、ステップS230を実行し、新しい第二焦点を得ると共に、再度、新しい第二焦点と第一焦点との間の差が第一所定値より大きいか判断する。大きい場合、第一、及び、第二焦点間の差が第一所定値より小さくなるまで、ステップS242を実行する。一実施例中、ステップS241とS242を複数回実行した後、露光装置の第二焦点が第一焦点に吻合する。
【0024】
第一、及び、第二焦点間の差が第一所定値より小さい時、FC2測定を行い、第三焦点を得る(ステップS250)。本実施例中、ステップS230と同じフォトマスクを利用して、FC2測定を行う。ステップS230とS250とにおいて同じフォトマスクを使用して、FC2測定を行うため、FC2の焦点は最適な状態に維持される。
【0025】
続いて、第三焦点が第二所定範囲内にあるか判断する(ステップS261)。可能な実施例中、第二所定範囲は−0.3μm〜+0.3μmであるが、本発明はこれに限定されない。
【0026】
第三焦点が第二所定範囲内にある時、第三焦点と第一露光プロセスの第一設定値(offset)とを処理することで(ステップS262)、露光装置に必要な露光条件を生成する。一実施例中、ステップS261とS262は、自動フィードバックシステムにより実行される。
【0027】
例えば、第三焦点を得た後、第三焦点は自動フィードバックシステムに提供される。自動フィードバックシステムは、ステップS250により得られる第三焦点に基づいて、操作焦点を生成し、操作焦点を露光装置にフィードバックして、露光装置が、操作焦点に基づいて、第一露光プロセスを実行することができる。可能な実施例中、操作焦点は、第三焦点と第一露光プロセスの第一設定値の総和であるが、本発明はこれに限定されない。
【0028】
第三焦点が第二所定範囲内にない時、第一露光プロセスにおいて予め設定された第一設定値と予設焦点とを処理することで(ステップS263)、露光条件を生成する。第一設定値と予設焦点は予め設定される。一実施例中、ステップS263が生成する露光条件は、予設焦点と第一設定値の総和である。また、ステップS263は、上述のフィードバックシステムにより実行される。
【0029】
図3は、本発明の露光品質制御方法のもう一つの可能な実施例を示す図である。図3で示されるステップS310〜S360は、図2のステップS210〜S263により代替することができる。図3で示されるステップS310〜S360が、図2のステップS210〜S263により代替される時、ステップS262かS263を実行完了後に、図3のステップ370を実行する。
【0030】
図3のステップS310〜S360と図1のステップS110〜S160は相似しているので、ここでは、ステップS310〜S360の説明を省略する。図3を参照すると、第一露光条件を生成した後(ステップS360)、第三焦点をメモリユニット中に保存する(ステップS370)。
【0031】
本実施例中、露光装置は、ステップS360により生成される第一露光条件に基づいて、第一露光プロセスを実行する。露光装置が第一露光プロセスを実行後、第三焦点をメモリユニット中に保存する。もう一つの実施例中、露光装置が第一露光プロセスを実行する前、第三焦点はメモリユニット中に保存される。
【0032】
続いて、FC2測定を行い、露光装置の第四焦点を得る(ステップS380)。本実施例中、ステップS330、S350、及び、S380は、同じフォトマスクを利用して、FC2測定を行い、第二〜第四焦点を得る。しかし、別の露光装置に係る実施例においては異なるフォトマスクを使用することができる。
【0033】
続いて、第四焦点が第二所定範囲内にあるか判断する(ステップS391)。本実施例中、ステップS391の第二所定範囲と図2のステップS261の第二所定範囲は相同である。第四焦点が第二所定範囲内にある時、第四焦点と第二露光プロセスの第二設定値とを処理することで(ステップS392)、第二露光条件を生成する。これにより、露光装置は、ステップS392により生成される第二露光条件に基づいて、第二露光プロセスを実行する。本実施例中、ステップS391〜S393は、自動フィードバックシステムにより実行される。この他、第二露光条件は第四焦点と第二設定値の総和で、第二設定値は第二露光プロセスが予め設定したものである。
【0034】
第四焦点が第二所定範囲内にない時、第三焦点と第二設定値とを処理することで(ステップS393)、第二露光条件を生成する。一実施例中、ステップS393が生成する第二露光条件は、第三焦点と第二設定値の総和であるが、本発明はこれに限定されない。
【0035】
ステップS391中、ステップS380で得られる第四焦点が第二所定範囲内にあるか判断し、その後、判断結果に基づいて、ステップS392かS393の実行を選択する。その他の実施例中、ステップS391は、ステップS380で得られた第四焦点、及び、ステップS370が保存する第三焦点に基づいて、露光装置の第二露光条件を生成する。
【0036】
例えば、第三、及び、第四焦点の差が、第二所定値より小さい時、第四焦点と第二露光プロセスの第二設定値とを処理することで、第二露光条件を生成する(ステップS392)。第三、及び、第四焦点の間の差が、第二所定値より大きい時、第三焦点と第二設定値を処理して、第二露光条件を生成する(ステップS393)。
【0037】
その他の実施例中、露光装置は第三露光プロセスの実行が必要な時、再度、FC2測定を行い、第五焦点を得ると共に、第五焦点に基づいて、第三露光条件を求める。第三露光条件の生成方法と第二露光条件の生成方法は相似しているので、説明を省略する。
【0038】
上述の実施例中、ステップS330、S350、及び、S380と同じフォトマスクによりFC2測定を行い、第五焦点を得る。この他、第五焦点を得る前、第四焦点をメモリユニット中に保存し、第五焦点を判断する基準とする。
【0039】
図3中においては、第一、及び、第二焦点を確定後、複数回の露光プロセスを実行し、ステップS310〜S340を再実行する必要がない。よって、校正時間を大幅に減少させることができる。露光装置の焦点(第三か第四)の変化が大きすぎる場合、ステップS310〜S340を実行することにより、露光装置を再校正する。
【0040】
一実施例中、ステップS310〜S340を再実行するとき、ステップS310〜S340の実行後か前に、メモリユニット中のデータを消去して、新しい焦点データを継続して保存する。これにより、露光装置の焦点が最適な状態で維持される。
【0041】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
露光装置に適用する露光品質制御方法であって、
前記露光装置として、リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム(real-time imaging performance control system)を含み、かつ、露光条件により、ウェハに対し露光動作を実行する露光装置を用いる露光品質制御方法であり、
焦点管理方法を用いて、前記露光装置の第一焦点を得るステップと、
前記第一焦点に基づいて、前記露光装置を調整するステップと、
前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記露光装置の第二焦点を得るステップと、
前記第二焦点に基づいて、前記露光装置を調整するステップと、
前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記露光装置の第三焦点を得るステップと、
前記第三焦点に基づいて、前記露光条件を生成するステップと、
からなることを特徴とする露光品質制御方法。
【請求項2】
更に、
前記第一焦点が第一所定範囲内にあるか判断するステップと、
前記第一焦点が前記第一所定範囲内にない時、前記第一焦点が前記第一所定範囲内になるまで、前記露光装置を調整するステップと、
前記第一焦点が前記第一所定範囲内にある時、前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記第二焦点を得るステップと、
前記第一焦点が前記第一所定範囲内にあり、前記第二焦点を得た時、前記第一、及び、前記第二焦点の差が第一所定値より大きいか判断するステップと、
前記第一、及び、前記第二焦点の差が前記第一所定値より大きい時、前記第一、及び、前記第二焦点の差が前記第一所定値より小さくなるまで、前記露光装置を調整するステップと、
前記第一、及び、前記第二焦点の差が前記第一所定値より小さい時、前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記第三焦点を得るステップと、
前記第三焦点が第二所定範囲内にあるか判断するステップと、
前記第三焦点が前記第二所定範囲内にある時、前記第三焦点と第一露光プロセスの第一設定値(offset)とを処理することで、前記露光条件を生成し、前記第三焦点と前記第一設定値の総和を、前記露光条件とし、前記第三処理が前記第二所定範囲内にない時、予め設定された予設焦点と前記第一設定値とを処理することで、前記露光条件を生成し、前記予設焦点と前記第一設定値の総和を、前記露光条件とするステップと、を有することを特徴とする請求項1に記載の露光品質制御方法。
【請求項3】
更に、
前記第三焦点をメモリユニット中に保存するステップと、
前記第一露光プロセスを実行した後、前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記露光装置の第四焦点を得るステップと、
前記第四焦点が前記第二所定範囲内にあるか判断するステップと、
前記第四焦点が前記第二所定範囲内にある時、前記第四焦点と第二露光プロセスの第二設定値とを処理することで、前記露光条件を生成し、前記第四焦点と前記第二設定値の総和を、前記露光条件とするステップと、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の露光品質制御方法。
【請求項4】
前記第四焦点が前記第二所定範囲内にない時、前記第三焦点と前記第二設定値とを処理することで、前記露光条件を生成し、前記第三焦点と前記第二設定値の総和を、前記露光条件とすることを特徴とする請求項3に記載の露光品質制御方法。
【請求項5】
更に、
前記第一露光プロセス実行後、前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記露光装置の前記第四焦点を得るステップと、
前記第三、及び、前記第四焦点の差が、第二所定値より小さいか判断するステップと、
前記第三、及び、前記第四焦点の差が、前記第二所定値より小さい時、前記第四焦点と第二露光プロセスの第二設定値を処理して、前記露光条件を生成するステップと、
からなり、前記第四焦点と前記第二設定値の総和は、即ち、前記露光条件であることを特徴とする請求項3または4に記載の露光品質制御方法。
【請求項6】
前記第三、及び、前記第四焦点間の差が、前記第二所定値より大きい時、前記第三焦点と前記第二設定値とを処理することで、前記露光条件を生成し、前記第三焦点と前記第二設定値の総和を、前記露光条件とすることを特徴とする請求項5に記載の露光品質制御方法。
【請求項7】
前記露光動作完成後、再度、前記第一、及び、前記第二焦点を得る場合、前記メモリユニットが保存するデータを消去することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の露光品質制御方法。
【請求項8】
前記焦点管理方法は、測定待ちのウェハに対し、塗布プロセス、露光プロセス、現像プロセス、及び、測定プロセスを実行すると共に、前記測定プロセスの測定結果に基づいて、前記第一焦点を得ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の露光品質制御方法。
【請求項9】
単一のフォトマスクを利用して、前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システム測定を行い、前記第二、及び、前記第三焦点を得ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の露光品質制御方法。
【請求項10】
更に、前記リアルタイムイメージングパフォーマンス制御システムの自動補償功能を無効にするステップを含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の露光品質制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−199099(P2011−199099A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−65628(P2010−65628)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【出願人】(397031108)世界先進積體電路股▲ふん▼有限公司 (4)
【Fターム(参考)】