説明

非磁性改質相を備える鋼材の製造方法

【課題】品質の安定を図った非磁性改質相を備える鋼材の製造方法を提供すること。
【解決手段】複数の鋼材1を重ね合わせによって内部に空間20を形成し、その空間20内に改質金属30を入れ、重ね合わせた鋼材1を改質金属30の存在する位置で重ね合わせ方向に挟み込んだ一対の電極5により通電加圧することによって、改質金属30を周囲の鋼材1の一部とともに溶融して非磁性改質相11を形成するものであり、改質金属30は、電極5による加圧方向の両面にそれぞれ複数の突起32が形成されたものであって、電極5による通電加圧の前に、空間20に改質金属30を入れて重ね合わせた鋼材1を加圧装置で加圧し、突起32を鋼材1に食い込ませる改質前加圧工程を有する非磁性改質相を備える鋼材の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一対の鋼材に非磁性材を挟み込んで通電加熱溶融することにより部分的に非磁性改質相を備える鋼材を形成する製造方法に関し、特に、安定した非磁性改質相を形成する鋼材の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電動機や発電機などに用いられる鉄心には一般に高い透磁率が求められるため、ロータに磁石が取り付けられている。そして、そのロータには、磁石の漏れ磁束によって性能が低下しないようにするため、従来から部分的に非磁性化する加工が行われている。図6は、ロータを非磁性化した改質箇所を示した図である。ロータ90に設けられた磁石91に対し、非磁性改質相のペリブリッジ部92とセンターブリッジ部93が形成され、磁気抵抗を高めることで漏れ磁束による性能低下を防止している。
【0003】
このような非磁性改質相を備える鋼材を製造する方法としては、例えば特許文献1に、鉄心の該当箇所を局所的に加熱した後、冷却させることでオーステナイト領域を形成する技術が開示されている。すなわち、局所的な加熱の手段としてレーザー照射を行い、準安定オーステナイト系ステンレス鋼を冷間圧延により強磁性のマルテンサイト組織としたものを用いることで、その一部を非磁性のオーステナイト組織とする。その他には、特許文献2に開示されているように、対象の磁性部材を局所的に溶融しつつ、外部から改質元素を添加して固溶させて非磁性化する方法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3507395号公報
【特許文献2】特開2001−93717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、こうした従来の製造方法では、マルテンサイト化したオーステナイト系ステンレス鋼を用いる場合、結晶形の歪み等のため透磁率が一般的な電磁鋼板より劣り、最大磁束密度が不足してしまう。また、溶融させた状態で改質元素を添加する方法では、長い処理時間を要することや、深さ方向の制御が困難で非磁性改質相を所望どおりに形成できないなどの問題があった。また、ロータ90の場合には、電磁鋼板を複数重ねて構成するため、改質元素を添加した分が体積増加してしまい処理後の平坦性が悪いため、気密な重ね合わせができないといった問題も生じる。従って、非磁性改質相を備える鋼材の製造に対し、こうした課題を解決した新たな方法が望まれ、本出願人は特願2008−192468号によって新規製造方法を提案した。
【0006】
本発明は、かかる新規製造方法に関し、品質の安定を図った非磁性改質相を備える鋼材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る非磁性改質相を備える鋼材の製造方法は、複数の鋼材を重ね合わせによって内部に空間を形成し、その空間内に改質金属を入れ、前記重ね合わせた鋼材を前記改質金属の存在する位置で重ね合わせ方向に挟み込んだ一対の電極により通電加圧することによって、前記改質金属を周囲の鋼材の一部とともに溶融して非磁性改質相を形成するものであり、前記改質金属は、前記電極による加圧方向の両面にそれぞれ複数の突起が形成されたものであって、前記電極による通電加圧の前に、前記空間に改質金属を入れて重ね合わせた前記鋼材を加圧装置で加圧し、前記突起を前記鋼材に食い込ませる改質前加圧工程を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る非磁性改質相を備える鋼材の製造方法は、前記改質前加圧工程では、前記改質金属の突起を前記鋼材に途中まで食い込ませるようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る非磁性改質相を備える鋼材の製造方法は、前記改質金属は、前記加圧方向と直交する方向の寸法を前記空間より小さくしたものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、改質前加圧工程によって改質金属に形成した突起を鋼材に食い込ませ、空間内に入れられた改質金属が鋼材を掴んで浮き上がりを防止するようにしたため、次の改質工程では、通電電流が加圧方向に改質金属を偏り無く流れることにより、全体が溶融して安定した非磁性改質相が形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】ロータの電磁鋼板とその凹穴に入れる改質金属を示した図である。
【図2】非磁性改質相を備える鋼材の製造方法について示した断面図である。
【図3】非磁性改質相を備える鋼材の製造方法について課題を示した断面図である。
【図4】非磁性改質相を備える鋼材の製造方法について第1実施形態を示した断面図である。
【図5】非磁性改質相を備える鋼材の製造方法について第2実施形態を示した断面図である。
【図6】ロータを非磁性化した改質箇所を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明に係る非磁性改質相を備える鋼材の製造方法について、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。
本実施形態では、モータを構成するロータに対して非磁性改質相を形成する場合について説明する。ロータには、前述したように高い透磁率を得るため磁石が取り付けられ、一方で磁石の漏れ磁束による性能低下を防止するため非磁性改質相が形成される。
【0012】
ロータは、図1に示すようにドーナッツ形状をした極薄の電磁鋼板(例えば、Fe−Si)1を多数枚積層して形成されるものである。本実施形態では、そうした電磁鋼板1の所定箇所に円形の凹穴2が複数形成され、その中にそれぞれ円形の改質金属(例えば、NiCr)3が一つずつ入れられ、複数箇所に非磁性改質相が形成される。ここで、図2は、非磁性改質相の製造方法について一箇所を示した断面図である。
【0013】
先ず、図2(a)に示すように、凹穴2を形成した2枚の電磁鋼板1を上下に重ね合わせ、その際、上下両方の凹穴2が重なってできた空間20内に改質金属3が入れられる。こうして改質金属3を挟み込んだ2枚の電磁鋼板1同士を、図2(b)に示すように、その改質金属3が位置する箇所で上下から一対の電極5によって挟み込み、スポット溶接と類似の要領で通電加圧を行う。例えば、このときの加圧力は2KN程度とし、電流値は8KA程度とする。
【0014】
電極5による通電加圧が0.15秒程行われ、そこで起きる抵抗発熱により改質金属3が周りの電磁鋼板1とともに溶融する。こうして電磁鋼板1の内部が改質金属3とともに溶融する一方、表面部分は電極5に接して熱が奪われるため溶融しない。そして、通電終了後に再び凝固することで、図2(c)に示すように、非磁性改質相11が形成される。非磁性改質相11の形成は、図1に示す電磁鋼板1に形成された複数の凹穴2の箇所において同じように行われ、ロータ部材10が形成される。
【0015】
モータを構成するロータは、このような非磁性改質相11をもった2枚重ねのロータ部材10が、非磁性改質相11の位置を合わせて更に複数枚重ねられることによって形成される。なお、この非磁性改質相11が、図6のペリブリッジ部92やセンターブリッジ部93に相当する。従って、非磁性改質相11が形成されたロータ部材10には、所定箇所に磁石91を装填するための設置孔が形成され、その外周が削り取られる。
【0016】
ところで、ロータ部材10毎に形成される非磁性改質相11について改質の品質が落ちると、漏れ磁束を適切に防止することができず、モータの性能を低下させることになる。そのため、非磁性改質相11の製造に関しては、磁石91の漏れ磁束を効果的に抑えられることが求められている。また、非磁性改質相11には、その他にも磁石91に作用する遠心力によって、前述した磁石の設置孔が形成された位置から破壊が生じない強度を備えていることなどが要求される。そのためには、図2(c)で示すように、改質された非磁性改質相11が安定した状態で得られるようにするための方策が必要であった。
【0017】
ここで図3は、その非磁性改質相が安定的に得られなかった場合の一例を示したものである。改質金属3は、図2(a)に示すように凹穴2が重なってできた空間20内に正しく収まればよいが、実際には図3(a)に示すように、凹穴2の隅部に大きなRが生じてしまい、改質金属3の角部が乗り上げてしまうことがある。すると、図3(b)に示すように電極5によって挟み込んでも、加圧方向(図面上下方向)に電磁鋼板1と改質金属3とを非接触とする隙間101が生じてしまう。
【0018】
そこで、このような状態で電極5による通電加圧を行うと、通電電流が隙間101の存在する改質金属3の図面右側には流れずに、接触している図面左側に偏って流れる。そのため、改質金属3は、図面左側部分が抵抗発熱によって周りの電磁鋼板1とともに溶融するが、図面右側部分は十分に発熱しないため溶融せず、改質が不十分なものとなってしまう。すなわち、図3(c)に示すような非対象の不安定な非磁性改質相111を備えたロータ部材110が形成され、それがロータを構成した時に漏れ磁束が増えてしまう他、強度低下にもつながる。
【0019】
そこで本実施形態では、改質金属の挟み込みによる電磁鋼板の浮き上がりを防止して通電加圧による改質を適切に行えるようにする製造方法を提案する。具体的には、図4に示すように、上下両面に突起32が形成された改質金属30を使用し、電極による通電加圧前に電磁鋼板1を確実に上下で掴む改質前加圧工程を有するものである。図4は、そうした改質前加圧工程を含む非磁性改質相の製造方法を示した第1実施形態の断面図である。
【0020】
本実施形態の改質金属30は、上下両面に複数の突起32をもった凹凸面31が形成されている。この凹凸面31は、例えばローレット加工のように、型押し転造によって鋭角な三角形断面の突起32が規則正しく形成されている。そうした改質金属30を、図4(a)に示すように、凹穴2に配置することにより重ね合わせる上下の電磁鋼板1によってできる空間20内に挿入する。このとき改質金属30は、電極5の加圧方向である空間20の高さ寸法よりも、改質金属30の高さ寸法(突起32の先端同士の距離)の方が大きく、逆に加圧方向に直交する横方向の寸法は小さい。また、改質金属30は、型押し転造の圧延により加工硬化して硬くなっている。
【0021】
従って、次の図4(b)に示す改質前加圧工程では、空間20の位置を加圧装置の加圧ブロック50が上下から挟み込むと、電磁鋼板1が重なり合った状態で、背の高い改質金属30の突起32先端が凹穴2の底面に食い込む。このとき、改質金属3が上下の電磁鋼板1を掴んで浮き上がりを防止するが、更には、突起32の先端が食い込み時の抵抗によって曲がって釣り針の返しのようになり、アンカー効果を発揮して浮き上がりを防止することが期待される。なお、改質前加圧工程における上下の加圧ブロック50による加圧力は10KNである。
【0022】
そして次の通電加圧工程では、図4(c)に示すように電極5によって上下に電磁鋼板1を挟み込み、通電加圧すると、電流が突起32と凹穴2の底面との接触部分を通って上下に流れ、その抵抗発熱によって改質金属30が溶融する。その際、電磁鋼板1に対して面接触する図2の改質金属3に比べ、本実施形態の改質金属30は、突起32が途中まで食い込んだ状態で接しているため接触面積が小さい。従って、通電時の電流密度が増すため、少ない電流で十分な発熱を生じる。従って、前述したように、図2の場合には電流値が8KAであるのに対し、本実施形態では7.2KAである。なお、加圧力は同じく2KN程度である。
【0023】
こうした通電加圧によって電磁鋼板1の内部が改質金属30とともに溶融する一方、表面部分は電極5に接して熱が奪われるため溶融しない。そして、通電終了後に再び凝固することで、図4(d)に示すように、非磁性改質相11が形成される。非磁性改質相11の形成は、図1に示す電磁鋼板1に形成された複数の凹穴2の箇所において同じように行われ、ロータ部材10が形成される。
【0024】
よって、本実施形態の製造方法によれば、改質金属30の上下面に鋭角に尖った突起32を形成し、図4(b)に示す改質前加圧工程によって突起32を食い込ませ電磁鋼板1を掴んで浮き上がりを防止するようにしたため、図4(c)で示す改質工程では、確実に通電電流が改質金属30の上下の面を偏り無く流れ全体が溶融することで、安定した非磁性改質相11が形成できる。また、凹凸面31によって通電加圧時の電流密度が増すため、少ない電流で改質金属30を発熱させることができ、製造コストを抑えることができる。
【0025】
そして、改質金属30は、横方向の寸法を小さくしているが、これは溶融した改質金属30が空間20内に適切に充填できるように体積を合わせたものであり、この点でも安定した非磁性改質相11が形成できる。更に、改質金属30は横方向の寸法を小さくして空間20の側面との間に隙間が生じるようにしたことで、凹穴2の隅部にできる大きなRに改質金属30が影響を受けにくくなった。
【0026】
次に、図5は、非磁性改質相の製造方法を示した第2実施形態の断面図である。本実施形態では、2枚の電磁鋼板1を重ねてロータ部材10を形成した第1実施形態に対し、3枚の電磁鋼板を重ねてロータ部材を形成する場合の製造方法を示したものである。なお、同じ構成については、同じ符号を付して説明する。
【0027】
本実施形態では、表面が平らな2枚の電磁鋼板41と、貫通孔42aが形成された1枚の電磁鋼板42が用意され、図5(a)に示すように、電磁鋼板42の上下に電磁鋼板41を重ねてできる貫通孔42aの空間40内に改質金属30を配置させる。このとき改質金属30は、加圧方向である高さ寸法(突起32の先端同士の距離)が電磁鋼板42の板厚よりも大きく、逆に加圧方向に直交する横方向の寸法は貫通穴42aよりも小さい。
【0028】
従って、次の図5(b)に示す改質前加圧工程では、空間40の位置を加圧装置の加圧ブロック50が上下から挟み込むと、改質金属30の突起32先端が上下の電磁鋼板41に食い込む。よって、本実施形態でも、改質金属30が上下の電磁鋼板41を掴んで浮き上がりを防止し、更には、突起32の先端が食い込み時の抵抗によって曲がって釣り針の返しのようになり、アンカー効果を発揮して浮き上がりを防止することが期待される。
【0029】
次の通電加圧工程では、図5(c)に示すように電極5によって上下に電磁鋼板41,42,41を挟み込み、通電加圧すると、電流が突起32と電磁鋼板41との接触部分を通って上下に流れ、その抵抗発熱によって改質金属30が溶融する。ここでも改質金属30は、突起32の食い込みによって接触して接触面積が小さいため、通電時の電流密度が増し、少ない電流で十分な発熱を生じる。その後、通電を終了して凝固することで、図5(d)に示すように、非磁性改質相61を備えたロータ部材60が形成される。
【0030】
よって、本実施形態の製造方法でも、改質前加圧工程で改質金属30の突起32を上下の電磁鋼板41に食い込ませることで浮き上がりを防止し、次の改質工程で確実に通電電流が改質金属30の上下の面を偏り無く流れ全体が溶融するようにしたので、安定した非磁性改質相61が形成できる。また、凹凸面31によって通電加圧時の電流密度が増すため、少ない電流で改質金属30を発熱させることができ、製造コストを抑えることもできる。そして、改質金属30は、突起32を設けた分、横方向寸法を貫通孔42aより小さくし、溶融した状態で空間40内に充填できるように体積を合わせているので、この点でも安定した非磁性改質相61が形成できる。
【0031】
以上、本発明に係る非磁性改質相を備える鋼材の製造方法について実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、改質金属30に形成する突起32をピラミッド形にし、これによって通電時の電流密度をより高いものにして、より低い電流値で改質金属30を溶融させることが考えられる。
また、改質金属30は、その突起32が改質前加圧工程の加圧で食い込むものであれば良く、先端を鋭く尖っていなくともよい。
また、前記実施形態では、2枚の電磁鋼板1を重ねたロータ部材に非磁性改質相11を形成した場合について説明したが、その他の部材について行う場合にも応用可能である。
【0032】
また、前記第2実施形態では、電磁鋼板41を平面にしたが、その電磁鋼板41にも第1実施形態と同様に凹穴を形成し、その凹穴と電磁鋼板42の貫通孔42aとによって形成した空間に改質金属を入れるようにしてもよい。
更に、前記第2実施形態では、空間40を貫通孔42aを形成した1枚の電磁鋼板42で構成したが、上下の電磁鋼板41の間に2枚以上の電磁鋼板42を重ねるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 電磁鋼板
2 凹穴
5 電極
10 ロータ部材
11 非磁性改質相
20 空間
30 改質金属
31 凹凸面
32 突起
50 加圧ブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の鋼材を重ね合わせによって内部に空間を形成し、その空間内に改質金属を入れ、前記重ね合わせた鋼材を前記改質金属の存在する位置で重ね合わせ方向に挟み込んだ一対の電極により通電加圧することによって、前記改質金属を周囲の鋼材の一部とともに溶融して非磁性改質相を形成するものであり、
前記改質金属は、前記電極による加圧方向の両面にそれぞれ複数の突起が形成されたものであって、前記電極による通電加圧の前に、前記空間に改質金属を入れて重ね合わせた前記鋼材を加圧装置で加圧し、前記突起を前記鋼材に食い込ませる改質前加圧工程を有することを特徴とする非磁性改質相を備える鋼材の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載する非磁性改質相を備える鋼材の製造方法において、
前記改質前加圧工程では、前記改質金属の突起を前記鋼材に途中まで食い込ませるようにしたことを特徴とする非磁性改質相を備える鋼材の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載する非磁性改質相を備える鋼材の製造方法において、
前記改質金属は、前記加圧方向と直交する方向の寸法を前記空間より小さくしたものであることを特徴とする非磁性改質相を備える鋼材の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2011−97749(P2011−97749A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−249322(P2009−249322)
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】