説明

音声二次元コードから音声を再生可能な携帯電話機および音声二次元コードを含む二次元コードが表示された印刷物

【課題】二次元コードに含まれる少ないデータ量の音声データを読み取って、肉声に模した音声を再生することができるようにした携帯電話機を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、二次元コードの読み取り機能を有し、音声二次元コードを含む二次元コードを読み取る読み取り手段20と、読み取った二次元コードを復号するデコード手段31と、デコード手段31が音声二次元コードを復号して得た音声データから音声を再生して出力する音声出力手段50とを備え、音声二次元コードは、音声を分析して母音と子音に分離した音声データを符号化して成るものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二次元コードの読み取り機能を有する携帯電話機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から二次元コードに符号化された音声データを携帯電話機で読み取って、復号した後に音声を再生することが行われている。二次元コードに符号化された音声データを読み取る技術として例えば、特許文献1や特許文献2に記載されたものがある。
【0003】
すなわち、特許文献1は、録音した音声を圧縮データにしてから二次元コード化したものを再生時には二次元コードを復号して再生するものと、音声を一旦別の合成のコードに変えてしまうことでデータ量を減らした音声データを二次元コード化したものを再生時には二次元コードを復号した音声データから音声を合成して再生するものとを選択することができる技術が開示されている。また、特許文献2は、音声をいわゆる音素片の組合せで再生するものである。
【0004】
これらのうち、必要とするデータ量の最も大きいものは、音声を圧縮データとしたものであり、次に合成のコードに変えた音声データを合成して再生するもののデータ量が大きく、音素片の組合せで音声を再生するものは、これらの中で最もデータ量が小さい。
【0005】
また、従来から携帯電話機では、電話機としての機能のほかにカメラとしての機能、インターネットにアクセスして各種のサイトを閲覧等する情報端末としての機能等様々な機能を具備している。そのような携帯電話機のうち、カメラ機能を有するもののほとんどは、インターネット上のサイトのURLを二次元コード化したものをカメラ機能で読み取ってそのURLのサイトにアクセスすることができるようになっている。そして、アクセスしたサイトに格納されている音声をダウンロードしてその音声の再生をするようにしているものがある。また、特許文献3では、携帯電話機に平仮名・片仮名用音声データ、例えば平仮名「あ」や片仮名「ア」に対しては、音声データ「ア」が対応付けられているデータが記憶されており、カメラ機能で読み取った二次元コードを解読して得た識別子を平仮名・片仮名用音声データに対応させて音声を再生する技術が記載されている。すなわち、二次元コードを読み取り、音素片の組合せによって音声を再生するものである。
【0006】
【特許文献1】特開2005−302046号公報
【特許文献2】特開2002−297173号公報
【特許文献3】特開2006−65512号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術のように音声を圧縮した場合には、例えば肉声など音声はほぼ元の音声に再生することができるが、データ量が非常に大きくなってしまうという問題点があった。
【0008】
また、特許文献2や特許文献3の技術では、音素片の組合せによる再生であるので、音素片のテーブルを例えば、男性の声、女性の声、子供の声等、複数用意しておくことによって、複数種類の音色を選択して再生することもできるが、例えば肉声ごとに対応した音声に再生をすることはできず、再生した音声の音色自体には様々な個性を反映することができないという問題点があった。
【0009】
また、音声を分析して母音と子音に分離した音声データを符号化する分析合成方式として、LPC(Linear Predictive Coding)やCELP(Code Excitation Linear Prediction)などの技術が既に公知であり、これらの技術は、伝送路のデータレートが極端に低い環境、例えば軍事目的など特殊な分野で使われている。しかし、携帯電話機は、潤沢な伝送路のデータレートを有するため音源再生精度を重視したAMR(Adaptive
Multi-Rate)等の音声圧縮方式以外は具備していない。
【0010】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、二次元コードに含まれる、少ないデータ量の音声データを読み取って、肉声に模した音声を再生することができるようにした携帯電話機およびこの携帯電話機で読み取られる音声二次元コードが表示された印刷物を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]二次元コードの読み取り機能を有する携帯電話機(1)において、
音声二次元コードを含む二次元コードを読み取る読み取り手段(20)と、読み取った前記二次元コードを復号するデコード手段(31)と、該デコード手段(31)が前記音声二次元コードを復号して得た音声データから音声を再生して出力する音声出力手段(50)とを備え、
前記音声二次元コードは、音声を分析して母音と子音に分離した音声データを符号化したものから成ることを特徴とする携帯電話機(1)。
【0012】
[2]前記音声出力手段(50)は、前記母音の音声データを音声に再生するための音源(51)としてインパルス列発生器(51a)を備え、該インパルス列発生器(51a)は、繰返し周期ないし波高値が一定ではないインパルスを発生することを特徴とする[1]に記載の携帯電話機(1)。
【0013】
[3]前記デコード手段(31)は、QRコードのデコーダを有し、
前記二次元コードは、QRコードに符号化された、所定のサイトを特定するURLデータを含み、
前記所定のサイトは、前記音声二次元コードを復号するデコーダアプリケーションを提供するものであり、
前記QRコードのデコーダで読み取ったURLから前記所定のサイトにアクセスして前記デコーダアプリケーションをダウンロードし、前記デコード手段(31)が前記ダウンロードしたデコーダアプリケーションによって前記音声二次元コードを復号して前記音声データを得ることを特徴とする[1]または[2]に記載の携帯電話機(1)。
【0014】
[4]前記ダウンロードしたデコーダアプリケーションを格納しておく記憶手段(40)を備え、
前記QRコードのデコーダが前記URLデータを読み取ったときに、既に前記記憶手段(40)に前記デコーダアプリケーションが格納されているときは、前記デコーダアプリケーションを再びダウンロードをすることなく、前記デコード手段(31)は、前記記憶手段(40)に格納されたデコーダアプリケーションによって前記音声二次元コードを復号することを特徴とする[3]に記載の携帯電話機(1)。
【0015】
[5]前記[3]または[4]に記載の携帯電話機(1)によって読み取られる前記二次元コードが表示された印刷物。
【0016】
前記本発明は次のように作用する。
音声データは、エンコーダ側が音声を分析して一音ごとに母音に関するデータと子音に関するデータに分離してなるものである。この音声データを符号化した音声二次元コードを含んでいる二次元コードを印刷物等から携帯電話機(1)の読み取り手段(20)で読み取ると、携帯電話機(1)が備えるデコード手段(31)によって二次元コードが復号される。
【0017】
二次元コードに含まれるデータのうちURLデータをQRコードに符号化したものは、デコード手段(31)が有しているQRコードのデコーダによって復号される。初期状態の携帯電話機(1)は、音声二次元コードを復号するデコーダを有していないので、携帯電話機(1)は、復号したURLに対応するインターネット(2)上の所定のサイトにアクセスする。所定のサイトに接続した携帯電話機(1)は、所定のサイトから音声二次元コードを復号するためのデコーダアプリケーションをダウンロードすることができる。
【0018】
ダウンロードしたデコーダアプリケーションは、携帯電話機(1)が備える記憶手段(40)に格納されるとともに、デコード手段(31)が音声二次元コードを音声データに復号するために使用される。この場合、QRコードのデコーダがURLデータを読み取ったとき、既に携帯電話機(1)の記憶手段(40)にデコーダアプリケーションが格納されているときは、URLに特定される所定のサイトにアクセスすることなく、記憶手段(40)に格納されているデコーダアプリケーションを使用して音声二次元コードを音声データに復号する。これにより、読み取った音声二次元コードの復号を迅速に行うことができる。
【0019】
このようにして復号した音声データは、携帯電話機(1)が備える音声出力手段(50)によって音声に再生される。このとき再生される音声は、音声を母音と子音に分離した音声データに基づいて再生される。音声を構成する母音部分は、その母音の音声データが音源(51)の備えるインパルス列発生器(51a)によって発生されるインパルスに基づいて再生される。インパルス列発生器(51a)が発生するインパルスは、繰返し周期ないし波高値が一定のものではなく、適宜に変化させることができる。これにより、再生音声は、エンコーダ側が分析して音声データ化した実際の音声に近い音声にすることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明にかかる携帯電話機によれば、印刷物等から読み取った二次元コードに含まれる音声二次元コードが、音声を分析して母音と子音に分離した音声データであるので、MP3等のような音声を圧縮した音声データに比してずっと少ない音声データ量とすることができ、なおかつ、音素片データを合成した再生音とは異なり、肉声に模した音声を再生することができる。
【0021】
また、本発明にかかる携帯電話機で読み取られる音声二次元コードを印刷物に表示しておくことにより、印刷物は、携帯電話機で容易に再生できる、肉声に模した音声情報の情報伝達媒体とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
図1から図4は本発明の一実施の形態を示している。
図1は、本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の主要部の構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の一実施の形態に係る携帯電話機を利用するシステムの概略を説明する説明図であり、図3は、本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の機能を説明するブロック図であり、図4は本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の作用を示すフローチャートである。
【0023】
図2に示すように、本発明の一実施の形態にかかる携帯電話機1は、電話回線やインターネット2等のネットワークに無線で接続することができ、インターネット2を介して所定のサイトを管理しているサーバ3に接続することができるものであり、さらに、音声を分析して母音に関する母音データと子音に関する子音データとに分離された音声データに基づいて音声を合成して再生することができるものである。
【0024】
図3に示すように、携帯電話機1は、通信インターフェイス10と、二次元コードを読み取る読み取り手段20と、CPU等からなり、デコード手段31を有する制御部30と、記憶手段40と、音声を再生する音声出力手段50等を備えている。
【0025】
通信インターフェイス10は、電話回線やインターネット2等のネットワークに無線で接続して、電話機やインターネット2上の所定のサイトとの間で情報の送受信をすることができるものである。読み取り手段20は、カメラ機能を果たすものであり、デジタルカメラと同様にレンズ、レンズを通して集光した被写体の光を受光する撮像素子等を有するものである。本実施の形態に係る携帯電話機1は、この読み取り手段20によって音声二次元コードを含む二次元コードを読み取り、音声二次元コードを復号した音声データから音声を再生することができるようにしたものである。
【0026】
制御部30は、プログラムを実行して携帯電話機1の各種機能を制御する。制御部30は、二次元コードを復号するデコード手段31を有する。デコード手段31が備える二次元コードのデコーダには、予めQRコード用のデコーダが含まれている。また、後述するように音声二次元コードを復号するためのデコーダアプリケーションを所定のサイトから一旦ダウンロードした後は、そのデコーダアプリケーションも有する。
【0027】
記憶手段40は、そのROMにQRコードのデコーダ等の携帯電話機1の各種機能を制御するためのプログラムが格納されており、不揮発メモリーには、所定のサイトからダウンロードしたデコーダアプリケーション等が格納される。
【0028】
音声出力手段50は、携帯電話機を電話機として使用しているときに受信した音声を再生するほか、デコーダアプリケーションによって音声二次元コードを復号して得た音声データに基づいた音声を再生することができる。図1に示すように、音声出力手段50は、音声データに基づいて音声を合成するための音源51、合成された合成音声を人間の声に近似させるためのフィルタ52(例えば声道フィルタ)、D/Aコンバータ53、増幅器54、スピーカ55等を有している。
【0029】
音源51は、インパルスを発生させるためのインパルス列発生器51aとノイズを発生させるためのノイズ発生器51bとを備えている。この音源51が音声を合成する音声データは、不図示のエンコーダ側で音声を分析して一音ごとに母音に関する母音データないし子音に関する子音データに分離されたものである。インパルス列発生器51aは、インパルスの繰返し周期を一定の範囲で僅かに変化させたり、波高値を一定の範囲で変化させたりすることにより、自然音により近づけることができる。
【0030】
母音データは、インパルス列発生器51aによって所定の周波数範囲のインパルスを出力し、これに基づいて母音を発生させるためのものである。子音データは、ノイズ発生器51bによってノイズを出力し、これに基づいて子音を発生させるものである。これら母音データないし子音データには、合成後の音声を肉声のような自然音対応させるためのフォルマント情報も含まれている。
【0031】
これにより、音声は、一音ごとに子音データと母音データの組合せ、または母音データ単独もしくは子音データ単独で表される。この音声データは、二次元コード化された音声二次元データとして二次元コードに含まれたものを読み取り手段20で読み取ることによって得られるものである。
【0032】
二次元コードには、音声二次元コードを復号するデコーダアプリケーションを提供するサイトのURLデータがQRコードに符号化されて含まれている。携帯電話機1が二次元コードを読み取ると、QRコードのデコーダがURLデータを復号する。これとともに携帯電話機1は、このURLで特定される所定のサイトにアクセスして接続するので、音声二次元コードを復号するデコーダアプリケーションをダウンロードすることができる。
【0033】
このようにダウンロードしたデコーダアプリケーションにより、携帯電話機1は、音声二次元コードを復号して一音ごとの音声データを得ることができる。ダウンロードしたデコーダアプリケーションは、記憶手段40に格納される。したがって、以降は、音声二次元コードと前記所定のサイトのURLデータのQRコードを含む二次元コードを読み取ったときでも、所定のサイトにアクセスせずに、記憶手段40に格納されているデコーダアプリケーションを使用して音声二次元データを復号することができる。
【0034】
例えば人間の声を前記の音声データにしたものは、音源51と、フォルマント情報を入力されたフィルタ52とによって人間の肉声に模した後、D/Aコンバータ53でD/A変換したものを増幅器54で増幅してスピーカ55から発音させる。
【0035】
次に作用を説明する。
図4に示すように、音声二次元コードとURLデータのQRコードを含む二次元コードを携帯電話機1の読み取り手段20で読み取ると(ステップS1)、制御部30は、その二次元コードを記憶手段40のRAMに記憶するとともに、デコード手段31のQRコード用のデコーダによってQRコードを復号してURLデータを得る(ステップS2)。
【0036】
このとき、記憶手段40に音声二次元コードのデコーダアプリケーションが格納されていないときは(ステップS3でNO)、制御部30は、通信インターフェイス10を介してURLデータで特定されるインターネット2上のサイトにアクセスする。サイトに接続した後、音声二次元コードのデコーダアプリケーションをダウンロードすることができる(ステップS4)。
【0037】
制御部30は、このデコーダアプリケーションを使用して音声二次元コードを復号して音声データを得る(ステップS5)。デコーダアプリケーションは、以降の使用のために記憶手段40に格納される。
【0038】
QRコード用のデコーダがURLデータを読み取ったとき、既に記憶手段40にデコーダアプリケーションが格納されているときは(ステップS3でYES)、URLに特定される所定のサイトにアクセスすることなく、記憶手段40に格納されているデコーダアプリケーションを使用して音声二次元コードを復号して音声データを得る(ステップS5)。このように、既に記憶手段40にデコーダアプリケーションが格納されているときは、URLデータで特定されるサイトにアクセスすることなく音声二次元コードの復号ができるので、その分迅速に復号した音声データを得ることができる。
【0039】
一音の母音部分は、母音データに基づいてインパルス列発生器51aが発生する所定の周波数のインパルスをフォルマント情報の入力されたフィルタ52を通して生成され、また、子音部分は、子音データに基づいてノイズ発生器51bが発生するノイズをフォルマント情報の入力されたフィルタ52を通して生成され、これらを合成することによって一音が再生される(ステップS6)。
【0040】
例えば、音声「サ」を再生するときは、先に、スイッチSをノイズ発生器51b側に接続してノイズを0.15秒発生させ、次にスイッチSをインパルス列発生器51a側に切り換えて「ア」の440Hzのインパルスを発生させ、これらをフィルタ52に通すようになっている。これにより、音声「サ」を発生させることができ、しかも肉声(原音)の個性を反映したフォルマント情報を入力したフィルタ52を通しているので、肉声にほぼ一対一に対応した音声を再生することができる。フィルタ52を通した後は、D/Aコンバータ53でD/A変換してから増幅器54で増幅してスピーカ55で音声が再生される(ステップS7)。
【0041】
本実施の形態に係る携帯電話機で読み取れる音声二次元コード、すなわち音声を分析して母音に関する母音データと子音に関する子音データとに分離し、フォルマント情報を含んだ音声データを二次元コード化したものを含む二次元コードを印刷したものは、少ないデータ量で肉声に模した音声による音声情報の伝達が容易な情報伝達媒体となる。なお、印刷物には紙やビニールなどのシート部材に直接に印刷等したものに限らず、例えば、二次元コードを印刷したシールを貼付したシート部材や液晶ディスプレイ等の表示装置上に表示したものも含む。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る携帯電話機を利用するシステムの概略を説明する説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の機能を説明するブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る携帯電話機の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0043】
S…スイッチ
1…携帯電話機
2…インターネット
3…サーバ
10…通信インターフェイス
20…読み取り手段
30…制御部
31…デコード手段
40…記憶手段
50…音声出力手段
51…音源
51a…インパルス列発生器
51b…ノイズ発生器
52…フィルタ
53…D/Aコンバータ
54…増幅器
55…スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二次元コードの読み取り機能を有する携帯電話機において、
音声二次元コードを含む二次元コードを読み取る読み取り手段と、読み取った前記二次元コードを復号するデコード手段と、該デコード手段が前記音声二次元コードを復号して得た音声データから音声を再生して出力する音声出力手段とを備え、
前記音声二次元コードは、音声を分析して母音と子音に分離した音声データを符号化したものから成ることを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
前記音声出力手段は、前記母音の音声データを音声に再生するための音源としてインパルス列発生器を備え、該インパルス列発生器は、繰返し周期ないし波高値が一定ではないインパルスを発生することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
【請求項3】
前記デコード手段は、QRコードのデコーダを有し、
前記二次元コードは、QRコードに符号化された、所定のサイトを特定するURLデータを含み、
前記所定のサイトは、前記音声二次元コードを復号するデコーダアプリケーションを提供するものであり、
前記QRコードのデコーダで読み取ったURLから前記所定のサイトにアクセスして前記デコーダアプリケーションをダウンロードし、前記デコード手段が前記ダウンロードしたデコーダアプリケーションによって前記音声二次元コードを復号して前記音声データを得ることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話機。
【請求項4】
前記ダウンロードしたデコーダアプリケーションを格納しておく記憶手段を備え、
前記QRコードのデコーダが前記URLデータを読み取ったときに、既に前記記憶手段に前記デコーダアプリケーションが格納されているときは、前記デコーダアプリケーションを再びダウンロードをすることなく、前記デコード手段は、前記記憶手段に格納されたデコーダアプリケーションによって前記音声二次元コードを復号することを特徴とする請求項3に記載の携帯電話機。
【請求項5】
前記請求項3または4に記載の携帯電話機によって読み取られる前記二次元コードが表示された印刷物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−271315(P2009−271315A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121641(P2008−121641)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(302051474)株式会社高度圧縮技術研究所 (3)
【出願人】(502148473)KFE JAPAN株式会社 (2)
【Fターム(参考)】