説明

食品組成物

【課題】生活の近代化等に伴うストレス貯増を抑制することができる食品組成物を提供する。
【解決手段】酢炙ハトムギ抽出物を有効成分として含有する。ハトムギの筋緊張緩和の働きに酢炙により止痛性などを新たに賦与することができ、通有の酢とハトムギの混合と違い、酢の刺激性とハトムギの難消化性で利用効率の低かった酢とハトムギの機能をこの二つの原料の相互カバーにより向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、酢で炮製したハトムギ抽出物を有効成分として含有し、健康食品として利用可能な食品組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
生活の近代化につれて、ストレス貯増により臨床的に検知計測不能な症状(通常は「気のせい」だとされる症状)からの致病が増加している。このような予防、改善策を講じられない不可視的症状は、例えば、皮膚科的にはアトピー皮膚炎、円形脱毛、ナチュラルモイスチュアファクターの低下を顕在化させ、精神科的には不眠、うつ、自律神経失調などを増悪させるが、その予防に具体的な対策は採られていない。そして、例えば、ストレスホルモンであるコーチゾルの高分泌が続くと、眠りが浅くなる、憂鬱になる、神経質になる、多汗多尿を招く、顔が脂ぎる、抜け毛が増える、肥りやすくなる、動悸が激しくなる、便通が乱れる、塩分感受性が高まる、筋力が低下する、解毒機能が漸減する(肝機能の低下)などの症状が発生する。また、ストレスの継続による栄養消耗は、感情が鈍くなる、憂鬱になる、無気力になる、疲れやすくなる、皮膚の色が黒くなる、居眠りをしやすくなる、アレルギー傾向が増す、栄養吸収力が下がるなどの症状を招く。
【0003】
このようにストレス貯増の未病状態(検査値に異常が現れていない時期を指す)では、受診において「気のせい」とか「怠け」などといわれ、対応には辛うじて栄養剤摂取の勧めを受けるにとどまる。この場合、ストレス対応で摂取を勧められる栄養成分には、ストレスで消耗しやすいカルシウム(Ca)、酸素の利用効率を高めるビタミンE、副腎ホルモン産生を助けるビタミンB、B、C、ストレス耐性を作るカリウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、下垂体ホルモン産生のためのビタミンA、コリン、メチオニン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、トリプトファン、リジンなどがある(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
しかし、それらによる効果発現は何れもそれぞれの成分の大量摂取が必要とされ、その難しさもあり、現状では特定の栄養素又は栄養素群がストレス貯増を良好にセーブしたという報告はなく、対策は対症的な精神安定剤や導眠剤が処方されるに止まっている。いうまでもなく、これらは医薬品であり、副作用や習慣性が高いために日常的な予防には使用できるものではない。
【0005】
生活の近代化は「明時間の増、高栄養、高密度の生活」と同義であり、これはそのままホルモン分泌リズムの乱れ、ホルモン分泌機能の早老因につながる。ホルモン分泌の乱れ、ホルモン分泌機能の低下はストレス貯増原因でもあり、人口の約4割に兆しの見える「うつ」症候の起因ともなる(例えば、非特許文献2参照)。
【非特許文献1】福井透著、「薬剤師がすすめるビタミン・ミネラルの使い方」、丸善株式会社
【非特許文献2】川島誠一郎著、「老化とホルモン」、東京大学出版会
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、生活の近代化等に伴うストレス貯増を抑制することができる食品組成物を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る食品組成物は、酢炙ハトムギ抽出物を有効成分として含有して成ることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項2に係る食品組成物は、請求項1において、酢炙ハトムギ抽出物を抽出するための食酢が醸造酢であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の請求項3に係る食品組成物は、請求項1又は2において、コラーゲンを有効成分として含有して成ることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明では、ハトムギの筋緊張緩和の働きに酢炙により止痛性などを新たに賦与することができる。通有の酢とハトムギの混合と違い、酢の刺激性とハトムギの難消化性で利用効率の低かった酢とハトムギの機能をこの二つの原料の相互カバーにより向上させることができるものであり、ハトムギの機能を改変した酢炙ハトムギ抽出物により、生活の近代化等に伴って増大するストレス貯増を抑制し、ストレスによる身体の機能が損なわれないようにすることができるものである。
【0011】
請求項2の発明では、長期の発酵熟成を経て耐ストレスへの栄養分補給能を高めた玄米壺酢を使用することにより、ハトムギへの浸透力の高めることができ、酢炙ハトムギ抽出物の機能をさらに強化することができるものである。
【0012】
請求項3の発明では、コラーゲンを含有せしめることで、筋緊張性緩和と止痛性による結合織賦活をコラーゲン補給によりさらに高めることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0014】
本発明の食品組成物は、酢炙ハトムギ抽出物を有効成分として含有するものである。
【0015】
ハトムギ(Coix lachryma-jobi L.)はイネ科の一年草であって、本発明ではその成熟種子の乾燥物(ヨクイニン)を好適に用いることができる。ハトムギの成分は脂肪油、coixol(CN)、sterol(ステロール)、ロイシンやイソロイシンなどのアミノ酸、ビタミンBなどを主とする。また、従来から民間薬的な効用用途が確認されており、多湿のもたらす筋れん縮や痺れの緩解又は止瀉に供される他、催乳や軽度の水腫、リウマチ、腎疾患などにも用いられている。特に、皮膚の扁平疣贅に煎じての内用又は外用しての効果が伝承されているものの、効果は穏やかなので大量使用の必要があるとされている。
【0016】
酢炙はハトムギからの成分抽出率を高めてストレス対応力を高め又酵素活性(ヒアルロニダーゼやコラゲナーゼ)の抑制を高めると考えられる。酢炙ハトムギは適量(例えば、同量)の食酢にハトムギを浸潤した後、風乾し、この後、焦げ目が薄くつく程に炒ることにより作製することができる。酢炙において用いる食酢としては醸造酢が好ましく、とりわけ天然醸造の米壺酢を用いるのが最も好ましい。米壺酢は、壺中の米を屋外醸造して得られるものであって、発酵過程において温度や通気性を維持することができる。そして、米壺酢を用いた場合は酢分子(酢酸分子)のハトムギへの高浸透性が得られてハトムギの既知成分や未知成分の高抽出性を得ることができるものである。
【0017】
本発明において、酢炙ハトムギからの有効成分の抽出は、例えば、次のようにして行う。まず、ハトムギとしてのヨクイニンを食酢に浸潤する。ここで、ヨクイニンとしては日本薬局方規格のものを用いることができ、食酢としては例えば米壺酢などの天然醸造酢を用いることができる。また、浸潤する際のハトムギと食酢との割合は重量比で1:1(同量)とすることができるが、これに限らず、ハトムギ1に対して食酢を0.4〜2.0の重量比で混合することができる。また、浸潤する際の温度及び時間は特に限定されないが、常温で24〜120時間とすることができる。上記の浸潤により、ハトムギを食酢で膨潤させた後に、これを風乾などの乾燥方法で乾燥する。次に、乾燥後の食酢含有ハトムギをゆっくりと炒って薄く焦げ目がつくまで加熱する。この加熱の際の温度及び時間は特に限定されないが、70〜120℃で0.5〜3時間とすることができる。そして、加熱の後に放冷することにより酢炙ハトムギを得ることができる。
【0018】
次に、酢炙ハトムギから抽出物を得る。この場合、抽出溶媒としては、水又はエタノールあるいはこれらの任意比率の混合溶媒を用い、抽出方法は酢炙ハトムギを抽出溶媒に浸漬したり加熱還流したりする一般的な方法を採用することができる。例えば、浸漬により抽出する場合は、粉砕した酢炙ハトムギに重量比で5〜20倍の抽出溶媒を加えた後、0〜85℃、好ましくは40〜50℃の温度で0.5〜48時間浸漬状態で放置する。この抽出の操作を1回あるいは2〜5回繰り返すことによって、酢炙ハトムギ抽出物を抽出溶媒中に溶存させた抽出液を得ることができる。また、この抽出液から酢炙ハトムギの残渣を濾過等により除去して不純物の少ない抽出液を得ることができ、さらに、抽出液を濃縮したり遠心分離したりイオン交換樹脂を用いたりすることによって、不純物のさらに少ない酢炙ハトムギ抽出物を精製して乾燥粉末などの形態で得ることができるものである。
【0019】
本発明の食品組成物は上記の抽出液をそのままで或いは水等で希釈してドリンク剤として用いることができる。また、上記の抽出液や精製物などを既知の食品や飲料に配合することによって、本発明の食品組成物を健康食品として調製することができる。
【0020】
本発明において、食品組成物中における酢炙ハトムギ抽出物の含有量は特に限定されないが、酢炙ハトムギ抽出物の乾燥物換算で食品組成物の全量に対して0.05〜15重量%、好ましくは0.1〜10重量%にする。0.05重量%未満では本発明の効果を発現するのに長期間を要するおそれがあり、15重量%より多くなると、矯味の必要が増加するおそれがある。
【0021】
本発明の食品組成物には酢炙ハトムギ抽出物の他に、従来から食品の製造に用いられている配合剤を含有させることができ、これにより、配合剤の成分による付加的効果を得ることができる。具体的には、配合剤としては、例えば、動植物性のコラーゲン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、ガラクトオリゴ糖、マンナン、ビタミンB群などを挙げることができるが、これに限定されるものではない。上記の中でもコラーゲンが好ましく、例えば、食品組成物を健康食品とするときには食品組成物中に酢炙ハトムギ抽出物の5〜20倍含有させてもよい。尚、通常、食品製造に用いる配合剤としては、主に、食品添加物公定書、例えば、「化学的合成品以外の食品添加物リスト〜厚生省生活衛生局食品化学課編,1989」の収載品目などを挙げることができる。
【0022】
本発明では、ハトムギの機能を改変した酢炙ハトムギ抽出物により、生活の近代化等に伴って増大するストレス貯増を抑制することができる。ストレス貯増により、神経系、内分泌系、免疫系などのバランスが乱れ、健康維持のベースであるホメオスタシスが低下する。検査によるストレス貯増の検知は、例えば、インターフェロンγの低値の測定で行うことができ、検査法が確立しているIFN−γや2−5A酵素のチェックでストレス貯増を予見することができる。このように本発明では、日常に貯増するストレスに対応すべく、筋緊張緩和のハトムギに酢炙でさらに機能強化し、その摂取によるストレス耐性をIFN−γ(インターフェロンγ)産生とその効果発現の受け皿である2−5A合成酵素の活性度で確認することができる。また、皮膚における結合織の抑コラゲナーゼ活性の低下に対して本発明を有用に作用させ抑制することができる。結合織はコラーゲンを主たる構成骨格とするが、結合織は炎症のステージなので、例えば、日々の化粧や冷えのぼせ、日焼けなどの刺激で炎症が絶え間なくなり、これにより、肌の弾力性が低下したるみとなる。そこで、酢炙によりハトムギの消炎鎮痛性を増した本発明が有効である。
【実施例】
【0023】
以下本発明を実施例によって具体的に説明する。
【0024】
(実施例1)
米壺酢(合資会社伊達醸造製の「米酢」)に同等量のハトムギ(日本薬局方規格のヨクイニン)を24時間浸潤することにより、ハトムギを米壺酢で膨潤させ、これを風乾で24時間乾燥した。次に、乾燥後の米壺酢含有ハトムギを70℃で1時間ゆっくりと炒って薄く焦げ目がつくまで加熱し、この後に放冷することにより酢炙ハトムギを得た。次に、この酢炙ハトムギ(乾燥物)100gを10倍の水に0℃で24時間浸漬し、この後、濾過し、さらに0.1倍に濃縮した抽出エキスを凍結乾燥することにより酢炙ハトムギ抽出物を30.7g得た。
【0025】
次に、酢炙ハトムギ抽出物70重量部と、結合剤として精製大豆油(日清オイリオグループ株式会社製)3重量部と、分散増量剤として乾燥馬鈴薯澱粉(日澱化学株式会社製のデリカM3)27重量部とを混合することによって、一粒0.2gのタブレット(素粒)を製造した。
【0026】
(実施例2)
実施例1と同様の酢炙ハトムギ抽出物0.025重量部と、水39.975重量部と、コラーゲン(東洋冷蔵株式会社製の「コラーゲンペプチド」)10重量部とを混合することによって、一本50ミリリットルのコラーゲン入りドリンク剤を製造した。
【0027】
(実施例3〜10)
酢炙ハトムギ抽出物と水とコラーゲンの各配合量を表1、2のように変更した以外は実施例2と同様にして一本50ミリリットルのコラーゲン入りドリンク剤を製造した。
【0028】
(比較例1)
実施例1で用いたハトムギ100gを酢炙せずにそのまま10倍の水に0℃で24時間浸漬し、この後、濾過し、さらに0.1倍に濃縮した抽出エキスを凍結乾燥することによりハトムギ抽出物を得た。
【0029】
次に、このハトムギ抽出物を実施例1の酢炙ハトムギ抽出物の代わりに用い、他の成分は実施例1と同様にしてタブレットを製造した。
【0030】
(比較例2)
比較例1で製造したハトムギ抽出物を実施例4の酢炙ハトムギ抽出物の代わりに用い、他の成分は実施例4と同様にしてコラーゲン入りドリンク剤を製造した。
【0031】
[IFN−γ産生及び2−5オリゴアデニル酸合成酵素(2−5A酵素)活性の推移]
健常ボランティア男女各3名に実施例1〜10あるいは比較例1、2を継続して摂取してもらい、摂取前、摂取から二週間経過時、摂取から四週間経過時における血液中のIFN−γ産生及び2−5オリゴアデニル酸合成酵素活性の推移を観測した。尚、実施例1及び比較例1は摂取量30粒/日とし、実施例2〜10及び比較例2は摂取量1本/日とした。また、IFN−γはサンプルに対してのヒト羊膜セル(cell),シンドビスウィルス(Sindobis Virus)50%CPE(細胞変性効果)抑制によるバイオアッセイ法によって、また2−5A酵素活性はセンダイウィルス刺激20時間後のそれ(サンプル)を同酵素活性測定用ラジオイムノアッセイキットにより測定した。そして、IFN−γ産生及び2−5オリゴアデニル酸合成酵素(2−5A酵素)活性の両方が大きく上昇したものに○を、IFN−γ産生及び2−5オリゴアデニル酸合成酵素(2−5A酵素)活性に上昇が見られたものに△を、IFN−γ産生及び2−5オリゴアデニル酸合成酵素(2−5A酵素)活性に上昇があまり見られなかったものに×をそれぞれ付した。結果を表1、2に示す。
【0032】
【表1】

【0033】
【表2】

【0034】
実施例1と比較例1及び実施例2〜10と比較例2とを対比すると、酢炙ハトムギ抽出物を使用した実施例1は、ハトムギ抽出物を使用した比較例1よりも総合評価が向上した。また、酢炙ハトムギ抽出物を使用した実施例2〜10は、ハトムギ抽出物を使用した比較例2よりも総合評価が向上した。また、実施例2と実施例3〜6を対比すると、酢炙ハトムギ抽出物を2重量%以上配合した実施例3〜6は、酢炙ハトムギ抽出物の配合量が2重量%未満の実施例2よりも総合評価が向上した。また、実施例7と実施例3、8〜10を対比すると、コラーゲンを配合した実施例3、8〜10は、コラーゲンを配合していない実施例7よりも総合評価が向上した。そして、これらの総合評価が向上することはストレス貯増が減少したと評価することができる。
【0035】
[コラゲナーゼ阻害作用の測定]
Wunsch-Heiolrih法変法を用いた(参考文献 生薬学雑誌42,249,1988)。酵素溶液は、collagenase N−2 from streptmyces parvulussubsp. citrus(新田ゼラチン製)を0.1mg/mlに、基質溶液はPZpeptide(4-phenylazobenzyloxycarbonyl-Pro-Leu-Gly-Pro-D-Arg・HO,Bachem feinchemikaliem AG製)を0.5mg/mlに、それぞれ0.1Mトリス緩衝液(pH7.1、20mMCaCl含有)を用いて調製したものである。
【0036】
上記実施例1の酢炙ハトムギ抽出物20mgを水10mlに溶かした溶液を試料とし、この試料0.05mlに酵素溶液0.05ml及び基質溶液0.4mlを加え、37℃で30分間反応せしめ、25mMクエン酸溶液1mlを加えて反応を停止させたのち、酢酸エチル5mlを加えて抽出、遠心分離後、酢酸エチルを対照として、波長320nmにおける酢酸エチル層の吸光度[T]を測定した。酵素溶液に代えて水を用いたものをブランク[B]、試料に代えて水を用いたものをコントロール[C]とし、inhibition(阻害率)を次式により求めた。
【0037】
inhibition(%)=100×{1−([T]−[B])/([C]−[B])}
そして、実施例1における酢炙ハトムギ抽出物の乾燥物を用いて作製した試料では、inhibitionが24%となり、比較例1におけるハトムギ抽出物の乾燥物を用いて作製した試料では、inhibitionが−2%となり、酢炙ハトムギ抽出物を用いた方がコラゲナーゼの阻害率が高くなった。従って、本発明によりコラーゲンの損失を少なくすることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
酢炙ハトムギ抽出物を有効成分として含有して成ることを特徴とする食品組成物。
【請求項2】
酢炙ハトムギ抽出物を抽出するための食酢が醸造酢であることを特徴とする請求項1に記載の食品組成物。
【請求項3】
コラーゲンを有効成分として含有して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品組成物。


【公開番号】特開2009−296998(P2009−296998A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−158407(P2008−158407)
【出願日】平成20年6月17日(2008.6.17)
【出願人】(500264320)有限会社コム・インスティチュート (3)
【出願人】(397030983)株式会社高陽社 (1)
【Fターム(参考)】