説明

飲料生成機のドレン

コーヒー抽出機などの飲料生成システム(1)の構成部分をドレンするための方法および装置を提供する。飲料前駆液体を保持および/または加熱するために使用されるタンク(53)は自動的にドレンされることもできる。ドレン系統(66)を含む飲料生成機(1)を自蔵式にしてもよく、この場合、タンク(53)からドレンされた液体は、飲料生成機の一部である他のタンク(80)によって保持される。ドレンされた液体が貯められるタンクを、飲料生成機(1)から取外し可能にしてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料生成機の構成部分のドレン方法およびドレン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コーヒー抽出機などの飲料生成機内に残った飲料を排出すること(ドレン)は、この機械を格納する前において、飲料のこぼれを防止し、凍結による機械の損傷を防ぎ、および/もしくは機械の重量を軽減する助けになり得る。例えば、商用コーヒー抽出機の中には、コーヒーを用意するために、前もって水を加熱して貯蔵するために用いられるタンクを含むものもある。機械を格納する前に、例えばドレンラインから栓を取り外して、タンクを手動でシンクまたはドレンチューブを備えた床ドレン口の中にドレンしてもよい。シングルサーブコーヒー抽出機などの、もっと小型の機械では、湯タンクを消費者ではドレンできないものもある。
【0003】
【特許文献1】米国特許第3584568号明細書
【特許文献2】米国特許第5302407号明細書
【特許文献3】米国特許第6164189号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、自動式および/または自給式ドレンシステムが、シングルサーブコーヒー抽出機などのいくつかの飲料生成機のドレンを容易にするであろうと認識した。例えば、シングルサーブコーヒー抽出機の中には、コーヒーを抽出するために使用される水を加熱および/または貯蔵するための水タンクを有するものもある。これらのコーヒー抽出機では、ある一定量の水をタンクから、この水を通常の分配チューブを通じて飲料生成部に分配することによって引き出すことができる。しかし、分配チューブがタンクの中に配置されているので、水の一部は常に湯タンクの中に残留している。加熱エレメントが焼き切れないようにこれを水の中に沈めておくなど、タンクの中のある一定量の水を残しておくことが重要になろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様では、飲料生成システムは、ハウジングと、水などの飲料前駆液体を保持するためのハウジングに取り付けられたタンクとを含む。飲料生成部もまたハウジングに取り付けられ、飲料前駆液体を使用することによって部分的に飲料を生成するように構成されている。例えば、飲料生成部は、タンクから受け取った湯を、挽いた焙煎コーヒーおよびフィルタエレメントを含む飲料生成カートリッジ(ポットまたは密封カプセル)に供給して、コーヒー飲料を生成する。タンクから飲料生成部へ飲料前駆液体を提供するための供給系統が構成され、飲料前駆液体タンクを実質的に空にするためのドレン系統が構成されている。ドレン系統を制御してタンクを自動的にドレンするようになっている制御装置を備えてもよく、例えばハウジング上のドレンボタンを押して、ドレン装置に制御指令を送る。本発明のこの態様では、使用者は、コーヒー抽出機などの飲料生成システムを制御して、別の方法では使用者が空にすることができない内部タンクから液体を自動的に除去することもできる。このような特徴は、例えばシステム内に残留している水が凍結することもある条件で飲料生成機を格納するときに役立つ。
【0006】
ある実施形態では、制御装置は飲料生成モードで動作することもでき、この飲料生成モードでは、制御装置は、タンクから飲料を生成するための飲料生成部へ飲料前駆液体を提供するために供給系統を制御するようになる。制御装置はまたドレンモードで動作することもでき、このドレンモードでは、制御装置は、ドレン動作を自動的に実施するためにドレン系統を制御するようになっている。使用者はインタフェースと対話して、制御装置を飲料生成モードまたはドレンモードで動作させるための命令を与えることもできる。
【0007】
本発明の別の態様では、飲料生成装置は、ハウジングと、ハウジングに取り付けて飲料前駆液体を部分的に使用する飲料を生成するように構成した飲料生成部とを含む。やはりハウジングに取り付けたタンクを、飲料前駆液体を飲料生成部に供給するために構成してもよい。リザーバをやはりハウジングによって支持し、ドレン系統を構成して、飲料前駆液体をタンクからリザーバに送って実質的に空にしてもよい。本発明のこの態様では、タンクからドレンされた液体を、装置から分離した入れ物の中ではなく、飲料生成装置自体に属する入れ物の中に空けてもよい。これは、例えば使用者が装置をシンクの近くに移動させる必要性をなくして、タンクのドレンをより便利にする。
【0008】
ある実施形態では、リザーバをハウジングから取外し可能にしてもよく、および/または飲料前駆液体をタンクに供給するために使用してもよい、例えばリザーバを、飲料を作るときに使用するために使用者が水を満たすこともできる水貯蔵タンクであってもよい。別の実施形態では、リザーバを、飲料生成部を含まない通路を通じてタンクからドレンされる液体を受け取るためにだけ使用される廃液タンクにしてもよい。
【0009】
ある実施形態では、本装置は、ドレン系統を制御してタンクからリザーバへ飲料前駆液体を自動的に移動させるようになっている制御装置を含んでもよい。例えば制御装置は、ドレン系統を制御して使用者からの入力に応答してタンクを自動的にドレンしてもよい。
【0010】
本発明の別の態様では、飲料生成機において使用されるタンクの内容物をドレンするための方法は、タンクと、タンクに飲料前駆液体を供給するように配置されたリザーバと、タンクに流体的に連通された飲料生成部とを含む飲料生成機を提供することを含む。ある容積の飲料前駆液体をタンクに提供してもよく、飲料前駆液体をタンクから取り出してリザーバの中に飲料前駆液体を貯めることによって、タンクを飲料前駆液体のない実質的に空の状態にすることもできる。
【0011】
本発明のこれらおよびその他の態様は、下記の説明および添付の特許請求の範囲から明らかになろう。
【0012】
添付の図面は、一定の縮尺に応じて作画することを意図していない。図面では、様々な図において示した同じかほぼ類似の構成部分には同様な番号を付している。解り易くするために、必ずしもすべての図面においてすべての構成部分に名称が付けられていない可能性がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の態様は、任意の適切な取扱いおよび/または制御機構を使用するどのような飲料生成システムによっても実施することができる。本明細書では、例証を目的としていくつかの異なる実施形態を説明する。しかしこれらの例証的実施形態を、本発明の範囲を狭く解釈するために使用するものではない。例えば、飲料生成装置がタンクから液体を吐出するための空気加圧システムを含む実施形態を以下で説明するが、本発明の態様はこの構成形式に限られるものではない。一例として、本発明の各態様を、空気加圧系統を含まないシステム、例えば液体を移動させるために液体ポンプおよび/または重力のみを使用するシステムにおいて使用してもよい。さらに、本発明の様々な態様を本明細書に記載し、これらの様々な態様を互いの任意の適当な組合せで、または単独で使用してもよい。
【0014】
本発明の一態様では、飲料生成システム制御装置は、飲料生成機における1組の弁、ポンプ、タンクおよび/またはその他の流体取扱い装置を制御して、タンクの中の飲料前駆液体を自動的にドレンする。制御装置と流体取扱い装置との組合せによって、使用者は1つまたは複数のボタンを押圧することによって簡単に自動ドレンを開始することもできる。使用者の入力に応答する代わりに、またはこの応答に加えて、飲料生成機は、タンク内の液体がある一定の温度より下にまで冷却されるか、または液体がタンクの中に入っているある一定の時間が経過するなどの、予め選定された条件に到達したことに応答して、自動的にドレンを行なうこともできる。
【0015】
本明細書における目的のために、用語「自動的」ドレンとは、1つの電子制御信号(または複数の信号)に応答して発生し、弁、栓、折れ曲がり部、よじれ、またはその他ストッパ部品などの流れ制御構成部分の手動操作を単独では含まないドレンを意味する。しかし「自動的」ドレンは、ボタンを押圧してドレンを起こさせるなどの何らかの手動活動、またはバルブやその他の流れ制御構成部分の手動式起動を組み込んでもよい。「自動的」ドレンが本明細書において必要とするすべては、ある電子構成部分が作動してドレンを容易にすることである。
【0016】
本明細書における目的のための「タンク」とは、一定容積の液体を貯蔵することが可能なあらゆるタンク、入れ物、容器、リザーバ、壺、導管、チューブ、ホース、管、またはその他の適切な器を意味する。例えば「タンク」は、インラインヒータもしくはフラシュヒータ、一定容積の水が加熱され貯蔵されるチャンバ、またはその他の装置を含んでもよい。さらに、本明細書における目的のため、飲料前駆液体を保持するためのタンクは、飲料を生成するときに使用するための飲料生成部に移されるべき液体を保持することもできるタンクである。飲料供給装置(ディスペンサ)から完成した飲料を受け入れるコーヒーポットまたはその他の入れ物は、本明細書における目的では、飲料前駆液体を保持するためのタンクとは考えられない。ある一部の実施形態では、飲料前駆液体を保持するためのタンクは飲料生成部と流体的に連通されている。本明細書における目的のため、用語「流体的に連通されている」は、1本または複数本の開チューブ、管、チャネルなどを使用する2構成部分間の連結、バルブまたはその他の構成部分によって選択的に開閉される連結、および/または(計量チャンバまたはリザーバなどの)1つまたは複数の中間入れ物またはタンクが使用されるが、流体は手動でまたは自動的に第1構成部分から第2構成部分へ移動することができる連結のいずれかを意味する。流体連結には、流体が両方向に移動可能であることは必要ではない。
【0017】
タンクを自動的にドレンする態様を組み込む一実施形態では、飲料生成機は、湯タンクの底部に置かれたドレンラインを含み、さらにドレンラインを通る水流を選択的に可能にするか遮断する弁を含む。使用者が湯タンクのドレンをしようとしたとき、ドレンラインの弁を開くために、この使用者が制御パッドの上のボタンを押圧するようにしてよいよい。ドレンを速めるためおよび/または改善するために、飲料生成機に、ドレン中に液体がタンクから出ることを強制する空気ポンプおよび/または水ポンプなどの、電動式の構成部分を含めてもよい。ドレンされた液体を、廃液リザーバ、供給リザーバ、ハウジング外部のドレン口などの任意の適切な位置に向けてもよい。
【0018】
別の実施形態では、制御装置は、飲料生成機の中に存在する様々な条件を監視し、予め選択した条件に到達した場合には自動ドレンを始動することもできる。例えば使用者は制御装置に、湯タンクの自動ドレンの前に2時間待つように命令し、これによってドレン前に水を冷却する時間を与えることもできる。別の実施形態では、制御装置は温度センサからデータを受け取ることもでき、使用者は、水が予め選択された温度にまで冷却された後に制御装置に湯タンクをドレンするよう命令することもできる。別の実施形態では、制御装置は、飲料生成動作が起ることなくある一定の時間が経過した場合には、タンクのドレンを始動してもよい。
【0019】
本発明の別の態様では、使用者は、ドレン動作を実施するときにシンクまたはその他の外部入れ物の近くに飲料生成機を置く必要はない。例えば飲料生成機は、自蔵式ドレン機構を備えてもよく、この機構では飲料前駆液体が一方のタンクから取り出されて、飲料生成機の一部であるかまたは飲料生成機によって支持されている他方のタンクに貯えられる。ある実施形態では、湯タンクからドレンした水は水供給リザーバに入れてもよい。使用者が例えばリザーバを充てんおよび/または空にするためにリザーバをハウジングから取り外すことができるように、リザーバを機械のハウジングに取外し可能に取り付けてもよい。別の実施形態では、ドレン系統は湯タンクからの水を廃液リザーバに入れてもよい。水を廃棄するために、廃液リザーバは機械ハウジングから取外し可能なものであってもよい。別の実施形態では、ドレン系統は湯タンクからの水を取外し不可能なタンクに入れてもよく、この取外し不可能なタンクは、第2機械的または電気的ドレン弁またはポンプなどの何らかの代替法によって、後でドレンしてもよい。
【0020】
図1は、本発明の態様による飲料生成システム1の斜視図を示す。この例証的実施形態では、飲料生成システム1は、リザーバ2の中に用意された水を使用してコーヒーなどの抽出された飲料を生成するように構成されており、リザーバ2はハウジング15に取外し可能に取り付けられており、例えばリザーバ2はプラットフォームの上またはハウジング15から延びるその他の支持物の上に載っていてもよい。この例証的実施形態では、飲料生成システム1は、ハンドル11を上げることによって露出する飲料生成部の、抽出チャンバなどの飲料生成チャンバの中に置かれる抽出カートリッジなどの、使い捨て飲料生成カートリッジ(図示せず)を受け入れるように構成されている。カートリッジをシステム1に供給した後、使用者は使用者入力表示器13と対話することによって、またはハンドル11を介して抽出チャンバを単に閉じることによって、システム1に飲料を作らせることもできる。飲料を作るために、リザーバ2からの水を内部タンク(図示せず)に供給し、内部タンクの中で水を加熱し、続いて抽出チャンバに供給する。システム1によって生成された飲料を、プラットフォーム12の上に置かれたカップまたはその他の器の中に取り込んでもよい。しかし、飲料生成システム1および本明細書に記載のいずれの飲料生成システムまたは飲料生成機も、いずれの適切な1つまたは複数の液体を少なくとも部分的に使用して、いずれの適切な飲料も生成するように構成されてもよいことに理解されたい。例えば飲料生成機はコーヒーまたは茶などの抽出飲料を作ることに限る必要はないが、粉末飲料混合物(例えばホットチョコレート)、濃縮液、またはその他の適切な材料を湯と混合して例えばカップで提供するなどの、他の方法で飲料を作ってもよい。
【0021】
図2は、本発明の一形態による飲料生成システム1に含まれる様々な構成部分の概略図を示す。これらの構成部分を図1に示すものと同様な機械の中に組み込むこともできる。リザーバ2からの水(またはその他の飲料前駆液体)を、例えば水ポンプ52と入口管路62とを含む供給系統によって、タンク53へ供給することもできる。水ポンプ52およびシステム1のその他の構成部分の動作を、制御装置51で制御してもよく、この制御装置51は、例えば、適切なソフトウェアまたはその他の動作命令を伴うプログラム式プロセッサおよび/またはその他のデータ処理デバイス、1つまたは複数のメモリ、入出力インタフェース、通信バスまたはその他のリンク、表示装置、スイッチ、リレー、トライアック、または所望の入出力またはその他の機能を実施するために使用されるその他の構成部分を含む。所定の時間だけ水ポンプ52を運転する、導電性プローブセンサまたは容量性センサを使用してタンク53内の水位を検知する、タンク53内の圧力を検出する、またはその他任意の実行可能な技法を使用するなどの、任意の適切な技法によって、タンク53を所望の量の水(またはその他の液体)で満たすこともできる。例えば制御装置51は、圧力センサ57が圧力の上昇を検出して水がタンク53の最上部に到達したことを示すと、タンク53が完全に満たされたことを検出することもできる。タンク内の水を、望むならば加熱エレメント61によって加熱してもよく、加熱エレメント61の動作は、温度センサ60からの入力を使用して制御装置51によって制御される。タンク53内の水を、吐出チューブ54を通じて抽出チャンバ55またはその他の飲料生成部に分配してもよい。抽出チャンバ55は、挽いたコーヒー、茶、風味を付けた飲み物混合物、またはその他の物質などの、あらゆる飲料作り成分を含むことができる。水をタンク53から、空気ポンプ56によって提供される空気でタンクを加圧する供給系統によって吐出チューブ54を通じて放出してもよい。抽出チャンバ55に通じる吐出チューブ54は、機械式逆止弁などの吐出チューブ弁70を備えてもよい。タンク53からの分配の完了を、例えば圧力センサ57で圧力低下を検出することによって、またはタンク53内の水位の変化を検出することによって、または任意のその他の実行可能な技法を使用して、任意の適切な方式で検出することもできる。
【0022】
タンク53をリザーバ2からの水で満たすとき、タンク53を、フィルタ58と通気弁59とを含む通気管路63を開くことによって通風してもよい。フィルタ58は、鉱物やスケール付着物などの望ましくない物質が通気弁59の動作を阻害しないようにする。一般的には通気弁59は、液体がタンク53から抽出チャンバ55へ放出されるときに閉鎖される。
【0023】
使用者は、制御装置51に指令またはその他の情報を入力することもでき、および/または制御装置51は、使用者入出力表示装置13を通じて使用者に情報を提供することもできる。使用者入出力表示装置13は、LCDまたはその他の適切な表示装置、および/またはシステム動作を制御するために使用される1つまたは複数の操作ボタン、ノブ、またはその他のデバイスを含むことができる。飲料生成システムの様々な弁、センサ、ポンプ、およびその他の構成部分を、制御装置51に機能的に接続してもよく、こうして各構成部分は制御装置51から制御信号またはその他の情報を受信することもでき、および/または制御装置51に情報を送ることもできる。
【0024】
図2に示す実施形態では、飲料生成システム1は、タンク53から飲料前駆液体(例えば水)をドレンするために使用できるドレン系統を含む。ある実施形態では、ドレン系統は、流れ制御素子66を備えた、例えば弁、電磁弁、ドレンポンプ、弁とドレンポンプの組合せ、またはその他の任意の適切な流れ制御素子を備えたドレンライン64を含むこともできる。一部の実施形態では、ドレン系統は、水ポンプ52および/または空気ポンプ56などの供給系統内の構成部分の一部または全部を含んでもよい。例えば、水ポンプ52を逆運転することができる実施形態では、供給およびドレン系統は同じ構成部分を含んでもよく、すなわちタンク53を満たすことと空にすることの両方に水ポンプ52を使用することができる。すなわち、水ポンプ52および入口管路62は、水をタンク53からリザーバ2にポンプ輸送するときには、供給系統として機能する代わりにドレンポンプおよびドレンラインとして機能することもできる。水ポンプ52が液体を2つの異なる方向にポンプ輸送できない実施形態では、ドレンラインをタンク53と水ポンプ52の入口に連結してこれらの間に設け、さらにポンプ52の出口と排出される液体が貯められる位置とに連結してこれらの間に設けることもできる。液体をリザーバ2からタンク53へポンプ輸送するか、またはタンク53から液体をドレンのためにポンプ輸送するかに、ポンプを選択的に使用するために、ドレンライン64と入口管路62とに弁配列を備えてもよい。
【0025】
流れ制御素子66がドレンライン弁である図2に示す実施形態では、ドレン系統は、ドレンライン弁と、ドレンライン64と、空気ポンプ56とを含むこともできる。飲料生成システム1をドレンモードにするために、制御装置51は吐出チューブ弁70と通気弁59とを閉じることもできる。(吐出チューブ弁70が機械式逆止弁である場合には、制御装置51は一般的にこの動作を制御しないことになる。)次に制御装置51はドレンライン弁66を開き、空気ポンプ56を起動し、これによって空気圧によって水をタンク53から強制的に出し、したがって水はドレンライン64を通じてドレンされる。吐出チューブ弁70が機械式逆止弁である場合には、水をタンク53から出すために空気ポンプ56によって使用される圧力は、弁70を開かせる圧力より低くてもよい。代替として、弁70を通る流れは、ドレンライン64を通ってタンク53のドレンを阻止しないように十分に低くてもよい。代替実施形態では、タンク53から液体を出すためにポンプ56からの空気圧を使用することなく、タンク53を重力によってドレンしてもよい。(図示した実施形態では、ポンプ52は、これが液体または気体がタンク53からリザーバ2へ流れることを防止するように構成されている。しかし、管路62は一方弁またはその他の制御デバイスを含むことができよう。)
【0026】
流れ制御素子66がドレンポンプを含む図2の実施形態では、ドレン系統はドレンポンプとドレンライン64とを含んでもよい。通気弁59が開いて、空気ポンプ56が起動されなくて(または存在しなくて)も、ドレンポンプを作動して水をタンク53から出してドレンライン64を通じて移動させることができる。上に論述したように、別の実施形態では、水ポンプ52はドレン系統の一部として機能し、タンク53をドレンさせることもできる。
【0027】
この実施形態の、および本明細書に記載した実施形態のドレン系統は、タンク53を実質的に空にする。実質的に空のタンクはあらゆる液体が完全に除去された状態にある必要はないが、一部の残留水(またはその他の飲料前駆液体)を小滴、水蒸気、または小さな水溜りの形で保持してもよい。ある実施形態では、タンク53を、ドレンライン64への入口において水を集めるような形状としてもよい。例えば、タンク53の底部の一部を漏斗またはその他の適切な形状にして、水をドレンライン64またはその他の出口に向けてもよい。
【0028】
ドレンライン64から放出された液体を、調理台容器または厨房シンクなどの任意の適切な入れ物の中に向けてもよい。しかし本発明の一態様では、飲料生成機は、タンクからドレンされた液体が機械ハウジングに取り付けられたか、あるいは機械ハウジングに属する入れ物に向けられるように、自蔵式ドレン機構を有してもよい。この自蔵式ドレン機構を、先に論述した自動化されたドレン機構と共に使用してもよく、自動化されたドレン機構では、制御装置がタンク53のドレンを自動的に起こさせるか、または例えば使用者が手動式ドレン弁を開いてタンク53のドレンを行なう純粋に手動操作式のドレン機構を有するシステムにおいて使用することもできる。ドレンされた水を、ハウジングから除去可能にすることもできる廃液タンクの中に貯めてもよい。別の実施形態では、ドレンされた液体を、使用者による再使用もしくは廃棄処分のためにリザーバ2内に向けてもよい。
【0029】
図3は、ドレンライン64から水を受け入れる廃液リザーバ80を含む飲料生成システム1の概略図を示す。ドレンライン64をリザーバ80に連結してもよく、またはドレンされた液体がリザーバ80の中に移るように位置付けられた出口を単に有してもよい。本明細書における目的のために、用語「廃液リザーバ」とは、廃棄処理を目的とする液体を受け入れる入れ物を意味する。図2に示す実施形態と同様に、空気圧によって、またはポンプによって水をタンク53から強制的に移動させてもよい。一部の実施形態では、廃液リザーバ80を、重力のみによってタンク53の水を実質的に空にすることができるように、タンク53より低いレベルに位置付けることもできる。廃液リザーバ80は、ハウジングによって支持された、例えばハウジングの一部分の中または上に置かれたトレイまたは他の容器を含むこともできる。リザーバ80を、図1の実施形態におけるプラットフォーム12の上などの、ハウジング15の中または上の任意の適切な位置に置いてもよい。ドレンライン64を、液体を飲料生成部に供給するために使用される通路から完全に分離された通路を介して液体をドレンするように配置してもよく、または完成飲料を作るために使用される通路の少なくとも一部分を含む通路を介して液体をドレンしてもよい。したがって一部の実施形態では、ドレンされた液体は、完成した飲料としてではないが、飲料生成部における完成飲料が出るものと同じ開口部から出てもよい。
【0030】
この実施形態では、流れ制御素子66は、制御装置51によって制御されるドレンライン弁であってもよく、またはこれは手動操作式の弁であってもよい。ドレンライン弁が手動操作式の弁で一部の実施形態では、制御装置51は、システムが弁を開くために準備完了しているとき、例えばタンク53内の液体が排出されるのに十分に冷たいときを使用者に示す表示装置を含んでもよい。一部の実施形態では弁のすべてを制御装置51で制御してもよいが、一部の実施形態では、制御装置51によって制御される弁(例えば通気弁59、吐出チューブ弁70、ドレンライン弁)はないか、または非常に少ない。タンク53はまた、タンク53が実質的に空であるときを検出する1つまたは複数のセンサを含んでもよい。このようなセンサは、導電性の変化、容量性センシング、光学的センシングなどを通じて液体の有無を検出するなどの、任意の適切な手段を使用して動作する。1つまたは複数のこのようなセンサからの出力が制御装置51によって使用されて、ドレン動作を止めるか、および/またはドレンが完了したという(視覚的、聴覚的、またはその他の)指示を出すかを決定してもよい。一部の実施形態では、ドレン動作は使用者が停止するまで続けることもできる。
【0031】
装置におけるタンクの数を減らすために、廃液リザーバにドレンされた水を貯める代わりに、本発明の一態様によれば、タンクからドレンされた液体を供給リザーバに戻してこの中に貯めてもよい。図4は、ドレンされた水をリザーバ2に戻して貯める飲料生成システム1の概略図を示す。図4に示し下に説明する実施形態は、弁、ポンプ、フィルタなどのある特定の構成を含むが、任意の適切な流体取扱い構成を使用して液体をタンクから供給リザーバにドレンしてもよいことを理解されたい。
【0032】
この実施形態では、ドレンライン弁66を閉じ、通気弁59を開いて、水ポンプ52は水をリザーバ2からタンク53へ供給してもよい。望むならば、タンク53内の水を加熱エレメント61で所望の温度に加熱してもよい。吐出チューブ54を通じて抽出チャンバ55に水を供給して飲料を作るために、ドレン弁66と通気弁59とを閉じ、空気ポンプ56はタンク53を加圧して水を上に駆動させ、吐出チューブ54から出す。水が抽出チャンバ55に流れることができるように、吐出チューブ弁70を開く。
【0033】
飲料生成システム1をドレンモードにするために、吐出チューブ弁70を閉じ、通気弁59を閉じ、ドレン弁66を開く。空気ポンプ56がタンク53を加圧すると、水はタンク53から押し出され、ドレンライン64に入る。ドレンライン64は通気管路63と合流し、通気管路63はリザーバ2の上部領域の中に開いている。この方式で、飲料生成後にタンク53の中に残る水をリザーバ2の中にドレンしてもよい。一部の実施形態では、リザーバ2は、ドレンされた水を飲料生成システム1の残り部分から離れた位置で貯蔵または処分できるように、取外しできるようにしてもよい。
【0034】
吐出チューブ弁70とドレン弁66とを、飲料生成システム1の中で個別に置くこともでき、またはこれらを共通のハウジング72のすぐ近くまたはその内部にさえ置いてもよい。ある実施形態では、吐出チューブ弁70とドレン弁66はハウジング72の内部に置かれ、この結果、単一の手動または自動作用によってドレン弁66は開き、吐出チューブ弁70は閉じる。例えば使用者は、手動式でドレン弁66を開き吐出チューブ弁70を閉じるボタンを押すこともできる。(制御装置51の一部として含むこともできる)このボタンを押すことで、空気ポンプ56を作動させることもでき、これによってタンク53の自動ドレンを起こさせる。
【0035】
ドレンライン64は通気管路63と合流する必要はなく、代わりに異なる場所でリザーバ2に連結されてもよい。リザーバ2をタンク53に連結する入口管路62は、タンク53への連結部を有してもよく、この連結部はドレンライン64のタンク53への連結部から離れている。別の実施形態では、ドレンライン64は、吐出チューブ弁70と抽出チャンバ55との間の吐出チューブ54と合流してもよく、この結果、ドレンされた液体は抽出チャンバ55を通って、完成した飲料が通常受け入れられる場所に置かれた廃液リザーバに出る。
【0036】
本発明による一実施形態の動作順序の一例を下に提供する。この動作順序は単なる例示として挙げられ、任意の適切な動作順序を飲料生成システムの様々な物理的実施形態と共に使用してもよいことに留意することが重要である。
【0037】
ある実施形態では、使用者がひとたび飲料生成機のタンクを空にすることを望むと、使用者は、例えば機械の上の制御ボタンを押してドレンライン弁、通気弁、またはタンクのドレンに必要なその他の弁を作動させることによって、ドレンライン弁を開かせることもできる。機械制御装置は(手動ボタン/電気スイッチによる、および/またはマイクロプロセッサの制御の下で1つまたは複数のリレーを介することによって)、必要な弁を適切に制御し、任意選択でドレンLEDを照明することによって、機械がドレンのために準備完了していることを使用者に示すこともできる。その後、制御装置は自動的にドレン過程を開始するか、またはドレンを開始するために使用者からの追加入力を待つこともできる。次いで制御装置は空気ポンプを動作させることもでき、これによってタンクを加圧し、水をタンクからドレンラインを通じて押し出してリザーバへ送る。空気がドレンラインからほとんど出ると、タンクは実質的に空であると見做され、制御装置はドレン動作を停止してもよい。制御装置は、タンク内の圧力低下を検出することによってタンクが実質的に空であると判定してもよく、この圧力低下は、主として空気がドレンラインから出ていることを意味する。
【0038】
代替実施形態では、リザーバ2をタンク53より高いレベルに位置付けて、飲料生成システム1が水をタンク53の中に重力給送できるようにしてもよく、これによってポンプ52を不要にする。このような実施形態では入口管路62に弁を含めてもよい。飲料生成システム1を、リザーバを含むものとして説明したが、家庭の水道系統などの給水源と連結して水をタンク53に供給することもできる。このような実施形態では、ポンプ52を備える代わりに、弁を入口管路62に備えてもよく、減圧装置を使用してもよい。
【0039】
本発明はその適用において、上述の説明の中に述べた、もしくは図面に図解した構造の詳細および構成部分の配置に限定されるものではない。本発明は、その他の実施形態が可能であり、様々な方法で実現または実施することが可能である。さらに、本明細書で使用される語法および用語は説明を目的としたものであり、限定するものと見做してはならない。「含む」、「備える」、「有する」、「包含する」、または「伴う」および本明細書におけるこれらの変形は、その後に記載する項目およびその等価物、ならびに追加の項目を包囲するという意味である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の態様による取外し可能なリザーバを有する飲料生成システムの斜視図である。
【図2】本発明の一態様による飲料生成システムの概略図である。
【図3】本発明の別の態様による飲料生成システムの概略図である。
【図4】飲料生成システムの代替実施形態を示す斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料生成システムであって、
ハウジングと、
飲料前駆液体を保持するための、ハウジングに取り付けられたタンクと、
前記タンクに流体的に連通されて、前記ハウジングに取り付けられ、前記飲料前駆液体を使用することによって飲料を部分的に生成するように構成された飲料生成部と、
前記タンクから飲料を作るための前記飲料生成部に飲料前駆液体を提供するように構成された供給系統と、
ドレン動作中に飲料前駆液体のタンクを実質的に空にするように構成されたドレン系統と、
飲料生成モードで供給系統を制御して、前記タンクから飲料を作るための飲料生成部に飲料前駆液体を提供するようになっており、またドレンモードでドレン系統を制御して、ドレン動作を自動的に実施するようになっている制御装置と、
を備えることを特徴とする飲料生成システム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、前記ドレン系統が前記タンクから前記飲料前駆液体を押し出すことを特徴とするシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のシステムであって、前記ドレン系統が前記タンクから前記飲料前駆液体を、加圧された気体を使用して押し出すことを特徴とするシステム。
【請求項4】
請求項2に記載のシステムであって、前記ドレン系統が、前記タンクから前記飲料前駆液体をポンプ輸送するポンプを含むことを特徴とするシステム。
【請求項5】
請求項1に記載のシステムであって、前記タンクが、前記飲料生成部で作られるある量の飲料と少なくとも同量の飲料前駆液体を保持するように構成されていることを特徴とするシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のシステムであって、前記飲料前駆液体が前記タンクの中で加熱されることを特徴とするシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、飲料生成カートリッジを受け入れるように構成されていることを特徴とするシステム。
【請求項8】
請求項1に記載のシステムであって、前記制御装置が、ドレン系統を制御して使用者からの入力に応答して前記タンクを自動的にドレンするようになっていることを特徴とするシステム。
【請求項9】
請求項1に記載のシステムであって、前記制御装置が、ドレン系統を制御して特定の条件が満たされた後に前記タンクを自動的にドレンするようになっていることを特徴とするシステム。
【請求項10】
請求項1に記載のシステムであって、飲料前駆液体を前記タンクに提供するように構成されているリザーバをさらに含むことを特徴とするシステム。
【請求項11】
請求項10に記載のシステムであって、前記ドレン系統が、前記タンクから除去された飲料前駆液体を前記リザーバの中に貯めることを特徴とするシステム。
【請求項12】
請求項10に記載のシステムであって、前記リザーバが前記ハウジングに取外し可能に取り付けられており、飲料前駆液体を前記リザーバから前記タンクへ移動させるポンプをさらに含むことを特徴とするシステム。
【請求項13】
請求項1に記載のシステムであって、前記ドレン系統が前記飲料前駆液体を1つの通路を介して前記タンクからドレンし、前記通路は、飲料を作るための飲料生成部に飲料前駆液体を提供する通路とは少なくとも部分的に異なることを特徴とするシステム。
【請求項14】
飲料生成装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、飲料前駆液体を使用して飲料を部分的に作るように構成された飲料生成部と、
前記ハウジングに取り付けられ、前記飲料前駆液体を前記飲料生成部に供給するように構成されたタンクと、
前記ハウジングによって支持されたリザーバと、
前記飲料前駆液体を前記タンクから前記リザーバの中へ実質的に空にするように構成されたドレン系統と
を含むことを特徴とする飲料生成装置。
【請求項15】
請求項14に記載の装置であって、前記リザーバが前記ハウジングから取外し可能であることを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項14に記載の装置であって、前記ドレン系統を制御して、前記飲料前駆液体を前記タンクから前記リザーバへ自動的に移動させるようになっている制御装置をさらに含むことを特徴とする装置。
【請求項17】
請求項16に記載の装置であって、前記制御装置が、前記ドレン系統を制御して、使用者からの入力に応答して前記タンクを自動的にドレンするようになっていることを特徴とする装置。
【請求項18】
請求項14に記載の装置であって、前記ドレン系統が前記飲料前駆液体をタンクから押し出すことを特徴とする装置。
【請求項19】
請求項18に記載の装置であって、前記ドレン系統が、空気をタンクの中へポンプ輸送する空気ポンプを含むことを特徴とする装置。
【請求項20】
請求項18に記載の装置であって、前記ドレン系統が前記飲料前駆液体を前記タンクからポンプ輸送することを特徴とする装置。
【請求項21】
請求項14に記載の装置であって、前記タンクが、前記飲料生成部で作られるある量の飲料と少なくとも同量の飲料前駆液体を保持するように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項22】
請求項14に記載の装置であって、前記飲料前駆液体が前記タンクの中で加熱されることを特徴とする装置。
【請求項23】
請求項14に記載の装置であって、飲料生成カートリッジを受け入れるように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項24】
請求項14に記載の装置であって、前記リザーバが飲料前駆液体を前記タンクに供給するように配置されていることを特徴とする装置。
【請求項25】
請求項24に記載の装置であって、飲料前駆液体を前記リザーバから前記タンクへポンプ輸送するポンプをさらに含むことを特徴とする装置。
【請求項26】
請求項25に記載の装置であって、前記リザーバが前記ハウジングに取外し可能に取り付けられていることを特徴とする装置。
【請求項27】
請求項14に記載の装置であって、前記ドレン系統が、前記タンクの中に空気をポンプ輸送して前記飲料前駆液体を前記タンクから前記リザーバへ押し出す空気ポンプを含むことを特徴とする装置。
【請求項28】
飲料生成機において使用されるタンクの内容物をドレンするための方法であって、
タンクと、前記タンクに飲料前駆液体を供給するために配置されたリザーバと、前記タンクに流体的に連通された飲料生成部とを含む飲料生成機を準備するステップと、
ある量の飲料前駆液体を前記タンクに供給するステップと、
前記飲料前駆液体のタンクを、タンクから前記飲料前駆液体を除去してこれを前記リザーバの中に貯めることによって、実質的に空にするステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項29】
請求項28に記載の方法であって、前記飲料前駆液体を前記リザーバの中に貯めた後に、前記装置から前記リザーバを除去するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項28に記載の方法であって、前記飲料生成機が、前記飲料前駆液体を前記リザーバから前記タンクへ移動させるように構成されていることを特徴とする方法。
【請求項31】
請求項28に記載の方法であって、前記タンクを実質的に空にすることが、前記飲料前駆液体を前記タンクから押し出すステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法であって、飲料前駆液体を前記タンクから押し出すことが、前記タンクに圧縮気体を供給するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項31に記載の方法であって、前記飲料前駆液体を前記タンクから押し出すことが、前記飲料前駆液体を前記タンクからポンプ輸送するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項28に記載の方法であって、前記飲料前駆液体を前記タンク内で加熱するステップをさらに含むことを特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−507608(P2009−507608A)
【公表日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−531198(P2008−531198)
【出願日】平成18年9月11日(2006.9.11)
【国際出願番号】PCT/US2006/035048
【国際公開番号】WO2007/033016
【国際公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(500430109)コリグ インク (15)
【Fターム(参考)】