(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンの結晶形、およびその組成物ならびにそれに関連する方法
本発明は、ヒスタミンH3受容体の活性を調節して、ヒスタミンH3受容体関連障害、たとえば認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、たとえばナルコレプシー、交代勤務症候群、薬物治療による副作用としての嗜眠状態、作業などの完了を支援するための警戒の維持、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症、アルツハイマー病などの治療に有用である、(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンの新規塩、および結晶形、ならびにその組成物に関するものである。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンモノシトレート;
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンジシトレート;
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンマレアート;および
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンヒドロクロライド;
からなる群より選択される化合物。
【請求項2】
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンジシトレートである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
2θによって約7.8°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
2θによって約10.3°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
2θによって約15.5°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
2θによって約7.8°、約10.3°、および約15.5°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
2θによって約7.8°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.5°、約18.1°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
実質的に図5に示すようなX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
2θによって約7.7°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
2θによって約11.8°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
2θによって約18.7°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
2θによって約7.7°、約11.8°、および約18.7°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
2θによって約7.7°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.4°、約18.0°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
実質的に図16に示すようなX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
約1738cm−1、約1726cm−1、および約1686cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースを有する、請求項2〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
約1738cm−1、約1726cm−1、約1686cm−1、約1304cm−1、約1213cm−1、および約1146cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースを有する、請求項2〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
実質的に図7に示すような赤外吸光度トレースを有する、請求項2〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
実質的に図8に示すような動的水蒸気吸着プロフィールを有する、請求項2〜17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
約149℃の吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
約135℃〜約155℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
約145℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
約140℃〜約160℃のピーク温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
約106ジュール/グラムの関連熱流を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
実質的に図6に示すような示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項25】
約140℃〜約160℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
約150℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
約145℃〜約155℃のピーク温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
約151℃のピーク温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
実質的に図17に示すような示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
約746cm−1、約1596cm−1、および約2963cm−1にピークを含むラマンスペクトルを有する、請求項2〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
約416cm−1、約746cm−1、約788cm−1、約1284cm−1、約1596cm−1、約1612cm−1、約2963cm−1および約3073cm−1にピークを含むラマンスペクトルを有する、請求項2〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
実質的に図19に示すようなラマンスペクトルを有する、請求項2〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
1)2θによって約7.8°、約10.3°、および約15.5°に示されたピークを含む、X線回折パターンと;
2)約149℃の吸熱を含む示差走査熱分析トレースと;
3)約1738cm−1、約1726cm−1、および約1686cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項34】
1)2θによって約7.8°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.5°、約18.1°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンと;
2)約145℃の外挿開始温度、約149℃のピーク温度、および約106ジュール/グラムの関連熱流を持つ吸熱を含む、示差走査熱分析トレースと;
3)約1738cm−1、約1726cm−1、約1686cm−1、約1304cm−1、約1213cm−1、および約1146cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースと;
4)実質的に図8に示すような動的水蒸気吸着プロフィールと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項35】
1)2θによって約7.7°、約11.8°、および約18.7°に示されたピークを含む、X線回折パターンと;
2)約150℃の外挿開始温度および約151℃のピーク温度を持つ吸熱を含む、示差走査熱分析トレースと;
3)約746cm−1、約1596cm−1および約2963cm−1にピークを含む、ラマンスペクトルと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項36】
1)2θによって約7.7°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.4°、約18.0°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンと;
2)約150℃の外挿開始温度および約151℃のピーク温度を持つ吸熱を含む、示差走査熱分析トレースと;
3)約416cm−1、約746cm−1、約788cm−1、約1284cm−1、約1596cm−1、約1612cm−1、約2963cm−1および約3073cm−1にピークを含むラマンスペクトルと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項37】
請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物を含む組成物。
【請求項38】
前記化合物が前記組成物の約50重量%以上を構成する、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記化合物が前記組成物の約95重量%以上を構成する、請求項37に記載の組成物。
【請求項40】
前記化合物が前記組成物の約99重量%以上を構成する、請求項37に記載の組成物。
【請求項41】
請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物および製薬的に許容される担体を含む製薬組成物。
【請求項42】
個体のヒスタミンH3受容体関連障害を治療するための方法であって、請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物または請求項41に記載の製薬組成物の治療有効量をその必要がある該個体に投与するステップを含む、方法。
【請求項43】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、ナルコレプシー、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症およびアルツハイマー病からなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が睡眠および覚醒の障害である、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害である、請求項42に記載の方法。
【請求項46】
個体の覚醒を誘発する方法であって、請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物または請求項41に記載の製薬組成物の治療有効量をその必要がある該個体に投与するステップを含む、方法。
【請求項47】
ヒスタミンH3受容体関連障害治療用の薬剤製造のための、請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項48】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、ナルコレプシー、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症およびアルツハイマー病からなる群より選択される、請求項47に記載の使用。
【請求項49】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が睡眠および覚醒の障害である、請求項47に記載の使用。
【請求項50】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害である、請求項47に記載の使用。
【請求項51】
覚醒を誘発する薬剤の製造のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項52】
療法によるヒトまたは動物の体における治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
療法によるヒトまたは動物の体におけるヒスタミンH3受容体関連障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
療法によるヒトまたは動物の体における認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、ナルコレプシー、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症およびアルツハイマー病からなる群より選択されるヒスタミンH3受容体関連障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項55】
療法によるヒトまたは動物の体における睡眠および覚醒の障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項56】
療法によるヒトまたは動物の体における認知障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
療法によるヒトまたは動物の体における覚醒を誘発する方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項58】
請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物および製薬的に許容される担体を混合するステップを含む、製薬組成物を調製するプロセス。
【請求項1】
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンモノシトレート;
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンジシトレート;
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンマレアート;および
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンヒドロクロライド;
からなる群より選択される化合物。
【請求項2】
(R)−1−{2−[4’−(3−メトキシ−プロパン−1−スルホニル)−ビフェニル−4−イル]−エチル}−2−メチル−ピロリジンジシトレートである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
2θによって約7.8°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
2θによって約10.3°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
2θによって約15.5°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
2θによって約7.8°、約10.3°、および約15.5°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
2θによって約7.8°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.5°、約18.1°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
実質的に図5に示すようなX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
2θによって約7.7°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
2θによって約11.8°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
2θによって約18.7°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
2θによって約7.7°、約11.8°、および約18.7°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
2θによって約7.7°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.4°、約18.0°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
実質的に図16に示すようなX線回折パターンを有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
約1738cm−1、約1726cm−1、および約1686cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースを有する、請求項2〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
約1738cm−1、約1726cm−1、約1686cm−1、約1304cm−1、約1213cm−1、および約1146cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースを有する、請求項2〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
実質的に図7に示すような赤外吸光度トレースを有する、請求項2〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
実質的に図8に示すような動的水蒸気吸着プロフィールを有する、請求項2〜17のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
約149℃の吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
約135℃〜約155℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
約145℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
約140℃〜約160℃のピーク温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
約106ジュール/グラムの関連熱流を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項24】
実質的に図6に示すような示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項25】
約140℃〜約160℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項26】
約150℃の外挿開始温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
約145℃〜約155℃のピーク温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項28】
約151℃のピーク温度を持つ吸熱を含む示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項29】
実質的に図17に示すような示差走査熱分析トレースを有する、請求項2〜18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項30】
約746cm−1、約1596cm−1、および約2963cm−1にピークを含むラマンスペクトルを有する、請求項2〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項31】
約416cm−1、約746cm−1、約788cm−1、約1284cm−1、約1596cm−1、約1612cm−1、約2963cm−1および約3073cm−1にピークを含むラマンスペクトルを有する、請求項2〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
実質的に図19に示すようなラマンスペクトルを有する、請求項2〜29のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項33】
1)2θによって約7.8°、約10.3°、および約15.5°に示されたピークを含む、X線回折パターンと;
2)約149℃の吸熱を含む示差走査熱分析トレースと;
3)約1738cm−1、約1726cm−1、および約1686cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項34】
1)2θによって約7.8°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.5°、約18.1°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンと;
2)約145℃の外挿開始温度、約149℃のピーク温度、および約106ジュール/グラムの関連熱流を持つ吸熱を含む、示差走査熱分析トレースと;
3)約1738cm−1、約1726cm−1、約1686cm−1、約1304cm−1、約1213cm−1、および約1146cm−1にピークを含む赤外吸光度トレースと;
4)実質的に図8に示すような動的水蒸気吸着プロフィールと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項35】
1)2θによって約7.7°、約11.8°、および約18.7°に示されたピークを含む、X線回折パターンと;
2)約150℃の外挿開始温度および約151℃のピーク温度を持つ吸熱を含む、示差走査熱分析トレースと;
3)約746cm−1、約1596cm−1および約2963cm−1にピークを含む、ラマンスペクトルと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項36】
1)2θによって約7.7°、約10.3°、約11.8°、約12.9°、約13.6°、約15.4°、約18.0°、約18.7°、約19.7°、約20.2°、約22.0°、および約23.2°に示されたピークを含むX線回折パターンと;
2)約150℃の外挿開始温度および約151℃のピーク温度を持つ吸熱を含む、示差走査熱分析トレースと;
3)約416cm−1、約746cm−1、約788cm−1、約1284cm−1、約1596cm−1、約1612cm−1、約2963cm−1および約3073cm−1にピークを含むラマンスペクトルと;
を有する、請求項2に記載の化合物。
【請求項37】
請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物を含む組成物。
【請求項38】
前記化合物が前記組成物の約50重量%以上を構成する、請求項37に記載の組成物。
【請求項39】
前記化合物が前記組成物の約95重量%以上を構成する、請求項37に記載の組成物。
【請求項40】
前記化合物が前記組成物の約99重量%以上を構成する、請求項37に記載の組成物。
【請求項41】
請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物および製薬的に許容される担体を含む製薬組成物。
【請求項42】
個体のヒスタミンH3受容体関連障害を治療するための方法であって、請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物または請求項41に記載の製薬組成物の治療有効量をその必要がある該個体に投与するステップを含む、方法。
【請求項43】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、ナルコレプシー、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症およびアルツハイマー病からなる群より選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が睡眠および覚醒の障害である、請求項42に記載の方法。
【請求項45】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害である、請求項42に記載の方法。
【請求項46】
個体の覚醒を誘発する方法であって、請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物または請求項41に記載の製薬組成物の治療有効量をその必要がある該個体に投与するステップを含む、方法。
【請求項47】
ヒスタミンH3受容体関連障害治療用の薬剤製造のための、請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項48】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、ナルコレプシー、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症およびアルツハイマー病からなる群より選択される、請求項47に記載の使用。
【請求項49】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が睡眠および覚醒の障害である、請求項47に記載の使用。
【請求項50】
前記ヒスタミンH3受容体関連障害が認知障害である、請求項47に記載の使用。
【請求項51】
覚醒を誘発する薬剤の製造のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項52】
療法によるヒトまたは動物の体における治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
療法によるヒトまたは動物の体におけるヒスタミンH3受容体関連障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
療法によるヒトまたは動物の体における認知障害、てんかん、脳の外傷、うつ病、肥満、睡眠および覚醒の障害、ナルコレプシー、脱力発作、過眠症、傾眠症候群、時差ぼけ、睡眠時無呼吸など、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、統合失調症、アレルギー、上気道におけるアレルギー応答、アレルギー性鼻炎、鼻詰まり、疼痛、認知症およびアルツハイマー病からなる群より選択されるヒスタミンH3受容体関連障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項55】
療法によるヒトまたは動物の体における睡眠および覚醒の障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項56】
療法によるヒトまたは動物の体における認知障害の治療方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
療法によるヒトまたは動物の体における覚醒を誘発する方法での使用のための請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項58】
請求項1〜36のいずれか一項に記載の化合物および製薬的に許容される担体を混合するステップを含む、製薬組成物を調製するプロセス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【公表番号】特表2010−529130(P2010−529130A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−511206(P2010−511206)
【出願日】平成20年6月6日(2008.6.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/007144
【国際公開番号】WO2008/153958
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(500478097)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (97)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月6日(2008.6.6)
【国際出願番号】PCT/US2008/007144
【国際公開番号】WO2008/153958
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(500478097)アリーナ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (97)
【Fターム(参考)】
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