2’−分枝ヌクレオシドおよびフラビウイルス科ウイルス突然変異
本発明は、治療が必要なヒトに、フラビウイルス科ウイルスにおけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXTにおいてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用または交代で、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩、エステルもしくはプロドラッグを投与することを含む、フラビウイルス科ウイルス感染を治療するための方法を開示する。本発明は、フラビウイルス科ウイルスの突然変異株の検出方法およびこの治療方法も包含する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併せて、場合により医薬適合性担体または希釈剤中に、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩の有効量を含む、宿主のフラビウイルス科ウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
【請求項2】
前記薬物が、BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチド(GからC)もしくは第405位SerからThr、またはHCVゲノムの第8443位ヌクレオチド(GからC)、またはHCVのRNAポリメラーゼ領域の第282位SerからThr以外の位置で、フラビウイルス科ウイルスの突然変異を直接もしくは間接的に誘発するか、こうした突然変異に関係する薬物である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
インターフェロンと併せて、場合により医薬適合性担体または希釈剤中に、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩の有効量を含む、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
【請求項4】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドである、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCである、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝プリンヌクレオシドである、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH2−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、式:
【化1】
(式中、
R1、R2およびR3は、独立して、H、リン酸塩(一、二または三リン酸塩および安定化リン酸塩プロドラッグを含む);アシル(低級アシルを含む);アルキル(低級アルキルを含む);スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含むアルキルまたはアリールアルキルスルホニルを含む);フェニル基が本明細書で与えるアリールの定義に記載されているような置換基1個以上で場合により置換されているベンジル;脂質(リン脂質を含む);アミノ酸;炭水化物;ペプチド;コレステロール;またはインビボ投与されたとき、R1、R2およびR3が独立してHまたはリン酸塩である化合物をもたらす医薬適合性の脱離基であり;
R4は、水素、ヒドロキシ、アルキル(低級アルキルを含む)、アジド、シアノ、アルケニル、アルキニル、Br−ビニル、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(低級アルキル)、−O(アシル)、−O(低級アシル)、−O(アルキル)、−O(低級アルキル)、−O(アルケニル)、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、NO2、NH2、−NH(低級アルキル)、−NH(アシル)、−N(低級アルキル)2または−N(アシル)2
であり;および
Baseは、プリンまたはピリミジンである。)
ものまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩である、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項17】
Baseが、アデニン、N6−アルキルプリン、N6−アシルプリン(ここにおいて、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキルである)、N6−ベンジルプリン、N6−ハロプリン、N6−ビニルプリン、N6−アセチレン性プリン、N6−アシルプリン、N6−ヒドロキシアルキルプリン、N6−チオアルキルプリン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル(5−フルオロウラシルを含む)、C5−アルキルピリミジン、C5−ベンジルピリミジン、C5−ハロピリミジン、C5−ビニルピリミジン、C5−アセチレン性ピリミジン、C5−アシルピリミジン、C5−ヒドロキシアルキルプリン、C5−アミノピリミジン、C5−シアノピリミジン、C5−ニトロピリミジン、C5−アミノピリミジン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジン、5−アザウラシリル、トリアゾロピリジニル、イミダゾロピリジニル、ピロロピリミジニルおよびピラゾロピリミジニルから成る群より選択される、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項18】
Baseが、式:
【化2】
(式中、
GおよびLは、各々独立して、CHまたはNであり;
Dは、N、CH、C−CN、C−NO2、C−C1−3アルキル、C−NHCONH2、C−CONQ11Q11、C−CSNQ11Q11、CCOOQ11、C−C(=NH)NH2、C−ヒドロキシ、C−C1−3アルコキシ、C−アミノ、C−C1−4アルキル−アミノ、C−ジ(C1−4アルキル)アミノ、C−ハロゲン、C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、C−(1,3−チアゾール−2−イル)またはC−(イミダゾール−2−イル)(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Eは、NまたはCQ5であり;
Wは、O、SまたはNRであり;
Rは、H、OH、アルキルであり;
Q6は、H、OH、SH、NH2、C1〜4アルキルアミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C3〜6シクロアルキルアミノ、ハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはCF3であり;
Q5は、H、Cl−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−4アルキルアミノ、CF3、ハロゲン、N、CN、NO2、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ハロゲン、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Q7およびQ14は、H、CF3、OH、SH、OR、SR、C1〜4アルキル、アミノ、C1〜4アルキルアミノ、C3〜6シクロアルキルアミノおよびジ(C1〜4アルキル)アミノから成る群より、各々独立して選択され;
Q11は、独立して、HまたはC1〜6アルキルであり;ならびに
Q8は、H、ハロゲン、CN、カルボキシ、C1−4アルキルオキシカルボニル、N3、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチル、NH2、CN、NO2、C1−3アルキル、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)である。)
のものである、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項19】
Baseが、式:
【化3】
(式中、
T1およびT2は、N、CHまたはC−Q16から独立して選択され;
Q16、UおよびYは、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2から独立して選択され;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
Zは、S、SO、SO2、C=OまたはNQ20であり;
Q20は、Hまたはアルキルであり;および
V1およびV2は、CHまたはNから独立して選択される。)
のものである、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項20】
Baseが、式:
【化4】
(式中、
T3およびT4は、NまたはCQ22から独立して選択され;
Q22は、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2から独立して選択され;
T5は、NHであり;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
T6、T7、T8、T9、T10、T11およびT12は、NまたはCHから独立して選択され;
U2は、H、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5であり;
Y2は、O、S、NH、NRまたはCQ24Q26(ここにおいて、Rは、H、OHまたはアルキル。)であり;ならびに
Q24およびQ26は、H、アルキル、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5から独立して選択される。)
のものである、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項21】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併せて、場合により医薬適合性担体または希釈剤中に、2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/もしくは5’−プロドラッグまたはその医薬適合性の塩の有効量を含む、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
【請求項22】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝プリンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項27に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項30】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項31】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項33】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用および/または交代で、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグもしくは塩の有効量を宿主に投与することを含む、宿主においてフラビウイルス科ウイルス感染を治療するための方法。
【請求項34】
前記薬物が、BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチド(GからC)もしくは第405位SerからThr、またはHCVゲノムの第8443位ヌクレオチド(GからC)、またはHCVのRNAポリメラーゼ領域の第282位SerからThr以外の位置で、フラビウイルス科ウイルスの突然変異を直接もしくは間接的に誘発するか、こうした突然変異に関係する薬物である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
インターフェロンと併用および/または交代で、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩の有効量を宿主に投与することを含む、宿主においてフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)感染を治療する方法。
【請求項36】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドである、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝プリンヌクレオシドである、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAである、請求項41に記載の医薬組成物。
【請求項43】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンである、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、式:
【化5】
(式中、
R1、R2およびR3は、独立して、H、リン酸塩(一、二または三リン酸塩および安定化リン酸塩プロドラッグを含む);アシル(低級アシルを含む);アルキル(低級アルキルを含む);スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含むアルキルまたはアリールアルキルスルホニルを含む);フェニル基が本明細書で与えるアリールの定義に記載されているような置換基1個以上で場合により置換されているベンジル;脂質(リン脂質を含む);アミノ酸;炭水化物;ペプチド;コレステロール;またはインビボ投与されたとき、R1、R2およびR3が独立してHまたはリン酸塩である化合物をもたらす医薬適合性の脱離基であり;
R4は、水素、ヒドロキシ、アルキル(低級アルキルを含む)、アジド、シアノ、アルケニル、アルキニル、Br−ビニル、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(低級アルキル)、−O(アシル)、−O(低級アシル)、−O(アルキル)、−O(低級アルキル)、−O(アルケニル)、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、NO2、NH2、−NH(低級アルキル)、−NH(アシル)、−N(低級アルキル)2または−N(アシル)2であり;および
Baseは、プリンまたはピリミジンである。)
ものまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩である、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
Baseが、アデニン、N6−アルキルプリン、N6−アシルプリン(ここにおいて、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキルである)、N6−ベンジルプリン、N6−ハロプリン、N6−ビニルプリン、N6−アセチレン性プリン、N6−アシルプリン、N6−ヒドロキシアルキルプリン、N6−チオアルキルプリン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル(5−フルオロウラシルを含む)、C5−アルキルピリミジン、C5−ベンジルピリミジン、C5−ハロピリミジン、C5−ビニルピリミジン、C5−アセチレン性ピリミジン、C5−アシルピリミジン、C5−ヒドロキシアルキルプリン、C5−アミノピリミジン、C5−シアノピリミジン、C5−ニトロピリミジン、C5−アミノピリミジン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジン、5−アザウラシリル、トリアゾロピリジニル、イミダゾロピリジニル、ピロロピリミジニルおよびピラゾロピリミジニルから成る群より選択される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
Baseが、式:
【化6】
(式中、
GおよびLは、各々独立して、CHまたはNであり;
Dは、N、CH、C−CN、C−NO2、C−C1−3アルキル、C−NHCONH2、C−CONQ11Q11、C−CSNQ11Q11、CCOOQ11、C−C(=NH)NH2、C−ヒドロキシ、C−C1−3アルコキシ、C−アミノ、C−C1−4アルキル−アミノ、C−ジ(C1−4アルキル)アミノ、C−ハロゲン、C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、C−(1,3−チアゾール−2−イル)またはC−(イミダゾール−2−イル)(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Eは、NまたはCQ5であり;
Wは、O、SまたはNRであり;
Rは、H、OH、アルキルであり;
Q6は、H、OH、SH、NH2、C1〜4アルキルアミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C3〜6シクロアルキルアミノ、ハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはCF3であり;
Q5は、H、Cl−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−4アルキルアミノ、CF3、ハロゲン、N、CN、NO2、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ハロゲン、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Q7およびQ14は、H、CF3、OH、SH、OR、SR、C1〜4アルキル、アミノ、C1〜4アルキルアミノ、C3〜6シクロアルキルアミノおよびジ(C1〜4アルキル)アミノから成る群より、各々独立して選択され;
Q11は、独立して、HまたはC1〜6アルキルであり;ならびに
Q8は、H、ハロゲン、CN、カルボキシ、C1−4アルキルオキシカルボニル、N3、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチル、NH2、CN、NO2、C1−3アルキル、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)である。)
のものである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
Baseが、式:
【化7】
(式中、
T1およびT2は、N、CHまたはC−Q16から独立して選択され;
Q16、UおよびYは、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2
から独立して選択され;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
Zは、S、SO、SO2、C=OまたはNQ20であり;
Q20は、Hまたはアルキルであり;および
V1およびV2は、CHまたはNから独立して選択される。)
のものである、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
Baseが、式:
【化8】
(式中、
T3およびT4は、NまたはCQ22から独立して選択され;
Q22は、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2から独立して選択され;
T5は、NHであり;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
T6、T7、T8、T9、T10、T11およびT12は、NまたはCHから独立して選択され;
U2は、H、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5であり;
Y2は、O、S、NH、NRまたはCQ24Q26(ここにおいて、Rは、H、OHまたはアルキル)であり;ならびに
Q24およびQ26は、H、アルキル、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5から独立して選択される。)
のものである、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、インターフェロンの有効量を、場合によりこのウイルス量を実質的に消去する方式で投与することを含む、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性であるフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項54】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用および/または交代で、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/もしくは5’−プロドラッグまたはその医薬適合性の塩の有効量を投与することを含む、フラビウイルス科ウイルスに感染している患者を治療するための方法。
【請求項55】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝プリンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項54に記載の方法。
【請求項60】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項59に記載の方法。
【請求項64】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
(a)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグの有効量を患者に投与すること、
(b)この患者の血液をアッセイして、野生型ウイルスから突然変異ウイルスへの血清変換ついて検査すること、
(c)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、インターフェロンの有効量を投与すること
を含む、フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項67】
(a)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグの有効量を投与すること、
(b)この患者からウイルスサンプルを得ること、
(c)このウイルスの複製適性を決定すること、
(d)このサンプルのウイルスの複製適性が、野生型ウイルスの複製適性より低い(これは、β−D−2’−CH3−リボCに対する耐性を示す)かどうか決定すること、
(e)β−D−2’−CH3−リボCに対して耐性である患者にインターフェロンの有効量を投与すること
を含む、フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項68】
(a)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグの有効量を投与すること、
(b)この患者からウイルス培養サンプルを得ること、
(c)このサンプルを培養し、このサンプルと野生型ウイルスの間でプラーク成長を比較すること、
(d)このサンプルのプラーク成長が、野生型のプラーク成長より小さい(これは、β−D−2’−CH3−リボCに対する耐性を示す。)かどうか決定すること、
(e)β−D−2’−CH3−リボCに対して耐性である患者にインターフェロンの有効量を投与すること
を含む、フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項69】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドである、請求項66から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCである、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝プリンヌクレオシドである、請求項66から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項74】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンである、請求項73に記載の方法。
【請求項78】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項73に記載の方法。
【請求項79】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、式:
【化9】
(式中、
R1、R2およびR3は、独立して、H、リン酸塩(一、二または三リン酸塩および安定化リン酸塩プロドラッグを含む);アシル(低級アシルを含む);アルキル(低級アルキルを含む);スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含むアルキルまたはアリールアルキルスルホニルを含む);フェニル基が本明細書で与えるアリールの定義に記載されているような置換基1個以上で場合により置換されているベンジル;脂質(リン脂質を含む);アミノ酸;炭水化物;ペプチド;コレステロール;またはインビボ投与されたとき、R1、R2およびR3が独立してHまたはリン酸塩である化合物をもたらす医薬適合性の脱離基であり;
R4は、水素、ヒドロキシ、アルキル(低級アルキルを含む)、アジド、シアノ、アルケニル、アルキニル、Br−ビニル、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(低級アルキル)、−O(アシル)、−O(低級アシル)、−O(アルキル)、−O(低級アルキル)、−O(アルケニル)、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、NO2、NH2、−NH(低級アルキル)、−NH(アシル)、−N(低級アルキル)2または−N(アシル)2であり;および
Baseは、プリンまたはピリミジンである。)
ものまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩である、請求項66から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項81】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むサンプルと、フラビウイルス科ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内にセリンをコードしているコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブとを接触させること、
(b)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、
(c)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出すること
を含む、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイする方法。
【請求項82】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むサンプルと、BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドにおけるシチジンまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブとを接触させること、
(b)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、
(c)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンへの前記プローブのハイブリダイゼーションを検出すること
を含む、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイする方法。
【請求項83】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)のRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードしているコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと共にフラビウイルス科ウイルス核酸配列を含むサンプル;
(b)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出するための手段;および
(c)場合により使用説明材料
を具備する、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイするためのキット。
【請求項84】
(a)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドにおけるシチジンまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと共にフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むサンプル;
(b)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンへの前記プローブのハイブリダイゼーションを検出するための手段;および
(c)場合により使用説明材料
を具備する、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイするためのキット。
【請求項85】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むと推測されるサンプルを得ること;
(b)前記サンプルをフラビウイルス科ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードしているコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと接触させること、
(c)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、および
(d)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出して、β−D−2’−CH3−リボC耐性のフラビウイルス科ウイルスの存在を決定すること
を含む、患者体内の2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスの存在を診断するための方法。
【請求項86】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むと推測されるサンプルを得ること、
(b)前記サンプルをBVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドにおけるシチジンまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと接触させること、
(c)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、および
(d)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンへの前記プローブのハイブリダイゼーションを検出して、β−D−2’−CH3−リボC耐性フラビウイルス科ウイルスの存在を決定すること
を含む、患者体内の2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスの存在を診断するための方法。
【請求項87】
宿主のフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)を治療するための、請求項1から32に記載の医薬組成物のいずれか1つの使用。
【請求項88】
2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している宿主を治療するための、場合により医薬適合性担体または希釈剤中のインターフェロンの使用。
【請求項89】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項86に記載の使用。
【請求項90】
宿主においてフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)感染を治療するための薬物を製造する際の、請求項1から32に記載の医薬組成物のいずれか1つの使用。
【請求項91】
2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している宿主を治療するための薬物を製造する際の、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、インターフェロンの使用。
【請求項92】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項91に記載の使用。
【請求項1】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併せて、場合により医薬適合性担体または希釈剤中に、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩の有効量を含む、宿主のフラビウイルス科ウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
【請求項2】
前記薬物が、BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチド(GからC)もしくは第405位SerからThr、またはHCVゲノムの第8443位ヌクレオチド(GからC)、またはHCVのRNAポリメラーゼ領域の第282位SerからThr以外の位置で、フラビウイルス科ウイルスの突然変異を直接もしくは間接的に誘発するか、こうした突然変異に関係する薬物である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
インターフェロンと併せて、場合により医薬適合性担体または希釈剤中に、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩の有効量を含む、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
【請求項4】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドである、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCである、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝プリンヌクレオシドである、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項11に記載の医薬組成物。
【請求項13】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH2−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、式:
【化1】
(式中、
R1、R2およびR3は、独立して、H、リン酸塩(一、二または三リン酸塩および安定化リン酸塩プロドラッグを含む);アシル(低級アシルを含む);アルキル(低級アルキルを含む);スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含むアルキルまたはアリールアルキルスルホニルを含む);フェニル基が本明細書で与えるアリールの定義に記載されているような置換基1個以上で場合により置換されているベンジル;脂質(リン脂質を含む);アミノ酸;炭水化物;ペプチド;コレステロール;またはインビボ投与されたとき、R1、R2およびR3が独立してHまたはリン酸塩である化合物をもたらす医薬適合性の脱離基であり;
R4は、水素、ヒドロキシ、アルキル(低級アルキルを含む)、アジド、シアノ、アルケニル、アルキニル、Br−ビニル、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(低級アルキル)、−O(アシル)、−O(低級アシル)、−O(アルキル)、−O(低級アルキル)、−O(アルケニル)、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、NO2、NH2、−NH(低級アルキル)、−NH(アシル)、−N(低級アルキル)2または−N(アシル)2
であり;および
Baseは、プリンまたはピリミジンである。)
ものまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩である、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項17】
Baseが、アデニン、N6−アルキルプリン、N6−アシルプリン(ここにおいて、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキルである)、N6−ベンジルプリン、N6−ハロプリン、N6−ビニルプリン、N6−アセチレン性プリン、N6−アシルプリン、N6−ヒドロキシアルキルプリン、N6−チオアルキルプリン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル(5−フルオロウラシルを含む)、C5−アルキルピリミジン、C5−ベンジルピリミジン、C5−ハロピリミジン、C5−ビニルピリミジン、C5−アセチレン性ピリミジン、C5−アシルピリミジン、C5−ヒドロキシアルキルプリン、C5−アミノピリミジン、C5−シアノピリミジン、C5−ニトロピリミジン、C5−アミノピリミジン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジン、5−アザウラシリル、トリアゾロピリジニル、イミダゾロピリジニル、ピロロピリミジニルおよびピラゾロピリミジニルから成る群より選択される、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項18】
Baseが、式:
【化2】
(式中、
GおよびLは、各々独立して、CHまたはNであり;
Dは、N、CH、C−CN、C−NO2、C−C1−3アルキル、C−NHCONH2、C−CONQ11Q11、C−CSNQ11Q11、CCOOQ11、C−C(=NH)NH2、C−ヒドロキシ、C−C1−3アルコキシ、C−アミノ、C−C1−4アルキル−アミノ、C−ジ(C1−4アルキル)アミノ、C−ハロゲン、C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、C−(1,3−チアゾール−2−イル)またはC−(イミダゾール−2−イル)(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Eは、NまたはCQ5であり;
Wは、O、SまたはNRであり;
Rは、H、OH、アルキルであり;
Q6は、H、OH、SH、NH2、C1〜4アルキルアミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C3〜6シクロアルキルアミノ、ハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはCF3であり;
Q5は、H、Cl−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−4アルキルアミノ、CF3、ハロゲン、N、CN、NO2、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ハロゲン、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Q7およびQ14は、H、CF3、OH、SH、OR、SR、C1〜4アルキル、アミノ、C1〜4アルキルアミノ、C3〜6シクロアルキルアミノおよびジ(C1〜4アルキル)アミノから成る群より、各々独立して選択され;
Q11は、独立して、HまたはC1〜6アルキルであり;ならびに
Q8は、H、ハロゲン、CN、カルボキシ、C1−4アルキルオキシカルボニル、N3、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチル、NH2、CN、NO2、C1−3アルキル、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)である。)
のものである、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項19】
Baseが、式:
【化3】
(式中、
T1およびT2は、N、CHまたはC−Q16から独立して選択され;
Q16、UおよびYは、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2から独立して選択され;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
Zは、S、SO、SO2、C=OまたはNQ20であり;
Q20は、Hまたはアルキルであり;および
V1およびV2は、CHまたはNから独立して選択される。)
のものである、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項20】
Baseが、式:
【化4】
(式中、
T3およびT4は、NまたはCQ22から独立して選択され;
Q22は、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2から独立して選択され;
T5は、NHであり;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
T6、T7、T8、T9、T10、T11およびT12は、NまたはCHから独立して選択され;
U2は、H、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5であり;
Y2は、O、S、NH、NRまたはCQ24Q26(ここにおいて、Rは、H、OHまたはアルキル。)であり;ならびに
Q24およびQ26は、H、アルキル、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5から独立して選択される。)
のものである、請求項16に記載の医薬組成物。
【請求項21】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併せて、場合により医薬適合性担体または希釈剤中に、2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/もしくは5’−プロドラッグまたはその医薬適合性の塩の有効量を含む、宿主におけるフラビウイルス科ウイルス感染の治療に有効な医薬組成物。
【請求項22】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝プリンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項27に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項30】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項31】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項31に記載の医薬組成物。
【請求項33】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用および/または交代で、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグもしくは塩の有効量を宿主に投与することを含む、宿主においてフラビウイルス科ウイルス感染を治療するための方法。
【請求項34】
前記薬物が、BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチド(GからC)もしくは第405位SerからThr、またはHCVゲノムの第8443位ヌクレオチド(GからC)、またはHCVのRNAポリメラーゼ領域の第282位SerからThr以外の位置で、フラビウイルス科ウイルスの突然変異を直接もしくは間接的に誘発するか、こうした突然変異に関係する薬物である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
インターフェロンと併用および/または交代で、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩の有効量を宿主に投与することを含む、宿主においてフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)感染を治療する方法。
【請求項36】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドである、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝プリンヌクレオシドである、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAである、請求項41に記載の医薬組成物。
【請求項43】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンである、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、式:
【化5】
(式中、
R1、R2およびR3は、独立して、H、リン酸塩(一、二または三リン酸塩および安定化リン酸塩プロドラッグを含む);アシル(低級アシルを含む);アルキル(低級アルキルを含む);スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含むアルキルまたはアリールアルキルスルホニルを含む);フェニル基が本明細書で与えるアリールの定義に記載されているような置換基1個以上で場合により置換されているベンジル;脂質(リン脂質を含む);アミノ酸;炭水化物;ペプチド;コレステロール;またはインビボ投与されたとき、R1、R2およびR3が独立してHまたはリン酸塩である化合物をもたらす医薬適合性の脱離基であり;
R4は、水素、ヒドロキシ、アルキル(低級アルキルを含む)、アジド、シアノ、アルケニル、アルキニル、Br−ビニル、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(低級アルキル)、−O(アシル)、−O(低級アシル)、−O(アルキル)、−O(低級アルキル)、−O(アルケニル)、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、NO2、NH2、−NH(低級アルキル)、−NH(アシル)、−N(低級アルキル)2または−N(アシル)2であり;および
Baseは、プリンまたはピリミジンである。)
ものまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩である、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
Baseが、アデニン、N6−アルキルプリン、N6−アシルプリン(ここにおいて、アシルは、C(O)(アルキル、アリール、アルキルアリールまたはアリールアルキルである)、N6−ベンジルプリン、N6−ハロプリン、N6−ビニルプリン、N6−アセチレン性プリン、N6−アシルプリン、N6−ヒドロキシアルキルプリン、N6−チオアルキルプリン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、チミン、シトシン、5−フルオロシトシン、5−メチルシトシン、6−アザピリミジン(6−アザシトシンを含む)、2−および/または4−メルカプトピリミジン、ウラシル、5−ハロウラシル(5−フルオロウラシルを含む)、C5−アルキルピリミジン、C5−ベンジルピリミジン、C5−ハロピリミジン、C5−ビニルピリミジン、C5−アセチレン性ピリミジン、C5−アシルピリミジン、C5−ヒドロキシアルキルプリン、C5−アミノピリミジン、C5−シアノピリミジン、C5−ニトロピリミジン、C5−アミノピリミジン、N2−アルキルプリン、N2−アルキル−6−チオプリン、5−アザシチジン、5−アザウラシリル、トリアゾロピリジニル、イミダゾロピリジニル、ピロロピリミジニルおよびピラゾロピリミジニルから成る群より選択される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
Baseが、式:
【化6】
(式中、
GおよびLは、各々独立して、CHまたはNであり;
Dは、N、CH、C−CN、C−NO2、C−C1−3アルキル、C−NHCONH2、C−CONQ11Q11、C−CSNQ11Q11、CCOOQ11、C−C(=NH)NH2、C−ヒドロキシ、C−C1−3アルコキシ、C−アミノ、C−C1−4アルキル−アミノ、C−ジ(C1−4アルキル)アミノ、C−ハロゲン、C−(1,3−オキサゾール−2−イル)、C−(1,3−チアゾール−2−イル)またはC−(イミダゾール−2−イル)(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Eは、NまたはCQ5であり;
Wは、O、SまたはNRであり;
Rは、H、OH、アルキルであり;
Q6は、H、OH、SH、NH2、C1〜4アルキルアミノ、ジ(C1〜4アルキル)アミノ、C3〜6シクロアルキルアミノ、ハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはCF3であり;
Q5は、H、Cl−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−4アルキルアミノ、CF3、ハロゲン、N、CN、NO2、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、ヒドロキシ、C1−3アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ハロゲン、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)であり;
Q7およびQ14は、H、CF3、OH、SH、OR、SR、C1〜4アルキル、アミノ、C1〜4アルキルアミノ、C3〜6シクロアルキルアミノおよびジ(C1〜4アルキル)アミノから成る群より、各々独立して選択され;
Q11は、独立して、HまたはC1〜6アルキルであり;ならびに
Q8は、H、ハロゲン、CN、カルボキシ、C1−4アルキルオキシカルボニル、N3、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチル、NH2、CN、NO2、C1−3アルキル、NHCONH2、CONQ11Q11、CSNQ11Q11、COOQ11、C(=NH)NH2、1,3−オキサゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イルまたはイミダゾール−2−イル(ここにおいて、アルキルは、非置換であるか、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシおよびC1〜3アルコキシから独立して選択された1から3個の基で置換されている。)である。)
のものである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
Baseが、式:
【化7】
(式中、
T1およびT2は、N、CHまたはC−Q16から独立して選択され;
Q16、UおよびYは、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2
から独立して選択され;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
Zは、S、SO、SO2、C=OまたはNQ20であり;
Q20は、Hまたはアルキルであり;および
V1およびV2は、CHまたはNから独立して選択される。)
のものである、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
Baseが、式:
【化8】
(式中、
T3およびT4は、NまたはCQ22から独立して選択され;
Q22は、H、OH、置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換アルケニル、置換もしくは非置換アルキニル、シクロアルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR、Br−ビニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−アリール、−O−アラルキル、−O−アシル、−O−シクロアルキル、NH2、NH−アルキル、N−ジアルキル、NH−アシル、N−アリール、N−アラルキル、NH−シクロアルキル、SH、S−アルキル、S−アシル、S−アリール、S−シクロアルキル、S−アラルキル、CN、N3、COOH、CONH2、CO2−アルキル、CONH−アルキル、CON−ジアルキル、OH、CF3、CH2OH、(CH2)mOH、(CH2)mNH2、(CH2)mCOOH、(CH2)mCN、(CH2)mNO2、(CH2)mCONH2、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−4アルキル)アミノ、C3−6シクロアルキルアミノ、C1−4アルコキシ、C1−4アルコキシカルボニル、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルホニル、(C1−4アルキル)0−2アミノメチルまたは−NHC(=NH)NH2から独立して選択され;
T5は、NHであり;
R4およびR5は、水素、アシル(低級アシルを含む)またはアルキル(メチル、エチル、プロピルおよびシクロプロピルを含むが、これらに限定されない。)から独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10であり;
T6、T7、T8、T9、T10、T11およびT12は、NまたはCHから独立して選択され;
U2は、H、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5であり;
Y2は、O、S、NH、NRまたはCQ24Q26(ここにおいて、Rは、H、OHまたはアルキル)であり;ならびに
Q24およびQ26は、H、アルキル、直鎖、分枝鎖もしくは環状アルキル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、OR4、NR4R5またはSR5から独立して選択される。)
のものである、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、インターフェロンの有効量を、場合によりこのウイルス量を実質的に消去する方式で投与することを含む、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性であるフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項54】
フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)におけるRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンから別のアミノ酸への変化をもたらすヌクレオチドの突然変異以外の位置で、突然変異を直接または間接的に誘発する1つ以上の薬物および/またはこうした突然変異に関係する1つ以上の薬物と併用および/または交代で、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/もしくは5’−プロドラッグまたはその医薬適合性の塩の有効量を投与することを含む、フラビウイルス科ウイルスに感染している患者を治療するための方法。
【請求項55】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、2’−分枝プリンヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項54に記載の方法。
【請求項60】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの2’、3’および/または5’−プロドラッグである、請求項59に記載の方法。
【請求項64】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記2’−分枝ヌクレオシドの2’、3’および/または5’−プロドラッグが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
(a)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグの有効量を患者に投与すること、
(b)この患者の血液をアッセイして、野生型ウイルスから突然変異ウイルスへの血清変換ついて検査すること、
(c)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、インターフェロンの有効量を投与すること
を含む、フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項67】
(a)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグの有効量を投与すること、
(b)この患者からウイルスサンプルを得ること、
(c)このウイルスの複製適性を決定すること、
(d)このサンプルのウイルスの複製適性が、野生型ウイルスの複製適性より低い(これは、β−D−2’−CH3−リボCに対する耐性を示す)かどうか決定すること、
(e)β−D−2’−CH3−リボCに対して耐性である患者にインターフェロンの有効量を投与すること
を含む、フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項68】
(a)場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、2’−分枝ヌクレオシドまたはその医薬適合性の塩もしくはプロドラッグの有効量を投与すること、
(b)この患者からウイルス培養サンプルを得ること、
(c)このサンプルを培養し、このサンプルと野生型ウイルスの間でプラーク成長を比較すること、
(d)このサンプルのプラーク成長が、野生型のプラーク成長より小さい(これは、β−D−2’−CH3−リボCに対する耐性を示す。)かどうか決定すること、
(e)β−D−2’−CH3−リボCに対して耐性である患者にインターフェロンの有効量を投与すること
を含む、フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している患者を治療するための方法。
【請求項69】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝ピリミジンヌクレオシドである、請求項66から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項70】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCである、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボCの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、2’−分枝プリンヌクレオシドである、請求項66から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項74】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボAの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンである、請求項73に記載の方法。
【請求項78】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−アミノ酸プロドラッグである、請求項73に記載の方法。
【請求項79】
前記2’分枝ヌクレオシドが、β−D−2’−CH3−リボ−6−N−メチルアミノプリンの3’−L−バリニルプロドラッグである、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記2’−分枝ヌクレオシドが、式:
【化9】
(式中、
R1、R2およびR3は、独立して、H、リン酸塩(一、二または三リン酸塩および安定化リン酸塩プロドラッグを含む);アシル(低級アシルを含む);アルキル(低級アルキルを含む);スルホン酸エステル(メタンスルホニルを含むアルキルまたはアリールアルキルスルホニルを含む);フェニル基が本明細書で与えるアリールの定義に記載されているような置換基1個以上で場合により置換されているベンジル;脂質(リン脂質を含む);アミノ酸;炭水化物;ペプチド;コレステロール;またはインビボ投与されたとき、R1、R2およびR3が独立してHまたはリン酸塩である化合物をもたらす医薬適合性の脱離基であり;
R4は、水素、ヒドロキシ、アルキル(低級アルキルを含む)、アジド、シアノ、アルケニル、アルキニル、Br−ビニル、−C(O)O(アルキル)、−C(O)O(低級アルキル)、−O(アシル)、−O(低級アシル)、−O(アルキル)、−O(低級アルキル)、−O(アルケニル)、クロロ、ブロモ、フルオロ、ヨード、NO2、NH2、−NH(低級アルキル)、−NH(アシル)、−N(低級アルキル)2または−N(アシル)2であり;および
Baseは、プリンまたはピリミジンである。)
ものまたはその医薬適合性のプロドラッグおよび/もしくは塩である、請求項66から68のいずれか一項に記載の方法。
【請求項81】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むサンプルと、フラビウイルス科ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内にセリンをコードしているコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブとを接触させること、
(b)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、
(c)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出すること
を含む、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイする方法。
【請求項82】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むサンプルと、BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドにおけるシチジンまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブとを接触させること、
(b)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、
(c)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンへの前記プローブのハイブリダイゼーションを検出すること
を含む、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイする方法。
【請求項83】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)のRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードしているコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと共にフラビウイルス科ウイルス核酸配列を含むサンプル;
(b)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出するための手段;および
(c)場合により使用説明材料
を具備する、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイするためのキット。
【請求項84】
(a)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドにおけるシチジンまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと共にフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むサンプル;
(b)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンへの前記プローブのハイブリダイゼーションを検出するための手段;および
(c)場合により使用説明材料
を具備する、2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスを含有すると推測されるサンプルをアッセイするためのキット。
【請求項85】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むと推測されるサンプルを得ること;
(b)前記サンプルをフラビウイルス科ウイルスのRNAポリメラーゼ領域のドメインBの高保存コンセンサス配列XRXSGXXXT内においてセリンをコードしているコドンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと接触させること、
(c)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、および
(d)前記プローブの前記配列へのハイブリダイゼーションを検出して、β−D−2’−CH3−リボC耐性のフラビウイルス科ウイルスの存在を決定すること
を含む、患者体内の2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスの存在を診断するための方法。
【請求項86】
(a)フラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)核酸配列を含むと推測されるサンプルを得ること、
(b)前記サンプルをBVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドにおけるシチジンまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンに相補的な配列を有する検出可能なオリゴヌクレオチドプローブと接触させること、
(c)前記プローブを前記配列にハイブリダイズさせること、および
(d)BVDVのRNAポリメラーゼ領域の第1214位ヌクレオチドまたはHCVの第8443位ヌクレオチドにおけるシチジンへの前記プローブのハイブリダイゼーションを検出して、β−D−2’−CH3−リボC耐性フラビウイルス科ウイルスの存在を決定すること
を含む、患者体内の2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルスの存在を診断するための方法。
【請求項87】
宿主のフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)を治療するための、請求項1から32に記載の医薬組成物のいずれか1つの使用。
【請求項88】
2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している宿主を治療するための、場合により医薬適合性担体または希釈剤中のインターフェロンの使用。
【請求項89】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項86に記載の使用。
【請求項90】
宿主においてフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)感染を治療するための薬物を製造する際の、請求項1から32に記載の医薬組成物のいずれか1つの使用。
【請求項91】
2’−分枝ヌクレオシドに対して耐性のフラビウイルス科ウイルス(Flaviviridae)に感染している宿主を治療するための薬物を製造する際の、場合により医薬適合性担体または希釈剤中の、インターフェロンの使用。
【請求項92】
前記インターフェロンが、Intron−A(インターフェロンアルファ−2b)、PEG−INTRON(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2b)、Roferon−A(インターフェロンアルファ−2a)、PEGASYS(ポリエチレングリコール化インターフェロンアルファ−2a)、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、ALBUFERON、REBIF(インターフェロンベータ−1a)、オメガインターフェロン(Omega Interferon)、経口インターフェロンアルファ(Oral Interferon Alpha)およびインタフェロンガンマ−1b(Interferon gamma−1b)から成る群より選択される、請求項91に記載の使用。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2006−519753(P2006−519753A)
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−553823(P2004−553823)
【出願日】平成15年11月17日(2003.11.17)
【国際出願番号】PCT/US2003/036714
【国際公開番号】WO2004/046331
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(502423808)イデニクス(ケイマン)リミテツド (16)
【出願人】(505177151)ウニベルシタ・デツリ・ストウデイ・デイ・カリアリ (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年11月17日(2003.11.17)
【国際出願番号】PCT/US2003/036714
【国際公開番号】WO2004/046331
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(502423808)イデニクス(ケイマン)リミテツド (16)
【出願人】(505177151)ウニベルシタ・デツリ・ストウデイ・デイ・カリアリ (2)
【Fターム(参考)】
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