説明

20−シクロアルキル,26,27−アルキル/ハロアルキル−ビタミンD3化合物及びその使用方法

本発明は、シクロアルキル(例えば、シクロプロピル)で20位の炭素が置換されている、16位の炭素が二重結合であり、23位の炭素が単結合、二重結合又は三重結合である、コレカルシフェロールのビタミンD類似体を提供する。25位の炭素が、種々のアルキル及びハロアルキルで置換されている。本発明は、薬学的に許容されるエステル、塩及びそれらのプロドラッグを提供する。さらに、ビタミンD関連の症状の治療に前記化合物を用いるための方法、及び前記化合物を包含する医薬組成物を開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化001】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立してH又はCHであり、この場合X及びXは、両方が共にCHであることはない;
は、ヒドロキシル又はハロゲンであり;
及びRは、C20と共に、C−Cシクロアルキルを形成し;
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルであり;
は、水素、C−Cアルキル、ヒドロキシアルキル又はハロアルキルであり、この場合、Bが三重結合であれば、Rが存在しないのは理解される通りである)
で表されるビタミンD化合物、並びにその薬学的に許容されるエステル、塩及びそれらのプロドラッグ。
【請求項2】
が、ヒドロキシルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、ハロゲンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、Fである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Bが、単結合である、請求項1〜4の何れか一項に記載の化合物。
【請求項6】
Bが、二重結合である、請求項1〜4の何れか一項に記載の化合物。
【請求項7】
Bが、三重結合である、請求項1〜4の何れか一項に記載の化合物。
【請求項8】
がCHであり、そしてXがHである、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項9】
及びXが、それぞれHである、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項10】
及びRが、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項11】
及びRが、それぞれ独立して、アルキル又はトリハロアルキルである、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項12】
及びRが、それぞれ独立して、メチル又はトリフルオロメチルである、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項13】
及びRが、メチルである、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項14】
及びRが、トリフルオロメチルである、請求項1〜12の何れかに記載の化合物。
【請求項15】
が、水素である、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項16】
及びRが、C20と共に、シクロプロピルを形成する、前記請求項の何れかに記載の化合物。
【請求項17】
式I−a:
【化002】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立して、H又はCHであり、この場合、X及びXは、両方共CHではなく;
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである)
で表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−23−イン−20−シクロプロピル−コレカルシフェロール:
【化003】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−23−イン−20−シクロプロピル−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化004】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−23−イン−26,27−ヘキサフルオロ−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化005】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項21】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−23−イン−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化006】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項22】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16,23E−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化007】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項23】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16,23E−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化008】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項24】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16,23Z−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化009】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項25】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16,23Z−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化010】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項26】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化011】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項27】
前記化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−コレカルシフェロール:
【化012】

である、請求項17に記載の化合物。
【請求項28】
式I−b:
【化013】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立して、H又はCHであり、この場合、X及びXは、両方が共にCHであることはなく;そして
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである)
で表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
前記化合物が、1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16−エン−23−イン−20−シクロピロピル−コレカルシフェロール:
【化014】

である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
前記化合物が、1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−23−イン−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化015】

である、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
前記化合物が、1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16,23E−ジエン−20−シクロピロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化016】

である、請求項28に記載の化合物。
【請求項32】
前記化合物が、1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16,23Z−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化017】

である、請求項28に記載の化合物。
【請求項33】
ビタミンDに関連する症状の対象を治療するために、請求項1〜32の何れか一項に記載のビタミンD化合物の有効量を、その必要とする対象に投与することを含んでなる、ビタミンDに関連する症状の対象を治療する方法。
【請求項34】
さらに、ビタミンD化合物を得る工程を含んでなる、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
さらに、ビタミンDに関連する症状に対する治療を必要とする対象を同定することを含んでなる、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記ビタミンDに関連する症状が、ILT3に関連した疾患である、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記ILT3に関連した疾患が、免疫疾患である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記免疫疾患が、自己免疫疾患である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記自己免疫疾患が、1型インスリン依存性糖尿病、成人呼吸窮迫症候群、炎症性腸疾患、皮膚炎、髄膜炎、血栓性血小板減少性紫斑病、シェーグレン症候群、脳炎、ブドウ膜炎、ブドウ膜網膜炎、白血球粘着不全症、関節リウマチ、リウマチ熱、ライター症候群、乾癬性関節炎、進行性全身性硬化症、原発性胆汁性肝硬変、天疱瘡、類天疱瘡、壊死性血管炎、重症筋無力症、多発性硬化症、紅斑性狼瘡、多発性筋炎、サルコイドーシス、肉芽腫症、脈管炎、悪性貧血、CNS炎症性疾患、抗原抗体複合体媒介疾患、自己免疫溶血性貧血、橋本甲状腺炎、バセドウ病、習慣自然流産、レイノー症候群、糸球体腎炎、皮膚筋炎、慢性活動性肝炎、セリアック病、エイズの自己免疫合併症、萎縮性胃炎、強直性脊椎炎、及びアジソン病よりなる群から選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記免疫疾患が、移植による拒絶反応である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記自己免疫疾患が、1型インスリン依存性糖尿病である、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記ビタミンDに関連する症状が、ビタミンD応答細胞の異常活性により特徴付けられる疾患である、請求項33に記載の方法。
【請求項43】
前記疾患が、過剰増殖性の皮膚細胞の異常活性を含んでなる、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記疾患が、乾癬症、基底細胞癌及び角化症から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記疾患が、乾癬症である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ビタミンD化合物が、式I−a:
【化0018】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立して、H又はCHであり、この場合、X及びXは、両方が共にCHであることはなく;そして
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである)
で表される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記ビタミンD化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−コレカルシフェロール:
【化0019】

である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記疾患が、内分泌細胞の異常活性を含んでなる、請求項42に記載の方法。
【請求項49】
前記内分泌細胞が、副甲状腺細胞であり、そして異常活性が副甲状腺ホルモンのプロセシング及び/又は分泌である、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記疾患が、二次性副甲状腺機能亢進症である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記疾患が、骨細胞の異常活性を含んでなる、請求項42に記載の方法。
【請求項52】
前記疾患が、骨粗鬆症、骨異栄養症、老人性骨粗鬆症、骨軟化症、くる病、嚢胞性線維性骨炎、及び腎性骨異栄養症から選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記疾患が、骨粗鬆症である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記ビタミンD化合物が、式I−a:
【化0020】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立して、H又はCHであり、この場合、X及びXは、両方が共にCHであることはなく;そして
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである)
で表される、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記疾患が、肝硬変又は慢性腎疾患である、請求項42に記載の方法。
【請求項56】
前記疾患が、高血圧症である、請求項42に記載の方法。
【請求項57】
前記化合物が、レニンの発現を抑制し、これにより高血圧症の対象を治療する、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記ビタミンD化合物が、式I−a:
【化0021】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立して、H又はCHであり、この場合、X及びXは、両方が共にCHであることはなく;そして
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである)
で表される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記ビタミンD化合物が、式I−b:
【化0022】

(式中、
Bは、単結合、二重結合又は三重結合であり;
及びXは、それぞれ独立して、H又はCHであり、この場合、X及びXは、両方が共にCHであることはなく;そして
及びRは、それぞれ独立して、アルキル又はハロアルキルである)
で表される、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記ビタミンD化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−23−イン−20−シクロプロピル−コレカルシフェロール:
【化0023】

である、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記ビタミンD化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−23−イン−20−シクロプロピル−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化0024】

である、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記ビタミンD化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16,23Z−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化0025】

である、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
前記ビタミンD化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−19−ノル−コレカルシフェロール:
【化0026】

である、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
前記ビタミンD化合物が、1,25−ジヒドロキシ−16−エン−20−シクロプロピル−コレカルシフェロール:
【化0027】

である、請求項58に記載の方法。
【請求項65】
前記ビタミンD化合物が、1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16,23E−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化0028】

である、請求項59に記載の方法。
【請求項66】
前記ビタミンD化合物が、1α−フルオロ−25−ヒドロキシ−16,23Z−ジエン−20−シクロプロピル−26,27−ヘキサフルオロ−コレカルシフェロール:
【化0029】

である、請求項59に記載の方法。
【請求項67】
前記疾患が、良性前立腺肥大症である、請求項42に記載の方法。
【請求項68】
前記疾患が、腫瘍性疾患である、請求項42に記載の方法。
【請求項69】
前記腫瘍性疾患が、白血病、リンパ腫、メラノーマ、骨肉腫、結腸癌、直腸癌、前立腺癌、膀胱癌、並びに肺、胸部、消化管及び尿生殖路の悪性腫瘍よりなる群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記腫瘍性疾患が、膀胱癌である、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記疾患が、ニューロンの欠損である、請求項42に記載の方法。
【請求項72】
前記疾患が、アルツハイマー病、ピック病、パーキンソン病、血管疾患、ハンチントン病、及び加齢による記憶障害よりなる群から選択される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記疾患が、ブドウ膜炎である、請求項42に記載の方法。
【請求項74】
前記疾患が、間質性膀胱炎である、請求項45に記載の方法。
【請求項75】
前記疾患が、ビタミンD応答の平滑筋細胞の異常活性により特徴付けられる、請求項42に記載の方法。
【請求項76】
前記疾患が、子宮筋腫である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記疾患が、高血圧により誘導されるの血管リモデリング、血管再狭窄及びアテローム性動脈硬化よりなる群から選択される過剰増殖性血管疾患である、請求項75に記載の方法。
【請求項78】
前記疾患が、動脈性高血圧である、請求項75に記載の方法。
【請求項79】
カルシウム及びリン酸の代謝異常を改善するように、請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物の治療有効量を、対象に投与することを含んでなる、カルシウム及びリン酸の代謝異常を改善する方法。
【請求項80】
前記カルシウム及びリン酸の代謝異常が骨粗鬆症を引き起こす、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物を、細胞における免疫グロブリン様転写物3(ILT3)表面分子の発現を調節するのに有効な量で、当該細胞と接触させることを含んでなる、細胞における免疫グロブリン様転写物3(ILT3)表面分子の発現を調節する方法。
【請求項82】
前記細胞が、対象の内部にある、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物を、ILT3表面分子の発現を調節するのに有効な量で対象に投与し、これにより当該対象におけるILT3に関連した疾患を治療することを含んでなる、対象におけるILT3に関連した疾患を治療する方法。
【請求項84】
前記ILT3に関連した疾患が、免疫疾患である、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記免疫疾患が、自己免疫疾患である、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記自己免疫疾患が、インスリン依存型の糖尿病である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物を、ILT3表面分子の発現を調節するのに有効な量で対象に投与し、これにより当該対象における免疫耐性を誘導することを含んでなる、対象における免疫耐性を誘導する方法。
【請求項88】
前記免疫耐性が、抗原提示細胞において誘導される、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記抗原提示細胞が、樹状細胞、単球及びマクロファージよりなる群から選択される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物を、ILT3表面分子の発現を調節するのに有効な量で対象に投与し、これにより当該対象における移植拒絶反応を阻害することを含んでなる、対象における移植拒絶反応を阻害する方法。
【請求項91】
前記移植が、固体器官の移植である、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記移植が、膵臓ランゲルハウス島移植である、請求項90に記載の方法。
【請求項93】
前記移植が、骨髄移植である、請求項90に記載の方法。
【請求項94】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物を、ILT3表面分子の発現を調節するのに有効な量で抗原提示細胞に接触させ、これにより当該抗原提示細胞による免疫抑制活性を調節することを含んでなる、抗原提示細胞による免疫抑制活性を調節する方法。
【請求項95】
前記細胞が、抗原提示細胞である、請求項81又は94に記載の方法。
【請求項96】
前記抗原提示細胞が、樹状細胞、単球及びマクロファージよりなる群から選択される、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物の有効量を、それを必要とする対象に投与し、これにより当該対象における膀胱機能障害を予防又は治療する方法。
【請求項98】
前記膀胱機能障害が、膀胱肥大の存在により特徴付けられる、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記膀胱機能障害が、過活動膀胱である、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
前記対象が雄性である、請求項97〜99の何れか一項に記載の方法。
【請求項101】
前記雄性対象が、同時にBPHを患っている、請求項97〜99の何れか一項に記載の方法。
【請求項102】
前記対象が雌性である、請求項97〜99の何れか一項に記載の方法。
【請求項103】
前記ビタミンD化合物が、薬学的に許容される担体と組み合わせて投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項104】
前記ビタミンD化合物が、薬学的に許容される製剤を用いて対象に投与される、請求項70、81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。
【請求項105】
前記薬学的に許容される製剤が、前記薬学的に許容される製剤を対象に投与してから少なくとも4週間、ビタミンD化合物を対象に継続した送達を提供する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記免疫グロブリン様転写物3(ILT3)表面分子の発現が、上方制御される、請求項81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。
【請求項107】
前記化合物が、薬学的に許容される希釈剤又は担体と共に医薬組成物に製剤化される、請求項97に記載の方法。
【請求項108】
前記化合物が、ビタミンD受容体作動薬である、請求項98に記載の方法。
【請求項109】
前記対象が哺乳動物である、請求項363〜108の何れか一項に記載の方法。
【請求項110】
前記対象がヒトである、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記化合物が、経口で投与される、請求項33、79、81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。
【請求項112】
前記化合物が、静脈内に投与される、請求項33、79、81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。
【請求項113】
前記化合物が、局所に投与される、請求項33、79、81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。。
【請求項114】
前記化合物が、非経口的に投与される、請求項33、79、81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。
【請求項115】
前記化合物が、0.001μg〜100μg/kg(体重)の濃度で投与される、請求項33、79、81、83、87又は90の何れか一項に記載の方法。
【請求項116】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物の有効量、及び薬学的に許容される希釈剤又は担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項117】
前記有効量が、ビタミンD関連の症状を治療するのに有効である、請求項116に記載の医薬組成物。
【請求項118】
前記ビタミンD関連の症状が、ILT3に関連した疾患である、請求項117に記載の医薬組成物。
【請求項119】
前記ビタミンD関連の症状が、ビタミンD応答細胞の異常活性により特徴付けられる疾患である、請求項117に記載の医薬組成物。
【請求項120】
前記ビタミンD関連の症状が、膀胱機能不全である、請求項117に記載の医薬組成物。
【請求項121】
前記疾患が高血圧である、請求項117に記載の医薬組成物。
【請求項122】
請求項1〜32の何れか一項に記載の化合物を含む医薬組成物、及びビタミンD関連の症状の治療における使用説明書を含んでなる、ビタミンD関連の症状の治療に用いる包装された製剤。
【請求項123】
前記ビタミンD関連の症状が、ILT3に関連した疾患である、請求項122に記載の包装された製剤。
【請求項124】
前記ビタミンD関連の症状が、ビタミンD応答細胞の異常活性により特徴付けられる疾患である、請求項122に記載の包装された製剤。
【請求項125】
前記ビタミンD関連の症状が、膀胱機能不全である、請求項122に記載の包装された製剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−514621(P2008−514621A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−533665(P2007−533665)
【出願日】平成17年9月23日(2005.9.23)
【国際出願番号】PCT/US2005/034213
【国際公開番号】WO2006/036813
【国際公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(505403223)
【Fターム(参考)】