説明

4クローラ型車輌

【課題】機体側へ泥土が飛散しない4クローラ型車輌を提供する。
【解決手段】4クローラ型のトラクタ1は、前部クローラ走行装置10の頂部である駆動スプロケットの上方部分を、そのクローラ形状に沿って覆っていると共に、前部クローラ走行装置10を操向操舵するナックルアーム45にボルト60によって取付けられている。前部フェンダ36は、前部クローラ走行装置10が操舵されて左右に移動すると、前部クローラ走行装置10との相対位置が変わらないように連動すると共に、前部クローラ走行装置10が上下に最大限に揺動しても、干渉しないだけの間隔を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、機体前後にそれぞれ左右一対のクローラ走行装置を備えた4クローラ型車輌、例えば4クローラ型のトラクタに係り、詳しくは、機体前部に設けられたクローラ走行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、前輪の上方を覆うフェンダをナックルアームに取付けると共に、その取付け高さを調節できるように構成したトラクタが案出されている。
【0003】
【特許文献1】実開平4−125984号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のように、前後の車輪により走行する車輌にフェンダを取付けることは、一般によく知られているが、本願発明のような4クローラ型車輌にはクローラ走行装置が上下に揺動することもあって取付けられていなかった。
【0005】
このようなフェンダが取付けられていない4クローラ型車輌であっても、前進する場合には泥などが機体前方に飛散するため問題なく走行することができるが、クローラ走行装置は、車軸に装着された駆動スプロケットと、その下方に設けられたトラックフレームに取付けられているアイドラホイール及び転輪とにクローラを巻装した構成のため、後進するとクローラ走行装置の頂部である駆動スプロケット上方部分から泥などが高く跳ね上がり、運転座席側まで泥が飛散したり、小石などにより走行機体が傷ついたりしてしまうことがあった。
【0006】
そこで本願発明は、機体前部のクローラ走行装置の駆動スプロケット上方部分を覆うフェンダを備えると共に、該フェンダを機体前部のクローラ走行装置が上下に揺動しても干渉しない間隔をあけて配置したことによって、上記課題を解決した4クローラ型車輌を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、車軸(14,18)に装着した駆動スプロケット(16,17)と、その下方に設けたトラックフレーム(21,22)の端部に配設した前後のアイドラホイール(23,25,26,27)と、前記トラックフレーム(21,22)に設けられた接地転輪(29,30)とに亘りクローラ(31,32)を巻装したクローラ走行装置(10,11)を、走行機体(2)の前後に左右一対ずつ備えた4クローラ型車輌(1)において、
前記クローラ走行装置(10,11)のうち機体前部に設けられたクローラ走行装置(10)は、前記トラックフレーム(21)を前記車軸(14)を中心として上下に揺動自在に支持すると共に、前記駆動スプロケット(16)の上方部分を覆うフェンダ(36)を備え、
前記フェンダ(36)を、前記機体前部のクローラ走行装置(10)が最大に上下揺動した際にあっても干渉しない所定の間隔(A,B)をもって前記走行機体に一体に装着した、
ことを特徴とする4クローラ型車輌にある。
【0008】
請求項2に係る発明は、前記フェンダ(36)を、前記機体前部のクローラ走行装置(10)を操舵するナックルアーム(45)にブラケット(36a)を介して装着し、前記フェンダ(36)が前記機体前部のクローラ走行装置(10)の操舵に連動して常時、駆動スプロケット(16)上方のクローラ部分を覆うように構成する、
ことを特徴とする請求項1記載の4クローラ型車輌にある。
【0009】
なお、括弧内の符号等は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によると、フェンダを機体前部のクローラ走行装置に取付けたことによって、後進してもクローラ走行装置の頂部である駆動スプロケットの上方部分からの機体側への泥はねがなくなり、飛散した泥が作業者にかかったり、キャビンを覆って前方が見えなくなったりすることを防止できる。また、小石などによる走行機体の損傷を防ぐことができると共に、フェンダを所定の間隔を空けて配置したことによって、クローラ走行装置が最大に上下に揺動してもフェンダと干渉することがない。
【0011】
請求項2に係る発明によると、フェンダが機体前部のクローラ走行装置と一体となって左右に連動するため、機体前部のクローラ走行装置が操舵されて左右に動いても常にフェンダがクローラの上方を覆うことができ、効果的に泥及び小石などの飛散を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に図面に基づいて本願発明に係る実施形態について説明をする。
【0013】
<第1の実施形態>
図1乃至図3に示すように、本願発明に係る4クローラ型車輌としてのトラクタ1は、走行機体2の前方にボンネット3に覆われたエンジン(不図示)を有していると共に、その後方にはキャビン5が設けられており、該キャビン5内にはステアリングハンドル6等からなる運転操作部7及び運転座席9が配設されている。
【0014】
上記走行機体2は、前部クローラ走行装置10,10と、後部クローラ走行装置11,11とによって支持されており、上述したトラクタ1は、機体前後にそれぞれ左右一対ずつ配設されたクローラ走行装置10,10,11,11によって駆動する4クローラ型のトラクタである。
【0015】
これらクローラ走行装置10,10,11,11は、フロントアクスルハウジング12及びリヤアクスルハウジングとしてのトランスミッションケース13の左右両側にそれぞれ連結されたファイナルケース15,15に支持されており、ファイナルケース15,15の先端で車軸14,18に取付けられた駆動スプロケット16,17と、上記ファイナルケース15,15から機体前後方向に揺動自在に垂下するホルダ19,20の下端に取付けられたトラックフレーム21,22の前後端に設けられた前後のアイドラホイール23,25,26,27と、これら前後のアイドラホイール23,25、26,27間においてトラックフレーム21,22の下方に取付けられた複数の接地転輪29・・・,30・・・とにクローラ31,32を巻装して構成されている。
【0016】
また、前後のクローラ走行装置10,10,11,11の上方には、泥除けとしてのフェンダ36,37がそれぞれ設けられていると共に、トラックフレーム21,22の下方には、接地転輪29,30からクローラ31,32が外れるのを防止するクローラガイド33,35が設けられており、これらクローラガイド33,35の両端は、前後のアイドラホイール23,25,26,27の軸芯方向に向いている。
【0017】
次に本願発明の要部である前部クローラ走行装置10の前部フェンダ36について詳しく説明をする。
【0018】
図4に示すように、上記フロントアクスルハウジング12には、エンジンからの動力を左右に分配する差動装置40及びこの差動装置40から左右に延びるデフシャフト41,41が内装されていると共に、これらデフシャフト41,41は、その先端においてギヤ41a,42aが噛合してキングピン42に動力を伝達している。
【0019】
このキングピン42は、キングピンケース39に内装されており、該キングピンケース39は、フロントアクスルハウジング12に固設されている。また、キングピンケース39には、ファイナルケース15を構成する中間ケース15aがキングピン42を中心として左右に回動自在に連結されており、この中間ケース15aには、前車軸14を軸受14a,14bを介して回転自在に内装する支持ケース15bがボルト43によって一体に連結されている。これら中間ケース15a及び支持ケース15bによってファイナルケース15が構成されており、前車軸伝動系では、ギヤ41a,42a、42b,14cの噛合によってエンジンからの動力がデフシャフト41、キングピン42を介して前車軸14に伝達されていると共に、中間ケース15aに取付けられたナックルアーム45によって、キングピン42を中心としてファイナルケース15及びファイナルケース15に支持されている前部クローラ走行装置10を左右に回動させられるように構成されている。
【0020】
また、前車軸14の外端部には、スプライン部14dが設けられており、前車軸14とは別体に構成された前車軸ボス46が、スプライン嵌合すると共にプレート47及びボルト49によって回転不能かつ抜け止めされて取付けられている。該前車軸ボス46のフランジ部46aには、駆動スプロケット16が2分割してボルト16aによって装着されている。
【0021】
更に、前車軸14の外端に配設された駆動スプロケット16の機体内側では、トラックフレーム21と連結するホルダ19が、支持ケース15bの外周部に嵌合しており、該ホルダ19によって前部クローラ走行装置10が前後に揺動自在に支持されている。また、図5に示すように、ホルダ19の連結フレーム部の上部プレート19aには、その側面から支持ケース15bに向けて突出した規制部19aが設けられていると共に、この規制部19aは、対向する支持ケース15bの側面に設けられた一対の突起部15b,15bの間に位置しており、これら規制部19aと突起部15b,15bからなる揺動規制装置48によって前部クローラ走行装置10の上下(前後)の揺動範囲(図1の2点鎖線までの範囲)が規制されている。
【0022】
上記ホルダ19は、プレート51が支持ケース15bにボルト52で取付けられることによって抜止めされていると共に、支持ケース15bとの間にスラストライナ53及びブッシュ55を介在させ、前車軸14を中心に支持ケース15bに対して前後に揺動可能に設けられている。
【0023】
また、支持ケース15bには、上記ブッシュ55と支持ケース15bとの間に潤滑用グリスを供給するグリスニップル57が設けられていると共に、前車軸ボス46のフランジ部46aには、該グリスニップル57にグリスを注入するグリスガンを挿入するグリス供給孔46bが設けられている。ブッシュ55の両端はダストシール59によって密閉されており、グリスの流出及び塵の流入を防いでいる。
【0024】
図6及び図7に示すように、前部クローラ走行装置10の頂部である駆動スプロケット16の上方には、その頂部のクローラ部分を覆うように前部フェンダ36が配設されており、この前部フェンダ36は、一体に溶接された取付ブラケット36aがボルト60によってナックルアーム45に固定されることによって装着されている。
【0025】
図8に示すように、前部フェンダ36は、フェンダ部36bと、フェンダ部36bの中央部に一体に溶接された取付けブラケット36aとからなり、クローラ31との間隔A,Bを前部クローラ走行装置10が最大に上下揺動(図1の2点差線の位置)しても干渉しないように設定すると共に、前端における間隔Aと、後端における間隔Bとが同じになるようにして(図1参照)、その形状をクローラ形状に沿うように形成している。
【0026】
また、前部フェンダ36は、前車軸14を中心として後方側D(運転席側)を前方側Cよりも長く形成すると共に(図1参照)、その幅Eを前部クローラ走行装置10の幅Fと略々同じに形成しており(E=F)、機体幅方向において前部フェンダ36とキャビン5がオフセットするように、前部フェンダ36の外側がキャビン5の側面よりも所定間隔(G)外側に位置するように取付けられている(図2及び図3参照)。
【0027】
更に、前部フェンダ36は、図8(c)に示すように、機体外側の高さ寸法Hを機体への取付け側の高さ寸法Hよりも小さく設定する(H<H)と共に、図8(b)に示すように、その後部外側の側辺を所定の傾斜角(α)を有して機体内側へと傾斜させている。
【0028】
次に、本願発明の第1の実施形態に係るトラクタ1の作用について説明をする。作業者は、キャビン5に乗込みエンジンを始動させると、圃場へ進入して作業を行う。トラクタ1が前進している場合、前後のクローラ走行装置10,11に跳ね上げられた泥土は、クローラ走行装置10,11の頂部である駆動スプロケット16,17の上方近傍から慣性により機体前方へと飛散していく。
【0029】
一方、トラクタ1が後進しながら作業を行う場合、クローラ31の回転方向が逆になるため、駆動スプロケット16,17の上方近傍から機体後方へと泥土が慣性によって飛散し、前部クローラ走行装置10の駆動スプロケット16の上方近傍から飛散した泥土は、その後方にあるキャビン5へと向って飛散する。
【0030】
圃場が湿田などの軟弱地盤である場合、この泥土の飛散量は増加するが、前部クローラ走行装置10の駆動スプロケット16上方から飛散した泥土は、前部フェンダ36の内面にあたり、キャビン5側へと飛散することなく、下方へと落下していく。
【0031】
特に、前部フェンダ36は、キャビン5と機体幅方向にオフセットするように取付けられているため、フロントガラスに飛散した泥土が掛かることがないと共に、作業者がステアリングハンドル6によって、タイロッド61、ナックルアーム45を介して前部クローラ走行装置10を操向すると、前部フェンダ36は、この前部クローラ走行装置10、ナックルアーム45の動きと連動して左右に移動し、常に前部クローラ走行装置10との相対位置を変えずに、最適な間隔を保って泥土の飛散を防止する。
【0032】
作業者は、凹凸のある圃場面をクローラ走行装置10,11を上下に揺動させながら作業を進め、作業が終わると、トラクタ1を圃場外へと移動させ、汚れを洗い落としてから納屋に格納する。
【0033】
上記のようにトラクタ1を構成したことによって、前部クローラ走行装置10の頂部を覆うように前部フェンダ36を配設し、後進時の機体側への泥土の飛散を防止することができ、キャビン5が泥土に覆われて視界が遮られることがないと共に、作業者に飛散した泥土がかかることもない。また、小石などによる機体の損傷を防止することもできる。
【0034】
更に、前部フェンダ36を、ナックルアーム45に取付けると共に、前部クローラ走行装置10が最大限に上下に揺動しても干渉しないだけの間隙をあけて配置したことにより、前部クローラ走行装置10が操向されて左右に移動しても、常に前部フェンダ36が前部クローラ走行装置10の頂部上方を覆うことができ、効果的に泥土や小石の飛散を防止することができると共に、前部クローラ走行装置10が最大限に上下に揺動しても、前部フェンダ36と干渉しないため、4クローラ型のトラクタ1の走行性能が損なわれることがない。
【0035】
また、前部フェンダ36は、クローラ31との間隔を、前端における間隔Aと、後端における間隔Bとが同じになるようにして、クローラ31に沿うような形状にしたため、効果的に泥土の飛散を防止することが出来ると共に、その内面には飛散した泥土が均一に溜まり掃除も楽になった。
【0036】
更に、前部フェンダ36の機体側の寸法Dを、前方側の寸法Cよりも長くし(D>C)、クローラ走行装置10の幅Fと略々同じ幅Eの前部フェンダ36を機体側にオフセットして取付けたことによって、確実にキャビン5側への泥土の飛散を防止することができると共に、前部クローラ走行装置10から飛散する泥土などをほぼカバーすることができる。
【0037】
また、前部フェンダ36の機体外側の高さ寸法Hを機体への取付け側の高さ寸法Hよりも小さく設定する(H<H)ことにより、機体外側から容易に掃除することができると共に、機体内側の高さ寸法Hを大きくしたことによって、その剛性を高めることができた。
【0038】
更に、前部フェンダ36の後部外側の側辺を、所定の傾斜角(α)を有して機体内側へと傾斜させたことにより、泥離れがよいと共に、機体側の寸法Dのみを長くしたこととも相俟って、軽量化及びコストの削減を図ることが出来る。
【0039】
<第2の実施形態>
図9は、本願発明の第2の実施形態に係る4クローラ型車輌としてのトラクタ1を示すものである。この実施形態は、第1の実施形態におけるトラクタ1の前部クローラ走行装置10の仰角βを大きくしたものであり、以下に第1の実施形態の構成と相違する部分について説明する。
【0040】
図9に示すように、前部クローラ走行装置10のトラックフレーム21は、機体前端に配置された接地転輪29の上方近傍において、機体上方に向けて屈曲して形成されており、この屈曲したトラックフレーム21の前端に前部アイドラホイール23が回転自在に取付けられている。
【0041】
この前部アイドラホイール23は、上方に向けて屈曲したトラックフレーム21の先端に取付けられているため、前部クローラ走行装置10の全高の2分の1以上の高さに位置しており、前部アイドラホイール23と機体前端に配置された接地転輪29とによって形成されるクローラ前部の仰角βが大きくなるように構成されている。
【0042】
前部フェンダ36は、前部クローラ走行装置10の頂部である駆動スプロケット16の上方を覆うように取付けられており、前部クローラ走行装置10の仰角βが大きくなっても、前部クローラ走行装置10が最大に上下に揺動しても干渉しないだけの間隙を有して取付けられている。
【0043】
前部フェンダ36は、前部クローラ走行装置10の仰角βが大きくなり、泥土の飛散角度が変化しても、クローラ31の形状に沿って、前部クローラ走行装置10の頂部からの機体側への泥土の飛散を確実に防止する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係るトラクタの側面図。
【図2】本願発明の第1の実施形態に係るトラクタの平面図。
【図3】本願発明の第1の実施形態に係るトラクタの正面図。
【図4】本願発明の第1の実施形態に係る前車軸伝動系の要部断面図。
【図5】本願発明の第1の実施形態に係る揺動規制装置の平面図。
【図6】本願発明の第1の実施形態に係る前部フェンダの取付け部を示す要部斜視図。
【図7】本願発明の第1の実施形態に係る前部フェンダの取付け部を示す要部斜視図。
【図8】(a)本願発明の第1の実施形態に係る前部フェンダの側面図、(b)図8(a)の平面図、(c)図8(a)のX―X断面図。
【図9】本願発明の第2の実施形態に係るトラクタの側面図。
【符号の説明】
【0045】
1 トラクタ(4クローラ型車輌)
2 走行機体
10 前部クローラ走行装置
11 後部クローラ走行装置
14 前車軸
16 駆動スプロケット
17 駆動スプロケット
18 後車軸
21,22 トラックフレーム
23,26 前部アイドラホイール
25,27 後部アイドラホイール
29,30 接地転輪
31,32 クローラ
36 前部フェンダ
36a 取付けブラケット
45 ナックルアーム
A 前部フェンダとクローラの前端における間隔
B 前部フェンダとクローラの後端における間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車軸に装着した駆動スプロケットと、その下方に設けたトラックフレームの端部に配設した前後のアイドラホイールと、前記トラックフレームに設けられた接地転輪とに亘りクローラを巻装したクローラ走行装置を、走行機体の前後に左右一対ずつ備えた4クローラ型車輌において、
前記クローラ走行装置のうち機体前部に設けられたクローラ走行装置は、前記トラックフレームを前記車軸を中心として上下に揺動自在に支持すると共に、前記駆動スプロケットの上方部分を覆うフェンダを備え、
前記フェンダを、前記機体前部のクローラ走行装置が最大に上下揺動した際にあっても干渉しない所定の間隔をもって前記走行機体に一体に装着した、
ことを特徴とする4クローラ型車輌。
【請求項2】
前記フェンダを、前記機体前部のクローラ走行装置を操舵するナックルアームにブラケットを介して装着し、前記フェンダが前記機体前部のクローラ走行装置の操舵に連動して常時、駆動スプロケット上方のクローラ部分を覆うように構成する、
ことを特徴とする請求項1記載の4クローラ型車輌。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−23559(P2010−23559A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−184300(P2008−184300)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】