説明

DGAT1の阻害剤としてのピラジンカルボキシアミド

式(I)


のDGAT−1阻害剤化合物、医薬的に受容可能な塩及びこれらのプロドラッグが、医薬組成物、これらを製造するための方法、及び例えば、肥満症の治療におけるその使用と共に記載され、式中、例えば、rは独立に0又は1であり、そしてXは、直鎖の(1−3C)アルキルであり;qは0又は1であり、そしてXは、フルオロ、クロロ又は(1−3C)アルキルであり;Yは、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、(1−3C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから選択され;nは、0、1又は2であり、そしてYは、フルオロ、クロロ又は(1−3C)アルキルであり;pは、0、1又は2であり、そしてYは、(1−3C)アルキルであるか、又は(3−5C)シクロアルキル環を形成し;Zは、カルボキシ或いは−CONHSOMe又は−CONRbRcであり、ここにおいて、Rb及びRcは、例えば、水素及び(1−4C)アルキルから独立に選択されるか、或いはRb及びRcは、モルホリン環又は(4−6C)複素環を形成するように連結し、そしてZが、−CONRbRcである場合、Rb及びRc基は、カルボキシによって所望により置換されていることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩:
【化1】

式中、
それぞれのrは、独立に0又は1であり、そしてそれぞれのXは、直鎖の(1−3C)アルキル、(2−3C)アルケニル、(2−3C)アルキニル、(1−2C)アルコキシ、メトキシメチル、アミノ及びシアノから独立に選択され;
それぞれのqは、独立に0又は1であり、そしてそれぞれのXは、フルオロ、クロロ、ブロモ、アミノ、シアノ、(1−3C)アルキル、(2−3C)アルケニル、(2−3C)アルキニル及び(1−2C)アルコキシから独立に選択され;
は、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、(1−3C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから選択され;
nは、0、1又は2であり、そしてそれぞれのYは、フルオロ、クロロ、ブロモ、シアノ、ヒドロキシ、(1−3C)アルキル及び(1−2C)アルコキシから独立に選択され;
pは、0、1又は2であり、そしてそれぞれのYは、独立に(1−3C)アルキルであるか、或いはpが2である場合、それぞれのYは、連結して、(3−5C)シクロアルキル環を形成することもでき;
Zは、カルボキシであるか、或いは−CONHSOMe又は以下の環:
【化2】

の一つから選択されるQ基であるか、或いは
Zは、−CONRbRcであり、ここにおいて、Rb及びRcは、水素、(1−4C)アルキル及び(1−4C)アルコキシエチルから独立に選択されるか、或いはRb及びRcは、モルホリン環又は(4−6C)複素環を形成するために連結し、そしてZが、−CONRbRcである場合、(1−4C)アルキル基及び形成することができるモルホリン又は(4−6C)複素環は、利用可能な炭素原子においてカルボキシ又はQ基によって所望により置換されていることができ;
そしてここにおいて、先に定義した直鎖の(1−3C)アルキル、(1−3C)アルキル又は(1−2C)アルコキシを含有する基中のどの炭素原子は、3個までのフルオロ原子によって所望により置換されていることができる。
【請求項2】
両方のrが1であり、そしてそれぞれのXが、直鎖の(1−3C)アルキルである、請求項1に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項3】
Zが、カルボキシ、−CONRbRc又は以下の式:
【化3】

の基である、請求項1又は2のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項4】
Zが、カルボキシである、請求項1から3のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項5】
が、クロロ、フルオロ又はメチルである、請求項1から4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項6】
がクロロである、請求項1から5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項7】
qが0である、請求項1から6のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項8】
qが1であり、そしてXが、クロロ又はフルオロである、請求項1から7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項9】
pが1であり、そしてYがメチルである、請求項1から8のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項10】
pが2であり、それぞれのYが連結して、(3−5C)シクロアルキル環を形成する、請求項1から9のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又は医薬的に受容可能なその塩を、医薬的に受容可能な賦形剤又は担体と共に含んでなる、医薬組成物。
【請求項12】
医薬として使用するための、請求項1から10のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項13】
ヒトのような温血動物におけるDGAT−1活性の阻害の産生において使用するための、請求項11に記載の医薬として使用するための、化合物、又は医薬的に受容可能な塩。
【請求項14】
ヒトのような温血動物における糖尿病及び/又は肥満症を治療するための、請求項11に記載の医薬として使用するための、化合物、又は医薬的に受容可能な塩。
【請求項15】
請求項1に記載の式(I)の化合物を調製するための方法であって、
(a)ピラジン誘導体(IV){式中、Xは脱離基である}と、式(II)の置換された中間体ホウ素含有化合物{式中、Eはボロン酸又はその誘導体である}との鈴木カップリング:
【化4】


(b)ピラジンエステル(III){式中、Pは保護基であり、そしてXは脱離基である}と、式(II)の置換された中間体ホウ素含有化合物{式中、Eはボロン酸又はその誘導体である}との鈴木カップリング、それに続く保護基の除去及び対応する第一カルボキシアミドへの転換:
【化5】

(c)フェニル誘導体(V−B1){式中、Xは脱離基である}と、式(V)の置換されたピラジン中間体ホウ素含有化合物{式中、Eはボロン酸又はその誘導体である}との鈴木カップリング:
【化6】

(d)ピラジン誘導体(V−A1){式中、Xは脱離基である}と、式(VI)の置換されたフェニル中間体ホウ素含有化合物{式中、Eはボロン酸又はその誘導体である}との鈴木カップリング:
【化7】

(e)本発明のキラル化合物{式中、p=1、Yがメチルであり、そしてZがカルボキシである}は、アルファ−メチレン酸中間体(VII)の、接触水素化によるキラル還元によって、式(I)の化合物を形成して調製することができ:
【化8】

そしてその後、必要な場合:
(i)式(I)の化合物を、もう一つの式(I)の化合物に転換すること;
(ii)いずれもの保護基を除去すること;
(iii)医薬的に受容可能な塩を形成すること;
を含んでなる、前記方法。

【公表番号】特表2012−530122(P2012−530122A)
【公表日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−515565(P2012−515565)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際出願番号】PCT/GB2010/051003
【国際公開番号】WO2010/146395
【国際公開日】平成22年12月23日(2010.12.23)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】