説明

FTTH方式のCATVシステム

【課題】複数の通信サービスを通信品質の劣化なく運用することができるFTTH方式のCATVシステムを実現すること。
【解決手段】CMTS10A、10B、第1波長制御装置11は、光送受信機12に接続している。光送受信機12は光ファイバーケーブル15に接続しており、光スプリッタ16によって分岐されている。分岐された各光ファイバーケーブル15には、それぞれ光端末機17が接続している。光端末機17は同軸ケーブル18を介してCM20A、20Bに接続している。光端末機17は、第2波長制御装置を有しており、第1波長制御装置11からの制御信号に基づき、E/O変換器100の波長可変レーザーを制御して、光端末機17の出力する光信号の波長がすべて異なるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、FTTH方式のCATVシステムに関するものであり、複数の通信サービスを運用する場合であっても通信品質の低下を抑制することができるものである。
【背景技術】
【0002】
従来の同軸ケーブル網によるCATVシステムでは、異なった通信サービスを行う場合に、それぞれ専用の端末装置をサービスの加入者宅に設置し、その通信サービスごとに専用の端末制御装置をセンターに設置して、それぞれの通信サービスごとに異なった周波数を割り当てて通信制御を行っている場合が多い。
【0003】
特許文献1には、送信局に発光波長の制御が可能なLDを設け、受信局が送信局の光信号の波長を制御して通信制御を行う光伝送方法が記載されており、この光伝送方法によると通信品質を改善することができる旨が示されている。また、特許文献1には、一定間隔で受信局が通信に使用されている波長を送信局に通知し、送信局がその通知から空き波長を検出し、送信局がLDを制御して空き波長の光を発光するように制御する光伝送方法も示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−308346
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それぞれ異なる通信サービスを提供することは、FTTH方式のCATVシステムにおいても可能であるが、それぞれの通信サービスごとの光信号には、通信が衝突しないようにそれぞれ異なる波長を割り当てる必要があり、そのためには光端末機にそれぞれ異なる波長の光を発光するLDが複数必要となる。しかしLDは高価であるため、複数使用すると光端末機が高コストになってしまうのが問題である。
【0006】
また、特許文献1の光伝送方法は、CATVシステムとは通信制御方法が異なるため、CATVシステムで用いる通信制御装置や、端末装置をそのまま利用することができない。そのため、特許文献1の光伝送方法をFTTH方式のCATVシステムに直接適用することはできず、既存のCATVシステムから特許文献1の光伝送方法によるシステムへと移行する場合には、通信制御装置や端末装置を一新しなければならず、既存設備が無駄となり、高コストとなってしまう。
【0007】
そこで本発明の目的は、低コストで複数の通信サービスを運用することができるFTTH方式のCATVシステムを実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明は、複数の端末制御装置と、第1波長制御装置と、複数の端末制御装置、および第1波長制御装置に接続する光送受信機と、光送受信機に光伝走路を介して接続し、その光伝走路を複数に分岐させる光スプリッタと、光スプリッタによって分岐された各光伝走路を介して接続する複数の光端末機と、各光端末機に対し電気伝送路を介して接続し、複数の端末制御装置にそれぞれ対応して通信制御され、出力する電気信号の周波数が対応する端末制御装置ごとにそれぞれ異なる、端末制御装置の数と同数の端末装置と、を有したFTTH方式のCATVシステムであり、光端末機は、入力された電気信号を、波長可変レーザーを用いて光信号に変換するE/O変換器と、E/O変換器の出力する光信号の波長を制御する第2波長制御装置と、を有し、第1波長制御装置は、各光端末機の第2波長制御装置に制御信号を送信し、第2波長制御装置は、第1波長制御装置からの制御信号に基づき、各光端末機におけるE/O変換器の出力する各光信号の波長がすべて異なるように制御する、ことを特徴とするFTTH方式のCATVシステムである。
【0009】
各光端末機の出力する光信号の波長差は、干渉して通信品質を劣化させない程度に離れていればよい。光通信で使用される1200〜1650nmの波長帯においては、0.05nm以上の差があれば、十分に通信品質の劣化を防止することができる。
【0010】
波長可変レーザーは、任意の波長可変手段を用いたものでよく、たとえば以下のような波長可変レーザーを用いることができる。1つは、温度や駆動電流値によって発振波長の制御が可能な半導体レーザーである。他の1つは、ブラッグ反射鏡の屈折率を電流や温度などによって変化させることで波長を可変とするDBR型半導体レーザーである。他の1つは、回折格子や共振器ミラーを、圧電素子などによって回転・移動させることで共振器長を変化させて波長を可変とする外部共振器型の半導体レーザーである。他の1つは、素子にMEMSアクチュエータ構造を付加し、これにより共振器長を変化させることで波長を可変とする半導体レーザーである。他の1つは、音響光学素子、フォトニック結晶、非線形光学結晶などを用いて波長可変素子を構成し、半導体レーザーの光を波長可変素子によって変換するものである。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、各光端末機の出力する光信号の波長は、1200〜1650nmであり、各光端末機の出力する光信号の波長差は、0.05nm以上である、ことを特徴とするFTTH方式のCATVシステムである。
【0012】
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、波長可変レーザーは、駆動電流値の変更によって波長を可変とする半導体レーザーである、ことを特徴とするFTTH方式のCATVシステムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、各光端末機から出力される光信号の波長が互いに異なっているため、光端末機から光スプリッタに同時に2以上の光信号が入力されたとしても、波長が異なるため干渉しない。
【0014】
また、各端末装置の出力する電気信号の周波数が、各端末制御装置に対応してそれぞれ異なっているため、光スプリッタに同時に2以上の光信号が入力された場合に、光信号を光フィルタによって波長ごとに分離してから電気信号に変換する必要はなく、分離せずに直接光信号から電気信号に変換したのち、フィルタ等によってそれぞれの端末装置ごとの電気信号を分離して取り出すことができる。
【0015】
そのため、本発明のFTTH方式のCATVシステムによれば、複数の通信サービスを運用する場合であっても、通信品質の低下を抑制することができる。また、一度各光端末機の出力する光信号の波長が異なるように制御すれば、それ以降は外的要因などによって波長可変レーザーの波長が変化してしまった場合などを除いて波長を変更する必要はなく、波長を随時動的に変更する必要はないので、安定性、メンテナンス性に優れたシステム運用が可能である。
【0016】
また、本発明のFTTH方式のCATVシステムに用いる光端末機は、波長可変レーザーを1つのみ備える構成でよく、安価に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施例1のFTTH方式のCATVシステムの構成を示した図。
【図2】光端末機17の構成を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【実施例1】
【0019】
図1は、実施例1のFTTH方式のCATVシステムの構成について示した図である。このFTTH方式のCATVシステムでは、CMTS(ケーブルモデムターミナルシステム)10A、10B、第1波長制御装置11、光送受信機12、分波器13、14がセンター側に配置されている。また、光ファイバーケーブル15はフィールドに敷設され、光スプリッタ16は中継局等に配置されている。また、光端末機17、分波器19、CM20A、20Bは各加入者宅に配置され、同軸ケーブル18は、加入者宅内に敷設されている。CMTS10A、10Bは、本発明の端末制御装置に相当する。CM20A、20Bは、本発明の端末装置に相当する。
【0020】
センターに配置されたCMTS10A、10Bは分波器13に接続し、分波器13と第1波長制御装置11はさらに分波器14に接続している。分波器14は光送受信機12に接続している。光送受信機12は光ファイバーケーブル15に接続しており、光スプリッタ16によって32分岐されている。光スプリッタ16によって分岐された各光ファイバーケーブル15には、各加入者宅に配置された光端末機17が接続している。光端末機17は同軸ケーブル18を介して分波器19に接続し、分波器19は同軸ケーブル18を介して各加入者宅に配置されたCM20A、20Bに接続している。CM20Aの出力する電気信号の周波数と、CM20Bの出力する電気信号の周波数は異なっている。CM20A、20Bからの電気信号は、光端末機17によって光信号に変換されたのち、光送受信機12に入力され、再び電気信号に変換される。電気信号は、分波器13によってCM20Aからの電気信号とCM20Bからの電気信号に分離され、CM20Aからの電気信号はCMTS10Aに、CM20Bからの電気信号はCMTS10Bに、それぞれ入力される。
【0021】
図2は、光端末機17の構成について示した図である。光端末機17は、E/O変換器100と、第2波長制御装置101と、O/E変換器102とを有している。E/O変換器100は、光ファイバーケーブル15の上り通信側の心線15Aに接続し、O/E変換器102は、光ファイバーケーブル15の下り通信側の心線15Bに接続している。E/O変換器100の電気信号入力側、およびO/E変換器102の電気信号出力側は分波器103に接続し、分波器103は同軸ケーブル18に接続している。また、E/O変換器100と分波器103との間、およびO/E変換器102と分波器103との間には、それぞれ増幅器104、105が挿入されている。第2波長制御装置101は、O/E変換器102の出力とE/O変換器100に接続している。
【0022】
E/O変換器100は、波長可変レーザーを用いて光端末機17に入力された電気信号を光信号へと変換する装置であり、O/E変換器102は、光端末機17に入力された光信号を電気信号へと変換する装置である。第2波長制御装置101は、第1波長制御装置11からの制御信号に基づき、波長可変レーザーの発振波長を変更する制御を行う装置である。
【0023】
E/O変換器100において用いる波長可変レーザーは、たとえば分布帰還型(DFB型)半導体レーザーや分布ブラッグ反射鏡型(DBR型)半導体レーザーを用いることができる。これらの半導体レーザーでは、発振波長が活性領域の温度に依存するため、ペルチェ素子などの加熱冷却素子を用いて活性領域の温度を制御することで、発振波長の制御が可能である。また、これらの半導体レーザーは駆動電流値の制御によっても発振波長の制御が可能である。また、DBR型半導体レーザーでは、DBR領域の屈折率を温度や電流などで変化させることにより波長を制御することも可能である。
【0024】
そのほかにも、回折格子や共振器ミラーを、圧電素子などによって回転・移動させることで共振器長を変化させて波長を可変とする外部共振器型の半導体レーザーを用いることもできる。またほかに、素子にMEMSアクチュエータ構造を付加し、これにより共振器長を変化させることで波長を可変とする半導体レーザーを用いることもできる。またほかに、音響光学素子、フォトニック結晶、非線形光学結晶などを用いて波長可変素子を構成し、半導体レーザーの光を波長変換素子によって変換するものを用いることもできる。
【0025】
第1波長制御装置11は、第2波長制御装置101を制御するための電気信号である制御信号を出力する。この制御信号は、光端末機17を指定するアドレスと、波長のシフト量に対応する指令値とから成る。たとえば波長可変レーザーが駆動電流値によって波長を可変とする半導体レーザーである場合には、駆動電流の増減値などの情報を含むものである。第1波長制御装置11から出力された制御信号は、光送受信機12によって光信号に変換されたのち、光スプリッタ16によって分配され、各光端末機17に入力される。各光端末機17に入力された光信号である制御信号は、光端末機17のO/E変換器102によって再び電気信号に変換されて第2波長制御装置101に入力される。第2波長制御装置101は、制御信号が指定する光端末機17のアドレスが自己のアドレスに等しい場合には、第1波長制御装置からの制御信号に基づき、E/O変換器100の波長可変レーザーを制御して、波長可変レーザーの発振波長を制御する。また、第2波長制御装置101は、メモリを備えており、制御信号の波長制御情報をメモリに記憶し、次に制御信号が入力されるまで発振波長が変動しないように制御する。
【0026】
各光端末機17の出力する光信号は、第1波長制御装置11からの制御信号に基づく第2波長制御装置101による波長可変レーザーの制御によって、すべて異なるように制御されている。
【0027】
ある光端末機17の出力する光信号の波長と、他のある光端末機17の出力する光信号の波長とが異なっているかどうかは、たとえば以下のようにして判断する。第1波長制御装置11と第2波長制御装置101による光端末機17の制御は、波長制御だけでなく光送信のON/OFF制御も可能とする。そして、ある光端末機17と、他のある光端末機17の光送信をONし、故意に光信号を同時送信させ、センターで上り伝送帯域のノイズレベルを測定し、上り伝送帯域のノイズレベルが一定値を下回る場合には波長が異なっていると判断し、ノイズレベルが一定値を上回る場合には波長が非常に接近していると判断する。この動作を一方の光端末機17を替えて繰り返すことで、すべての光端末機において波長が異なっているかどうかを判断することができる。また、CM20AとCM20Bから同時に既知の固定データを送信し、CMTS10A、10Bで復調して既知の固定データが復調できれば干渉しておらず、波長が異なっていると判断し、既知の固定データが復調できなければ、干渉しており、波長が非常に近接していると判断してもよい。この動作をCM20A、CM20Bの一方を替えて繰り返すことで、すべての光端末機において波長が異なっているかどうかを判断することができる。また、スペクトルアナライザなどを用いて光信号の波長を直接測定して、波長が異なっているかどうかを判断してもよい。
【0028】
このFTTH方式のCATVシステムでは、CMTS10Aによって各加入者のCM20Aからの上り通信のタイミングが制御されており、CMTS10Bによって各加入者のCM20Bからの上り通信のタイミングが制御されている。そのため、各加入者のCM20A間の上り通信、および各加入者のCM20B間の上り通信は衝突しないように制御されており、通信品質の低下を抑制している。
【0029】
一方、CMTS10AはCM20Bからの上り通信のタイミングを制御しておらず、CMTS10BはCM20Aからの上り通信のタイミングを制御していない。そのため、ある加入者のCM20Aの出力する電気信号がある光端末機17によって光信号に変換されて光スプリッタ16に入力されるタイミングと、他の加入者のCM20Bの出力する電気信号がある光端末機17によって光信号に変換されて光スプリッタ16に入力されるタイミングとが、同時となる可能性がある。しかし、各光端末機17の出力する光信号の波長は、上述のように、第1波長制御装置11と第2波長制御装置101によってすべて異なるように制御されている。したがって、光スプリッタ16に同時に2つの光信号が入力される場合であっても、干渉して通信品質を劣化させることはない。
【0030】
また、2つの光信号が同時に入力された場合に、光フィルタ等によって光信号を波長ごとに分離し、分離されたそれぞれの光信号を電気信号に変換する必要はない。CM20Aの出力する電気信号の周波数と、CM20Bの出力する電気信号の周波数が異なっているためである。分離されていない光信号を直接光送受信機12において電気信号に変換し、その電気信号を分波器13に通すことで、CMTS10AにはCM20Aからの電気信号を、CMTS10BにはCM20Bからの電気信号を、それぞれ入力させることができる。
【0031】
なお、光信号の波長差は、干渉によって通信品質が低下しない程度の差であればよく、1200〜1650nmの波長帯においては0.05nm程度の差があれば、十分に通信品質の低下を防止することができる。ただし、上記のように光フィルタ等によって波長で光信号を分離する必要はないため、厳密に波長差を制御する必要はない。
【0032】
以上のように、実施例1のFTTH方式のCATVシステムによれば、CMTS10AとCM20Aとの間の通信サービスと、CMTS10BとCM20Bとの間の通信サービスの2つの通信サービスを、上り通信を衝突させることなく運用することができ、通信品質にすぐれたサービスを提供することができる。また、光端末機17は、波長可変レーザーを1つのみ備えればよいので、安価に製造することができる。
【0033】
また、実施例1のFTTH方式のCATVシステムによれば、一度各光端末機17の出力する光信号がすべて異なるように制御された後は、外的要因などによって波長可変レーザーの波長が変化してしまった場合などを除いて波長制御を行う必要はない。つまり、特許文献1などのように通信の状態に応じて随時波長制御を行う必要がない。そのため、実施例1のFTTH方式のCATVシステムは安定性、メンテナンス性に優れている。
【0034】
なお、実施例では端末制御装置を2台とし、これにそれぞれ対応する2台の端末装置を各加入者に配置して2つの通信サービスを運用する例を示したが、本発明は3つ以上の通信サービスを運用する場合にも適用することができる。
【0035】
また、実施例では、光ファイバーケーブルとして2心のものを用いて双方向通信を行う場合を示したが、波長多重装置を用いて複信方式とすることで、1心の光ファイバーケーブルを用いることも可能である。
【0036】
また、実施例では、光送受信機12を1つとしたが、光送受信機12を複数とし、各光送受信機ごとに光スプリッタが接続している構成であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、2以上の通信サービスをFTTH方式のCATVシステムで運用する場合に適している。
【符号の説明】
【0038】
10A、10B:CMTS
11:第1波長制御装置
12:光送受信機
13、14、19:分波器
15:光ファイバーケーブル
16:光スプリッタ
17:光端末機
18:同軸ケーブル
20A、20B:CM
100:E/O変換器
101:第2波長制御装置
102:O/E変換器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端末制御装置と、
第1波長制御装置と、
複数の前記端末制御装置、および前記第1波長制御装置に接続する光送受信機と、
前記光送受信機に光伝走路を介して接続し、その光伝走路を複数に分岐させる光スプリッタと、
前記光スプリッタによって分岐された各前記光伝走路を介して接続する複数の光端末機と、
各前記光端末機に対し電気伝送路を介して接続し、複数の前記端末制御装置にそれぞれ対応して通信制御され、出力する電気信号の周波数が対応する前記端末制御装置ごとにそれぞれ異なる、前記端末制御装置の数と同数の端末装置と、
を有したFTTH方式のCATVシステムであり、
前記光端末機は、
入力された電気信号を、波長可変レーザーを用いて光信号に変換するE/O変換器と、
前記E/O変換器の出力する光信号の波長を制御する第2波長制御装置と、
を有し、
前記第1波長制御装置は、各前記光端末機の前記第2波長制御装置に制御信号を送信し、
前記第2波長制御装置は、前記第1波長制御装置からの制御信号に基づき、各前記光端末機における前記E/O変換器の出力する各前記光信号の波長がすべて異なるように制御する、
ことを特徴とするFTTH方式のCATVシステム。
【請求項2】
各前記光端末機の出力する光信号の波長は、1200〜1650nmであり、
各前記光端末機の出力する光信号の波長差は、0.05nm以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載のFTTH方式のCATVシステム。
【請求項3】
前記波長可変レーザーは、駆動電流値の変更によって波長を可変とする半導体レーザーである、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のFTTH方式のCATVシステム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−35550(P2011−35550A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−178098(P2009−178098)
【出願日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(000116677)シンクレイヤ株式会社 (38)
【Fターム(参考)】