説明

GlycoPEG化された顆粒球コロニー刺激因子

本発明は、顆粒球コロニー刺激因子とPEG部分とのコンジュゲートを提供する。これらのコンジュゲートは、ペプチドと修飾基の間に介在しペプチドと修飾基に共有結合している完全なグリコシル結合基を介して連結されている。これらのコンジュゲートは、グリコシルトランスフェラーゼの作用により、グリコシル化ペプチドおよび非グリコシル化ペプチドの双方から形成される。グリコシルトランスフェラーゼは、ペプチド上のアミノ酸残基またはグリコシル残基に修飾された糖部分を連結する。コンジュゲートを含む医薬製剤も提供される。コンジュゲートを調製するための方法も、本発明の範囲内である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の部分を含む顆粒球コロニー刺激因子ペプチド。
【化1】


(式中、Dは−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−L−および−C(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖状または分枝状のポリエチレングリコール残基を含む部分から選択されるメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換または非置換アルキル、および置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHであるとき、GはR−L−であり、Gが−C(O)(C〜C)アルキルであるとき、DはR−L−NH−である。)
【請求項2】
L−Rが以下の式で表される、請求項1に記載のペプチド。
【化2】


(式中、aは0〜20の整数である。)
【請求項3】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載のペプチド。
【化3】


(式中、eおよびfは1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、qは0〜20の整数である。)
【請求項4】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載のペプチド。
【化4】


(式中、e、f、およびf’は、1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、qおよびq’は、1〜20からそれぞれ独立に選択される整数である。)
【請求項5】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載のペプチド。
【化5】


(式中、e、f、およびf’は、1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、q、q’、およびq’’は、1〜20からそれぞれ独立に選択される整数である。)
【請求項6】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項1に記載のペプチド。
【化6】


(式中、eおよびfは、1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数である。)
【請求項7】
前記部分が以下の式で表される、請求項1に記載のG−CSFペプチド。
【化7】

【請求項8】
前記部分が以下の式で表される、請求項1に記載のG−CSFペプチド。
【化8】

【請求項9】
前記部分が以下の式で表される、請求項1に記載のG−CSFペプチド。
【化9】


(式中、AAは、前記ペプチドのアミノ酸残基である。)
【請求項10】
前記アミノ酸残基が、セリンまたはトレオニンから選択されるメンバーである、請求項9に記載のG−CSFペプチド。
【請求項11】
配列番号:1に記載のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のG−CSFペプチド。
【請求項12】
前記アミノ酸残基が、配列番号:1の133位のトレオニンである、請求項11に記載のG−CSFペプチド。
【請求項13】
配列番号:1および配列番号:2から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項1に記載のペプチド。
【請求項14】
前記部分が以下の式で表される、請求項1に記載のG−CSFペプチド。
【化10】


(式中、a、b、c、d、i、r、s、t、およびuは、0および1からそれぞれ独立に選択される整数であり、
qは1であり、
e、f、g、およびhは、0〜6の整数からそれぞれ独立に選択されるメンバーであり、
j、k、l、およびmは、0〜100の整数からそれぞれ独立に選択されるメンバーであり、
v、w、x、およびyは、0および1からそれぞれ独立に選択され、v、w、x、およびyのうちの少なくとも1つが1であり、
AAは、前記G−CSFペプチドのアミノ酸残基であり、
Sia−(R)は、以下の式で表される。
【化11】


(式中、Dは、−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−L−および−C(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖状または分枝状のポリエチレングリコール残基から選択されるメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換または非置換アルキル、および置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHであるとき、GはR−L−であり、Gが−C(O)(C〜C)アルキルであるとき、DはR−L−NH−である。)
【請求項15】
前記アミノ酸残基がアスパラギン残基である、請求項14に記載のペプチド。
【請求項16】
生理活性を有する顆粒球コロニー刺激因子ペプチドである、請求項1に記載のペプチド。
【請求項17】
以下の部分を含むG−CSFペプチドコンジュゲートを作製する方法であって、
【化12】


(式中、Dは、−OHおよびR−L−HN−から選択されるメンバーであり、
Gは、R−L−および−C(O)(C〜C)アルキルから選択されるメンバーであり、
は、直鎖状または分枝状のポリエチレングリコール残基から選択されるメンバーを含む部分であり、
Lは、結合、置換もしくは非置換のアルキル、および置換もしくは非置換のヘテロアルキルから選択されるメンバーであるリンカーであり、
DがOHであるとき、GはR−L−であり、Gが−C(O)(C〜C)アルキルであるとき、DはR−L−NH−である。)
(a)転移に適した条件のもとで、基質のG−CSFペプチドを、以下の式で表されるPEG−シアル酸供与体部分と、
【化13】


前記G−CSFペプチドのアミノ酸残基またはグリコシル残基上に前記PEG−シアル酸を転移させる酵素と、に接触させる工程を含む方法。
【請求項18】
L−Rが以下の式で表される、請求項17に記載の方法。
【化14】


(式中、aは0〜20の整数である。)
【請求項19】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項17に記載の方法。
【化15】


(式中、eおよびfは1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、qは0〜20の整数である。)
【請求項20】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項17に記載の方法。
【化16】


(式中、e、f、およびf’は、1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、qおよびq’は、1〜20からそれぞれ独立に選択される整数である。)
【請求項21】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項17に記載の方法。
【化17】


(式中、e、f、およびf’は、1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数であり、q、q’、およびq’’は、1〜20からそれぞれ独立に選択される整数である。)
【請求項22】
が以下から選択されるメンバーである構造を有する、請求項17に記載の方法。
【化18】


(式中、eおよびfは、1〜2500からそれぞれ独立に選択される整数である。)
【請求項23】
前記工程(a)の前に、
(b)適切な宿主中で前記基質顆粒球コロニー刺激因子ペプチドを発現させる工程、をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記宿主が昆虫細胞および哺乳動物細胞から選択される、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
哺乳動物に請求項1に記載のペプチドを投与する工程を含む、哺乳動物における炎症性白血球産生を刺激する方法。
【請求項26】
治療を必要とする被験者の感染症を治療する方法であって、前記被験者の前記状態を改善するのに有効な量の請求項1に記載のペプチドを前記被験者に投与する工程を含む方法。
【請求項27】
請求項1に記載の顆粒球コロニー刺激因子ペプチド、および製薬上許容される担体を含む医薬製剤。
【請求項28】
不溶性の組換え顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)タンパク質をリフォールディングさせる方法であって
(a)GCSFタンパク質を可溶化する工程と、
(b)酸化還元対を含む緩衝液に前記可溶性GCSFタンパク質を接触させて前記GCSFタンパク質をリフォールディングさせる工程と、を含み、
前記リフォールディングされたGCSFタンパク質が生物学的に活性である方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図11F】
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【図11G】
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【図11H】
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【図11I】
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【図11J】
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【図11K】
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【図11L】
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【図11M】
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【図11N】
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【公表番号】特表2007−513189(P2007−513189A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542886(P2006−542886)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【国際出願番号】PCT/US2004/041004
【国際公開番号】WO2005/055946
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(500062254)ネオス テクノロジーズ インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】