HERCEPTIN(登録商標)補助療法
【課題】非転移性の高リスクの乳癌を有するヒト被験体におけるHERCEPTIN(登録商標)の補助療法の方法を提供する。
【解決手段】HERCEPTINの臨床研究において得られる結果における補助療法の方法であって、該方法は、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する有効量の抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを投与して、該被験体における無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させる工程、を包含し、該DFSまたは該OSを、処置開始の約2年間後〜5年間後に評価する、方法。
【解決手段】HERCEPTINの臨床研究において得られる結果における補助療法の方法であって、該方法は、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する有効量の抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを投与して、該被験体における無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させる工程、を包含し、該DFSまたは該OSを、処置開始の約2年間後〜5年間後に評価する、方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
補助療法の方法であって、該方法は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する有効量の抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを投与して、該被験体における無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させる工程
を包含し、該DFSまたは該OSを、処置開始の約2年間後〜5年間後に評価する、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイド、ビンカ、白金化合物、アロマターゼインヒビター、抗エストロゲン、エトポシド、チオテパ、シクロホスファミド、メトトレキサート、リポソームドキソルビシン、ペグ化リポソームドキソルビシン、カペシタビン、およびゲンシタビンからなる群より選択される、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記パクリタキセルと前記抗体とを、アントラサイクリンおよびシクロホスファミドの投与後に投与する、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体と化学療法との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、化学療法単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、方法。
【請求項10】
請求項7に記載の方法であって、前記パクリタキセルと前記抗体との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、該抗体を用いずにパクリタキセルで処置した被験体と比較して約50%減少させる、方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法であって、前記被験体は、高い癌再発リスクを有する、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、約50歳未満である、方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、直径2cmを超える腫瘍を有する、方法。
【請求項14】
請求項11に記載の方法であって、前記癌は、リンパ節陽性癌である、方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、前記被験体は、4〜9個の浸潤されたリンパ節を有する、方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法であって、前記被験体は、10個以上の浸潤されたリンパ節を有する、方法。
【請求項17】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、エストロゲンレセプター(ER)陰性である、方法。
【請求項18】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、プロゲステロンレセプター(PG)陰性である、方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体は、インタクトな裸の抗体である、方法。
【請求項20】
請求項1に記載の方法であって、前記DFSまたは前記OSを、処置開始の4年後に評価する、方法。
【請求項21】
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体の集団において非転移性乳癌を治癒する方法であって、該方法は、
根治手術の後の該被験体集団に対して、有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイドを投与する工程;ならびに
約4年間後に該被験体集団を評価して、疾患再発が該集団のうちの少なくとも約80%において生じていないことを確認する工程;
を包含する、方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、前記集団は、3000人以上のヒト被験体を含む、方法。
【請求項23】
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体集団において疾患の再発を減少する方法であって、該方法は、
有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイドを該被験体に対して、根治手術の後に投与する工程、
を包含し、約3年目における疾患再発は、タキソイド単独で処置した被験体と比較して少なくとも約50%減少される、方法。
【請求項24】
補助療法の方法であって、該方法は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを、治療標準である化学療法と比較して無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量で投与する工程
を包含し、該DFSまたは該OSを、処置開始の少なくとも約3年間、1年間当たり少なくとも1回評価し、該DFSは、該患者が生存したままであり少なくとも1年間癌の再発がない場合に伸長し、該OSは、処置開始から少なくとも1年間生存したままである場合に伸長する、方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法であって、該抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、方法。
【請求項26】
請求項24に記載の方法であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、方法。
【請求項27】
請求項24に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、方法。
【請求項29】
請求項24に記載の方法であって、前記抗体および化学療法剤の投与は、被験体集団において3年目における疾患再発を、該化学療法剤単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、方法。
【請求項30】
根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性を有すると同定された非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体を指示する方法であって、該ヒト被験体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とでの処置を受容する治療標準である化学療法によってのみ処置されている、方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項32】
請求項30に記載の方法であって、前記被験体を、指示される通りに処置する、方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法であって、前記処置は、少なくとも6ヶ月間継続する、方法。
【請求項34】
根治手術後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するための宣伝方法であって、該方法は、
(a)トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた化学療法剤;または
(b)化学療法剤と組み合わせた、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体;
を宣伝する工程;
を包含する、方法。
【請求項35】
請求項34に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項36】
請求項34に記載の方法であって、前記宣伝は、前記化学療法剤または前記抗体の商業的処方物が付随する包装挿入物による、方法。
【請求項37】
請求項34に記載の方法であって、前記宣伝は、医師または健康管理供給者への文書による伝達または口頭での伝達による、方法。
【請求項38】
請求項34に記載の方法であって、前記宣伝の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項39】
ビジネス方法であって、該方法は、
トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するための化学療法剤を販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項41】
請求項39に記載の方法であって、前記販売の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項42】
ビジネス方法であって、該方法は、
化学療法剤と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するためのトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体を販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項43】
請求項42に記載の方法であって、前記販売の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項44】
補助療法の方法であって、該方法は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体を、単一薬剤として、無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量で投与する工程;
を包含し、該DFSまたは該OSを、該抗体の初期投与後の少なくとも約1年目に確認する、方法。
【請求項45】
補助療法のための組成物であって、該組成物は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体において、根治手術の後に、無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量の、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体と、少なくとも1種の化学療法剤とを、含み、該DFSまたは該OSは、該処置開始の約2年後〜約5年後に評価される、組成物。
【請求項46】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、組成物。
【請求項47】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、組成物。
【請求項48】
請求項45に記載の組成物であって、前記化学療法剤は、タキソイド、ビンカ、白金化合物、アロマターゼインヒビター、抗エストロゲン、エトポシド、チオテパ、シクロホスファミド、メトトレキサート、リポソームドキソルビシン、ペグ化リポソームドキソルビシン、カペシタビン、およびゲンシタビンからなる群より選択される、組成物。
【請求項49】
請求項48に記載の組成物であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、組成物。
【請求項50】
請求項49に記載の組成物であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、組成物。
【請求項51】
請求項50に記載の組成物であって、前記パクリタキセルと前記抗体とは、アントラサイクリンおよびシクロホスファミドの投与後に投与されるように処方されている、組成物。
【請求項52】
請求項51に記載の組成物であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、組成物。
【請求項53】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体と化学療法との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、化学療法単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、組成物。
【請求項54】
請求項51に記載の組成物であって、前記パクリタキセルと前記抗体との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、該抗体を用いずにパクリタキセルで処置した被験体と比較して約50%減少させる、組成物。
【請求項55】
請求項45に記載の組成物であって、前記被験体は、高い癌再発リスクを有する、組成物。
【請求項56】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、約50歳未満である、組成物。
【請求項57】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、直径2cmを超える腫瘍を有する、組成物。
【請求項58】
請求項55に記載の組成物であって、前記癌は、リンパ節陽性癌である、組成物。
【請求項59】
請求項58に記載の組成物であって、前記被験体は、4〜9個の浸潤されたリンパ節を有する、組成物。
【請求項60】
請求項59に記載の組成物であって、前記被験体は、10個以上の浸潤されたリンパ節を有する、組成物。
【請求項61】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、エストロゲンレセプター(ER)陰性である、組成物。
【請求項62】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、プロゲステロンレセプター(PG)陰性である、組成物。
【請求項63】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体は、インタクトな裸の抗体である、組成物。
【請求項64】
請求項45に記載の組成物であって、前記DFSまたは前記OSを、処置開始の4年後に評価する、組成物。
【請求項65】
根治手術を行った、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体の集団において非転移性乳癌を治癒するための組成物であって、該組成物は、
有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイド
を含む、組成物。
【請求項66】
請求項65に記載の組成物であって、前記集団は、3000人以上のヒト被験体を含む、組成物。
【請求項67】
根治手術を行った、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体集団において疾患の再発を減少するための組成物であって、該組成物は、
有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイド
を含む、組成物。
【請求項68】
補助療法のための組成物であって、該組成物は、
根治手術の後の、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体の治療標準である化学療法と比較して無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量で、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを含み、
該DFSまたは該OSは、処置開始の少なくとも約3年間、1年間当たり少なくとも1回評価され、該DFSは、該患者が生存したままであり少なくとも1年間癌の再発がない場合に伸長し、該OSは、処置開始から少なくとも1年間生存したままである場合に伸長する、組成物。
【請求項69】
請求項68に記載の組成物であって、該抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、組成物。
【請求項70】
請求項68に記載の組成物であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、組成物。
【請求項71】
請求項68に記載の組成物であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、組成物。
【請求項72】
請求項71に記載の組成物であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、組成物。
【請求項73】
請求項68に記載の組成物であって、前記抗体および化学療法剤の投与は、被験体集団において3年目における疾患再発を、該化学療法剤単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、組成物。
【請求項74】
根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性を有すると同定されかつ治療標準である化学療法によってのみ処置されている非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体を指示するための、コンピュータにより実施される方法であって、該ヒト被験体に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とでの処置を受容するように、指示手段によって指示する工程、を包含する、方法。
【請求項75】
請求項74に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項76】
請求項74に記載の方法であって、前記被験体を、指示される通りに処置する、方法。
【請求項77】
請求項76に記載の方法であって、前記処置は、少なくとも6ヶ月間継続する、方法。
【請求項78】
化学療法剤を宣伝するための、コンピュータにより実施される方法であって、該方法は、
根治手術後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体におけるHER2陽性非転移性乳癌の処置を、宣伝手段によって宣伝する工程、
を包含し、該処置は、
(a)トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた化学療法剤;または
(b)化学療法剤と組み合わせた、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体;
を包含する、方法。
【請求項79】
請求項78に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項80】
請求項78に記載の方法であって、前記宣伝は、前記化学療法剤または前記抗体の商業的処方物が付随する包装挿入物による、方法。
【請求項81】
請求項78に記載の方法であって、前記宣伝は、医師または健康管理供給者への文書による伝達または口頭での伝達による、方法。
【請求項82】
請求項78に記載の方法であって、前記宣伝の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項83】
化学療法剤を開発するための、コンピュータにより実施される方法であって、該方法は、
トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するための化学療法剤を、販売手段によって販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項84】
請求項83に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項85】
請求項83に記載の方法であって、前記販売する工程の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項86】
化学療法剤を開発するための、コンピュータにより実施される方法であって、該方法は、
化学療法剤と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するためのトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体を、販売手段によって販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項87】
請求項86に記載の方法であって、前記販売する工程の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項88】
補助療法のための組成物であって、該組成物は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体において、根治手術の後に、無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量の、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体を、単一薬剤中に含み、該DFSまたは該OSは、該抗体の投与開始の少なくとも約1年間後に評価される、組成物。
【請求項89】
請求項74〜87のうちのいずれか1項に記載の方法を、コンピュータにおいて実施するためのコンピュータプログラム。
【請求項90】
コンピュータ読出し可能な記憶媒体であって、該媒体は、該媒体中に記録されたプログラムを有し、該プログラムは、請求項74〜87に記載の方法をコンピュータに実施させる、媒体。
【請求項91】
請求項74〜87のうちのいずれか1項に記載の方法をコンピュータにおいて実施するためのコンピュータプログラムを含む、通信媒体。
【請求項1】
補助療法の方法であって、該方法は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する有効量の抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを投与して、該被験体における無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させる工程
を包含し、該DFSまたは該OSを、処置開始の約2年間後〜5年間後に評価する、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイド、ビンカ、白金化合物、アロマターゼインヒビター、抗エストロゲン、エトポシド、チオテパ、シクロホスファミド、メトトレキサート、リポソームドキソルビシン、ペグ化リポソームドキソルビシン、カペシタビン、およびゲンシタビンからなる群より選択される、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記パクリタキセルと前記抗体とを、アントラサイクリンおよびシクロホスファミドの投与後に投与する、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体と化学療法との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、化学療法単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、方法。
【請求項10】
請求項7に記載の方法であって、前記パクリタキセルと前記抗体との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、該抗体を用いずにパクリタキセルで処置した被験体と比較して約50%減少させる、方法。
【請求項11】
請求項1に記載の方法であって、前記被験体は、高い癌再発リスクを有する、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、約50歳未満である、方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、直径2cmを超える腫瘍を有する、方法。
【請求項14】
請求項11に記載の方法であって、前記癌は、リンパ節陽性癌である、方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、前記被験体は、4〜9個の浸潤されたリンパ節を有する、方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法であって、前記被験体は、10個以上の浸潤されたリンパ節を有する、方法。
【請求項17】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、エストロゲンレセプター(ER)陰性である、方法。
【請求項18】
請求項11に記載の方法であって、前記被験体は、プロゲステロンレセプター(PG)陰性である、方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法であって、前記抗体は、インタクトな裸の抗体である、方法。
【請求項20】
請求項1に記載の方法であって、前記DFSまたは前記OSを、処置開始の4年後に評価する、方法。
【請求項21】
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体の集団において非転移性乳癌を治癒する方法であって、該方法は、
根治手術の後の該被験体集団に対して、有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイドを投与する工程;ならびに
約4年間後に該被験体集団を評価して、疾患再発が該集団のうちの少なくとも約80%において生じていないことを確認する工程;
を包含する、方法。
【請求項22】
請求項21に記載の方法であって、前記集団は、3000人以上のヒト被験体を含む、方法。
【請求項23】
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体集団において疾患の再発を減少する方法であって、該方法は、
有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイドを該被験体に対して、根治手術の後に投与する工程、
を包含し、約3年目における疾患再発は、タキソイド単独で処置した被験体と比較して少なくとも約50%減少される、方法。
【請求項24】
補助療法の方法であって、該方法は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを、治療標準である化学療法と比較して無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量で投与する工程
を包含し、該DFSまたは該OSを、処置開始の少なくとも約3年間、1年間当たり少なくとも1回評価し、該DFSは、該患者が生存したままであり少なくとも1年間癌の再発がない場合に伸長し、該OSは、処置開始から少なくとも1年間生存したままである場合に伸長する、方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法であって、該抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、方法。
【請求項26】
請求項24に記載の方法であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、方法。
【請求項27】
請求項24に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項28】
請求項27に記載の方法であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、方法。
【請求項29】
請求項24に記載の方法であって、前記抗体および化学療法剤の投与は、被験体集団において3年目における疾患再発を、該化学療法剤単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、方法。
【請求項30】
根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性を有すると同定された非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体を指示する方法であって、該ヒト被験体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とでの処置を受容する治療標準である化学療法によってのみ処置されている、方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項32】
請求項30に記載の方法であって、前記被験体を、指示される通りに処置する、方法。
【請求項33】
請求項32に記載の方法であって、前記処置は、少なくとも6ヶ月間継続する、方法。
【請求項34】
根治手術後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するための宣伝方法であって、該方法は、
(a)トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた化学療法剤;または
(b)化学療法剤と組み合わせた、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体;
を宣伝する工程;
を包含する、方法。
【請求項35】
請求項34に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項36】
請求項34に記載の方法であって、前記宣伝は、前記化学療法剤または前記抗体の商業的処方物が付随する包装挿入物による、方法。
【請求項37】
請求項34に記載の方法であって、前記宣伝は、医師または健康管理供給者への文書による伝達または口頭での伝達による、方法。
【請求項38】
請求項34に記載の方法であって、前記宣伝の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項39】
ビジネス方法であって、該方法は、
トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するための化学療法剤を販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項41】
請求項39に記載の方法であって、前記販売の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項42】
ビジネス方法であって、該方法は、
化学療法剤と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するためのトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体を販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項43】
請求項42に記載の方法であって、前記販売の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項44】
補助療法の方法であって、該方法は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体に対して、根治手術の後に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体を、単一薬剤として、無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量で投与する工程;
を包含し、該DFSまたは該OSを、該抗体の初期投与後の少なくとも約1年目に確認する、方法。
【請求項45】
補助療法のための組成物であって、該組成物は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体において、根治手術の後に、無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量の、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体と、少なくとも1種の化学療法剤とを、含み、該DFSまたは該OSは、該処置開始の約2年後〜約5年後に評価される、組成物。
【請求項46】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、組成物。
【請求項47】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、組成物。
【請求項48】
請求項45に記載の組成物であって、前記化学療法剤は、タキソイド、ビンカ、白金化合物、アロマターゼインヒビター、抗エストロゲン、エトポシド、チオテパ、シクロホスファミド、メトトレキサート、リポソームドキソルビシン、ペグ化リポソームドキソルビシン、カペシタビン、およびゲンシタビンからなる群より選択される、組成物。
【請求項49】
請求項48に記載の組成物であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、組成物。
【請求項50】
請求項49に記載の組成物であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、組成物。
【請求項51】
請求項50に記載の組成物であって、前記パクリタキセルと前記抗体とは、アントラサイクリンおよびシクロホスファミドの投与後に投与されるように処方されている、組成物。
【請求項52】
請求項51に記載の組成物であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、組成物。
【請求項53】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体と化学療法との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、化学療法単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、組成物。
【請求項54】
請求項51に記載の組成物であって、前記パクリタキセルと前記抗体との投与は、被験体集団において3年目の疾患再発を、該抗体を用いずにパクリタキセルで処置した被験体と比較して約50%減少させる、組成物。
【請求項55】
請求項45に記載の組成物であって、前記被験体は、高い癌再発リスクを有する、組成物。
【請求項56】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、約50歳未満である、組成物。
【請求項57】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、直径2cmを超える腫瘍を有する、組成物。
【請求項58】
請求項55に記載の組成物であって、前記癌は、リンパ節陽性癌である、組成物。
【請求項59】
請求項58に記載の組成物であって、前記被験体は、4〜9個の浸潤されたリンパ節を有する、組成物。
【請求項60】
請求項59に記載の組成物であって、前記被験体は、10個以上の浸潤されたリンパ節を有する、組成物。
【請求項61】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、エストロゲンレセプター(ER)陰性である、組成物。
【請求項62】
請求項55に記載の組成物であって、前記被験体は、プロゲステロンレセプター(PG)陰性である、組成物。
【請求項63】
請求項45に記載の組成物であって、前記抗体は、インタクトな裸の抗体である、組成物。
【請求項64】
請求項45に記載の組成物であって、前記DFSまたは前記OSを、処置開始の4年後に評価する、組成物。
【請求項65】
根治手術を行った、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体の集団において非転移性乳癌を治癒するための組成物であって、該組成物は、
有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイド
を含む、組成物。
【請求項66】
請求項65に記載の組成物であって、前記集団は、3000人以上のヒト被験体を含む、組成物。
【請求項67】
根治手術を行った、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体集団において疾患の再発を減少するための組成物であって、該組成物は、
有効量のトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))およびタキソイド
を含む、組成物。
【請求項68】
補助療法のための組成物であって、該組成物は、
根治手術の後の、非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体の治療標準である化学療法と比較して無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量で、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とを含み、
該DFSまたは該OSは、処置開始の少なくとも約3年間、1年間当たり少なくとも1回評価され、該DFSは、該患者が生存したままであり少なくとも1年間癌の再発がない場合に伸長し、該OSは、処置開始から少なくとも1年間生存したままである場合に伸長する、組成物。
【請求項69】
請求項68に記載の組成物であって、該抗体は、HER2に対するトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))の結合をブロックする、組成物。
【請求項70】
請求項68に記載の組成物であって、前記抗体は、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))を含む、組成物。
【請求項71】
請求項68に記載の組成物であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、組成物。
【請求項72】
請求項71に記載の組成物であって、前記タキソイドは、パクリタキセルまたはドセタキセルである、組成物。
【請求項73】
請求項68に記載の組成物であって、前記抗体および化学療法剤の投与は、被験体集団において3年目における疾患再発を、該化学療法剤単独で処置した被験体と比較して約50%減少させる、組成物。
【請求項74】
根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性を有すると同定されかつ治療標準である化学療法によってのみ処置されている非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体を指示するための、コンピュータにより実施される方法であって、該ヒト被験体に、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と少なくとも1種の化学療法剤とでの処置を受容するように、指示手段によって指示する工程、を包含する、方法。
【請求項75】
請求項74に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項76】
請求項74に記載の方法であって、前記被験体を、指示される通りに処置する、方法。
【請求項77】
請求項76に記載の方法であって、前記処置は、少なくとも6ヶ月間継続する、方法。
【請求項78】
化学療法剤を宣伝するための、コンピュータにより実施される方法であって、該方法は、
根治手術後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体におけるHER2陽性非転移性乳癌の処置を、宣伝手段によって宣伝する工程、
を包含し、該処置は、
(a)トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた化学療法剤;または
(b)化学療法剤と組み合わせた、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体;
を包含する、方法。
【請求項79】
請求項78に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項80】
請求項78に記載の方法であって、前記宣伝は、前記化学療法剤または前記抗体の商業的処方物が付随する包装挿入物による、方法。
【請求項81】
請求項78に記載の方法であって、前記宣伝は、医師または健康管理供給者への文書による伝達または口頭での伝達による、方法。
【請求項82】
請求項78に記載の方法であって、前記宣伝の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項83】
化学療法剤を開発するための、コンピュータにより実施される方法であって、該方法は、
トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するための化学療法剤を、販売手段によって販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項84】
請求項83に記載の方法であって、前記化学療法剤は、タキソイドである、方法。
【請求項85】
請求項83に記載の方法であって、前記販売する工程の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項86】
化学療法剤を開発するための、コンピュータにより実施される方法であって、該方法は、
化学療法剤と組み合わせた根治手術の後に高い癌再発リスクまたは低い生存可能性であると同定されるヒト被験体においてHER2陽性非転移性乳癌を処置するためのトラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2ドメインIVに結合する抗体を、販売手段によって販売して、該被験体の癌再発可能性を減少するかまたは該被験体の生存可能性を増加する工程;
を包含する、方法。
【請求項87】
請求項86に記載の方法であって、前記販売する工程の後に、前記化学療法剤と前記抗体との組み合わせを用いて前記被験体を処置することを行う、方法。
【請求項88】
補助療法のための組成物であって、該組成物は、
非転移性HER2陽性乳癌を有するヒト被験体において、根治手術の後に、無疾患生存(DFS)または全体的生存(OS)を伸長させるに有効な量の、トラスツズマブ(HERCEPTIN(登録商標))により結合されるHER2のドメインIVに結合する抗体を、単一薬剤中に含み、該DFSまたは該OSは、該抗体の投与開始の少なくとも約1年間後に評価される、組成物。
【請求項89】
請求項74〜87のうちのいずれか1項に記載の方法を、コンピュータにおいて実施するためのコンピュータプログラム。
【請求項90】
コンピュータ読出し可能な記憶媒体であって、該媒体は、該媒体中に記録されたプログラムを有し、該プログラムは、請求項74〜87に記載の方法をコンピュータに実施させる、媒体。
【請求項91】
請求項74〜87のうちのいずれか1項に記載の方法をコンピュータにおいて実施するためのコンピュータプログラムを含む、通信媒体。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【公開番号】特開2006−316040(P2006−316040A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−310518(P2005−310518)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2005年4月25日 ジェネンテック、インコーポレイテッドがジェネンテックのインターネットアドレス(http://www.gene.com/gene/news/press−releases/display.do?method=print&id=8327)にて発表
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−310518(P2005−310518)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2005年4月25日 ジェネンテック、インコーポレイテッドがジェネンテックのインターネットアドレス(http://www.gene.com/gene/news/press−releases/display.do?method=print&id=8327)にて発表
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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